今日の日本株|2026年8月14日の市場資金フロー|任天堂・ソニーが主役に交代、8月限は幻のSQ

今日の日本株|2026年8月13日の市場資金フロー|米CPI鈍化で半導体が主役・銀行株は地銀まで全面高

今日の日本株|2026年8月14日の市場資金フロー|任天堂・ソニーが主役に交代、8月限は幻のSQ

📈 日経 +0.59%(4日続伸) 🏆 総合判定 強気 +5/±11 🌡 体温計 +3 ☀☀熱気 🎯 新規◎なし・継続◎1
今日前夜の米国株がそろって上昇し、日経平均は68,713.80円と4日続伸。8月限SQ値69,702.13円に日中高値が届かない「幻のSQ」で、寄り後の1,000円超高から後場は伸び悩みました
中身業種首位はその他製品+5.12%で、任天堂+6.91%とアシックス+10.81%の2銘柄が主役。前日トップだった銀行業は-0.30%と反落し、グロース250は+2.01%と3日ぶりに反発しました
明日機械判定の新規◎は2日連続で0件。★が点いた3業種はすべて×見送り区分です。騰落レシオ25日が121.77へ上がり、過熱ブレーキが-2に点灯しました

今日の日本株は、主役が丸ごと入れ替わった1日でした。日経平均は68,713.80円(+0.59%・405円高)と4日続伸し、TOPIXも4,197.20(+0.51%)で3営業日連続の最高値更新です。ただし前日に相場を引っ張った銀行業と半導体は失速し、代わりに任天堂+6.91%・ソニーグループ+5.73%・アシックス+10.81%が指数を持ち上げました。8月限のマイナーSQ算出日で、寄り後に一時1,000円超高まで買われた後は週末の持ち高調整に押されています。

8/13 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。「67,800〜69,000円でもみ合い・SQで荒れる」という枠はほぼ当たり、期待エリアの電気機器もプラスで終えました。一方で継続性試金石は3つ中1つしか成立していません。

自己採点 3.5 / 5.0 🟢 ①指数レンジ・値上がり業種19はどちらも予想内(1.8/2.0) 🟢 ②期待エリアの電気機器は+0.79ptでプラス(0.8/1.0) 🔶 ③継続◎2業種は1勝1敗(0.5/1.0) 🔴 ④継続性試金石は3つ中1つだけ成立(0.4/1.0)
  • ⭕ 的中指数の枠と業種数はほぼ読み通りでした。「67,800〜69,000円でもみ合い」と置いたところへ、日経は68,713.80円と想定レンジの中に着地。値上がり業種も19で予想した「17〜25程度」の下寄りです。ただし日中高値は69,608.24円まで伸び、ザラ場では一度レンジを上抜けました。
  • ⭕ 的中期待エリアに置いた◎継続2日目の電気機器は+0.79ptで着地しました。キオクシアホールディングス+3.75%とアドバンテスト+2.59%が支え、翌日利確という前提どおりです。ただしイビデン-3.59%・レーザーテック-4.12%は逆に売られ、業種としてはプラスでも中身は真っ二つでした。
  • ❌ 外れもう一方の◎継続2日目、非鉄金属は-1.14ptです。フジクラ-1.65%・古河電気工業-1.31%・住友金属鉱山-2.42%と横並びで下げ、機械判定の継続◎は2業種で1勝1敗でした。なお×見送りとした機械-0.62pt・金属製品+0.16pt、⏳で外したサービス業-1.20ptはいずれも除外が正解です。
  • 🔔 一部発動継続性試金石は3つのうち1つだけ成立しました。成立は「グロース250が反発するか」で+2.01%。一方「銀行業の地銀主導が2日目に入るか」は銀行業-0.30%と1日で剥落して不成立、「テクノロジーの⤴継続強が続くか」も判定が⤵失速へ後退しています。
  • ➖ 不発警戒トリガーはA・Bとも不発です。Aの「代金TOP3集中度35%超かつ値上がり業種15未満」は30.6%・19業種、Bの「上昇銘柄比率45%割れかつ日経VI35超」も72.3%・30.96で不成立でした。むしろ上昇比率は65.5%から72.3%へ改善しています。

総括:前日に書いた「主役を1テーマに絞らない」という申し送りは、今日に関しては正しい方向でした。実際の主役はその他製品と海運業という、前日には名前も出ていない2業種です。4日連続で「前日の主役が翌日には最下位圏」が続いており、明日も期待エリアは1つに絞りません

本日の市場サマリー

日経+0.59%・TOPIX+0.51%で総合判定は+5/±11の「強気」。上昇比率は72.3%まで広がった一方、値上がり業種は19にとどまりました。

主要指標
日経平均
+0.59%
68,714 円(+405円・25日乖離 +4.35%)
TOPIX
+0.51%
4,197 pt(3日連続の最高値・25日乖離 +3.97%)
グロース250
+2.01%
758 pt(3日ぶりに反発・3指数で最大)
セクター・内部相場
最強業種
その他製品
+5.12% / 相対 +4.61pt
最弱業種
医薬品
-0.77% / 相対 -1.28pt
上昇銘柄比率
72.3%
新高値161 / 新安値1(差+160)
為替・米10年
¥159.16 / 4.661%
ドル円 -0.20円 / 米10年 -0.001pt

東証プライムの売買代金は10兆3,156億円で、前営業日の10兆206億円からさらに増えました。上昇銘柄比率は65.5%から72.3%へ拡大し、新高安スプレッドも+103から+160(新高値161・新安値1)へ広がっています。そのうえで値上がり業種は21から19へ減りました。つまり銘柄単位では幅が広がったのに、業種単位ではむしろ狭くなったという、少しねじれた1日です。

そのねじれは資金の集まり方にも出ています。代金TOP3の集中度は31.4%から30.6%へ下がった一方、買い主導率は75%から45%へ大きく低下しました。代金上位20銘柄のうち上げたのは9銘柄だけで、フジクラや村田製作所など前日まで買われていた半導体の一角が売り側へ回っています。

業種別資金フロー分析

上位はその他製品+5.12%と海運業+3.20%、下位は医薬品と証券。前日トップの銀行業は-0.30%で24位まで沈みました。

値上がり業種 TOP5

先頭はその他製品+5.12%(相対+4.61pt)で、33業種のなかで突出しています。任天堂+6.91%が業種売買代金の48%を占め、そこにアシックス+10.81%(代金1,355億円)が加わりました。ただし大型主導度は+3.88ptと本日の全業種で最大で、上げが実質2銘柄に依存していることを示します。

2位の海運業+3.20%は川崎汽船+4.36%・商船三井+3.06%・日本郵船+3.04%と3社そろって高く、業種として素直に買われた形です。また3位の鉱業+2.21%はINPEX+2.22%が牽引しました。

4位の情報・通信業+2.16%は中身が派手でした。ソフトバンクグループ+2.94%が業種代金の55%を握る一方、ネクソン+19.85%・メドレー+22.97%と中小型が軒並み急騰しています。グロース250が+2.01%と反発した源はここです。ただしトレンドマイクロ-14.60%も同居しており、選別は相当きつくなっています。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1その他製品+5.12%+4.61pt任天堂+6.91%が代金の48%、アシックス+10.81%。大型主導度+3.88
2海運業+3.20%+2.69pt川崎汽船+4.36%・商船三井+3.06%・日本郵船+3.04%が横並び
3鉱業+2.21%+1.70ptINPEX+2.22%。WTI82.19ドルの維持が支え
4情報・通信業+2.16%+1.65ptソフトバンクG+2.94%が代金の55%。ネクソン+19.85%。資金判定〈本物〉
5水産・農林業+1.65%+1.14ptニッスイ+3.60%。ディフェンシブでは唯一の上位

値下がり業種 TOP5

最下位は医薬品-0.77%(相対-1.28pt)です。中外製薬-3.37%が業種代金の34%を占め、大塚ホールディングス-3.26%も下げました。2位の証券・商品先物業-0.75%は日本取引所グループ-1.97%が重く、3位のサービス業-0.69%はリクルートホールディングス-2.00%が業種代金の51%です。

注目したいのは4位の非鉄金属-0.63%と、24位まで沈んだ銀行業-0.30%でしょう。どちらも前日は上位にいた業種で、銀行業は三菱UFJフィナンシャル・グループ-0.62%・みずほフィナンシャルグループ-1.77%と主力がそろって反落しました。前日の全面高は1日しか続かなかったことになります。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1医薬品-0.77%-1.28pt中外製薬-3.37%が代金の34%。大塚HD-3.26%も安い
2証券・商品先物業-0.75%-1.26pt日本取引所グループ-1.97%・大和証券G-0.94%
3サービス業-0.69%-1.20ptリクルートHD-2.00%が代金の51%。資金判定〈単騎〉
4非鉄金属-0.63%-1.14ptフジクラ-1.65%・古河電工-1.31%。前日の継続◎から反落
5保険業-0.52%-1.03pt東京海上HD-1.08%が代金の52%。金融は3業種そろって安い

複数日ベースの方向シグナル(5項目スコア)は流入9業種 対 流出20業種で、分布判定は前日に続き「⚡資金集中相場」でした。★の新規点灯は電気・ガス業・銀行業・ガラス・土石製品の3業種です。そのうえで実践判定は◎0件・○0件・△0件・×見送り3件で、採用できる新規シグナルは2日連続でゼロでした。詳しくは「明日の注目ポイント」で扱います。

テーマ別資金フロー

🔥流入はエネルギー+1.13pt・輸送物流+0.90pt・テクノロジー+0.57ptの3テーマ。金融-1.03ptは1日で最下位へ落ちました。

1エネルギー+1.13pt🔥 🆙 +1日
2輸送・物流+0.90pt🔥 🆙 +1日
3テクノロジー+0.57pt🔥 ⤵ +2日
4製造業サイクル+0.13pt→ ◐ +1日
5生活防衛-0.26pt→ 🔄 -4日
6不動産・建設-0.28pt→ 🔄 -5日
7素材-0.80pt💧 ↘ -2日
8商社-0.83pt💧 ↘ -4日
9内需消費-0.86pt💧 ↘ -3日
10金融-1.03pt💧 ↘ -1日

プラスは4テーマで、前日の2つから増えました。トップは🆙主役化のエネルギー+1.13ptと輸送・物流+0.90ptですが、どちらも10日累計はマイナス圏(-3.56pt・-4.68pt)です。長く売られてきたテーマに1日だけ資金が戻った形で、継続性はまだ確認できていません。

一方でテクノロジー+0.57ptは3日連続の🔥流入を保ちましたが、判定は⤴継続強から⤵失速へ後退しました。10日累計+6.77ptは10テーマで最大のままなので、ここが崩れるかが来週の分かれ目です。そして前日2位だった金融は-1.03ptで最下位へ転落しました。上位と下位が1日で入れ替わる動きが、これで4営業日続いています

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸は+0.61ptから-0.76ptへ反転して金利低下局面。リスク軸+0.22ptだけが4日連続でプラスを保っています。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸-0.76pt-1日+6.54pt金融−不動産建設。判定は「金利低下局面」へ反転
資源軸-0.19pt-2日+2.23pt鉱業は上昇も商社-0.83ptが重い。判定は中立
リスク軸+0.22pt+4日+9.49pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。判定は中立

今日いちばん動いたのは金利軸で、前日の+0.61ptから-0.76ptへ1.4pt反転しました。日本10年債利回りは2.876%とほぼ横ばいでしたが、銀行・保険・証券がそろって売られたことが理由です。ただし10日累計は+6.54ptとまだプラス圏で、トレンドが折れたと判断するのは早いでしょう。

リスク軸は+0.22ptで4日連続プラスですが、判定は中立のままです。3軸をまとめると「金利は下がる・資源は中立・リスク選好は続く」という組み合わせで、金融が売られて任天堂やソニーのような内需系グロースが買われた今日の並びと整合します。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「踏み上げ候補」「高値更新×業種強し」の3枠。信用倍率1倍割れの銘柄が跳ねる、売り方の踏み上げが目立ちました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はメドレー+22.97%で、売買代金は前日比+876%と急増しました。2位はライフドリンク カンパニー+20.17%、3位はネクソン+19.85%です。上位20銘柄のうち情報・通信業が9銘柄を占め、決算を材料にした中小型グロースへの物色がはっきり出ています。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1メドレー(4480)情報・通信業+22.97%代金急増+876%。予想PER44.69倍
2ライフドリンク カンパニー(2585)食料品+20.17%生活防衛テーマで唯一の急騰。予想PER22.09倍
3ネクソン(3659)情報・通信業+19.85%日経寄与+33.56円。ゲーム関連の一角

踏み上げ候補(信用倍率1.0倍以下 × 前日比+2%以上)

15銘柄が該当し、先頭はアシックス+10.81%(信用倍率0.89倍)でした。売買代金1,355億円は本日12位で、売り方の買い戻しが業種首位のその他製品を押し上げた形です。2位のマネーフォワード+10.30%は信用倍率0.15倍とさらに極端でした。売り建ての厚い銘柄が並ぶ日は値幅が出やすくなります。

銘柄(コード)RSI信用倍率本日騰落過熱スコア
アシックス(7936)65.170.89倍+10.81%+2 △
マネーフォワード(3994)67.390.15倍+10.30%+1 →
長野計器(7715)63.700.92倍+7.41%+3 △
クオールHLDG(3034)78.830.76倍+6.80%+4 ⚠

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 × 業種累積+1pt以上)

15銘柄が該当しました。中心はアドバンテスト+2.59%で、RSI68.45・過熱スコア+3と、年初来高値を更新しながらまだ過熱域に入っていません。日経への寄与も+224.46円と本日最大です。ただし電気機器は業種としては+1.30%にとどまり、同じ業種でイビデン-3.59%・レーザーテック-4.12%が逆に売られている点は見落とせません。半導体は銘柄を選ぶ局面に入っています。

銘柄(コード)RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
アドバンテスト(6857)68.45+20.1%+2.59%+3 △
明電舎(6508)76.21+27.7%+4.12%+5 ⚠
シチズン時計(7762)75.51+19.0%+3.00%+4 ⚠
テルモ(4543)82.32+15.2%+1.98%+6 ⚠

なお売られすぎ反転候補は6銘柄から4銘柄へ減り、先頭は鹿島建設のRSI19.18です。不動産・建設テーマは5日連続のマイナスですが判定は🔄底打ち兆候で、拾う銘柄を選んでおく段階には来ました。

市場体温計

日々の体温は3日続いた満点+5から+3「熱気」へ低下。高温・低温シグナルは引き続きどちらも0/4です。

Layer 1 日々の体温 +3/±5 ☀☀熱気 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日121.77で125に未達) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は0.8%) 相場の質:中立|集中度30.6%・買い主導45%

Layer1が満点から+3へ落ちた理由は2つです。値上がり業種が19で加点ラインの20に届かず、売買代金TOP10のうち上昇したのも5社だけ(前日は8社)で、どちらも±0になりました。ただし上昇比率72.3%・新高安+160・日経とTOPIXがそろってプラスの3項目は+1のままで、相場の幅そのものは今日のほうが広いという点は押さえておきたいところです。

高温シグナルは0/4を保っていますが、騰落レシオ25日は114.77から121.77へ上がり、点灯基準125まで残り3.23ポイントに迫りました。RSI70超の比率も15.6%から19.8%へ上昇しています。そのうえで参考指標の騰落レシオ6日は202.32と200の大台に乗せました。直近6営業日だけが極端に買われた状態が2日続いています。

本日のマクロ環境

前夜の米国株は3指数そろって上昇し、合算+1.46%で11因子モデルのE群は満点の+2になりました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.59%
68,714円・405円高
TOPIX
+0.51%
4,197pt・3日連続最高値
グロース250
+2.01%
758pt・3日ぶり反発
海外株式(前日終値)
NYダウ
+0.13%
53,840・小幅高
ナスダック
+0.81%
26,803・続伸
S&P500
+0.65%
7,799・続伸
為替・金利
ドル円
159.16
-0.20円・小幅円高
米10年金利
4.661%
-0.001pt・ほぼ横ばい
VIX恐怖指数
14.63
+0.08・15割れを維持
資源・需給
WTI原油
$82.19
+0.11%・82ドル台を維持
騰落25日
121.77
125で高温点灯。残り3.23
信用評価損益率
-6.19%
週次・前回から変わらず

米国市場はダウ+0.13%・ナスダック+0.81%・S&P500+0.65%と3指数そろって上昇しました。合算+1.46%はE群の閾値+1.0%を超えるためE2が+1、VIXも14.63と15割れでE1が+1となり、E群は満点の+2です。外部環境という意味では今週でいちばん良い1日でした。

そのうえで日本側の恐怖指数は動きが違います。日経ボラティリティー指数(日経VI)は31.65から30.96へ下がったものの依然30台で、SQを通過してもすぐには落ちていません。米国は落ち着いているのに日本だけが警戒を解いていないという状態が、これで1週間続いています。

なおWTI原油は82.19ドルと82ドル台を維持し、鉱業+2.21%とエネルギーテーマの主役化につながりました。信用評価損益率は週次で-6.19%と前回から変わらず、天井圏の目安とされる-3%にはまだ距離があります。

明日の注目ポイント

軸はSQを通過したあとも、任天堂・ソニー型の物色が続くかどうか。過熱ブレーキが今日から点灯しました。

本日の優位シグナル(◎○△×)

機械判定の新規◎は2日連続で0件。★が点いた3業種はすべて×見送り区分で、拾う枠がありません。

◎ 最優先 0 ○ 監視 0 △ 単騎 0 × 見送り 3
  • 本日の◎は0件でした。無理に拾わない日です。検証では×見送り(トレンド失速・↓系)は翌日平均-0.28pt・勝率38.1%と明確に不利で、「乗らない」も統計上の判断です。
  • × 見送り:銀行業/電気・ガス業/ガラス・土石製品 ── 銀行業は5日前比-6.50ptと失速中で、前日+2.87%の全面高から今日は-0.30%へ反落しました。電気・ガス業も-4.73ptで同じ形、ガラス・土石製品は25日累積-10.34ptの↓系です。3業種とも点灯した日にすでに勢いを失っています。
  • ◎ 継続2日目:機械 ── 唯一の採用枠です。採用条件(5日前比+0.96pt・25日累積-1.99pt)は満たしますが、当日の業種騰落は-0.11%(相対-0.62pt)と逆行しました。5日前比が+0.96ptとゼロ近傍にあり、明日わずかに崩れれば×へ落ちます。資金判定も〈大型主導〉でディスコが代金の25%です。継続2日目は翌日+0.36pt・勝率55%と優位が残る一方、3日目でエッジが消えるため入るなら小さめ、明日中の利確が前提です。
  • ⏳ 深追い注意:電気機器(3日目) ── 5日前比+11.21pt・資金判定〈本物〉と数字は強いのですが、点灯3日目に入りました。4日目以降は翌日-0.72pt・勝率34%と劣後するため買い候補から外します。キオクシアが代金の51%を占める構図も変わっていません。🔻空売り候補は体温計L1が+3のプラス圏のため0件です。
  • ★が付いていない強い業種の扱い ── その他製品は25日累積+12.48pt・5日前比+4.40ptと数字だけなら最良ですが、新規点灯していないため採用枠には入りません。乗るなら業種ではなく任天堂・アシックスの銘柄単位です。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目の枠も4/24〜8/3の679業種日で検証し、翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルはまだ小さく検証は継続中です(次回再検証は2026年11月中旬を予定)。有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸はリスク軸+0.22ptが4日連続プラス金利軸-0.76ptは反転し資源軸-0.19ptは中立
  • 体温計は+5から+3へ低下。高温0/4・低温0/4だが騰落レシオ6日は202.32
  • 外部は米3指数そろって上昇・VIX14.63。WTIは82.19ドルを維持
外部環境はE群満点で今週最良。ただし国内の過熱指標が閾値に迫った
層2:テーマ10テーマの動き
  • 🔥流入はエネルギー+1.13pt・輸送物流+0.90pt・テクノロジー+0.57ptの3つへ増加
  • 金融-1.03ptが2位から最下位へ転落。前日の主役が1日で剥落する形が続く
  • 上位2テーマは10日累計がマイナス圏で、戻りの1日目にすぎない可能性がある
プラスは4テーマへ増えたが、継続性が確認できているのはテクノロジーだけ
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入9業種 対 流出20業種で判定は⚡資金集中相場
  • ★新規点灯3業種の実践判定は◎0・○0・△0・×3。2日連続で採用枠ゼロ
  • 買い主導率は75%→45%へ低下、代金TOP10の上昇は8社→5社へ
銘柄の幅は広がったのに、大型株の足並みは揃わなくなってきた
3層の見立ては「外部は良いが、国内の中身が薄い」です:マクロ層はE群満点、テーマ層はプラスが4つへ増加。ところが業種層の新規シグナルは2日連続ゼロで、大型株の上昇社数も減りました。焦点はSQ通過後もこの幅の広さが続くかです。
📊 メインシナリオ:SQ通過で需給の重しが取れ、指数は68,000〜69,500円のもみ合い。物色は業種より銘柄単位が続きやすい

外部環境はE群満点で追い風ですが、過熱ブレーキが点灯し新規シグナルもゼロです。値上がり業種は17〜24程度をメインに置きます。ポジションを増やす日ではなく、既存を利確しながら次の点灯を待つ姿勢が素直だと考えています。

  • 期待エリア:◎継続2日目の機械(ディスコ・澁谷工業)を小さく。加えて業種では乗れないその他製品の中核株(任天堂・アシックス)を銘柄単位で。どちらも翌日利確が前提です
  • 継続性試金石:エネルギーと輸送・物流の🆙主役化が2日目に入るか/テクノロジーの🔥流入が4日目も続くか/グロース250の反発が2日続くか
  • 底打ち待機:🔄底打ち兆候の不動産・建設(鹿島建設RSI19.18)と生活防衛。判定が◐中立以上へ戻るのを待って十分です
  • マクロ材料注視:米7月小売売上高とミシガン大消費者信頼感/WTI82ドル台の維持/日経VIが30を割るか/来週の日銀関係者発言

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:SQ絡みの買いが剥落し、週明けに需給の支えを失う

今日の上げには8月限SQに絡んだ買い需要が含まれています。SQ値69,702.13円に対し高値は69,608.24円どまりの「幻のSQ」で、買い需要が一巡した後はこの水準が上値の重しとして意識されやすくなります。

警戒トリガー:日経が68,300円(8/13終値)を割り込み、かつ値上がり業種が15未満へ低下

⚡ 最弱気分岐B:過熱ブレーキの点灯が本格的な反動につながる

騰落レシオ25日が121.77と閾値120を超え、D1が-2へ点灯しました。6日は202.32と200台に乗せ、25日乖離率も日経+4.35%・TOPIX+3.97%まで開いています。D群-3は7/13以来の水準です。

警戒トリガー:騰落レシオ25日が125超で高温シグナル点灯、かつ上昇銘柄比率が45%割れ
🎯 シナリオ信頼度
中。外部環境が追い風で上昇銘柄比率72.3%と幅も広い一方、新規シグナルはゼロで過熱指標が閾値に迫っています。強弱の材料が拮抗する日です。日経68,300円割れか騰落レシオ25日の125超で分岐A・Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):強気(スコア:+5/±11)

  • A トレンド:+2 TOPIX+0.51%が+1、グロース-TOPIX差+1.50ptも+1、日経-TOPIX差+0.08ptは±0
  • B 幅・需給:+2 新高安差+160が+1、上昇銘柄比率72.3%も65%超で+1、値上がり業種19/33は±0
  • C 勢い:+2 代金急増30銘柄の平均+5.60%が+1、RSI健全度(50超74.1%・70超19.8%)も+1
  • D 過熱調整:-3 騰落レシオ25日121.77が120超で過熱ブレーキ-2、代金TOP3集中度30.6%も30%超で-1
  • E マクロ:+2 VIX14.63が15未満で+1、米国株合算+1.46%も1%以上で+1

判定根拠:前日の+4から+5へ1ノッチ上昇しましたが、中身は入れ替わっています。A群がグロース250の反発で±0から+2へ、E群も米国株高で+1から+2へ改善した一方、D群は-1から-3へ悪化。騰落レシオ25日が閾値120を超えて過熱ブレーキが点灯したためで、スコアの上昇と過熱の進行が同時に起きています。総合判定はあくまで今日の要約であって、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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