今日の日本株|2026年8月10日の市場資金フロー|米利上げ観測の後退でAI・半導体が急伸・日経1,363円高

今日の日本株|2026年8月10日の市場資金フロー|米利上げ観測の後退でAI・半導体が急伸・日経1,363円高

今日の日本株|2026年8月10日の市場資金フロー|米利上げ観測の後退でAI・半導体が急伸・日経1,363円高

📈 日経 +2.08%(3日ぶり大幅反発) 🏆 総合判定 強気・全面リスクオン +7/±11 🌡 体温計 +3 ☀☀熱気 🎯 優位シグナル ◎0・○2
今日前週末の米雇用統計が弱く9月の利上げ観測が後退。AI・半導体が急伸し、アドバンテスト+6.43%とリクルートHD+22.79%の2銘柄だけで日経を約699円押し上げました
中身ただし値上がりは18/33業種・上昇銘柄比率58.1%と幅は狭いままです。売買代金も9兆1,905億円と1兆7,000億円減り、2%高のわりに商いは伴っていません
明日私のルールで新規に乗れるのは海運業と鉱業の2業種だけ、どちらも翌日利確型です。最強のサービス業はリクルート1社の単騎なので、業種としては乗れません

今日の日本株は、外から来た1本の材料で全部が動いた日でした。日経平均は66,970.00円(+2.08%・1,363円高)と3日ぶりの大幅反発、TOPIXも4,100.61(+0.63%)で5日続伸です。前週末の米雇用統計が予想を下回り、9月の米利上げ観測が後退したことで同日のナスダックが+1.30%と大幅高。その流れを引き継いで、東京市場も寄り付きからAI・半導体主導で終日堅調でした。ただし中身を見ると、上げた業種は18しかありません。

8/7 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。「決算の個別反応が主役の相場が続き、指数は小動きのままTOPIXが日経を上回る」という読みは、方向・幅ともに大きく外れました。日経は2%を超えて上げ、TOPIXとの関係も完全に逆転しています。

自己採点 2.0 / 5.0 🔴 ①指数小動き・TOPIX優位は外れ。値上がり業種18だけ予想レンジ内(0.5/2.0) 🟢 ②機械シグナルの◎○は2業種ともプラスで的中(1.0/1.0) 🔴 ③継続性試金石は3つとも不成立(0/1.0) 🔶 ④底打ち待機はTOYO TIREのみ反発(0.5/1.0)
  • ❌ 外れメインシナリオの骨格が崩れました。「指数は小動き」と書いた日経が+2.08%、「TOPIXが日経を上回る」も日経がTOPIXを1.45pt上回る形へ逆転。当たったのは値上がり業種の数だけで、18は「16〜24程度」のレンジ内でした。米雇用統計を「最大の外部変数」と書きながら、統計が弱ければ利上げ観測が後退してハイテクが買われる、という筋道を用意していなかったのが敗因です。
  • ⭕ 的中機械シグナルの答え合わせは2業種ともプラスでした。前日に○監視として挙げたその他製品は対TOPIX相対+1.55pt、◎継続2日目のゴム製品も+1.09ptです。⏳で買い候補から外した鉄鋼は-1.71ptと沈んでおり、外して正解でした。
  • ❌ 外れ継続性の試金石は3つとも不成立でした。エネルギー-1.49pt・商社-0.89ptは⤴継続強どころかそろって🆘脱落へ転落。値上がり業種20超は3日で途切れて18、売買代金も9兆1,905億円と10兆円を割りました。「決算が終われば商いも幅も細る」という見立て自体は合っていたのに、弱気材料としてしか扱わなかったのが読み違いです。
  • 🔔 一部発動底打ち待機は1銘柄だけ動きました。TOYO TIREは+4.94%と反発しましたが、富士フイルムホールディングス-2.29%・メイコー-10.01%はさらに下げています。決算で急落した銘柄は、翌営業日にはまだ拾われていません。
  • ➖ 不発警戒トリガーはA・Bとも不発です。Aの「ドル円156円割れ」はむしろ158.55円へ円安が進み不成立。Bも売買代金9兆1,905億円・上昇銘柄比率58.1%と紙一重で残りましたが、方向はトリガー側へ近づいています。

総括:外部材料の分岐を用意していなかった、というシンプルな負けです。決算に気を取られて、「今晩は米雇用統計」と書きながら結果別のシナリオを書かなかったのは手抜きでした。一方で機械シグナルの◎○は、私の相場観が外れた日でも淡々とプラスを取っています。

本日の市場サマリー

日経+2.08%・TOPIX+0.63%で総合判定は+7/±11の「強気・全面リスクオン」。ただし値上がりは18/33業種と、指数の派手さのわりに幅は広がっていません。

主要指標
日経平均
+2.08%
66,970 円(+1,363円・25日乖離 -0.55%)
TOPIX
+0.63%
4,100 pt(5日続伸・25日乖離 +1.69%)
グロース250
+1.81%
737 pt(中小型も大幅高)
セクター・内部相場
最強業種
サービス業
+9.38% / 相対 +8.75pt
最弱業種
石油・石炭製品
-4.78% / 相対 -5.41pt
上昇銘柄比率
58.1%
新高値122 / 新安値15(差+107)
為替・米10年
¥158.55 / 4.656%
ドル円 +0.12円 / 米10年 -0.016pt

東証プライムの売買代金は9兆1,905億円で、前日の10兆8,961億円から1兆7,000億円あまり減りました。指数が2%上げた日に商いが1割以上細るのは、あまり見ない組み合わせです。一方で内部の質は改善しています。代金TOP3の集中度は30.7%から26.9%へ下がり、買い主導率は25%から65%へ跳ね上がりました。3日ぶりに代金上位の大型株が買われる側へ回った形です。首位はキオクシアホールディングスの1兆5,700億円、2位フジクラ6,597億円(+7.62%)。新高安スプレッドは+107で前日の+96から拡大しました。

業種別資金フロー分析

上位はリクルート急騰のサービス業+9.38%と精密機器+4.37%。下位は石油・石炭製品-4.78%と金融3業種で、金利低下シナリオの表と裏がきれいに出ました。

値上がり業種 TOP5

先頭はサービス業+9.38%(相対+8.75pt)です。リクルートホールディングスが27年3月期純利益の上方修正を発表し、市場予想を大きく上回ったことでストップ高の+22.79%。同社1社で業種売買代金の47%を占めます。ただし同じサービス業のサイバーエージェントは-16.68%、セコムも-7.30%で、業種内の値幅は40pt近くに開いています。

2位の精密機器+4.37%はセイコーグループ+16.36%・オリンパス+10.10%・テルモ+8.53%と厚みがあり、資金判定も〈本物〉でした。3位の非鉄金属+3.27%の主役は住友金属鉱山+11.85%で、金属価格上昇による27年3月期の一転増益が好感されています。ただし同業種の三井金属は-13.55%と、こちらも決算で真逆に振れました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1サービス業+9.38%+8.75ptリクルートHD+22.79%が業種代金の47%。上方修正でストップ高
2精密機器+4.37%+3.74ptセイコーG+16.36%・オリンパス+10.10%。資金判定〈本物〉
3非鉄金属+3.27%+2.64pt住友金属鉱山+11.85%が一転増益。一方で三井金属-13.55%
4鉱業+3.07%+2.44ptWTI78.45ドル・金4,413ドルの商品高が支え。25日累積+10.67pt
5その他製品+2.18%+1.55pt任天堂+2.76%が業種代金の57%。美津濃+7.88%

値下がり業種 TOP5

最下位は石油・石炭製品-4.78%(相対-5.41pt)です。WTI原油が78.45ドルへ+0.86%と上げているのに、石油株は全業種で最も売られました。前日+4.24%で首位に立った直後の反動に、米金利低下でバリューからグロースへ資金が移った動きが重なった形です。

2位以下は金融と内需バリューが並びました。保険業-2.48%はかんぽ生命保険-9.06%、銀行業-1.89%は三井住友フィナンシャルグループ-2.26%・ゆうちょ銀行-3.17%が中心です。米10年金利の4.672%→4.656%という低下が、そのまま金融株の重しになりました

順位業種騰落率相対騰落コメント
1石油・石炭製品-4.78%-5.41pt原油+0.86%でも最下位。前日+4.24%の反動と金利低下
2保険業-2.48%-3.11ptかんぽ生命-9.06%・東京海上HD-2.36%。金利低下が直撃
3不動産業-1.99%-2.62pt三菱地所-3.03%。ただし大型主導度-2.24ptで中小型は健闘
4銀行業-1.89%-2.52pt三井住友FG-2.26%・ゆうちょ銀行-3.17%
5建設業-1.15%-1.78pt鹿島建設-3.10%・きんでん-3.82%。東洋エンジ+11.05%は例外

複数日ベースの方向シグナル(5項目スコア)は流入15業種 対 流出15業種とちょうど半々で、分布判定は「🌅全面高」。★の新規点灯は海運業・陸運業・鉱業・パルプ紙・小売業・倉庫運輸・卸売業の7業種と、数だけは前日の4から増えました。

ただし実践判定は◎0件・○2件・△0件・×見送り5件です。25日トレンドの5日前比がプラスなのは海運業(+2.81)と鉱業(+4.34)だけで、陸運業-4.54・倉庫運輸-6.69は中期の勢いが失速している最中の点灯でした。この×区分は検証で翌日-0.28pt・勝率38.1%と負け越しています。

テーマ別資金フロー

内需消費+4.47ptとテクノロジー+2.41ptが⤴継続強。一方でエネルギー・商社・輸送物流の3テーマが、そろって🆘脱落へ転落しました。

1内需消費+4.47pt🔥🔥 ⤴ +3日
2テクノロジー+2.41pt🔥🔥 ⤴ +1日
3素材+0.39pt→ ⤵ +2日
4製造業サイクル-0.07pt→ ◐ -2日
5生活防衛-0.49pt→ ◐ -1日
6輸送・物流-0.65pt💧 🆘 -1日
7商社-0.89pt💧 🆘 -1日
8エネルギー-1.49pt💧 🆘 -1日
9不動産・建設-2.20pt💧💧 ↘ -2日
10金融-2.31pt💧💧 ↘ -2日

プラスは上位3テーマだけで、前日の6テーマから半減しました。首位の内需消費+4.47ptは連続+3日の⤴継続強ですが、中身はサービス業+8.75pt、つまり実質リクルート1社です。小売業+0.18ptは横ばいで、テーマとしての厚みはありません。2位のテクノロジー+2.41ptは電気機器+1.07pt・精密機器+3.74ptの二本立てで、10日累計+4.88ptの安全装置が働き⤴継続強の判定になりました。

目立つのは下側の入れ替わりです。前日に⤴継続強だったエネルギーと商社が、そろって🆘脱落=流入から流出への明確な反転へ落ちました。原油が上げているのにエネルギー-1.49ptというねじれは、石油・石炭製品-5.41ptと同じ話です。金融-2.31ptと不動産・建設-2.20ptも2日連続の↘継続弱です。

3対立軸でみるマクロ文脈

リスク軸+1.39ptが1日でプラス転換して「リスクオン」。一方で資源軸-2.57ptは10日でも最大級のマイナスで、資源から資金が抜けています。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸-0.11pt-1日+2.28pt金融−不動産建設。ともに大きく売られ、差はほぼゼロ
資源軸-2.57pt-1日-1.58pt石油・石炭-5.41ptが直撃。判定は「資源安」
リスク軸+1.39pt+1日+5.27pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。1日でリスクオンへ

今日の変化は資源軸です。WTI原油が+0.86%と上げているのに、エネルギー・素材・商社の平均が輸送物流・内需消費の平均を2.57pt下回りました。商品価格ではなく金利が資金の行き先を決めた日だった、と読むのが素直だと思います。

リスク軸は+1.39ptでプラス転換し、10日累計も+5.27ptとプラス圏。攻めの3テーマが生活防衛を上回る素直なリスクオンです。一方の金利軸-0.11ptは、金融と不動産・建設のどちらも大きく売られて差が消えただけで、中立というより両方が沈んだ結果のゼロと読みます。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「踏み上げ候補」「最強モメンタム」の3枠。243社の決算発表があり、上位は決算に反応した銘柄でほぼ埋まりました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はリクルートホールディングス+22.79%です。売買代金979億円と全体15位まで浮上し、ストップ高で終えました。2位は平田機工+22.12%(機械)、3位はUTグループ+20.77%(サービス業)です。

上位20の業種内訳は小売業3銘柄(クオールHD・ゼンショーHD・ニトリHD)が最多で、化学3銘柄・卸売業2銘柄が続きます。ところが小売業は業種としては+0.81%の12位、化学も+0.87%の11位です。業種指数は時価総額加重なので、業種の順位だけ追うと決算で動いた中小型を丸ごと取りこぼします。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1リクルートホールディングス(6098)サービス業+22.79%27年3月期の上方修正でストップ高。代金979億円
2平田機工(6258)機械+22.12%代金34億円・予想PER18.2倍
3UTグループ(2146)サービス業+20.77%代金68億円・前日比+556%。RSI80.95

踏み上げ候補(信用倍率1.0倍以下 × 前日比+2%以上)

15銘柄が該当し、先頭はリクルートHD+22.79%で信用倍率0.92倍でした。売り方が積み上がったところへ上方修正が出て、買い戻しを巻き込んだ典型です。以下、ゼンショーホールディングス+10.69%(0.70倍)、エン+7.17%(0.53倍)、高圧ガス工業+6.60%(0.17倍)と続きます。

高圧ガス工業の0.17倍、エンの0.53倍は需給としてかなり偏った水準です。ただ踏み上げは戻りも速いので、私は当日の値幅ではなく翌日の値持ちを見ます。

銘柄(コード)信用倍率RSI本日騰落過熱スコア
リクルートホールディングス(6098)0.92倍74.9+22.79%+4 ⚠
ゼンショーホールディングス(7550)0.70倍81.9+10.69%+4 ⚠
エン(4849)0.53倍74.0+7.17%+1 →
高圧ガス工業(4097)0.17倍60.3+6.60%±0 →

最強モメンタム(RSI60以上 × 25日乖離率+5%以上 × 対TOPIX+1pt)

15銘柄のうち化学が4銘柄(大日精化工業・アキレス・日本触媒・三洋化成工業)と最多で、顔ぶれにテーマ性が出ました。RSI90超が3銘柄と過熱寄りです。この枠は買い場探しではなく、すでに走り切った場所を確認するために見ます。

銘柄(コード)RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
バンドー化学(5195)94.7+8.2%+1.90%+5 ⚠
デジタルハーツホールディングス(3676)91.5+38.5%+16.61%+5 ⚠
大日精化工業(4116)91.2+21.1%+3.12%+8 ⚠⚠
アキレス(5142)90.4+38.3%+6.28%+7 ⚠⚠

市場体温計

日々の体温は+2から+3「熱気」へ1段上昇。ただし高温・低温シグナルはどちらも0/4のままで、2%高でも過熱には入っていません。

Layer 1 日々の体温 +3/±5 ☀☀熱気 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(RSI70超13.7%で25%に未達) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ6日126.19) 相場の質:中立|集中度26.9%・買い主導65%

Layer1の内訳は、上昇銘柄比率58.1%・新高安+107・日経とTOPIXがそろってプラスの3項目が満点、値上がり業種18と代金TOP10のうち上昇7社が±0で、合計+3でした。前日と満点の場所が入れ替わっているのが面白いところです。前日は幅の3項目が満点で大型株だけマイナスでしたが、今日は逆に大型株の方向が満点で、幅の項目が伸びていません。

高温側は指数が2%上げたにもかかわらず緩みました。騰落レシオ25日は117.15から113.36へ低下し、点灯基準の125まで11.64ポイント。RSI70超の比率も16.0%から13.7%へ下がっています。指数だけが上がって、個別の過熱感はむしろ薄まったという数字です。

本日のマクロ環境

前週末の米雇用統計が弱く9月利上げ観測が後退。ナスダック+1.30%の流れをそのまま引き継いだのが今日の全部です。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+2.08%
66,970円・1,363円高
TOPIX
+0.63%
4,100pt・5日続伸
グロース250
+1.81%
737pt・大幅高
海外株式(前日終値)
NYダウ
+0.28%
54,277・反発
ナスダック
+1.30%
27,071・大幅高
S&P500
+0.62%
7,783・反発
為替・金利
ドル円
158.55
+0.12円・158円台定着
米10年金利
4.656%
-0.016pt・低下
VIX恐怖指数
15.48
+0.21・低位安定
資源・需給
WTI原油
$78.45
+0.86%・続伸
騰落25日
113.36
125で高温点灯。残り11.64
信用評価損益率
-8.44%
通常圏(週次・木曜更新)

8月7日発表の米雇用統計は市場予想を下回り、9月の米利上げ観測が大きく後退しました。同日の米国市場はダウ+0.28%・ナスダック+1.30%・S&P500+0.62%とそろって反発しています。11因子モデルのE群が+1になったのは、この合算+1.92%が閾値の+1.0%を超えたためです。

為替と商品は動いていません。ドル円158.55円で+0.12円、WTI原油78.45ドルで+0.86%と小幅です。今日の2%高を作ったのは、円安でも原油でもなく米金利の一点でした。買われた業種(精密機器・電気機器・サービス業)と売られた業種(銀行・保険・不動産)の並びを見れば、資金の動機ははっきりしています。

明日の注目ポイント

軸は今日の2%高が「米金利への一発回答」で終わるかどうか。決算も243社が発表され、今週いっぱい続きます。

本日の優位シグナル(◎○△×)

機械判定の◎は0件、○が2件。新規で乗れるのは海運業と鉱業で、どちらも翌日利確型です。

◎ 最優先 0 ○ 監視 2 △ 単騎 0 × 見送り 5
  • ○ 監視:海運業・鉱業 ── 海運業は5日前比+2.81ptで累積+16.47pt、鉱業も+4.34ptで累積+10.67ptと、中期の勢いが強い状態での点灯です。◎でなく○なのは、25日累積が+3ptを大きく超えて上げ切った局面だから。検証では○区分は翌日+1.65pt・勝率75%と突出する一方、+3日は-0.10ptと伸びません。乗るなら翌日利確が前提です。両業種とも資金判定は「-」で、本物度までは確認できていません。
  • ◎ 継続2日目:その他製品 ── 採用条件(5日前比+2.06pt・25日累積+11.21pt)を満たし、資金判定も〈本物〉。任天堂+2.76%が業種代金の57%と大型主導ですが、上昇銘柄の側に代金が乗っており単騎ではありません。継続2日目は翌日+0.36pt・勝率55%と優位が残る一方、3日目でエッジが消えます。翌日利確・3日目持ち越しはしません
  • △ 継続単騎:食料品・医薬品(ともに2日目) ── 資金判定は〈単騎〉で、日本たばこ産業が食料品代金の42%、中外製薬が医薬品の29%。業種でなくこの2銘柄を個別に見る枠です。
  • × 見送り:陸運業・パルプ紙・小売業・倉庫運輸・卸売業 ── 5業種とも★は点きましたが、25日トレンドの5日前比は陸運業-4.54・倉庫運輸-6.69をはじめ全てマイナス。検証では翌日-0.28pt・勝率38.1%と負け越す区分です。
  • ⏳ 深追い注意:サービス業(3日目)・ゴム製品(3日目)・繊維製品(4日目) ── 今日いちばん派手だったサービス業がここに入ります。点灯3日目でエッジが消える位置にあり、資金判定は〈単騎〉、大型主導度も+8.53ptと全業種で突出。指数はリクルート1社が持ち上げただけです。乗るなら業種でなく同社を個別に、ストップ高翌日の寄り天リスクを織り込んで判断します。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目の枠も4/24〜8/3の679業種日で検証し、翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルはまだ小さく検証は継続中です(次回再検証は2026年11月中旬を予定)。有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸はリスク軸+1.39ptがプラス転換。資源軸-2.57ptは大きくマイナス
  • 体温計は+3へ上昇。高温0/4・低温0/4、騰落レシオ25日は113.36へ低下
  • 外部は米国株の合算+1.92%。ドル円・原油はほぼ動かず
動かしたのは米金利の一点。為替も商品も、今日は材料になっていない
層2:テーマ10テーマの動き
  • 内需消費+4.47pt・テクノロジー+2.41ptが⤴継続強。プラスはこの2つと素材だけ
  • エネルギー・商社・輸送物流が🆘脱落へ。前日の主役がまとめて反転
  • 金融-2.31pt・不動産建設-2.20ptは2日連続の↘継続弱
グロースへの一極集中。バリューと資源からは2日続けて資金が抜けている
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入15業種 対 流出15業種で分布判定は🌅全面高
  • ★新規点灯7業種の実践判定は◎0・○2・△0・×5。乗れるのは2業種だけ
  • 集中度は30.7%→26.9%へ低下、買い主導率も25%→65%へ
需給の質は改善したが、私のルールで買える枠は2業種・いずれも翌日利確型
3層の見立ては「上げの理由が1本しかない」です:マクロ層で効いたのは米金利だけ、テーマ層はグロース2テーマへの一極集中、業種層は流入15対流出15で幅が広がっていません。焦点は米金利が下げ止まったときに、この上げがどこまで残るのか。私は「金利が動かない日は上げも止まる」側をやや高く見ています。
📊 メインシナリオ:金利低下を織り込んだ上げは一巡し、指数は高値もみ合いへ。物色は決算を通過したグロース中心に絞られる

今日の2%高は米金利への一発回答で、同じ材料は二度効きません。指数は66,000〜67,500円台のもみ合い、値上がり業種は16〜24程度のレンジをメインに置きます。決算は今週も続くため、指数より個別の反応が主役に戻る想定です。

  • 期待エリア:○監視の海運業・鉱業(翌日利確前提)。◎継続2日目のその他製品(任天堂)。決算通過組ではシスメックス+19.89%・住友金属鉱山+11.85%
  • 継続性試金石:テクノロジーの⤴継続強が2日目に入るか/買い主導率65%が2日続くか/売買代金9兆円台を維持できるか
  • 底打ち待機:決算で急落したサイバーエージェント-16.68%・三菱瓦斯化学-14.42%・三井金属-13.55%。売られすぎ枠はダイキン工業(RSI22.71)
  • マクロ材料注視:米10年金利4.656%がさらに低下するか/ドル円158円台の維持/WTI78ドル台の定着

分岐リスクと警戒トリガー

⚡ 最弱気分岐A:米金利が反転上昇し、今日買われたグロースが丸ごと巻き戻される

今日の上げは米10年金利4.656%への低下1本で説明できます。裏を返せば、金利が4.7%台へ戻るだけで買いの根拠が消えます。精密機器+3.74pt・サービス業+8.75ptは1日で作った上げ幅で、戻りも速いはずです。

警戒トリガー:米10年金利が4.75%超へ上昇、かつ値上がり業種が12未満へ縮小

🌧️ 弱気分岐B:商いが細ったまま、指数だけが上げて幅がさらに狭まる

売買代金9兆1,905億円は前日から1兆7,000億円減りました。指数が2%上げた日に商いが減るのは、参加者が増えないまま一部の大型株だけが動いた証拠です。値上がり業種18・上昇銘柄比率58.1%と幅も広がっていません。

警戒トリガー:東証プライム売買代金が8兆5,000億円割れ、または上昇銘柄比率が50%割れへ低下
🎯 シナリオ信頼度
中の下。シナリオを大きく外した直後で、しかも上げの理由が米金利1本に集約されています。金利の方向は当てられないので、「材料が1本しかない状態の脆さ」だけをメインに置きました。米10年金利4.75%超か売買代金8兆5,000億円割れで分岐A・Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):強気・全面リスクオン(スコア:+7/±11)

  • A トレンド:+3 TOPIX+0.63%・日経-TOPIX差+1.45pt・グロース-TOPIX差+1.18ptの3因子がすべて満点
  • B 幅・需給:+1 新高安差+107が+1、値上がり業種18/33は22に届かず±0、上昇銘柄比率58.1%も65%未満で±0
  • C 勢い:+2 代金急増30銘柄の平均+3.34%とRSI健全度(50超61.5%・70超13.7%)が各+1
  • D 過熱調整:±0 過熱ブレーキ非該当、代金TOP3集中度26.9%も30%以下で減点なし
  • E マクロ:+1 ナスダック+S&P500の合算+1.92%が+1、VIX15.48は中立圏で±0

判定根拠:前日+2から+7へ5ノッチの改善で、判定レンジの最上段に入りました。ただし点数を押し上げたのはA群の3因子が同時に満点になったことで、これは指数だけを見た評価です。中身を測るB群は+1にとどまり、値上がり業種18・上昇銘柄比率58.1%はどちらも閾値未達でした。総合判定はあくまで今日の要約であって、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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