今日の日本株|2026年8月28日の市場資金フロー|キオクシア8.76%安でも日経は反発、TOPIXは7日続伸

今日の日本株|2026年8月28日の市場資金フロー|キオクシア8.76%安でも日経は反発、TOPIXは7日続伸

📈 日経 +0.41%(3日ぶり反発) 🏆 総合判定 やや強気 +3/±11 🌡 体温計 +3 ☀☀熱気 🎯 新規◎0・継続◎1
今日日経平均は273.58円高の66,405.56円で3営業日ぶりに反発しました。前日に市場代金の24%を集めたキオクシアが-8.76%と急落しながら、指数は上げています
中身TOPIXは+0.72%で7日続伸、グロース250は+3.16%で約3カ月ぶりの高値。年初来高値更新は98銘柄と、裾野がはっきり広がりました
明日上げのほぼ全額をアドバンテストとリクルートの2銘柄が作っています。今夜のウォーシュFRB議長講演が週明けの起点です

今日の日本株は、前日の主役がそのまま最大の重しに変わった1日でした。日経平均は66,405.56円(+0.41%)と3営業日ぶりの反発、TOPIXは4,146.71(+0.72%)で7日続伸、グロース250は823.16(+3.16%)と大幅続伸です。前日に市場代金の23.9%を集めて急騰したキオクシアホールディングスは-8.76%と急落しましたが、それでも指数は上がりました。

8/27 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返ります。警戒トリガーAは発動しましたが、想定した結末にはなりませんでした。「キオクシアが引けば支え役がいなくなる」という前提そのものが外れています

自己採点 3.5 / 5.0 🟡 ①指数65,000〜67,500円・値上がり業種10〜26のレンジは的中(1.5/2.0) 🟡 ②期待エリアの空運業は+0.37%だが対TOPIXでは-0.35pt(0.5/1.0) 🟡 ③警戒トリガーA(キオクシア-4%超)は発動したが、指数は逆に反発(0.5/1.0) 🟢 ④分岐Bは不発。置き直した代金TOP3集中度は32.6%→27.4%へ低下(1.0/1.0)
  • ⭕ 的中メインシナリオの枠「指数は65,000〜67,500円、値上がり業種は10〜26」は的中しました。終値66,405.56円・値上がり業種18で、どちらもレンジの中です。ただし「イベント前で方向は出にくい」と書いたのに、日経は日中830円の値幅で朝は710円高まで買われました。もみ合いという見立ては外れています。
  • ➖ 部分的期待エリアに置いた空運業は+0.37%とプラスでしたが、対TOPIXでは-0.35ptで負けています。前日に「点灯と値動きが逆を向いている」「資金判定が母数不足」と書いたとおりの結果で、今日は★の点灯自体が消えました。
  • 🔔 発動弱気分岐Aの「キオクシアが前日比-4%超」は発動しました。同社は-8.76%・寄与-107.94円。ところが指数は+273.58円で反発しています。「支えていた半導体側も崩れる」という筋書きが逆で、アドバンテスト+1.91%・太陽誘電+3.87%と装置・部品側が穴を埋めました。トリガーの置き場所は合っていましたが、そこから先の因果を読み違えています。
  • ⭕ 的中最弱気分岐Bの「代金TOP3集中度40%超、または年初来安値20銘柄超」は不発でした。集中度は32.6%から27.4%へ下がり、安値更新は2銘柄です。前日に条件を代金総額から上位3銘柄の集中度へ置き直した効果が出ています。

総括:枠と条件設計は機能しました。外したのは「1銘柄が引いたら市場も引く」という因果の読み方で、実際には資金が同じ業種の他銘柄へ横に移っただけです。明日以降は「下げた資金が業種の外へ出たか」を条件に置き直します。

本日の市場サマリー

日経+0.41%で反発、TOPIXは+0.72%で7日続伸。上げの中身はアドバンテストとリクルートの2銘柄です。

主要指標
日経平均
+0.41%
66,406 円(+274円・25日乖離 +1.18%)
TOPIX
+0.72%
4,147 pt(7日続伸・25日乖離 +1.95%)
グロース250
+3.16%
823 pt(5日続伸・約3カ月ぶり高値)
セクター・内部相場
最強業種
サービス業
+2.89% / 相対 +2.17pt
最弱業種
非鉄金属
-1.76% / 相対 -2.48pt
上昇銘柄比率
56.0%
新高値98 / 新安値2(差+96)
為替・米10年
¥159.55 / 4.679%
ドル円 +0.23円 / 米10年 +0.027pt

今日の指数を押し上げたのは2銘柄です。アドバンテスト+1.91%の寄与が+159.30円、リクルートホールディングス+4.89%が+83.47円で、2社だけで約243円分=上げ幅273.58円のほぼ全額。次いで東京エレクトロン+23.13円、コナミ+18.27円、TDK+17.60円が続きました。

逆に押し下げたのは前日の主役キオクシアホールディングスで、-8.76%・寄与-107.94円。次いでフジクラ-2.91%が-32.18円、ソフトバンクグループ-0.75%が-31.38円、イビデン-1.80%が-24.81円でした。前日にプラス側を支えた3社がそろって反落し、代わりにアドバンテストと電子部品が買われています。同じ半導体・AI関連の中で資金が横に移っただけという動き方です。

中身は指数の上げ幅よりずっと広がりました。日経225採用銘柄は値上がり146・値下がり74、プライム全体でも873対635と前日の713対770から逆転しています。年初来高値更新は98銘柄(前日69)、安値更新は2銘柄。売買代金は8兆1,223億円で2営業日連続の8兆円台、代金TOP3の集中度は32.6%から27.4%へ低下しました。資金が1銘柄に寄っていた前日とは対照的です。

業種別資金フロー分析

最強はサービス業+2.89%、最弱は前日トップの非鉄金属-1.76%。上昇は18業種に増えました。

値上がり業種 TOP5

先頭はサービス業+2.89%(相対+2.17pt)です。リクルートホールディングス+4.89%が業種売買代金の65%を占め、大型主導度は+2.40ptと33業種で最大。「業種に資金が入った」というより「リクルートが上げた」と読むのが実態に近い形です。25日累積は+18.38ptで33業種2位、点灯は8日目に入っています。

2位の海運業+2.13%は日本郵船+2.64%・商船三井+1.33%が上げ、25日累積+18.24ptは33業種1位を維持しました。3位のその他製品+2.08%も任天堂+3.04%が業種代金の76%を占め、偏りは大きめです。4位の証券・商品先物業と5位の銀行業は資金判定が〈本物〉でブレッドスも高く、中身の広がりではこちらが上でした。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1サービス業+2.89%+2.17ptリクルート+4.89%が業種代金の65%。🏢大型主導+2.40ptは33業種最大。点灯8日目
2海運業+2.13%+1.41pt日本郵船+2.64%・商船三井+1.33%。25日累積+18.24ptで33業種1位
3その他製品+2.08%+1.36pt任天堂+3.04%が業種代金の76%。🏢大型主導+1.67pt
4証券・商品先物業+1.71%+0.99ptいちよし+3.65%・松井+2.63%。野村46%で〈本物〉。点灯8日目
5銀行業+1.54%+0.82pt三菱UFJ+1.39%・三井住友+1.59%。〈本物〉。点灯4日目

値下がり業種 TOP5

最下位は非鉄金属-1.76%(相対-2.48pt)。前日は+1.54%で33業種トップだった業種が1日で最下位まで落ちました。フジクラ-2.91%・古河電気工業-4.55%と、前日に業種を持ち上げたのと同じ電線2社がそのまま重しになっています。ただし大型主導度は-1.67ptで🐜中小型主導、25日累積は+5.51ptとまだプラス圏です。

2位のガラス・土石製品-1.20%、3位のその他金融業-0.83%はオリックス-2.00%が効きました。下位に並んだのは前日買われた業種か、25日累積がマイナス圏の業種で、新しく崩れた業種はありません。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属-1.76%-2.48ptフジクラ-2.91%・古河電工-4.55%。前日は33業種1位。🐜中小型主導-1.67
2ガラス・土石製品-1.20%-1.92pt日本特殊陶業44%。25日累積-11.64ptは33業種最下位
3その他金融業-0.83%-1.55ptオリックス-2.00%。25日累積-4.93ptで失速継続
4ゴム製品-0.82%-1.54ptTOYO TIRE・横浜ゴムが軟調。25日累積は+3.05ptとプラス圏
5水産・農林業-0.82%-1.54pt母数が薄く資金判定は〈-〉。25日累積-1.08pt

複数日ベースの方向シグナルは流入9業種 対 流出17業種(中立7)で、前日の10対20から両サイドとも減りました。★の新規点灯は電気機器の1業種だけです。判定の「🌧️ 全面安」は流出側の件数が流入側を上回っているという集計上の表示で、当日の値動きが全面安だったという意味ではありません。

テーマ別資金フロー

内需消費+0.74ptが🆙主役化で首位。素材-1.17ptは前日の反対側へ回りました。

1内需消費+0.74pt🔥 🆙 +1日
2金融+0.66pt🔥 ⤴ +4日
3輸送・物流+0.24pt→ ◐ +1日
4商社+0.10pt→ ◐ +1日
5製造業サイクル-0.12pt→ ◐ -4日
6テクノロジー-0.37pt→ ◐ -10日
7不動産・建設-0.54pt💧 ↘ -2日
8エネルギー-0.55pt💧 🆘 -1日
9生活防衛-0.74pt💧 ↘ -5日
10素材-1.17pt💧 🆘 -1日

首位は内需消費+0.74ptで判定は🆙主役化、サービス業+2.17ptが牽引しました。2位の金融+0.66ptは4日連続プラスの⤴継続強で、④先回りアラートでも流入×買い主導で拾われています。代金TOP100に入った金融株12銘柄がすべて上昇という状態で、テーマとしての中身はこちらが最も揃っていました。

一方で前日首位のエネルギーは-0.55ptで8位・🆘脱落へ落ちました。原油が82.95ドルと-0.69%反落し、1日で元へ戻っています。素材-1.17ptも非鉄金属-2.48ptがそのまま効き、前日の+0.36ptから反転しました。テクノロジーは10日連続マイナスながら代金シェア56.6%で主戦場のままです。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸+1.20ptが4日連続プラスで拡大。資源軸は-1.03ptへ反転しました。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+1.20pt+4日+0.91pt金融−不動産建設。+0.35→+1.20ptへ拡大し、10日累計もプラス転換
資源軸-1.03pt-1日-1.32ptWTI-0.69%の反落で、前日の+0.85ptから1日で反転
リスク軸+0.19pt+2日-4.30pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。2日連続プラスだが幅は縮小

今日いちばんはっきり動いたのは金利軸です。前日の+0.35ptから+1.20ptへ広がり、10日累計も-1.05ptからプラス圏へ戻りました。銀行業+1.54%・保険業+0.88%・証券・商品先物業+1.71%と金融3業種がそろって上げた一方、建設業は-0.50%です。米10年金利は4.679%、日本10年債は2.926%でした。

資源軸は原油-0.69%を受けて+0.85ptから-1.03ptへ1日で反転しました。3軸のうち中期でプラスなのは金利軸だけで、リスク軸は10日累計-4.30ptと生活防衛が買われ続けた形が残っています。

本日の注目銘柄

掲載は3枠。SaaS株と証券株が並びました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はインフォマート+13.22%です。2位のサイボウズ+7.56%、3位のSansan+6.24%とTOP3がすべてSaaS・企業向けソフトウエアで並び、TOP20のうち11銘柄が情報・通信業でした。この日の中小型の主役はソフトウエア関連です。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1インフォマート(2492)サービス業+13.22%代金34億円。予想PER59.05倍・PBR6.07倍
2サイボウズ(4776)情報・通信業+7.56%代金28億円。予想PER20.25倍。サブ業種「SaaS・クラウド」の牽引役
3Sansan(4443)情報・通信業+6.24%代金38億円。予想PER31.20倍

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 × 業種累積+1pt以上)

該当15銘柄のうち10銘柄が証券株でした。いちよし証券+3.65%、松井証券+2.63%、東海東京フィナンシャルHLDG+2.68%、野村HLDG+1.89%と、大手から中小まで一斉に高値を更新しています。年初来高値更新98銘柄の内訳でも証券・商品先物業が11銘柄で、情報・通信業17・銀行業16に次ぐ3番手でした。

ただし業種としての証券・商品先物業は点灯8日目の⏳深追い注意で、中身は強いのにルール上は買い候補から外れる配置が続いています。RSIも水戸証券88.60・極東証券87.11と高く、過熱スコアは軒並み⚠過熱です。

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
水戸証券(8622)証券・商品先物業88.60+15.8%+2.36%+6 ⚠過熱
極東証券(8706)証券・商品先物業87.11+7.4%+1.81%+5 ⚠過熱
松井証券(8628)証券・商品先物業83.41+10.4%+2.63%+4 ⚠過熱
いちよし証券(8624)証券・商品先物業83.53+10.9%+3.65%+4 ⚠過熱
東海東京フィナンシャルHLDG(8616)証券・商品先物業86.03+10.5%+2.68%+4 ⚠過熱

負け組セクター中核(業種累積-2pt以下 × RSI50以下 × 乖離率0以下 × PER業種中央以上)

こちらは前日に続き15銘柄中10銘柄が機械と電気機器で埋まりました。イワキポンプ(RSI19.44・乖離率-15.5%)、荏原製作所(同22.91・-12.5%)、ダイキン工業(同27.35・-5.3%)、安川電機(同30.80・-5.3%)、ファナック(同31.18・-4.9%)と、設備投資関連の顔ぶれは変わっていません。

同じ電気機器でも、アドバンテスト+1.91%・太陽誘電+3.87%・日立製作所+2.15%と買われた側と、安川電機-1.47%・レーザーテックのように25日線から10%近く下に沈んだままの側が同居しています。業種が★新規点灯したこの日でさえ、中身は割れたままです。

市場体温計

日々の体温は+2から+3へ上がり「微熱」から「熱気」へ戻りました。

Layer 1 日々の体温 +3/±5 ☀☀熱気 Layer 2 高温シグナル 1/4 点灯(騰落レシオ25日125.31) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は3.5%) 相場の質:中立|集中度27.4%・買い主導65%

Layer1は5項目中3つが点灯しました。上昇比率が46.1%から56.0%へ回復して+1、新高安スプレッド+96で+1、日経とTOPIXがともにプラスで+1です。一方で代金TOP10の上昇数は8社から6社へ減って±0、値上がり業種18/33も閾値20に届かず±0でした。

高温シグナルは1/4のままですが中身が入れ替わりました。RSI70超は24.0%へ下がって閾値25%を割り消灯、代わりに騰落レシオ25日が125.31へ上がって点灯。過熱の内訳が「一部銘柄の買われすぎ」から「市場全体の値上がり銘柄の多さ」へ移ったことになります。

本日のマクロ環境

米国は半導体主導で上昇。日経VIは28.03から23.25へ大きく下がりました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.41%
66,406円・274円高
TOPIX
+0.72%
4,147pt・7日続伸
グロース250
+3.16%
823pt・3カ月ぶり高値
海外株式(前日終値)
NYダウ
+0.20%
53,569・106ドル高
ナスダック
+1.57%
26,541・411pt高
S&P500
+0.72%
7,731・SOXは+2.33%
為替・金利
ドル円
159.55
+0.23円・小幅円安
米10年金利
4.679%
+0.027pt・小幅上昇
VIX恐怖指数
14.54
-0.41・15割れが継続
資源・需給
WTI原油
$82.95
-0.58ドル・-0.69%と反落
騰落6日
133.27
163.12から低下も高い水準
信用評価損益率
-5.27%
8月21日時点で据え置き
年初来高値更新が69→98銘柄、代金TOP3集中度は32.6%→27.4%
前日は「1銘柄に寄った結果として代金が膨らんだ」状態でしたが、今日は集中が解けました。高値更新98銘柄の内訳は情報・通信業17・銀行業16・サービス業12・証券・商品先物業11と、ソフトウエアと金融の2本柱に広がっています。
日経VIが28.03から23.25へ4.78ポイント低下
決算とイベントの通過で警戒感が一気に引きました。VIXも14.54と15割れが続き、11因子モデルのE群は+1から+2へ改善しています。ただし恐怖指数の低下は「安心して買える」というより「保険の需要が減った」という意味で、上昇材料そのものではない点は割り引きたいところです。
騰落レシオ25日が125.31へ上昇し、体温計の高温シグナルが点灯
6日は163.12から133.27へ下がりましたが、25日は122.81から125.31へ上がり閾値125を超えました。過熱の中身が「個別の買われすぎ」から「市場全体の値上がり銘柄の多さ」へ入れ替わった形で、11因子モデルのD1は騰落レシオ側で該当が続き-2のままです。

明日の注目ポイント

軸は今夜のウォーシュFRB議長講演と、キオクシアから移った資金が業種の中にとどまるかの2点です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

★の新規点灯は電気機器1業種のみ。◎最優先はゼロで、乗れる枠は継続◎の1件だけです。

◎ 最優先 0 ○ 監視 0 △ 単騎 1 × 見送り 0
  • △ 単騎:電気機器 ── 🟢→で25日累積-0.53pt・5日前比+3.65ptと加速中ですが、キオクシアが業種代金の46%を占めるため〈単騎〉です。ただし今日は、その最大銘柄が-8.76%と急落しながら業種は+0.90%(相対+0.18pt)で上げました。アドバンテスト+1.91%・太陽誘電+3.87%・日立製作所+2.15%が押し上げた形で、通常の単騎とは逆向きの構図です。⑫§7では△単騎は翌日+0.16pt・勝率46.2%とほぼ中立で、業種で乗るのは避ける区分です。
  • ◎ 継続2日目:情報・通信業 ── 25日累積+1.39pt・5日前比+1.06ptで採用条件を満たし、資金判定は〈本物〉、大型主導度-0.76ptの⚖中立、業種強弱は「○強い ↗加速中」。今日の実質的な買い枠はここだけです。最大銘柄のソフトバンクグループ(業種代金の41%)は-0.75%で、業種を押し上げたのはサイボウズ+7.56%・Sansan+6.24%・電通総研+6.17%・トレンドマイクロ+5.94%というSaaS勢でした。検証では継続◎は翌日+0.36pt・勝率55%(p=0.047)ですが翌日利確型で、3日目に持ち越さないのがルールです。
  • ⏳ 深追い注意:3業種 ── サービス業(8日目)、銀行業(4日目)、証券・商品先物業(8日目)で、前日の6件から半減。今日の最強業種サービス業+2.89%も点灯8日目なので新規では追いません。検証では3日目以降の新規エントリーは翌日-0.72pt・勝率34%(p=0.0002)と明確に劣後します。
  • 🔻 空売り候補:なし ── 体温計Layer1が+3とプラスのため、売りサイドの条件は今日も成立していません。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済み(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目も679業種日で検証し翌日+0.36pt・勝率55%。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸は金利軸+1.20ptが4日連続プラスで10日累計もプラス転換資源軸は-1.03ptへ反転
  • 体温計は+2から+3へ上昇日経VIが28.03→23.25騰落レシオ25日125.31で高温点灯
  • 外部は米3指数そろって上昇・SOX+2.33%、国内は上昇比率56.0%へ回復
外部環境は追い風。国内も裾野は戻ったが、過熱の測り方が入れ替わった
層2:テーマ10テーマの動き
  • 内需消費+0.74ptが🆙主役化で首位、金融+0.66ptは4日連続の⤴継続強
  • 前日首位のエネルギーは-0.55ptで🆘脱落、素材-1.17ptも1日で反転
  • テクノロジーは10日連続マイナスも代金シェア56.6%で主戦場のまま
上位と下位が1日で総入れ替え。中期で続いているのは金融だけ
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入9対流出17。前日の10対20から両サイドとも減少
  • ★新規点灯は電気機器1業種のみで、◎最優先はゼロ
  • ⏳深追い注意は6業種から3業種へ半減。継続◎は情報・通信業の1件
点灯は減ったが日数超過も減った。乗れる枠は継続◎の1件
3層の見立ては「環境は良くなったが、シグナルはまだ追いついていない」です:マクロ層は米株高・VI低下・裾野回復とそろって改善、テーマ層は上位下位が1日で入れ替わり方向が定まらず、業種層は★1件で◎はゼロ。今夜のジャクソンホール講演を通過してから週明けに並びを見直すのが3層に共通する答えです。
📊 メインシナリオ:週明けは追い風スタート。指数は65,500〜68,000円、値上がり業種は12〜28のレンジを軸に置く

米国株が半導体主導で上げ、日経VIも23台まで低下、裾野も戻ったので環境としては買い方向が優位です。ただし上げの中身は2銘柄に寄り、今夜のウォーシュFRB議長講演も未通過。方向は上向き、幅は広めに置きました。

  • 期待エリア:情報・通信業(継続◎2日目・資金判定〈本物〉)。ただし翌日利確型で、3日目には持ち越さない
  • 継続性試金石:SaaS・ソフトウエア勢の上昇が2日続くか/金融テーマの⤴継続強が5日目に入るか(代金TOP100の12銘柄が全上昇)
  • 底打ち待機:機械・電気機器の設備投資関連(負け組中核に10銘柄が集中、荏原-12.5%・イワキポンプ-15.5%)/エレクトロニクス商社(サブ業種で⏳押し目形成中)
  • マクロ材料注視:今夜のウォーシュFRB議長講演(ジャクソンホール)/週明けの米金利とドル円の反応/来年度予算の国債発行額をめぐる報道

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:上げを作った2銘柄が反落し、代わりの買い手が出てこない

今日の上げ幅273.58円のうち、アドバンテスト+159.30円とリクルート+83.47円で約243円分=ほぼ全額です。前日はキオクシアが同じ役回りで、翌日に-8.76%となりました。今回は「特定銘柄が下げるか」ではなく「下げた資金が業種の外へ出るか」を条件に置きます

警戒トリガー:電気機器の対TOPIX相対が-1.5pt以下(本日+0.18pt)、かつ代金TOP10の上昇数が3社以下(本日6社)

⚡ 最弱気分岐B:騰落レシオ25日が過熱域で頭打ちになり、裾野が再び細る

騰落レシオ25日は125.31で体温計の高温シグナルが点灯しました。広く買われたあとに一斉に息切れするパターンにつながりやすい形なので、幅の指標が反転したら警戒します。

警戒トリガー:上昇銘柄比率が40%割れ(本日56.0%)、または年初来安値更新が20銘柄超(本日2銘柄)
🎯 シナリオ信頼度
中。外部環境が追い風なぶん前日より方向は読みやすい配置です。ただし上げの中身が2銘柄に寄り、★新規点灯は1件・◎最優先はゼロという薄さが残ります。電気機器の相対が-1.5pt以下なら分岐Aへ、上昇比率40%割れなら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+3/±11)

  • A トレンド:+2 TOPIX+0.72%が+0.5%以上で+1、グロース-TOPIX差+2.44ptで+1、日経-TOPIX差-0.31ptは閾値内で±0
  • B 幅・需給:+1 新高安差+96(高値98・安値2)で+1、上昇銘柄比率56.0%と値上がり業種18/33はいずれも±0
  • C 勢い:+0 RSI70超24.0%へ低下し健全度が-1から±0へ回復、急増top30平均+0.73%とシクリカル-ディフェンシブ差+0.37%も±0
  • D 過熱調整:-2 ⚠RSI70超24.0%・騰落レシオ125.31で過熱ブレーキ-2、代金TOP3集中度27.4%は30%以下に戻り±0
  • E マクロ:+2 VIX14.54が15未満で+1、米国株合算+2.29%が+1%以上で+1

判定根拠:前日の-1から4ポイント改善し、判定区分は「中立・様子見」から「やや強気」へ2段階上がりました。改善は4群にまたがりますが、C群・D群は「前日にマイナスだった項目が中立へ戻っただけ」です。新しくプラスに点灯したのはA1(TOPIX+0.72%)とE2(米国株合算+2.29%)の2つだけで、相場が一段強くなったというより、前日の減点要因が消えた1日と読むのが実態に近いでしょう。総合判定は今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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