今日の日本株|9月29日|半導体製造装置株が30銘柄中26銘柄上昇、電力株は10社すべて下落

今日の日本株|9月29日|半導体製造装置株が30銘柄中26銘柄上昇、電力株は10社すべて下落

📉 日経 -0.60%/TOPIX -1.72% ◎本命 2群(地銀・4日目/FPD・プリント基板・3日目) ☆先行 1群(半導体製造装置・新規) ◇戻り 1群
今日中間配当の権利落ち日で、TOPIXは-1.72%。サブ業種124群のうちTOPIXに勝ったのは52群でした。先頭は半導体製造装置+3.40ptで、30銘柄中26銘柄が上げました。末尾は電力-2.27ptで、10社すべてが下げています。上げた銘柄が1つもない群は58群ありました
判定◎本命は地銀(4日目)とFPD・プリント基板(3日目)の2群のままですが、地銀は勢いが+0.85ptまで縮みました。☆先行は生保から半導体製造装置に替わり、○走り出しは半導体材料・電子材料の1群、◇戻りはサイバーセキュリティの1群のままです
守り「下げに弱さ」で5段に分けると、いちばん下げに弱い段だけが+0.50ptで、残る4段はそろってマイナスでした。ふだんの順番とは逆の並びです
日経平均
-0.60%
65,481 円(-396円・25日線との差 +0.33%)
TOPIX
-1.72%
4,041 pt(-71pt・25日線との差 -1.18%)
値上がり業種
1 / 33
上昇銘柄比率 11.4%

今日は3月期決算企業の中間配当の権利落ち日で、配当落ちの分が指数の重荷になりました。前日の米国株安(ナスダック総合-0.92%・フィラデルフィア半導体株指数-1.61%)も響き、日経平均は一時1,100円を超えて下げたあと、大引けは-0.60%の6万5,481円と下げ幅を縮めました。TOPIXは-1.72%と日経平均より大きく下げ、東証プライムで上げたのは174銘柄だけです。この記事では、指数の裏で124のサブ業種がどう並んだかだけを見ていきます。

日経平均の下げが小さかったのは、東京エレクトロン+2.13%・ディスコ+4.19%など半導体製造装置が買われ、値がさ株の比重が大きい日経平均を支えたためです。群は構成銘柄を等しい重さで数えるので、配当落ちで広く下げた銘柄の多さがそのまま出て、TOPIXに勝った群は124群のうち52群と半分に届きませんでした。

① 半導体製造装置が9割上昇、配当の出る群は軒並み全銘柄安

先頭は半導体製造装置+3.40pt・FA・ロボット・制御+2.09pt・エンタメ・IP+1.86pt、末尾は電力-2.27pt。地力上位25群の当日平均は+0.49pt、残り99群は-0.33ptでした。

124群を当日の対TOPIXの大きい順に並べ、オレンジは1年で強かった25群です。

サブ業種124群を、9月29日に強かった順に並べると 棒1本=1群の対TOPIX(pt)。0より上がTOPIXに勝った群。TOPIXは-1.72% 1年で強かった25群(地力上位20%・今日の強さとは別の物差し) それ以外の99群 -3 -2 -1 +1 +2 +3 0 0 = TOPIXと同じ動き ← ここまで52群がTOPIXに勝ち 負けた72群 → 半導体製造装置 +3.40pt FA・ロボット・制御 +2.09pt エンタメ・IP +1.86pt FPD・プリント基板 +1.81pt 半導体 +1.75pt -2.27pt 電力 -2.19pt ネット証券・中小証券 -2.17pt 燃料・エネルギー商社 -2.09pt リース -1.93pt 物流施設・倉庫 先頭は半導体製造装置+3.40pt、末尾は電力-2.27pt。上げた銘柄が1つもない群が58 オレンジ25群は10群が0より下で平均+0.49pt、残り99群は平均-0.33pt 東証プライムをサブ業種に分けた群のうち構成5銘柄以上の124群・等ウェイト。当日相対=群の平均騰落率−TOPIX騰落率

今日の話に出てくる10群を、当日の対TOPIXの大きい順に並べたのが下の表です。表のサブ業種名を押すと、その群の中で値動きが大きかった5銘柄と前日比が開きます。

地力
順位
サブ業種当日
対TOPIX
25日
累積
5日前比上げた銘柄
の割合
下げに
弱さ
2
半導体製造装置 ▾
値動きの大きい順に5 / 30銘柄・前日比
ローツェ +4.58%ディスコ +4.19%SCREEN HLDG +4.08%サムコ +4.01%日本マイクロニクス +3.83%
+3.4pt+1.8pt+16.5pt87%2.41
15
FA・ロボット・制御 ▾
値動きの大きい順に5 / 19銘柄・前日比
ローツェ +4.58%シンフォニア テクノロジー +4.26%ニデック -3.85%CKD +3.08%IDEC -2.35%
+2.1pt-0.8pt+8.3pt58%1.87
108
エンタメ・IP ▾
値動きの大きい順に5 / 14銘柄・前日比
ハピネット +12.47%円谷フィールズHLDG -3.37%エイベックス -3.08%第一興商 -3.03%アミューズ -1.86%
+1.9pt+1.8pt-6.2pt36%0.18
1
FPD・プリント基板 ▾
値動きの大きい順に5 / 9銘柄・前日比
メイコー -2.68%タツモ +2.29%ジャパンディスプレイ +2.04%イビデン -1.21%日本シイエムケイ -0.76%
+1.8pt+10.4pt+12.5pt67%2.66
6
半導体 ▾
値動きの大きい順に5 / 11銘柄・前日比
ソニーグループ +1.41%トレックス・セミコンダクター -1.23%ソシオネクスト -1.22%ローム +0.81%キオクシアHLDG +0.56%
+1.8pt+1.4pt+7.3pt55%2.22
4
地銀 ▾
値動きの大きい順に5 / 59銘柄・前日比
ほくほくFG -4.66%北日本銀行 -4.17%東京きらぼしFG -3.99%CCIグループ -3.60%紀陽銀行 -3.54%
-0.7pt+10.6pt+4.3pt0%0.97
16
総合商社 ▾
値動きの大きい順に5 / 8銘柄・前日比
兼松 -4.06%豊田通商 -3.87%三井物産 -3.82%三菱商事 -3.76%伊藤忠商事 -3.05%
-1.6pt+1.9pt-5.8pt0%0.87
60
リース ▾
値動きの大きい順に5 / 10銘柄・前日比
FPG -6.09%オリックス -4.35%リコーリース -4.22%東京センチュリー -4.07%芙蓉総合リース -3.91%
-2.1pt-0.5pt-5.2pt0%0.44
37
ネット証券・中小証券 ▾
値動きの大きい順に5 / 13銘柄・前日比
松井証券 -5.36%いちよし証券 -5.08%アイザワ証券グループ -5.07%SBI HLDG -4.61%マネックスグループ -4.56%
-2.2pt-1.7pt-8.1pt0%0.81
75
電力 ▾
値動きの大きい順に5 / 10銘柄・前日比
沖縄電力 -5.26%中国電力 -5.03%関西電力 -4.76%中部電力 -4.46%東北電力 -4.28%
-2.3pt+3.6pt-13.6pt0%0.43

棒の形は、左端に半導体まわりの群が固まって+1ptを超え、右端に向かって長いマイナスの棒が続く形です。0より上にいるのは52群、下にいるのは72群でした。上げた銘柄が1つもない群が124群のうち58群あり、東証プライムで上げた銘柄が1割しかなかった日の姿がそのまま出ています。オレンジの25群は10群が0より下で、平均は+0.49ptと残りの99群(-0.33pt)を上回りました。

半導体製造装置(半導体製造装置株)は30銘柄のうち26銘柄が上げ、ローツェ+4.58%・ディスコ+4.19%・SCREENホールディングス+4.08%・サムコ+4.01%が先頭です。前日の米国ではフィラデルフィア半導体株指数が-1.61%だったので、米国の流れとは逆の動きでした。FA・ロボット・制御と半導体材料・電子材料も上位に入り、地力上位の群がそろって上側に出ています。エンタメ・IPの+1.86ptは、ハピネット+12.47%の1銘柄が大きく、14銘柄のうち上げたのは5銘柄でした。

末尾の電力(電力株)は10社すべてが下げ、沖縄電力-5.26%・中国電力-5.03%・関西電力-4.76%が並びました。前営業日は11社中10社が上げて124群の先頭だった群が、1日で最下位に入れ替わっています。ネット証券・中小証券・リース・総合商社・地銀も構成銘柄がすべて下げ、配当利回りの高い銘柄の多い群が権利落ちの日に下側へ集まりました。「配当落ちの分だけ下がったのなら、明日には戻るのではないか」という見方が出てきます。配当落ちは権利がなくなった分の値下がりなので、翌日に自然に戻る性質のものではありません。戻るかどうかは、群の25日累積が次の数日でどちらへ動くかで確かめるしかありません。

② 判定の入れ替わり:☆は生保から半導体製造装置へ、地銀の勢いは+0.85ptまで縮小

☆に半導体製造装置が新規。◎は地銀(4日目)とFPD・プリント基板(3日目)のまま、○に半導体材料・電子材料が新規、前営業日の○4群は外れました。◇はサイバーセキュリティの1群のままです。

サブ業種地力
順位
前日今日何が変わったか
地銀 ▾
値動きの大きい順に5 / 59銘柄・前日比
ほくほくFG -4.66%北日本銀行 -4.17%東京きらぼしFG -3.99%CCIグループ -3.60%紀陽銀行 -3.54%
4◎本命◎本命(4日目)25日累積は+10.1→+10.6ptと上がったが、勢い(15日変化)は+5.07→+0.85ptと大きく縮み、◎の条件(プラス)を0.85ptの差で保った。当日は-0.74ptで、59銘柄すべてが下げた(ほくほくフィナンシャルグループ-4.66%・北日本銀行-4.17%)
FPD・プリント基板 ▾
値動きの大きい順に5 / 9銘柄・前日比
メイコー -2.68%タツモ +2.29%ジャパンディスプレイ +2.04%イビデン -1.21%日本シイエムケイ -0.76%
1◎本命◎本命(3日目)当日+1.81ptで124群の4番目。9銘柄のうち6銘柄が上げた。25日累積は+7.7→+10.4pt、勢いは+5.8→+2.7ptでプラスに残った
半導体製造装置 ▾
値動きの大きい順に5 / 30銘柄・前日比
ローツェ +4.58%ディスコ +4.19%SCREEN HLDG +4.08%サムコ +4.01%日本マイクロニクス +3.83%
2―☆先行当日+3.40ptで124群の首位、30銘柄のうち26銘柄が上げた(ローツェ+4.58%・ディスコ+4.19%)。25日累積も-2.0→+1.8ptと0を上抜けたが、☆を優先して表示
半導体材料・電子材料 ▾
値動きの大きい順に5 / 33銘柄・前日比
東海カーボン +4.75%デクセリアルズ +4.20%レゾナック・HLDG -4.00%住友精化 -3.88%大阪ソーダ -2.96%
8―○走り出し25日累積が-0.5→+0.3ptと0を上抜けた。当日は+1.02ptで、東海カーボン+4.75%・デクセリアルズ+4.20%が先頭
生保 ▾
構成5銘柄・前日比
第一ライフグループ -3.70%T&D HLDG -3.55%かんぽ生命保険 -3.22%ソニーフィナンシャルグループ -2.67%ライフネット生命保険 -0.42%
23☆先行―当日-0.99ptで上位5群から外れた。5銘柄すべてが下げ(第一ライフグループ-3.70%)、25日累積は+3.9→+3.2pt
計測・分析機器 ▾
値動きの大きい順に5 / 14銘柄・前日比
長野計器 +4.00%東陽テクニカ -3.49%日本電子 -2.32%愛知時計電機 -2.24%堀場製作所 +2.14%

半導体 ▾
値動きの大きい順に5 / 11銘柄・前日比
ソニーグループ +1.41%トレックス・セミコンダクター -1.23%ソシオネクスト -1.22%ローム +0.81%キオクシアHLDG +0.56%
13/6○走り出し―どちらも25日累積は0の上で伸びた(+0.6→+1.3pt/+0.8→+1.5pt)。○は上抜けた日だけの印
総合化学 ▾
値動きの大きい順に5 / 13銘柄・前日比
レゾナック・HLDG -4.00%UBE -3.24%ダイセル -2.84%デンカ -2.67%三井化学 -2.63%

電力インフラ・送配電 ▾
値動きの大きい順に5 / 20銘柄・前日比
トーエネック -3.76%電源開発 -3.74%きんでん -3.50%関電工 -3.36%SWCC -3.13%
19/11○走り出し―25日累積が0の下に戻った(+0.0→-0.6pt/+0.9→-0.1pt)。電力インフラ・送配電は20銘柄すべてが下げた
サイバーセキュリティ ▾
値動きの大きい順に5 / 7銘柄・前日比
イー・ガーディアン -6.22%インテリジェント ウェイブ -1.99%GMOグローバルサイン・HLD -1.53%トレンドマイクロ +1.41%ソリトンシステムズ +1.09%
124◇戻り◇戻り25日累積は+5.9→+6.0ptで、+5ptの上に残った。当日は+0.69pt

◎の2群の候補銘柄(25日線の近くにいて売買代金の大きい順・カッコ内は25日線との差)は、地銀(地銀株)が横浜フィナンシャルグループ-2.0%・ほくほくフィナンシャルグループ+1.1%・しずおかフィナンシャルグループ-0.6%・千葉銀行-0.4%・ふくおかフィナンシャルグループ-0.4%・めぶきフィナンシャルグループ-0.6%、FPD・プリント基板(プリント基板株)が日本シイエムケイ+3.4%・図研+3.4%です。地銀は今日の下げで、候補の多くが25日線をわずかに下回りました。

☆先行は、地力上位の群がその日の値上がり上位5群に出たという印で、今日上がったから明日買うという意味ではありません。半導体製造装置は地力2位で、25日累積も+1.8ptと0を上抜けたところです。○走り出しは25日累積が0を上抜けただけの印で、◎より効きが小さい区分です。半導体材料・電子材料は+0.3ptと0のすぐ上で、◎の条件(+5pt)までは4.7ptあります。前営業日に○が付いた4群のうち、総合化学と電力インフラ・送配電は1日で0の下に戻りました。◇戻りは地力の下位40%なのに直近1か月だけ強い群を数えたもので、買う場所として選びません。

③ 「下げに弱さ」どおりに落ちたか:いちばん弱いはずの段だけがプラス

下げに弱い上位20%の段が+0.50pt、残る4段は-0.17〜-0.47pt。TOPIXが下げた日にいちばん大きく落ちるはずの段が、今日は唯一プラスでした。

「下げに弱さ」で5段に分けた、9月29日の対TOPIX(平均) TOPIXは-1.72%。124群を「下げに弱さ」の大きい順に約25群ずつ5段へ。棒は各段の当日 対TOPIXの平均pt 下げに弱い 上位20% 半導体製造装置・FPD・プリント基板・AIインフラ +0.50pt 上から2番目 地銀・自動車部品・電気・通信工事 -0.47pt まん中 海運・サイバーセキュリティ・家電・AV -0.31pt 下から2番目 電力・リース・陸運・物流 -0.40pt 粘る側 下位20% ガス・医薬品卸・家電量販 -0.17pt 0 = TOPIXと同じ 順番どおりなら上から大きく落ちるはずが、上位20%だけがプラス 半導体製造装置が買われた一方、下から2番目の電力・リースは全銘柄が下げた

ふだんの順番なら、上の段ほど大きく落ちて、下の「粘る側」ほど下げが小さくなります。今日は上位20%に半導体製造装置・FPD・プリント基板・AIインフラ・半導体など半導体まわりの群が集まっていて、それが買われたことで段の平均がプラスになりました。同じ段でも金価格・貴金属-0.50pt・非鉄・製錬-0.24ptは下げています。

下の4段がそろってマイナスだったのは、配当落ちで構成銘柄が広く下げた日だったためで、下から2番目の段には電力・リース・陸運・物流など全銘柄が下げた群が入っています。「下げに弱さ」は過去120営業日の下げた日の平均から作った物差しなので、今日のように1つのテーマだけが逆行する日には順番が崩れます。買い持ちの守りに使うなら、1日の並びではなく、下げた日が続いたときにどの段が落ちるかで確かめる物差しです。

明日、群で見るところ

地銀が◎5日目に残る条件は、25日累積が+5pt以上で勢いがプラスのままであることで、今日は+10.6ptと水準は十分ですが、勢いは+0.85ptしかありません。もう1日下げれば勢いがマイナスに落ちて◎から外れる距離です。FPD・プリント基板は+10.4pt・勢い+2.7ptで、今日の上げで距離が広がりました。◎に近いのは、25日累積が+5ptを超えているのに勢いがマイナスのAIインフラ(+6.4pt・-1.4pt)とエレクトロニクス商社(+8.2pt・-1.0pt)、勢いは強いが水準の足りない生保(+3.2pt・+10.3pt)です。

地力上位20%(25群)で25日累積がまだマイナスの群は前営業日と同じ10群で、非鉄・製錬-9.3pt・中古・リユース-9.1ptなどが残っています。材料は10月2日の米9月雇用統計で、米国の金利が動いたときにいちばん振れやすいのは、今日逆行して上げた半導体製造装置と、権利落ちで全銘柄が下げた地銀です。

▼検証条件

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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