今日の日本株|2026年8月17日の市場資金フロー|キオクシア+15%で5日続伸、それでもTOPIXは反落

今日の日本株|2026年8月17日の市場資金フロー|キオクシア+15%で5日続伸、それでもTOPIXは反落

今日の日本株|2026年8月17日の市場資金フロー|キオクシア+15%で5日続伸、それでもTOPIXは反落

📈 日経 +0.74%(5日続伸) 🏆 総合判定 やや強気 +2/±11 🌡 体温計 ±0 ◐常温 🎯 新規◎0・○1
今日米メモリー株高を引き継ぎ、日経平均は69,220.25円と5日続伸で7万円に接近しました。ところがTOPIXは-0.31%と4営業日ぶりに反落し、指数と中身の向きが割れています
中身上がった業種は33のうち8つだけ。首位は非鉄金属+5.24%で、キオクシア1銘柄が東証プライム売買代金の約32%を占めました。医薬品や小売など内需は総崩れです
明日機械判定の新規◎は3日連続で0件。採用枠は○監視のその他製品だけで、しかも当日は-1.30%と下げています。値上がり業種8はここ数日で最も狭い水準です

今日の日本株は、指数と中身がはっきり食い違った1日でした。日経平均は69,220.25円(+0.74%・506円高)と5日続伸し、ザラ場高値は69,225.57円まで伸びています。ところがTOPIXは4,184.11(-0.31%)と4営業日ぶりに反落し、3日続いた最高値更新も途切れました。上がった業種は33のうち8つだけで、東証プライムでは890銘柄が下げています。前夜の米国市場でメモリー株だけが買われた流れが、そのまま東京の一部銘柄へ集中した格好です。

8/14 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。「68,000〜69,500円のもみ合い・物色は業種より銘柄単位」という枠は当たりました。一方で「値上がり業種17〜24程度」という読みは8業種と大きく外しています。

自己採点 3.3 / 5.0 🟢 ①指数レンジと「銘柄単位の物色」は的中(1.6/2.0) 🔶 ②期待エリアは機械○・その他製品×の1勝1敗(0.5/1.0) 🟢 ③継続性試金石は3つ中2つ成立(0.7/1.0) 🔶 ④警戒トリガーはA・Bとも片側だけ成立(0.5/1.0)
  • ⭕ 的中指数の枠と物色の質は読み通りでした。「68,000〜69,500円のもみ合い」に対して日経は69,220.25円で着地し、高値69,225.57円もレンジ内です。「物色は業種より銘柄単位」と書いた点も、キオクシア1銘柄で売買代金の約32%という極端な形で出ました。
  • ❌ 外れ「値上がり業種は17〜24程度」という読みは8業種と大幅に外しました。上昇銘柄比率も72.3%から40.0%へ急落しています。銘柄単位の物色が続くとは書けていたのに、その裏返しである「幅の消失」を織り込めていませんでした。
  • 🔔 一部発動期待エリアは1勝1敗です。◎継続2日目に置いた機械は+0.37%(相対+0.68pt)とプラスで着地しました。もう一方、銘柄単位で見ると書いたその他製品は-1.30%で、任天堂-1.56%が下げました。翌日利確という前提そのものは機能しています。
  • ⭕ 的中継続性試金石は3つのうち2つが成立しました。エネルギーと輸送・物流の主役化は2日目に入り、グロース250も+0.72%で2日続伸です。不成立は「テクノロジーの流入が4日目も続くか」で、-0.16ptと5営業日ぶりのマイナスでした。
  • ➖ 不発警戒トリガーA・Bはどちらも不発ですが、片側だけは成立しています。Aは「日経68,300円割れ×値上がり業種15未満」で業種数8だけ成立、Bは「騰落レシオ25日125超×上昇比率45%割れ」で比率40.0%だけ成立。AND条件が両方とも半分ずつ点いた形です。

総括:枠は当たったのに幅を外した、という1日でした。「期待エリアは1つに絞らない」という判断は、機械とその他製品の1勝1敗という結果からは中立です。警戒トリガーをAND条件で置いたため両方とも不発扱いになりましたが、片側は2つとも点いています。明日は条件を分けて置き直します

本日の市場サマリー

日経+0.74%に対しTOPIX-0.31%。総合判定は+2/±11の「やや強気」で、前日の+5から3ポイント下がりました。

主要指標
日経平均
+0.74%
69,220 円(+506円・25日乖離 +5.03%)
TOPIX
-0.31%
4,184 pt(4日ぶり反落・25日乖離 +3.48%)
グロース250
+0.72%
763 pt(2日続伸・TOPIXを1.03pt上回る)
セクター・内部相場
最強業種
非鉄金属
+5.24% / 相対 +5.55pt
最弱業種
パルプ・紙
-1.78% / 相対 -1.47pt
上昇銘柄比率
40.0%
新高値103 / 新安値3(差+100)
為替・米10年
¥158.96 / 4.677%
ドル円 -0.20円 / 米10年 +0.016pt

東証プライムの売買代金は8兆9,493億円で、前営業日の10兆3,156億円から1兆円以上減りました。それでも代金TOP3の集中度は30.6%から38.9%へ跳ね上がっています。キオクシアホールディングス1銘柄で2兆8,420億円と、全体の約32%を持っていったためです。

幅の指標はそろって悪化しました。上昇銘柄比率は72.3%から40.0%へ、値上がり業種は19から8へ減っています。ただし新高値103・新安値3で新高安スプレッドは+100を保ち、売買代金TOP10のうち上げたのは9社と前日の5社から改善しました。つまり大型株の足並みはむしろ揃ったのに、その外側が置いていかれたという構図です。

業種別資金フロー分析

首位は非鉄金属+5.24%の独走。上がったのは8業種だけで、医薬品や小売などの内需は総崩れになりました。

値上がり業種 TOP5

先頭は非鉄金属+5.24%(相対+5.55pt)で、2位以下を大きく引き離しました。フジクラ+7.29%が業種売買代金の55%を占め、そこに古河電気工業+5.94%・JX金属+5.68%・三井金属+7.54%が続いています。電線・非鉄がそろって買われた形で、資金判定も〈本物〉でした。

2位の海運業+1.82%は商船三井+2.44%・日本郵船+1.41%・川崎汽船+1.39%と3社が横並び、3位のガラス・土石製品+0.78%は日東紡績+8.69%が牽引しました。

ただし上位8業種のうち、絶対騰落率が+1%を超えたのは非鉄金属と海運業だけです。残りは+0.17%〜+0.78%で、TOPIXが-0.31%だったから相対でプラスに見えているにすぎません。「買われた業種」というより「売られなかった業種」でしょう。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属+5.24%+5.55ptフジクラ+7.29%が代金の55%。三井金属+7.54%・JX金属+5.68%。資金判定〈本物〉
2海運業+1.82%+2.13pt商船三井+2.44%・日本郵船+1.41%・川崎汽船+1.39%が横並び
3ガラス・土石製品+0.78%+1.09pt日東紡績+8.69%(代金260億円)。25日累積は-9.86ptと弱いまま
4金属製品+0.74%+1.05ptSUMCOが代金の99%。実質1銘柄の値動き
5石油・石炭製品+0.53%+0.84pt出光興産+1.80%。WTI81.46ドルへの下げは重荷

値下がり業種 TOP5

最下位はパルプ・紙-1.78%(相対-1.47pt)で、王子ホールディングス-1.58%が下げました。2位の医薬品-1.59%はアステラス製薬-3.12%・第一三共-2.53%と主力がそろって安く、3位の卸売業-1.37%も伊藤忠商事-3.54%など総合商社が全面安でした。

目を引くのは4位のその他製品-1.30%でしょう。前週14日に+5.12%で全業種首位だった業種が、任天堂-1.56%を主因に2営業日で最下位圏まで落ちています。前日の主役が翌日には下位という並びは、これで5営業日続きました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1パルプ・紙-1.78%-1.47pt王子ホールディングス-1.58%。内需のなかでも最も売られた
2医薬品-1.59%-1.28ptアステラス製薬-3.12%・エーザイ-2.66%・第一三共-2.53%
3卸売業-1.37%-1.06pt伊藤忠商事-3.54%・住友商事-2.29%。商社テーマは5日連続マイナス
4その他製品-1.30%-0.99pt任天堂-1.56%が代金の63%。前週首位から2日で下位へ
5小売業-1.12%-0.81pt良品計画-3.42%・ニトリ-2.31%。ファーストリテイリングも-0.39%

複数日ベースの方向シグナル(5項目スコア)は流入15業種 対 流出18業種でした。★の新規点灯は精密機器・海運業・水産・農林業・情報・通信業・その他製品の5業種で、前日の3業種から増えています。ただし実践判定は◎0件・○1件・△2件・×見送り2件で、最優先の枠は3日連続でゼロでした。詳しくは「明日の注目ポイント」で扱います。

テーマ別資金フロー

素材+1.94ptが単独で突出。上位5テーマがプラスに並ぶ一方、テクノロジーは5日ぶりにマイナスへ落ちました。

1素材+1.94pt🔥🔥 ⤴ +1日
2エネルギー+0.55pt🔥 ⤴ +2日
3製造業サイクル+0.43pt→ ⤴ +2日
4輸送・物流+0.38pt→ ⤴ +2日
5不動産・建設+0.26pt→ 🆕 +1日
6テクノロジー-0.16pt→ ◐ -1日
7金融-0.44pt→ ◐ -2日
8生活防衛-0.47pt→ ◐ -5日
9内需消費-0.66pt💧 ↘ -4日
10商社-1.06pt💧 ↘ -5日

プラスは5テーマで前日の4つから増えました。首位の素材+1.94ptは非鉄金属+5.55ptがほぼ単独で押し上げたもので、10日累計+5.24ptも10テーマで最大です。エネルギーと輸送・物流も2日連続の流入で、前日に置いた「主役化が2日目に入るか」の試金石は成立しました。

一方でテクノロジーは-0.16ptと5営業日ぶりのマイナスです。キオクシアが+15%上がった日にテーマがマイナスというのは違和感がありますが、精密機器-0.87%が足を引っ張り、電気機器自体も-0.07%と横ばいでした。上げているのは電気機器の1〜2銘柄だけで、テーマとしては膨らんでいないということになります。

3対立軸でみるマクロ文脈

リスク軸+1.20ptが5日連続プラスでリスクオン。資源軸も+0.61ptへ反転し、金利軸だけが2日続けてマイナスです。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸-0.70pt-2日+2.45pt金融−不動産建設。判定は2日続けて「金利低下局面」
資源軸+0.61pt+1日-0.03pt非鉄・鉱業が牽引し「資源高」へ反転。ただし商社は最下位
リスク軸+1.20pt+5日+6.39pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。判定は「リスクオン」

3軸をまとめると「金利は下がる・資源は上がる・リスクは取りに行く」という組み合わせです。今日いちばん強く出たのはリスク軸+1.20ptで、5日連続プラスかつ本日値もここ数日で最大でした。素材と製造業サイクルが上がり、生活防衛が-0.47ptで沈んだためです。

ただし資源軸の中身はねじれています。非鉄金属+5.24%が押し上げた一方、同じ資源側の商社は-1.06ptで最下位、WTI原油も82.19ドルから81.46ドルへ下げました。「資源高」の判定は出ているのに原油と商社は逆を向いているので、素材の一本足と見ておくのが安全でしょう。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「売買代金の集中」「売られすぎ反転候補」の3枠。集中度が38.9%へ跳ね、逆張り候補は倍増しました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はプロシップ+23.79%で、売買代金は前日比+596%と急増しました。2位はFIG+17.14%、3位はギフティグループ+15.82%です。TOP5のうち4銘柄が情報・通信業で、材料を手がかりにした中小型グロースへの物色が続いています。ただし3銘柄とも過熱スコア+6の「⚠過熱」で、RSIは90前後です。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1プロシップ(3763)情報・通信業+23.79%代金急増+596%。RSI90.12・過熱スコア+6
2FIG(4392)情報・通信業+17.14%代金196億円で急増+1,189%。出来高1,666万株
3ギフティグループ(590A)情報・通信業+15.82%RSI91.77・25日乖離+29.0%と本日いちばんの過熱

売買代金の集中(TOP3シェア38.9%・前日比+8.3pt)

今日はこの枠を出しておきます。代金TOP3のシェアが30.6%から38.9%へ8.3ポイント跳ね、11因子モデルのD2「資金集中リスク」が-1のまま残りました。中心はキオクシアホールディングス+15.07%で、1銘柄でプライム売買代金の約32%です。米メモリー株高の流れを1銘柄が吸い込んだ形になります。

順位銘柄(コード)売買代金本日騰落コメント
1キオクシアホールディングス(285A)2兆8,420億円+15.07%プライム全体の約32%。日経寄与+190.07円
2フジクラ(5803)3,893億円+7.29%非鉄金属の代金55%。日経寄与+83.07円
3アドバンテスト(6857)2,494億円+2.47%日経寄与+219.64円で本日最大

売られすぎ反転候補(RSI35以下 × 25日乖離-5%以下 × 出来高1.5倍以上)

該当は4銘柄から9銘柄へ倍以上に増えました。先頭は鹿島建設のRSI16.70で、前日の19.18からさらに下がっています。ただし株価は+0.89%と反発しました。熊谷組RSI21.53も+0.77%で、建設株はRSIが底這いのまま値だけ戻り始めています。テーマ判定が🆕反転兆候へ変わったこととも整合します。

銘柄(コード)RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
鹿島建設(1812)16.70-7.2%+0.89%-2 △やや弱
熊谷組(1861)21.53-7.3%+0.77%-1 →中立
富士フイルムHD(4901)29.33-10.0%-2.61%±0 →中立
サイバーエージェント(4751)30.97-11.8%-0.24%+1 →中立

市場体温計

日々の体温は+3から±0「常温」へ低下。高温・低温シグナルは引き続きどちらも0/4です。

Layer 1 日々の体温 ±0/±5 ◐常温 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日122.22で125に未達) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は2.0%) 相場の質:中立|集中度38.9%・買い主導65%

Layer1が+3から±0へ落ちた内訳は単純でした。マイナスは値上がり業種8(-1)と「日経プラス・TOPIXマイナス」の方向不一致(-1)、プラスは新高安+100(+1)と代金TOP10の上昇9社(+1)、上昇比率40.0%は±0です。大型株はむしろ足並みが揃ったのに、業種の広がりと指数の向きが打ち消した形になります。

高温シグナルは0/4を保ちました。騰落レシオ25日は121.78から122.22へ上がり、点灯基準125まで残り2.78ポイントです。RSI70超の比率は19.8%から13.7%へ低下。参考指標の騰落レシオ6日も202.39から159.82へ落ちましたが、これは過熱が抜けたというより値上がり銘柄数そのものが減ったことの裏返しでしょう。

本日のマクロ環境

前夜の米国株は3指数そろって下落。ただしメモリー株だけは大幅高で、日本の半導体に飛び火しました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.74%
69,220円・506円高
TOPIX
-0.31%
4,184pt・4日ぶり反落
グロース250
+0.72%
763pt・2日続伸
海外株式(前日終値)
NYダウ
-0.20%
53,732・小幅安
ナスダック
-0.28%
26,729・3日ぶり反落
S&P500
-0.17%
7,786・小幅安
為替・金利
ドル円
158.96
-0.20円・小幅円高
米10年金利
4.677%
+0.016pt・小幅上昇
VIX恐怖指数
14.25
-0.38・15割れを維持
資源・需給
WTI原油
$81.46
-0.89%・82ドル台を割れ
騰落25日
122.22
125で高温点灯。残り2.78
信用評価損益率
-6.19%
週次・前回から変わらず

米国市場はダウ-0.20%・ナスダック-0.28%・S&P500-0.17%と3指数そろって下げました。合算-0.45%は±1%の範囲に収まるためE2は±0、VIXは14.25と15割れでE1が+1となり、E群は+2から+1へ後退しています。ただし指数の下でメモリー関連だけは別で、サンディスクが7%超、シーゲイトが5%超、ウエスタンデジタルも4%超上げています。キオクシアの+15.07%はこの流れの直接の受け皿です。

国内では内閣府が4〜6月期のGDP速報を発表しました。実質で年率+1.1%と3四半期連続のプラスながら、前期の改定値+1.9%からも民間予測の+2%程度からも下振れしました。下落上位に医薬品・卸売業・小売業といった内需が並んだこととは、無関係ではないでしょう。

なお日経ボラティリティー指数(日経VI)は30.96から29.47へ下がり、2週間ぶりに30を割りました。前日に置いた注視項目のうちこれは成立、一方でWTI原油は82ドル台を維持できず外れです。

明日の注目ポイント

軸はキオクシア1銘柄に寄った資金が、明日は他へ広がるかどうか。値上がり業種8はここ数日で最も狭い水準です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

機械判定の新規◎は3日連続で0件。採用枠は○監視のその他製品ひとつだけで、しかも当日は下げています。

◎ 最優先 0 ○ 監視 1 △ 単騎 2 × 見送り 2
  • 本日の◎は0件でした。3日連続で最優先の枠がありません。検証では×見送り(トレンド失速・↓系)は翌日平均-0.28pt・勝率38.1%と明確に不利で、「乗らない」も統計上の判断です。
  • ○ 監視:その他製品 ── 唯一の採用枠です。25日累積+11.60pt・5日前比+2.10pt・資金判定〈本物〉と数字は整っています。ただし○は「すでに上げ切った局面の初動だけを取る」区分で、翌日+1.65pt・勝率75%の一方、3日目は伸びません。当日の業種騰落も-1.30%(相対-0.99pt)で、点灯した日に下げています。入るなら小さめ、明日中の利確が前提です。
  • △ 単騎:精密機器/情報・通信業 ── どちらも業種ではなく最大銘柄を個別に見る区分です。精密機器(25日累積+5.80pt)はシチズン時計が代金の27%ですが、日機装-15.17%を抱えたまま点灯。情報・通信業(同+1.49pt)はソフトバンクグループが37%で、5日前比+0.18ptとほぼゼロです。
  • × 見送り:海運業/水産・農林業 ── 海運業は25日累積+14.82ptと水準は高いものの5日前比-1.38ptで失速中、水産・農林業は-3.38ptの↓系かつ失速中です。両方とも⑫の検証で不利とされた区分に入ります。
  • ★が付いていない最強業種の扱い ── 非鉄金属は5日前比+17.13ptが全業種で最大、25日累積+11.66pt、資金判定〈本物〉と数字だけなら本日最良です。ただし判定記号が○↑で新規点灯していないため採用枠には入りません。明日🔥や🟢へ昇格して★が付けば最有力候補になるので、そこは最初に確認します。なお⏳深追い注意は機械(3日目)・電気機器(4日目)・金属製品(3日目)で、買い候補から外します。🔻空売り候補は体温計L1が±0のため0件です。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目の枠も4/24〜8/3の679業種日で検証し、翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルはまだ小さく検証は継続中です(次回再検証は2026年11月中旬を予定)。有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸はリスク軸+1.20ptが5日連続プラス、資源軸+0.61ptも反転。金利軸-0.70ptは2日連続マイナス
  • 体温計は+3から±0へ低下。高温0/4・低温0/4だが集中度は38.9%へ悪化
  • 外部は米3指数そろって下落。ただしVIX14.25と日経VI29.47は落ち着き
外部環境は中立寄り。国内は過熱よりも「幅の狭さ」が主な弱点になった
層2:テーマ10テーマの動き
  • プラスは5テーマへ増加。素材+1.94ptが突出し、エネルギーと輸送・物流は2日連続
  • テクノロジーが-0.16ptで5日ぶりのマイナス。キオクシアが+15%でもテーマは膨らまず
  • 不動産・建設は🆕反転兆候へ。商社は5日連続の流出で最下位
素材の一本足。テーマの数は増えたが、けん引しているのは非鉄金属だけ
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入15業種 対 流出18業種で、流入側は前日の9業種から増加
  • ★新規点灯5業種の実践判定は◎0・○1・△2・×2。最優先は3日連続ゼロ
  • 買い主導率は45%→65%へ改善、代金TOP10の上昇も5社→9社へ
大型株の足並みは揃ってきたが、その外側の銘柄が置いていかれている
3層の見立ては「上は揃ってきたが、裾野が急に細った」です:マクロ層は中立、テーマ層はプラスが5つへ増え、業種層でも大型株の足並みは改善しました。ところが値上がり業種は8、上昇比率は40.0%です。焦点は明日、この細さが戻るのか、それともキオクシア型の一点集中が続くのかにあります。
📊 メインシナリオ:メモリー株高の余韻で指数は68,600〜69,800円のもみ合い。物色は非鉄・半導体に寄ったまま、幅は戻り切らない

外部環境は中立で、過熱シグナルもまだ点灯していません。ただし値上がり業種8・上昇比率40.0%という狭さが1日で戻るとは考えにくいところです。値上がり業種は10〜20程度をメインに置きます。買うより、点いた枠を小さく取って翌日返す姿勢が素直でしょう。

  • 期待エリア:○監視のその他製品(任天堂)を小さく。加えて採用枠外ではあるものの数字が最良の非鉄金属(フジクラ・古河電気工業)を、★が付いた場合に限って追う準備をしておきます
  • 継続性試金石:素材テーマの🔥🔥強流入が2日目に入るか/エネルギーと輸送・物流の⤴継続強が3日目も続くか/値上がり業種が10を超えて戻るか
  • 底打ち待機:🆕反転兆候へ変わった不動産・建設(鹿島建設RSI16.70・熊谷組21.53)。判定が◐中立以上で2日続くのを待って十分です
  • マクロ材料注視:米メモリー関連株の続伸が続くか/WTIが81ドル台を守れるか/ドル円158円台の維持/日経VIが29台にとどまるか

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:キオクシア1銘柄への集中が剥がれ、指数を支える柱がなくなる

今日の上げは寄与度上位5銘柄(アドバンテスト・キオクシア・ソフトバンクG・東京エレクトロン・フジクラ)だけで+707円分です。集中度38.9%は柱が細いことの裏返しで、1銘柄が崩れれば指数もすぐ崩れます。

警戒トリガー:キオクシアが寄り付きから-5%超、または代金TOP3集中度が40%超へさらに上昇

⚡ 最弱気分岐B:幅の狭さが2日続き、指数の上げが追随を失う

上昇銘柄比率40.0%・値上がり業種8は直近で最も狭い水準です。2日続くと、指数だけが上がって中身がついてこない典型的な形になります。騰落レシオ25日122.22も閾値120超のままで、D群は-3が続いています。

警戒トリガー:上昇銘柄比率が2日連続で45%割れ、または値上がり業種が2日連続で10未満
🎯 シナリオ信頼度
中の下。外部環境は中立で過熱も未点灯ですが、内部の幅が急に細り、採用できるシグナルも○1件だけ。判断材料が薄い日だと考えています。上昇銘柄比率の45%割れ2日連続か、キオクシアの-5%超で分岐A・Bへ切り替えます。なお前日はトリガーをAND条件で置いたため両方とも不発扱いになったので、今日は単独条件へ改めました。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+2/±11)

  • A トレンド:+2 日経-TOPIX差+1.05ptが+1、グロース-TOPIX差+1.03ptも+1、TOPIX-0.31%は±0.5%内で±0
  • B 幅・需給:±0 新高安差+100が+1、値上がり業種8/33は10以下で-1、上昇銘柄比率40.0%は±0
  • C 勢い:+2 シクリカル-ディフェンシブ差+1.24%が+1、RSI健全度(50超59.6%・70超13.7%)も+1
  • D 過熱調整:-3 騰落レシオ25日122.22が120超で過熱ブレーキ-2、代金TOP3集中度38.9%も30%超で-1
  • E マクロ:+1 VIX14.25が15未満で+1、米国株合算-0.45%は±1%内で±0

判定根拠:前日の+5から+2へ3ポイント下がりました。最も動いたのはB群で、値上がり業種が19から8へ、上昇比率が72.3%から40.0%へ落ちて+2から±0です。A群は+2のままですが、中身はTOPIXのプラスから「日経とグロースだけがTOPIXを上回る」二極化へ入れ替わりました。同じ点数でも質が違う日です。総合判定はあくまで今日の要約であって、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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