今日の日本株|2026年9月2日の市場資金フロー|33業種すべて下落、金と非鉄が折れて住友金属鉱山-11.5%
今日の日本株は、8月の主役だった資源・貴金属が真っ先に折れて全面安になった1日でした。日経平均は64,325.64円(-2.85%)、TOPIXは4,081.60(-2.40%)で10営業日ぶりの反落、グロース250は777.48(-2.83%)です。日中の値幅は979.96円で、ほぼ安値引けでした。
9/1 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返ります。指数レンジは下に外しました。一方で「最弱気分岐B」の警戒トリガーは2条件とも成立し、想定していた崩れ方そのものが起きています。
- ❌ 外し「指数64,900〜67,400円、値上がり業種6〜28」は両方とも下抜けました。終値64,325.64円・値上がり業種0、日中安値64,215.47円も下限割れです。前営業日の値幅949円・日経VI25.98から「レンジはやや狭く」と判断したのが誤りでした。
- ➖ 部分的期待エリアは輸送用機器と電気・ガス業でした。輸送用機器は-3.41%(相対-1.01pt)で下位5番目、電気・ガス業は-2.07%(相対+0.33pt)で33業種中12位。守れたのは電気・ガス業の相対だけなので半分です。
- ⭕ 的中継続性試金石は2つとも成立しました。①WTIは90.08ドルへ乗せ、鉱業は3日目でも相対+0.15ptと崩れていません。②日本10年債3.017%の定着で銀行業の25日累積は-2.54pt→+0.52ptとプラス圏へ浮上、金利軸も-1.03pt→+1.03ptへ反転。前日の「金利上昇=銀行買いが効かない」という読みには1日で修正が入りました。
- 🔥 発火最弱気分岐Bの警戒トリガーが2条件とも成立しました。東エレクとアドバンテストの寄与度合計は-390.80円(条件-300円超)、上昇銘柄比率も6.1%(条件45%割れ)。ただし実際に折れたのは半導体ではなく貴金属・非鉄で、数値設計は機能し原因の見立ては外した形です。
総括:反省は「日経VIの低さを下値の安心材料に使ったこと」です。日経VIは前営業日25.98・本日25.55とほとんど動かず、-2.85%の下落をまったく警告しませんでした。明日以降はレンジ下限を日経VIではなく「25日累積+8pt以上の業種の代金シェア」から引くことにします。
本日の市場サマリー
日経-2.85%・TOPIX-2.40%で全面安。値上がり業種は0/33、上昇銘柄比率は6.1%まで落ちました。
指数を押し下げたのは値がさハイテクです。ソフトバンクグループ-6.42%が1銘柄で約272円分、アドバンテスト-2.52%が約203円分、東京エレクトロン-3.40%が約188円分。上位3銘柄だけで約662円分のマイナス寄与でした。リクルートホールディングス-6.52%、TDK-6.33%も重しです。
ただし今日の主役は寄与度ではなく商品市況の反転です。東京金先物が-2.96%と急落し、NY金-0.48%・銅-0.80%・プラチナ-1.44%も反落。25日累積が33業種で最も高かった非鉄金属が-5.04%と最弱に転落し、日鉄鉱業-15.47%・住友金属鉱山-11.55%・三菱マテリアル-9.80%と、8月に大きく買われた銘柄ほど下げ幅が大きい並びです。
プライムの値上がりは100・値下がりは1,437で、前営業日の845対662から様変わりしました。売買代金は8兆344億円と前営業日から5,328億円増え、下げに見合った商いを伴っています。年初来高値更新は33銘柄・安値更新は11銘柄で、高安スプレッドは+120から+22へ縮みましたがまだプラス圏です。
業種別資金フロー分析
33業種すべてが下落。相対で残ったのは水産・海運・銀行・医薬品などディフェンシブと金融だけです。
下げ幅の小さかった業種 TOP5
先頭は水産・農林業-0.05%(相対+2.35pt)です。ただし業種指数がほぼ横ばいというだけで、代金の母数が薄く資金判定は〈-〉。2位の海運業-0.30%(相対+2.10pt)は商船三井が業種代金の36%で、25日累積+14.88ptと33業種で最も高い水準を保っています。
3位の銀行業-0.66%は25日累積が-2.54pt→+0.52ptとプラス圏へ浮上しました。大手3行の下げが1%未満で、あいちフィナンシャルグループ+2.79%など地銀にも買いが入っています。4位の医薬品は第一三共+1.14%・塩野義製薬+1.08%・住友ファーマ+2.74%が支えました。
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 水産・農林業 | -0.05% | +2.35pt | ほぼ横ばい。ただし母数が薄く資金判定は〈-〉。25日累積-3.57pt |
| 2 | 海運業 | -0.30% | +2.10pt | 商船三井36%。25日累積+14.88ptは33業種1位。ただしAT-3.46で失速中 |
| 3 | 銀行業 | -0.66% | +1.74pt | 三菱UFJ38%で〈本物〉。25日累積が-2.54→+0.52ptへプラス圏浮上 |
| 4 | 医薬品 | -0.70% | +1.70pt | 武田薬品17%で〈本物〉。占有率が低く広く買われた。ただし協和キリン-11.05% |
| 5 | 保険業 | -0.80% | +1.60pt | ★新規点灯(🔥↓)だがAS-6.57・AT-3.25で×見送り |
値下がり業種 TOP5
最下位は非鉄金属-5.04%(相対-2.64pt)です。フジクラが業種代金の40%を占め資金判定は〈本物〉、ブレッドス-88.9%=ほぼ全銘柄が下落しました。25日累積は+12.44ptと依然33業種でトップクラスで、今日の下げは8月の上昇分のごく一部を吐き出したにすぎません。
2位のサービス業-4.15%はリクルートホールディングス-6.52%が業種代金の67%を占めます。5位の電気機器-3.59%はキオクシア(前日比0.00%)を除けば軒並み安で、太陽誘電-4.58%・村田製作所-5.08%・TDK-6.33%と電子部品が売られました。
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 非鉄金属 | -5.04% | -2.64pt | フジクラ40%で〈本物〉・ブレッドス-88.9%。25日累積+12.44ptは依然高水準 |
| 2 | サービス業 | -4.15% | -1.75pt | リクルート67%で🐜中小型主導-2.26pt。25日累積+9.77ptから2日連続の下げ |
| 3 | ガラス・土石製品 | -4.00% | -1.60pt | 日本特殊陶業31%。25日累積-8.24ptで33業種の下位 |
| 4 | 電気機器 | -3.59% | -1.19pt | キオクシア47%で〈本物〉。AT+3.18と勢いだけは残る |
| 5 | 輸送用機器 | -3.41% | -1.01pt | トヨタ38%で〈本物〉。点灯3日目で🔻空売り候補へ移行 |
複数日ベースの方向シグナルは流入18業種 対 流出13業種(中立2)で、表示上の判定は「🌅 全面高」です。ただしこれは対TOPIX相対で見た並びで、絶対騰落率では33業種すべてが下落しています。★の新規点灯も8業種と多いものの、その大半は「TOPIXより下げなかっただけ」であり、実践判定は◎最優先が化学の1件、残り7件は×見送りでした。
📖 図の読み方:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方|業種の顔ぶれは 33業種セクターマップ|5日ヒートマップは週報で定点観測しています
テーマ別資金フロー
金融+1.19ptが首位。前営業日まで2日連続首位だったエネルギーは-0.07ptへ沈みました。
首位は金融+1.19ptで銀行業+1.74ptが牽引、2位の生活防衛+1.07ptは3日連続、3位の商社+0.90ptは4日連続プラスです。上位4テーマがすべて「守り」か「金利」で説明できる並びで、8月に主役だったエネルギーは-0.07ptで6位、素材は-0.83ptで最下位の🆘脱落へ落ちました。
④先回りアラートでは、今日は全11テーマが売り主導か集中買い(分配薄)で、買い主導率がプラスだったのは内需消費17%・商社14%・輸送物流33%の3つだけ。首位の金融も代金TOP100に10銘柄を占めながら買い主導率0%です。テクノロジーは11日連続マイナスながら代金シェア49.4%を保っています。
📖 用語:テーマ別資金フローと3対立軸|ローテーション9カテゴリ判定の読み方
3対立軸でみるマクロ文脈
金利軸が-1.03pt→+1.03ptへ反転。資源軸は+2.88pt→-0.21ptで、1日で入れ替わりました。
| 対立軸 | 本日値 | 連続 | 10日累計 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | +1.03pt | +1日 | +2.62pt | 金融−不動産建設。日本10年3.017%の定着で、前営業日の反応の鈍さが解消 |
| 資源軸 | -0.21pt | -1日 | +3.08pt | 金・非鉄の急落で+2.88ptから反転。ただし10日累計はまだプラス圏 |
| リスク軸 | -1.85pt | -3日 | -3.71pt | 製サイ・テクノ・素材−生活防衛。3日連続マイナスで最も沈んだまま |
いちばんはっきり動いたのは金利軸です。前営業日は「金利上昇=金融買いの反応が出ていない」と書きましたが、今日は+1.03ptへ戻り10日累計も+2.62pt、銀行業の25日累積もマイナス圏を脱しました。反応が消えたのではなく1日遅れて出た、と見るのが素直です。
資源軸は+2.88ptから-0.21ptへ1日で反転しました。WTIは90.08ドルと上げているのに資源軸がマイナスなのは、素材(鉄鋼・非鉄金属・化学)が-0.83ptと足を引いたためで、同じ「資源」でもエネルギーと金属で完全に分かれた1日です。リスク軸は-1.85pt・3日連続マイナスで、3軸のなかで最も沈んでいます。
本日の注目銘柄
掲載は3枠。上げたのはガス・食品・地銀のみで、売られすぎ反転候補は3銘柄に増えました。
値上がり率 TOP3(東証プライム)
首位は伊藤園+8.70%で、代金87億円と商いを伴った全面安のなかで唯一の突出した上げでした。2位インフォマート+3.77%、3位北海道瓦斯+3.49%と続き、TOP20の顔ぶれは食料品・医薬品・小売・銀行・電気ガスに集中しています。
| 順位 | 銘柄(コード) | 業種 | 騰落率 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 伊藤園(2593) | 食料品 | +8.70% | 代金87億円・予想PER33.09倍。全面安のなかで唯一の大幅高 |
| 2 | インフォマート(2492) | サービス業 | +3.77% | 代金34億円。業種は-4.15%で最弱の一角、完全な逆行高 |
| 3 | 北海道瓦斯(9534) | 電気・ガス業 | +3.49% | RSI91.01・25日乖離+14.1%。過熱スコア+5の⚠過熱 |
最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 対TOPIX+1pt以上)
該当15銘柄のうち6銘柄がガス・電力、4銘柄が食料品でした。ホクト(RSI96.3)、セガサミーHLDG(93.4)、静岡ガス(92.86)、北海道瓦斯(91.01)とRSI90台が4つ並びます。市場全体のRSI70超が8.1%まで落ちたなかでの90台なので逆行の度合いは極端で、過熱スコアも+4〜+5の⚠過熱。全面安の日に買われた銘柄は、指数が戻る日に売られる側へ回りやすい点は置いておきます。
| 銘柄(コード) | 業種 | RSI | 25日乖離率 | 本日騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| ホクト(1379) | 食料品 | 96.30 | +7.3% | ±0.00% | +5 ⚠過熱 |
| セガサミーHLDG(6460) | その他製品 | 93.40 | +11.4% | +0.95% | +4 ⚠過熱 |
| 静岡ガス(9543) | 電気・ガス業 | 92.86 | +5.8% | +0.22% | +3 △やや強 |
| 北海道瓦斯(9534) | 電気・ガス業 | 91.01 | +14.1% | +3.49% | +5 ⚠過熱 |
| ハイデイ日高(7611) | 小売業 | 86.26 | +5.0% | +1.32% | +3 △やや強 |
売られすぎ反転候補(RSI35以下 × 乖離率-5%以下 × 出来高倍率1.5倍以上)
前営業日は0件でしたが、今日は燦HLDG(RSI20.61)、キッツ(23.29)、オークネット(29.58)の3件が点灯しました。とはいえ市場全体のRSI30以下は10.1%で、低温シグナルの閾値15%には届きません。投げ売りが出始めた段階です。
サブ業種でも同じ絵です。🔵底打ち候補(強)◎は電子部品(-0.41pt/15日変化+9.33pt)、電気・通信工事(-1.86/+8.08)、半導体材料・電子材料(-1.29/+6.01)の3群で、水準はマイナスのまま勢いだけが戻った形。⚠️過熱は7群、⛔失速は8群でした。
※本欄はその日シグナルが出た枠のみ掲載しています(全7枠の定点観測は週報で)。📖 用語:個別銘柄の過熱スコア|関連:キオクシア(285A)はなぜ動く?・日本の半導体株の見極め方
市場体温計
日々の体温は+3から-4へ7ポイントの急降下。ただし低温シグナルはまだ0/4です。
Layer1は5項目のうち4つがマイナス点灯しました。上昇比率6.1%・値上がり業種0/33・日経TOPIXとも下落・代金TOP10の上昇数0/10でそれぞれ-1。踏みとどまったのは新高安+22の±0だけで、合計-4は「極寒(広範な売り)」です。
高温シグナルは0/4のまま。騰落レシオ25日は121.51→116.63、6日は133.00→94.37と38.63pt低下し、RSI70超も22.5%→8.1%、日経25日乖離率は+0.70%→-2.29%で25日線を1日で割り込みました。過熱は完全に抜けています。
一方で低温シグナルも0/4のままです。RSI30以下10.1%(閾値15%)、日経25日乖離-2.29%(閾値-6%)、騰落レシオ6日94.37(閾値60)、信用評価損益率-4.68%(閾値-15%)と、どれも「売られすぎ」の水準には遠い。過熱は消えたが底打ちの合図はまだ出ていない、というのが今日の位置です。
📖 用語:市場体温計とは|三層スコアの読み方|Layer別の全項目テーブルは週報に掲載しています
本日のマクロ環境
米国は3指数そろって下落しSOXは-2.13%。原油は90ドル台、金は東京金が-2.96%です。
NY金-0.48%・銀-1.08%・銅-0.80%に対し、円高も重なった東京金先物は-2.96%と大きく下げました。日鉄鉱業-15.47%・住友金属鉱山-11.55%・三井金属-8.62%・DOWA-7.95%と、25日累積が33業種トップだった非鉄金属が-5.04%で最弱に転落。買われ切った業種ほど大きく戻すという、今日の下げの構図そのものです。
前営業日の米国市場でSOX指数は-2.13%と大きく下げ、東京市場でもソフトバンクグループ-6.42%・アドバンテスト-2.52%・東京エレクトロン-3.40%と上位3銘柄で約662円分のマイナス寄与。前営業日の日米の食い違いは今日で解消しました。キオクシアだけが前日比0.00%で、代金1兆3,324億円=市場の16.6%を集めています。
WTIは90.08ドル(+3.00%)、ブレントは94.79ドルと高値圏を保っています。石油・石炭製品は-2.68%と下げたものの、これは全面安のなかでは中位で、鉱業も-2.25%(相対+0.15pt)と踏みとどまりました。資源軸が+2.88pt→-0.21ptへ反転したのは、エネルギーではなく素材(鉄鋼・非鉄・化学)が足を引いたためです。
📖 関連:米SOXが下がった翌日は日本の半導体も下がるのか(20年データで検証)
明日の注目ポイント
軸は貴金属・非鉄が下げ止まるかと、高安スプレッド+22がマイナスへ転じないかの2点です。
本日の優位シグナル(◎○△×)
★は8業種と多いものの、実践判定は◎最優先が化学1件だけ。🔻空売り候補が6件に膨らみました。
- ◎ 最優先:化学 ── 🔥→・25日累積-1.37pt/5日前比+4.68ptと33業種トップクラスの加速、〈本物〉、信越化学工業36%(全銘柄基準17%)、⚖中立、「△中立↗加速中(初動?)」。本日の相対-0.04pt=TOPIXとほぼ同じ下げ方に踏みとどまりました。⑫§7では◎最優先は翌日+0.19pt・+3日+0.91pt・勝率60.0%。ただしTOPIXがマイナスの日は「下がり方が小さいだけで流入判定が出る」ため割り引いて見ます。
- ◎ 継続2日目:電気・ガス業 ── +5.71pt/5日前比+2.62pt、〈本物〉、東京電力HD43%、「○強い↗加速中」。本日の相対+0.33ptで北海道瓦斯+3.49%が値上がり率3位。継続2日目の検証値は翌日+0.36pt・勝率55%(p=0.047)。ただし日本10年債は3.017%とほぼ横ばいで、金利上昇という買い材料は今日は効いていません。
- × 見送り:7業種 ── 鉄鋼・食料品・保険業・その他金融業・ゴム製品・倉庫運輸関連業・建設業。いずれもAT列がマイナス=25日トレンドが失速中で、×見送り区分は翌日-0.28pt・勝率38.1%と有意に劣後します。
- 🔻 空売り候補:6業種 ── 体温計Layer1が+3→-4へ反転したため、⏳深追い注意だった輸送用機器・海運業・銀行業・鉱業・石油石炭製品・卸売業が一斉に移行(検証値は翌日相対-0.73pt・下落率63%)。とくに海運業(AS+14.88)と鉱業(+10.02)は今日の非鉄金属と同じ「買われ切った業種が下げ相場で継続日数を重ねる」形です。
※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済み(採用分32件:翌日+0.74pt・勝率65.6%)。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。
3層構造でみる明日のシナリオ
- 金利軸-1.03→+1.03ptと資源軸+2.88→-0.21ptが1日で入れ替わった
- 体温計は+3→-4へ急降下、ただし高温0/4・低温0/4でシグナルは両方とも未点灯
- 外部は米3指数下落・SOX-2.13%、国内は値上がり業種0/33・上昇比率6.1%
- 金融+1.19pt・生活防衛+1.07pt・商社+0.90ptと、上位4つがすべて「守り」か「金利」
- 素材-0.83pt・製造業サイクル-0.80ptが🆘脱落、エネルギーも+3.12→-0.07ptへ失速
- 全11テーマで買い主導率0〜33%。テクノロジーは代金シェア49.4%を維持
- 方向シグナルは流入18対流出13だが、絶対では33業種すべてが下落。相対の並びと実態がずれている
- ★8業種のうち化学が◎最優先。○監視と△単騎はゼロ、×見送りが7件
- 🔻空売り候補が0件→6件へ。継続◎は電気・ガス業の1件のみ
終値64,325円は25日線65,830円・75日線65,878円をまとめて割り込みました。日経VIは25.55とほとんど動かず下値の目安には使えません。25日累積+8pt以上の業種(海運+14.88・非鉄+12.44・鉱業+10.02・サービス+9.77)の整理が残っている前提で、下限は広めに置きます。
- 期待エリア:化学(◎最優先・-1.37/+4.68・〈本物〉・信越化学36%・25日累積がまだマイナス圏=崩す上値がない)と電気・ガス業(◎継続2日目・+5.71/+2.62・〈本物〉)。どちらも翌日〜3日が射程で、市場が戻る日には逆に劣後する可能性があります
- 継続性試金石:非鉄金属(25日累積+12.44pt)と海運業(+14.88pt)が続落せず下げ止まるか/高安スプレッド+22(高値33・安値11)がプラス圏を維持できるか
- 底打ち待機:サブ業種の🔵底打ち候補(強)◎=電子部品・電気通信工事・半導体材料電子材料の3群。勢いは戻っていますが本日の相対は3群とも-0.4〜-0.7ptで、まだ買い手は来ていません
- マクロ材料注視:NY金・銅など国際商品の下げ止まり/米ISM・雇用統計と米長期金利4.8%台/日本10年債3%台の定着とドル円160円
分岐リスクと警戒トリガー
🌧️ 弱気分岐A:非鉄・海運・鉱業の高水準組が続落し、25日累積の上位から順に剥落していく
今日折れたのは非鉄金属だけで、海運(+14.88pt)・鉱業(+10.02pt)・サービス業(+9.77pt)はまだ高水準を保っています。買われ切った業種の整理が1業種で終わらず順番に回ると、指数はもう一段沈みます。
⚡ 最弱気分岐B:唯一踏みとどまったキオクシアが崩れ、代金の受け皿が消える
キオクシアは前日比0.00%で、売買代金1兆3,324億円=市場の16.6%を1銘柄で吸収しました。この受け皿が外れると、代金シェア49.4%のテクノロジーが指数と幅の両方を同時に押し下げます。
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):弱気(スコア:-5/±11)
- A トレンド:-1 TOPIX-2.40%が-0.5%以下で-1、日経-TOPIX差-0.45ptは±0、グロース-TOPIX差-0.43ptも±0
- B 幅・需給:-2 値上がり業種0/33で-1、上昇銘柄比率6.1%で-1、新高安差+22(高値33・安値11)は±0
- C 勢い:-1 シクリカル−ディフェンシブ-1.31%で-1、急増top30平均-1.80%は±0、RSI50超54.5%・RSI70超8.1%も±0
- D 過熱調整:±0 RSI70超8.1%・騰落レシオ25日116.63でブレーキ解除、代金TOP3集中度22.2%も30%以下で±0
- E マクロ:-1 米国株合算-1.74%が-1%以下で-1、VIX16.47は15〜25レンジで±0
判定根拠:前営業日の-1(中立・様子見)から4ポイント悪化し、判定区分も2段階下がりました。効いたのはB群で、値上がり業種26→0、上昇銘柄比率55.0%→6.1%と幅の指標が2つとも最低評価へ落ちています。一方でD群は過熱指標が閾値を大きく下回り-2→±0へ改善しており、「悪化と改善が同時に起きた日」です。A群が-1で据え置きなのは、TOPIXの2段階悪化をA2・A3の改善が相殺したためで、3指数の下げ方がほぼ揃った一様な下落だったことを示します。総合判定は今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。











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