今日の日本株|2026年8月7日の市場資金フロー|決算で個別株が乱高下・TOPIXは4日続伸
今日の日本株は、指数と個別株の温度差が極端な1日でした。日経平均は65,606.64円(-0.12%・77円安)と小幅に続落した一方、TOPIXは4,074.93(+0.47%)で4日続伸しています。決算発表が679社とシーズンのピークを迎え、失望売りで2割下げる銘柄と、好感されて2割上げる銘柄が同じ日に並びました。指数の静けさとは裏腹に、中身では相当な入れ替えが起きています。
8/6 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。「半導体の下げは一服し、内需・ディフェンシブとの二本立てで指数は小幅な戻りを試す」「値上がり業種は26から18〜24程度へ」という読みは、ほぼそのまま実現しました。2日続けて幅の読みを外していたので、ようやく合った日です。
- ⭕ 的中メインシナリオの骨格は当たりました。前日-10%級だったキオクシアホールディングスは-2.07%、太陽誘電も-2.41%まで下げ幅が縮み、半導体の売りは一服しています。内需側も医薬品+2.57%・食料品+1.29%・小売業+1.13%と続きました。値上がり業種22も「18〜24程度」の予想レンジ内です。ただし日経は-0.12%で、「小幅な戻り」までは届きませんでした。
- ⭕ 的中機械シグナルの答え合わせも合格です。前日に◎継続2日目として挙げた2業種は、鉄鋼が対TOPIX相対+0.68pt、繊維製品が+1.26ptとそろってプラスでした。日本製鉄+2.05%・東レ+4.27%が中身です。△単騎の情報・通信業も+0.14ptと薄いながらプラスでした。
- ⭕ 的中継続性の試金石は2つとも成立しました。商社・生活防衛・内需消費の3テーマはいずれも連続+2日へ進み、値上がり業種も23(8/5)→26(8/6)→22(8/7)と3日続けて20超です。前日「新しい主役の在位はまだ1日」と書いた点は、2日目まで伸びました。
- 🔔 一部発動底打ち待機は結果が割れました。フジクラは+12.82%と急反発し、売買代金6,215億円で全体2位まで戻っています。三菱マテリアル+15.71%も同じ流れです。一方でキオクシア-2.07%・太陽誘電-2.41%はまだマイナスのまま。売られすぎ枠も小幅高にとどまりました。
- ➖ 不発警戒トリガーはA・Bとも不発です。Aはキオクシア・東京エレクトロン・アドバンテストの3社続落までは成立しましたが、条件のもう半分「値上がり業種15未満」が22で不成立。Bの騰落レシオ25日は120.56から117.15へ下がり、基準の125からむしろ遠のきました。
総括:方向・幅・機械シグナルの3つがそろって合った日でした。ただ、当たった理由を冷静に見ると、「半導体は下げ止まる」「内需は続く」という前日の延長線をそのまま引いただけでもあります。むしろ今日いちばん大きかったのは、シナリオに書いていなかった決算による個別の暴騰・暴落でした。業種の話をしている横で、同じ業種の中に±20%の差がついている。その視点が抜けていたのは反省点です。
本日の市場サマリー
日経-0.12%に対しTOPIXは+0.47%で4日続伸。値上がり22/33業種・新高安+96と、決算の荒れ方のわりに指数と需給は落ち着いていました。
東証プライムの売買代金は10兆8,961億円で、前日の9兆6,881億円から1兆2,000億円あまり増えました。決算のピークにふさわしい商いです。売買代金TOP3の集中度は23.5%から30.7%へ戻った一方、買い主導率は25%と2日続けて売り優勢でした。首位のキオクシアホールディングス1社だけで2兆4,820億円と全体の2割を超えており、集中度の上昇はほぼこの1社が理由です。新高値107・新安値11でスプレッドは+96と、前日の+84からさらに広がりました。
業種別資金フロー分析
上位は石油・石炭製品+4.24%と、任天堂が牽引したその他製品+3.63%。下位は建設業・その他金融業・証券と、金融と内需の一角が並びました。
値上がり業種 TOP5
先頭は石油・石炭製品+4.24%(相対+3.77pt)です。前夜のWTI原油が+3.60%の77.78ドルまで上げたことが素直に効きました。ただしこの業種は東証プライムで4社しかなく、ENEOSホールディングスが売買代金の59%を占めます。業種というより、原油高に反応した数銘柄の動きと見るのが正確です。
2位のその他製品+3.63%は任天堂+5.26%が主役で、同社が業種売買代金の67%を握ります。フルヤ金属+14.45%・バンダイナムコHD+10.50%と決算好感組も続きました。3位のゴム製品+3.03%はブリヂストン+5.26%・フコク+6.24%が並びましたが、同じ業種のTOYO TIREは-14.22%です。同業種内で20pt近い差がつくのが今日の相場でした。
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 石油・石炭製品 | +4.24% | +3.77pt | WTI+3.60%を好感。ENEOSが業種代金の59% |
| 2 | その他製品 | +3.63% | +3.16pt | 任天堂+5.26%が67%を占める。フルヤ金属+14.45% |
| 3 | ゴム製品 | +3.03% | +2.56pt | ブリヂストン+5.26%。一方TOYO TIRE-14.22% |
| 4 | 非鉄金属 | +2.80% | +2.33pt | フジクラ+12.82%・三菱マテリアル+15.71%が急反発 |
| 5 | 海運業 | +2.61% | +2.14pt | 商船三井+2.49%。原油高と資源高に連動 |
値下がり業種 TOP5
最下位は建設業-1.48%(相対-1.95pt)です。大成建設-5.05%・大氣社-7.10%・新日本空調-10.91%と決算を受けた売りが集中しました。2位のその他金融業-1.39%はオリックス-2.72%が中心。証券・商品先物業-1.13%と銀行業-0.31%まで含めて、下位は金融と建設という、決算の中身が予想に届かなかった組でした。
5位の機械-0.66%は顔ぶれが分かりやすく、ディスコ-5.11%・TOWA-11.47%・日本トムソン-11.09%・キッツ-12.91%と半導体製造装置と部品が並びます。業種指数の下げは1%未満ですが、個別では二桁安が5銘柄という荒れ方でした。
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 建設業 | -1.48% | -1.95pt | 大成建設-5.05%・新日本空調-10.91%。決算売り |
| 2 | その他金融業 | -1.39% | -1.86pt | オリックス-2.72%。金融3業種がそろって下位に沈む |
| 3 | 証券・商品先物業 | -1.13% | -1.60pt | 銀行業-0.31%と合わせ、金融3業種がそろって軟調 |
| 4 | ガラス・土石製品 | -1.01% | -1.48pt | 日東紡績-3.19%。3日続けて下位に沈む |
| 5 | 機械 | -0.66% | -1.13pt | ディスコ-5.11%・TOWA-11.47%と装置株が安い |
複数日ベースの方向シグナル(5項目スコア)は流入19業種 対 流出10業種で、分布判定は「🌅全面高」でした。前日の「🌧️全面安」から1日で裏返っています。★の新規点灯は食料品・医薬品・銀行業・その他製品の4業種でした。
ただし私のルールでの実践判定は◎0件・○1件・△0件・×見送り3件です。25日トレンドの5日前比がプラスなのはその他製品だけで、食料品-2.07・医薬品-0.95・銀行業-3.73は中期の勢いが失速している最中に短期シグナルが点いた形でした。過去の検証でこの×区分は翌日-0.28pt・勝率38.1%と負け越しています。
📖 図の読み方:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方|業種の顔ぶれは 33業種セクターマップ|5日ヒートマップは週報で定点観測しています
テーマ別資金フロー
エネルギー+1.96ptと商社+1.71ptが連続2日の⤴継続強。前日に主役化した6テーマのうち、勢いを保ったのはこの2つだけでした。
6テーマがプラスで並びは前日から大きく変わっていませんが、判定は割れました。エネルギーと商社が⤴継続強を保ち、前日🆘脱落だった素材も同判定へ戻っています。一方で輸送・物流と内需消費は、同じプラスでも⤵失速です。3日平均が10日平均を下回り、勢いが鈍り始めたことを示しています。
気になるのは10日累計です。首位のエネルギーは本日+1.96ptでも10日累計は-3.65ptとマイナス圏で、今週の2日で戻し始めたばかりの位置にいます。「主役が入れ替わった」というより、売られすぎていた資源系が2日かけて水面へ戻ってきたというのが実態に近そうです。
📖 用語:テーマ別資金フローと3対立軸|ローテーション9カテゴリ判定の読み方
3対立軸でみるマクロ文脈
資源軸+0.54ptが1日でプラス転換し「資源高」の判定。リスク軸-0.88ptは2日連続のマイナスで、攻めのテーマが押され続けています。
| 対立軸 | 本日値 | 連続 | 10日累計 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | +0.29pt | +3日 | +1.24pt | 金融−不動産建設。ともにマイナスだが不動産建設がより弱い |
| 資源軸 | +0.54pt | +1日 | -1.94pt | WTI+3.60%で石油・石炭+3.77pt。判定は「資源高」 |
| リスク軸 | -0.88pt | -2日 | +3.57pt | 製サイ・テクノ・素材−生活防衛。2日続けてリスクオフ |
今日の変化は資源軸です。前夜のWTI原油が75.08ドルから77.78ドルへ+3.60%上げたことで石油・石炭製品+3.77pt・海運業+2.14ptが伸び、軸が1日でプラスへ返りました。ドル円158.43円の円安も、資源と輸出に薄い追い風です。
一方でリスク軸は-0.88ptと2日連続のマイナス。攻めの3テーマの平均が生活防衛に負け続けている形です。ただし10日累計は+3.57ptとプラス圏に残っており、リスクオフというより決算に振り回されて攻めの側が散らかっている、という程度に見ています。
本日の注目銘柄
掲載は「値上がり率」「踏み上げ候補」「高値更新×業種強し」の3枠。上位は決算に反応した銘柄でほぼ埋まりました。
値上がり率 TOP3(東証プライム)
首位はロート製薬+21.16%です。売買代金228億円・前日比+761%と、実際に大口の資金が入りました。同率2位はアキレス+21.16%(化学)、3位はPHCホールディングス+20.50%(電気機器)です。
上位20を業種で数えると化学が4銘柄(アキレス・ADEKA・多木化学・日本触媒)と最多でした。ところが化学は業種としては-0.54%のマイナスです。業種指数は時価総額で加重されるため、時価総額3兆9,937億円の富士フイルムホールディングス-16.55%が中小型の急騰をまるごと打ち消しました。業種指数だけを見ていると中身を取りこぼす、典型的な日です。
| 順位 | 銘柄(コード) | 業種 | 騰落率 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ロート製薬(4527) | 医薬品 | +21.16% | 売買代金228億円・前日比+761%。決算を好感 |
| 2 | アキレス(5142) | 化学 | +21.16% | 代金5.8億円・前日比+895%。RSI89.2 |
| 3 | PHCホールディングス(6523) | 電気機器 | +20.50% | 代金49億円・前日比+1,699%。信用倍率0.52倍 |
踏み上げ候補(信用倍率1.0倍以下 × 前日比+2%以上)
今日いちばん厚みがあったのがこの枠で、15銘柄が該当しました。先頭はPHCホールディングス+20.50%で信用倍率0.52倍。売り方が積み上がっているところへ決算が出て、買い戻しを巻き込んだ形です。以下、メニコン+14.93%(0.81倍)、多木化学+13.28%(0.48倍)、パイロットコーポレーション+10.53%(0.13倍)と続きます。
パイロットの0.13倍、ブックオフグループHDの0.30倍あたりは需給としてかなり偏った水準です。ただ踏み上げは戻りも速いので、私は当日の値幅を追わず翌日の値持ちを見ます。一度きりの決算で動いた買い戻しが翌日も残るかは、別の話だからです。
| 銘柄(コード) | 信用倍率 | RSI | 本日騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|
| PHCホールディングス(6523) | 0.52倍 | 77.0 | +20.50% | +2 △ |
| メニコン(7780) | 0.81倍 | 79.4 | +14.93% | +3 △ |
| 多木化学(4025) | 0.48倍 | 73.9 | +13.28% | +3 △ |
| パイロットコーポレーション(7846) | 0.13倍 | 72.0 | +10.53% | ±0 → |
高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 × 業種累積+1pt以上)
この枠は今日の業種上位とそのまま重なりました。日本製鉄+2.05%(鉄鋼)、東レ+4.27%(繊維製品)は前日に◎継続2日目として挙げた2業種の中核です。ゴム製品からはブリヂストン+5.26%・三ツ星ベルト+6.00%、その他製品からはバンダイナムコHD+10.50%とパイロットコーポレーション+10.53%が入りました。過熱スコアは日本製鉄+5・東レ+5と「⚠過熱」の水準で、この枠は買い場ではなく「強い場所の確認」に使うものです。
※本欄はその日シグナルが出た枠のみ掲載しています(全7枠の定点観測は週報で)。📖 用語:個別銘柄の過熱スコア|関連:日本の半導体株の見極め方・キオクシア(285A)はなぜ動く?・日本商社株の見極め方(18銘柄比較)
市場体温計
日々の体温は+2「微熱」で前日から据え置き。高温・低温シグナルはどちらも0/4のままで、過熱にも冷却にも入っていません。
Layer1の内訳は、上昇銘柄比率60.9%・値上がり業種22・新高安+96の3項目が満点、日経とTOPIXの方向がねじれて±0、売買代金TOP10のうち上昇が3社だけで-1、合計+2でした。幅の3項目が満点で大型株の項目だけがマイナスという並びは前日と同じです。2日続けて、指数を作る大型株と市場の中身が別方向を向いています。
高温側は前日よりむしろ緩みました。騰落レシオ25日は120.56から117.15へ下がり、点灯基準の125まで7.85ポイント。一方でRSI70超の比率は9.8%から16.0%へ上がっています。レシオは下がったのにRSI70超は増えるという、ねじれた数字です。決算で大きく上げた個別が増えた一方、市場全体の値上がり銘柄数は減ったのでしょう。
📖 用語:市場体温計とは|三層スコアの読み方|Layer別の全項目テーブルは週報に掲載しています
本日のマクロ環境
米国はダウ-0.85%・ナスダック-0.06%と方向感がなく、外部要因は中立。動いたのはWTI原油+3.60%と、158円台へ乗せたドル円です。
前夜の米国はダウ-0.85%・ナスダック-0.06%・S&P500-0.18%とそろって小幅安でした。11因子モデルのE群が±0になったのは、ナスダックとS&P500の合算-0.24%が閾値の±1.0%内に収まったためです。VIXも15.27まで下がり、外部環境は良くも悪くもない材料のない夜でした。
むしろ効いたのは商品と為替です。WTI原油は75.08ドルから77.78ドルへ+3.60%上げ、これが石油・石炭製品+4.24%・海運業+2.61%につながりました。ドル円も+0.61円の円安で158円台に乗せています。株の材料が決算一色だった日に、外から来た材料はこの2つだけでした。なお今晩は米雇用統計の発表があります。
📖 関連:米SOXが下がった翌日は日本の半導体も下がるのか(20年データで検証)
明日の注目ポイント
軸は決算で大きく動いた銘柄が翌日も値を保てるかどうか。今晩の米雇用統計と、158円台に乗せたドル円も同時に見ます。
本日の優位シグナル(◎○△×)
機械判定の◎は0件、○が1件。新規で乗れるのはその他製品だけで、しかも翌日利確型です。
- ○ 監視:その他製品 ── 25日トレンドは加速中(5日前比+1.04pt)で累積+9.50pt、資金判定は〈本物〉です。◎ではなく○なのは、25日累積が+3ptを超えて上げ切った局面での点灯だから。検証では○区分は翌日+1.65pt・勝率75%と突出する一方、+3日は-0.10ptと伸びません。乗るなら翌日利確が前提です。最大銘柄は任天堂で業種売買代金の67%を占めます。
- × 見送り:食料品・医薬品・銀行業 ── 3業種とも★は点きましたが、25日トレンドの5日前比が食料品-2.07・医薬品-0.95・銀行業-3.73といずれもマイナス。中期の勢いが失速している最中の点灯で、検証では翌日-0.28pt・勝率38.1%と負け越す区分です。とくに医薬品はロート製薬+21.16%という単発の決算で持ち上がっただけです。
- ◎ 継続2日目:ゴム製品(ただし単騎) ── 採用条件は満たすものの資金判定が〈単騎〉で、ブリヂストンが業種売買代金の47%。TOYO TIREが-14.22%と真逆に振れており、業種としてまとめて乗る形は機能しません。
- ⏳ 深追い注意:鉄鋼・繊維製品(ともに3日目) ── 昨日まで◎継続2日目だった2業種が、今日で点灯3日目に入りました。検証では3日目でエッジが消え、4日目以降は翌日-0.72pt・勝率34%と明確に劣後します。今日プラスで終えたからこそ、ここで買い候補から外します。
※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目の枠も4/24〜8/3の679業種日で検証し、翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルはまだ小さく検証は継続中です(次回再検証は2026年11月中旬を予定)。有効射程は翌日〜3日です。
3層構造でみる明日のシナリオ
- 3対立軸は資源軸+0.54ptがプラス転換。リスク軸-0.88ptは2日連続マイナス
- 体温計は+2で据え置き。高温0/4・低温0/4、騰落レシオ25日は117.15へ低下
- 外部は米国株の合算-0.24%と中立。WTI+3.60%と円安が効いた
- エネルギー+1.96pt・商社+1.71ptが⤴継続強で2日連続。素材+0.67ptも同判定
- 輸送・物流と内需消費はプラスでも⤵失速。上げ幅が細り始めた
- エネルギーの10日累計は-3.65ptとまだマイナス圏。戻り2日目にすぎない
- 方向シグナルは流入19業種 対 流出10業種、分布判定は🌅全面高へ裏返った
- ★新規点灯4業種の実践判定は◎0・○1・△0・×3。乗れるのは1業種だけ
- 集中度は23.5%→30.7%へ上昇。買い主導率25%で2日連続の売り優勢
来週にかけて決算の残りをこなしながら、指数は方向を出さずTOPIXが日経を上回る日が続く展開をメインに置きます。値上がり業種は今日の22から16〜24程度のレンジ。今晩の米雇用統計が最大の外部変数です。
- 期待エリア:○監視のその他製品(任天堂)。翌日利確を前提に。原油高が続く場合は石油・石炭製品と海運業
- 継続性試金石:エネルギー・商社の⤴継続強が3日目に入るか/値上がり業種20超を4日続けられるか/売買代金10兆円台を保てるか
- 底打ち待機:決算で急落した富士フイルムHD-16.55%・メイコー-21.02%・TOYO TIRE-14.22%。売られすぎ枠はエイチームHD(RSI6.49)
- マクロ材料注視:今晩の米雇用統計/WTI77.78ドルの続伸有無/ドル円158円台の定着
分岐リスクと警戒トリガー
⚡ 最弱気分岐A:米雇用統計が波乱となり、円高と外部要因の悪化が重なる
ドル円158.43円は円安へ振れた直後で、統計しだいでは巻き戻しが出やすい位置です。円高が進めば、今日買われた資源・輸出と決算で上げた内需の両方に利益確定が入りかねません。VIX15.27の低さも、悪材料が出たときの振れ幅を大きくします。
🌧️ 弱気分岐B:決算が一巡して材料が切れ、商いと幅が同時に細る
今日の10兆8,961億円は、決算という一度きりの材料が作った商いです。キオクシア1社で2兆4,820億円を占めており、これが引けば全体の代金は一気に細ります。値動きの起点が個別材料しかない相場では、材料が尽きた瞬間に幅も同時に失われます。
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+2/±11)
- A トレンド:-1 TOPIX+0.47%は±0.5%内で±0、グロース-TOPIX差-0.03ptも±0、日経-TOPIX差-0.59ptが-1
- B 幅・需給:+2 値上がり業種22/33と新高安差+96が各+1、上昇銘柄比率60.9%は65%に届かず±0
- C 勢い:+2 代金急増30銘柄の平均+4.23%とRSI健全度(50超68.1%・70超16.0%)が各+1
- D 過熱調整:-1 過熱ブレーキは非該当で前日の-2から改善。代金TOP3集中度30.7%が30%超で-1
- E マクロ:±0 ナスダック+S&P500の合算-0.24%は±1.0%内、VIX15.27も中立圏
判定根拠:前日-1から+2へ3ノッチの改善です。ただし上がった要因は「悪くなかったこと」の積み重ねで、C群が+1→+2、D群の過熱減点が-2→-1、E群が-1→±0へ戻った結果でした。B群の幅・需給はむしろ+3から+2へ下がっています。決算という一度きりの材料で持ち上がった数字が混じっている点は割り引いて見るべきでしょう。総合判定はあくまで今日の要約であって、明日の予測ではありません。






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