2026年8月6日の市場資金フロー|半導体安で日経617円安・TOPIXは逆行高

今日の日本株|2026年8月6日の市場資金フロー|半導体安で日経617円安・TOPIXは逆行高

今日の日本株|2026年8月6日の市場資金フロー|半導体安で日経617円安・TOPIXは逆行高

📉 日経 -0.93%(3日ぶり反落) 🏆 総合判定 中立・様子見 -1/±11 🌡 体温計 +2 ☀微熱 🎯 優位シグナル ◎なし(見送り優位)
今日前夜の米ハイテク安を受けて、半導体と値がさ株に売りが集中しました。太陽誘電-10.98%・キオクシア-10.24%が重石になり、日経平均は617円安の65,683円です
中身ところがTOPIXは+0.24%と逆行高でした。決算を好感した内需とディフェンシブに広く資金が入り、値上がりは26/33業種・上昇銘柄比率72.7%まで広がっています
明日私のルールで新規に乗ってよい業種は今日もゼロです。枠に入るのは継続2日目の鉄鋼と繊維製品だけ。焦点は決算681社の反応と、騰落レシオ25日120.56の行き先

今日の日本株は、指数と中身がまっぷたつに割れた1日でした。日経平均は65,683.04円(-0.93%・617円安)と3日ぶりに反落し、一時は1,260円を超える下げ幅になっています。ところがTOPIXは4,055.85(+0.24%)と逆に上げました。前夜の米国はダウこそ+0.49%でしたが、ナスダック-0.83%とSOX指数の下げを受けて、東京では半導体と値がさ株に売りが集中したためです。指数を押し下げたのは一部の大型株で、市場全体はむしろ買われているという、めずらしい形の日でした。

8/5 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。「AI・半導体主導の上昇は続く」という方向は外れ、日経は反落しました。しかも「2日目は幅が細る」と書いた後半部分も、値上がり26業種と真逆に外しています。幅の読みを外すのは、これで2日続けてです。当たりも外れも、そのまま並べます。

自己採点 2.5 / 5.0 🔴 ①上昇継続は外れ。ただ「伸びは今日の3分の1以下」の骨子だけは残った(0.5/2.0) 🔶 ②期待エリアは化学だけ小幅プラス、情報通信・非鉄はそろって外れ(0.5/1.0) 🔶 ③試金石は値上がり業種20超の2日連続だけ成立、素材と非鉄は不成立(0.5/1.0) 🟢 ④底打ち待機の鉱業・石油石炭・海運はそろって反発(1.0/1.0)
  • ❌ 外れメインシナリオの「AI・半導体主導の上昇は続く」は外しました太陽誘電-10.98%・キオクシアホールディングス-10.24%・フジクラ-9.40%・レーザーテック-7.18%と、期待した主役がそろって崩れています。ただ「2日目は指数の伸びが今日の3分の1以下」という骨子だけは、下げ幅617円が前日の上げ2,342円の26%に収まる形で残りました。
  • ❌ 外れ「値上がり業種は23から15〜20程度へ細る」も真逆でした。実際は26/33業種・上昇銘柄比率72.7%・新高値94対新安値10と、幅はさらに広がっています。期待エリアに挙げた情報・通信業も、ソフトバンクグループ-4.41%で業種ごとマイナスでした。
  • 🔔 発動警戒トリガーA「キオクシア・アドバンテスト・イビデンのうち2社が翌日-5%超」は成立しました。キオクシア-10.24%・イビデン-6.49%の2社が該当し、置いた翌日にそのまま点いた形です。ただし「上げの半分が戻される」ところまでは進まず、戻したのは26%まででした。
  • ⭕ 的中底打ち待機に挙げた原油安銘柄は、そろって反発しました。鉱業+1.90%・海運業+1.79%・石油石炭製品+1.38%と、3業種とも前日の下落分を取り戻しています。売られすぎ枠もJVCケンウッド+4.21%・旭化成+1.90%が戻りました。
  • ➖ 不発警戒トリガーBは不発でした。騰落レシオ25日は115.08から120.56まで上がりましたが、点灯基準の125には届いていません。RSI70超の比率も9.8%で、過熱側はひとつも点いていない状態です。

総括:今日の収穫は、警戒トリガーを置いておいたこと自体でした。方向は外しましたが、「主役の半導体が崩れる日」という分岐は前日のうちに数値で言語化できています。反省点は幅の読みで、上げの日も下げの日も「幅は続かない」と、2日連続で同じ方向に外しました。値上がり業種数はシナリオの付属物ではなく、独立した観測対象として扱うべきなんでしょうね。

本日の市場サマリー

日経-0.93%に対してTOPIXは+0.24%。値上がり26/33業種・上昇銘柄比率72.7%と、指数の下げとは裏腹に中身は良好でした。

主要指標
日経平均
-0.93%
65,683 円(-617円・25日乖離 -0.62%)
TOPIX
+0.24%
4,055 pt(逆行高・25日乖離 +0.91%)
グロース250
-0.34%
720 pt(中小型は小幅安)
セクター・内部相場
最強業種
繊維製品
+5.35% / 相対 +5.11pt
最弱業種
非鉄金属
-5.62% / 相対 -5.86pt
上昇銘柄比率
72.7%
新高値94 / 新安値10(差+84)
為替・米10年
¥157.82 / 4.619%
ドル円 +0.04円 / 米10年 +0.012pt

東証プライムの売買代金は9兆6,880億円で、前日の10兆9,236億円から1兆円あまり細りました。内部の数字はきれいに反転しています。売買代金TOP3の集中度は30.0%から23.5%へ下がった一方、買い主導率は75%から25%へ急落しました。つまり大型株の上位20社は売り優勢なのに、その外側では7割超の銘柄が上げているという構図です。新高値94・新安値10でスプレッドは+84と、この日数の中では最も広い水準まで開きました。今日の日本株は、指数の下げよりも中身の広がりのほうがずっと素直だった1日です。

業種別資金フロー分析

上位は繊維製品+5.35%を筆頭に医薬品・その他製品・食料品と決算組の内需勢。下位は非鉄・電機とAI半導体のサプライチェーンです。

値上がり業種 TOP5

先頭は繊維製品+5.35%(相対+5.11pt)でした。東レが4〜9月期の純利益上振れを発表して+9.34%と急伸し、業種をひとりで引き上げています。2位の医薬品+2.90%はアステラス製薬+6.00%・第一三共+2.90%、3位のその他製品+2.61%は任天堂+2.87%とバンダイナムコホールディングス+10.85%が押し上げました。

4位の食料品+2.46%は明治ホールディングス+11.14%とキッコーマン+11.04%が並びます。5位の水産・農林業+2.34%まで含めて、上位5業種はすべて決算を好感された内需・ディフェンシブという顔ぶれでした。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1繊維製品+5.35%+5.11pt東レ+9.34%。純利益の上振れと炭素繊維の好調を好感
2医薬品+2.90%+2.66ptアステラス製薬+6.00%・第一三共+2.90%
3その他製品+2.61%+2.37ptバンダイナムコHD+10.85%・任天堂+2.87%
4食料品+2.46%+2.22pt明治HD+11.14%・キッコーマン+11.04%
5水産・農林業+2.34%+2.10ptディフェンシブへの資金回帰。ニッスイ+4.08%

値下がり業種 TOP5

最下位は非鉄金属-5.62%(相対-5.86pt)でした。前日+9.08%と業種1位だったところからの急反落で、フジクラ-9.40%・住友電気工業-8.98%・三井金属-9.64%と、電線と非鉄がまとめて売られています。2位のガラス・土石製品-2.09%も前日+4.64%からの反落で、日東紡績が-17.92%と1日で2割近く下げました。

3位の電気機器-1.98%は太陽誘電-10.98%とキオクシアホールディングス-10.24%が中心です。下げた5業種のうち4つが、前日にAI・半導体関連としてまとめて買われた業種でした。理由が「前日の反動」ひとつにきれいに集まっているのが、今日の下げ側の特徴です。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属-5.62%-5.86ptフジクラ-9.40%・住友電工-8.98%。前日+9.08%の反動
2ガラス・土石製品-2.09%-2.33pt日東紡績-17.92%。前日+12.15%から急反落
3電気機器-1.98%-2.22pt太陽誘電-10.98%・キオクシア-10.24%が重石
4金属製品-1.40%-1.64ptSUMCOが業種代金の92%。シリコン関連の反落
5情報・通信業-0.57%-0.81ptソフトバンクG-4.41%。個別は急騰組も多い

複数日ベースの方向シグナル(5項目スコア)は、流入13業種 対 流出16業種でした。値上がりが26業種もあった日にしては、方向シグナルの絵は慎重なままです。★の新規点灯は輸送用機器・情報通信・サービス業・その他金融業・ゴム製品の5業種に増えましたが、私のルールでの実践判定は◎0件・○0件・△単騎1件・×見送り4件という結果でした。

×が並んだ理由は、5業種のうち4つで25日トレンドの5日前比がマイナス、つまり中期の勢いが失速している最中に短期シグナルだけが点いたためです。過去の検証でこの×区分は翌日-0.28pt・勝率38.1%と負け越しています。値上がり業種26のにぎやかな日ですが、新規で乗ってよい枠はゼロでした。

テーマ別資金フロー

商社+1.67ptを筆頭に6テーマが🆙主役化。前日まで主役だった素材とテクノロジーだけが🆘脱落という、きれいな入れ替わりでした。

1商社+1.67pt🔥🔥 🆙 +1日
2生活防衛+1.52pt🔥🔥 🆙 +1日
3エネルギー+1.40pt🔥 🆙 +1日
4内需消費+1.38pt🔥 🆙 +1日
5金融+0.71pt🔥 🆙 +1日
6輸送・物流+0.56pt🔥 🆙 +1日
7不動産・建設+0.49pt→ ◐ +1日
8製造業サイクル+0.38pt→ ◐ +1日
9素材-1.27pt💧 🆘 -1日
10テクノロジー-1.46pt💧 🆘 -1日

前日は10テーマ中8つがマイナスでしたが、今日は逆に8テーマがプラス、うち6テーマが🆙主役化の判定です。首位の商社+1.67ptは三菱商事+2.31%に加えて、アルコニックス+12.03%・神鋼商事+6.73%といった専門商社が効きました。2位の生活防衛+1.52pt、4位の内需消費+1.38ptにも、食料品と医薬品の決算好感が出ています。

一方で前日まで断トツだった素材は-1.27ptで🆘脱落、テクノロジーも-1.46ptで同じ判定に落ちました。1日で主役が入れ替わった格好ですが、6テーマそろって「連続+1日」なのが引っかかります。10日平均では商社+0.02pt・生活防衛±0.00ptと、まだ実績のない浮上にすぎません。

3対立軸でみるマクロ文脈

前日+2.83ptだったリスク軸が-2.30ptへ反転。攻めの3テーマが生活防衛に負けたのは、5営業日ぶりのことです。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+0.22pt+2日+1.26pt金融−不動産建設。銀行+1.21%と不動産+0.92%が拮抗
資源軸-0.37pt-1日-2.99pt鉱業+1.90%でも、内需消費の戻りがそれ以上に強い
リスク軸-2.30pt-1日+1.68pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。5日ぶりに反転

今日の主役はリスク軸の反転です。前日まで5営業日プラスを続けた軸が、-2.30ptで一気にマイナスへ振れました。攻めの3テーマの平均が、生活防衛に2.3pt負けたことになります。TOPIXがプラスの日にこの形が出るのは、下げているのが攻めの側だけという証拠です。

ただし10日累計では+1.68ptとまだプラス圏です。今週の貯金を1日で全部吐き出したわけではありません。金利軸も+0.22ptと薄いながら2日連続でプラスを保っています。マクロの底が抜けたというより、行き過ぎた1日の反動を吸収している最中という気がしますね。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「最強モメンタム」「踏み上げ候補」の3枠。指数を沈めた半導体は、どの枠にも1銘柄も入っていません

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はインテリジェント ウェイブ+26.70%、2位はJMDC+16.12%、3位はオムロン+14.97%でした。上位3社のうち2社が情報・通信業ですが、業種としては-0.57%とマイナスです。ソフトバンクグループ-4.41%が業種の売買代金の6割を占めるため、中小型の急騰が反映されていません。

オムロンは売買代金でも463億円と大きく、値上がり率と代金の両方で上位に来た=実際に大口の資金が動いた形です。上位20には住友精化+14.85%・三洋化成工業+13.71%・花王+12.83%と化学が4銘柄入りました。決算に反応した買いが業種の枠を越えて広く出ています。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1インテリジェント ウェイブ(4847)情報・通信業+26.70%売買代金は前日比36倍。RSI90.3の急騰
2JMDC(4483)情報・通信業+16.12%代金43億円。医療データ関連の中小型
3オムロン(6645)電気機器+14.97%代金463億円。電機の中で数少ない大幅高

最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 相対騰落+1pt以上)

この枠は15銘柄が該当し、顔ぶれにテーマ性が出ました。アルコニックス+12.03%・神鋼商事+6.73%・三洋貿易+2.83%・伯東+1.89%と、非鉄と電子部品の専門商社が4社です。テーマ別で商社が1位に浮上したのは、この一群が効いたためでした。

もう一つの塊が鉄鋼で、日本製鉄+1.71%・栗本鐵工所+11.52%が並びます。鉄鋼は継続シグナルが2日目に入った業種でもあり、短期の勢いと中期のトレンドが両方そろっている数少ない場所です。ただし過熱スコアは三洋貿易+8・神鋼商事+7と高く、追いかけるなら押し目待ちが無難でしょうか。

銘柄(コード)RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
アルコニックス(3036)85.1+36.1%+12.03%+6 ⚠
三洋貿易(3176)85.1+19.1%+2.83%+8 ⚠⚠
日本製鉄(5401)82.9+13.3%+1.71%+5 ⚠

踏み上げ候補(信用倍率1.0倍以下 × 前日比+2%以上)

今日いちばん物語があったのがこの枠です。先頭は花王+12.83%で、信用倍率はわずか0.5倍。売り方が積み上がっているところに決算が出て、買い戻しを巻き込んだ形に見えます。以下、鶴見製作所+6.92%(0.12倍)、森永乳業+5.66%(0.89倍)、ニチレイ+3.69%(0.74倍)と続きました。

並んだ12銘柄のうち、食料品と小売業・サービス業が7銘柄を占めます。半導体から抜けた資金が内需へ回ったというより、もともと売られていた内需株が決算で見直されたと読むほうが実態に近そうです。踏み上げは戻りも速いので、私は追わずに翌日の値持ちを見ます。

市場体温計

日々の体温は前日の+5「灼熱」から+2「微熱」へ3ノッチ低下。それでも高温・低温シグナルはどちらも0/4のままです。

Layer 1 日々の体温 +2/±5 ☀微熱 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日120.56で125に未達) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(日経25日乖離 -0.62%) 相場の質:中立|集中度23.5%・買い主導25%

Layer1の内訳は、上昇銘柄比率72.7%・値上がり業種26・新高安スプレッド+84の3項目が満点、日経とTOPIXの方向がねじれて±0、代金上位10社の上昇が1社だけで-1、合計+2でした。幅の3項目が満点なのに大型株の項目だけがマイナスという並びが、今日の相場をそのまま表しています。

高温シグナルは0/4のままですが、騰落レシオ25日が115.08から120.56へ上がり、点灯基準の125まで残り4.44ポイントに迫りました。RSI70超の比率は9.8%、日経25日乖離率も-0.62%と平均線のすぐ下です。指数だけ見れば調整ですが、内部の温度はむしろ上がっているところが、この日の分かりにくさなんでしょうね。

本日のマクロ環境

米国はダウ+0.49%とナスダック-0.83%で高安まちまち。ハイテクだけが売られる形が、そのまま東京へ持ち込まれました

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
-0.93%
65,683円・617円安
TOPIX
+0.24%
4,055pt・逆行高
グロース250
-0.34%
720pt・小幅安
海外株式(前日終値)
NYダウ
+0.49%
54,590・小幅続伸
ナスダック
-0.83%
26,740・反落
S&P500
-0.17%
7,750・小幅安
為替・金利
ドル円
157.82
+0.04円・ほぼ動かず
米10年金利
4.619%
+0.012pt・小幅上昇
VIX恐怖指数
15.90
-0.08・16近辺で低位安定
資源・需給
WTI原油
$75.08
-1.39%・2日続落
騰落25日
120.56
125で高温点灯。残り4.44
信用評価損益率
-8.44%
通常圏(週次・木曜更新)

前夜の米国はダウが+0.49%で小幅続伸した一方、ナスダックは-0.83%、S&P500も-0.17%と下げました。11因子モデルのE群が-1になったのは、ナスダックとS&P500の合算がちょうど-1.00%と閾値に並んだためです。ダウだけが上がる形=景気敏感は買われ、ハイテクだけが売られる形で、これがそのまま東京の業種別に反映されました。

為替と金利に目立った動きはありません。ドル円157.82円(+0.04円)、米10年金利4.619%(+0.012pt)とほぼ横ばいです。WTI原油は75.08ドルまで2日続落しましたが、鉱業+1.90%・石油石炭製品+1.38%と資源株は逆に買われました。前日の下げが大きすぎた反動でしょうか、原油と資源株の連動が今日は切れています。

明日の注目ポイント

軸は今日の内需・ディフェンシブ買いが2日目に続くのか、それとも1日だけの避難だったのか。半導体の下げ止まりも同時に見ます。

本日の優位シグナル(◎○△×)

機械判定の◎は0件。新規で乗る枠はなく、残るのは継続2日目の2業種だけです。

◎ 最優先 0 ○ 監視 0 △ 単騎 1 × 見送り 4
  • 本日の◎は0件でした。無理に拾わない日です。過去の検証では×見送り(25日トレンドが失速中)は翌日平均-0.28pt・勝率38.1%と明確に不利で、「乗らない」も統計上のひとつの判断になります。
  • △ 単騎:情報・通信業 ── 25日トレンドは加速中(5日前比+4.25pt)で累積も+4.17ptとプラス圏。ただし資金判定は〈単騎〉で、ソフトバンクグループが業種売買代金の60%を占めます。業種ではなく最大銘柄を個別に見る枠です。
  • ◎ 継続2日目:鉄鋼・繊維製品 ── どちらも点灯2日目で採用条件を満たしています。鉄鋼は25日累積+14.77ptで33業種中1位、資金判定は〈本物〉(最大銘柄は日本製鉄83%)。繊維製品は5日前比+5.78ptと加速度が最大です。ただし継続2日目は翌日利確型で、+3日は伸びません。
  • ⏳ 深追い注意:化学・証券商品先物業(ともに3日目) ── 点灯3日目以降は検証でエッジが消え、4日目からは翌日-0.72pt・勝率34%と劣後します。買い候補からは外します。体温計がプラス圏のため、売り候補として扱う条件も満たしていません。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目の枠も4/24〜8/3の679業種日で検証し、翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルはまだ小さく検証は継続中です(次回再検証は2026年11月中旬を予定)。有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸はリスク軸-2.30ptが5日ぶりに反転。金利軸+0.22ptは2日連続プラス
  • 体温計は+5から+2へ3ノッチ低下。ただし高温0/4・低温0/4で過熱にも冷却にも入っていない
  • 外部はナスダック+S&P500の合算-1.00%。ドル円157.82円・米10年4.619%はほぼ横ばい
悪材料はハイテク安の一本だけ。為替も金利も動いておらず、崩れる材料は乏しい
層2:テーマ10テーマの動き
  • 8テーマがプラス、うち6テーマが🆙主役化。商社+1.67pt・生活防衛+1.52ptが先頭
  • 素材-1.27ptとテクノロジー-1.46ptが🆘脱落。前日まで断トツの2テーマがそろって陥落
  • ただし主役化6テーマはすべて「連続+1日」で、10日平均はどれも0近辺
主役は入れ替わったが、新しい主役の在位はまだ1日。継続確認が要る
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入13業種 対 流出16業種。値上がり26業種のわりに広がらず
  • ★新規点灯5業種の実践判定は◎0・○0・△1・×4。枠内は継続2日目の2業種だけ
  • 集中度は30.0%→23.5%へ低下。ただし買い主導率は75%→25%で大型株は売り優勢
新規で乗る枠はゼロ。買えるのは継続2日目の2業種に限られる
3層の見立ては「悪材料は1本だけ、でも新しい主役はまだ1日目」です:マクロ層で崩れているのは米ハイテク安の一本、テーマ層は内需・商社への入れ替わりが起きたばかり、業種層では新規に乗れる枠が今日もゼロでした。焦点は今日の内需買いが「連続+2日」に育つのか、それとも半導体が戻って元のテーマ配置に戻るのかです。5日続いたリスクオンの貯金(10日累計+1.68pt)が残っているぶん、私は元に戻る側をやや高めに見ています。
📊 メインシナリオ:半導体の下げは一服し、内需・ディフェンシブとの二本立てで指数は小幅な戻りを試す

明日は決算681社のピークをこなしながら、売られすぎた半導体に買い戻しが入り、内需・ディフェンシブと二本立てで小幅に戻す展開をメインに置きます。値上がり業種は今日の26から18〜24程度へ落ち着くとみています。

  • 期待エリア:継続2日目の鉄鋼(日本製鉄・日本冶金工業)と繊維製品(東レ)。ただし翌日利確を前提に
  • 継続性試金石:商社・生活防衛・内需消費の🆙主役化が「連続+2日」へ進むか/値上がり業種が3日続けて20超を保てるか
  • 底打ち待機:キオクシア・太陽誘電・フジクラなど半導体と電線、売られすぎ枠(メンバーズRSI19.0・ダイキン工業19.0)
  • マクロ材料注視:本日引け後のソフトバンクグループ・古河電工の決算反応/米SOX指数の戻り/騰落レシオ25日120.56の行方

分岐リスクと警戒トリガー

⚡ 最弱気分岐A:半導体の売りが2日目に入り、内需の買いも決算一巡で止まる

今日の内需買いは、決算という「一度出れば終わる」材料が起点でした。明日の681社を通過すれば買う理由が薄くなり、半導体だけが売られ続ける形になり得ます。前日+9.08%から-5.62%へ振れた非鉄金属のように、値動きが荒いのも気になります。

警戒トリガー:キオクシア・東京エレクトロン・アドバンテストの3社そろって続落、かつ値上がり業種が15未満へ半減

🌧️ 弱気分岐B:戻りが続いて騰落レシオが125を超え、高温シグナルが点灯する

騰落レシオ25日は120.56まで上がり、点灯基準の125まで4.44ポイントです。今日のような幅の広い上げがもう1〜2日続けば、この指標は素直に上がります。点灯すると「まだ過熱していない」という根拠が消え、戻り自体が上値の重さに変わります。

警戒トリガー:騰落レシオ25日が125超、またはRSI70超の銘柄比率が9.8%から20%超へ倍増
🎯 シナリオ信頼度
中。層1で崩れる材料は米ハイテク安の一本だけ、為替も金利も動いていません。一方で層2の主役交代はまだ1日目、層3では新規に乗れる枠が0件と、3層のうち2層が「様子見」を示しています。継続2日目の鉄鋼・繊維製品を翌日利確の前提で持つ以外、積極的に増やす根拠は見当たりません値上がり業種15未満への半減か、騰落レシオ25日125超で分岐A・Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:-1/±11)

  • A トレンド:-2 TOPIX+0.24%は±0.5%内で±0、日経-TOPIX差-1.17ptとグロース-TOPIX差-0.58ptが各-1
  • B 幅・需給:+3 値上がり業種26/33、新高安差+84(高値94・安値10)、上昇銘柄比率72.7%が満点
  • C 勢い:+1 代金急増30銘柄の平均+4.86%とRSI健全度が各+1、シクリカル−ディフェンシブ-1.51%で-1
  • D 過熱調整:-2 RSI70超は9.8%と低いが、騰落レシオ25日120.56が過熱ブレーキに該当
  • E マクロ:-1 ナスダック+S&P500の合算がちょうど-1.00%で閾値に並び-1、VIX15.90は中立

判定根拠:前日+9から-1へ、10ノッチの急降下です。ただし下がったのはA群とE群だけで、B群の幅・需給は3日連続で満点のまま残りました。A群-2の中身は「TOPIXは上げたのに日経とグロースが負けた」という差の問題で、市場が下げたことによる減点ではありません。D群-2の騰落レシオ由来の減点も7月以降ほぼ毎日ついています。スコアは急変しましたが、中身は「値がさ半導体が下げただけ」の1日だったと考えています。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA