今日の日本株|2026年8月25日の市場資金フロー|半導体が切り返して3日ぶり反発、非鉄金属が+2.83%

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年8月25日 総合判定は中立・様子見 非鉄金属が最強 輸送用機器が最弱 朝方は半導体売りで下げ幅900円超まで売られたが切り返し日経平均は328円高と3日ぶりに反発した 値上がり業種は22業種で年初来安値の更新はゼロだった
今日の日本株|2026年8月25日の市場資金フロー|半導体が切り返し3日ぶり反発、非鉄金属+2.83%

今日の日本株|2026年8月25日の市場資金フロー|半導体が切り返して3日ぶり反発、非鉄金属が+2.83%

📈 日経 +0.50%(3日ぶり反発) 🏆 総合判定 中立・様子見 -1/±11 🌡 体温計 +4 ☀☀熱気 🎯 新規◎1・継続◎1
今日朝方は半導体売りで下げ幅が一時900円を超えましたが、韓国株の戻りに合わせて切り返し、日経平均は328.34円高の65,856.43円。安値から1,247円戻して引けています
中身値上がり847・値下がり647で、業種は22/33が上昇。押し目買いの主役は古河電気工業+10.34%・フジクラ+5.50%の電線株と、保険・銀行・証券の金融でした
明日反発と引き換えに高温シグナルが2つ点灯しました。26日のエヌビディア決算・27日からのジャクソンホール会議を控え、売買代金は2日続けて8兆円割れです

今日の日本株は、朝方の半導体売りを押し目買いが吸収した1日でした。そのため日経平均は65,856.43円(+0.50%・328.34円高)と3日ぶりに反発しています。TOPIXも4,093.67(+0.50%)、グロース250は781.30(+1.29%)と3指数そろって上昇しました。ただし場中の値幅は1,295円と、中身は荒い1日です。

8/24 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。指数のレンジは当たりましたが、「半導体の調整が2日目に入る」という質感は外れ、逆に警戒トリガーだけが発動して相場は上げるという、ややちぐはぐな結果になりました

自己採点 3.0 / 5.0 🟡 ①指数64,500〜66,500円・値上がり業種10〜26のレンジは的中も、質感は逆方向(1.5/2.0) 🔴 ②期待エリアの内需・資本財は3業種とも2日目が続かず外れ(0.0/1.0) 🟢 ③警戒トリガーA(半導体2日目の崩れ)は不発で、線引きが機能(1.0/1.0) 🟡 ④警戒トリガーBは2条件とも発動したが、相場はむしろ上げた(0.5/1.0)
  • ⭕ 的中メインシナリオの枠「指数は64,500〜66,500円、値上がり業種は10〜26」は的中しました。終値65,856.43円・値上がり業種22とどちらもレンジの中です。ただし「半導体で持ち高を落とす動きが続きやすい」と書いた質感のほうは外れました。実際にはキオクシア+0.65%・東京エレクトロン+0.47%・イビデン+6.30%と、半導体は朝安から切り返しています。
  • ❌ 外れ期待エリアに置いた「内需・資本財の資金が2日続くか」は3業種とも外しました。サービス業は+0.52%(相対+0.02pt)、建設業+0.04%(相対-0.46pt)、機械+0.11%(相対-0.39pt)で、いずれも2日目に伸びていません。前日に主役だった業種を追いかけると翌日は報われないという、この相場の癖がまた出た形です。
  • ➖ 不発弱気分岐Aの「キオクシアが2日続けて-5%超、または東京エレクトロンと太陽誘電がそろって-3%超」は不発でした。3銘柄ともプラスで代金の主戦場は崩れず、ここが持ちこたえたぶんが指数の反発になりました。
  • 🔔 発動最弱気分岐Bの「騰落レシオ25日125超、またはRSI70超銘柄比率25%超」は2条件とも発動しました。騰落レシオ25日は127.46、RSI70超は32.5%です。ただし分岐Bで想定した下げにはならず、相場はむしろ上げました。発動は正直に記録しますが、過熱シグナルの点灯は当日の下げを意味しないことを、線引きの側が取り違えていたと思います。

総括:枠は当たり、トリガーAの線引きも機能しました。一方で①期待エリアに「前日の主役の2日目」を置いたのが外れ、②トリガーBは条件としては正しく発動しながら、それを下げの合図として書いていたのが行き過ぎでした。過熱の点灯は「明日下げる」ではなく「押し目が深くなりやすくなる」の合図として扱うべきで、そこは今日の反省として持ち帰ります。

本日の市場サマリー

日経・TOPIXがそろって+0.50%。指数のねじれが2日ぶりに解消し、総合判定は-3から-1へ戻りました。

主要指標
日経平均
+0.50%
65,856 円(+328円・25日乖離 +0.34%)
TOPIX
+0.50%
4,093 pt(日経と横並び・25日乖離 +0.91%)
グロース250
+1.29%
781 pt(TOPIXを0.79pt上回る)
セクター・内部相場
最強業種
非鉄金属
+2.83% / 相対 +2.33pt
最弱業種
輸送用機器
-1.29% / 相対 -1.79pt
上昇銘柄比率
54.8%
新高値70 / 新安値0(差+70)
為替・米10年
¥159.38 / 4.693%
ドル円 +0.19円 / 米10年 -0.016pt

今日の反発は、押し下げ役だった銘柄がそのまま押し上げ役に回った形です。押し上げ寄与はソフトバンクグループ+90.11円、イビデン+79.45円、フジクラ+55.51円で、上位2銘柄だけで日経を約169円分押し上げました。前日に-225円の押し下げ役だったソフトバンクグループが、今日は最大の押し上げ役です。

一方で、売買代金は7兆99億円と前日の7兆636億円からさらに減り、2日続けて8兆円を割りました。キオクシア1銘柄で1兆5,358億円=全体の21.9%、代金TOP3の集中度は31.4%です。ただし買い主導率は30%から80%へ、代金TOP10の上昇数も2社から8社へ戻りました。つまり商いは細いまま、参加している資金の向きだけが買いへ揃った1日だったと言えます。

業種別資金フロー分析

最強は非鉄金属+2.83%、最弱は輸送用機器-1.29%。電線株と金融という2つの塊が上位を占めました。

値上がり業種 TOP5

先頭は非鉄金属+2.83%(相対+2.33pt)で、33業種のなかでも突出しています。古河電気工業+10.34%・フジクラ+5.50%・SWCC+5.42%・住友電気工業+2.23%とAI電線勢がそろって買われました。ただし大型主導度は+2.45の🏢大型主導、資金判定も〈大型主導〉(フジクラが業種代金の50%)です。前日は同じ非鉄金属で地金側が買われて電線が売られており、1日で中身が完全に入れ替わったことになります。

そのうえで2位以下は金融が固まりました。保険業+1.85%は東京海上ホールディングス+2.02%(13時過ぎに豪サンコープの買収で有力候補に浮上と伝わる)とMS&AD+2.94%が牽引し、資金判定は〈本物〉です。銀行業+1.30%もしずおかフィナンシャルグループ+3.07%・千葉銀行+2.44%と地銀まで幅広く、三菱UFJの占有率は32%と低めでした。米10年金利はむしろ低下しており、金利ではなく個別材料を起点にした金融買いという色合いです。なお東京海上は大引け後の15:30に、1株を15株とする株式分割と株主優待制度の新設を発表しました。配当予想の修正も同時に出ていますが、開示文に「株式分割による株数増加を考慮した場合、5月20日に公表した予想と実質的に同額」と明記されており、増配ではありません。(分割の日程と優待の受け取り時期の詳細は東京海上の株式分割と株主優待で整理しています)いずれも当日の株価には入っておらず、PTSは7,600.1円(+2.59%)まで買われています。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属+2.83%+2.33pt古河電工+10.34%・フジクラ+5.50%。フジクラが業種代金の50%で🏢大型主導+2.45、点灯2日目
2保険業+1.85%+1.35pt東京海上+2.02%は買収報道が材料。資金判定〈本物〉だが25日累積は-2.33ptと弱い
3証券・商品先物業+1.63%+1.13pt野村+2.11%・大和+1.51%。25日累積+2.03ptで加速中だが点灯5日目
4銀行業+1.30%+0.80ptしずおかFG+3.07%・千葉銀+2.44%。三菱UFJ32%で〈本物〉
5情報・通信業+1.14%+0.64ptソフトバンクグループ+2.25%が業種代金の57%。🏢大型主導+1.47

値下がり業種 TOP5

そのうえで最下位は輸送用機器-1.29%(相対-1.79pt)でした。日産自動車-3.05%、本田技研工業-2.92%(日経寄与-10.26円)と自動車が総じて売られています。資金判定は〈本物〉なので、業種として売られた形です。

また2位の海運業-0.91%は日本郵船-0.82%・商船三井-0.84%・川崎汽船-1.27%とそろって下げましたが、25日累積は+19.60ptと33業種で断トツの1位を維持しています。前日まで強かった業種が資金の出し手に回ったという並びですね。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1輸送用機器-1.29%-1.79pt日産-3.05%・ホンダ-2.92%。トヨタ45%で〈本物〉、25日累積は+1.99pt
2海運業-0.91%-1.41pt郵船・商船三井・川崎汽船が総崩れ。25日累積+19.60ptで33業種1位は維持
3ゴム製品-0.55%-1.05pt横浜ゴム-3.36%が業種代金の65%。日経寄与も-4.36円
4倉庫・運輸関連業-0.48%-0.98pt25日累積-6.30ptと中期でも弱い
5繊維製品-0.48%-0.98pt東レ-1.85%・クラレ-2.05%。東レ63%で〈単騎〉

さらに複数日ベースの方向シグナルは流入10業種 対 流出16業種(中立7)で、前日の10対15とほぼ同じでした。指数が反発した日でも内部の方向感は改善していません。なお★の新規点灯は3業種で、いずれも金融です。

テーマ別資金フロー

金融+1.09ptが首位で🆙主役化。前日1位の商社と3位の不動産・建設が、そろって下位へ落ちました。

1金融+1.09pt🔥 🆙 +1日
2素材+0.55pt🔥 🆙 +1日
3テクノロジー-0.02pt→ ◐ -7日
4内需消費-0.06pt→ ◐ -1日
5生活防衛-0.11pt→ ◐ -2日
6不動産・建設-0.49pt→ ◐ -1日
7商社-0.59pt💧 🆘 -1日
8エネルギー-0.75pt💧 ↘ -2日
9輸送・物流-0.78pt💧 🆘 -1日
10製造業サイクル-1.09pt💧 🆘 -1日

今日も前日と顔ぶれが入れ替わりました。前日10位だった金融が+1.09ptでいきなり首位へ🆙主役化し、2位の素材+0.55ptも同じく🆙主役化です。一方で前日1位の商社は-0.59pt、3位の不動産・建設は-0.49ptへ落ち、輸送・物流と製造業サイクルとあわせて4テーマが同日に🆘脱落しました。2日連続で上位に残ったテーマはゼロです。

そのうえでテクノロジーは-0.02ptと7日連続のマイナスですが、代金シェアは55.3%で主戦場のまま、買い主導率も46%から74%へ上がりました。値動きの主役は毎日変わる一方、資金量の主役だけは半導体から動いていない構図は今日も同じですね。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸+1.58ptで「金利上昇局面」へ再反転。ただし実際の金利は下がっており、中身は金融買いです。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+1.58pt+1日-0.73pt金融−不動産建設。金融が買われ不動産・建設が売られて1日で再反転
資源軸+0.16pt+1日-0.32ptWTIは83.63ドルへ続落も、素材(非鉄)の急伸で軸はプラスへ
リスク軸-0.07pt-1日-4.13pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。ほぼゼロで方向感なし

3軸をまとめると「金利上昇×資源中立×リスク中立」で、前日の3軸すべてから再び反転しました。ただし金利軸+1.58ptは、米10年金利が4.709%から4.693%へ下がった日の数字です。つまり金利が上がったのではなく、東京海上の買収報道といった個別材料を起点に金融が買われ、不動産・建設が売られたことによる相対の動きにすぎません。2日続けて軸の符号が入れ替わっているので、軸そのものより、毎日資金の置き場所が変わっている事実のほうを見ておきたいところです。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「最強モメンタム」「勝ち組セクター中核」の3枠。指数の主役とモメンタム上位が、きれいに分かれました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

まず首位は古河電気工業+10.34%です。売買代金1,604億円を伴った急伸で、非鉄金属を業種1位へ押し上げました。2位の日本シイエムケイ+7.60%と4位のイビデン+6.30%はどちらもプリント基板で、前日に売られた素材・電子部品がそのまま反発の中心になっています。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1古河電気工業(5801)非鉄金属+10.34%代金1,604億円で代金5位。日経寄与+12.57円、前日の-5.06%から急反発
2日本シイエムケイ(6958)電気機器+7.60%プリント基板。代金6億円と小型で、値動きだけが突出
3フルヤ金属(7826)その他製品+6.59%イリジウム・ルテニウムなど貴金属加工。代金48億円

最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 相対+1pt以上)

そのうえで15銘柄が該当しましたが、顔ぶれは今日の主役とまったく別でした。三重交通グループHLDG(RSI95.52)、ホッカンHLDG(同89.64)、イズミ、ドトール・日レス、TOKAI HLDG、松屋と、内需・小売・生活インフラの中小型が中心です。電線株も金融も、ここには1銘柄も入っていません。指数を動かした大型株と、じりじり水準を切り上げている中小型は別の相場を走っている、という見方ができます。

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落信用倍率
三重交通グループHLDG(3232)不動産業95.52+7.3%+3.29%0.32倍
ホッカンHLDG(5902)金属製品89.64+13.9%+3.16%3.55倍
I−ne(4933)化学85.88+11.0%+2.93%1.00倍
アキレス(5142)化学85.62+26.4%+1.73%5.33倍
松屋(8237)小売業81.30+39.9%+6.00%0.39倍

勝ち組セクター中核(業種累積+2pt以上 × RSI50以上 × 乖離率0以上 × PER業種中央以下)

そして、ここに今日のねじれが出ました。上位に商船三井(RSI83.92・乖離率+14.8%)と日本郵船(同80.46・+13.8%)が並んでいます。海運業は今日-0.91%で業種32位でしたが、25日累積は+19.60ptで33業種の1位です。つまり中期では最強のまま、今日だけ資金の出し手にされたという位置づけになります。

そのほかはエン(RSI89.35)、パーソルHLDG(同90.15)、藤田観光、リログループと人材・サービス系が並びました。業種としてのサービス業は+0.52%と平凡なので、ここでも業種と個別の強弱が食い違っています。なお売られすぎ反転候補は3→2銘柄、踏み上げ候補も15→8銘柄へ減りました。

市場体温計

日々の体温は+1から+4「熱気」へ。同時に高温シグナルが0/4から2/4へ点灯しました。

Layer 1 日々の体温 +4/±5 ☀☀熱気 Layer 2 高温シグナル 2/4 点灯(RSI70超・騰落レシオ25日) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は1.1%) 相場の質:中立|集中度31.4%・買い主導80%

まずLayer1は5項目中4つがプラスに点灯しました。値上がり業種22/33で+1、新高安スプレッド+70で+1、日経・TOPIXがそろってプラスで+1、そして代金TOP10の上昇数が2社から8社へ戻って+1です。上昇比率54.8%だけが±0でした。前日に「主力の買い手が一歩引いた」と書いた部分が、1日でそのまま戻っていることになります。

気になるのは高温側です。RSI70超銘柄比率が24.3%から32.5%へ8.2ポイント上がって閾値25%を突破し、騰落レシオ25日も121.91から127.46へ上げて閾値125を超えました。前日に「3項目が達成率97〜100%で閾値の目前」と書いたうちの2つが、実際に点灯した形です。残る信用評価損益率-3.29%も達成率100%で並んでいます。冷えないまま上がると、次の押し目は今より深くなりやすい水準です。

本日のマクロ環境

米国はフィラデルフィア半導体指数が-2.70%。それでも東京は朝安から切り返しました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.50%
65,856円・328円高
TOPIX
+0.50%
4,093pt・3日ぶり反発
グロース250
+1.29%
781pt・続伸
海外株式(前日終値)
NYダウ
+0.26%
53,417・140ドル高
ナスダック
-0.76%
25,980・半導体安
S&P500
-0.28%
7,652・小反落
為替・金利
ドル円
159.38
+0.19円・小幅円安
米10年金利
4.693%
-0.016pt・小幅低下
VIX恐怖指数
15.80
-0.13・低位で安定
資源・需給
WTI原油
$83.63
-1.36ドル・続落
騰落25日
127.46
125超で高温シグナル点灯
日経VI
30.41
+8.11%・イベント前の警戒
26日の米エヌビディア決算を筆頭に、今週はイベントが3つ並ぶ
26日のエヌビディア決算、27日から始まるジャクソンホール会議、28日のウォーシュFRB議長の基調講演です。そのため売買代金は7兆99億円と2日続けて8兆円割れで、動きたくても動けない状態が続いています。日経VIが28.13から30.41へ+8.11%上昇したのも、この待機の裏返しと見ておきたいところです。
前日の米国市場ではフィラデルフィア半導体指数が-2.70%と急落
エヌビディアが決算を控えて3%近く下落し、サンディスクも6%超安となりました。そのため東京市場も半導体・AI関連の売りで始まり、日経平均の下げ幅は一時900円超・安値64,609.47円と、取引時間中としては8月7日以来の65,000円割れです。ただし韓国KOSPIが一時4%超安から+0.68%までプラス転換したのに合わせ、東京も前引けにかけて切り返しました。
金利は日米ともに落ち着き、空売り比率は45.9%から43.1%へ低下
なお米10年金利は4.693%と小幅低下、日本10年債利回りも2.893%とほぼ横ばいでした。空売り比率は43.1%(価格規制あり34.0%)へ下がり、前日の積み上がりが一部戻された形です。金利が止まっていたぶんグロース250が+1.29%と3指数で最も強くなったのは、今日も素直な反応でした。

明日の注目ポイント

軸は26日のエヌビディア決算をどう通過するか、点灯した過熱シグナルが押し目を深くするかの2点です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

新規◎が1件、継続◎が1件。2日続いた「買い枠ゼロ」から、久しぶりに札が立ちました。

◎ 最優先 1 ○ 監視 0 △ 単騎 0 × 見送り 2
  • ◎ 最優先:その他金融業 ── 🔥→で25日累積-1.89pt・5日前比+1.27ptと、底這いから上向き始めた初動の形です。当日は+0.91%(相対+0.41pt)。ただし業種内の代金データが薄く、資金判定は〈-〉で本物か単騎かを判別できません。代金TOP100はオリックス1銘柄(136億円)だけです。検証では◎は翌日+0.19pt・3日+0.91pt・勝率60.0%の区分です。
  • ◎ 継続2日目:非鉄金属 ── 25日累積+12.07pt・5日前比+5.55ptで、水準も勢いもそろっています。当日+2.83%(相対+2.33pt)で33業種1位。ただし継続2日目は翌日利確型で、3日目に持ち越さないのがルールです。🏢大型主導+2.45・フジクラ占有率50%なので、業種というより電線株を個別に見る話になります。
  • × 見送り:銀行業・保険業 ── どちらも★新規点灯(🟢→)ですが、5日前比が銀行業-3.21pt・保険業-1.02ptとマイナスで、25日トレンドが失速中のため条件を満たしません。当日の騰落率は保険業+1.85%・銀行業+1.30%と業種上位ですが、検証では×見送りは翌日-0.28pt・勝率38.1%の区分です。
  • ⏳ 深追い注意:4業種 ── サービス業・証券・商品先物業・卸売業(各5日目)、建設業(3日目)。とくに証券・商品先物業は本日+1.63%・5日前比+1.52ptと加速していますが、点灯5日目で買い候補からは除外です。④先回りアラートでも「🔥金融:代金TOP11銘柄・買主率100%」と最上位のシグナルが出ていますが、受け皿の銀行業・保険業は×見送りという配置になります。
  • 🔻 空売り候補:なし ── 体温計Layer1が+4とプラスのため、売りサイドの条件は今日も成立していません。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目も4/24〜8/3の679業種日で検証し翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸は金利軸+1.58pt・資源軸+0.16pt、リスク軸-0.07ptで再び反転
  • 体温計は+1から+4「熱気」へ。ただし高温シグナルが0/4→2/4へ点灯
  • 外部はSOX-2.70%・ナスダック-0.76%韓国KOSPIは+0.68%へプラス転換
体温は上がったが、同時に過熱ブレーキも実際に踏まれた
層2:テーマ10テーマの動き
  • 上位は金融+1.09pt・素材+0.55ptがそろって🆙主役化
  • 商社・輸送物流・製造業サイクルの3テーマが同日に🆘脱落、不動産建設も転落
  • テクノロジーは-0.02ptで7日連続マイナスも代金シェア55.3%・買主率74%
2日連続で上位に残ったテーマがゼロ。置き場所が毎日変わる
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入10対流出16。指数が反発した日でも内部は改善せず
  • ★新規点灯は3業種で◎が1件(その他金融業)、継続◎も非鉄金属の1件
  • ⏳深追い注意が4業種。上位の証券・商品先物業がここに入る
3日ぶりに買い札が立ったが、どちらも母数か占有率に注意が要る
3層の見立ては「上げたぶんだけ過熱も進んだ、通過待ちの反発」です:マクロ層は体温と同時に高温シグナルが点灯、テーマ層は主役が毎日入れ替わり、業種層は買い札が立ったものの中身に注釈がつきます。26日のエヌビディア決算を通過してから改めて並びを見るのが3層に共通する答えです。
📊 メインシナリオ:エヌビディア決算とジャクソンホール待ちの小動き。指数は64,800〜67,000円、値上がり業種は12〜28と広めに置く

売買代金が2日続けて8兆円を割り、日経VIは30台へ上昇しました。イベント待ちで参加者が動けない以上、指数が一方向へ走るより、今日のように振らされてから戻す展開を想定しています。過熱シグナル2つ点灯のぶん、上値では戻り売りも出やすい局面です。

  • 期待エリア:その他金融業(◎最優先・初動)と非鉄金属(◎継続2日目・翌日利確型)。ただし前者は母数が薄く、後者はフジクラ占有率50%なので、いずれもサイズは絞る
  • 継続性試金石:金融の🆙主役化が2日目に続くか/素材(非鉄)の🆙主役化が2日目に続くか
  • 底打ち待機:輸送用機器(自動車が売られ続けている間)/海運業(25日累積1位のまま今日は下落。押し目が止まるまで)
  • マクロ材料注視:26日の米エヌビディア決算/27日からのジャクソンホール会議/28日のウォーシュFRB議長講演

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:エヌビディア決算を受けて、半導体が今日の切り返しごと押し戻される

今日の反発はソフトバンクグループ+2.25%とイビデン+6.30%の2銘柄で約169円分をつくったものです。代金シェアもテクノロジー55.3%と偏り、ここが決算後に崩れると内需では支えきれません。

警戒トリガー:キオクシアが前日比-4%超、またはイビデンと東京エレクトロンがそろって前日比-3%超

⚡ 最弱気分岐B:過熱の3つ目が点灯し、押し目の深さが変わる

高温シグナルは2/4です。残る信用評価損益率-3.29%は閾値-3%に対して達成率100%で並んでおり、次の週次発表で上振れると3つ目が点灯します。RSI70超32.5%はすでに今月の最高水準です。

警戒トリガー:RSI70超銘柄比率が35%超、または騰落レシオ25日が135超
🎯 シナリオ信頼度
中。マクロ層と業種層は「反発したが過熱も進んだ」で一致しますが、テーマ層は2日連続で上位に残ったテーマがゼロと方向を示しません。決め手が26日のエヌビディア決算にある以上、メインは「イベント待ちのもみ合い」以上に踏み込めないところです。キオクシアが-4%超なら分岐Aへ、RSI70超が35%超なら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:-1/±11)

  • A トレンド:+2 TOPIX+0.50%が閾値ちょうどで+1、グロース-TOPIX差+0.79ptで+1、日経-TOPIX差+0.00ptは±0
  • B 幅・需給:+2 値上がり業種22/33が閾値ちょうどで+1、新高安差+70(高値70・安値0)で+1、上昇銘柄比率54.8%は±0
  • C 勢い:-1 ⚠RSI70超32.5%で健全度が-1へ。急増top30平均+0.56%とシクリカル-ディフェンシブ差-0.26%は±0
  • D 過熱調整:-3 ⚠RSI70超32.5%・騰落レシオ127.46で過熱ブレーキ-2、代金TOP3集中度31.4%で-1
  • E マクロ:-1 米国株合算-1.04%が-1%をわずかに割って-1、VIX15.80は15〜25レンジで±0

判定根拠:前日の-3から2ポイント戻しましたが、改善したのはA群とB群、つまり指数と幅の部分です。C群とD群はRSI70超32.5%という同じ数字で二重に減点されており、上げたことがそのまま過熱の減点になっています。総合判定はあくまで今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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