今日の日本株|2026年6月24日の市場資金フロー|続落2日目もみ合い・内需ディフェンシブ逆行高

今日の日本株|2026年6月24日の市場資金フロー

今日の日本株|2026年6月24日の市場資金フロー|続落2日目もみ合い・内需ディフェンシブ逆行高

今日の日本株は続落2日目。ただ、下げが拡大したというよりは、もみ合いに近い1日でした。日経平均は-0.88%、TOPIXは-0.67%と前日の半導体急落の余韻を引きずったものの、中身を見ると医薬品+1.14%・空運+0.95%・海運+0.80%の内需ディフェンシブが逆行高。一方で保険業-3.97%・銀行業-1.76%の金融が総崩れで、指数を押し下げたという感じですね。

📌 今日の3行まとめ
  • 日経-0.88%・TOPIX-0.67%で続落2日目。前日の半導体急落の余韻が残るも、下げ幅は限定的でもみ合い色が濃い
  • 金融が総崩れ:保険業-3.97%・銀行業-1.76%。非鉄金属-2.43%・石油石炭-2.23%の素材・資源も軟調
  • 内需ディフェンシブが逆行高:医薬品+1.14%・空運+0.95%・海運+0.80%・小売+0.39%へ資金が退避
主要指標
日経平均
-0.88%
69,174 円
TOPIX
-0.67%
3,963 pt
グロース250
-0.15%
695 pt
セクター・内部相場
最強業種
医薬品
+1.14% / 相対騰落 +1.81pt
最弱業種
保険業
-3.97% / 相対騰落 -3.30pt
上昇銘柄比率
43.4%
新高値14 / 新安値51(差-37)
為替・米10年
¥161.69 / 4.47%
ドル円 +0.25円 / 米10年金利
📡 今日の主役・主役交代シグナル
内需消費+1.12pt / 連続+2日 ⤴継続強
生活防衛+0.85pt / 連続+2日 ⤴継続強
輸送・物流+0.93pt / 連続+2日 ⤴継続強
素材-0.63pt / 連続-2日 ↘継続弱
エネルギー-1.18pt / ↘継続弱 💧流出
金融-1.50pt / ↘継続弱 💧💧強流出
継続強:2日以上の連続上昇 / 継続弱:2日以上の連続下落 / 流入強度は本日の資金の向き

業種別の資金フロー分析

値上がり業種 TOP5

今日の値上がり上位は、医薬品+1.14%・空運業+0.95%・海運業+0.80%と、見事に内需・ディフェンシブで埋まりました。続いて情報・通信業+0.58%・サービス業+0.51%が並びます。指数が下げる中での逆行高なので、相対騰落で見るとさらにくっきりしていて、医薬品は+1.81ptと市場平均を大きく上回っています。

こういう続落局面で買われる業種は、だいたい「景気に左右されにくい」内需ディフェンシブなんですよね。今日もまさにその典型で、リスクを落としたい資金がいったん安全地帯に逃げ込んだ、という感じでしょうか。

業種騰落率相対騰落コメント
医薬品+1.14%+1.81ptディフェンシブの代表格が逆行高で最強
空運業+0.95%+1.62pt内需・リオープン妙味で資金退避先に
海運業+0.80%+1.47pt前日の急伸に続き輸送・物流が継続強
情報・通信業+0.58%+1.25pt大型半導体安の中で内需系ITが下支え
サービス業+0.51%+1.18pt内需消費テーマの主役として連続流入

値下がり業種 TOP5

一方で下げを主導したのは、保険業-3.97%・非鉄金属-2.43%・石油・石炭製品-2.23%でした。さらに銀行業-1.76%・鉱業-1.47%が続きます。金融・素材・エネルギーという、いわゆる景気敏感+金利敏感のグループがまとめて売られた構図ですね。

特に金融の下げは目立ちました。保険業は相対騰落で-3.30ptと、市場平均を大きくアンダーパフォーム。米長期金利がじわり低下したことが、金融の重しになった面がありそうです。ただ、下げているのは少数の重い業種に偏っていて、全面安というより業種選別の売りという印象でした。

業種騰落率相対騰落コメント
保険業-3.97%-3.30pt金利低下を嫌気し金融の中で最弱
非鉄金属-2.43%-1.76pt電線・銅高一服で素材の中心が軟調
石油・石炭製品-2.23%-1.56ptWTI原油安でエネルギーに売り
銀行業-1.76%-1.09pt金利低下局面で利ザヤ期待が後退
鉱業-1.47%-0.80pt資源安に連れてエネルギー側で流出

整理すると、今日は医薬品・空運・海運・内需系IT・サービス業の「内需ディフェンシブ連合」が買われ、保険・銀行・非鉄・石油・鉱業の「金融+素材・資源」が売られた1日でした。きれいなディフェンシブ・ローテーションが起きていた、と言えそうです。

💡 対TOPIX相対騰落って何?(初めての方向け)
対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(-0.67%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことが分かります。本日のようにTOPIXが小幅マイナスの局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む
業種別騰落率・相対騰落 33業種 2026/06/2433業種の騰落率と対TOPIX相対騰落 業種別 騰落率・対TOPIX相対騰落(33業種) 値上がり 値下がり 相対騰落(紫帯) TOPIX=-0.67%(基準線) -4% -3% -2% -1% +1% +2% 医薬品 +1.14% (+1.81pt) 空運業 +0.95% (+1.62pt) 海運業 +0.80% (+1.47pt) 情報・通信業 +0.58% (+1.25pt) サービス業 +0.51% (+1.18pt) 小売業 +0.39% (+1.06pt) 建設業 +0.37% (+1.04pt) 繊維製品 +0.21% (+0.88pt) 不動産業 +0.17% (+0.84pt) 電気・ガス業 +0.04% (+0.71pt) その他製品 -0.06% (+0.61pt) 精密機器 -0.11% (+0.56pt) 食料品 -0.13% (+0.54pt) 陸運業 -0.34% (+0.33pt) 電気機器 -0.40% (+0.27pt) 鉄鋼 -0.48% (+0.19pt) ガラス・土石製品 -0.52% (+0.15pt) 輸送用機器 -0.73% (-0.06pt) 機械 -0.76% (-0.09pt) 証券・商品先物業 -0.77% (-0.10pt) 水産・農林業 -0.85% (-0.18pt) パルプ・紙 -0.90% (-0.23pt) ゴム製品 -0.91% (-0.24pt) 倉庫・運輸関連業 -0.96% (-0.29pt) 化学 -0.99% (-0.32pt) 卸売業 -1.16% (-0.49pt) 金属製品 -1.22% (-0.55pt) その他金融業 -1.41% (-0.74pt) 鉱業 -1.47% (-0.80pt) 銀行業 -1.76% (-1.09pt) 石油・石炭製品 -2.23% (-1.56pt) 非鉄金属 -2.43% (-1.76pt) 保険業 -3.97% (-3.30pt) 📐 紫帯(相対騰落): 各業種の騰落率からTOPIX(-0.67%)を引いた値。右に伸びる=市場平均より強い、左=弱い。 2026/06/24 | 市場資金フローレポート

業種フロー詳細と主役交代シグナル

資金流入
21 業種
🔥 本格 6 🟢 兆し 11 ○ 本日 4
中立
5 業種
様子見ゾーン
資金流出
7 業種
❄ 本格 2 🔵 兆し 3 ○ 本日 2

ここが今日の面白いところなんですが、株価そのものは下げたのに、フローの向き(増えているか減っているか)は流入側が優勢でした。2日平均と5日平均を比べる機械判定では、流入21業種に対して流出はわずか7業種。下げているのは少数の重い業種に集中していて、業種の裾野ではむしろ静かに資金が戻り始めている、という二層構造が見えてきます。所感どおり「下げ拡大」ではなく「もみ合い」という性格が、ここにもよく表れていますね。

33業種 資金流入シグナル 2026/06/2433業種の5項目シグナルと判定スナップショット 💰 33業種 資金流入シグナル | 5項目スコア+判定スナップショット 短2>長5 +圏 加速 連続 地力 前日 本日 判定 2日連続 素材 化学 · 4 4 🔥 本格 ○ 4→4 鉄鋼 · · 3 3 🟢 兆し ○ 3→3 非鉄金属 · · · · 4 1 – — テクノロジー 精密機器 · 1 4 ○ 本日 電気機器 · · · 2 2 – — 金融 証券・商品先物業 · 4 4 🔥 本格 ○ 4→4 銀行業 · · · 4 2 – — 保険業 · · · · 4 1 – — 輸送・物流 空運業 4 5 🔥 本格 ○ 4→5 海運業 · 3 4 🟢 兆し ○ 3→4 倉庫・運輸関連業 · · 4 3 🟢 兆し ○ 4→3 製造業サイクル 輸送用機器 · · 2 3 – — 機械 · · · · 1 1 – — 不動産・建設 建設業 2 5 ○ 本日 不動産業 · 1 4 ○ 本日 生活防衛 食料品 · 4 4 🔥 本格 ○ 4→4 医薬品 · 3 4 🟢 兆し ○ 3→4 電気・ガス業 · 4 4 🔥 本格 ○ 4→4 陸運業 · 4 4 🔥 本格 ○ 4→4 内需消費 サービス業 · 3 4 🟢 兆し ○ 3→4 小売業 · 3 4 🟢 兆し ○ 3→4 商社 卸売業 · · 4 3 🟢 兆し ○ 4→3 エネルギー 鉱業 · · 1 3 – — 石油・石炭製品 · · · 1 2 – — テーマ外 繊維製品 · 2 4 ○ 本日 その他製品 · 3 4 🟢 兆し ○ 3→4 水産・農林業 · · 4 3 🟢 兆し ○ 4→3 その他金融業 · · 4 3 🟢 兆し ○ 4→3 ゴム製品 · · 2 3 – — パルプ・紙 · · 3 3 🟢 兆し ○ 3→3 情報・通信業 · · · 0 2 – — ガラス・土石製品 · · · 4 2 – — 金属製品 · · · · 1 1 – — 🎯 33業種シグナル分布: 💰 流入計 21業種 (🔥本格 6 / 🟢兆し 11 / ○本日のみ 4) vs ⚠ 流出計 7業種 (❄本格 2 / 🔵兆し 3 / ○本日のみ 2) / 中立 5業種 📐 シグナル:①短期2日平均>長期5日平均/②直近2日が+/③加速(2日>3-4日前)/④直近3日中2日以上+/⑤累積10日>0 📐 判定:🔥スコア4+が2日連続(本格流入)/🟢スコア3+が2日連続(兆し)/○本日のみ4+/−それ以外 2026/06/24 | 市場資金フローレポート

📌 主役交代シグナルのポイント:空運・化学・食料品・電気ガス・陸運・証券先物が🔥本格流入と、内需ディフェンシブ寄りの業種にフローが集まっています。逆に非鉄金属・金融(銀行・保険)はシグナルが流出側へ転じ、値段でもフローでも弱さが揃いました。

業種別 対TOPIX相対騰落ヒートマップ(直近5営業日)

直近5営業日の相対騰落の並びを見ると、6/23の急落で多くの業種がいったん赤に沈んだあと、本日は海運・医薬品・空運・サービス業・小売といった内需系が緑に戻っているのが分かります。逆に非鉄金属・保険業はこの5日でずっと弱く、地合いの足を引っ張る側に回り続けています。

業種別対TOPIX相対騰落ヒートマップ 直近5営業日33業種の対TOPIX相対騰落 直近5営業日 業種別 対TOPIX相対騰落ヒートマップ(直近5営業日) 06/18 TOPIX +1.37% 06/19 TOPIX -0.57% 06/22 TOPIX +1.24% 06/23 TOPIX -2.56% 06/24 TOPIX -0.67% 本日順位 素材 鉄鋼 -0.23pt -0.12pt -0.10pt -0.06pt +0.19pt 16 化学 -1.41pt -0.23pt -0.61pt +1.09pt -0.32pt 25 非鉄金属 -3.06pt +9.24pt +6.99pt -2.70pt -1.76pt 32 テクノロジー 精密機器 +0.79pt -1.94pt -1.15pt +0.53pt +0.56pt 12 電気機器 +1.13pt +0.99pt +1.00pt -2.14pt +0.27pt 15 金融 証券・商品先物業 -1.59pt -1.16pt +0.22pt +0.36pt -0.10pt 20 銀行業 +2.03pt -2.53pt +0.70pt +0.41pt -1.09pt 30 保険業 +0.18pt -0.50pt +0.19pt +1.80pt -3.30pt 33 輸送・物流 空運業 -2.49pt -0.40pt -1.53pt +1.67pt +1.62pt 2 海運業 -2.60pt -1.30pt -0.33pt +3.40pt +1.47pt 3 倉庫・運輸関連業 -0.72pt +0.48pt -1.32pt +3.04pt -0.29pt 24 製造業サイクル 輸送用機器 -1.98pt -0.11pt -1.96pt +0.98pt -0.06pt 18 機械 -0.26pt -0.12pt +0.10pt -1.10pt -0.09pt 19 不動産・建設 建設業 -0.23pt +0.38pt -1.46pt +0.48pt +1.04pt 7 不動産業 -1.76pt +0.38pt -2.61pt +0.82pt +0.84pt 9 生活防衛 医薬品 +0.36pt -1.62pt -0.60pt +2.45pt +1.81pt 1 電気・ガス業 -1.56pt +0.45pt -1.16pt +1.74pt +0.71pt 10 食料品 +0.70pt +0.53pt -0.29pt +1.10pt +0.54pt 13 陸運業 -1.03pt +0.31pt -2.12pt +3.46pt +0.33pt 14 内需消費 サービス業 +1.46pt -0.78pt -0.46pt +2.47pt +1.18pt 5 小売業 -1.38pt -0.18pt -2.03pt +2.72pt +1.06pt 6 商社 卸売業 -1.66pt +0.05pt -0.65pt +1.45pt -0.49pt 26 エネルギー 鉱業 -0.84pt +2.34pt -2.44pt +2.43pt -0.80pt 29 石油・石炭製品 -2.98pt +2.99pt -2.17pt +1.91pt -1.56pt 31 テーマ外 情報・通信業 +0.23pt -0.64pt -0.91pt -1.72pt +1.25pt 4 繊維製品 -1.16pt -0.94pt -0.64pt +0.63pt +0.88pt 8 その他製品 -1.47pt -0.31pt -0.81pt +1.50pt +0.61pt 11 ガラス・土石製品 -0.73pt +1.09pt +1.42pt -0.71pt +0.15pt 17 水産・農林業 -1.44pt +0.57pt -0.64pt +3.66pt -0.18pt 21 パルプ・紙 -1.93pt +0.92pt -2.38pt +1.70pt -0.23pt 22 ゴム製品 -1.72pt -0.11pt -1.58pt +0.50pt -0.24pt 23 金属製品 +0.66pt -0.02pt -0.93pt -1.41pt -0.55pt 27 その他金融業 +0.12pt -1.79pt +0.33pt +0.26pt -0.74pt 28 📚 各テーマの構成業種・代表銘柄は「33業種セクターマップ」へ

年初来高値・安値更新の業種別分布

需給面では、新高値はわずか14銘柄に対し新安値が51銘柄で、新高安差は-37とやや悪化しました。業種別では情報・通信業が高安差-14と突出して安値超過で、サービス業-6・輸送用機器-5が続きます。一方で化学・小売業が+2、食料品・医薬品・銀行業が+1と、わずかながら高値超過の業種もあります。全体としては需給はまだ弱め、という気がします。

年初来高安差 業種別 2026/06/24業種別の年初来高値-安値更新差 業種別 年初来高安差(高値更新数 − 安値更新数) 高値超過(差プラス) 安値超過(差マイナス) +2 化学 +2 小売業 +1 食料品 +1 医薬品 +1 銀行業 -14 情報・通信業 -6 サービス業 -5 輸送用機器 -3 卸売業 -2 機械 全体は高値14銘柄/安値51銘柄・新高安差-37で需給はやや悪化。情報・通信業-14・サービス業-6が安値超過の中心。 2026/06/24 | 市場資金フローレポート

なお、リスクオン/オフの本丸であるシクリカル-ディフェンシブ差は-1.07%と、ディフェンシブが市場平均を上回りました。グロース-バリュー差は+2.09%とグロース優位で、金融(バリュー)が売られた分だけ相対的にグロース側が浮いた形です。スタイルとしてはディフェンシブ+グロースに資金が寄った1日、と読み取れます。

本日の日本株で強かったテーマ

1内需消費+1.12pt⤴ +2日
2不動産・建設+0.94pt⤴ +2日
3輸送・物流+0.93pt⤴ +2日
4生活防衛+0.85pt⤴ +2日
5テクノロジー+0.41pt◐ +1日
6製造業サイクル-0.07pt◐ -5日
7商社-0.49pt◐ -1日
8素材-0.63pt↘ -2日
9エネルギー-1.18pt↘ -1日
10金融-1.50pt↘ -1日
テーマ別資金フロー相対騰落 2026/06/2410テーマの対TOPIX相対騰落 テーマ別 資金フロー(対TOPIX相対騰落・10テーマ) -1pt +1pt +1.12 内需消費 +0.94 不動産・建設 +0.93 輸送・物流 +0.85 生活防衛 +0.41 テクノロジー -0.07 製造業サイクル -0.49 商社 -0.63 素材 -1.18 エネルギー -1.50 金融 2026/06/24 | 市場資金フローレポート

テーマ別に見ると、上位は内需消費+1.12pt・不動産建設+0.94pt・輸送物流+0.93pt・生活防衛+0.85ptと、内需・ディフェンシブ系の4テーマが揃って⤴継続強。下位は金融-1.50pt・エネルギー-1.18pt・素材-0.63ptが↘継続弱で並びました。内需が買われ、金融・資源が売られるという2極化が、テーマ単位でもはっきり出ています。

💡 テーマ別平均騰落率って何?(初めての方向け)
テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(-0.67%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかが分かります。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む
💡 ローテーション9カテゴリ判定って何?(初めての方向け)
ローテーション9カテゴリ判定とは
本日pt・連続日数・短長スプレッド(直近3日平均と長期10日平均の差分)を組み合わせて、各テーマの「動きの局面」を9カテゴリに機械分類しています。🆙主役化/🆕反転兆候/⤴継続強/⤵失速/🆘脱落/🆖弱含み/↘継続弱/🔄底打ち兆候/◐中立の9種類で、流入強度(今この瞬間の強弱)と組み合わせると、明日以降の動きの予兆まで読み取れる設計になっています。
🔥 1位 内需消費 +1.12pt ⤴ 継続強

サービス業+1.18ptが牽引し、小売業も堅調。連続+2日・短長スプレッド+1.21で⤴継続強の判定です。リスクオフ局面の典型的な逃避先として、明日以降も粘り強い動きが期待できそうです。

🔥 2位 不動産・建設 +0.94pt ⤴ 継続強

建設業+1.04pt・不動産業の内需系が買われました。連続+2日で⤴継続強。金利低下が追い風になりやすいテーマで、金融とは対照的な動きでした。

🔥 3位 輸送・物流 +0.93pt ⤴ 継続強

空運業+1.62pt・海運業+1.47ptが主役。連続+2日・短長スプレッド+1.16で⤴継続強です。前日の急伸の勢いがそのまま続いた形ですね。

🔥 4位 生活防衛 +0.85pt ⤴ 継続強

医薬品+1.81pt・食料品・電気ガスといったディフェンシブの中心が買われました。連続+2日で⤴継続強。守りの資金が一番素直に向かったテーマといえます。

→ 5位 テクノロジー +0.41pt ◐ 中立

精密機器+0.56pt・電気機器+0.27ptと、相対騰落ではかろうじてプラス。連続+1日で◐中立の判定です。前日の急落から半導体がいったん下げ止まった、という程度の戻りでした。

→ 6位 製造業サイクル -0.07pt ◐ 中立

機械・輸送用機器がほぼ横ばい。連続-5日と弱い流れですが、本日値はほぼゼロで◐中立。方向感の乏しい一服、という感じでしょうか。

→ 7位 商社 -0.49pt ◐ 中立

卸売業-0.49ptと小幅マイナス。連続-1日で◐中立。資源安の影響を受けやすいテーマで、本日は素材・エネルギーに連れて軟調でした。

💧 8位 素材 -0.63pt ↘ 継続弱

非鉄金属-1.76ptが重しで、鉄鋼はわずかにプラス。連続-2日・本日pt-0.63で↘継続弱の判定です。電線・銅高の一服感が続いていて、戻り売り警戒の方が先に立つ局面ですね。

💧 9位 エネルギー -1.18pt ↘ 継続弱

鉱業-0.80pt・石油石炭製品-1.56ptがそろって流出。WTI原油安が直撃した形で、↘継続弱です。資源高が一服すると、まず売られやすいテーマでもあります。

💧💧 10位 金融 -1.50pt ↘ 継続弱

保険業-3.30pt・銀行業-1.09ptの総崩れで、強流出の判定です。連続-1日ながら本日の下げが大きく、安全装置で脱落→継続弱に降格。米長期金利の低下が利ザヤ期待を冷やした、という気がします。

テーマ単位でも内需ディフェンシブ4テーマの継続強金融・エネルギー・素材の継続弱がきれいに分かれました。明日以降も、内需側の粘りは期待できる一方で、金融・資源は戻り売り警戒の方が先に立つ局面、と言えそうです。

3対立軸でみるマクロ文脈

💡 3対立軸って何?(初めての方向け)
3対立軸とは
10テーマを意味的に対立する2グループずつぶつけて差分を取った指標です。プラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示し、相場の主題を機械的に浮かび上がらせます。
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

今日の3対立軸は、ひとことで言うと「リスクオフ×金利低下×資源安」の3点セットでした。守りの内需が買われ、金融・資源が売られた本日のローテーションは、この3軸できれいに説明がつきます。

対立軸計算式本日値3日平均10日累計連続日数解釈
金利軸金融 − 不動産・建設-2.44pt+0.06pt-0.32pt-1日金利低下局面
資源軸(エネ+素材+商社)/3 −
(輸送物流+内需消費)/2
-1.79pt-0.85pt+2.67pt-2日資源安
リスク軸(製サイ+テクノ+素材)/3 −
生活防衛
-0.95pt-0.73pt+6.00pt-2日リスクオフ

本文③で見た内需消費・生活防衛・輸送物流の⤴継続強が同時に起きているのは、リスク軸-0.95(連続-2日)のリスクオフ局面が背景にあります。守りに資金が向かう地合いなので、ディフェンシブ寄りのテーマがそろって浮いたわけですね。

一方で金融の↘継続弱が長引く理由は、金利軸が-2.44ptと大きく沈んだことに表れています。米長期金利が4.47%へじわり低下したことで、銀行・保険の利ザヤ期待が後退した、というマクロ文脈です。さらに資源軸-1.79(連続-2日)の資源安が、エネルギー・素材の継続弱を裏付けています。3軸すべてが「守り」の方向を指していた、という気がします。

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1シャープ6753電気機器+15.14%+15.81pt
2サンウェルズ9229サービス業+13.39%+14.06pt
3大同メタル工業7245輸送用機器+8.41%+9.08pt

指数は下げても、個別ではシャープ+15.14%のような急騰が出ているのが今日の特徴でした。地合いが弱い中でも材料株には資金が向かっていて、物色意欲そのものは死んでいない、という感じですね。

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率注目ポイント
キオクシアホールディングス電気機器+0.23%代金トップも小動き、半導体は様子見
フジクラ非鉄金属-2.68%電線の主役が続落、素材安の象徴
東京エレクトロン電気機器-4.19%半導体製造装置が大きく下げ指数の重し

売買代金の主戦場では、東京エレクトロン-4.19%・フジクラ-2.68%と大型の半導体・電線が売られました。一方でキオクシアは小動きで、半導体全体としては前日の急落から様子見に移ったという印象です。資金集中度は44.5%と高く、相変わらず一部の大型株に商いが偏っています。

最強モメンタム上位

💡 過熱スコアって何?(初めての方向け)
過熱スコアとは
RSI・サイコロジカルライン・25日移動平均乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面といえます。

RSI60以上・25日乖離率+5%以上・相対騰落+1pt以上の3条件がそろった、トレンドの強い銘柄です。ただし過熱スコアが+5〜+6と高い銘柄が多く、短期的には伸び切った位置にある点には注意しておきたいところです。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
大同メタル工業7245+8.41%+9.08pt+6⚠ 過熱
J.フロント リテイリング3086+3.99%+4.66pt+6⚠ 過熱
ブイ・テクノロジー7717+0.38%+1.05pt+6⚠ 過熱
Orchestra HLDG6533+0.72%+1.39pt+6⚠ 過熱
大同特殊鋼5471+1.65%+2.32pt+5⚠ 過熱

高値更新×業種強し

本日に年初来高値を更新し、かつ所属業種の相対騰落が+1pt以上の業種に属する、最も確度の高いシグナルです。個別と業種の両方が強い、押し目を探しやすい候補といえます。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア
パナソニック HLDG6752電気機器+5.30%+5.97pt+5
デクセリアルズ4980化学+2.54%+3.21pt+4
エア・ウォーター4088化学+1.28%+1.95pt+2
📉 売られすぎ反転候補(D条件・3銘柄)

RSI≤35 × 乖離率≤-5% × 出来高倍率≥1.5倍。投げ売り後の逆張り・底値拾い向けの参考情報です。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率過熱スコア
アイ・ケイ・ケイHLDG219821.4-12.0%2.89倍-2
SMK679828.5-7.0%1.67倍-2
ディー・エヌ・エー243229.7-10.8%1.54倍+0
🚀 踏み上げ候補(E条件・5銘柄)

信用倍率≤1.0 × 前日比+2%以上。空売り残が多い中での上昇で、ショートカバーによる急騰に発展しやすいパターンです。

銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア
サッポロHLDG25010.26+4.21%+4.88pt+3
J.フロント リテイリング30860.71+3.99%+4.66pt+6
三越伊勢丹HLDG30990.52+2.87%+3.54pt+1
エイチ・ツー・オー リテイリング82420.91+2.85%+3.52pt+3
積水樹脂42120.48+2.80%+3.47pt+3
💎 勝ち組セクター中核株(F条件・5銘柄)

業種累積≥+2pt × RSI≥50 × 乖離率≥0 × PER≤業種中央。業種トレンド・規模・割安度がそろったトップダウン買い候補です。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア
荒川化学工業4968化学-7.47%-6.80pt+6
パナソニック HLDG6752電気機器+5.30%+5.97pt+5
石原ケミカル4462化学-0.71%-0.04pt+4
JX金属 ※関連市況確認要5016非鉄金属-2.11%-1.44pt+4
三井ハイテック6966電気機器-3.50%-2.83pt+4
⚠ 負け組セクター中核株(G条件・5銘柄)

業種累積≤-2pt × RSI≤50 × 乖離率≤0 × PER≥業種中央。ポジション縮小や空売りの警戒候補です。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア
武蔵精密工業7220輸送用機器-10.93%-10.26pt-4
FIG4392情報・通信業+6.93%+7.60pt-3
スカパーJSAT9412情報・通信業-2.41%-1.74pt-2
ブロードリーフ3673情報・通信業+2.16%+2.83pt-3
ぴあ4337サービス業-0.51%+0.16pt-5

全体として、買い候補は内需消費+ディフェンシブ+一部の化学・電機に集中し、警戒候補は情報・通信業・輸送用機器に偏りました。物色の濃淡が、業種フローの強弱とよく一致しています。

市場体温計

💡 市場体温計って何?(初めての方向け)
市場体温計とは
本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。
→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む

今日の総合体温はLayer 1が-3(❄寒気・弱気)でした。続落2日目で日々の体温は冷えていますが、高温シグナルが1点・低温シグナルが0点と、過熱でも底値でもないニュートラルな位置にあります。

Layer 1:日々の体温(合計 -3 / ±5 → ❄寒気)

5項目のうち、上昇銘柄比率とTOP10売買代金上昇数は中立圏。値上がり業種数・新高安スプレッド・日経TOPIX方向の3つがマイナスで、全体として-3に沈みました。広がりに欠ける弱い地合いだった、ということですね。

項目本日値+1の閾値-1の閾値スコア
上昇銘柄比率43.4%≥55%≤35%0
値上がり業種数10 / 33≥20≤11-1
新高値−新安値スプレッド-37≥+30≤-30-1
日経・TOPIX方向両方-両方+両方--1
TOP10売買代金上昇数4 / 10≥8社≤3社0
Layer 1 合計-3 / ±5❄ 寒気

Layer 2:高温シグナル(1 / 4 点灯)

高温シグナルは、④(信用評価損益率)が1つだけ点灯しています。これは天井警戒の名残のようなもので、ほかの3項目は未達です。過熱というより、過熱感が抜けきっていない、という段階ですね。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI70超銘柄比率9.2%≥25%37%未達
日経225 25日乖離率+3.34%≥+8%42%未達
騰落レシオ25日96.85≥12577%未達
信用評価損益率+1.47%≥-3%100%✅ 点灯
1 / 4 点灯(2点以上で過熱警戒)

Layer 3:低温シグナル(0 / 4 点灯)

低温シグナルは0点灯で、底値接近のサインはまだ出ていません。Layer 3の3つ目に騰落レシオ6日を使っているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の25日≤70は近年ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しているわけです。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI30以下銘柄比率6.6%≥15%44%未達
日経225 25日乖離率+3.34%≤-6%0%未達
騰落レシオ6日91.87≤6065%未達
信用評価損益率+1.47%≤-15%0%未達
0 / 4 点灯(2点以上で逆張り検討)
📊 補助指標で相場の質を確認する(5項目)

同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を見分けるための補助線です。

補助指標本日値判定目安
資金集中度(TOP3売買代金シェア)44.5%極端集中≥30%で集中、≥40%で極端集中
買い主導率(TOP20内)25%売り主導≥70%で買い主導/≤30%で売り主導
TOPIX 25日乖離率+0.46%中立±5%で中立圏
日経−TOPIX乖離率差+2.88pt中立≥+4ptで値がさ偏重
騰落レシオ6日(参考値)91.87中立≤60で超過冷/≤80で過冷

総合すると、続落2日目で日々の体温は-3まで冷えたものの、過熱でも底値でもないニュートラルゾーンにあります。物色は内需ディフェンシブへ退避し、相場の質は資金集中度44.5%・買い主導率25%と「集中・売り優勢」。方向感に乏しい中で、少数の重い業種が指数を押し下げた1日だった、と読み取れます。低温シグナルがまだ0点なので、下げ止まりを語るには少し早い、という気がします。

本日のマクロ環境

今日のマクロは、それぞれが別々のシグナルを出していました。前日の米株はハイテク主導で下げた一方、VIXは低下し、ドル円は円安方向。重しと支えが入り混じった環境だった、という感じですね。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
-0.88%
69,174円
TOPIX
-0.67%
3,963pt
グロース250
-0.15%
695pt
海外株式(前日)
NYダウ
-0.09%
51,672
ナスダック
-2.21%
25,587
S&P500
-1.44%
7,365
為替・金利
ドル円
161.69
+0.25円・円安進行
米10年金利
4.47%
-0.015pt・小幅低下
VIX恐怖指数
19.23
-1.10・20割れへ低下
資源・需給
WTI原油
$71.92
-2.15%・資源株重し
騰落25日
96.85
中立ゾーン
信用評価損益率
+1.47%
天井警戒の名残
続落2日目:金融総崩れ・ハイテク調整も内需ディフェンシブ逆行高
日経-0.88%・TOPIX-0.67%で69,174円・3,963pt。前日の半導体急落の余韻が残るなか、保険業-3.97%・銀行業-1.76%の金融が総崩れ。非鉄金属-2.43%・石油石炭-2.23%の素材・資源も軟調でした。ただ医薬品+1.14%・空運+0.95%・海運+0.80%の内需ディフェンシブが逆行高で、下げ幅は限定的。もみ合いに近い続落でした。
値上業種10/33・上昇比率43.4%:物色は内需ディフェンシブへ集中
値上がり業種は10/33と狭く、上昇銘柄比率も43.4%。資金集中度は44.5%と高水準で、少数の重い業種に商いが偏りました。一方で資金流入シグナルは流入21業種 vs 流出7業種と、フローの向きは静かに流入側へ。値段とフローの二層構造が、もみ合い感を裏付けています。
マクロ:VIX低下・円安進行・原油安が同居
VIXは19.23へ低下し警戒感はやや後退、ドル円は161.69円へ小幅円安で輸出株の追い風に。一方でWTI原油は71.92ドルへ続落し、資源株には重し。米10年金利は4.47%へ小幅低下し、金融の利ザヤ期待を冷やしました。支えと重しが混在する環境ですね。
前日の米株:ハイテク調整が継続、日本株に重し
6/23(月)の米株はナスダック-2.21%・S&P500-1.44%とハイテク主導で続落しました。この米ハイテク調整が、本日の東京エレクトロン-4.19%など大型半導体安につながった面があります。米株合算は-3.65%で、11因子モデルのE群マイナスの主因になりました。

明日の日本株で注目したいポイント

3層構造でみる明日のシナリオ

本日の市場を「マクロ → テーマ → 個別業種」の3つの層に分けて、それぞれが何を示しているかを確認してから明日のシナリオを組み立てます。3層が同じ方向を示していれば、それは偶然ではなく構造的な動きとして信頼できる、という考え方です。

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 金利軸 -2.44pt(連続-1日) 金利低下局面
  • リスク軸 -0.95pt(連続-2日) リスクオフ
  • 資源軸 -1.79pt(連続-2日) 資源安
  • 市場体温計:L1 -3「寒気」/ L2 1/4 / L3 0/4
3軸そろって「守り」の方向、過熱でも底値でもないニュートラル
層2:テーマ10テーマの動き
  • 最強:内需消費+1.12pt(⤴継続強・連続+2日・🔥流入)
  • 次点:不動産建設+0.94pt/輸送物流+0.93pt/生活防衛+0.85pt(いずれも⤴継続強)
  • 最弱:金融-1.50pt(↘継続弱・💧💧強流出)
  • もう1つの敗者:エネルギー-1.18pt/素材-0.63pt(↘継続弱)
内需ディフェンシブ4テーマが継続強、金融・資源は流出継続
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 🔥本格流入6業種に 空運(4→5)・化学・食料品・電気ガス・陸運・証券先物 が並ぶ
  • F勝ち組セクター中核に 化学・電気機器 が複数登場
  • 非鉄金属・金融はシグナル流出側、L3未点灯で底値接近はまだ先
  • A最強モメンタム上位は過熱スコア+5〜+6で 短期は伸び切った位置
ディフェンシブ系に流入シグナルが集中、金融・素材は弱さが継続
3層の一致:マクロ層の「リスクオフ・金利低下」、テーマ層の「内需ディフェンシブへ退避」、業種層の「ディフェンシブ系に流入シグナル集中」が、3層すべてで 内需ディフェンシブ優位×景気敏感・金融に逆風 という同じ方向を示しています。これは1層だけのノイズではなく、構造的なシグナルとして読める1日でした。
📊 メインシナリオ:内需ディフェンシブ優位の継続(ただし上値は重い)

明日も内需ディフェンシブ優位の地合いが続く公算が高い一方で、金融・半導体の重さが指数の上値を抑える展開を想定します。

  • 期待エリア:医薬品・空運業・海運業・小売業(内需消費+生活防衛+輸送物流が⤴継続強)
  • 継続性試金石:内需消費(連続+2日が+3日に伸びるか/サービス業の戻りが続くか)
  • 底打ち待機:非鉄金属・金融(フロー流出が止まり低温シグナル点灯が出るまで待ち)
  • マクロ材料注視:米ハイテク(ナス-2.21%)の下げ止まり、ドル円161円台、WTI原油の戻り

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:金融の下げが波及し全面安再燃

保険・銀行の売りが他業種にも波及すると、もみ合いから下放れに変わる可能性があります。内需ディフェンシブの逆行高だけでは指数を支えきれなくなる展開です。

警戒トリガー:保険業・銀行業が寄りから-2%超 × 値上業種8/33以下

⚡ 最弱気分岐B:米ハイテク続落が半導体に波及

前日の米ハイテク安がさらに続くと、東京エレクトロンやキオクシアなど大型半導体の下げが指数を主導し、内需の逆行高では吸収しきれなくなります。

警戒トリガー:キオクシア・東エレクが寄り-3%超 or 米10年4.5%接近
🎯 シナリオ信頼度:中
3層が「内需ディフェンシブ優位」で同方向に揃っている点は信頼材料ですが、テーマの連続日数がまだ+2日と浅く、金融の流出が強いことから信頼度は中にとどめます。警戒トリガーが出れば即座にサブシナリオへ切り替える前提で見ておきたいところです。
📖 もっと詳しく:3層構造の論理プロセスを最初から追う

層1:マクロ層 ─ 3軸そろって「守り」

今日のマクロ層は、3対立軸がそろって「守り」の方向を指しました。金利軸-2.44ptは、米長期金利が4.47%へ小幅低下したことを受け、金融(銀行・保険)が不動産・建設に対して大きく劣後したことを示しています。金利が下がると銀行の利ザヤ期待が後退するため、金融が売られやすくなるという教科書的な反応ですね。

リスク軸-0.95pt(連続-2日)は、製造業サイクル・テクノロジー・素材といった景気敏感グループが、生活防衛(ディフェンシブ)に対して弱かったことを示します。つまり市場全体としてリスクを落としにいく地合いでした。資源軸-1.79ptも、WTI原油安を背景にエネルギー・素材が売られたことを映しています。

市場体温計はLayer 1が-3で「寒気」。ただし高温1点・低温0点なので、過熱でも底値でもないニュートラルな位置です。環境としては「守りに資金が向かう、やや冷えた地合い」とまとめられます。

層2:テーマ層 ─ 内需ディフェンシブ4テーマの継続強

テーマ層では、上位4テーマがすべて内需・ディフェンシブ系でした。内需消費+1.12ptはサービス業+1.18ptが牽引し、連続+2日・短長スプレッド+1.21で⤴継続強。生活防衛+0.85ptは医薬品+1.81ptが中心で、守りの資金が最も素直に向かったテーマです。

輸送・物流+0.93ptは空運+1.62pt・海運+1.47ptが主役で、前日の急伸の勢いが継続。不動産・建設+0.94ptは金利低下が追い風で、金融とは対照的な動きでした。これら4テーマが同時に継続強というのは、地合いとして「内需に資金が居座っている」ことを意味します。

逆に下位は金融-1.50pt(強流出)・エネルギー-1.18pt・素材-0.63ptがそろって↘継続弱。安全装置が発動して、エネルギーと金融は脱落から継続弱に降格しています。流出側がまだ地合いとして根強い、という点は明日への警戒材料です。

層3:業種・銘柄層 ─ ディフェンシブに流入シグナル集中

業種・銘柄層では、資金流入シグナルが内需ディフェンシブ寄りに集中しました。🔥本格流入6業種は空運(前日4→本日5)・化学・食料品・電気ガス・陸運・証券先物。空運がスコア5へ伸びたのは、フローの加速を示しています。

F勝ち組セクター中核には化学・電気機器の銘柄が複数並び、業種トレンドの強い銘柄が拾われています。一方で非鉄金属・金融はシグナルが流出側に転じ、低温シグナルもまだ点灯していないため、底値接近を語るのは時期尚早です。

A最強モメンタム上位は過熱スコア+5〜+6と高く、短期では伸び切った位置にある銘柄が目立ちました。追いかけるよりは押し目を待ちたい局面、という気がします。

3層統合の読み方

マクロ層の「リスクオフ・金利低下」、テーマ層の「内需ディフェンシブ4テーマの継続強」、業種層の「ディフェンシブ系への流入シグナル集中」が、3層すべてで同じ方向を指しています。これは指数チャートだけ見ていては組み立てられない、構造的なシグナルです。

したがって明日のメインシナリオは「内需ディフェンシブ優位の継続」。ただしテーマ連続日数がまだ浅く、金融の流出が強いため、上値は重いと見ておきたいところです。金融の下げ波及か米ハイテク続落が確認されれば、もみ合いから下放れへ切り替わるリスクがある、という構図です。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):弱気(スコア:-4/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:+0(TOPIX-0.67%で-1、グロース-TOPIX+0.52ptが+1で相殺)
  • B 幅・需給:-2(値上業種10/33・新高安-37がともにマイナス、上昇比率43.4%は中立)
  • C 内部エネルギー:+0(シクリカル-ディフェンシブ差-1.07%が-1、RSI健全度+1で相殺)
  • D 過熱調整:-1(⚠ 資金集中度44.5%が30%超で-1)
  • E マクロ:-1(米株合算-3.65%で-1、VIX19.23は中立)

判定根拠:B群の幅・需給-2が重しで、A・C群は相殺してゼロ、D群の資金集中とE群の米ハイテク調整がマイナスで、合計-4の「弱気」に着地しました。続落2日目で内部需給は弱いものの、内需ディフェンシブの逆行高と流入シグナルの優勢が下支えとなり、前日の-7から+3改善した点は地合いの底ばいを示しています。

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
※本記事は市場データの分析・整理を目的とした情報提供であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。記載の数値は2026年6月24日大引け時点のもので、正確性を保証するものではありません。

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