今日の日本株|2026年5月13日の市場資金フロー|非鉄金属+5.34%・日経史上最高値

今日の日本株|2026年5月13日の市場資金フロー|非鉄金属+5.34%・日経史上最高値

今日の日本株は、日経平均が史上最高値63,271円を更新するなかで、非鉄金属+5.34%・卸売業+3.84%・輸送用機器+2.79%といったシクリカル/バリュー系がそろって買われた1日でした。値上がり業種26/33・上昇銘柄比率59.5%と裾野は広く、シクリカル-ディフェンシブ差+1.44%でリスクオンが続いている格好です。一方で、騰落レシオ25日が122.90と過熱閾値(120)をついに超えてきたので、上値追いは少し抑えめに見ておきたい局面でもあります。
🔍 本日の3行まとめ
  • 非鉄金属(+5.34%)・卸売業(+3.84%)・輸送用機器(+2.79%)が主導し、値上がり業種26/33の裾野広い上昇。日経は史上最高値63,271円を更新
  • シクリカル-ディフェンシブ差+1.44%でリスクオン継続、商社・金融・製造業サイクルが揃って買い基調。一方で金属製品(-1.78%)・建設業(-1.73%)・石油・石炭製品(-1.49%)は下落
  • 11因子モデルの総合判定は+1/11(やや強気)。ただしD群-2で過熱ブレーキ点灯(騰落レシオ25日=122.90)、上値は要警戒

マーケットサマリー

指標本日値前日比メモ
日経平均63,271.89+0.84%🏆 史上最高値更新
TOPIX3,919.35+1.20%幅広い循環物色
グロース250827.65+1.10%追随も限定的
NT倍率16.143-0.057TOPIX優位継続
ドル円157.79+0.15円円安継続、輸出株追い風
米10年金利4.461%+0.026pt金融逆風継続
VIX17.90-1.01警戒感後退
NYダウ49,756.97+0.10%最高値圏で続伸
ナスダック26,088.20-0.71%ハイテク反落
騰落レシオ25日122.90⚠ 過熱閾値120超え

今日の日本株:業種別の資金フロー

対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(+1.20%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことを示します。本日のようにTOPIXが+1.20%と大幅高の局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

今日はTOPIXが+1.20%と大幅高のなかで、シクリカル系がきれいに買われた循環色の強い1日でした。非鉄金属+5.34%(古河電工+15.27%・住友電気+9.66%・三井金属+7.96%が牽引)を筆頭に、卸売業+3.84%(三菱商事+6.62%・住友商事+3.65%)、輸送用機器+2.79%(武蔵精密工業+19.19%・トヨタ自動車+3.39%)、保険業+2.75%、精密機器+2.61%と、製造業/資源/バリュー系がそろって市場平均を上回ったのが目につきます。背景にはWTI原油$101.20で資源株支援、円安157.79円で輸出株追い風という外部環境の組み合わせがありそうです。

一方でディフェンシブ・グロースは伸びにくく、電気・ガス業-0.77%、空運業-0.56%、その他製品-0.33%が市場平均から離されました。鉱業-1.18%・石油・石炭製品-1.49%もマイナス圏で、エネルギー本体は売られているのに「資源高×バリュー復活」のテーマでシクリカルへ資金が流れる、いわゆる循環色の強い構図ですね。最弱は金属製品-1.78%(SUMCO-6.78%・川田テクノロジーズ-17.11%)と建設業-1.73%で、こちらは個別の悪材料が業種全体を引きずる展開でした。

業界標準のシクリカル-ディフェンシブ差+1.44%グロース-バリュー差+0.10%を見ると、リスクオン色は明確だけれどグロース/バリューの優劣はほぼ五分。2軸対比だけでは方向感がつかみきれない、混戦寄りの1日でした。本ブログでは10テーマ+3対立軸でもう一段解像度を上げて見ているので、本日の主題は本文後半の「3対立軸でみるマクロ文脈」セクションで改めて整理してみますね。

本日の日本株で強かった業種・弱かった業種

値上がり業種 TOP5

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属+5.34%+4.14pt古河電工+15.27%・住友電気+9.66%・三井金属+7.96%が牽引、累積1位
2卸売業+3.84%+2.64pt三菱商事+6.62%・住友商事+3.65%、商社テーマ連続+3日で継続強
3輸送用機器+2.79%+1.59pt武蔵精密工業+19.19%急騰、トヨタ+3.39%もしっかり
4保険業+2.75%+1.55pt金利上昇恩恵、金融テーマ全体の主導役
5精密機器+2.61%+1.41ptオリンパス+19.83%急騰、半導体製造装置系も持ち直し

値下がり業種 TOP5

順位業種騰落率相対騰落コメント
1金属製品-1.78%-2.98ptSUMCO-6.78%・川田テクノロジーズ-17.11%で個別悪材料が業種を引きずる
2建設業-1.73%-2.93pt大林組-5.54%、不動産・建設テーマは脱落判定
3石油・石炭製品-1.49%-2.69ptWTI高止まりでも国内エネルギー本体は売られる
4鉱業-1.18%-2.38ptINPEX-0.35%、エネルギーテーマ全体が弱い
5電気・ガス業-0.77%-1.97ptイーレックス-11.12%が重し、ディフェンシブ全般軟調

こうして上下を並べてみると、買われた業種はシクリカル+バリューの組み合わせ、売られた業種はエネルギー本体+ディフェンシブで、「資源高でシクリカルに資金が向かう一方、エネルギー株自体は素直に上昇しない」というねじれた構図がよく見えます。下のヒートマップで直近5営業日のテーマ別の動きをご確認ください。

📚 ヒートマップの見方ガイド: ヒートマップ左端のテーマ分類について詳しく知りたい方は、33業種セクターマップ|東証分類×代表銘柄×3対立軸の早見表で各テーマの構成業種・代表銘柄・性格を一覧でご確認いただけます。

テーマ別資金フロー

テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(+1.20%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかを示します。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む
ローテーション9カテゴリ判定とは
本日pt・連続日数・短長スプレッド(直近3日平均と長期10日平均の差分)を組み合わせて、各テーマの「動きの局面」を9カテゴリに機械分類しています。🆙主役化/🆕反転兆候/⤴継続強/⤵失速/🆘脱落/🆖弱含み/↘継続弱/🔄底打ち兆候/◐中立の9種類で、流入強度(今この瞬間の強弱)と組み合わせると、明日以降の動きの予兆まで読み取れる設計になっています。

本日の主役は商社(+2.64pt/⤴継続強)・素材(+0.86pt/◐中立)・金融(+0.80pt/⤴継続強)で、ここに製造業サイクル(+0.70pt/🆙主役化)が新規で加わって4テーマが買い基調。一方、生活防衛・輸送・物流が↘継続弱、不動産・建設は🆘脱落判定で、エネルギーも継続弱と流出側が地合いとしてはっきり残っています。「商社・金融の継続強+製造業サイクルの主役化」という資源高×バリュー優位の組み合わせが、本日のテーマ別フローの主題ですね。

🔥🔥 1位 商社 +2.64pt ⤴ 継続強

構成業種は卸売業のみ。三菱商事+6.62%・住友商事+3.65%・伊藤忠商事+2.10%と総合商社の上位5社が揃って買われ、テーマとして3日連続プラスの強さを維持。連続+3日・短長スプレッド+1.04で⤴継続強判定、資源高×円安の追い風を素直に取り込んでいる構図です。

🔥 2位 素材 +0.86pt ◐ 中立

鉄鋼・非鉄金属・化学で構成。非鉄金属+5.34%が圧倒的に強い一方、鉄鋼+0.30%・化学+0.55%は控えめで、テーマ内のバラつきが大きめ。連続+2日・短長スプレッド+0.08と勢いはあるものの方向確定一歩手前で◐中立判定。明日も非鉄金属が独走するかが焦点になります。

🔥 3位 金融 +0.80pt ⤴ 継続強

銀行業+1.15%・保険業+2.75%・証券業+2.11%でバリュー優位の流れが続いています。連続+3日・短長スプレッド+0.76で⤴継続強判定。米10年金利4.461%(+0.026pt)の上昇継続が金融の追い風として効いており、保険・証券が特に強い動きでした。

🔥 4位 製造業サイクル +0.70pt 🆙 主役化

機械+1.00%・輸送用機器+2.79%で構成。10日累計はまだ-4.34ptと劣勢ながら、連続+1日・本日pt+0.70・10日累計マイナス圏で🆙主役化判定。トヨタ自動車+3.39%・三菱重工+2.47%が動き出しており、新規の主役候補として明日の継続性に注目したいテーマです。

→ 5位 テクノロジー +0.21pt ◐ 中立

電気機器+0.22%・精密機器+2.61%でまちまち。精密機器はオリンパス+19.83%で底上げされていますが、電気機器はキオクシア+9.54%・ソニー+5.05%が上昇する一方でニデック-13.93%・KOKUSAI ELECTRIC-12.83%が足を引っ張り、二極化が継続。連続+1日・短長スプレッド-0.24で◐中立判定です。

→ 6位 内需消費 +0.17pt ◐ 中立

小売業+0.52%・サービス業+2.23%。サービス業はカカクコム+17.09%急騰が押し上げる一方、小売業はゼンショーホールディングス-10.99%が重しで、テーマ内のばらつきが大きい1日。連続+1日・短長スプレッド-0.30で◐中立判定、方向確定待ちの局面です。

💧 7位 生活防衛 -0.82pt ↘ 継続弱

食料品+0.94%・医薬品+0.53%・電気・ガス業-0.77%・陸運業+0.81%で構成。TOPIX+1.20%に届かず軒並み市場平均を下回って、連続-2日・短長スプレッド+0.06で↘継続弱判定。リスクオン局面ではディフェンシブから資金が抜けやすい典型的な動きです。

💧 8位 輸送・物流 -1.16pt ↘ 継続弱

海運業+0.57%・空運業-0.56%・倉庫運輸関連業+0.11%でまちまち。連続-5日と長期の流出が続き、↘継続弱判定。原油$101.20で燃料コスト高、為替・運賃市況の重みも残ったままで、新規の押し目買いはまだ早そうな局面です。

💧💧 9位 不動産・建設 -1.94pt 🆘 脱落

不動産業+0.25%・建設業-1.73%でまちまち。建設業は大林組-5.54%が重く、テーマとしてTOPIXから大きく離されました。連続-1日ながら本日pt-1.94pt・短長スプレッド+0.11で🆘脱落判定、米10年金利4.461%上昇が逆風として効いていそうです。

💧💧 10位 エネルギー -2.54pt ↘ 継続弱

鉱業-1.18%・石油・石炭製品-1.49%とそろって下落。WTI原油$101.20で原油価格は高止まりしているのに、なぜか国内エネルギー株が買われない構図が続いています。連続-1日・短長スプレッド+0.74で↘継続弱判定、本日の最弱テーマで他テーマ(特にシクリカル)に資金を取られた格好です。

3対立軸でみるマクロ文脈

3対立軸とは
10テーマを意味的に対立する2グループずつぶつけて差分を取った指標です。プラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示し、相場の主題を機械的に浮かび上がらせます。
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

本日の主題は「リスクオン×金利上昇×資源高」のトリプル成立で、シクリカル/バリュー優位の地合いがはっきり数値に表れた1日でした。

対立軸計算式本日値3日平均10日累計連続解釈
金利軸金融 − 不動産・建設+2.74pt+0.78pt+1.23pt+1日金利上昇局面
資源軸(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2+0.82pt+1.77pt+7.07pt+3日資源高
リスク軸(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛+1.41pt+0.36pt+5.18pt+2日リスクオン

本文③で見えた「商社⤴継続強・金融⤴継続強・製造業サイクル🆙主役化」という強いテーマ群が同時に立ち上がったのは、3対立軸のマクロ文脈で見ると自然な動きです。資源軸+0.82pt(連続+3日/10日累計+7.07pt)の資源高局面が背景にあるからこそ、商社(卸売業)が3日連続買われ続け、素材(鉄鋼・非鉄金属・化学)にも資金が回っているわけですね。同時にリスク軸+1.41pt(連続+2日)のリスクオン継続が、製造業サイクル(機械・輸送用機器)の主役化を後押ししていて、武蔵精密工業+19.19%・トヨタ自動車+3.39%といった輸送用機器の急騰につながっています。

そして本日の最大の特徴は、金利軸が+2.74pt(連続+1日)と大きく跳ねたこと。これは米10年金利4.461%(+0.026pt)の上昇継続を素直に映した動きで、金融⤴継続強の3日連続買いと表裏一体です。一方で不動産・建設🆘脱落(-1.94pt)が長引いているのも、まさに金利上昇局面が逆風として効き続けているからで、テーマ単位の盛衰がマクロドライバー1本(金利)でしっかり説明できる珍しい組み合わせの日になっています。輸送・物流↘継続弱が連続-5日と長期化しているのも、原油$101.20の燃料コスト高というマクロ材料が継続して効いている表れと読めますね。

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1東京エネシス1945建設業+22.54%+21.34pt
2日本化薬4272化学+22.47%+21.27pt
3日本ビジネスシステムズ5036情報・通信業+21.06%+19.86pt

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率売買代金注目ポイント
キオクシアホールディングス電気機器+9.54%1兆4,378億円本日の代金1位。半導体メモリー人気継続、過熱スコア+5⚠
古河電気工業非鉄金属+15.27%6,799億円非鉄金属の最強業種をけん引、年初来高値更新
フジクラ非鉄金属+3.03%4,823億円古河電工と並ぶ電線株、3日連続買い

最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)

過熱スコアとは
RSI・サイコロジカルライン・25日移動平均乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面といえます。

上昇トレンドが強く維持されている銘柄を、トレンドフォロー向けに抽出しています。本日はキオクシアHDが代金1位×RSI91×過熱スコア+5の典型的な「主役の過熱状態」で、東京エネシスはRSI91・乖離+33%と急騰過熱です。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
キオクシアHD285A+9.54%+8.34pt+5⚠ 過熱
ソリトンシステムズ3040+7.33%+6.13pt+3△ やや強
東京エネシス1945+22.54%+21.34pt+5⚠ 過熱
丸文7537+3.82%+2.62pt+3△ やや強
マクニカHD3132+4.34%+3.14pt+5⚠ 過熱

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)

高値更新×業種強しとは
本日に年初来高値を更新した銘柄のうち、所属業種の相対騰落が+1pt以上の業種に属するものを抽出しています。個別銘柄の上昇と業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。前日比率の高い順に並べています。

個別×業種の両方が強いので、押し目買い候補や継続保有候補として確度が高めの並びです。本日は非鉄金属・卸売業・製造業サイクル銘柄が中心で、シクリカル軸の強さを反映しています。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア判定
JCU4975化学+2.97%+1.77pt+7⚠⚠ 強過熱
オムロン6645電気機器+2.92%+1.72pt+6⚠ 過熱
佐藤商事8065卸売業+1.24%+0.04pt+6⚠ 過熱
スタンレー電気6923電気機器+10.51%+9.31pt+5⚠ 過熱
キオクシアHD285A電気機器+9.54%+8.34pt+5⚠ 過熱

売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)

売られすぎ反転候補とは
売られすぎの状態(RSI≤35・移動平均からの乖離率が-5%以下)にありながら、出来高が急増(25日平均の1.5倍以上)している銘柄を抽出しています。底値圏で大口の買いが入り始めているサインとして注目します。RSIの低い順(最も売られすぎ順)に並べています。逆張り・底値拾い向けの参考情報です。

逆張り・底値拾い向けの参考情報です。本日はRSI4〜18の極端な売られすぎ水準の銘柄が並んでおり、個別ファンダ確認の上で押し目買いを検討したい局面です。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率騰落率過熱スコア
共英製鋼54404.83-16.3%2.36倍+0.05%-4
ライフネット生命保険71576.57-18.7%1.57倍-0.18%-4
シーティーエス434511.01-6.7%1.65倍+0.24%-4
アイティメディア214812.04-16.4%1.53倍-0.23%-6
コロプラ366813.13-11.5%1.91倍+1.89%-5

踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)

踏み上げ候補とは
信用倍率が1.0倍以下(空売りが買い残を上回る)の状態で、株価が前日比+2%以上の上昇となっている銘柄を抽出しています。空売り残高が多い中での株価上昇は、売り方の損切り(ショートカバー)を誘発しやすく、急騰に発展しやすいパターンです。信用倍率の低い順(空売り比率が高い順)に並べています。

売り方の踏み上げ相場で短期急騰候補です。本日は信用倍率0.5〜0.9倍の銘柄で+10%超の急騰が複数あり、ショートカバー主導の動きが活発でした。

銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア判定
武蔵精密工業72200.70+19.19%+17.99pt+6⚠ 過熱
ヨコオ68000.73+15.79%+14.59pt+3△ やや強
東和銀行85580.85+11.79%+10.59pt+2△ やや強
ニプロ80860.50+11.64%+10.44pt+0→ 中立
早稲田アカデミー47180.89+10.17%+8.97pt+2△ やや強

勝ち組セクターの中核株(上昇業種×時価総額×割安)

勝ち組セクターの中核株とは
相場全体のトレンドが強い業種(業種の累積相対騰落が+2pt以上)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の上昇基調も確認でき(RSI≥50・乖離率≥0%)、予想PERが同業種内で割安(中央値以下)の銘柄を抽出しています。業種トレンド・規模・割安度の3条件が揃った、トップダウン方式での買い候補です。

中長期の順張り戦略の参考情報です。本日はやはり累積1位の非鉄金属に該当が多く、ガラス・土石製品の累積3位も上位に並んでいます。

銘柄名コード業種騰落率予想PER過熱スコア
SWCC5805非鉄金属※+3.76%+3
住友電気工業5802非鉄金属※+9.66%31.13+1
住友金属鉱山5713非鉄金属※+0.89%-1
NGK5333ガラス・土石製品+2.08%12.28+5
太平洋セメント5233ガラス・土石製品+11.43%17.44+1

※非鉄金属銘柄は商品市況(銅・LME・WTI等)の動向にも影響を受けます。関連市況の確認をおすすめします。

負け組セクターの中核株(下落業種×時価総額×割高)

負け組セクターの中核株とは
相場全体のトレンドが弱い業種(業種の累積相対騰落が-2pt以下)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の下落基調も確認でき(RSI≤50・乖離率≤0%)、予想PERが同業種内で割高(中央値以上)の銘柄を抽出しています。業種トレンド・規模・割高度の3条件が揃った、トップダウン方式での警戒・売り候補です。

ポジション縮小や空売り戦略の参考情報です。本日は医薬品の累積30位が中心で、その他製品(任天堂)・輸送用機器・不動産業も並んでいます。

銘柄名コード業種騰落率予想PER過熱スコア
任天堂7974その他製品-0.53%21.14-6
杏林製薬4569医薬品-10.96%-5
武田薬品工業4502医薬品+0.46%-2
富士製薬工業4554医薬品-14.59%23.91-3
第一三共4568医薬品-0.46%-2

市場体温計

市場体温計とは
本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。
→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む

本日の総合体温はLayer 1=+4で「☀☀ 熱気(強気)」、高温シグナル0/4・低温シグナル1/4で、健全な強気状態のなかに底値示唆が1つ残っているという珍しい組み合わせの相場です。相場の質は分散×買い基調と判定されています。

Layer 1:日々の体温(合計 +4 / ±5 → ☀☀ 熱気(強気))

5項目中4項目が+1点を取り、新高値-新安値スプレッドのみが中立。値上がり業種26/33・上昇銘柄比率59.5%・大型株TOP10の8社上昇と、上昇の裾野は十分に広いです。

項目本日値+1の閾値-1の閾値スコア
上昇銘柄比率59.5%≥55%≤35%+1
値上がり業種数26/33≥20≤11+1
新高値−新安値スプレッド+8≥+30≤-300
日経・TOPIX方向両方+両方+両方- or 値嵩偏重+1
TOP10売買代金上昇数8/10≥8社≤3社+1
Layer 1 合計+4☀☀ 熱気(強気)

Layer 2:高温シグナル(0 / 4 点灯)

過熱は未点灯ながら、②(日経225 25日乖離率)が+7.65%・進捗100%、③(騰落レシオ25日)が122.90・進捗100%とそれぞれ閾値一歩手前まで来ています。あと1日相場がもう一段上がれば②③が同時点灯する可能性が高く、ここから先は上値追いより利確優先で意識しておきたい局面です。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI70超銘柄比率12.2%≥25%50%未達
日経225 25日乖離率+7.65%≥+8%100%未達(惜しい)
騰落レシオ25日122.90≥125100%未達(極めて惜しい)
信用評価損益率-4.82%≥-3%0%未達
合計 0/4 点灯過熱なし(ただし②③が閾値一歩手前)

Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)

①(RSI30以下銘柄比率)が20.7%で点灯しています。Layer 2と異なり3つ目に騰落レシオ6日を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しているわけですね。指数全体が史上最高値圏にもかかわらず、個別では2割の銘柄がRSI30以下まで売られているのは、強い循環物色の裏で「主役の影に隠れた負け組」が確実に存在することを示しています。あくまで底値接近のサインで、反転確定ではない点には注意しておきたいところです。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI30以下銘柄比率20.7%≥15%100%✅ 点灯
日経225 25日乖離率+7.65%≤-6%0%未達
騰落レシオ6日79.53≤6050%未達
信用評価損益率-4.82%≤-15%30%未達
合計 1/4 点灯底値接近サイン1つ(反転確定ではない)

補助指標と相場の質

補助指標は、同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を識別する補助線です。本日は資金集中度24.8%(分散)・買い主導率65%(中立)で、極端な集中も売り偏重もない健全な構造。日経-TOPIX乖離率差は+3.43ptで値嵩偏重一歩手前、騰落レシオ6日は79.53で過冷判定が残っていて、相場の質としては「分散×買い基調×短期過冷の残り」という、Layer 1+4の熱気のなかに底値の余韻が同居する複合的な状態です。

補助指標本日値判定目安
資金集中度(TOP3売買代金シェア)24.8%分散≥30%で集中、≥40%で極端集中
買い主導率(TOP20内)65.0%中立≥70%で買い主導/≤30%で売り主導
TOPIX 25日乖離率+4.22%中立±5%で中立圏
日経−TOPIX乖離率差+3.43pt正常≥+4ptで値嵩偏重
騰落レシオ6日(参考値)79.53過冷≤60で超過冷/≤80で過冷

本日の総合解釈:総合体温+4(熱気・強気)/高温シグナル0/4/低温シグナル1/4/相場の質は分散×買い基調で、健全な強気状態のなかに「個別銘柄レベルの売られすぎ余韻」が残る相場です。日経+0.84%・TOPIX+1.20%で値上業種26/33の全面高、上昇銘柄比率59.5%と裾野は広く、非鉄金属+5.34%・卸売業+3.84%・輸送用機器+2.79%でシクリカル/バリュー主導の構図。資源軸+0.82pt(連続+3日)・リスク軸+1.41pt(連続+2日)でリスクオン継続。一方で、騰落レシオ25日が122.9で過熱閾値(120)超え、日経25日乖離率+7.65%で高温シグナル②③が閾値一歩手前まで来ているため、上値追いより利確中心の運用に切り替えていきたい局面ですね。Layer 3点灯はあくまで「下げ止まりを警戒し始めるタイミング」のサインで、反転確定ではない点も合わせて頭に入れておきたいです。

本日のマクロ環境

★★★ 日経史上最高値更新:日経平均+0.84%(63,271円)・TOPIX+1.20%(3,919pt)で日経の最高値更新を伴う全面高。NT倍率16.14(前日比-0.06)でTOPIX優位継続です。値がさハイテク主導ではなく、幅広い循環物色での最高値というのが今日の特徴ですね。
★★★ 米株まちまち:ナスダック-0.71%・S&P-0.16%で米ハイテクが反落、NYダウ+0.10%は続伸という二極化。日本株のシクリカル/バリュー主導の流れと、米国でバリュー堅調×グロース調整が起きている流れがそろっており、地球全体でのローテーションが効いている格好です。
★★ 資源高×バリュー優位:非鉄金属+5.34%・卸売業+3.84%・輸送用機器+2.79%でシクリカル/バリューが主導。WTI 101.20ドル・金高止まりで資源軸が連続+3日に伸び、商社・素材・金融がそろって買われる構図です。
★★ 円安継続:ドル円157.79円(+0.15円)で輸出株追い風維持。米10年金利4.461%(+0.026pt)の上昇継続でグロース逆風は残るものの、銀行業+1.15%は円安×金利上昇の二重恩恵で堅調でした。
⚠ 警戒:騰落レシオ25日が122.90で過熱閾値(120)を超えてきました。日経225 25日乖離率+7.65%とあわせて、市場体温計のLayer 2②③が点灯一歩手前。判定スコアカードのD群-2(過熱ブレーキ点灯)と整合する形で、ここから先の上値追いはリスクとリターンのバランスが悪くなりやすい局面です。

明日の日本株で注目したいポイント

翌日のシナリオ分析

📈 シナリオA:強気継続(リスクオン×シクリカル続伸)

米株が反発して資源価格も維持されれば、商社・素材・金融・製造業サイクルの4テーマの買い基調がそのまま続き、日経・TOPIXとも続伸の可能性。ただし騰落レシオ25日が125を超えるとLayer 2が点灯するため、上値は限定的になりやすく、新規よりは持ち株継続が無難な戦略です。

📉 シナリオB:過熱反動の調整

高温シグナル②③が同時点灯すると、過熱ブレーキが本格的に効きはじめて、急騰銘柄から利確売りが先行する展開もありえます。特に値上がり率TOP(東京エネシス・日本化薬・日本ビジネスシステムズ)といった+20%超の銘柄群はRSI91台の極端な過熱状態で、急騰反動のリスクが高い水準です。

📍 明日の注目セクター・注目点
  • 🟢 最注目セクター(連続流入):商社・金融・製造業サイクル — 連続+3日(商社・金融)と🆙主役化(製造業サイクル)が揃っており、トレンド継続の確度が高い組み合わせです
  • 🟢 新規流入期待:素材(◐中立)・テクノロジー(◐中立)・内需消費(◐中立) — 連続+1〜2日で方向確定待ち。明日プラスを継続できれば主役化判定への昇格候補です
  • 🔴 警戒(流出継続):不動産・建設(🆘脱落)・輸送・物流(連続-5日↘継続弱)・エネルギー(↘継続弱) — 米10年金利上昇継続の逆風が残り、新規エントリーは見送りで様子見が無難
  • 🟡 翌日の注目点:米株(ナスダック反発の有無)・VIX動向・米10年金利の方向感・WTI原油の100ドル維持。市場体温計のLayer 2②③点灯リスクと、判定スコアカードD群-2の過熱ブレーキを意識した運用に切り替えていきたい局面です

→ セクター別の動きの局面判定をどう投資判断に落とし込むかは:セクターローテーションで勝つ3つの原則で詳しく解説しています

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+1/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:+1/3(TOPIX+1.20%で大幅高、日経-TOPIX差は-0.36pt・グロース-TOPIX差-0.10ptで中立)
  • B 幅・需給:+1/3(値上がり業種26/33で広範な買い、新高値-新安値スプレッド+8銘柄は均衡、上昇銘柄比率59.5%は中立)
  • C 内部エネルギー:+1/3(シクリカル-ディフェンシブ差+1.44%でリスクオン、急増銘柄平均+5.79%で勢いあり、ただしRSI50+=39.4%で健全レンジ未達)
  • D 過熱調整:-2(⚠騰落レシオ25日=122.90で過熱閾値超え、過熱ブレーキ点灯)
  • E マクロ:+0/2(VIX18.91で中立、米国株合算-0.87%で中立)

判定根拠:A・B・C群すべて+1点を確保し、市場の方向性・裾野・勢いが揃った本物の上昇局面が確認できます。ただしD群では騰落レシオ25日が過熱閾値の120を超えてきて、過熱ブレーキが2点分のマイナスで効いてきたのが今日の特徴です。E群マクロは米株まちまちで中立、加点も減点もない静かな環境でした。

一言まとめ:🏆 日経が史上最高値63,271円を更新する歴史的な節目の1日。非鉄金属+5.34%・卸売業+3.84%・輸送用機器+2.79%で循環色の強い裾野広い上昇が確認できました。資源軸(連続+3日)・リスク軸(連続+2日)の継続性も健全で、商社・金融・製造業サイクルの主役交代も自然な流れです。ただし市場体温計のLayer 2②③が閾値一歩手前まで来ており、上値追いより利確中心の運用に切り替えていきたいタイミングですね。

翌日注目:商社・金融(連続流入の継続性)/製造業サイクル(🆙主役化からの上昇加速)/不動産・建設(🆘脱落からの反転余地)/米株反発の有無

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
※本記事は私個人が公開情報をもとにまとめた市場分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。記載内容は執筆時点の情報に基づき、正確性・完全性を保証するものではありません。記載された数値は集計・確認時のもので、後日修正される可能性があります。

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