今日の日本株|2026年7月22日の市場資金フロー|ザラ場高値から1,400円失速も日経は小反落

今日の日本株|2026年7月22日の市場資金フロー|ザラ場高値から1,400円失速も日経は小反落

今日の日本株|2026年7月22日の市場資金フロー|ザラ場高値から1,400円失速も日経は小反落

📉 日経 -0.18%(後場失速・ザラ場高値から約1,400円安) 🏆 判定 やや弱気 -3/±11 🌡 体温計 +1 ☀微熱
今日昨夜の米ハイテク高・SOX指数高(ナスダック+1.29%)を受け、日経は前場に一時6万7千円台まで買われたものの、後場に一転して急失速。ザラ場高値から終値まで約1,400円下げ、終値は66,115円(-0.18%)と小反落しました。TOPIXは+0.45%とまちまちです
中身主役は資源×金融のバリュー。中東情勢懸念でWTI原油+6.15%が急伸し、非鉄+3.25%・銀行+2.13%・卸売+1.84%・石油+1.45%が上位を独占。一方、朝高だった半導体は後場に失速し、資金は”攻めの半導体”から”バリュー”へ回帰しました
明日資源・金融・商社への資金回帰は継続とみます。ただ体温計は+1「微熱」に低下、D群過熱-3・騰落レシオ6日139.07と過熱は残存。鍵は今晩の米大手ハイテク決算で半導体が下げ止まるかどうかです

今日の日本株は、昨夜の米ハイテク株高・SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)高とTSMCの値上げ報道を受けて、前場は半導体・AI関連を中心に買いが先行し、日経平均は一時6万7千円台まで上昇しました。ところが後場に一転して急失速し、ザラ場高値から終値まで約1,400円を吐き出して、終値は66,115円(-0.18%)と小反落。今晩の米大手ハイテク決算を前にした様子見と利益確定売り、韓国株の失速・中東情勢の緊張が背景です。ただ相場全体が崩れたわけではなく、TOPIXは+0.45%とプラス。中東情勢を映したWTI原油+6.15%を追い風に、非鉄金属+3.25%・銀行業+2.13%・卸売業+1.84%の資源・金融が上位を占めました。今日は「朝の半導体買いが後場に失速し、資金がバリューへ回帰した」1日だった、と見ています。

7/21 に私が立てたシナリオが、本日どうなったかを最初に振り返っておきます。方向の”強弱”は指数の失速で半分外しましたが、過熱を警戒して置いた弱気トリガーが発動し、後場の急落を警戒の枠内で捉えられた1日でした。当たりも外れも、隠さず並べます。

自己採点 4.0 / 5.0 🟢 ①期待エリア:資源・金融(非鉄・銀行・卸売・石油)+商社の押し目は的中。本日の上位を独占(1.5/1.5) 🟢 ②警戒トリガー発動:弱気分岐A「灼熱化した過熱が反動安」が発動。後場の1,400円失速を警戒の枠内で捕捉(1.5/1.5) 🔶 ③メイン方向:「攻めへの資金回帰」は当てたが、「リスクオン反転の継続」は指数失速で外し(1.0/2.0)
  • ⭕ 的中期待エリアに置いた「資源・金融(鉱業・石油・非鉄・保険・銀行・証券)+商社の押し目」は的中しました。本日は非鉄金属+3.25%・銀行業+2.13%・卸売業+1.84%・石油+1.45%と資源・金融が上位を独占。商社も+1.39pt・7日連続の継続強で、”攻め=バリュー”への資金回帰という読みは当たりました。
  • 🔔 発動弱気分岐Aの警戒トリガー「騰落レシオ6日130超」が発動しました。本日は139.07まで過熱し、灼熱化した過熱が反動安を招くという警戒どおり、日経は前場高値から後場に約1,400円失速。過熱を疑って置いた保険が機能した形です。
  • ❌ 外れメインシナリオの「リスクオン反転が続く」という指数の強気の芯は外しました。実際は日経-0.18%・グロース250-1.07%、上昇比率も79.4%→53.6%へ後退。攻めへの回帰は当てましたが、半導体の後場失速で指数はプラスを維持できませんでした。
  • ➖ 不発最弱気分岐Bの警戒トリガー(WTI80ドル割れ/ナスダック-2%超/ドル円162円割れ)は、いずれも不発でした。本日はWTI+6.15%・ナスダック+1.29%・ドル円162.96で外部はむしろリスクオン。後場失速の主因は外部ではなく、国内の過熱と決算前の様子見でした。

総括:資源・金融への資金回帰と「上値の重さ」は当てました。とりわけ、①期待エリアに置いた資源・金融が実際の主役になり、②過熱を警戒して置いた弱気トリガー(騰落レシオ6日130超)が発動して、前場高値からの約1,400円失速を警戒の枠内で捉えられた——フレームワークが機能した日でした。反省もはっきりしています——「攻め(バリュー)への回帰は続くが、リスクオンの指数上昇は息切れする」という二段構えを、メインシナリオの本文でもっと前面に出すべきでした。半導体の朝高・後場失速まで読み筋に組み込めれば、指数が反落する方向まで置けたはずです。

本日の市場サマリー

前場は米ハイテク・SOX高で6万7千円台も、後場に一転失速して約1,400円安。TOPIXはプラスで、資金は半導体からバリュー(資源・金融)へ回帰しました。

主要指標
日経平均
-0.18%
66,115 円(後場失速・25日線乖離 -4.01%)
TOPIX
+0.45%
4,033 pt(25日乖離 +0.25%)
グロース250
-1.07%
696 pt(小型は劣後)
セクター・内部相場
最強業種
非鉄金属
+3.25% / 相対 +2.80pt
最弱業種
サービス業
-2.58% / 相対 -3.03pt
上昇銘柄比率
53.6%
新高値42 / 新安値2(差+40)
為替・米10年
¥162.96 / 4.63%
ドル円 +0.31円 / 米10年 +0.036pt

業種別資金フロー分析

上位は資源×金融(非鉄・銀行・卸売・石油)。下位は内需・小売・サービスという、半導体の朝高失速を受けたバリューへの資金回帰です。

値上がり業種 TOP5

値上がりは33業種のうち18。先頭は非鉄金属+3.25%(相対+2.80pt)で、中東情勢を映したWTI原油+6.15%の資源高と、電線・半導体材料への買いが重なりました。2位は銀行業+2.13%で、米10年金利4.626%への上昇を背景に利ざや期待の買い。3位卸売業+1.84%(三菱商事+4.80%)、4位石油・石炭製品+1.45%、5位ガラス・土石製品+1.41%と、上位は資源と金融がきれいに並びます。金利上昇と原油高というマクロのドライバーが、そのまま業種の並びに出た1日でした。半導体(電気機器)も+0.83%と辛うじてプラスを保ちましたが、これは太陽誘電・村田などMLCC勢の踏ん張りによるもので、装置株は失速しています。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属+3.25%+2.80pt三井金属+7.38%・住友電工+4.90%。原油高+電線・半導体材料で最強
2銀行業+2.13%+1.68pt米10年4.626%への金利上昇で利ざや期待。三菱UFJ+2.46%
3卸売業+1.84%+1.39pt三菱商事+4.80%。商社は7日連続の継続強で息が長い
4石油・石炭製品+1.45%+1.00ptWTI原油+6.15%の資源高が追い風。中東情勢の緊張を反映
5ガラス・土石製品+1.41%+0.96pt日東紡+1.44%等。素材・シリカ関連に資金

値下がり・劣後業種 TOP5

絶対値で下げた業種が15と、指数がプラス圏でも内部は広く売られました。最下位はサービス業-2.58%(相対-3.03pt)で、リクルート-4.76%・ベイカレント-3.67%・エムスリー-3.59%が重し。2位空運業-1.45%、3位小売業-1.43%(松屋-7.69%・高島屋-4.91%・資生堂は化学だが百貨店・小売に売り)、4位精密機器-1.33%、5位倉庫・運輸関連業-1.02%(澁澤倉庫-13.95%の急落)と、下位は内需・サービス・小型グロースが並びます。前日まで買われた内需・ディフェンシブが利益確定に押され、資金が資源・金融のバリューへ移った格好です。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1サービス業-2.58%-3.03ptリクルート-4.76%・ベイカレント-3.67%。内需グロースに利益確定売り
2空運業-1.45%-1.90pt原油高はコスト増要因。ディフェンシブ内需の一角も劣後
3小売業-1.43%-1.88pt松屋-7.69%・高島屋-4.91%。百貨店・内需に売り
4精密機器-1.33%-1.78pt日機装-3.76%等。半導体周辺の一角が後場失速に連動
5倉庫・運輸関連業-1.02%-1.47pt澁澤倉庫-13.95%が急落し業種を押し下げ

方向シグナル(5項目スコア)は相対流入10業種 vs 流出19業種で、判定は🌧️全面安寄り。TOPIXは+0.45%とプラスでも、値上がりは18/33・上昇銘柄比率53.6%と裾野は狭く、相対プラスに浮いたのは資源・金融が中心でした。参考までに、業界標準の2軸ではシクリカル-ディフェンシブ差が+1.23%、グロース-バリュー差が-0.37%。景気敏感(シクリカル)がディフェンシブに勝ち、バリューがグロースに勝つ——半導体の朝高失速を受けた”守りと成長からバリューへ”の資金移動が、内部の色として出ています。

テーマ別資金フロー

相対では商社が首位、金融・エネルギー・素材が続く。内需消費・生活防衛が強流出という、バリュー×資源への資金集中です。

1商社+1.39pt🔥 ⤴ +7日
2金融+0.79pt🔥 ◐ +2日
3エネルギー+0.77pt🔥 ⤴ +4日
4素材+0.51pt🔥 ◐ +2日
5製造業サイクル-0.01pt→ ◐ -2日
6テクノロジー-0.70pt💧 ↘ -2日
7輸送・物流-0.82pt💧 🔄 -2日
8生活防衛-0.88pt💧 🔄 -2日
9不動産・建設-0.93pt💧 ↘ -2日
10内需消費-2.46pt💧💧 ↘ -2日

首位の商社+1.39ptは卸売業(三菱商事+4.80%)を軸に、🔥流入で7日連続の継続強と、10テーマで最も息の長い主役です。2位金融+0.79ptは銀行・保険・証券がそろって買われ、金利上昇局面の追い風。3位エネルギー+0.77pt・4位素材+0.51ptも原油高・資源高で🔥流入し、上位4テーマはすべてバリュー×資源×金融で占められました。逆に最下位は内需消費-2.46ptで💧💧強流出。小売-1.88pt・サービス-3.03ptが押し下げ、生活防衛・不動産建設・輸送物流・テクノロジーもそろって流出側です。半導体(テクノロジー-0.70pt)が朝高から失速して流出に回り、資金がバリュー×資源へ一段と集中した——それが今日のテーマ像だと見ています。

3対立軸でみるマクロ文脈

3対立軸はそろって+2日プラスを維持。金利上昇・資源高・リスクオンが続き、バリュー優位を裏づけます。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+1.71pt+2日+7.29pt金融−不動産建設。金利上昇局面で銀行・保険買い。10日累計+7.29ptと厚い
資源軸+2.52pt+2日+4.05pt資源高。WTI+6.15%の原油高で非鉄・石油・商社が内需・輸送に大差
リスク軸+0.81pt+2日-1.45ptリスクオン。製造・テクノ・素材が生活防衛に勝つ。ただ10日累計はまだマイナス圏

ポイントは3対立軸がそろって+2日=プラスを維持したことです。とりわけ資源軸+2.52ptはWTI原油+6.15%の急伸を映し、金利軸+1.71ptは金利上昇局面での金融買い(銀行・保険・証券)を映しています。これは前日からの継続で、バリュー×資源×金融という主役が2日続けて資金を集めていることを示します。ただしリスク軸の10日累計は-1.45ptとまだマイナス圏で、半導体を含むグロースが本格的にリスクオンへ戻ったわけではありません。今日の指数失速が示すとおり、“攻めのバリュー”は強いが”成長のグロース”は上値が重い、という二極の相場が続いています。

本日の注目銘柄

今日シグナルが出たのは「値上がり率」「半導体への売買代金集中」「勝ち組と負け組のねじれ」の3枠。キオクシア1社で市場の約3割という集中が、失速相場でも核心です。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位は多木化学+9.46%(化学)で、英系ファンドの大量保有報告を材料に思惑買いが入りました。2位はインソース+9.35%(サービス業)、3位は富士紡ホールディングス+9.22%(繊維製品)です。上位には日本ケミコン+7.90%・KOA+6.18%・太陽誘電+6.73%といったMLCC・コンデンサ株が並び、半導体本体が失速するなかでも電子部品の一角には資金が向かいました。三井金属+7.38%・住友電工+4.90%の非鉄金属も上位で、原油高・資源高の追い風が個別にもはっきり出ています。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1多木化学(4025)化学+9.46%英系ファンドの大量保有報告で思惑買い
2インソース(6200)サービス業+9.35%中小型の逆行高。個別材料で急騰
3富士紡ホールディングス(3104)繊維製品+9.22%半導体研磨材(CMPパッド)関連として物色

売買代金集中 TOP3(キオクシア1社で市場の約3割)

売買代金TOP3はキオクシア+5.26%・太陽誘電+6.73%・アドバンテスト-0.15%で、いずれも半導体・電子部品の主力。とりわけキオクシア1社で約3兆3,315億円=東証プライム全体(10兆4,377億円)の約3割を占めました。半導体は朝高後に失速しましたが、キオクシア・太陽誘電・村田製作所+3.95%・イビデン+4.79%はプラスを保ち、失速したのは東京エレクトロン-0.92%・KOKUSAI-2.88%・SUMCO-2.95%の装置・シリコン勢でした。売買のエネルギーが半導体1社に極端に集中する構図は、指数が失速した日でも変わっていません。TOP3集中度は38.4%と前日の35.4%から上昇しています。

順位銘柄(コード)業種騰落率売買代金
1キオクシア(285A)電気機器+5.26%約3兆3,315億円(市場の約3割)
2太陽誘電(6976)電気機器+6.73%MLCCの主力。約3,973億円
3アドバンテスト(6857)電気機器-0.15%半導体テスターの主力。朝高後に失速し約2,834億円

勝ち組と負け組のねじれ(半導体の朝高失速 × バリュー回帰)

今日は「朝は半導体(成長)が買われ、後場はバリュー(資源・金融)へ資金が移った」1日でした。半導体はキオクシア+5.26%・太陽誘電+6.73%・村田+3.95%が踏ん張った一方、東京エレクトロン-0.92%・KOKUSAI-2.88%・SUMCO-2.95%は失速し、装置・シリコン勢が上値を切り下げています。代わって上げ幅を保ったのが、三井金属+7.38%・住友電工+4.90%・三菱商事+4.80%・三菱UFJ+2.46%の資源・商社・金融。前日まで買われた内需・サービス(リクルート-4.76%・資生堂-5.38%)は利益確定売りに押されました。過熱した”成長”が一服し、資源高・金利上昇を追い風にした”バリュー”が資金を集める——今晩の米ハイテク決算を前に、資金が”攻めのバリュー”へ寄った構図です。

市場体温計

日々の体温は前日の+5「灼熱」から+1「微熱」へ低下。ただ高温シグナルは1つ点灯したままで、過熱の芯は残っています。

Layer 1 日々の体温 +1/±5 ☀微熱 Layer 2 高温シグナル 1/4 点灯(RSI70超29.0%) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯 相場の質:中立(集中度38.4%・買い主導65%)

Layer1は5項目のうち加点が新高安スプレッド(+40)の1つだけで、上昇比率53.6%・値上がり業種18/33・日経TOPIX方向(日経マイナス/TOPIXプラスの分岐)・TOP10代金上昇7社はいずれも中立止まり。体温は前日の+5「灼熱」から+1「微熱」へ一気にクールダウンしました。ただし高温シグナルは依然1/4が点灯——RSI70超が29.0%と25%閾値を超えたままで、騰落レシオ6日も139.07と過熱ゾーンに残っています。低温シグナルは0/4。相場の質は集中度38.4%・買い主導率65%で「中立」です。前日の過熱が指数の後場失速で一部ガス抜きされたものの、過熱の芯(RSI70超・騰落レシオ)はまだ残っている、というのが今日の体温です。

本日のマクロ環境

前夜の米国株はハイテク主導で上昇。ただ今日の失速は、中東情勢によるWTI原油+6.15%急伸と、今晩の米ハイテク決算前の様子見が主導しました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
-0.18%
66,115円・後場失速
TOPIX
+0.45%
4,033pt・小幅高
グロース250
-1.07%
696pt・小型劣後
海外株式(前日終値)
NYダウ
+0.74%
52,454・堅調
ナスダック
+1.29%
26,203・ハイテク高
S&P500
+0.89%
7,604・最高値圏
為替・金利
ドル円
162.96
+0.31円・円安
米10年金利
4.626%
+0.036pt・上昇
VIX恐怖指数
17.38
-0.16・低位
資源・需給
WTI原油
$87.64
+6.15%・急伸
騰落25日
120.97
やや過熱
信用評価損益率
-4.95%
通常圏

前夜の米国株は、ナスダック+1.29%・S&P500+0.89%・ダウ+0.74%とハイテク主導で堅調で、SOX指数も高く、これが前場の半導体買いを誘いました。しかし日中の主役は原油です。中東情勢の緊張を映してWTI原油が+6.15%・87.64ドルへ急伸し、非鉄・石油・商社など資源株を支えた一方、コスト増・インフレ再燃の連想を呼びリスク資産の重しにもなりました。加えて米10年金利が4.626%へ上昇(銀行・保険に追い風)、ドル円162.96円の円安が続いています。今晩の米大手ハイテク決算を前に朝高した半導体には利益確定売りが出やすく、これが後場失速につながった——外部はリスクオンでも、国内は”決算待ち+原油高+過熱”で上値が重くなった、と見ています。

明日の注目ポイント

資源・金融・商社への資金回帰は継続とみます。ただ過熱は残存し、鍵は今晩の米大手ハイテク決算で半導体が下げ止まるかどうかです。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸はそろって+2日でプラスを維持。金利軸+1.71pt・資源軸+2.52pt・リスク軸+0.81ptで金利上昇・資源高・リスクオン。ただしリスク軸の10日累計は-1.45ptとまだマイナス圏
  • 体温計はLayer1が+1「微熱」へクールダウン。ただし高温シグナルが1/4点灯(RSI70超29.0%)・騰落レシオ6日139.07も過熱ゾーン。外部は米株高だが今晩の米ハイテク決算・中東情勢が波乱要因
マクロは金利上昇・資源高でバリュー優位。ただし過熱の芯が残り、外部イベント(決算・原油)待ちで上値は重い
層2:テーマ10テーマの動き
  • “バリュー×資源×金融”が主役。商社+1.39pt(+7日)・金融+0.79pt・エネルギー+0.77pt・素材+0.51ptが🔥流入で上位を独占
  • “成長と守り”が流出。内需消費-2.46pt(💧💧強流出)・テクノロジー-0.70pt・生活防衛-0.88pt。半導体が朝高から失速して流出に回った
資金は半導体(成長)と内需(守り)から、資源・金融・商社(攻めのバリュー)へ集中。バリューローテーション継続
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは相対流入10 < 流出19業種で🌧️全面安寄り。TOPIX+0.45%でも値上がり18/33・上昇比率53.6%と裾野は狭い
  • 本日の核心は半導体の朝高後場失速。キオクシア≒市場の約3割の集中は継続し、装置株(東エレ・KOKUSAI・SUMCO)が失速。過熱D-3が残る
上げは資源・金融・商社に集中し、内部の裾野は狭い。半導体1社集中と過熱は指数の振れを大きくする要因
3層の見立ては一致:マクロ・テーマ・業種の3層とも「資源高・金利上昇を追い風にしたバリュー×資源×金融への資金回帰、半導体は失速で上値が重い」という同じ絵を描いています。バリュー物色の継続は堅そう、ただし半導体の失速と過熱(D-3)で指数は上値の重い展開——これが私の本日の読み方です。だとすれば明日の最大の分岐は、今晩の米大手ハイテク決算で半導体が下げ止まるか。ここが崩れると、市場の約3割を占めるキオクシアの値動きが指数全体を大きく振らすリスクが出てきます。
📊 メインシナリオ:資源高(WTI+6.15%)・金利上昇を追い風に、資源・金融・商社(バリュー)への資金回帰が続く。一方、半導体は米ハイテク決算通過まで戻り売り優勢で、過熱(D-3・騰落レシオ6日139)を伴い指数は上値が重い

明日は、バリュー×資源×金融の物色が続くとみています。ただ、指数を動かすのは値がさ半導体で、今晩の米大手ハイテク決算次第では朝の方向が大きく振れます。体温計は+1「微熱」へ下がったものの高温シグナルは点灯したままで、過熱がクールダウンし切ったわけではありません。決算が失望なら、市場の約3割を占めるキオクシアの反落が指数全体を押し下げるリスクに注意しておきたいところです。

  • 期待エリア:資源・金融・商社(非鉄・銀行・卸売・石油)。WTI87.64ドルの資源高と金利上昇局面が続くうちは主役継続とみます。商社は+7日の継続強で息が長く、押し目を分割で拾いやすい一角です。ただTOP3集中38.4%と過熱気味のため深追いは禁物
  • 継続性試金石:今晩の米ハイテク決算後に半導体(キオクシア・東エレ)が下げ止まるか/上昇銘柄比率53.6%が回復するか/騰落レシオ25日120.97の過熱がクールダウンに向かうか/新高安+40を保てるか
  • 一服警戒:内需・小売・サービス(資生堂-5.38%・リクルート-4.76%・松屋-7.69%)への資金流出。反発狙いは騰落レシオ25日120.97の過熱一服を見極めてから小口で。飛びつきは禁物です
  • マクロ材料注視:今晩の米大手ハイテク決算、WTI87.64ドルの中東プレミアム持続、米10年4.626%・ドル円162.96の金利上昇/円安、VIX17.38の低位、韓国株の動向

分岐リスクと警戒トリガー

🌡️ 弱気分岐A:半導体の失速が続き、過熱の反動安

今日はLayer1が+1へ下がったとはいえ高温シグナル点灯・D群過熱-3・騰落レシオ6日139.07。今晩の米ハイテク決算が失望なら、朝高後場失速の流れが翌日も続き、過熱の反動安が出やすい地合いです。とくに売買代金の約3割を占めるキオクシアの値動きが、指数全体を大きく振らす点に注意しておきたいところです。

警戒トリガー:キオクシアの反落(-5%超)or 騰落レシオ25日125超 or 米大手ハイテク決算が失望

⚡ 最弱気分岐B:中東情勢悪化でWTI急騰→インフレ・金利懸念

今日の原油高(WTI+6.15%)は中東情勢の緊張が背景です。ここからさらにWTIが急騰すると、資源株にはプラスでも、インフレ再燃・金利上昇懸念からハイテク・グロースが売られ、指数全体がリスクオフに傾くリスクがあります。資源高は諸刃の剣です。

警戒トリガー:WTI90ドル超 or 米10年4.7%超 or VIX20超
🎯 シナリオ信頼度
中。資源高・金利上昇を追い風にしたバリュー×資源×金融への資金回帰は2日連続で明確、この物色の継続自体は読みやすい局面です。ただ、指数を動かす半導体の方向が今晩の米大手ハイテク決算という大イベント次第で、朝の寄り付きから大きく振れる可能性があります。過熱(D-3)も残るため、バリューの押し目は狙いつつ、半導体は決算通過を確認してから——という慎重さを持っておきたい、という気がします。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや弱気(スコア:-3/±11)

  • A トレンド:-2 TOPIX+0.45%は横ばい圏だが、日経-TOPIX差-0.63pt・グロース-TOPIX差-1.52ptで大型・小型ともTOPIXに劣後。指数の失速を反映
  • B 幅・需給:+1 値上がり18/33・上昇比率53.6%は中立だが、新高安+40(高値42/安値2)がプラス。裾野は狭いが需給の芯は残る
  • C 勢い:+0 シクリカル-ディフェンシブ+1.23%はプラスだが、RSI70超29.0%の過熱がマイナスで相殺
  • D 過熱調整:-3 RSI70超29.0%・騰落レシオ25日120.97で過熱ブレーキ-2、TOP3集中度38.4%で-1。最大の減点要因
  • E マクロ:+1 前夜の米株はナスダック+1.29%・S&P+0.89%と堅調でプラス。VIX17.38は中立レンジ

判定根拠:マクロ(E+1)と需給(B+1)が下支えする一方、指数失速によるトレンド悪化(A-2)と過熱(D-3)が重石となり、総合は-3「やや弱気」に着地しました。前日の+2から5ポイントの悪化です。中身は米ハイテク・SOX高で朝高した半導体が後場に失速し、ザラ場高値から約1,400円を吐き出したこと。資金は資源・金融のバリューへ回帰しましたが、指数を動かす半導体の失速と過熱が重なり、上値の重い展開になりました。過熱を伴うバリューローテーションで、指数は方向感が出にくい——それが本日の結論です。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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