今日の日本株|2026年4月28日の市場資金フロー|銀行・建設急騰でセクターローテーション本格化
- その他金融業(+6.56%)・建設業(+5.81%)・鉱業(+4.91%)・銀行業(+4.78%)の金融・建設・資源主導で、TOPIX+0.99%・上昇業種30/33のブロード上昇
- 日経-1.02%は値嵩テック逆行安が主因。ソフトバンクグループ-9.86%・アドバンテスト-5.56%・日東電工-9.06%で大型ハイテクが急落
- 日銀は金利据え置き、出尽くしで銀行株は後場一段高。値がさ半導体一極相場から幅広い物色への転換が見えてきました
マーケットサマリー
| 指標 | 本日値 | 前日比 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 59,917.24 | -1.02% | 3日ぶり反落・60,000円割れ |
| TOPIX | 3,772.19 | +0.99% | 逆行高・幅広く買われる |
| グロース250 | 774.22 | +1.53% | 中小型グロースも逆行高 |
| ドル円 | 159.60円 | +0.23円 | 円安方向・輸出株軽度追風 |
| 米10年金利 | 4.336% | +1.4bp | 4.3%台維持 |
| VIX | 18.44 | -0.26 | 中立圏(15-25)維持 |
| NYダウ | 49,167.79 | -0.13% | 最高値圏で利益確定 |
| ナスダック | 24,887.10 | +0.20% | 最高値圏で踊り場 |
| WTI原油 | 99.06 | +3.01% | 100ドル台目前・資源株支援 |
| 騰落レシオ25日 | 99.35 | - | 中立(120以上で過熱) |
業種別資金フロー分析
業種別では、これまで弱かった金融・建設セクターが一気に主役に躍り出ました。最強はその他金融業(+6.56%)で、オリックス+9.83%が指数を押し上げ。次いで建設業(+5.81%)・鉱業(+4.91%)・銀行業(+4.78%)・電気・ガス業(+3.45%)とバリュー系が上位を占めます。一方で、シクリカル-ディフェンシブ差は-0.13%と拮抗しており、リスクオン/オフの方向感は明確には出ていません。むしろ「これまで動いていなかったセクターを買う」という需給主導のローテーションが起きた印象です。
下位を見ると、情報・通信業-2.54%・電気機器-2.09%が逆行安。ソフトバンクグループや東京エレクトロン、アドバンテストなど日経をけん引してきた値嵩株がまとめて売られました。日経-TOPIX乖離差は-2.01ptで、これは20年ぶり水準の二極化です。とはいえ全1,540銘柄の82.6%が上昇し、上昇業種は30/33。広範な買いの中で値嵩テックだけが取り残された、というのが今日の構図ですね。
値上がり業種 TOP5
| 順位 | 業種名 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | その他金融業 | +6.56% | +5.57pt | オリックス+9.83%・日本取引所G+5.94%。最強セクター |
| 2 | 建設業 | +5.81% | +4.82pt | 清水建設+9.42%・鹿島建設+9.15%・大成建設+7.91%でゼネコン総買い |
| 3 | 鉱業 | +4.91% | +3.92pt | WTI原油+3.01%が支え。INPEX等が物色 |
| 4 | 銀行業 | +4.78% | +3.79pt | りそなHD+9.14%・ふくおかFG+8.00%・千葉銀+7.87%。日銀据え置きの出尽くし買い |
| 5 | 電気・ガス業 | +3.45% | +2.46pt | 東京瓦斯+7.17%・東京電力+5.27%。ディフェンシブにも資金が回る |
値下がり業種 TOP5
| 順位 | 業種名 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 情報・通信業 | -2.54% | -3.53pt | ソフトバンクG-9.86%が直撃。野村総研-2.18%も下落 |
| 2 | 電気機器 | -2.09% | -3.08pt | アドバンテスト-5.56%・日立-5.77%・東京エレク-4.14%・ファナック-4.07%で半導体総崩れ |
| 3 | 空運業 | -0.40% | -1.39pt | ANA HD-1.42%。年初来安値更新2銘柄で需給悪化 |
| 4 | 非鉄金属 | +0.41% | -0.58pt | 三井金属+5.27%は健闘するも、フジクラ-1.04%が重し |
| 5 | パルプ・紙 | +0.46% | -0.53pt | 絶対値はプラスだが市場平均には届かず |
値下がりTOP5はちょっと特徴的で、空運業以外は絶対値ではプラスなんですよね。本日のTOPIXが+0.99%と強かったため、「上昇したけれど市場平均より弱い」業種が下位に並びました。実質的なマイナス業種は情報・通信業・電気機器・空運業の3業種だけで、いわゆる「全面安」とは正反対の様相です。中でも電気機器は半導体・産業ロボットの主力銘柄が軒並み売られ、これまでの主役が一斉に降板した格好。銀行・建設に資金がローテーションした分の原資が、ここから抜けたと考えると分かりやすいです。
市場の予測:市場は据え置きを織り込んでいたため、出尽くし感から銀行株は後場にかけて一段高となりました(りそなHD+9.14%・三井住友FG+4.52%・三菱UFJ+3.12%)。
下のヒートマップで、ここ10営業日の業種別パワーバランスがどう動いているかをご確認ください。電気機器・情報・通信業がここまで累積1〜2位を維持してきた構図が、本日になって一気に崩れた様子が見て取れます。
テーマ別資金フロー
10テーマでは、本日の主題は「金融主導のリスクオフ(ディフェンシブ優位)相場 × テクノロジー下落」となりました。資源軸+0.92pt・金利軸+0.23ptで資源とバリューに資金がシフトする一方、リスク軸-1.55ptでテクノロジー・素材・製造業サイクル群はディフェンシブに対して劣後。これまで6営業日続いていた資源優位(インフレ期待)の流れに加えて、本日は金融軸も加わってきた点が特徴的です。
+2.78pt(3日平均+0.50pt/6日累計+0.27pt)
銀行業・証券業・その他金融業が3拍子そろって上昇。その他金融業+5.57 vs 保険業+0.85で内部の温度差はあるものの、テーマ全体では1位
+2.56pt(3日平均+0.42pt/6日累計-0.59pt)
建設業+4.82 vs 不動産業+0.29で建設が独走。清水・鹿島・大成のゼネコン3社が9%超の急騰
+2.28pt(3日平均+0.11pt/6日累計-6.48pt)
WTI原油+3.01%を背景に鉱業+3.92 vs 石油・石炭製品+0.64で温度差あるが、6営業日連続の流出からの反発局面
+1.18pt(3日平均-0.45pt/6日累計-4.63pt)
医薬品+1.02・電気・ガス業+2.46などディフェンシブも買われ、急増銘柄数も2→8に増加傾向
+1.04pt(3日平均+0.18pt/6日累計-3.41pt)
卸売業+1.04ptが単独で底堅く。買主率100%とTOP100銘柄は全銘柄が買い主導
+0.30pt(3日平均-0.09pt/6日累計-1.88pt)
機械+0.30・輸送用機器+0.31で揃って小幅プラス。住友重機+6.10%・ジェイテクト+8.09%は強い
+0.27pt(3日平均-0.63pt/6日累計-5.29pt)
海運業+1.27 vs 空運業-1.39で拮抗。NIPPON EXPRESS+8.30%が物流側を支える
+0.14pt(3日平均-0.34pt/6日累計-1.73pt)
サービス業+0.87・小売業+0.21・食料品+0.52で揃って上昇。急増銘柄も4→12に増加傾向
+0.06pt(3日平均+0.15pt/6日累計-1.26pt)
鉄鋼+0.73・非鉄金属-0.58・化学+0.04で揃って上昇するも、市場平均並み
-1.46pt(3日平均+0.14pt/6日累計+1.46pt)
精密機器+0.16 vs 電気機器-3.08で大型半導体が崩れる。買主率33%と売り主導
個人的には、これまでテクノロジーが累積1位を維持してきた中で、本日突然10位に転落したのが印象的でした。連続日数も「-1日」となっており、流出は本日始まったばかり。明日以降に流出が続くのか、それとも値嵩テックの押し目買いで反発するのかが翌日の最大の焦点です。一方で、金融・不動産建設・エネルギーの上位3テーマは「+1日目」の流入なので、こちらも継続性はこれから検証されることになります。
資金ローテーション分析
・シクリカル vs ディフェンシブ:非鉄・機械・電気機器・化学の平均 ー 医薬品・食料品・電気ガスの平均
・グロース vs バリュー:情報通信・サービス・精密機器の平均 ー 銀行・保険・証券の平均
| ローテーション軸 | 差分 | 本日値 | 判定 |
|---|---|---|---|
| シクリカル(+0.83%) − ディフェンシブ(+0.96%) | -0.13% | 拮抗 | 中立(両方ほぼ均等) |
| グロース(IT)(+0.08%) − バリュー(金融)(+2.38%) | -2.30% | バリュー優位 | 明確なバリュー選好 |
2軸を並べると、本日の主役がバリュー(金融)であることがはっきり分かります。特にグロース-バリュー差-2.30%は閾値±1.0%を大きく超えていて、「グロース→バリューへの資金移動」のシグナルとしては信頼度が高い1日でした。一方でシクリカル-ディフェンシブ差は-0.13%とほぼゼロpt。「景気拡大か後退か」というマクロの方向性ではなく、純粋に「これまで動かなかった金融・建設を物色する」需給主導の動きだったということが読み取れます。
33業種の流入・流出シグナル
本日のシグナル判定をまとめると、流入10業種 vs 流出20業種(差:-10業種)/中立3業種。表面のTOPIX+0.99%・30/33業種上昇というブロード相場とは裏腹に、2日トレンドベースで見ると流出側が圧倒的に多い「⚡資金集中相場」と診断されます。直近のシグナル蓄積で見れば、上昇の裾野はまだ十分に広がっていない、という結果になりました。
🔥 本格流入(6業種):機械 / 精密機器 / 化学 / 銀行業 / 金属製品 / ガラス・土石製品
🟢 兆し(1業種):非鉄金属
○ 本日のみ(3業種):電気・ガス業 / その他金融業 / 建設業
❄️ 本格流出(12業種):海運業 / 食料品 / 医薬品 / 陸運業 / 水産・農林業 / 保険業 / 証券・商品先物業 / 不動産業 / 石油・石炭製品 / パルプ・紙 など12業種
🔵 兆し(8業種):情報・通信業 / 鉱業 / 鉄鋼 / 輸送用機器 / 空運業 / 繊維製品 / ゴム製品 / その他製品
○ 本日のみ:該当なし
個人的に注目したいのが、本日急騰した業種の中での「本格流入」と「本日のみ」の違いです。銀行業(+4.78%)は2日連続のトレンドとして🔥本格流入ですが、その他金融業(+6.56%)・建設業(+5.81%)は○本日のみ止まり。同じ大幅高でも、銀行業のリレーティングは継続性が期待できる一方、建設・その他金融はまだ突発的な動きで、明日も買われ続けるかが本物のローテーションへの分岐点になります。機械・精密機器・化学なども🔥本格流入で、製造業の一部にはコツコツ資金が積み上がっていることが分かります。
流出側を見ると、本日上昇したはずの鉱業(+4.91%)・鉄鋼(+1.72%)・輸送用機器(+1.30%)が🔵兆し(流出)に分類されているのが面白いところ。本日は買われたものの、2日トレンドではまだ流出基調が抜けていない、ということですね。逆に言えば、これらの業種は「明日も買われれば兆し→本格流入のトレンド転換が確認できる」候補とも言えます。情報・通信業の流出兆しは、SBG-9.86%の影響でこのまま❄️本格流出に進むリスクがあり、警戒したいところです。
本日の注目銘柄
値上がり率 TOP3
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | オリックス | 8591 | その他金融業 | +9.83% | +8.84pt |
| 2 | 清水建設 | 1803 | 建設業 | +9.42% | +8.43pt |
| 3 | 鹿島建設 | 1812 | 建設業 | +9.15% | +8.16pt |
売買代金集中 TOP3
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシアホールディングス | 電気機器 | +2.40% | 9,504億円 | テック逆行安の中で唯一プラス、半導体の中では強さを維持 |
| アドバンテスト | 電気機器 | -5.56% | 5,964億円 | 日経寄与度トップ級が大幅安、相場の主役交代を象徴 |
| ソフトバンクグループ | 情報・通信業 | -9.86% | 5,271億円 | 本日の値下がり率1位、日経-1.02%の最大寄与 |
注目銘柄を見ると、本日は「売買代金TOP3が日経下落の主犯」という構図でした。キオクシアこそ+2.40%でしたが、SBG-9.86%・アドバンテスト-5.56%の2銘柄だけで日経平均を100円以上押し下げた計算です。一方で値上がり率TOP3はオリックスと建設大手2社が独占し、本日のセクターローテーションを最も体現する顔ぶれとなりました。
最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)
急騰銘柄の中から「過熱はあるが地合いも強い」候補を抽出した結果、本日も山洋電気・アンリツ・ミライト・ワン・住友重機械工業など製造業の中堅銘柄が目立ちました。電気機器がセクターとしては-2.09%と大きく崩れる中で、個別では年初来高値を更新する銘柄も残っていることが分かります。
| 銘柄名 | コード | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山洋電気 | 6516 | +5.72% | +4.73pt | +3 | ⚠ やや過熱 |
| アンリツ | 6754 | +5.83% | +4.84pt | +2 | ◐ 中立 |
| ミライト・ワン | 1417 | +4.63% | +3.64pt | +3 | ⚠ やや過熱 |
| 住友重機械工業 | 6302 | +6.10% | +5.11pt | +2 | 🔥 強上げ |
| 有沢製作所 | 5208 | +2.28% | +1.29pt | +2 | ◐ 中立 |
高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)
本日は年初来高値更新が12銘柄。電気機器セクターでも内部に新高値が5銘柄あるのが面白いですね。テック全体は逆行安でも、選別された個別株は逆風下でも上値を取ってきている、という構図です。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| NIPPON EXPRESS | 9147 | 陸運業 | +8.30% | +7.31pt | +2 |
| SMC | 6273 | 機械 | +2.01% | +1.02pt | +2 |
| 信越化学工業 | 4063 | 化学 | +1.90% | +0.91pt | +2 |
| NGK | 5333 | ガラス・土石製品 | +1.24% | +0.25pt | +0 |
売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-8%)
RSI30以下銘柄比率が31.5%(市場体温計の低温シグナル1つ目)と高めで、極端に売られた銘柄が増えています。ただし、本日点灯した低温シグナルは1/4止まり。逆張り狙いの方は、複数のシグナルが揃ってからの方が安全です。
| 銘柄名 | コード | RSI | 乖離率 | 出来高倍率 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ヨシムラ・フード・HD | 2884 | 3.95 | -20.6% | 1.52倍 | +0.15% |
| ピー・シー・エー | 9629 | 5.73 | -17.1% | 0.68倍 | -13.02% |
| パソナグループ | 2168 | 5.76 | -10.3% | 1.47倍 | -0.54% |
| 東急 | 9005 | 10.37 | -8.3% | 1.52倍 | +1.05% |
| サイゼリヤ | 7581 | 12.02 | -12.6% | 0.67倍 | -0.19% |
踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)
| 銘柄名 | コード | 信用倍率 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 東和銀行 | 8558 | 0.87 | +5.73% | +4.74pt | +1 |
| 山洋電気 | 6516 | 0.91 | +5.72% | +4.73pt | +3 |
| バリューHR | 6078 | 0.49 | +5.51% | +4.52pt | +0 |
| 日阪製作所 | 6247 | 0.90 | +5.19% | +4.20pt | +0 |
| いちよし証券 | 8624 | 0.56 | +5.19% | +4.20pt | -1 |
勝ち組セクターの中核株(業種相対騰落≥+1.0pt × RSI≥50 × 売買代金TOP50)
本日は、これまで弱かった金融セクターに勝ち組の中核株が一気に登場してきました。オリックスは値上がり率1位、りそなHD・三井住友FGは銀行業の中核です。日銀据え置きを契機に銀行株のリレーティングが始まったとすると、もうしばらく続伸継続かに注目です。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|
| オリックス | 8591 | その他金融業 | +9.83% | +1 |
| りそなHD | 8308 | 銀行業 | +9.14% | +0 |
| 三井住友FG | 8316 | 銀行業 | +4.52% | -1 |
負け組セクターの中核株(業種相対騰落≤-1.0pt × RSI≤50 × 売買代金TOP100)
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|
| NTT | 9432 | 情報・通信業 | -0.07% | -3 |
| KDDI | 9433 | 情報・通信業 | +2.44% | +0 |
| 野村総合研究所 | 4307 | 情報・通信業 | -2.18% | +0 |
| キヤノン | 7751 | 電気機器 | +3.00% | -1 |
| ソニーグループ | 6758 | 電気機器 | +1.44% | -2 |
先行指標分析(市場体温計)
東証プライム全銘柄ベースで見た本日の体温は、Layer1合計+2(☀微熱・やや強気)。中身は「広範な上昇」を示す3項目(上昇銘柄比率・値上がり業種数・新高値-新安値スプレッド)が+判定で、需給は確かに改善しました。ただ「日経・TOPIX方向」「TOP10売買代金上昇数」が0判定にとどまり、大型株の中身は二極化したまま、というのが今日の特徴です。
| 指標 | 本日値 | 警戒水準 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 上昇銘柄比率 | 82.6% | ≤35% | +1(広範な買い) |
| 値上がり業種数 | 30 / 33 | ≤11 | +1(30業種上昇) |
| 新高値-新安値スプレッド | +7 | ≥+30で強気 | 0(やや改善) |
| 日経・TOPIX方向 | 日経- TOPIX+ | 両方+で+1 | 0(値嵩偏重) |
| TOP10売買代金上昇数 | 4 / 10 | ≥8で+1 | 0(半数のみ) |
| RSI70超銘柄比率 | 4.2% | ≥25%で過熱 | 未達(17%) |
| 日経225 25日乖離率 | +6.50% | ≥+8%で過熱 | 未達(81%) |
| 騰落レシオ25日 | 99.35 | ≥125で過熱 | 未達(中立) |
天底スコア(複合シグナル)
天井・底値の転換点接近を捉える複合シグナルでは、本日は底値スコア1/4のみが点灯。過熱はゼロですが、RSI30以下の極端売られゾーンが31.5%と高く、内部で売られすぎ銘柄が増えていることが分かります。日経-25日乖離率+6.50%は閾値+8%まで残り1.5ポイントで、過熱予兆として頭に入れておきたいところです。
- ☐ RSI70超銘柄比率:4.2%(基準25% / 進捗17%)
- ☐ 日経225 25日乖離率:+6.50%(基準+8% / 進捗81%)
- ☐ 騰落レシオ25日:99.35(基準125 / 進捗79%)
- ☐ 信用評価損益率:-4.46%(基準-3% / N/A)
- ☑ RSI30以下銘柄比率:31.5%(基準15% / 進捗200%)✅点灯
- ☐ 日経225 25日乖離率:+6.50%(基準-6% / 進捗0%)
- ☐ 信用評価損益率:-4.46%(基準-15% / 進捗30%)
- ☐ 弱気パーフェクトオーダー比率:15.8%(基準35% / 進捗45%)
天井スコアは未点灯で短期過熱は確認されず、底値スコアも1点だけなので転換点というほどでもない、文字どおりの「中立・微熱」です。ただし日経の25日乖離率+6.50%はじわじわ警戒水準に近づいてきているので、今後さらに日経が上値を取ると過熱シグナル点灯の可能性が高まります。本日の調整がむしろ過熱手前で一服したという見方もできますね。
本日のマクロ環境
その他金融+6.56%・建設+5.81%・鉱業+4.91%・銀行+4.78%が牽引。これまでの値嵩半導体一極相場から、幅広い業種への物色変化が鮮明になりました。日銀の据え置き決定もタイミング的に銀行株を後押しした格好です。
電気機器-2.09%・情報通信-2.54%で値嵩半導体・大型ハイテクが急落。SBG-9.86%・キオクシア+2.40%・アドバンテスト-5.56%。日経-TOPIX乖離差-2.01ptは20年ぶり水準の二極化です。
中小型グロースは堅調で、テクノロジー大型株からの資金流出を吸収する動き。情報通信を除けば全業種上昇のブロード相場で、需給の裾野が広がっています。
高値12銘柄・安値5銘柄で高安比率70.6%(強気圏)。広範な上昇相場の裏付け。前日の14.9%から大幅に改善し、新規の強気銘柄が増えています。
明日の注目ポイント
先回りチェックリスト
今日の3軸連携で浮かび上がったのは、以下の3つの特筆シグナルでした。
代金TOP100のうち24銘柄がテクノロジーで、合計29,322億円・市場シェア43.7%という極端な集中。しかも買主率33%と売り主導です。SBG-9.86%・アドバンテスト-5.56%が市場の現金を吸い込みつつ売られているという、本日の最大の流出シグナルになります。
代金TOP100は10銘柄・買主率80%、急増CSVも5銘柄・買主率60%で、大型主導で素材セクターに資金が入っています。トクヤマ-4.62%・日東電工-9.06%が含まれる一方で、ガラス・土石製品+1.44%・鉄鋼+1.72%が下支えする展開です。
金融テーマは代金TOP100で11銘柄・買主率91%、急増CSVも15銘柄・買主率87%と、大型・中小型ともに買い主導が圧倒的。テーマpt+2.78と本日の流入1位です。明日以降の継続性も期待できる構造ですね。
テーマ別の統合判定を見ると、◎全体流入が金融1テーマ、🔥大型主導が素材・テーマ外の2テーマ、🌱初動が内需消費1テーマ、💧流出がテクノロジー1テーマ、残りは→中立。注目すべきは、テクノロジーが代金シェア43.7%を占めながら売り主導という構造で、市場の主役交代が一過性なのか持続的なのかを今後数日でじっくり見極めたいところです。
| 順位 | テーマ | 代金シェア | 急増買主率 | 統合判定 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | テクノロジー | 43.7% | 45% | 💧 流出 |
| 2 | 素材 | 11.5% | 60% | 🔥 大型主導 |
| 4 | テーマ外 | 11.2% | 38% | 🔥 大型主導 |
| 5 | 金融 | 8.2% | 87% | ◎ 全体流入 |
| 6 | 内需消費 | 4.0% | 83% | 🌱 初動 |
| 9 | 不動産・建設 | 1.7% | 100% | → 中立 |
翌日のシナリオ分析
- 金融・建設・鉱業のバリュー3兄弟が続伸し、TOPIX高値更新へ
- 米株最高値圏停滞でも、日本独自のローテーション需給で底堅い展開
- WTI100ドル台乗せで鉱業がさらに加速、円安維持で輸出株も復調
- 日銀据え置き継続で銀行株のリレーティング進行
- SBG・アドバンテスト売りが続き、テクノロジー一極集中の解消が他セクターにも波及
- 米テック決算ウィークで悪材料が出ると、半導体グローバルに連鎖安
- 日経25日乖離+6.50%が+8%閾値に到達、過熱シグナル点灯リスク
- VIX18台は楽観過ぎで、リスクイベントへの感応度が高まりやすい
- 🟢 最注目セクター(連続流入):その他金融業(+6.56%)・建設業(+5.81%)・銀行業(+4.78%)。明日も継続流入なら本物のローテーション
- 🟢 新規流入期待:内需消費(急増銘柄数4→12に増加傾向)・生活防衛(同2→8に増加傾向)。買主率80%超で底堅さ確認
- 🔴 警戒(流出継続):情報・通信業(-2.54%)・電気機器(-2.09%)。SBG・アドバンテスト・日東電工に売り圧力残存
- 🟡 翌日の注目点:米テック決算ウィーク・米株最高値圏での反落リスク・WTI原油100ドル乗せの可否
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+2/11)
スコア内訳:
- A トレンド:+1/3(TOPIX+0.99%は強いが、日経-TOPIX差-2.01pt・グロース-TOPIX差-2.30ptで二極化)
- B 幅・需給:+2/3(30/33業種上昇・上昇銘柄比率82.6%でブロード上昇、新高値-新安値+7銘柄は中立)
- C 内部エネルギー:+0/3(シクリカル-ディフェンシブ差-0.13%で拮抗、急増銘柄+2.18%は強いがRSI50+が25.6%で勢い不足)
- D 過熱調整:-1(⚠売買代金TOP3集中度30.9%が警戒シグナル発動。SBG・アドバンテスト・キオクシアの寡占)
- E マクロ:+0/2(ナス+0.20%・S&P+0.12%で米株合算+0.32%は中立、VIX18.44も中立圏)
判定根拠:A群のトレンドは指数間で割れていますが、B群の幅・需給は明確にプラス。30/33業種が上昇したブロード相場で、これまでの値嵩テック一極から幅広い物色への転換が見えた1日でした。一方でD群はTOP3集中度30.9%で警戒シグナルが発動。日経-1.02%の主因は売買代金TOP3に偏った大型ハイテク売りで、構造的な集中リスクは依然として残っています。
一言まとめ:🔄 セクターローテーション本格化の1日でした。日経-1.02%でもTOPIX+0.99%・上昇業種30/33・上昇銘柄比率82.6%と、相場の中身は健全。日銀据え置き×出尽くしで銀行株が後場一段高となり、これまで弱かったバリュー系に資金が戻る展開です。値がさ半導体一極相場からの転換が定着するかは、明日以降の金融・建設の続伸継続にかかっています。
翌日注目:金融・建設・鉱業(続伸継続か)/ 電気機器・情報通信業(売り一巡か追撃売りか)/ 内需消費・生活防衛(新規流入の本格化)




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