今日の日本株|2026年5月14日の市場資金フロー|非鉄金属急落・フジクラ-19.1%S安級
- 非鉄金属-9.30%急落の主導役はフジクラ-19.10%(実質ストップ安級)・三井金属-7.72%・住友電工-5.24%で、銅高一服感と利確売りが重なった電線株中心の崩れ。
- 水産・農林業+4.93%・パルプ紙+3.02%・ゴム製品+2.54%にディフェンシブ性の退避買い。テーマでは生活防衛+1.33ptが🆙主役化、不動産・建設-3.79ptが↘継続弱と二極化が鮮明。
- 11因子モデル総合-6/+11で「弱気」入り。D群-3(騰落25日122・TOP3集中35.8%の過熱ブレーキ)が点灯した一方、E群+1(米株+1.78%)が下値を支える構図です。
マーケットサマリー
| 指標 | 本日値 | 前日比 | 水準・コメント |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 62,654.05 | -0.98% | 前日の史上最高値63,271円から反落 |
| TOPIX | 3,879.27 | -1.03% | 26業種下落の広範な売り |
| グロース250 | 803.52 | -2.93% | 新興・小型が大きく崩れリスクオフ進行 |
| ドル円 | 157.90 | +0.11円 | 円安継続、輸出株の支援要因 |
| 米10年金利 | 4.461% | ±0.000pt | 4%台で横ばい、金利材料は中立 |
| VIX | 17.92 | +0.02 | 低位安定、米国側の警戒は限定的 |
| NYダウ | 49,697.96 | -0.12% | 最高値圏で小幅反落 |
| ナスダック | 26,402.34 | +1.20% | 史上最高値更新、米テックは絶好調 |
| WTI原油 | $101.58 | +0.38 | 100ドル台続伸も日本株への波及は限定的 |
| 騰落レシオ25日 | 121.99 | — | 過熱の閾値125ギリギリ、D1ブレーキ点灯 |
業種別資金フロー分析
今日の日本株は、シクリカル業種が大きく崩れ、ディフェンシブ業種に資金が退避した典型的なリスクオフ1日でした。シクリカル系の合算は-1.15%で、特に非鉄金属-9.30%・機械-3.03%・輸送用機器+1.39%(救済ポジション)と中身は分散していますが、市場平均より弱い動きが目立ちました。一方ディフェンシブ系は+1.23%と全面的に堅調で、医薬品+0.77%・食料品+0.53%・電気ガス-0.07%(ほぼフラット)など、生活必需や規制色の強い業種に買いが入っています。
注目すべきは、米国株がナスダック+1.20%・S&P+0.58%で史上最高値を更新した翌日の朝に、日本株がここまで独自要因で崩れたことです。フジクラ-19.10%は実質ストップ安級の大商いで売買代金435億円、東証プライム全体の上位3社でシェア35.8%という極端な資金集中になりました。「米テックは強いのに日本の電線株は売られる」という、テーマ別に解像度を上げないと見えにくい1日だったと感じています。
業界標準の対比でみると、シクリカル-ディフェンシブ差は-2.38%でディフェンシブ優位がはっきりしており、グロース-バリュー差は-0.52%でややバリュー寄りに傾きました。ただこの2軸対比だけだと「単純なリスクオフ」で片づいてしまうので、本ブログでは10テーマ+3対立軸でもう一段解像度を上げて見ています。本日の主題は本文後半の「3対立軸でみるマクロ文脈」セクションで改めて整理してみますね。
値上がり業種 TOP5
| 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|
| 水産・農林業 | +4.93% | +5.96pt | ニッスイ+10.97%が主導、ディフェンシブ性物色の代表格 |
| パルプ・紙 | +3.02% | +4.05pt | 規模の小さい内需業種に資金退避、特種東海製紙+8.81%など |
| ゴム製品 | +2.54% | +3.57pt | ブリヂストン中心の業種、円安と原油安が重なって堅調 |
| ガラス・土石製品 | +1.58% | +2.61pt | 東海カーボン+18.46%(強過熱)・住友大阪セメント+12.29%が逆行高 |
| 輸送用機器 | +1.39% | +2.42pt | ドル円157.90円の円安継続を支援要因に、トヨタなど主力が下支え |
TOPIXが-1.03%と全面安に近い1日でも、5業種が逆行高で資金を集めました。水産・農林業の+4.93%は特に異例の動きで、ディフェンシブ性が極端に意識された地合いをよく表しています。ガラス・土石製品+1.58%は東海カーボン・住友大阪セメントといった素材系の好決算銘柄が個別で買われた結果で、業種全体というよりは銘柄選別の結果として上位に入った形ですね。
値下がり業種 TOP5
| 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|
| 非鉄金属 | -9.30% | -8.27pt | フジクラ-19.10%・三井金属-7.72%・住友電工-5.24%、銅高一服感と利確売り |
| 不動産業 | -5.27% | -4.24pt | SREホールディングス-17.83%・三井不動産-9.99%・住友不動産-9.28%が連鎖安 |
| 建設業 | -4.36% | -3.33pt | 大成建設-10.14%が下落主導、ゼネコン中心に売り |
| その他製品 | -3.03% | -2.00pt | 任天堂-3.88%・大日本印刷-11.29%、外需系・出版系まちまち |
| 機械 | -3.03% | -2.00pt | 三井E&S-16.21%・三菱重工-5.54%が崩れ、防衛・造船テーマの利確が表面化 |
下位は非鉄金属-9.30%が突出していて、5月7日から続いていた電線・電子材料系のブーム(フジクラ・古河電工・住友電工)が一気に巻き戻った1日になりました。フジクラ単独で売買代金435億円、東証プライム全体のTOP3シェアが35.8%に達するなど、まさに「主役級銘柄の利確売り→業種全体の連鎖安」というパターンです。不動産業-5.27%・建設業-4.36%もシ-デ差を引き下げる主因で、金利上昇局面(金利軸+3.97pt)と相性の悪い業種が同時に売られた構図ですね。
各業種の動きが直近5営業日でどう変化してきたかは、下のヒートマップで確認いただけます。テーマ別に色分けされているので、テーマ単位の「強さの連続性」と「ここに来ての反転」が見やすくなっています。
テーマ別資金フロー
本日の最強テーマは生活防衛+1.33ptで、流出側からの反転で🆙主役化判定が点灯しました。最弱は不動産・建設-3.79ptで↘継続弱、5月13日からの2日連続流出になっています。ローテーション分布でみると、生活防衛と輸送・物流が同時に🆙主役化、商社・金融・製造業サイクルが⤴継続強で粘り、不動産・建設が↘継続弱、素材が🆘脱落と、ディフェンシブ系とシクリカル系の入れ替わりが鮮明な1日でした。
3対立軸でみるマクロ文脈
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
本日の主題は「リスクオフ×資源安×金利上昇」です。リスク軸-1.48ptでリスクオフ、資源軸-0.79ptで資源安に振れた一方、金利軸+3.97ptは大きくプラスに伸びて金利上昇局面の典型形になりました。3軸の符号がそろって「ディフェンシブ優位」を指している点が、本日の地合いを端的に表しています。
| 対立軸 | 計算式 | 本日値 | 3日平均 | 10日累計 | 連続日数 | 解釈 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | 金融 − 不動産・建設 | +3.97pt | +2.08pt | +4.78pt | +2日 | 金利上昇局面 |
| 資源軸 | (エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2 | -0.79pt | +1.17pt | +5.18pt | -1日 | 資源安 |
| リスク軸 | (製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛 | -1.48pt | +0.24pt | +3.57pt | -1日 | リスクオフ |
本文③で生活防衛と輸送・物流が同時に🆙主役化したのは、リスク軸-1.48pt連続-1日のリスクオフ局面が背景です。1日でこれだけリスク軸がマイナスに振れると、ディフェンシブ系に資金が一気に退避するのは自然な動きで、特に流出続きから反転してきたテーマほど受け皿になりやすいわけですね。一方で不動産・建設が↘継続弱を続けている理由は、金利軸+3.97pt連続+2日にあるように、米10年金利4.461%の高位横ばい→国内金利の引き上がり期待が続いており、長期金利感応度の高い不動産・建設には逆風が止まらない構造的弱さがあるためだと整理できます。素材が🆘脱落になったのは資源軸-0.79ptの巻き戻しと連動した動きで、5月7日から続いていた非鉄金属急騰の反動がはっきり出ました。本文③が「何が起きているか」を語り、ここでは「なぜそれが起きているか」というマクロドライバーを補完する関係でお読みいただければと思います。
本日の注目銘柄
値上がり率 TOP3
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | メイコー | 6787 | 電気機器 | +22.12% | +23.15pt |
| 2 | オプテックスグループ | 6914 | 電気機器 | +22.12% | +23.15pt |
| 3 | ユニオンツール | 6278 | 機械 | +21.79% | +22.82pt |
売買代金集中 TOP3
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシアホールディングス(285A) | 電気機器 | -4.04% | 2,425億円 | 本日も売買代金トップ、半導体メモリの利確売り継続 |
| フジクラ(5803) | 非鉄金属 | -19.10% | 435億円 | 実質ストップ安級、電線株急騰の巻き戻しで非鉄全体を引き下げる主因 |
| 古河電気工業(5801) | 非鉄金属 | -1.57% | 418億円 | フジクラ連れ安で売られたが下げ幅は限定的、底堅さがやや残る展開 |
売買代金TOP3のシェアは35.8%に達し、補助指標でも「集中型」と判定されました。これはD2因子(資金集中リスク)が-1点で点灯した直接の根拠で、上位3社のうち2社が非鉄金属(フジクラ・古河電工)という、テーマ集中の極端なパターンです。値上がり率TOP3はすべて+20%超の急騰銘柄ですが、これらは出来高倍率や個別材料を伴った「銘柄個別の動き」で、業種全体の流入とは別物と考えておきたいところですね。
最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)
市場全体が崩れた1日でも、トレンドが強く維持された銘柄を機械的に拾うリストです。本日は急騰銘柄が集中したので過熱判定の銘柄が多くなっています。短期では追いかけにくい水準なので、押し目を待つか、業種トレンドが続いている前提での継続保有確認に使ってください。
| 順位 | 銘柄 | コード | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | メイコー | 6787 | +22.12% | +23.15pt | +4 | ⚠ 過熱 |
| 2 | オプテックスグループ | 6914 | +22.12% | +23.15pt | +5 | ⚠ 過熱 |
| 3 | ユニオンツール | 6278 | +21.79% | +22.82pt | +6 | ⚠ 過熱 |
| 4 | 丸一鋼管 | 5463 | +20.09% | +21.12pt | +4 | ⚠ 過熱 |
| 5 | デクセリアルズ | 4980 | +18.90% | +19.93pt | +5 | ⚠ 過熱 |
| 6 | 東海カーボン | 5301 | +18.46% | +19.49pt | +7 | ⚠⚠ 強過熱 |
高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)
| 銘柄 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| メイコー | 6787 | 電気機器 | +22.12% | +23.15pt | +4 ⚠ 過熱 |
| オプテックスグループ | 6914 | 電気機器 | +22.12% | +23.15pt | +5 ⚠ 過熱 |
| デクセリアルズ | 4980 | 化学 | +18.90% | +19.93pt | +5 ⚠ 過熱 |
| 東海カーボン | 5301 | ガラス・土石製品 | +18.46% | +19.49pt | +7 ⚠⚠ 強過熱 |
| 住友大阪セメント | 5232 | ガラス・土石製品 | +12.29% | +13.32pt | +5 ⚠ 過熱 |
個別の上昇と業種トレンドが両方そろった、最も確度の高いシグナルです。ガラス・土石製品の2銘柄(東海カーボン・住友大阪セメント)が顕著で、業種全体(相対騰落+2.61pt)が逆行高だった追い風を受けています。電気機器のメイコー・オプテックスは業種全体(+0.80pt)が辛うじてプラス圏という条件下での高値更新で、勢いの強さは際立ちますが個別材料色も強いです。
売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)
| 銘柄 | コード | RSI | 乖離率 | 出来高倍率 | 騰落率 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アイティメディア | 2148 | 10.02 | -18.0% | 1.59倍 | -2.66% | -4 ✕ 売られ |
| 共英製鋼 | 5440 | 11.07 | -13.0% | 1.78倍 | +2.96% | -2 △ やや弱 |
| ALSOK | 2331 | 13.57 | -8.8% | 1.59倍 | -2.16% | -2 △ やや弱 |
| エムスリー | 2413 | 13.73 | -13.3% | 1.89倍 | -2.05% | -2 △ やや弱 |
| アイスタイル | 3660 | 14.18 | -15.8% | 1.54倍 | -4.22% | -3 △ やや弱 |
底値圏で出来高が増えてきた候補です。本日はLayer 3①(RSI30以下21.9%)が点灯したばかりの初期段階なので、フルポジは厳禁。少額で打診的に拾うレベルで触る場面ですね。共英製鋼+2.96%はすでに反転の兆しが出ています。
踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)
| 銘柄 | コード | 信用倍率 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 丸一鋼管 | 5463 | 0.90 | +20.09% | +21.12pt | +4 ⚠ 過熱 |
| アズビル | 6845 | 0.35 | +9.96% | +10.99pt | -1 → 中立 |
| 森永乳業 | 2264 | 1.00 | +9.52% | +10.55pt | +0 → 中立 |
| 特種東海製紙 | 3708 | 0.50 | +8.81% | +9.84pt | +1 → 中立 |
| 東京製鐵 | 5423 | 0.77 | +8.41% | +9.44pt | +0 → 中立 |
空売り残高が多い中での株価急騰は、売り方のショートカバー(踏み上げ)を誘発しやすいパターンです。アズビル・特種東海製紙は信用倍率が0.5未満で売り過多が極端、踏み上げが続けば短期で更に伸びる可能性があります。
勝ち組セクターの中核株(業種累積≥+2pt × 時価総額 × 割安)
| 銘柄 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 東プレ | 5975 | 金属製品 ※関連市況確認要 | +5.01% | +6.04pt | +2 △ やや強 |
| 住友大阪セメント | 5232 | ガラス・土石製品 | +12.29% | +13.32pt | +5 ⚠ 過熱 |
| 東海カーボン | 5301 | ガラス・土石製品 | +18.46% | +19.49pt | +7 ⚠⚠ 強過熱 |
| TOTO | 5332 | ガラス・土石製品 | +4.76% | +5.79pt | +5 ⚠ 過熱 |
| 大紀アルミニウム工業所 | 5702 | 非鉄金属 ※関連市況確認要 | +11.48% | +12.51pt | +5 ⚠ 過熱 |
業種累積で資金流入が続いているセクターの中核株です。非鉄金属の銘柄は今日の業種全体-9.30%急落の影響で「累積上位だが本日急落」の銘柄も混在しています。鉄鋼・非鉄金属・金属製品・卸売業に該当する銘柄は商品市況次第で動きが急変するため「※関連市況確認要」として注記しました。
負け組セクターの中核株(業種累積≤-2pt × 時価総額 × 割高)
| 銘柄 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| SRE ホールディングス | 2980 | 不動産業 | -17.83% | -16.80pt | -1 → 中立 |
| 三菱地所 | 8802 | 不動産業 | -3.64% | -2.61pt | +0 → 中立 |
| 住友不動産 | 8830 | 不動産業 | -9.28% | -8.25pt | -1 → 中立 |
| アシックス | 7936 | その他製品 | -2.26% | -1.23pt | +1 → 中立 |
| 任天堂 | 7974 | その他製品 | -3.88% | -2.85pt | -2 △ やや弱 |
業種累積が-2pt以下で時価総額が大きく、割高(PER中央値以上)の銘柄です。不動産大手3社(SRE・三菱地所・住友不動産)が並び、金利軸+3.97ptの構造的逆風と直結した売り対象になっています。任天堂はRSI17.72・乖離率-14.5%とすでに売られすぎ圏に入っており、過熱スコア-2と中身の質はやや異なる点に注意。
市場体温計
本日のLayer 1合計は-4で「❄寒気(弱気)」、Layer 2は0/4で過熱なし、Layer 3は1/4で①(RSI30以下銘柄比率21.9%)が点灯しました。値上り業種11/33・新高安スプレッド-55・日経TOPIX両方マイナス・TOP10売買代金上昇数2/10の4項目で-1判定が並んでおり、相場の質は中立・方向曖昧と判定されています。
Layer 1:日々の体温(合計 -4 / ±5 → ❄寒気)
5項目のうち4項目が-1で、上昇銘柄比率42.1%だけがかろうじて閾値35%を上回って0判定にとどまった構図です。値上り業種11/33は「ちょうど閾値」のラインで、ここからもう一段売られると極寒入りが見えてきます。
| 項目 | 本日値 | +1の閾値 | -1の閾値 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 上昇銘柄比率 | 42.1% | ≥55% | ≤35% | 0 |
| 値上がり業種数 | 11/33 | ≥20 | ≤11 | -1 |
| 新高値−新安値スプレッド | -55 | ≥+30 | ≤-30 | -1 |
| 日経・TOPIX方向 | 両方- | 両方+ | 両方- or 値嵩偏重 | -1 |
| TOP10売買代金上昇数 | 2/10 | ≥8社 | ≤3社 | -1 |
| Layer 1 合計 | -4 / ±5 ❄寒気(弱気) | |||
Layer 2:高温シグナル(0 / 4 点灯)
高温シグナルは点灯なしです。ただし③(騰落レシオ25日)は121.99で進捗100%、閾値125ギリギリで未達という状態。明日もう一段強い日があれば点灯する位置に来ています。日経乖離+5.91%も進捗70%と決して低くなく、過熱不安は残っている局面と読めます。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI70超銘柄比率 | 12.4% | ≥25% | 50% | 未達 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +5.91% | ≥+8% | 70% | 未達 |
| ③ | 騰落レシオ25日 | 121.99 | ≥125 | 100% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.82% | ≥-3% | 0% | 未達 |
| 合計 | 0/4点灯 過熱なし(ただし③は閾値直近) | ||||
Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)
①(RSI30以下銘柄比率21.9%)のみ点灯しました。Layer 2と異なり3つ目に騰落レシオ6日を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化している形です。今日の点灯はあくまで「下げ止まりを警戒し始めるタイミング」のサインであり、反転確定ではない点には気をつけたいですね。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI30以下銘柄比率 | 21.9% | ≥15% | 100% | ✅ 点灯 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +5.91% | ≤-6% | 0% | 未達 |
| ③ | 騰落レシオ6日 | 92.04 | ≤60 | 20% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.82% | ≤-15% | 30% | 未達 |
| 合計 | 1/4点灯 底値接近初期段階(2点以上で逆張り検討) | ||||
補助指標と相場の質
補助指標は同じ体温スコアでも中身の質を識別する補助線です。今日は資金集中度35.8%(集中型)と買い主導率20%(売り主導)が極端で、相場の質判定は「中立・方向曖昧」となりました。
| 補助指標 | 本日値 | 判定 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 資金集中度(TOP3売買代金シェア) | 35.8% | 集中 | ≥30%で集中、≥40%で極端集中 |
| 買い主導率(TOP20内) | 20.0% | 売り主導 | ≥70%で買い主導/≤30%で売り主導 |
| TOPIX 25日乖離率 | +2.90% | 中立 | ±5%で中立圏 |
| 日経−TOPIX乖離率差 | +3.01pt | 正常 | ≥+4ptで値嵩偏重 |
| 騰落レシオ6日(参考値) | 92.04 | 中立 | ≤60で超過冷/≤80で過冷 |
総合体温-4「寒気」、高温0/4、低温1/4、相場の質「中立・方向曖昧」という組み合わせから、本日は値下がりが業種・銘柄ともに広範に広がった弱気相場でした。Layer 3①が点灯し底値圏候補が出現し始めていますが、日経乖離+5.91%・騰落25日121.99と高水準を維持しており、過熱不安は残るものの調整入りの初期段階という整理になります。集中度35.8%・売り主導20%でリスクオフ局面ですが、Layer 3はまだ1点しか点灯していないので、本格的な底値判定にはあと1〜2項目の点灯を確認したいところですね。
本日のマクロ環境
明日の注目ポイント
翌日のシナリオ分析
- 🟢 最注目セクター:生活防衛・輸送・物流(いずれも🆙主役化で連続+1日・新規の主役候補。流出側からの確実な反転が出ているため、明日以降の継続性に注目)
- 🟢 新規流入期待:商社(⤴継続強・連続+4日。資源軸-0.79ptでも卸売業-0.22%と粘り、TOPIX対比でプラスを維持)
- 🔴 警戒:不動産・建設(↘継続弱・連続-2日)、素材(🆘脱落・本日pt-1.41)。金利軸+3.97ptの構造的逆風が続く間は戻りを売りたい筋が優勢
- 🟡 翌日の注目点:米株最高値の追随性(ナス+1.20%・S&P+0.58%)/騰落25日が125閾値を超えてLayer 2③が点灯するか/Layer 3②③④の追加点灯動向(2点以上で逆張り検討フェーズ)
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):弱気(スコア:-6/+11)
スコア内訳:
- A トレンド:-2/3(TOPIX-1.03%で-1判定・日経-TOPIX+0.05pt中立・グロース-TOPIX-1.90ptで-1判定)
- B 幅・需給:-1/3(値上がり11/33業種で中立・新高安スプレッド-55で-1判定・上昇銘柄比率42.1%で中立)
- C 内部エネルギー:-1/3(シ-デ差-2.38%で-1判定・急増銘柄平均+6.16%で+1判定・RSI50+=39.9%で健全レンジ未達-1判定)
- D 過熱調整:-3(⚠騰落25日121.99で過熱ブレーキD1=-2点灯・⚠TOP3集中35.8%でD2=-1点灯)
- E マクロ:+1/2(VIX17.92で中立・米国株+1.78%合算で+1判定し下値を支援)
判定根拠:A群-2・B群-1・C群-1で「相場の方向+幅+勢い」がすべてマイナスとなり、全面安に近い1日でした。さらにD群-3が並んで点灯したのが本日最大の特徴で、騰落25日が過熱の閾値間際を維持したまま売買代金が大型3銘柄に35.8%集中する「過熱と一極集中の同居」が-6スコアを引き下げる主因になっています。一方でE群+1(米株+1.78%合算)が下値を支え、底割れまでは至らずに踏みとどまった形です。
一言まとめ:📉 米株最高値圏の中での日本株独自要因による調整1日でした。非鉄金属-9.30%(フジクラ-19.10%S安級)の利確売りが主導役となり、不動産・建設-5%超の崩れが追い討ちをかけた一方、水産・農林業+4.93%・パルプ紙+3.02%といったディフェンシブに資金が退避し、生活防衛+1.33pt・輸送・物流+1.19ptがそろって🆙主役化判定。明日以降のローテーション軸がディフェンシブ寄りに切り替わる可能性に注目したいですね。
翌日注目:生活防衛・輸送・物流(🆙主役化の継続性)/ 商社(⤴継続強4日連続の粘り) / 騰落25日と Layer 2/3の追加点灯動向





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