今日の日本株|2026年9月4日の市場資金フロー|SBG+11.8%で日経806円高、TOPIXは横ばい・商社と電力は反落

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年9月4日 総合判定は強気 情報・通信業が最強 鉱業が最弱 日経平均は806円高の6万5020円と5日ぶりに大幅反発した一方TOPIXは+0.03%とほぼ横ばい ソフトバンクグループ+11.78%とアドバンテストの2銘柄で669円分を押し上げAI・半導体・電線の値がさ株が戻った半面 前日買われた商社・電力・海運・石油が反落し値上がり業種は11/33にとどまった 市場体温計は+2から+1へ 年初来高値更新は27銘柄 安値更新は6銘柄

今日の日本株|2026年9月4日の市場資金フロー|SBG+11.8%で日経806円高、TOPIXは横ばい・商社と電力は反落

📈 日経 +1.26%(5日ぶり大幅反発) 🏆 総合判定 強気 +4/±11 🌡 体温計 +1 ☀微熱 🎯 新規◎0・○監視1・空売り候補0
今日日経平均は806.46円高の65,020.94円で5日ぶりに大幅反発。ただしTOPIXは+0.03%の4,103.23とほぼ横ばいで、値上がり業種は20から11へ減りました
中身ソフトバンクグループ+11.78%とアドバンテスト+2.51%の2銘柄で約669円分を押し上げ、キオクシア・太陽誘電・村田とAI・半導体が戻した一方、前日買われた商社・電力・海運・石油がそっくり反落しました
明日乗れる枠は○監視の証券・商品先物業1件だけ(翌日利確型)。◎最優先・継続◎・🔻空売り候補はゼロで、TOPIXが日経の戻りについてくるかが分岐点です

今日の日本株は、値がさ株だけが戻って市場平均は動かなかった1日でした。日経平均は65,020.94円(+1.26%)で5日ぶりの反発、TOPIXは4,103.23(+0.03%)でほぼ横ばい、グロース250は796.82(+2.67%)と大幅反発です。

9/3 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返ります。「日経とTOPIXの分岐が続く」というメインシナリオとレンジは当たりました。一方で継続性試金石に置いた商社は1日で剥落し、警戒トリガーBの半分が成立しています

自己採点 3.5 / 5.0 🟢 ①日経・TOPIX・値上がり業種の3レンジはすべて収まった(2.0/2.0) 🟡 ②期待エリアの金融はテーマ首位。ただし効いたのは証券で、銀行業は+0.24ptどまり(0.5/1.0) 🟡 ③試金石は非鉄金属+1.58ptが成立、商社-2.04pt・海運業-2.41ptは崩れた(0.5/1.0) 🟡 ④トリガーBは卸売業側が成立、高安スプレッド側は不成立(0.5/1.0)
  • ⭕ 的中「日経とTOPIXの分岐が続く」は形どおりでした。日経+1.26%・TOPIX+0.03%で、レンジも日経65,020.94円(高値65,182.45円)・TOPIX4,103.23・値上がり業種11と3つとも収まっています。
  • ➖ 部分的期待エリアの金融はテーマ首位でしたが、中身が違いました。金融は+0.81ptで4日連続プラスの首位。ただし牽引したのは証券・商品先物業+2.09pt(日本取引所グループ+4.43%・野村+2.27%)で、名指しした銀行業は+0.24ptと市場並みです。買うなら証券でした。
  • ❌ 外れ継続性試金石の商社は1日で崩れました。「材料一巡後も相対プラスを保てるか」に対し、卸売業は-2.01%(相対-2.04pt)で三井物産-4.45%・三菱商事-3.10%と前日の上げをほぼ吐き出しています。非鉄金属だけは+1.58ptで首位を守りました。
  • ➖ 部分的警戒トリガーBは半分だけ点灯しました。「卸売業の相対-1.5pt以下」は-2.04ptで成立、「高安スプレッドがマイナス」は+21で不成立です。裾野は崩れず、分岐Bの「上位が順に剥落」には至っていません。トリガーAは不発でした。

総括:分岐とレンジは機能し、商社の反動も読めていました。読み落としたのはソフトバンクグループ+11.78%という「1銘柄で474円分」の材料高で、日経の戻りの6割がこれとアドバンテストの2銘柄です。明日は「値がさ主導の日経高にTOPIXがついてくるか」を試金石の軸に置きます。

本日の市場サマリー

日経+1.26%・TOPIX+0.03%で、上昇は値がさ株に偏りました。値上がり業種は11/33、上昇銘柄比率は50.2%です。

主要指標
日経平均
+1.26%
65,021 円(+806円・25日乖離 -1.58%)
TOPIX
+0.03%
4,103 pt(ほぼ横ばい・25日乖離 +0.23%)
グロース250
+2.67%
797 pt(5日ぶり反発・800目前)
セクター・内部相場
最強業種
情報・通信業
+3.55% / 相対 +3.52pt
最弱業種
鉱業
-2.83% / 相対 -2.86pt
上昇銘柄比率
50.2%
新高値27 / 新安値6(差+21)
為替・米10年
¥156.38 / 4.753%
ドル円 -0.58円 / 米10年 -0.014pt

日経の806円高は、ほぼ2銘柄で説明できます。ソフトバンクグループ+11.78%が1銘柄で約474円分、アドバンテスト+2.51%が約196円分で、この2つで約669円分です。続いてファーストリテイリング+1.62%(約89円分)、キオクシア+5.40%(約65円分)、イビデン+3.83%(約51円分)とAI・半導体が並びました。

ソフトバンクグループは傘下の英アーム株が+3.29%と上昇したことに加え、出資先のオープンAIが新型モデル「GPT-6 Astra」の提供を一部企業向けに始めたと伝わり、プライムの値上がり率でも首位です。一方で日経225の構成銘柄は値上がり86・値下がり137と下げた銘柄のほうが多く、押し下げ側は三菱商事-3.10%・三井物産-4.45%・リクルート-1.22%でした。

プライムの値上がりは788・値下がりは712です。売買代金は8兆3,282億円と7,512億円増えましたが、うち1兆6,473億円がキオクシア1銘柄で、資金集中度は28.4%へ上昇。年初来高値27・安値6で高安スプレッドは+43から+21へ縮みました。

業種別資金フロー分析

上位はSBG・証券・電線・半導体の戻り組、下位は前日買われた商社・電力・海運・石油。11/33業種しか上がらず、資金の向きが1日で入れ替わりました。

値上がり業種 TOP5

首位は情報・通信業+3.55%(相対+3.52pt)です。ソフトバンクグループが業種代金の76%を占め、大型主導度+2.32ptの🏢大型主導=業種の広がりではなく1銘柄の材料高です。2位の証券・商品先物業+2.12%は日本取引所グループ+4.43%・野村ホールディングス+2.27%・大和証券グループ本社+0.59%(年初来高値)と裾野があり、資金判定は〈本物〉。今日唯一の★新規点灯で、25日累積+7.73ptまで伸びました。

3位の非鉄金属+1.61%は古河電気工業+6.39%・住友電気工業+1.43%・フジクラ+2.06%と電線が反発し、25日累積+15.76ptで33業種の首位を守っています。5位の電気機器+0.99%はキオクシアが業種代金の50%を占め、村田製作所+4.20%・太陽誘電+6.42%と電子部品が戻しました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1情報・通信業+3.55%+3.52ptソフトバンクG76%で〈本物〉だが🏢大型主導+2.32pt。25日累積+3.71・AT+2.32
2証券・商品先物業+2.12%+2.09ptSBI56%で〈本物〉。★新規点灯🔥↑・AS+7.73・AT+5.02。実践判定は○監視
3非鉄金属+1.61%+1.58ptフジクラ43%で〈大型主導〉。25日累積+15.76ptは33業種1位・AT+10.25
4空運業+1.12%+1.09pt日本航空+1.56%・ANA+0.76%。25日累積-6.16・AT-8.58で失速中の反発
5電気機器+0.99%+0.96ptキオクシア50%で〈本物〉。25日累積+1.88・AT+2.41。テクノロジーは11日連続マイナス継続

値下がり業種 TOP5

最下位は鉱業-2.83%(相対-2.86pt)で、INPEX-2.80%・日鉄鉱業-5.08%と前日に続いて売られました。2位の海運業-2.38%は商船三井-3.07%など3社そろって下落し、25日累積は+12.63ptへ縮小。点灯5日目で⏳深追い注意の対象だった業種がそのまま崩れた形です。

3位以下は水産・農林業-2.35%、電気・ガス業-2.35%(東京ガス-3.08%・関西電力-2.61%)、医薬品-2.15%(武田薬品工業-2.62%)と、前日の上位だった電力と、前日★が付いた医薬品・水産がそろって下位に並びました。6位の卸売業-2.01%はバークシャー報道の上げをほぼ吐き出しました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1鉱業-2.83%-2.86ptINPEX・日鉄鉱業-5.08%。25日累積+1.62・AT-2.46で2日続けて最弱圏
2海運業-2.38%-2.41pt3社そろって下落。25日累積+12.63ptは2位だがAT-5.61で失速。⏳から点灯消滅
3水産・農林業-2.35%-2.38ptニッスイ-4.24%。前日★×見送りどおり劣後。25日累積-7.03
4電気・ガス業-2.35%-2.38pt東京電力HD34%で〈本物〉だが前日+2.44%の反動。25日累積+5.57・AT+3.39
5医薬品-2.15%-2.18pt武田27%。前日★×見送りどおり劣後。25日累積-3.49・AT-6.76

複数日ベースの方向シグナルは流入6業種 対 流出19業種で、表示上の判定は「⚡ 資金集中相場」です。前営業日の流入16・流出17から流入側が10業種減りました。★の新規点灯は証券・商品先物業(🔥↑)の1業種で、実践判定は○監視。◎最優先・△単騎・×見送りはゼロです。

テーマ別資金フロー

金融+0.81ptが4日連続プラスで首位。商社-2.04pt・エネルギー-2.31pt・生活防衛-1.51ptが強流出で、前日の上位3テーマがそろって🆘脱落です。

1金融+0.81pt🔥 ⤴ +4日
2内需消費+0.19pt→ ◐ +1日
3テクノロジー-0.06pt→ ◐ -11日
4素材-0.43pt→ ◐ -3日
5不動産・建設-0.48pt→ ◐ -2日
6輸送・物流-0.50pt→ ◐ -1日
7製造業サイクル-0.67pt💧 🆘 -1日
8生活防衛-1.51pt💧💧 🆘 -1日
9商社-2.04pt💧💧 🆘 -1日
10エネルギー-2.31pt💧💧 ↘ -3日

首位は金融+0.81ptで4日連続プラス・10日累計+5.41ptと、テーマの中で唯一の⤴継続強です。2位以下は内需消費+0.19pt・テクノロジー-0.06ptと中立が並び、前日1位だった商社が-2.04ptで9位、生活防衛は-1.51ptで8位へと、上位3テーマのうち2つが1日で🆘脱落しました。

④先回りアラートでは、商社が代金TOP100に8銘柄・買い主導率12%、生活防衛が8銘柄・0%と、大型株の主戦場で売り主導がはっきりしました。テクノロジーは代金シェア51.8%・買い主導率62%へ回復し、金融は58%で前日の100%から落ちています。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸は+1.28ptで3日連続プラス、10日累計+6.04pt。リスク軸は+1.13ptで5日ぶりにプラス、資源軸は-1.44ptで3日連続マイナスです。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+1.28pt+3日+6.04pt金融−不動産建設。証券が牽引した金融+0.81ptと不動産建設-0.48ptで3日連続の金利上昇局面
資源軸-1.44pt-3日+0.79pt商社-2.04pt・エネルギー-2.31ptの反落で資源安。10日累計はまだプラス圏
リスク軸+1.13pt+1日-1.83pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。生活防衛-1.51ptの反落で5日ぶりにプラス転換

金利軸は10日累計+6.04ptで3軸最大のままですが、中身は証券+2.09ptが主で銀行・保険は市場並み。リスク軸のプラス転換も製サイ・テクノ・素材は3つともマイナスで、生活防衛-1.51ptの引き算の結果です。

本日の注目銘柄

掲載は3枠。ソフトバンクグループが値上がり率と寄与度の両方で首位、最強モメンタムは証券4社と食品・内需が並びました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はソフトバンクグループ+11.78%で、アーム株+3.29%とオープンAIの新型モデル提供開始が材料です。日経寄与+474円は上げ幅の6割にあたります。TOP20には太陽誘電+6.42%・古河電気工業+6.39%・ニデック+5.71%と前日までの売られ組が並びました。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1ソフトバンクグループ(9984)情報・通信業+11.78%代金4,230億円・予想PER39.81倍。アーム高とGPT-6提供開始。日経寄与+474円
2マネーフォワード(3994)情報・通信業+8.72%代金92億円・信用倍率0.14倍の踏み上げ型。SaaSは🟡押し目反発の点灯
3鈴木(6785)電気機器+8.53%代金6億円・予想PER11.53倍。半導体・電子部品の中小型が戻した

最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 対TOPIX+1pt以上)

該当15銘柄のうち岡三証券グループ(RSI76.64)・丸三証券・東海東京フィナンシャルHD・水戸証券の証券4社が入り、業種★点灯の裏付けになっています。前日8銘柄を占めた電力・ガスは今日の反落で全銘柄が枠から外れました

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
エル・ティー・エス(6560)サービス業89.96+7.7%+1.86%+6 ⚠過熱
エア・ウォーター(4088)化学82.15+16.8%+5.95%+4 ⚠過熱
宝ホールディングス(2531)食料品78.96+15.7%+8.50%+2 △やや強
神戸物産(3038)卸売業78.23+7.5%+4.55%+3 △やや強
岡三証券グループ(8609)証券・商品先物業76.64+7.3%+2.65%+4 ⚠過熱

売られすぎ反転候補(RSI35以下 × 乖離率-5%以下 × 出来高倍率1.5倍以上)

今日はリンテック(RSI20.15・乖離-7.9%)、日本エム・ディ・エム(21.49・-18.9%)、オークネット(30.30)、トリケミカル研究所(30.73)の4件で、前営業日と同じ4件です。4銘柄とも本日はプラスで、市場全体のRSI30以下は11.6%(閾値15%)です。

サブ業種では🔵底打ち候補(強)◎が空調・設備工事(25日累積-2.29pt/15日変化+8.80pt)の1群、🟡押し目反発がSaaS・クラウド(マネーフォワード+8.7%)、インターネットサービス・広告、ヘルスケアIT、M&A仲介の4群でした。②代金レーダーの🔥本物はネット証券・中小証券(代金比1.96倍)など4群です。

市場体温計

日々の体温は+2から+1へ1ポイント低下。指数は上げたのに値上がり業種11/33が-1を取り、高温・低温シグナルはどちらも0/4のままです。

Layer 1 日々の体温 +1/±5 ☀微熱 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日117.30・閾値125) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は11.6%) 相場の質:中立|集中度28.4%・買い主導65%

Layer1はプラス点灯が2つ、マイナス点灯が1つです。日経+・TOPIX+の同方向で+1、代金TOP10の上昇数9/10で+1と、指数と大型株は良い形でした。一方で値上がり業種11/33がちょうど閾値(≤11)に当たって-1、上昇比率50.2%と新高安+21は±0で、合計+1の「微熱」です。

高温シグナルは0/4。騰落レシオ25日は114.00→117.30、6日は87.51→90.17と小幅に戻し、RSI70超は7.7%、日経25日乖離率は-2.62%→-1.58%へ縮小しました。低温シグナルも0/4で、RSI30以下11.6%(閾値15%)、騰落レシオ6日90.17(閾値60)、信用評価損益率-4.68%(閾値-15%)と「売られすぎ」でも「過熱」でもない中立圏に戻っただけです。

本日のマクロ環境

米国は利上げ観測の後退で3指数そろって大幅高、VIXは14.32へ低下。ドル円は156.38円、日本10年債は2.916%です。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+1.26%
65,021円・806円高・5日ぶり反発
TOPIX
+0.03%
4,103pt・ほぼ横ばい
グロース250
+2.67%
797pt・5日ぶり反発
海外株式(前営業日終値)
NYダウ
+1.18%
53,686・624ドル高
ナスダック
+1.40%
26,584・366pt高
S&P500
+1.06%
7,748・SOXは+0.11%
為替・金利
ドル円
156.38
-0.58円・156円台で落ち着く
米10年金利
4.753%
-0.014pt・日本10年は2.916%
VIX恐怖指数
14.32
-0.87・日経VIは27.19へ低下
資源・需給
WTI原油
$90.74
+0.12%・ブレントは95.18ドル
騰落6日
90.17
87.51から2.66pt回復
空売り比率
39.9%
43.5%から低下・40%割れ
FRBウォラー理事のタカ派後退で年内利上げ観測が薄れ、米3指数が大幅高。AI・半導体に買い戻し
米10年債利回りは4.753%へ低下し、ダウ+1.18%・ナスダック+1.40%・S&P500+1.06%。東京でもキオクシア+5.40%・イビデン+3.83%・太陽誘電+6.42%・村田製作所+4.20%と前日までの売られ組が戻しました。ただしSOXは+0.11%にとどまり、半導体製造装置の東京エレクトロンは+0.04%・レーザーテックは-1.51%と足並みはそろっていません。
前日買われた商社・電力・海運・石油がそっくり反落。バークシャー買いは1日で剥落
卸売業-2.01%(三井物産-4.45%・三菱商事-3.10%・丸紅-2.46%)、電気・ガス業-2.35%、海運業-2.38%、石油・石炭製品-1.72%と、前日の上位4業種が今日は下位に並びました。4業種とも点灯3〜5日目の⏳深追い注意で、検証どおり「4日目以降は追わない」が結果に出ました。
NT倍率は15.65→15.85へ+0.20。値がさ株への資金回帰が1日で起きた
日経−TOPIX差は-0.67ptから+1.23ptへ反転し、日経25日乖離率は-2.62%→-1.58%へ縮小。日経VIは27.19へ低下、空売り比率は39.9%と40%を割りました。週次では海外勢が8月28日週も1,319億円の売り越し(2週連続)で、買い手は証券自己と裁定買い残の増加に偏っており、先物主導の色が濃い相場です。

明日の注目ポイント

軸は値がさ主導の日経高にTOPIXがついてくるかと、今夜の米8月雇用統計で利上げ観測後退の流れが裏付けられるかの2点です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

★は証券・商品先物業の1業種で○監視。◎最優先・継続◎・🔻空売り候補はゼロで、前日⏳だった5業種の点灯が消えました。

◎ 最優先 0 ○ 監視 1 △ 単騎 0 × 見送り 0
  • ○ 監視:証券・商品先物業 ── 🔥↑・25日累積+7.73pt/5日前比+5.02pt・〈本物〉・SBIホールディングス56%・点灯1日目。○監視は検証で翌日+1.65pt・勝率75%と最も翌日成績が良い区分ですが、+3日では-0.10ptと伸びない「翌日利確型」です。乗るなら小さく翌日まで。
  • ⏳ 深追い注意:2業種 ── 銀行業(9日目・25日累積+5.47・AT+8.05・本日+0.24pt・〈単騎〉三菱UFJ42%)、保険業(3日目・AS-5.18・AT-1.37・本日+0.10pt)。前営業日に⏳だった海運業・電気・ガス業・卸売業・石油石炭製品・陸運業の5業種は今日そろって劣後し、点灯が消えました
  • 🔻 空売り候補:0業種 ── 体温計Layer1が+1とプラスのため候補は出ません。前日の★×見送り3業種は医薬品-2.18pt・水産・農林業-2.38pt・小売業+0.90ptで、2業種が区分どおり明確に劣後しました。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済み(採用分32件:翌日+0.74pt・勝率65.6%)。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 金利軸+1.28pt・3日連続で10日累計+6.04pt。リスク軸は+1.13ptで5日ぶりプラス、ただし生活防衛の反落による引き算
  • 体温計は+2→+1へ低下、値上がり業種11/33が-1。高温0/4・低温0/4でシグナルは両方とも未点灯
  • 外部は米3指数大幅高・VIX14.32へ低下、国内も日経VI27.19・空売り比率39.9%へ警戒感が緩む
外部環境は追い風に転じたが、国内の幅は前日より狭い。今夜の米雇用統計が次の材料
層2:テーマ10テーマの動き
  • 金融+0.81pt・4日連続で唯一の⤴継続強。牽引は証券で、銀行・保険は市場並み
  • 商社-2.04pt・生活防衛-1.51pt・製造業サイクル-0.67ptが🆘脱落、エネルギー-2.31ptは3日連続で↘継続弱
  • テクノロジーは11日連続マイナスだが本日-0.06ptとほぼ市場並みまで回復
「守り・商社」から資金が抜け、テクノロジーへ戻り始めた初日。継続の確認はこれから
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入6対流出19で「⚡資金集中相場」。値上がり11業種は体温計の-1閾値ちょうど
  • ★は証券・商品先物業1件で○監視。◎最優先・継続◎はゼロ、⏳は銀行業9日目と保険業3日目の2件
  • 非鉄金属が25日累積+15.76ptで首位を守り、海運業は+12.63ptへ縮小・AT-5.61で失速
乗れる枠は証券1件だけ。買われた情報・通信・電気機器は★なしで、業種ではなく主役個別の続伸可否
3層の見立ては「外部環境は好転したが、国内は値がさ2銘柄の反発で終わった」です:マクロ層は追い風、テーマ層は商社・生活防衛が脱落、業種層は証券1件のみ。日経の806円高は2業種で作られ、TOPIXは+0.03%・値上がり業種は11/33です。方向はTOPIXと業種の広がりが追いつくかで決まります。
📊 メインシナリオ:値がさ主導の戻りが一巡し、日経は25日線(66,068円)手前で足踏み。日経は64,000〜66,100円、TOPIXは4,050〜4,160、値上がり業種は8〜22のレンジを軸に置く

終値65,021円は25日線66,068円まであと1,047円、5日線65,218円もわずかに下です。TOPIXは25日線4,094をかろうじて上回った位置で、今夜の米雇用統計次第で上下どちらにも振れやすく、レンジは上に700円ずらします。

  • 期待エリア:○監視の証券・商品先物業(★1日目・AS+7.73・AT+5.02・〈本物〉)。翌日利確型なので小さく翌日まで。◎が0件のため業種として本腰を入れる枠はなく、情報・通信業・電気機器はソフトバンクG・キオクシアの個別材料として見る
  • 継続性試金石:TOPIXが日経の戻りについてくるか(本日+0.03%)=値上がり業種が15以上に広がるか/非鉄金属(25日累積+15.76pt)が2日連続で相対プラスを保ち、海運業(+12.63pt・AT-5.61)の失速が止まるか
  • 底打ち待機:サブ業種の🔵底打ち候補(強)◎=空調・設備工事(15日変化+8.80pt)。本日相対-0.15ptでまだ買い手は来ていません。🟡押し目反発のSaaS・クラウドは今日が反発初日
  • マクロ材料注視:今夜の米8月雇用統計(利上げ観測後退の流れが指標で裏付けられるか、強い数字で米10年債4.7%台が反発するか)/ドル円156円台の持続/半導体の続伸(SOX+0.11%と米側の足並みは弱い)

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:値がさ2銘柄の反発が続かず、TOPIXがついてこないまま日経が5日線を再び割る

今日の806円高はソフトバンクGとアドバンテストで669円分です。2銘柄の材料高が翌日に反転すると、業種の広がり(11/33)がないため支え役がおらず、日経は前日の安値64,228円へ戻りやすくなります

警戒トリガー:ソフトバンクグループが-4%以下(本日+11.78%)、かつ値上がり業種が8未満(本日11)

⚡ 最弱気分岐B:米雇用統計が強く長期金利が反発、AI・半導体の買い戻しが剥落して高安スプレッドが縮む

今日の外部環境の追い風は「利上げ観測の後退」1本です。強い雇用統計で米10年債が4.8%台へ戻ると、キオクシア1銘柄で代金の2割を占める集中相場は逆回転しやすく、新高値27・新安値6の裾野が崩れます

警戒トリガー:キオクシアが-5%以下(本日+5.40%)、かつ高安スプレッドがマイナス(本日+21)
🎯 シナリオ信頼度
中。レンジは2日連続で機能しましたが、今日の上げは2銘柄の材料高で裾野が伴っていません。今夜の米雇用統計を通過するまで方向は決めにくい位置です。ソフトバンクG-4%以下かつ値上がり業種8未満なら分岐Aへ、キオクシア-5%以下かつ高安スプレッドがマイナスなら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):強気(スコア:+4/±11)

  • A トレンド:+2 TOPIX+0.03%は±0.5%内で±0、日経-TOPIX差+1.23ptで+1、グロース-TOPIX差+2.64ptで+1
  • B 幅・需給:±0 値上がり業種11/33は±0、新高安差+21(高値27・安値6)は±0、上昇銘柄比率50.2%も±0
  • C 勢い:±0 シクリカル−ディフェンシブ+0.44%は±0、急増top30平均+1.77%は±0、RSI50超50.0%・RSI70超7.7%も±0
  • D 過熱調整:±0 RSI70超7.7%・騰落レシオ25日117.30でブレーキなし、代金TOP3集中度28.4%は30%以下で±0
  • E マクロ:+2 米国株合算+2.46%が+1%以上で+1、VIX14.32が15未満で+1

判定根拠:前営業日の0(中立・様子見)から4ポイント改善し、判定区分は2段階上がりました。ただし+4はA2・A3・E1・E2の4つで作られ、いずれも「日経とTOPIXの差」か「米国の環境」です。国内の幅を測るB群は前日+1から±0へ悪化し、値上がり業種20→11・高安スプレッド+43→+21と裾野はむしろ狭まりました。C・Dは±0で過熱も勢いもなく、外部環境の改善と値がさ株の反発が今日のスコアの中身です。総合判定は今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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