今日の日本株|2026年8月4日の市場資金フロー|円安157円台で日経+0.32%・非鉄と機械が牽引

今日の日本株|2026年8月4日の市場資金フロー|円安157円台で日経+0.32%・非鉄と機械が牽引

今日の日本株|2026年8月4日の市場資金フロー|円安157円台で日経+0.32%・非鉄と機械が牽引

📈 日経 +0.32%(3日ぶり反発) 🏆 総合判定 やや強気 +2/±11 🌡 体温計 ±0 ◐常温
今日前夜の米ハイテク高(ナスダック+2.13%)と、ドル円157.78円へ1.07円の円安が追い風でした。日経平均は202円高の63,957円と3日ぶりに反発しています
中身ただしTOPIXは+0.04%どまりで、値上がりは10/33業種。買われたのは非鉄金属+5.32%・機械+3.25%の円安×ハイテク組だけで、銀行・保険・商社は売られています
明日分岐点はドル円が158円台を回復するか、156円台へ押し戻されるか。新規点灯した4業種はすべて「見送り」判定なので、乗るなら機械・精密機器の継続組に絞ります

今日の日本株は、為替に助けられた1日でした。日経平均は63,957.46円(+0.32%)と3日ぶりに反発し、前日の607円安のうち3分の1ほどを取り戻しています。ただしTOPIXは3,961.78(+0.04%)とほぼ横ばいで、値上がりは10/33業種にとどまりました。上げたのは非鉄金属+5.32%(フジクラ+7.88%)・機械+3.25%(三菱重工業+7.69%)と、円安の恩恵が大きい輸出・ハイテクです。一方で前日まで円高を織り込んでいた銀行業-1.20%・保険業-1.45%・卸売業-0.84%が売られました。指数はプラスでも、中身は前日と真逆の入れ替えが起きています。

8/3 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。メインに置いた「円の水準待ちで戻りは限定的」という方向は当たりましたが、優位に立つ側を「円高メリットの内需」と読んだ点は真逆に外しました。逆に弱気分岐Bの警戒トリガーは今日そのまま発動しています。当たりも外れも、並べて残します。

自己採点 3.5 / 5.0 🔶 ①メインの「戻りは限定的」は的中、優位側は円高→円安メリットへ真逆(1.0/2.0) 🔶 ②期待エリアは精密機器のみ的中、空運・電力・内需サービスは外れ(0.5/1.0) 🟢 ③試金石は機械🔥2日目・テクノロジー⤴4日目とも成立(1.0/1.0) 🟢 ④警戒トリガーBが発動、想定どおりの「空回りする上げ」(1.0/1.0)
  • 🔔 発動弱気分岐Bの警戒トリガー「指数プラスなのに値上がり業種が15未満」が翌日そのまま成立しました。日経+0.32%に対して値上がり業種は10/33です。「戻れば輸出関連は反発するが、それだけでは裾野の狭さは変わらない」という筋書きが、まさに今日の形でした。
  • ⭕ 的中継続性試金石の2つはどちらも成立です。機械は+3.25%で業種2位、シグナルも🔥を維持して2日目に入りました。テクノロジーも+1.49ptで⤴継続強の4日目です。前日の地合いが崩れた中でも残っていた強さが、今日きちんと表に出ました。
  • ❌ 外れメインシナリオ後半の「内需・円高メリット株が相対優位」は完全に外しました。介入の追撃を警戒していましたが、実際はドル円が157.78円へ1.07円の円安に戻り、優位に立ったのは円安メリット側です。指数の戻りが限定的という前半が当たっているだけに、為替を一方向に決め打ちしたのが反省点です。
  • ❌ 外れ期待エリアの4つのうち当たったのは精密機器だけです。精密機器は+1.91%で業種3位でしたが、空運業-0.83%・電気ガス業-1.18%・サービス業-0.79%はいずれもマイナス。円高メリットという同じ理由で並べた4業種が、為替の反転でまとめて崩れました。
  • ➖ 不発最弱気分岐Aのトリガー「ドル円154円台」「トヨタが2日続けて-3%超」はどちらも不発です。底打ち待機の銘柄は信越化学工業+2.43%・関電工+3.61%と個別では反発したものの、不動産業-0.50%・輸送用機器-0.72%と業種は動いていません。

総括:今日の学びは、「指数の方向」と「主役の側」は別々に外れうるということでした。骨格は当たったのに、為替の向きを片側に固定したせいで期待エリアを丸ごと外しています。明日は方向を決め打ちせず、「158円台なら輸出、156円台なら内需」と両建てで条件を書き分けます

本日の市場サマリー

日経+0.32%・TOPIX+0.04%の小幅高。ただし値上がりは10/33業種で、上げているのは円安メリットの輸出・ハイテクだけです。

主要指標
日経平均
+0.32%
63,957 円(+203円・25日乖離 -3.73%)
TOPIX
+0.04%
3,962 pt(25日乖離 -1.34%)
グロース250
+2.35%
704 pt(中小型が最も強い)
セクター・内部相場
最強業種
非鉄金属
+5.32% / 相対 +5.28pt
最弱業種
陸運業
-1.71% / 相対 -1.75pt
上昇銘柄比率
40.0%
新高値38 / 新安値12(差+26)
為替・米10年
¥157.78 / 4.692%
ドル円 +1.07円 / 米10年 +0.002pt

東証プライムの売買代金は10兆2,837億円と、前日の11兆7,886億円から落ち着きました。中身も少し改善していて、TOP3集中度は34.2%から30.9%へ低下し、買い主導率は40%から65%へ戻っています。ただしキオクシアホールディングス1社で2兆5,975億円と市場の25%を占め、集中の目安30%超は変わりません。上昇銘柄比率も40.0%と半分に届いていません。

業種別資金フロー分析

上位は非鉄金属+5.32%・機械+3.25%の円安×ハイテク組、下位は陸運業-1.71%と食料品・情報通信の内需勢。上げは10業種だけです。

値上がり業種 TOP5

先頭は非鉄金属+5.32%(相対+5.28pt)で、フジクラ+7.88%・古河電気工業+11.44%と電線2社が主役でした。データセンター向けの需要期待に円安が乗った形です。2位の機械+3.25%は三菱重工業+7.69%を筆頭に、住友重機械工業+8.19%・FUJI+9.38%・ローツェ+7.97%・CKD+7.84%と、半導体製造装置と重工が広く買われています。

3位の精密機器+1.91%はHOYAが中心、4位の海運業+1.63%は商船三井+4.43%です。5位の電気機器+1.15%はキオクシア+5.96%・レーザーテック+7.80%が引っ張りました。上位5業種はすべて「円安が効く」か「米ハイテク高に連動する」側でそろっています

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属+5.32%+5.28ptフジクラ+7.88%・古河電工+11.44%。電線2社が牽引
2機械+3.25%+3.21pt三菱重工+7.69%。住友重機・FUJI・ローツェも急伸
3精密機器+1.91%+1.87ptHOYA中心。前日に続き2日連続の上位入り
4海運業+1.63%+1.59pt商船三井+4.43%・NSユナイテッド海運+9.22%
5電気機器+1.15%+1.11ptキオクシア+5.96%・レーザーテック+7.80%

値下がり業種 TOP5

最下位は陸運業-1.71%(相対-1.75pt)で、ヤマトホールディングス-6.15%が重石でした。2位の水産・農林業-1.69%、4位の食料品-1.48%は日本ハム-8.41%・プリマハム-6.90%と決算失望が重なっています。3位の情報・通信業-1.59%はソフトバンクグループ-3.06%の下げがそのまま業種に出ました。

5位の保険業-1.45%は東京海上ホールディングス-2.23%、銀行業-1.20%も三菱UFJフィナンシャル・グループ-2.72%と、前日まで円高を織り込んで買われていた金融がそろって反対売買を浴びました。丸紅は営業利益54.7%増の好決算ながら-3.80%です。「事実の良さ」より「期待との差」で動く、決算終盤らしい1日でした。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1陸運業-1.71%-1.75ptヤマトHD-6.15%。ディフェンシブから資金流出
2水産・農林業-1.69%-1.73pt内需・生活防衛の一角として連れ安
3情報・通信業-1.59%-1.63ptソフトバンクG-3.06%。MIXI-5.59%も重い
4食料品-1.48%-1.52pt日本ハム-8.41%・プリマハム-6.90%の決算失望
5保険業-1.45%-1.49pt東京海上HD-2.23%。金融の巻き戻し

複数日ベースの方向シグナル(5項目スコア)は、流入13業種 対 流出16業種で、前日の8対23から大きく改善しました。🔥本格流入は非鉄金属・機械・精密機器・金属製品の4業種です。ただし25日トレンドまで見ると話は変わります。★新規点灯は化学🟢↓・銀行業🟢↑・証券商品先物業🟢↑・金属製品🔥↓の4業種ですが、実践判定はすべて「×見送り」でした。銀行・証券は25日累積が+6.42pt・+9.43ptと水準は高いのに5日前比がマイナスで失速中、化学と金属製品はそもそも下降トレンドの中での点灯です。

私の運用ルールでは、この×区分は過去の検証で翌日-0.28pt・勝率38.1%と負け越しています。今日の「乗ってよい新規シグナル」はゼロです。追うなら前日から続く機械(25日累積+1.01pt・5日前比+7.79pt)と精密機器(+0.90pt・+4.60pt)の2つだけになります。

テーマ別資金フロー

素材+2.05ptが⤴継続強の4日目で首位。製造業サイクル+1.23ptが🆙主役化し、上位3テーマが円安×ハイテクで一本化しました。

1素材+2.05pt🔥🔥 ⤴ +4日
2テクノロジー+1.49pt🔥 ⤴ +4日
3製造業サイクル+1.23pt🔥 🆙 +1日
4輸送・物流+0.10pt→ ⤵ +2日
5不動産・建設-0.03pt→ ◐ -4日
6エネルギー-0.87pt💧 ↘ -3日
7商社-0.88pt💧 🆘 -1日
8金融-0.95pt💧 ↘ -2日
9内需消費-1.04pt💧 🆘 -1日
10生活防衛-1.31pt💧 ↘ -4日

首位の素材+2.05ptは非鉄金属+5.28ptが押し上げたもので、10日累計も+1.44ptとプラス圏です。2位のテクノロジー+1.49ptは10日累計+2.37ptで、こちらは4日連続の⤴継続強。3位の製造業サイクル+1.23ptは連続+1日で🆙主役化の判定が出ました。前日まで最下位グループにいたテーマが、機械+3.21ptを起点に一気に浮上した形です。

反対に、前日2位だった商社は-0.88ptで🆘脱落へ転落しました。丸紅-3.80%に代表される決算後の売りが効いています。下位は生活防衛-1.31pt・内需消費-1.04pt・金融-0.95ptと、内需とディフェンシブが並ぶ並びです。円高の日は上に来ていた顔ぶれが、円安の日にはそのまま下に落ちる——テーマの序列は為替1本で反転しています。

3対立軸でみるマクロ文脈

リスク軸+2.90ptが4日連続プラスで、リスクオンの下地は今週も維持。金利軸だけ-0.93ptへ反転しました。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸-0.93pt-1日+3.27pt金融−不動産建設。金融の巻き戻しで3日ぶりのマイナス
資源軸+0.57pt+1日-0.12ptWTI原油80.82ドルへ反発。素材主導でプラス転換
リスク軸+2.90pt+4日+3.07pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。4日連続で最も強い軸

今日の3軸で語るべきはリスク軸+2.90ptです。3日平均+2.57pt・10日累計+3.07ptと厚みもあり、「攻めの3テーマが生活防衛を上回る」構図が4日続いています。指数が607円下げた前日ですら、この軸はプラスでした。指数の上下とは別に、資金の向き自体はリスクオンのまま動いていません。

金利軸-0.93ptは金融が売られた分だけ振れたもので、10日累計+3.27ptはまだプラス圏です。介入が金利差を縮める話ではない以上、円安が戻れば金融も戻る余地は残っていると考えています。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「高値更新×業種強し」「売られすぎ反転」の3枠。主役は非鉄・機械なのに、高値更新の中核は電子商社というねじれが出ています。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はJPMC+21.95%、2位はトーメンデバイス+19.12%、3位はJUKI+18.52%でした。トーメンデバイスは8/3の+23.64%に続く連日の急騰で、半導体商社への資金流入が続いています。上位20にはダイトロン+15.92%・ヤマハ発動機+13.40%・古河電気工業+11.44%に加え、サムコ+9.74%・FUJI+9.38%・住友重機械工業+8.19%・ハーモニックドライブ+8.06%・ローツェ+7.97%・CKD+7.84%・ソディック+7.75%と、機械株が実に7銘柄も入りました。業種の+3.25%は一部の大型株ではなく、広い買いの結果です。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1JPMC(3276)不動産業+21.95%RSI95.5・25日乖離+35.0%。最弱業種からの単独急騰
2トーメンデバイス(2737)卸売業+19.12%半導体商社。8/3の+23.64%に続く連日の急騰
3JUKI(6440)機械+18.52%機械株7銘柄が上位20入りした日の先頭

高値更新×業種強し(年初来高値 × 業種累積+1pt以上)

この枠は13銘柄が該当し、顔ぶれが面白い並びになりました。今日の主役は非鉄金属と機械だったのに、高値更新の中核はダイトロン+15.92%・立花エレテック+5.86%・たけびし+4.32%・伯東+2.39%と電子・FA商社がずらりです。ところが業種としての卸売業は-0.84%で、丸紅など総合商社の下げに打ち消されています。

「卸売業は弱い」と業種だけで切り捨てると、この一群を丸ごと見落とします。半導体・FA関連の商社は、非鉄や機械と同じテーマで動いているとみたほうが実態に合いそうです。ただし過熱スコアは全員+3以上で、たけびし+7・円谷フィールズHLDG+8と強過熱。追うなら押し目待ちが無難です。

銘柄(コード)RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
ダイトロン(7609)69.2+18.8%+15.92%+6 ⚠
立花エレテック(8159)74.3+13.2%+5.86%+4 ⚠
たけびし(7510)83.7+19.0%+4.32%+7 ⚠⚠

売られすぎ反転候補(RSI35以下×乖離-5%超×出来高1.5倍)

該当は前日の11銘柄から15銘柄へ増え、枠の上限まで埋まりました。指数が上がった日に投げ売り水準の銘柄が増えるのは、資金が特定のテーマへ吸い寄せられている裏返しです。信越化学工業RSI21.6・栄研化学RSI21.7・トクヤマRSI27.1・芝浦機械RSI27.2と、化学と機械の中でも取り残された側が並びました。

ただし反応も出ていて、信越化学工業+2.43%・関電工+3.61%・ツガミ+2.45%と、15銘柄のうち9銘柄がプラスで引けました。売られすぎ枠が増えながら当日はプラス、というのは底入れの初動でよく出る形です。明日以降の継続を確認してからでも遅くないと考えています。

市場体温計

日々の体温は前日の-3「低温」から±0「常温」へ3ノッチ回復。高温・低温シグナルはともに0/4で、極端な位置ではありません。

Layer 1 日々の体温 ±0/±5 ◐常温 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日109.13へ低下) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(日経25日乖離 -3.73%で未達) 相場の質:中立|集中度30.9%・買い主導65%

Layer1で減点されたのは値上がり業種10/33の1項目だけです。日経とTOPIXが同方向のプラスで+1、上昇銘柄比率40.0%・新高安差+26・売買代金上位10のうち5銘柄上昇はいずれも中立でした。プラスとマイナスが1つずつ相殺して±0、というのが今日の姿です。

注目したいのは、Layer2とLayer3がそろって0/4のまま4営業日続いている点です。騰落レシオ25日109.13・日経25日乖離-3.73%と、過熱側にも底値側にも触れていません。ただし騰落レシオ6日は69.50と「過冷」圏で、短期の売られすぎは残っています。今日の上げが押し目買いによる反発だった可能性を示す組み合わせです。

本日のマクロ環境

前夜の米国は3指数そろって大幅高、VIXも15.72へ低下。外部環境は今週いちばんの追い風でした。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.32%
63,957円・3日ぶり反発
TOPIX
+0.04%
3,962pt・4,000pt回復ならず
グロース250
+2.35%
704pt・中小型が最強
海外株式(前日終値)
NYダウ
+1.32%
53,411・大幅続伸
ナスダック
+2.13%
26,283・大幅続伸
S&P500
+1.78%
7,627・大幅続伸
為替・金利
ドル円
157.78
+1.07円・介入前水準へ戻す
米10年金利
4.692%
+0.002pt・ほぼ横ばい
VIX恐怖指数
15.72
-0.47・16割れへ低下
資源・需給
WTI原油
$80.82
+1.35%・80ドル回復
騰落25日
109.13
中立圏へさらに低下
信用評価損益率
-8.24%
通常圏(週次・木曜更新)

前夜の米国はダウ+1.32%・ナスダック+2.13%・S&P500+1.78%と3指数そろって大幅高で、VIXも15.72へ低下しました。11因子モデルのE群が+1になったのはこの合算+3.91%が効いたためです。それだけの追い風を受けても、日経は+0.32%・TOPIXは+0.04%どまり——日本株側の上値の重さが、そのまま数字に出ています。

為替はドル円157.78円と1.07円の円安に戻り、8/3の介入で156.71円まで振れた分を1日でほぼ埋めました。介入から2営業日で水準が戻った事実は、円安圧力の根っこが金利差にあることを裏づけています。米10年金利は4.692%とほぼ動いておらず、日米の金利差は縮んでいません。原油もWTI80.82ドルと80ドルを回復しています。

明日の注目ポイント

軸はドル円が158円台を回復するか、156円台へ押し戻されるか。今日の上げが1日限りになるかどうかは、ここで決まります。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸はリスク軸+2.90ptが4日連続プラス、資源軸+0.57ptも反転。金利軸だけ-0.93pt
  • 体温計はLayer1が-3から±0「常温」へ回復。高温0/4・低温0/4で位置は中立
  • 外部は米3指数の合算+3.91%・VIX15.72と強い追い風。ドル円157.78円へ1.07円の円安
外部環境は今週いちばんの追い風。それでも指数は+0.32%どまりで上値が重い
層2:テーマ10テーマの動き
  • 素材+2.05pt・テクノロジー+1.49ptがともに⤴継続強の4日目で上位を独占
  • 製造業サイクル+1.23ptが🆙主役化。機械+3.21ptを起点に最下位グループから浮上
  • 生活防衛-1.31pt・内需消費-1.04pt・金融-0.95ptが下位。前日の上位が丸ごと反転
上位3テーマが円安×ハイテクで一本化。分散していない分、為替が反転すると全部崩れる
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入13業種 対 流出16業種へ改善(前日は8対23)。🔥本格流入は4業種
  • ★新規点灯4業種の実践判定はすべて「×見送り」。25日トレンドが上向きの業種も8/33だけ
  • TOP3集中は34.2%→30.9%へ低下・買い主導率は40%→65%へ回復。ただし30%超は2日連続
裾野は広がったが、新規に乗れるシグナルはゼロ。継続組の機械・精密機器に絞られる
3層の見立ては「追い風は最大・でも幅がない」で一致:マクロ層は米株・為替・原油がそろって追い風、テーマ層は上位3つが円安×ハイテクで一本化、業種層は流入が増えても乗れる新規シグナルはゼロです。理由が1本しかない分だけ脆さもあります。焦点はドル円が158円台を回復して輸出主導を延長するか、156円台へ押し戻されて今日の上げが1日限りで終わるかです。
📊 メインシナリオ:円安を支えに輸出・ハイテク主導の小幅高が続くが、値上がり業種は増えない「狭い上げ」

明日は、ドル円が157円台を維持できるかを前提に、機械・非鉄・電機の主導が続く展開をメインに置きます。ただし今日と同じく指数の上げ幅は限定的で、値上がり業種が20を超えるような全面高にはなりにくいとみています。

  • 期待エリア:機械(三菱重工業・住友重機械工業・ローツェ)、非鉄・電線(フジクラ・古河電気工業)、精密機器
  • 継続性試金石:機械の🔥本格流入が3日目に入るか/素材・テクノロジーの⤴継続強が5日目を維持できるか
  • 底打ち待機:売られすぎ反転候補15銘柄(信越化学工業・トクヤマ・芝浦機械・ツガミ)と、銀行業・証券商品先物業
  • マクロ材料注視:ドル円158円回復の可否と再介入観測/米10年金利4.692%と雇用統計/原油80ドル台の定着

分岐リスクと警戒トリガー

⚡ 最弱気分岐A:再介入観測で円が急伸し、今日の上げが1日で剥落する

介入から2営業日で水準が戻ったことで、当局が再び動くという観測は残ります。ドル円が156円台へ押し戻されると、今日の主役だった非鉄・機械・電機がまとめて反対売買を浴びやすい形です。上位3テーマが円安という1本の理由で一本化している分、崩れ方も一斉になります。

警戒トリガー:ドル円156円台への回帰 or フジクラ・古河電気工業が翌日そろって-5%超

🌧️ 弱気分岐B:円安が続いても裾野が広がらず、集中相場のまま指数だけ上がる

今日は指数プラスでも値上がり業種は10、上昇銘柄比率も40.0%でした。この状態のまま指数だけ上がると、上げているのは一部の大型株だけという構図が固定されます。TOP3集中度が30%超で3日目に入るようなら、その後の反落は今日の上げ幅を超えやすい局面です。

警戒トリガー:TOP3集中度が3日連続で30%超 or 指数プラスなのに値上がり業種15未満が2日連続
🎯 シナリオ信頼度
中。層1と層2は「円安×ハイテクで追い風」で一致していますが、層3が追いついていません。★新規点灯4業種はすべて見送り判定で、25日トレンドが上向きの業種も8/33だけです。加えて再介入という人為的な材料は事前に読めません。ドル円156円台への回帰か、TOP3集中30%超の3日連続が出た時点で分岐A・Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+2/±11)

  • A トレンド:+1 TOPIX+0.04%と日経-TOPIX差+0.28ptはどちらも±0.5pt内で中立、グロース-TOPIX差+2.31ptだけが+1
  • B 幅・需給:-1 値上がり業種10/33が-1、新高安差+26(高値38・安値12)と上昇銘柄比率40.0%は中立
  • C 勢い:+2 シクリカル−ディフェンシブ+2.27%で+1、売買代金急増30銘柄の平均+2.15%で+1
  • D 過熱調整:-1 ⚠ 売買代金TOP3集中度30.9%が30%超で-1、騰落レシオ109.13は減点なし
  • E マクロ:+1 ナスダック+S&P500の合算+3.91%で+1、VIX15.72は中立レンジ

判定根拠:前日+0から+2へ、2ノッチの改善です。C群+2は、シクリカル−ディフェンシブ差と急増銘柄の平均騰落率がどちらも閾値をちょうど超えた結果で、資金の勢いは戻っています。それでもB群-1が示すとおり、値上がり業種10/33という幅の狭さは解消していません。追い風が3つ(米株・為替・原油)そろってスコア+2、というのは強気になりきれない数字だと思います。乗るなら継続組に絞る、というのが今日の結論です。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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