今日の日本株|2026年6月19日の市場資金フロー|非鉄金属急騰も裾野は6業種
今日の日本株は、非鉄金属+8.67%の急騰と半導体への資金集中で、日経平均が終値で最高値を更新した1日でした。ただ日経のローソク足は途中まで陰線で、引け間際にかろうじてプラ転した格好です。指数は堅調に見えてもTOPIXは-0.57%と反落し、値上がり業種はわずか6/33。資源と半導体中核に資金が一点集中する、裾野の極端に狭い相場だったように見えます。
- 日経平均は+0.28%(71,250円)で終値最高値を更新も、TOPIXは-0.57%と反落。値がさ株偏重の指数高でした。
- 非鉄金属+8.67%が突出し、石油・石炭+2.42%・鉱業+1.77%と資源が逆行高。半導体はキオクシア+12.07%が牽引しました。
- 一方で銀行業-3.10%・精密機器-2.51%・医薬品-2.19%が大幅安。値上がり6/33・売買代金TOP3集中42.6%と、資金の集中が際立った1日です。
業種別の資金フロー分析
値上がり業種 TOP5
本日プラス圏で終えたのは33業種のうち6業種だけでした。その先頭が非鉄金属+8.67%(相対騰落+9.24pt)で、2位以下を大きく引き離した独歩高です。フジクラ・古河電工がデータセンター向け電線需要を囃して急騰し、銅市況への思惑も重なった格好ですね。
2位以下は石油・石炭製品+2.42%・鉱業+1.77%と資源勢が続きました。原油が反発したことが効いていて、資源セクターが揃って逆行高になったのが今日の特徴だったりします。電気機器は+0.42%と、半導体の一部が買われた割には小幅な上昇どまりでした。
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 非鉄金属 | +8.67% | +9.24pt | フジクラ・古河電工の電線急騰が牽引 |
| 2 | 石油・石炭製品 | +2.42% | +2.99pt | 原油反発で資源逆行高 |
| 3 | 鉱業 | +1.77% | +2.34pt | 資源高の流れに連動 |
| 4 | ガラス・土石製品 | +0.52% | +1.09pt | 素材周辺へ波及 |
| 5 | 電気機器 | +0.42% | +0.99pt | 半導体一部高も上昇は小幅 |
値下がり業種 TOP5
一方で下落側はディフェンシブと金融が中心でした。最弱は銀行業-3.10%(相対騰落-2.53pt)で、その他金融業-2.36%・保険業も含めて金融セクターが総じて軟調。米金利の小動きと、最高値圏での利益確定売りが重なったように見えます。
続いて精密機器-2.51%・医薬品-2.19%と、値がさ株やディフェンシブにも売りが回りました。海運業-1.87%も含め、資源・半導体中核を外したところは戻り売りに押される展開だった印象です。
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 銀行業 | -3.10% | -2.53pt | 金融への利益確定売り |
| 2 | 精密機器 | -2.51% | -1.94pt | 値がさ精密に売り |
| 3 | その他金融業 | -2.36% | -1.79pt | 金融全面安に連動 |
| 4 | 医薬品 | -2.19% | -1.62pt | ディフェンシブ売り |
| 5 | 海運業 | -1.87% | -1.30pt | 輸送・物流の弱さ継続 |
色分けでまとめると、買われたのは資源(非鉄・石油石炭・鉱業)+一部半導体に限られ、売られたのは金融+ディフェンシブ(医薬・精密)という構図でした。TOPIXがマイナスのなかで相対騰落がしっかりプラスの業種は、文字どおり「本当に買われた業種」と言えそうです。
💡 対TOPIX相対騰落って何?(初めての方向け)
各業種の騰落率からTOPIX(-0.57%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことを示しています。本日のようにTOPIXがマイナスの局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む
業種フロー詳細と主役交代シグナル
方向で見ると、流入はわずか8業種に対し、流出が21業種と差し引きマイナスでした。指数は最高値でも、業種単位ではむしろ売り側が地合いの主役だったりするんですよね。ヒートマップで5日間のptの推移が見えたところで、もう一段踏み込んで「明日以降のフローの方向」を5項目シグナル+判定で機械的に整理した一覧を続けて掲載します。短期2日平均と長期5日平均の比較、プラス圏連続、加速度、3日中2日以上+、累積10日地力の5項目が点灯すれば本日4点以上、前日も4点以上なら🔥本格流入、3点以上が2日連続なら🟢兆し、本日のみ4点以上なら○本日のみ、という3段階で買い候補の確度を見極めるものです。本日は流入8業種(🔥1/🟢4/○3)に対して流出21業種・中立4業種となり、ヒートマップ上の強弱とは別の「方向」の軸が見えてきます。
📌 主役交代シグナルのポイント:🔥本格流入は食料品(5→5で連続点灯)の1業種のみ、🟢兆しに電気機器・銀行業・サービス業・保険業が並びます。一方で輸送用機器・化学・空運業が❄本格流出で、売り方向の業種が圧倒的に多いのが今日の素顔です。業種別 対TOPIX相対騰落ヒートマップ(直近5営業日)
直近5営業日の相対騰落を並べると、非鉄金属が06/15以降ジグザグしながらも本日+9.24ptへ大きく振れたのが目に付きます。逆に情報・通信業やサービス業は累積で見て弱く、資金の出入りがはっきり業種ごとに分かれていることが見て取れます。
年初来高値・安値更新の業種別分布
年初来高値の更新は95銘柄、安値更新は48銘柄で、新高安差は+47と需給はまずまず良好です。高安比率66.4%も強気水準を保っています。業種別では機械・電気機器が高値更新の中心で、化学やガラス・土石製品も上位。一方で情報・通信業は安値超過が目立ち、サービス業とともに出遅れが続いている格好ですね。
業界標準の2軸対比でも見ておくと、シクリカル-ディフェンシブ差は+0.80%とややリスクオン寄り、グロース-バリュー差も+0.90%でグロース優位どまりでした。2軸だけ見ると「ほどほどのリスクオン」に見えますが、実際は資源と半導体に資金が偏っただけ、というのが今日の実態に近い気がします。もう一段解像度を上げた本日の主題は、後半の「3対立軸でみるマクロ文脈」セクションで改めて整理してみますね。
本日の日本株で強かったテーマ
💡 テーマ別平均騰落率って何?(初めての方向け)
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(-0.57%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかを示しています。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む
💡 ローテーション9カテゴリ判定って何?(初めての方向け)
本日pt・連続日数・短長スプレッド(直近3日平均と長期10日平均の差分)を組み合わせて、各テーマの「動きの局面」を9カテゴリに機械分類しています。🆙主役化/🆕反転兆候/⤴継続強/⤵失速/🆘脱落/🆖弱含み/↘継続弱/🔄底打ち兆候/◐中立の9種類で、流入強度(今この瞬間の強弱)と組み合わせると、明日以降の動きの予兆まで読み取れる設計になっています。
→ 実践への落とし込みは:セクターローテーションで勝つ3つの原則を読む
テーマで見ると、本日は素材+2.96pt・エネルギー+2.67ptがそろって🆙主役化し、資源系がはっきり主役に入った1日でした。一方で金融-1.40ptが🆘脱落、内需消費は🆖弱含み。プラス圏のテーマは上位4つだけで、10テーマのうち6テーマがマイナスという、上下の偏りが目立つ並びになっています。
鉄鋼・非鉄金属・化学で構成。非鉄金属が市場平均を大きく上回り、化学はやや出遅れと内部差はあるものの、テーマとしては強い流入でした。連続+1日・本日pt+2.96・10日累計+1.88で🆙主役化の判定です。
鉱業・石油・石炭製品で構成。原油反発を背景に石油・石炭製品と鉱業がそろって市場平均を上回りました。連続+1日・本日pt+2.67で🆙主役化判定、新顔の主役候補として明日の継続性に注目です。
不動産業・建設業で構成。わずかに市場平均を上回ったものの、方向感は限定的です。連続+1日ながら本日pt+0.38と小さく、◐中立の判定にとどまりました。
卸売業で構成。ほぼTOPIX並みで、買いも売りも限定的でした。連続+1日・本日pt+0.05とほぼゼロで、◐中立の判定です。
食料品・医薬品・電気ガス・陸運で構成。食料品は底堅い一方、医薬品が大きく売られて内部はばらつきました。連続-6日と流出が長引くものの、本日pt-0.08とほぼ横ばいで◐中立の判定です。
機械・輸送用機器で構成。どちらもほぼTOPIX並みで、目立った動きはありませんでした。連続-2日・本日pt-0.12で◐中立の判定です。
海運業・空運業・倉庫運輸で構成。海運業が弱く、テーマ全体で市場平均を下回りました。連続-6日と流出が続くものの本日pt-0.41で、判定は◐中立どまりです。
電気機器・精密機器で構成。電気機器は市場平均を上回った一方、精密機器が大きく売られて相殺されました。連続-1日・本日pt-0.47で◐中立の判定です。半導体は個別に強くても、テーマ全体ではプラスに届きませんでした。
小売業・サービス業で構成。どちらも市場平均を下回り、戻りの鈍さが目立ちました。連続-1日・本日pt-0.48・スプレッド-0.36で🆖弱含みの判定です。
銀行業・保険業・証券先物で構成。銀行業が大きく売られ、テーマ全体で最弱でした。連続-1日・本日pt-1.40で🆘脱落の判定です。最高値圏での利益確定売りが金融に集中した格好ですね。
まとめると、資源・素材が主役化で勢いを増す一方、金融が脱落・内需消費が弱含みと、流出側のテーマが多数を占めました。資源と半導体中核は明日以降も粘り強い動きが期待できそうですが、それ以外は戻り売りへの警戒のほうが先に立つ局面なのかな、という気がします。
3対立軸でみるマクロ文脈
💡 3対立軸って何?(初めての方向け)
10テーマを意味的に対立する2グループずつぶつけて差分を取った指標です。プラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示し、相場の主題を機械的に浮かび上がらせます。
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む
本日の主題を3対立軸で機械的に置き換えると、「リスクオン×資源高×金利低下」の3点セットになります。資源軸が+2.34ptと大きく振れ、リスク軸も+0.87ptとプラス圏。金利軸はマイナスで、金融が買われにくい地合いだったことが数字にも出ています。
| 対立軸 | 計算式 | 本日値 | 3日平均 | 10日累計 | 連続日数 | 解釈 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | 金融 − 不動産・建設 | -1.78pt | -0.13pt | -0.60pt | -1日 | 金利低下局面 |
| 資源軸 | (エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2 | +2.34pt | +0.80pt | -0.99pt | +1日 | 資源高 |
| リスク軸 | (製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛 | +0.87pt | +0.50pt | +2.25pt | +1日 | リスクオン |
本文③で素材・エネルギーが🆙主役化したのは、この資源軸+2.34pt(連続+1日)の資源高が背景にあります。原油反発と電線・銅をめぐる物色がそのまま素材・資源テーマの押し上げに効いた、という流れですね。
一方で金融が🆘脱落と弱いのは、金利軸-1.78pt(連続-1日)の金利低下局面にあるように、米金利が高止まりでも国内の銀行・保険が買われない需給の弱さが続いているためだと見ています。リスク軸はプラスでもテクノロジーが中立どまりなのは、半導体の物色がキオクシアなど一部の値がさに偏っていて、テーマ全体には広がっていないからなのかな、という気がします。
本日の注目銘柄
値上がり率 TOP3
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 宮越ホールディングス | 6620 | 不動産業 | +16.61% | +17.18pt |
| 2 | フジクラ | 5803 | 非鉄金属 | +15.69% | +16.26pt |
| 3 | 古河電気工業 | 5801 | 非鉄金属 | +15.10% | +15.67pt |
値上がり率はフジクラ+15.69%・古河電気工業+15.10%と電線2社が揃って急騰しました。非鉄金属セクターの突出は、まさにこの2社が中心だったことが分かります。
売買代金集中 TOP3
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシアホールディングス | 電気機器 | +12.07% | 約3兆6,077億円 | AIメモリ需要で突出した売買代金 |
| ソフトバンクグループ | 情報・通信業 | -1.08% | 約5,784億円 | 主力だが本日は小幅安 |
| 村田製作所 | 電気機器 | +0.04% | 約5,607億円 | ほぼ横ばいで様子見 |
キオクシア1社で売買代金3.6兆円超と、資金が一極に集まったのが今日の象徴的な姿でした。これがTOP3集中度42.6%という極端な数字につながっています。
最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)
💡 過熱スコアって何?(初めての方向け)
RSI・サイコロジカルライン・25日移動平均乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:個別銘柄の過熱スコア|5指標で買われすぎを判定する手法を読む
トレンドが強く維持されている銘柄です。新電元工業+15.01%・JX金属+8.63%など電線・素材系が並び、上位は過熱スコア+4〜+5の銘柄も目立ちます。順張りで見るなら、過熱の高い銘柄は押し目を待つ姿勢が無難なのかなと思います。
| 銘柄名 | コード | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 新電元工業 | 6844 | +15.01% | +15.58pt | +3 | △やや強 |
| JX金属 | 5016 | +8.63% | +9.20pt | +4 | ⚠過熱 |
| ブイ・テクノロジー | 7717 | +8.35% | +8.92pt | +5 | ⚠過熱 |
| 日本高純度化学 | 4973 | +7.71% | +8.28pt | +4 | ⚠過熱 |
| 芝浦機械 | 6104 | +7.13% | +7.70pt | +3 | △やや強 |
| TRE HLDG | 9247 | +6.67% | +7.24pt | +3 | △やや強 |
| PILLAR | 6490 | +5.68% | +6.25pt | +3 | △やや強 |
| 有沢製作所 | 5208 | +5.58% | +6.15pt | +5 | ⚠過熱 |
高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)
個別の上昇と業種トレンドの両方が揃った、確度の高いシグナルです。本日は電気機器の銘柄が中心で、半導体製造装置・電子部品まわりに高値更新が広がっているのが見て取れます。ただ過熱スコア+5前後が多く、短期的にはやや伸び切った位置という印象もあります。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CKサンエツ ※関連市況確認要 | 5757 | 非鉄金属 | +1.81% | +2.38pt | +5 | ⚠過熱 |
| KOKUSAI ELECTRIC | 6525 | 電気機器 | +5.02% | +5.59pt | +5 | ⚠過熱 |
| 京三製作所 | 6742 | 電気機器 | +1.51% | +2.08pt | +6 | ⚠過熱 |
| パナソニック HLDG | 6752 | 電気機器 | +2.65% | +3.22pt | +5 | ⚠過熱 |
| ヨコオ | 6800 | 電気機器 | +3.42% | +3.99pt | +4 | ⚠過熱 |
| リオン | 6823 | 電気機器 | +1.17% | +1.74pt | +4 | ⚠過熱 |
📉 逆張り系スクリーナー(D 売られすぎ反転候補 6銘柄/E 踏み上げ候補 5銘柄)
D 売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)
投げ売り後の反転候補。出来高急増を伴う底値圏の銘柄を、RSIの低い順に並べています。逆張り・底値拾い向けの参考情報です。
| 銘柄名 | コード | RSI | 乖離率 | 出来高倍率 | 騰落率 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ANYCOLOR | 5032 | 14.03 | -22.2% | 1.90倍 | -7.73% | -3 |
| ビジョナル | 4194 | 18.85 | -10.4% | 1.52倍 | -6.07% | -1 |
| アイ・ケイ・ケイ HLDG | 2198 | 20.77 | -12.4% | 3.18倍 | +0.15% | -2 |
| ファーマフーズ | 2929 | 23.12 | -11.8% | 1.50倍 | +0.37% | -2 |
| ラクーン HLDG | 3031 | 24.83 | -8.9% | 2.12倍 | -0.70% | -3 |
| エイチ・アイ・エス | 9603 | 34.25 | -6.4% | 1.74倍 | +0.42% | +1 |
E 踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)
空売り残高が多いなかでの株価上昇は、売り方の損切りを誘発しやすいパターンです。信用倍率の低い順に並べています。
| 銘柄名 | コード | 信用倍率 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 松屋 | 8237 | 0.85倍 | +5.54% | +6.11pt | +0 | →中立 |
| 横浜冷凍 | 2874 | 0.64倍 | +3.99% | +4.56pt | -6 | ✕売られ |
| 日本精線 | 5659 | 0.92倍 | +2.88% | +3.45pt | +3 | △やや強 |
| J.フロント リテイリング | 3086 | 1.33倍 | +2.73% | +3.30pt | +3 | △やや強 |
| ネクステージ | 3186 | 1.50倍 | +2.67% | +3.24pt | +2 | △やや強 |
💎 セクター中核株(F 勝ち組中核 5銘柄/G 負け組中核 5銘柄)
F 勝ち組セクター中核(業種累積≥+2pt × RSI≥50 × 乖離率≥0 × PER≤業種中央)
業種トレンド・規模・割安度の3条件が揃った、トップダウン方式の買い候補です。中長期の順張り戦略の参考に。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 予想PER | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| CKサンエツ ※関連市況確認要 | 5757 | 非鉄金属 | +1.81% | — | +5 |
| 住友電気工業 ※関連市況確認要 | 5802 | 非鉄金属 | +10.53% | 32.4 | +1 |
| 明電舎 | 6508 | 電気機器 | +5.09% | — | +2 |
| ミマキエンジニアリング | 6638 | 電気機器 | -3.41% | 16.5 | +1 |
| 正興電機製作所 | 6653 | 電気機器 | +4.13% | — | +4 |
G 負け組セクター中核(業種累積≤-2pt × RSI≤50 × 乖離率≤0 × PER≥業種中央)
業種トレンド・規模・割高度の3条件が揃った、ポジション縮小や空売り戦略の参考情報です。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 予想PER | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 横浜冷凍 ※関連市況確認要 | 2874 | 卸売業 | +3.99% | — | -6 |
| 神戸物産 ※関連市況確認要 | 3038 | 卸売業 | -2.31% | 15.5 | -1 |
| 伊藤忠商事 ※関連市況確認要 | 8001 | 卸売業 | -1.26% | 11.4 | +1 |
| 丸紅 ※関連市況確認要 | 8002 | 卸売業 | -0.29% | 9.7 | +1 |
| 三井物産 ※関連市況確認要 | 8031 | 卸売業 | -0.06% | 21.6 | -3 |
市場体温計
💡 市場体温計って何?(初めての方向け)
本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。
→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む
本日の総合体温はLayer 1 が -1(☃ 涼風・やや弱気)でした。指数は最高値でも、上昇の広がりという面ではむしろ冷えている、という体温になっています。Layer 2 高温シグナルは1点灯(②日経225 25日乖離率+8.40%)、Layer 3 低温シグナルは0点灯です。
Layer 1:日々の体温(合計 -1 / ±5 → ☃ 涼風)
5項目のうちプラスは新高安差だけで、値上がり業種数と日経・TOPIX方向がマイナス。広い上昇とは言えない、方向感に乏しい体温です。
| 項目 | 本日値 | +1の閾値 | -1の閾値 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 上昇銘柄比率 | 41.9% | ≥55% | ≤35% | ±0 |
| 値上がり業種数 | 6/33 | ≥20 | ≤11 | -1 |
| 新高値−新安値スプレッド | +47 | ≥+30 | ≤-30 | +1 |
| 日経・TOPIX方向 | 値がさ偏重 | 両方+ | 両方- or 値がさ偏重 | -1 |
| TOP10売買代金上昇数 | 4/10 | ≥8社 | ≤3社 | ±0 |
| Layer 1 合計 | -1 / ±5 | ☃ 涼風 | ||
Layer 2:高温シグナル(1 / 4 点灯)
4項目のうち点灯したのは②(日経225 25日乖離率)の+8.40%だけでした。①(RSI70超銘柄比率)は40%・③(騰落レシオ25日)は78%の進捗で未達ですが、②が単独で点灯している点は、指数の値がさ偏重の過熱を映しています。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI70超銘柄比率 | 9.9% | ≥25% | 40% | 未達 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +8.40% | ≥+8% | 100% | ✅ 点灯 |
| ③ | 騰落レシオ25日 | 97.28 | ≥125 | 78% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -3.68% | ≥-3% | — | 未達 |
| 合計 | 1/4 点灯 | ||||
Layer 3:低温シグナル(0 / 4 点灯)
低温側は0点灯で、底値接近のサインは出ていません。Layer 3 の3つ目に騰落レシオ6日(≤60)を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しているものです。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI30以下銘柄比率 | 6.5% | ≥15% | 43% | 未達 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +8.40% | ≤-6% | — | 未達 |
| ③ | 騰落レシオ6日 | 128.34 | ≤60 | — | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -3.68% | ≤-15% | 25% | 未達 |
| 合計 | 0/4 点灯 | ||||
📊 補助指標で相場の質を確認する(5項目)
| 補助指標 | 本日値 | 評価 |
|---|---|---|
| 資金集中度(TOP3売買代金シェア) | 42.6% | 極端集中 |
| 買い主導率(TOP20内) | 35% | 中立 |
| TOPIX 25日乖離率 | +3.12% | 中立 |
| 日経−TOPIX乖離率差 | +5.28pt | 値がさ偏重 |
| 騰落レシオ6日(参考値) | 128.34 | 過熱 |
総合すると、過熱でも底値でもないニュートラルな体温ながら、内部はTOP3集中42.6%の極端集中で裾野は6/33と極端に狭い、という相場の質です。とりわけ日経225の25日乖離率が+8.40%とLayer 2の過熱ラインに達している点は、私としても気になっているところで、短期的な下落には少し注意しておきたい局面なのかなと思います。
本日のマクロ環境
マクロは全体として米株反発というリスクオンの追い風でした。ただ国内は資源・半導体に資金が偏り、為替・金利・商品はそれぞれが別々のシグナルを出しています。順に見ていきます。
明日の日本株で注目したいポイント
3層構造でみる明日のシナリオ
本日の市場を「マクロ → テーマ → 個別業種」の3つの層に分けて、それぞれが何を示しているかを確認してから明日のシナリオを組み立てます。3層が同じ方向を示していれば、それは偶然ではなく構造的な動きとして信頼できる、という考え方です。
- 金利軸 -1.78pt(連続-1日) 金利低下
- 資源軸 +2.34pt(連続+1日) 資源高
- リスク軸 +0.87pt(連続+1日) リスクオン
- 市場体温計:L1 -1「涼風」/ L2 1/4(日経25日乖離+8.40%)/ L3 0/4
- 最強:素材+2.96pt(🆙主役化・連続+1日・🔥🔥強流入)
- 次点:エネルギー+2.67pt(🆙主役化・原油反発が背景)
- 最弱:金融-1.40pt(🆘脱落・連続-1日・💧流出)
- もう1つの敗者:内需消費-0.48pt(🆖弱含み)
- 🔥本格流入は 食料品(5→5) の1業種のみ、🟢兆しに電機・銀行・サービス・保険
- F勝ち組セクター中核に 非鉄・電気機器の銘柄 が並ぶ
- 銀行業はL3未点灯で 底入れ確認はこれから
- A最強モメンタム上位は過熱スコア+4〜+5で 短期は伸び切った位置
明日も資源・半導体中核を軸にした選別物色が続く公算が高い一方、裾野の狭さと日経の過熱から、指数を追いかける動きには慎重でいたい局面です。
- 期待エリア:非鉄金属・石油石炭製品・鉱業(資源高×データセンター需要が背景)
- 継続性試金石:フジクラ・古河電工・JX金属(急騰の翌日に寄り天で売られないか)
- 底打ち待機:銀行業・医薬品(L3未点灯、戻り売り優勢のうちは見送り)
- マクロ材料注視:米株の続伸/調整・WTI原油75ドル台維持・ドル円161円台の円安持続
分岐リスクと警戒トリガー
🌧️ 弱気分岐A:急騰の反動で資源・電線株が寄り天
本日急騰したフジクラ・古河電工などが、利益確定で寄り付き後に失速するパターン。資源・半導体に資金が偏っているぶん、主役がこければ指数全体が崩れやすくなります。
⚡ 最弱気分岐B:過熱からの指数調整+TOPIX続落で全面安
日経25日乖離+8.40%の過熱が意識され、値がさ株の調整が始まる展開。TOPIXがさらに下げて値上がり業種が一段と細れば、資金集中相場の終盤らしい下落になりかねません。
📖 もっと詳しく:3層構造の論理プロセスを最初から追う
層1:マクロ層 ─ リスクオンの追い風と、芽吹いた過熱
マクロから順に見ていきます。外部環境は米株の反発が効いていて、ナスダック+1.91%・S&P500+1.08%、VIXも16.86へ低下と、リスクオン寄りでした。ドル円161.29円の円安と原油反発も、輸出株・資源株の追い風として働いています。
3対立軸では、資源軸が+2.34pt(連続+1日)と大きく振れ、リスク軸も+0.87ptとプラス圏。一方で金利軸は-1.78ptで、金融が買われない地合いを示しています。「リスクオン×資源高×金利低下」という主題ですね。
ただし市場体温計のLayer 2では、②日経225の25日乖離率が+8.40%で点灯しました。指数は最高値でも、その上昇が値がさ株に偏っているぶん、過熱の芽が出始めている、と読めます。Layer 1の体温自体は-1の「涼風」で、広い上昇とは言えないニュートラルな温度です。
層2:テーマ層 ─ 資源・素材の主役化と、金融の脱落
テーマ層では、素材+2.96ptとエネルギー+2.67ptがそろって🆙主役化しました。どちらも連続+1日で、流入強度は🔥🔥の強流入。原油反発と電線・銅をめぐる物色が、資源・素材テーマをそのまま押し上げた形です。
逆に金融は-1.40ptで🆘脱落。銀行業の大幅安が効いていて、連続-1日で流出に転じました。内需消費も🆖弱含みで、戻りの鈍さが続いています。プラス圏のテーマは上位4つにとどまり、6テーマがマイナス。テーマ単位でも、買われた領域は資源・素材にかなり集中していました。
ここで層1のマクロと照らすと、資源軸+2.34ptの資源高が素材・エネルギーの主役化に、金利軸-1.78ptの金利低下が金融の脱落に、それぞれ素直に対応しているのが分かります。テーマの動きはマクロのドライバーと整合的でした。
層3:業種・銘柄層 ─ 流入8業種の狭さと、過熱した上位銘柄
業種・銘柄まで降りると、資金流入シグナルで🔥本格流入は食料品の1業種のみ、🟢兆しに電気機器・銀行業・サービス業・保険業が並びました。流入は合計8業種にとどまり、流出は21業種。方向としては売り側が多数です。
F勝ち組セクター中核には非鉄金属・電気機器の銘柄が並び、テーマの強さと個別の強さが一致しています。ただしA最強モメンタム上位は過熱スコア+4〜+5の銘柄が多く、短期的には伸び切った位置にあるものも目立ちます。
一方、売られた銀行業はLayer 3が未点灯で、まだ底入れを確認できる段階ではありません。戻り売りが優勢なうちは、無理に拾いにいく場面ではなさそうです。
3層統合の読み方
3層を重ねると、マクロの「資源高×リスクオン」、テーマの「素材・エネルギー主役化」、業種の「非鉄・半導体中核への流入集中」が、すべて同じ方向を指しています。この一致は、1層だけのノイズではなく構造的なシグナルとして読める部分です。
ただし、その「構造」が示しているのは「広い上昇」ではなく「狭い資金集中」です。値上がり6/33・TOP3集中42.6%・日経25日乖離+8.40%という数字は、上昇局面の後半でよく見る顔つきでもあります。だからこそ明日は、資源・半導体中核を選別で見つつ、急騰の反動や指数の過熱には警戒トリガーで備えておく、というスタンスが落ち着くのかなと思います。
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+2/11)
スコア内訳:
- A トレンド:+0/3(TOPIX-0.57%で-1、日経-TOPIX+0.85ptで+1、グロース-TOPIX+0.31ptで±0)
- B 幅・需給:+0/3(値上がり6/33で-1、新高安差+47で+1、上昇銘柄比率41.9%で±0)
- C 内部エネルギー:+2/3(急増30銘柄平均+2.92%で+1、RSI健全で+1、シ-デ差+0.80%は±0)
- ⚠ D 過熱調整:-1(TOP3集中42.6%で-1。資金集中リスクが点灯しています)
- E マクロ:+1/2(米株合算+2.99%で+1、VIX16.86は中立で±0)
判定根拠:C群の勢いとE群の米株反発が下支えする一方、A・B群が中立どまりで、合計+2のやや強気に着地しました。値上がり6/33・TOP3集中42.6%の資金集中で、D群の過熱(資金集中リスク)が重しとして残っており、指数の堅調さほど中身は強くない1日だったように見えます。






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