今日の日本株|2026年9月2日の市場資金フロー|33業種すべて下落、金と非鉄が折れて住友金属鉱山-11.5%

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年9月2日 総合判定は弱気 水産・農林業が最強 非鉄金属が最弱 日経平均は1889円安の6万4325円と大幅に3日続落し33業種すべてが下落した 東京金先物が-2.96%と急落して住友金属鉱山や三井金属など非鉄・貴金属関連が総崩れとなり 市場体温計は前日の+3から-4へ反転した 年初来高値更新は33銘柄 安値更新は11銘柄

今日の日本株|2026年9月2日の市場資金フロー|33業種すべて下落、金と非鉄が折れて住友金属鉱山-11.5%

📉 日経 -2.85%(大幅3日続落) 🏆 総合判定 弱気 -5/±11 🌡 体温計 -4 ❄❄低温 🎯 新規◎1・空売り候補6
今日日経平均は1,889.70円安の64,325.64円で大幅に3日続落。33業種すべてが下落し、値上がり業種は前営業日の26からゼロになりました
中身東京金先物-2.96%を合図に貴金属・非鉄が総崩れ。住友金属鉱山-11.55%・三井金属-8.62%・日鉄鉱業-15.47%と、8月にいちばん買われた銘柄がいちばん大きく戻しました
明日過熱は1日で完全に解消(騰落レシオ6日 133→94)。ただし低温シグナルはまだ0/4で、売られすぎの水準には届いていません

今日の日本株は、8月の主役だった資源・貴金属が真っ先に折れて全面安になった1日でした。日経平均は64,325.64円(-2.85%)、TOPIXは4,081.60(-2.40%)で10営業日ぶりの反落、グロース250は777.48(-2.83%)です。日中の値幅は979.96円で、ほぼ安値引けでした。

9/1 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返ります。指数レンジは下に外しました。一方で「最弱気分岐B」の警戒トリガーは2条件とも成立し、想定していた崩れ方そのものが起きています

自己採点 2.5 / 5.0 🔴 ①指数64,900〜67,400円・値上がり業種6〜28はどちらも下抜け。終値64,325円・0業種(0/2.0) 🟡 ②期待エリアは輸送用機器-1.01pt。電気・ガス業は+0.33ptで相対プラスを維持(0.5/1.0) 🟢 ③継続性試金石は2つとも成立。原油90ドル台・銀行業の25日累積がプラス圏へ(1.0/1.0) 🟢 ④警戒トリガーBが2条件とも点灯。設計どおり分岐Bを踏みました(1.0/1.0)
  • ❌ 外し「指数64,900〜67,400円、値上がり業種6〜28」は両方とも下抜けました。終値64,325.64円・値上がり業種0、日中安値64,215.47円も下限割れです。前営業日の値幅949円・日経VI25.98から「レンジはやや狭く」と判断したのが誤りでした。
  • ➖ 部分的期待エリアは輸送用機器と電気・ガス業でした。輸送用機器は-3.41%(相対-1.01pt)で下位5番目、電気・ガス業は-2.07%(相対+0.33pt)で33業種中12位。守れたのは電気・ガス業の相対だけなので半分です。
  • ⭕ 的中継続性試金石は2つとも成立しました。①WTIは90.08ドルへ乗せ、鉱業は3日目でも相対+0.15ptと崩れていません。②日本10年債3.017%の定着で銀行業の25日累積は-2.54pt→+0.52ptとプラス圏へ浮上、金利軸も-1.03pt→+1.03ptへ反転。前日の「金利上昇=銀行買いが効かない」という読みには1日で修正が入りました。
  • 🔥 発火最弱気分岐Bの警戒トリガーが2条件とも成立しました。東エレクとアドバンテストの寄与度合計は-390.80円(条件-300円超)、上昇銘柄比率も6.1%(条件45%割れ)。ただし実際に折れたのは半導体ではなく貴金属・非鉄で、数値設計は機能し原因の見立ては外した形です。

総括:反省は「日経VIの低さを下値の安心材料に使ったこと」です。日経VIは前営業日25.98・本日25.55とほとんど動かず、-2.85%の下落をまったく警告しませんでした。明日以降はレンジ下限を日経VIではなく「25日累積+8pt以上の業種の代金シェア」から引くことにします。

本日の市場サマリー

日経-2.85%・TOPIX-2.40%で全面安。値上がり業種は0/33、上昇銘柄比率は6.1%まで落ちました。

主要指標
日経平均
-2.85%
64,326 円(-1,890円・25日乖離 -2.29%)
TOPIX
-2.40%
4,082 pt(10日ぶり反落・25日乖離 -0.03%)
グロース250
-2.83%
777 pt(3日続落・800割れ)
セクター・内部相場
最強業種
水産・農林業
-0.05% / 相対 +2.35pt
最弱業種
非鉄金属
-5.04% / 相対 -2.64pt
上昇銘柄比率
6.1%
新高値33 / 新安値11(差+22)
為替・米10年
¥159.71 / 4.803%
ドル円 -0.25円 / 米10年 +0.014pt

指数を押し下げたのは値がさハイテクです。ソフトバンクグループ-6.42%が1銘柄で約272円分、アドバンテスト-2.52%が約203円分、東京エレクトロン-3.40%が約188円分。上位3銘柄だけで約662円分のマイナス寄与でした。リクルートホールディングス-6.52%、TDK-6.33%も重しです。

ただし今日の主役は寄与度ではなく商品市況の反転です。東京金先物が-2.96%と急落し、NY金-0.48%・銅-0.80%・プラチナ-1.44%も反落。25日累積が33業種で最も高かった非鉄金属が-5.04%と最弱に転落し、日鉄鉱業-15.47%・住友金属鉱山-11.55%・三菱マテリアル-9.80%と、8月に大きく買われた銘柄ほど下げ幅が大きい並びです。

プライムの値上がりは100・値下がりは1,437で、前営業日の845対662から様変わりしました。売買代金は8兆344億円と前営業日から5,328億円増え、下げに見合った商いを伴っています。年初来高値更新は33銘柄・安値更新は11銘柄で、高安スプレッドは+120から+22へ縮みましたがまだプラス圏です。

業種別資金フロー分析

33業種すべてが下落。相対で残ったのは水産・海運・銀行・医薬品などディフェンシブと金融だけです。

下げ幅の小さかった業種 TOP5

先頭は水産・農林業-0.05%(相対+2.35pt)です。ただし業種指数がほぼ横ばいというだけで、代金の母数が薄く資金判定は〈-〉。2位の海運業-0.30%(相対+2.10pt)は商船三井が業種代金の36%で、25日累積+14.88ptと33業種で最も高い水準を保っています。

3位の銀行業-0.66%は25日累積が-2.54pt→+0.52ptとプラス圏へ浮上しました。大手3行の下げが1%未満で、あいちフィナンシャルグループ+2.79%など地銀にも買いが入っています。4位の医薬品は第一三共+1.14%・塩野義製薬+1.08%・住友ファーマ+2.74%が支えました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1水産・農林業-0.05%+2.35ptほぼ横ばい。ただし母数が薄く資金判定は〈-〉。25日累積-3.57pt
2海運業-0.30%+2.10pt商船三井36%。25日累積+14.88ptは33業種1位。ただしAT-3.46で失速中
3銀行業-0.66%+1.74pt三菱UFJ38%で〈本物〉。25日累積が-2.54→+0.52ptへプラス圏浮上
4医薬品-0.70%+1.70pt武田薬品17%で〈本物〉。占有率が低く広く買われた。ただし協和キリン-11.05%
5保険業-0.80%+1.60pt★新規点灯(🔥↓)だがAS-6.57・AT-3.25で×見送り

値下がり業種 TOP5

最下位は非鉄金属-5.04%(相対-2.64pt)です。フジクラが業種代金の40%を占め資金判定は〈本物〉、ブレッドス-88.9%=ほぼ全銘柄が下落しました。25日累積は+12.44ptと依然33業種でトップクラスで、今日の下げは8月の上昇分のごく一部を吐き出したにすぎません。

2位のサービス業-4.15%はリクルートホールディングス-6.52%が業種代金の67%を占めます。5位の電気機器-3.59%はキオクシア(前日比0.00%)を除けば軒並み安で、太陽誘電-4.58%・村田製作所-5.08%・TDK-6.33%と電子部品が売られました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属-5.04%-2.64ptフジクラ40%で〈本物〉・ブレッドス-88.9%。25日累積+12.44ptは依然高水準
2サービス業-4.15%-1.75ptリクルート67%で🐜中小型主導-2.26pt。25日累積+9.77ptから2日連続の下げ
3ガラス・土石製品-4.00%-1.60pt日本特殊陶業31%。25日累積-8.24ptで33業種の下位
4電気機器-3.59%-1.19ptキオクシア47%で〈本物〉。AT+3.18と勢いだけは残る
5輸送用機器-3.41%-1.01ptトヨタ38%で〈本物〉。点灯3日目で🔻空売り候補へ移行

複数日ベースの方向シグナルは流入18業種 対 流出13業種(中立2)で、表示上の判定は「🌅 全面高」です。ただしこれは対TOPIX相対で見た並びで、絶対騰落率では33業種すべてが下落しています。★の新規点灯も8業種と多いものの、その大半は「TOPIXより下げなかっただけ」であり、実践判定は◎最優先が化学の1件、残り7件は×見送りでした。

テーマ別資金フロー

金融+1.19ptが首位。前営業日まで2日連続首位だったエネルギーは-0.07ptへ沈みました。

1金融+1.19pt🔥 ◐ +2日
2生活防衛+1.07pt🔥 ⤴ +3日
3商社+0.90pt🔥 ⤴ +4日
4輸送・物流+0.73pt🔥 🆙 +1日
5不動産・建設+0.16pt→ ◐ +2日
6エネルギー-0.07pt→ ◐ -1日
7内需消費-0.30pt→ ◐ -2日
8テクノロジー-0.71pt💧 ↘ -11日
9製造業サイクル-0.80pt💧 🆘 -1日
10素材-0.83pt💧 🆘 -1日

首位は金融+1.19ptで銀行業+1.74ptが牽引、2位の生活防衛+1.07ptは3日連続、3位の商社+0.90ptは4日連続プラスです。上位4テーマがすべて「守り」か「金利」で説明できる並びで、8月に主役だったエネルギーは-0.07ptで6位、素材は-0.83ptで最下位の🆘脱落へ落ちました。

④先回りアラートでは、今日は全11テーマが売り主導か集中買い(分配薄)で、買い主導率がプラスだったのは内需消費17%・商社14%・輸送物流33%の3つだけ。首位の金融も代金TOP100に10銘柄を占めながら買い主導率0%です。テクノロジーは11日連続マイナスながら代金シェア49.4%を保っています。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸が-1.03pt→+1.03ptへ反転。資源軸は+2.88pt→-0.21ptで、1日で入れ替わりました。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+1.03pt+1日+2.62pt金融−不動産建設。日本10年3.017%の定着で、前営業日の反応の鈍さが解消
資源軸-0.21pt-1日+3.08pt金・非鉄の急落で+2.88ptから反転。ただし10日累計はまだプラス圏
リスク軸-1.85pt-3日-3.71pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。3日連続マイナスで最も沈んだまま

いちばんはっきり動いたのは金利軸です。前営業日は「金利上昇=金融買いの反応が出ていない」と書きましたが、今日は+1.03ptへ戻り10日累計も+2.62pt、銀行業の25日累積もマイナス圏を脱しました。反応が消えたのではなく1日遅れて出た、と見るのが素直です。

資源軸は+2.88ptから-0.21ptへ1日で反転しました。WTIは90.08ドルと上げているのに資源軸がマイナスなのは、素材(鉄鋼・非鉄金属・化学)が-0.83ptと足を引いたためで、同じ「資源」でもエネルギーと金属で完全に分かれた1日です。リスク軸は-1.85pt・3日連続マイナスで、3軸のなかで最も沈んでいます。

本日の注目銘柄

掲載は3枠。上げたのはガス・食品・地銀のみで、売られすぎ反転候補は3銘柄に増えました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位は伊藤園+8.70%で、代金87億円と商いを伴った全面安のなかで唯一の突出した上げでした。2位インフォマート+3.77%、3位北海道瓦斯+3.49%と続き、TOP20の顔ぶれは食料品・医薬品・小売・銀行・電気ガスに集中しています。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1伊藤園(2593)食料品+8.70%代金87億円・予想PER33.09倍。全面安のなかで唯一の大幅高
2インフォマート(2492)サービス業+3.77%代金34億円。業種は-4.15%で最弱の一角、完全な逆行高
3北海道瓦斯(9534)電気・ガス業+3.49%RSI91.01・25日乖離+14.1%。過熱スコア+5の⚠過熱

最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 対TOPIX+1pt以上)

該当15銘柄のうち6銘柄がガス・電力、4銘柄が食料品でした。ホクト(RSI96.3)、セガサミーHLDG(93.4)、静岡ガス(92.86)、北海道瓦斯(91.01)とRSI90台が4つ並びます。市場全体のRSI70超が8.1%まで落ちたなかでの90台なので逆行の度合いは極端で、過熱スコアも+4〜+5の⚠過熱。全面安の日に買われた銘柄は、指数が戻る日に売られる側へ回りやすい点は置いておきます。

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
ホクト(1379)食料品96.30+7.3%±0.00%+5 ⚠過熱
セガサミーHLDG(6460)その他製品93.40+11.4%+0.95%+4 ⚠過熱
静岡ガス(9543)電気・ガス業92.86+5.8%+0.22%+3 △やや強
北海道瓦斯(9534)電気・ガス業91.01+14.1%+3.49%+5 ⚠過熱
ハイデイ日高(7611)小売業86.26+5.0%+1.32%+3 △やや強

売られすぎ反転候補(RSI35以下 × 乖離率-5%以下 × 出来高倍率1.5倍以上)

前営業日は0件でしたが、今日は燦HLDG(RSI20.61)、キッツ(23.29)、オークネット(29.58)の3件が点灯しました。とはいえ市場全体のRSI30以下は10.1%で、低温シグナルの閾値15%には届きません。投げ売りが出始めた段階です。

サブ業種でも同じ絵です。🔵底打ち候補(強)◎は電子部品(-0.41pt/15日変化+9.33pt)、電気・通信工事(-1.86/+8.08)、半導体材料・電子材料(-1.29/+6.01)の3群で、水準はマイナスのまま勢いだけが戻った形。⚠️過熱は7群、⛔失速は8群でした。

市場体温計

日々の体温は+3から-4へ7ポイントの急降下。ただし低温シグナルはまだ0/4です。

Layer 1 日々の体温 -4/±5 ❄❄低温 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日116.63へ低下) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は10.1%) 相場の質:極寒(広範な売り)|集中度22.2%・買い主導0%

Layer1は5項目のうち4つがマイナス点灯しました。上昇比率6.1%・値上がり業種0/33・日経TOPIXとも下落・代金TOP10の上昇数0/10でそれぞれ-1。踏みとどまったのは新高安+22の±0だけで、合計-4は「極寒(広範な売り)」です。

高温シグナルは0/4のまま。騰落レシオ25日は121.51→116.63、6日は133.00→94.37と38.63pt低下し、RSI70超も22.5%→8.1%、日経25日乖離率は+0.70%→-2.29%で25日線を1日で割り込みました。過熱は完全に抜けています。

一方で低温シグナルも0/4のままです。RSI30以下10.1%(閾値15%)、日経25日乖離-2.29%(閾値-6%)、騰落レシオ6日94.37(閾値60)、信用評価損益率-4.68%(閾値-15%)と、どれも「売られすぎ」の水準には遠い。過熱は消えたが底打ちの合図はまだ出ていない、というのが今日の位置です。

本日のマクロ環境

米国は3指数そろって下落しSOXは-2.13%。原油は90ドル台、金は東京金が-2.96%です。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
-2.85%
64,326円・1,890円安・3日続落
TOPIX
-2.40%
4,082pt・10日ぶり反落
グロース250
-2.83%
777pt・800割れ
海外株式(前営業日終値)
NYダウ
-0.79%
52,767・419ドル安
ナスダック
-1.03%
26,100・271pt安
S&P500
-0.71%
7,631・SOXは-2.13%
為替・金利
ドル円
159.71
-0.25円・160円台から反落
米10年金利
4.803%
+0.014pt・日本10年は3.017%
VIX恐怖指数
16.47
+1.06・日経VIは25.55でほぼ横ばい
資源・需給
WTI原油
$90.08
+3.00%・ブレントは94.79ドル
騰落6日
94.37
133.00から38.63pt低下
空売り比率
44.8%
41.8%から上昇・規制なしは9.9%
東京金先物-2.96%。貴金属・非鉄が総崩れし、8月の主役が真っ先に折れた
NY金-0.48%・銀-1.08%・銅-0.80%に対し、円高も重なった東京金先物は-2.96%と大きく下げました。日鉄鉱業-15.47%・住友金属鉱山-11.55%・三井金属-8.62%・DOWA-7.95%と、25日累積が33業種トップだった非鉄金属が-5.04%で最弱に転落。買われ切った業種ほど大きく戻すという、今日の下げの構図そのものです。
米SOXは-2.13%。日米そろって半導体が売られ、値がさハイテクが指数を削った
前営業日の米国市場でSOX指数は-2.13%と大きく下げ、東京市場でもソフトバンクグループ-6.42%・アドバンテスト-2.52%・東京エレクトロン-3.40%と上位3銘柄で約662円分のマイナス寄与。前営業日の日米の食い違いは今日で解消しました。キオクシアだけが前日比0.00%で、代金1兆3,324億円=市場の16.6%を集めています
原油は90ドル台を維持。同じ資源でもエネルギーと金属で明暗が分かれた
WTIは90.08ドル(+3.00%)、ブレントは94.79ドルと高値圏を保っています。石油・石炭製品は-2.68%と下げたものの、これは全面安のなかでは中位で、鉱業も-2.25%(相対+0.15pt)と踏みとどまりました。資源軸が+2.88pt→-0.21ptへ反転したのは、エネルギーではなく素材(鉄鋼・非鉄・化学)が足を引いたためです。

明日の注目ポイント

軸は貴金属・非鉄が下げ止まるかと、高安スプレッド+22がマイナスへ転じないかの2点です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

★は8業種と多いものの、実践判定は◎最優先が化学1件だけ。🔻空売り候補が6件に膨らみました。

◎ 最優先 1 ○ 監視 0 △ 単騎 0 × 見送り 7
  • ◎ 最優先:化学 ── 🔥→・25日累積-1.37pt/5日前比+4.68ptと33業種トップクラスの加速、〈本物〉、信越化学工業36%(全銘柄基準17%)、⚖中立、「△中立↗加速中(初動?)」。本日の相対-0.04pt=TOPIXとほぼ同じ下げ方に踏みとどまりました。⑫§7では◎最優先は翌日+0.19pt・+3日+0.91pt・勝率60.0%。ただしTOPIXがマイナスの日は「下がり方が小さいだけで流入判定が出る」ため割り引いて見ます。
  • ◎ 継続2日目:電気・ガス業 ── +5.71pt/5日前比+2.62pt、〈本物〉、東京電力HD43%、「○強い↗加速中」。本日の相対+0.33ptで北海道瓦斯+3.49%が値上がり率3位。継続2日目の検証値は翌日+0.36pt・勝率55%(p=0.047)。ただし日本10年債は3.017%とほぼ横ばいで、金利上昇という買い材料は今日は効いていません
  • × 見送り:7業種 ── 鉄鋼・食料品・保険業・その他金融業・ゴム製品・倉庫運輸関連業・建設業。いずれもAT列がマイナス=25日トレンドが失速中で、×見送り区分は翌日-0.28pt・勝率38.1%と有意に劣後します。
  • 🔻 空売り候補:6業種 ── 体温計Layer1が+3→-4へ反転したため、⏳深追い注意だった輸送用機器・海運業・銀行業・鉱業・石油石炭製品・卸売業が一斉に移行(検証値は翌日相対-0.73pt・下落率63%)。とくに海運業(AS+14.88)と鉱業(+10.02)は今日の非鉄金属と同じ「買われ切った業種が下げ相場で継続日数を重ねる」形です。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済み(採用分32件:翌日+0.74pt・勝率65.6%)。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 金利軸-1.03→+1.03pt資源軸+2.88→-0.21ptが1日で入れ替わった
  • 体温計は+3→-4へ急降下、ただし高温0/4・低温0/4でシグナルは両方とも未点灯
  • 外部は米3指数下落・SOX-2.13%、国内は値上がり業種0/33・上昇比率6.1%
過熱は完全に解消。ただし低温シグナルは未点灯で、売られすぎの水準にはまだ遠い
層2:テーマ10テーマの動き
  • 金融+1.19pt・生活防衛+1.07pt・商社+0.90ptと、上位4つがすべて「守り」か「金利」
  • 素材-0.83pt・製造業サイクル-0.80ptが🆘脱落、エネルギーも+3.12→-0.07ptへ失速
  • 全11テーマで買い主導率0〜33%。テクノロジーは代金シェア49.4%を維持
8月の主役だった資源テーマが上位から消え、守りのテーマだけが残った
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入18対流出13だが、絶対では33業種すべてが下落。相対の並びと実態がずれている
  • ★8業種のうち化学が◎最優先。○監視と△単騎はゼロ、×見送りが7件
  • 🔻空売り候補が0件→6件へ。継続◎は電気・ガス業の1件のみ
点灯数は増えたが中身は「下げなかっただけ」。乗れる枠は◎1件+継続◎1件
3層の見立ては「過熱は抜けたが、下げ止まりの合図はまだない」です:マクロ層は高温・低温とも0/4、テーマ層は守りだけが残り、業種層は🔻空売り候補が6件。今日の下げは材料イベントではなく買われ切った業種の持ち高整理で説明できるため、整理が終わるまで戻りも鈍いと見ます。
📊 メインシナリオ:25日線・75日線をまとめて割り込み下値模索。指数は62,900〜66,200円、値上がり業種は2〜26のレンジを軸に置く

終値64,325円は25日線65,830円・75日線65,878円をまとめて割り込みました。日経VIは25.55とほとんど動かず下値の目安には使えません。25日累積+8pt以上の業種(海運+14.88・非鉄+12.44・鉱業+10.02・サービス+9.77)の整理が残っている前提で、下限は広めに置きます。

  • 期待エリア:化学(◎最優先・-1.37/+4.68・〈本物〉・信越化学36%・25日累積がまだマイナス圏=崩す上値がない)と電気・ガス業(◎継続2日目・+5.71/+2.62・〈本物〉)。どちらも翌日〜3日が射程で、市場が戻る日には逆に劣後する可能性があります
  • 継続性試金石:非鉄金属(25日累積+12.44pt)と海運業(+14.88pt)が続落せず下げ止まるか/高安スプレッド+22(高値33・安値11)がプラス圏を維持できるか
  • 底打ち待機:サブ業種の🔵底打ち候補(強)◎=電子部品・電気通信工事・半導体材料電子材料の3群。勢いは戻っていますが本日の相対は3群とも-0.4〜-0.7ptで、まだ買い手は来ていません
  • マクロ材料注視:NY金・銅など国際商品の下げ止まり/米ISM・雇用統計と米長期金利4.8%台/日本10年債3%台の定着とドル円160円

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:非鉄・海運・鉱業の高水準組が続落し、25日累積の上位から順に剥落していく

今日折れたのは非鉄金属だけで、海運(+14.88pt)・鉱業(+10.02pt)・サービス業(+9.77pt)はまだ高水準を保っています。買われ切った業種の整理が1業種で終わらず順番に回ると、指数はもう一段沈みます

警戒トリガー:海運業の対TOPIX相対が-1.5pt以下(本日+2.10pt)、かつ高安スプレッドがマイナス(本日+22)

⚡ 最弱気分岐B:唯一踏みとどまったキオクシアが崩れ、代金の受け皿が消える

キオクシアは前日比0.00%で、売買代金1兆3,324億円=市場の16.6%を1銘柄で吸収しました。この受け皿が外れると、代金シェア49.4%のテクノロジーが指数と幅の両方を同時に押し下げます

警戒トリガー:キオクシアが-5%以上(本日±0.00%)、かつ低温シグナルが2/4以上に点灯(本日0/4)
🎯 シナリオ信頼度
低〜中。過熱は完全に解消しましたが、低温シグナルが0/4で「売られすぎ」の合図がまったく出ていません。25日累積が高い業種の整理も1業種で終わったところです。海運業の相対-1.5pt以下かつ高安スプレッドがマイナスなら分岐Aへ、キオクシア-5%以上かつ低温シグナル2/4以上なら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):弱気(スコア:-5/±11)

  • A トレンド:-1 TOPIX-2.40%が-0.5%以下で-1、日経-TOPIX差-0.45ptは±0、グロース-TOPIX差-0.43ptも±0
  • B 幅・需給:-2 値上がり業種0/33で-1、上昇銘柄比率6.1%で-1、新高安差+22(高値33・安値11)は±0
  • C 勢い:-1 シクリカル−ディフェンシブ-1.31%で-1、急増top30平均-1.80%は±0、RSI50超54.5%・RSI70超8.1%も±0
  • D 過熱調整:±0 RSI70超8.1%・騰落レシオ25日116.63でブレーキ解除、代金TOP3集中度22.2%も30%以下で±0
  • E マクロ:-1 米国株合算-1.74%が-1%以下で-1、VIX16.47は15〜25レンジで±0

判定根拠:前営業日の-1(中立・様子見)から4ポイント悪化し、判定区分も2段階下がりました。効いたのはB群で、値上がり業種26→0、上昇銘柄比率55.0%→6.1%と幅の指標が2つとも最低評価へ落ちています。一方でD群は過熱指標が閾値を大きく下回り-2→±0へ改善しており、「悪化と改善が同時に起きた日」です。A群が-1で据え置きなのは、TOPIXの2段階悪化をA2・A3の改善が相殺したためで、3指数の下げ方がほぼ揃った一様な下落だったことを示します。総合判定は今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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