今日の日本株|2026年5月15日の市場資金フロー|非鉄-6.47%急落でNT倍率縮小型の調整

今日の日本株|2026年5月15日の市場資金フロー|非鉄-6.47%急落でNT倍率縮小型の調整

今日の日本株は、非鉄金属-6.47%の独歩安と日経-1.99%・TOPIX-0.39%でNT倍率が縮小する典型的なローテーション調整の1日でした。米株は前日NYダウ+0.74%・ナスダック+0.88%とリスクオン継続だったのですが、国内ではフジクラ-8.43%継続安と銅高一服感を背景に素材セクターへの売り圧力が強まり、一方で石油・石炭製品+3.72%・保険業+2.72%・輸送用機器+2.57%が買われる業種間ローテーションが鮮明になりました。
📌 本日の3行まとめ
  • 非鉄金属(-6.47%)が独歩安。フジクラ・古河電工・住友電工と電線株中心に売り。一方で石油・石炭製品(+3.72%)・保険業(+2.72%)・輸送用機器(+2.57%)が買われ業種ローテーション。
  • 日経(-1.99%)とTOPIX(-0.39%)の差(-1.60pt)が大型値嵩株の調整を映し、グロース250(-0.96%)も小幅安。値上がり業種は15/33で拮抗、相場の方向感は曖昧な様子見ムードでした。
  • 11因子モデル総合判定は-1/+11で中立・様子見。Aトレンド-2が重しですが、E群マクロは米株+1.65%・VIX18.66で+1の援護。市場体温計L1は-2「☃涼風」でLayer 3の底値シグナル1点が継続点灯です。

マーケットサマリー

指標本日値前日比メモ
日経平均61,409.07-1.99%NT倍率縮小、大型値嵩株が調整
TOPIX3,863.97-0.39%下げは小幅、内部はまちまち
グロース250795.84-0.96%対TOPIX-0.57ptで中小型もやや劣後
ドル円158.42+0.52円158円台、輸出株支援
米10年金利4.544%+0.083pt4.54%へ上昇、保険・銀行に追い風
VIX18.66+0.7415-25レンジ内、警戒は限定的
NYダウ(前日)50,068.02+0.74%最高値圏で続伸
ナスダック(前日)26,635.22+0.88%史上最高値更新継続
WTI原油(前日)$100.55-1.01%100ドル台で小幅反落、石油株は維持
騰落レシオ25日91.0691.06は中立圏、過熱不安はほぼ解消

業種別資金フロー分析

対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(-0.39%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことが見て取れます。本日のようにTOPIXが-0.39%の局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

本日の主役は素材セクターの逆風と、エネルギー・金融・製造業サイクルへの資金回帰です。非鉄金属が-6.47%(相対騰落-6.08pt)と独歩安となり、化学(-2.73%)、ガラス・土石(-2.66%)、金属製品(-2.26%)、機械(-2.23%)と素材・装置系が連れ安する展開でした。前日にフジクラが急落していた流れが続き、銅価格の一服感も重なって電線・素材中心の売りが市場全体を圧迫しました。一方で、石油・石炭製品(+3.72%, +4.11pt)は原油100ドル台維持を背景に大幅高、保険業(+2.72%, +3.11pt)は米10年金利4.54%上昇で運用益期待が高まり、輸送用機器(+2.57%, +2.96pt)は円安158円台継続の追い風を受けて強い動きでした。陸運業(+1.21%)、サービス業(+1.02%)と内需ディフェンシブにも買いが回ったところに、本日の「リスクオフ×金利上昇×資源安」の主題が読み取れます。

業界標準の2軸対比でみると、シクリカル-ディフェンシブ差は-1.47%でディフェンシブ優位、グロース-バリュー差は-0.58%でややバリュー寄りでした。シクリカル全体が押されたものの、シクリカル内でも素材が独歩安・エネルギーが独歩高と動きが割れていて、2軸対比だけでは方向感がはっきりしない混戦の1日です。本ブログでは10テーマ+3対立軸でもう一段解像度を上げて見ているので、本日の主題は本文後半の『3対立軸でみるマクロ文脈』セクションで改めて整理してみますね。

値上がり業種 TOP5

業種騰落率相対騰落コメント
石油・石炭製品+3.72%+4.11ptWTI100ドル台維持・米10年金利4.54%上昇の追い風、ENEOS・出光が買われた
保険業+2.72%+3.11pt米長期金利上昇による運用益期待、東京海上・第一ライフが牽引
輸送用機器+2.57%+2.96pt円安158円台継続、トヨタ+2.56%・ヤマハ発動機+13.68%が急騰
陸運業+1.21%+1.60ptディフェンシブ買い、配当利回り狙いの再評価
サービス業+1.02%+1.41ptWDBホールディングス+14.75%等の個別急騰が押し上げ

値下がり業種 TOP5

業種騰落率相対騰落コメント
非鉄金属-6.47%-6.08ptフジクラ-8.43%・古河電工-4.79%、銅高一服感で電線株中心に売り
化学-2.73%-2.34pt群栄化学-16.75%・ラサ工業-16.17%等、半導体材料系の調整
ガラス・土石製品-2.66%-2.27ptフジミインコーポ-12.38%等、装置材料の連れ安
金属製品-2.26%-1.87pt東洋製缶等の重しでセクター全体が軟調
機械-2.23%-1.84ptSMC-14.58%・ディスコ-7.29%等、半導体製造装置に売り集中

5日間の時系列でみると、買われ続けている業種と売られ続けている業種の対比がより鮮明になります。下のヒートマップでテーマ別の資金フローを5営業日でご確認ください。10テーマ分類で集約してあるので、本文後半のテーマ別資金フローと合わせて読むと、相場の主題が立体的に見えてきます。

📚 ヒートマップの見方ガイド: ヒートマップ左端のテーマ分類について詳しく知りたい方は、33業種セクターマップ|東証分類×代表銘柄×3対立軸の早見表で各テーマの構成業種・代表銘柄・性格を一覧でご確認いただけます。

ヒートマップで5日間のptの推移が見えたところで、もう一段踏み込んで「明日以降のフローの方向」を5項目シグナル+判定で機械的に整理した一覧を続けて掲載します。短期2日平均と長期5日平均の比較、プラス圏連続、加速度、3日中2日以上+、累積10日地力の5項目が点灯すれば本日4点以上、前日も4点以上なら🔥本格流入、3点以上が2日連続なら🟢兆し、本日のみ4点以上なら○本日のみ、という3段階で買い候補の確度を見極めるものです。本日は流入21業種(🔥6/🟢9/○6)に対して流出7業種・中立5業種となり、ヒートマップ上の強弱とは別の「方向(増えているか減っているか)」の軸が見えてきます。

テーマ別資金フロー

テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(-0.39%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかが見えます。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む
ローテーション9カテゴリ判定とは
本日pt・連続日数・短長スプレッド(直近3日平均と長期10日平均の差分)を組み合わせて、各テーマの「動きの局面」を9カテゴリに機械分類しています。🆙主役化/🆕反転兆候/⤴継続強/⤵失速/🆘脱落/🆖弱含み/↘継続弱/🔄底打ち兆候/◐中立の9種類で、流入強度(今この瞬間の強弱)と組み合わせると、明日以降の動きの予兆まで読み取れる設計になっています。

最強テーマはエネルギー(+2.16pt・🔥🔥強流入)、最弱テーマは素材(-2.54pt・💧💧強流出)で、本日の主題はまさに「リスクオフ×資源安×金利上昇」です。ローテーション判定の俯瞰では、金融・内需消費・製造業サイクル・生活防衛・輸送物流・商社の6テーマが⤴継続強、エネルギー・テクノロジーの2テーマが◐中立、不動産・建設と素材の2テーマが↘継続弱という分布になりました。⤴継続強が6テーマと多数派ですが、本日値ベースの強弱は分散していて、流入強度の高いエネルギー・金融に資金が集約された格好です。

🔥🔥 1. エネルギー +2.16pt ◐ 中立
構成: 鉱業, 石油・石炭製品
石油・石炭製品が+3.72%と急騰し、原油100ドル台維持を背景に最強テーマへ。鉱業-0.19%とまちまちなものの、本日pt+2.16・連続+2日でテーマ全体の強流入が確認できます。9カテゴリ判定は◐中立で、ローテーション軸での明確な主役化サインはまだ出ていません。
🔥🔥 2. 金融 +1.72pt ⤴ 継続強
構成: 銀行業, 保険業, 証券・商品先物業
保険業+2.72%・銀行業+1.81%・証券+1.43%と3業種揃って上昇。米10年金利4.54%上昇が運用益期待を直撃しました。本日pt+1.72・連続+5日・短長スプレッド+0.68で⤴継続強判定、地力が分厚いテーマです。
🔥 3. 内需消費 +1.19pt ⤴ 継続強
構成: 小売業, サービス業
サービス業+1.02%・小売業+0.58%と揃って上昇。連続+3日・短長スプレッド+0.70で⤴継続強判定。ローテーション軸では新規流入が確認できる局面で、ディフェンシブ買い継続の典型例です。
🔥 4. 製造業サイクル +0.56pt ⤴ 継続強
構成: 機械, 輸送用機器
輸送用機器+2.57%が円安継続を直接受けて急騰した一方、機械-2.23%はSMC・ディスコの調整で大きく沈み、テーマ平均は+0.56にとどまりました。連続+3日・短長スプレッド+0.79で⤴継続強判定ですが、内訳のバラつきには注意です。
🔥 5. 生活防衛 +0.52pt ⤴ 継続強
構成: 食料品, 医薬品, 電気・ガス業, 陸運業
陸運業+1.21%・電気ガス業+0.75%・食料品+0.76%と上昇優勢、医薬品-0.64%のみが押し下げ要因。連続+2日・短長スプレッド+0.50で⤴継続強判定、リスクオフ局面の典型的な逃避先になっています。
→ 6. 輸送・物流 +0.38pt ⤴ 継続強
構成: 海運業, 空運業, 倉庫・運輸関連業
倉庫・運輸+0.37%が上昇、海運業+0.73%もプラスでしたが、空運業-0.36%が抑えてテーマ平均+0.38に。連続+2日・短長スプレッド+0.27で⤴継続強判定ですが、流入強度は中立どまりでした。
→ 7. 商社 +0.33pt ⤴ 継続強
構成: 卸売業
卸売業-0.06%のみで構成、本日は小幅安。10日累計+7.56・連続+5日・⤴継続強判定で中長期の流入は分厚いものの、本日値だけ見ると中立どまりの位置です。
→ 8. テクノロジー -0.08pt ◐ 中立
構成: 電気機器, 精密機器
電気機器-1.08%・精密機器+0.13%でテーマ平均-0.08。本日pt-0.08・連続-1日・スプレッド+0.47で◐中立判定。半導体製造装置(ディスコ・SMC等)と電気機器(キオクシア・アドバンテスト等)の調整が直撃しました。
💧 9. 不動産・建設 -1.31pt ↘ 継続弱
構成: 不動産業, 建設業
建設業-2.17%・不動産業-0.91%と揃って下落。本日pt-1.31・連続-3日で↘継続弱判定、金利上昇局面で資金が逃げ続けている典型的な負け組テーマです。
💧💧 10. 素材 -2.54pt ↘ 継続弱
構成: 鉄鋼, 非鉄金属, 化学
非鉄金属-6.47%の独歩安が直撃、化学-2.73%・鉄鋼+0.42%とまちまちな内訳でテーマ平均-2.54。本日pt-2.54・連続-2日で↘継続弱判定、本日の最弱テーマとなりました。

3対立軸でみるマクロ文脈

3対立軸とは
10テーマを意味的に対立する2グループずつぶつけて差分を取った指標です。プラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示し、相場の主題を機械的に浮かび上がらせます。
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

本日の3対立軸は、金利軸+3.03pt(連続+3日・金利上昇継続)、資源軸-0.80pt(連続-2日・資源安)、リスク軸-1.21pt(連続-2日・リスクオフ)の組み合わせで「リスクオフ×資源安×金利上昇」が主題でした。

対立軸計算式本日値3日平均10日累計連続日数解釈
金利軸金融 − 不動産・建設+3.03pt+3.25pt+8.46pt+3日金利上昇継続
資源軸(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2-0.80pt-0.26pt+4.00pt-2日資源安
リスク軸(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛-1.21pt-0.42pt+0.09pt-2日リスクオフ

このマクロ文脈は、本文③で見た9カテゴリ判定の背景を説明してくれます。金融が⤴継続強で5日連続流入になっているのは、金利軸+3.03pt・3日平均+3.25と金利上昇が継続しているマクロドライバーが直接効いているためです。逆に、不動産・建設が↘継続弱で3日連続流出になっているのも同じ金利軸の裏返しで、金融と不動産が綺麗にローテーションする構造が読み取れます。リスク軸-1.21pt・連続-2日のリスクオフ局面では、生活防衛が⤴継続強になり、製造業サイクル・テクノロジーは強い物色対象から外れる流れが起きやすく、テクノロジー◐中立はまさにその端境にあります。資源軸-0.80ptの資源安では本来素材・エネルギー・商社が押されるはずですが、本日はエネルギー(特に石油・石炭製品)が原油100ドル台維持で独歩高、素材だけが独歩安と内訳が割れたところに、銅高一服感という個別の事情が重なっているのが見て取れます。

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

銘柄名コード業種騰落率相対騰落注目ポイント
浜松ホトニクス6965電気機器+23.18%+23.57pt電気機器の最高値更新組
デクセリアルズ4980化学+22.23%+22.62pt化学の好業績期待
エイチワン5989金属製品+20.24%+20.63pt金属製品の急騰

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率現在値売買代金注目ポイント
キオクシアホールディングス電気機器-8.27%44,4501,715,648百万円💰代金主役 電気機器、高値圏からの調整
フジクラ非鉄金属-8.43%5,819786,245百万円💰代金主役 非鉄金属、続落で底割れ警戒
ソフトバンクグループ情報・通信業-0.43%5,745409,873百万円💰代金主役 情報通信、ほぼ横ばい

最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)

過熱スコアとは
RSI・サイコロジカルライン・25日移動平均乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面といえます。

上昇トレンドが強く維持されている銘柄の上位5を示します。浜松ホトニクス・デクセリアルズが+22%級の急騰、エイチワン・ウシオ電機・タクマも+15%超の強い動きでした。トレンドフォロー戦略の参考になりますが、上位3銘柄はすでに過熱スコア+5〜+6に達していて、急騰後の反落リスクは頭に入れておきたいところです。

#銘柄名コードRSI乖離率出来高騰落率相対騰落過熱スコア
1浜松ホトニクス696585.07+30.8%1.46倍+23.18%+23.57pt+5 ⚠ 過熱
2デクセリアルズ498087.18+51.0%1.31倍+22.23%+22.62pt+6 ⚠ 過熱
3エイチワン598978.57+21.8%0.83倍+20.24%+20.63pt+5 ⚠ 過熱
4ウシオ電機692583.81+28.7%1.23倍+19.78%+20.17pt+2 △ やや強
5タクマ601373.4+15.6%1.35倍+18.23%+18.62pt+3 △ やや強

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種累積pt≥+1pt)

個別銘柄の上昇とテーマ・業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。デクセリアルズ・エイチワンが値上がりTOP3と重なり、横浜冷凍・レスター・岩谷産業は卸売業(商社テーマ)から登場しています。卸売業はテーマ連続+5日の継続強で、地合いと個別の追い風が揃った状態です。

#銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア
1デクセリアルズ4980化学+22.23%+22.62pt+6 ⚠ 過熱
2エイチワン5989金属製品+20.24%+20.63pt+5 ⚠ 過熱
3横浜冷凍2874卸売業+15.02%+15.41pt+3 △ やや強
4レスター3156卸売業+12.50%+12.89pt+5 ⚠ 過熱
5岩谷産業8088卸売業+11.47%+11.86pt+2 △ やや強

売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)

売られすぎの状態(RSI≤35・乖離率-5%以下)で出来高が急増している銘柄を抽出しています。底値圏で大口の買いが入り始めているサインとして注目しますが、本日のリスト上位はRSI10〜13と極端に売られている水準で、逆張り・底値拾い向けの参考情報という位置づけです。

#銘柄名コードRSI乖離率出来高騰落率過熱スコア
1アイティメディア21489.61-18.6%1.71倍-1.61%-4 ✕ 売られ
2ALSOK233110.06-9.4%1.73倍-1.31%-2 △ やや弱
3デジタルハーツHLDG367610.19-9.5%1.70倍-0.39%-1 → 中立
4共英製鋼544011.49-12.8%1.55倍-0.69%-2 △ やや弱
5極東開発工業722612.71-13.8%1.64倍+1.33%-2 △ やや弱

踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)

信用倍率が1.0倍以下(空売りが買い残を上回る)の状態で、株価が前日比+2%以上の上昇となっている銘柄です。売り方の損切りを誘発しやすい急騰パターンで、ウシオ電機・横浜冷凍・倉敷紡績が上位に並びました。信用倍率0.29〜0.42と低めで踏み上げ余地は残っていますが、短期急騰には弱気スタンスからの転換も含めて見ていく必要があります。

#銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア
1ウシオ電機69250.29倍+19.78%+20.17pt+2 △ やや強
2横浜冷凍28740.58倍+15.02%+15.41pt+3 △ やや強
3倉敷紡績31060.42倍+14.02%+14.41pt+2 △ やや強
4福山通運90750.68倍+10.55%+10.94pt+1 → 中立
5シナネンHLDG81320.29倍+9.62%+10.01pt+1 → 中立

勝ち組セクターの中核株(業種累積≥+2pt かつ RSI≥50 かつ 乖離率≥0 かつ PER≤業種中央)

業種トレンド・規模・割安度の3条件が揃った、トップダウン方式での買い候補です。本日は卸売業(商社テーマ)から3銘柄、銀行業・保険業から1銘柄ずつ、金融軸でローテーション継続中のテーマから中核銘柄が並びました。中長期の順張り戦略の参考にどうぞ。

#銘柄名コード業種騰落率PER過熱スコア
1エイチワン5989金属製品 ※関連市況確認要+20.24%PER 10.7倍+5 ⚠ 過熱
2岩谷産業8088卸売業 ※関連市況確認要+11.47%PER 28.9倍+2 △ やや強
3第一ライフグループ8750保険業+7.87%PER 5.5倍+3 △ やや強
4東テク9960卸売業 ※関連市況確認要+6.34%PER 1.0倍+1 → 中立
5松田産業7456卸売業 ※関連市況確認要+5.71%PER 56.5倍+5 ⚠ 過熱

負け組セクターの中核株(業種累積≤-2pt かつ RSI≤50 かつ 乖離率≤0 かつ PER≥業種中央)

業種トレンドが弱い中での中核銘柄からの抽出です。SREホールディングス・大成建設・太平電業の不動産・建設テーマと、SMC・ディスコ・TOWAの機械の連れ安が並びました。ポジション縮小や空売り戦略の参考情報ですが、不動産・建設は3日連続↘継続弱、機械は素材セクターの巻き添えと、それぞれ事情が異なる点には注意です。

#銘柄名コード業種騰落率PER過熱スコア
1SREホールディングス2980不動産業-16.09%PER 9.1倍-2 △ やや弱
2SMC6273機械-14.58%PER 2.4倍+0 → 中立
3PKSHA Technology3993情報・通信業-12.06%PER 4.4倍+0 → 中立
4大成建設1801建設業-8.41%PER 5.1倍+0 → 中立
5太平電業1968建設業-7.59%PER 1.0倍-1 → 中立

市場体温計

市場体温計とは
本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。
→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む

本日の総合体温はLayer 1合計-2/±5の「☃ 涼風(やや弱気)」で、Layer 2は0/4点灯(過熱なし)、Layer 3は1/4点灯(RSI30以下17.5%のみ点灯)でした。中央3因子(上昇銘柄比率・値上がり業種数・新高安差)が中立、日経/TOPIX両方下落とTOP10売買代金1/10の2項目だけがマイナスで重しになりました。

Layer 1:日々の体温(合計 -2 / ±5 → ☃ 涼風(やや弱気))

Layer 1の5項目は、本日値と前日比のクロスチェックでみると、上昇銘柄比率54.7%(中立レンジ上限近く)と新高安差+3(拮抗)は健全な水準を維持しています。値上がり業種数15/33も中立レンジ内で、相場の幅が極端に狭まっているわけではありません。マイナス点が出たのは「日経・TOPIX方向」と「TOP10売買代金上昇数」の2項目で、大型値嵩株主導の調整局面という相場の質を反映しています。

No.項目本日値+1の閾値-1の閾値スコア
1上昇銘柄比率54.7%≥55%≤35%0
2値上がり業種数15 / 33≥20≤110
3新高値−新安値スプレッド+3≥+30≤-300
4日経・TOPIX方向両方-両方+両方- or 値嵩偏重-1
5TOP10売買代金上昇数1 / 10≥8社≤3社-1
Layer 1 合計-2 / ±5 ☃ 涼風(やや弱気)

Layer 2:高温シグナル(0 / 4 点灯)

本日は4項目すべて未達で過熱シグナルは点灯ゼロでした。①(RSI70超銘柄比率)は43%まで進捗、②(日経225 25日乖離率)は40%、③(騰落レシオ25日)は73%まで進んでいますが、いずれも閾値まで距離が残っています。④(信用評価損益率)は85%とかなり閾値に接近していますが、過熱シグナル全体としてはまだ警戒不要の水準です。日経乖離率+3.24%は「やや過熱」レンジに入っていますが、Layer 2の+8%閾値には届かない位置です。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
1RSI70超銘柄比率10.6%≥25%43%未達
2日経225 25日乖離率+3.24%≥+8%40%未達
3騰落レシオ25日91.06≥12573%未達
4信用評価損益率-4.82%≥-3%85%未達
合計0/4点灯 過熱なし

Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)

Layer 3は1点灯で、①(RSI30以下銘柄比率17.5%)が閾値≥15%を超えて点灯しています。Layer 2と異なり3つ目に騰落レシオ6日を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しました。Layer 3点灯1つだけでは反転確定とは言えませんが、底値圏候補銘柄が継続出現していることが見て取れます。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
1RSI30以下銘柄比率17.5%≥15%100%✅ 点灯
2日経225 25日乖離率+3.24%≤-6%0%未達
3騰落レシオ6日105.61≤609%未達
4信用評価損益率-4.82%≤-15%32%未達
合計1/4点灯 底値接近の初期サイン

補助指標と相場の質

同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を識別する補助線です。本日は資金集中度25.5%(30%未満で集中なし)、買い主導率30%(売り主導圏に転落)、騰落レシオ6日105.61(中立圏)の組み合わせで、相場の質は「中立・方向曖昧」と判定されました。買い主導率30%が売り主導圏に入った点は要注意で、業種ローテーション中心の局面で大型株への資金集中が薄れていることを示しています。

補助指標本日値判定目安
資金集中度(TOP3売買代金シェア)25.5%集中なし≥30%で集中、≥40%で極端集中
買い主導率(TOP20内)30.0%売り主導≥70%で買い主導、≤30%で売り主導
TOPIX 25日乖離率+2.25%中立±5%で中立圏
日経−TOPIX乖離率差+0.99pt正常≥+4ptで値嵩偏重
騰落レシオ6日(参考値)105.61中立60以下=超過冷、80以下=過冷

本日の総合解釈: 体温-2「☃涼風」と高温0/4・低温1/4の組み合わせで、過熱不安は解消・底値感はまだ弱い「やや弱気・中立寄り」の地合いです。NT倍率縮小・大型値嵩株調整・業種ローテーションが鮮明で、相場の質は中立・方向曖昧という判定でした。Layer 3の1点灯はあくまで下げ止まりを警戒し始めるタイミングのサインで、反転確定ではない点には注意したいところです。Layer 3が2点以上に増えれば本格的な底値接近の合図ですが、本日時点ではまだ「初期サイン継続」の位置でした。

本日のマクロ環境

★★★ 重要: 米株続伸。NYダウ+0.74%・ナスダック+0.88%(最高値継続)・S&P+0.77%(最高値)でリスクオンが継続しています。日米株価の連動性が低下している点は気になるところです。
★★★ 重要: 日本株はまちまち。日経-1.99%(61,409.07円)・TOPIX-0.39%(3,863.97pt)・グロース-0.96%で、値上がり業種は15/33と拮抗。非鉄金属-6.47%の急落が市場全体を圧迫した1日でした。
★★ 注目: 業種ローテーションが鮮明。石油・石炭製品+3.72%(WTI100ドル維持)、保険業+2.72%(米10年4.54%上昇追い風)、輸送用機器+2.57%(円安158円台)、陸運業+1.21%が買われ、業種間で資金が移動しています。
★★ 注目: 円安進行。ドル円158.42円(+0.52円)、米10年4.544%上昇による日米金利差拡大が背景。輸送用機器+2.57%は円安の直接的な支援を受けて堅調でした。
★★ 警戒: 非鉄金属-6.47%急落。フジクラ-8.43%継続安・銅高一服感継続で電線・素材中心に売りが集中しています。前日の急落に続く独歩安で底割れ警戒、シクリカル全般への売り波及リスクは頭に入れておきたいですね。

明日の注目ポイント

翌日のシナリオ分析

🌅 強気シナリオ:ローテーション継続+米株支援

米株最高値圏での続伸が継続し、円安158円台+米10年4.54%上昇のマクロドライバーが日本株を支援。3対立軸の金利上昇+3日継続を背景に金融⤴継続強・内需消費⤴継続強・製造業サイクル⤴継続強の流れが継続。非鉄独歩安は一旦の調整完了で素材も下げ止まり、Layer 3点灯1つで底値感も醸成、TOPIXは+0.5%程度の戻り余地ありです。

🌧️ 弱気シナリオ:素材波及+米株調整

フジクラ・古河電工の続落が止まらず、素材セクターの売りが機械・化学・電気機器に波及するシナリオ。米株が最高値圏からの利確売りに転じればVIX急上昇でリスクオフが加速、リスク軸-1.21pt連続-2日のリスクオフ局面が深化する展開。買い主導率30%が売り主導側に入っており、Layer 1が-3〜-4の「❄凍結」に沈むリスクもあります。

🎯 翌日の注目セクター
  • 🟢 最注目(連続流入):金融(連続+5日・⤴継続強・3対立軸の金利軸+3日)/エネルギー(🔥🔥強流入・原油100ドル維持で持続性高い)
  • 🟢 新規流入期待:内需消費・生活防衛(リスクオフ局面の典型逃避先、🆕反転兆候や底打ち兆候が出る可能性)
  • 🔴 警戒(流出継続):素材(連続-2日・💧💧強流出)/不動産・建設(連続-3日・↘継続弱・金利軸の裏で逃げ場なし)
  • 🟡 翌日の注目点:米株の続伸/調整方向、フジクラ・古河電工の下げ止まり有無、Layer 3点灯が2点以上に増えるかどうか。米10年金利4.5%超の継続も注視
→ 翌日注目セクターの実践への落とし込みは:セクターローテーションで勝つ3つの原則もご参考に。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:-1/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:-2/3(TOPIX-0.39%は中立、日経-TOPIX-1.60pt・グロース-TOPIX-0.57ptで大型値嵩株と中小型グロースの両方が劣後)
  • B 幅・需給:+0/3(値上がり業種15/33・新高安差+3・上昇銘柄比率54.7%で全項目中立レンジ内)
  • C 内部エネルギー:+0/3(シ-デ差-1.47%で-1だが、急増30銘柄平均+3.93%で+1、RSI健全度+0で打消し)
  • D 過熱調整:0(騰落レシオ25=91.06・TOP3シェア25.5%とも閾値内で警戒シグナル未点灯)
  • E マクロ:+1/2(米株合算+1.65%で+1、VIX18.66は15-25レンジで中立)

判定根拠:A群トレンドの-2が重しになり、B・C・D群はいずれも中立、E群マクロが+1で援護する形で合計-1の中立・様子見領域に着地しました。日経-1.99%が大きく沈むNT倍率縮小型の調整で、大型値嵩株中心の弱さが目立ちますが、TOPIXは-0.39%にとどまり値上がり業種15/33で全体は拮抗、相場の方向感は曖昧な様子見ムードです。非鉄金属の独歩安が大きいものの、対立軸ローテーション(金融・エネルギー・内需消費・製造業サイクル⤴継続強)が同時進行しており、業種選別が主軸の局面と読み取れます。

一言まとめ:📊 非鉄-6.47%急落でNT倍率縮小型の調整。日経-1.99%・TOPIX-0.39%の中で石油・石炭+3.72%・保険+2.72%・輸送用機器+2.57%・陸運+1.21%への業種ローテーションが鮮明な1日でした。Layer 1=-2「涼風」・Layer 3=1/4で過熱は解消、底値感はまだ弱い位置です。一方向への大型ポジ取りは避けたい局面で、銘柄選別中心の中立スタンスが妥当に思えます。

翌日注目:金融・エネルギー(連続流入の継続性) / 内需消費・生活防衛(リスクオフ局面の逃避先・新規流入期待) / 素材・不動産建設(流出継続、フジクラ底打ち有無)

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
免責事項: 本記事は私が独自に作成・運営している分析記事で、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。掲載データは作成時点の情報に基づいており、最新の市場動向と異なる場合があります。

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