今日の日本株|2026年8月27日の市場資金フロー|反落の主因はアドバンテスト1銘柄、TOPIXは6日続伸

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年8月27日 総合判定は中立・様子見 非鉄金属が最強 その他製品が最弱 日経平均は130円安と3営業日ぶりに反落したが下げ幅の2倍にあたる263円分をアドバンテスト1銘柄が押し下げた TOPIXは6日続伸しグロース250は2.15%高で 値上がり業種は15業種 年初来安値の更新はゼロだった

今日の日本株|2026年8月27日の市場資金フロー|反落の主因はアドバンテスト1銘柄、TOPIXは6日続伸

📉 日経 -0.20%(3日ぶり反落) 🏆 総合判定 中立・様子見 -1/±11 🌡 体温計 +2 ☀微熱 🎯 新規◎1・継続◎0
今日日経平均は130.18円安の66,131.98円で3営業日ぶりに反落しました。ただしアドバンテスト1銘柄で-263円と、下げ幅の2倍を押し下げています
中身TOPIXは+0.15%で6日続伸、グロース250は+2.15%と大幅高。指数が下げた日に中小型だけが独立して買われました
明日売買代金は7兆8,701億円へ回復しましたが、うち24%はキオクシア1社。28日はウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演です

今日の日本株は、指数と中身がきれいに割れた1日でした。日経平均は66,131.98円(-0.20%・130.18円安)と3営業日ぶりの反落ですが、TOPIXは4,117.22(+0.15%)で6日続伸、グロース250は797.96(+2.15%)と大幅高です。同じ半導体でも、キオクシア+5.00%とアドバンテスト-3.05%で真逆に動きました。

8/26 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返ります。値動きベースに置き直した警戒トリガーAは、置いた翌日に発動して機能しました。一方で「商いが細ったまま」という前提そのものは1日で崩れています

自己採点 4.0 / 5.0 🟡 ①指数64,500〜68,000円・値上がり業種8〜28のレンジは的中も、レンジを広く置きすぎた(1.5/2.0) 🟢 ②期待エリアの銀行業は+0.68%(相対+0.53pt)でプラス(1.0/1.0) 🟢 ③警戒トリガーA(アドバンテスト-3%超)が発動し、指数も反落(1.0/1.0) 🟡 ④警戒トリガーBは不発だが、前提の「代金が細る」は逆に増えた(0.5/1.0)
  • ⭕ 的中メインシナリオの枠「指数は64,500〜68,000円、値上がり業種は8〜28」は的中しました。終値66,131.98円・値上がり業種15で、どちらもレンジの中です。「決算の中身がそのまま指数の振れ幅になる」という見立ても、高値66,954.69円から安値65,782.59円まで1,172円の値幅という形で出ています。ただしレンジ幅3,500円は広すぎで、当てにいった枠としては雑でした。
  • ⭕ 的中期待エリアに置いた銀行業は+0.68%(相対+0.53pt)でプラスでした。三菱UFJ+0.81%・三井住友+0.92%・しずおかフィナンシャルグループ+1.46%と横並びで、資金判定も〈本物〉のままです。ただし「翌日利確型」と書いたとおり取り分は小さく、点灯3日目に入って⏳深追い注意へ降格しました。継続◎は今日ゼロです。
  • 🔔 発動弱気分岐Aの「アドバンテストが前日比-3%超」は発動しました。同社は-3.05%で日経への寄与は-263.08円です。前日まで2日続けて「過熱シグナルの点灯」を弱気トリガーに置いて外していたため、値動きで観測できる条件へ置き直したところ、その翌日に機能しました。条件の置き方を変えた効果が、いちばん分かりやすい形で出た1日です。
  • ➖ 不発最弱気分岐Bの「売買代金6兆円割れ、または年初来安値20銘柄超」は不発でした。代金は7兆8,701億円へ増え、安値更新はゼロです。トリガーは外れていませんが、前提の「商いが細ったまま」が1日で逆転したのは読み違いでした。

総括:枠と期待エリアは当たり、値動きベースに直したトリガーAも機能しました。一方で「薄商いが続く」という前提は1銘柄の商いで簡単にひっくり返りました。代金を条件に使うときは総額ではなく上位3銘柄を除いた形へ改めます。

本日の市場サマリー

日経-0.20%で反落もTOPIXは+0.15%で6日続伸。下げの主因はアドバンテスト1銘柄です。

主要指標
日経平均
-0.20%
66,132 円(-130円・25日乖離 +0.76%)
TOPIX
+0.15%
4,117 pt(6日続伸・25日乖離 +1.31%)
グロース250
+2.15%
798 pt(3指数で最も強い)
セクター・内部相場
最強業種
非鉄金属
+1.54% / 相対 +1.39pt
最弱業種
その他製品
-1.30% / 相対 -1.45pt
上昇銘柄比率
46.1%
新高値69 / 新安値0(差+69)
為替・米10年
¥159.32 / 4.652%
ドル円 +0.31円 / 米10年 +0.005pt

今日の指数を押し下げたのは、ほぼアドバンテスト1銘柄です。同社は-3.05%で日経平均への寄与が-263.08円、下げ幅130.18円の2倍にあたります。次いでファーストリテイリング-46.66円、リクルートホールディングス-18.60円が押し下げに回りました。一方でキオクシアホールディングス+58.66円、東京エレクトロン+50.28円、フジクラ+39.22円、イビデン+31.18円がプラス側を支えています。

つまり「AI関連が売られた日」ではありません。エヌビディアの決算は好内容でしたが、東京では朝高のあと材料出尽くしで失速し、テスト装置のアドバンテストは売られ、メモリーのキオクシアは買われるという中身の入れ替わりが起きました。プライムの値上がりは713・値下がり770とほぼ拮抗しています。

そのうえで気になるのが資金の集まり方です。売買代金は7兆8,701億円と前日から1兆1,644億円増え、4営業日ぶりに7兆円台へ戻りました。ただしキオクシア1銘柄で1兆8,797億円=市場の23.9%を占め、TOP3集中度も26.6%から32.6%へ上昇しています。商いが戻ったというより、1銘柄に寄った結果として全体が膨らんだのが今日の需給です。

業種別資金フロー分析

最強は非鉄金属+1.54%、最弱はその他製品-1.30%。上昇は15業種にとどまりました。

値上がり業種 TOP5

先頭は非鉄金属+1.54%(相対+1.39pt)です。古河電気工業+4.71%、フジクラ+3.68%、住友電気工業+1.97%と電線3社がそろって買われ、業種指数を押し上げました。ただし資金判定は〈単騎〉で、フジクラが業種売買代金の48%を占めます。大型主導度+1.91ptは33業種で最大でした。

そのうえで注意したいのは、同じ非鉄金属でも大紀アルミニウム工業所-3.54%・UACJ-2.77%・JX金属-1.51%と素材側は下げていることです。+1.54%は電線の話であり、しかも点灯4日目でルール上は買い候補から外れます。

2位の石油・石炭製品+1.13%はENEOSホールディングス+1.37%・出光興産+0.92%が上げました。WTI原油が80.17ドルから81.35ドルへ+1.47%と反発し、前日に一括で売られた資源関連が買い戻された形です。テーマ別でもエネルギーが+0.73ptで10テーマ中1位に浮上しました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属+1.54%+1.39pt古河電工+4.71%・フジクラ+3.68%。フジクラ48%で〈単騎〉。点灯4日目
2石油・石炭製品+1.13%+0.98ptENEOS+1.37%・出光+0.92%。WTI+1.47%の反発が直接効いた
3繊維製品+0.77%+0.62ptクラレ+2.64%・東レ+1.11%。〈本物〉だが三陽商会-3.31%は逆行安
4銀行業+0.68%+0.53pt三菱UFJ+0.81%・三井住友+0.92%。三菱UFJ38%で〈本物〉。点灯3日目
5証券・商品先物業+0.63%+0.48pt松井証券+4.70%・水戸証券+3.50%。野村32%で〈本物〉。点灯7日目

値下がり業種 TOP5

最下位はその他製品-1.30%(相対-1.45pt)でした。任天堂-1.89%が業種売買代金の63%を占め、バンダイナムコHD-0.81%も下げています。ただし大型主導度は-1.05ptで🐜中小型主導、つまり指数の見た目より中身は下げていないという珍しい形です。25日累積は+11.41ptとまだ上位に残っています。

また2位の精密機器-0.97%はHOYA-2.00%が重しで、そのなかで日機装+4.97%が逆行高しました。3位の医薬品-0.72%は今日★新規点灯した3業種のひとつですが、5日前比-4.19ptと失速中で実践判定は×見送りです。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1その他製品-1.30%-1.45pt任天堂-1.89%が業種代金の63%。🐜中小型主導-1.05。25日累積+11.41pt
2精密機器-0.97%-1.12ptHOYA-2.00%・テルモ-0.47%。日機装+4.97%は逆行高
3医薬品-0.72%-0.87ptアステラス-1.22%・中外-1.47%。★点灯も5日前比-4.19ptで×見送り
4海運業-0.66%-0.81pt商船三井-1.00%・郵船-0.46%。25日累積+16.61ptは33業種1位のまま
5鉄鋼-0.60%-0.75pt日本製鉄-0.89%。日本製鉄52%で〈本物〉、5日前比-3.72ptで失速

さらに複数日ベースの方向シグナルは流入10業種 対 流出20業種(中立3)で、前日の8対20から流入側が2つ増えました。★の新規点灯も空運業・情報・通信業・医薬品の3業種と、前日のゼロから復活しています。判定は「⚡資金集中相場」で、資金が一部に寄っている状態です。

テーマ別資金フロー

エネルギー+0.73ptが1日で最下位から首位へ。プラスは3テーマだけでした。

1エネルギー+0.73pt🔥 ⤴ +1日
2素材+0.36pt→ ⤴ +3日
3金融+0.21pt→ ⤴ +3日
4製造業サイクル-0.02pt→ ◐ -3日
5不動産・建設-0.15pt→ 🆖 -1日
6商社-0.21pt→ ◐ -3日
7テクノロジー-0.33pt→ ◐ -9日
8輸送・物流-0.42pt→ ◐ -3日
9生活防衛-0.49pt→ ◐ -4日
10内需消費-0.70pt💧 🆘 -1日

今日いちばん動いたのはエネルギーで、前日の-1.76pt・10テーマ最下位から+0.73ptの首位へ一気に反転しました。WTI原油の+1.47%反発が効いています。④先回りアラートでも「🔥エネルギー:代金TOP1銘柄・買主率100%・⑦+0.73pt」と流入×買い主導で拾われました。ただし10日平均は+0.60ptに対して3日平均が-0.59ptと短期が長期を下回っており、下げてから戻した1日という位置づけです。

一方でプラスは3テーマだけです。素材+0.36pt・金融+0.21ptは連続+3日の⤴継続強ですが値は小さくなりました。内需消費-0.70ptは🆘脱落で、④でも買い主導率0%と売られています。テクノロジーは9日連続マイナスながら代金シェアは60.2%まで上がり、資金量の主役だけは動いていない構図が続きました。

3対立軸でみるマクロ文脈

3軸そろってプラスは久しぶり。資源軸+0.85ptが原油反発で戻りました。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+0.35pt+3日-1.05pt金融−不動産建設。3日連続プラスだが幅は+1.19→+0.35ptへ縮小
資源軸+0.85pt+1日-0.48ptWTI+1.47%の反発で、前日の-0.61ptからプラス転換
リスク軸+0.50pt+1日-4.27pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。2日ぶりにプラスへ

3軸をまとめると「金利上昇×資源高×リスクオン」で、符号だけ見れば全面的な強気配列です。ただし10日累計はいずれもマイナスのままで、これは中期の流れが変わったのではなく、前日までの売られ方が1日戻ったにすぎません。とくにリスク軸は10日累計-4.27ptと、生活防衛が買われ続けてきた形が残っています。

なお金利軸は+1.19ptから+0.35ptへ幅を縮めました。米10年金利は4.652%とほぼ横ばいで、金利が動いたのではなく金融の買われ方が落ち着いたと読むのが自然でしょう。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「高値更新×業種強し」「負け組セクター中核」の3枠。証券株と機械株が両極に出ました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位は第一稀元素化学工業+15.79%です。売買代金321億円・急増率+6,112.98%と、値動きと商いの両方が突出しました。2位のFIG+15.38%も代金139億円を伴っています。3位のタムラ製作所+11.52%は代金22億円です。指数を動かした大型株とは、まったく別の顔ぶれですね。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1第一稀元素化学工業(4082)化学+15.79%代金321億円・急増率+6,112.98%。化学の業種代金の27%を1社で占めた
2FIG(4392)情報・通信業+15.38%代金139億円。予想PER59.84倍
3タムラ製作所(6768)電気機器+11.52%代金22億円。予想PER14.57倍と割安圏からの急騰

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 × 業種累積+1pt以上)

該当15銘柄のうち9銘柄が証券株でした。東海東京フィナンシャルHLDG+2.75%、松井証券+4.70%、水戸証券+3.50%、岡三証券グループ+2.42%、アイザワ証券グループ+2.83%、岩井コスモHLDG+2.16%、丸三証券+1.95%と、中小型が一斉に高値を更新しています。年初来高値更新69銘柄のうち10銘柄が証券・商品先物業で、業種別では最多でした。

ただし業種としての証券・商品先物業は今日+0.63%で5番手、点灯7日目の⏳深追い注意です。中身は強いのにルール上は買い候補から外れる配置になっています。

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
アイザワ証券グループ(8708)証券・商品先物業85.71+8.4%+2.83%+3 △やや強
極東証券(8706)証券・商品先物業83.68+5.9%+1.31%+5 ⚠過熱
水戸証券(8622)証券・商品先物業82.39+14.2%+3.50%+5 ⚠過熱
松井証券(8628)証券・商品先物業81.91+7.9%+4.70%+3 △やや強
東海東京フィナンシャルHLDG(8616)証券・商品先物業78.81+8.2%+2.75%+3 △やや強

負け組セクター中核(業種累積-2pt以下 × RSI50以下 × 乖離率0以下 × PER業種中央以上)

こちらは15銘柄中13銘柄が機械と電気機器で埋まりました。イワキポンプ(RSI19.07・乖離率-14.5%)、荏原製作所(同22.60・-10.7%)、レーザーテック(同25.14・-10.4%)、ダイキン工業(同28.39・-6.1%)、安川電機(同33.24・-4.3%)、ファナック(同35.12・-5.9%)と、設備投資関連が並んでいます。

つまり同じ「電気機器」でも、キオクシア+5.00%やイビデン+2.32%のメモリー・基板側と、レーザーテック-0.03%や太陽誘電-1.77%の検査装置・電子部品側で二極化しています。業種名でひとくくりにすると実態を読み違える典型的な日でした。

市場体温計

日々の体温は+3から+2へ低下し「熱気」から「微熱」へ一段下がりました。

Layer 1 日々の体温 +2/±5 ☀微熱 Layer 2 高温シグナル 1/4 点灯(RSI70超27.3%) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は4.5%) 相場の質:中立|集中度32.6%・買い主導65%

Layer1は5項目中2つがプラスに点灯しました。新高安スプレッド+69で+1、代金TOP10の上昇数が6社から8社へ改善して+1です。一方で上昇比率が66.7%から46.1%へ20.6ポイント低下し、日経とTOPIXの方向が割れたことで、あわせて2項目が±0へ後退しています。

高温シグナルは1/4のままです。RSI70超は36.1%から27.3%へ8.8ポイント下がりましたが、閾値25%は超えたままで点灯が続いています。騰落レシオ25日は122.80で閾値125に対して達成率98%、信用評価損益率は-5.27%で据え置きです。過熱そのものは緩んでいるが、需給の重さは変わっていないという中身になります。

本日のマクロ環境

米国主要3指数は小幅安。原油は+1.47%と反発し、VIXは15を割り込みました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
-0.20%
66,132円・130円安
TOPIX
+0.15%
4,117pt・6日続伸
グロース250
+2.15%
798pt・3指数で最強
海外株式(前日終値)
NYダウ
-0.21%
53,464・113ドル安
ナスダック
-0.08%
26,130・小幅安
S&P500
-0.02%
7,676・ほぼ横ばい
為替・金利
ドル円
159.32
+0.31円・小幅円安
米10年金利
4.652%
+0.005pt・ほぼ横ばい
VIX恐怖指数
14.95
-0.72・15を割り込む
資源・需給
WTI原油
$81.35
+1.18ドル・+1.47%と反発
騰落6日
163.10
137.39から急上昇し過熱圏
信用評価損益率
-5.27%
8月21日時点で据え置き
売買代金7兆8,701億円のうち、キオクシア1銘柄で23.9%
代金は前日の6兆7,057億円から1兆1,644億円増えました。ただしキオクシアだけで1兆8,797億円あり、増加分の大半をこの1銘柄が説明します。代金TOP3の集中度は26.6%から32.6%へ上がり、11因子モデルのD2「資金集中リスク」が-1へ戻りました。商いが戻ったのではなく、1銘柄に寄っただけという読み方が実態に近いです。
グロース250が+2.15%と大幅高、3指数で最も強い
なお日経がマイナスの日にグロース250だけが+2.15%と伸び、11因子モデルのA3(グロース−TOPIX差)は+2.00ptで+1でした。一方で上昇銘柄比率は46.1%と20.6ポイント落ちており、裾野は薄くなったが、資金が向かった先は中小型グロースだったことになります。
騰落レシオ6日が137.39から163.10へ急上昇
短期の騰落レシオが1日で25.71ポイント上がりました。25日は122.80と横ばい圏ですから、直近数日に値上がり銘柄が偏って出ている形です。信用評価損益率も-5.27%のままで、短期の過熱と需給の重さが同居しています。

明日の注目ポイント

軸は28日のウォーシュFRB議長講演と朝方の国内指標、そしてアドバンテストとキオクシアの綱引きが続くかの2点です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

★の新規点灯は3業種に復活。ただし買い枠は空運業の◎1件だけです。

◎ 最優先 1 ○ 監視 0 △ 単騎 1 × 見送り 1
  • ◎ 最優先:空運業 ── 🔥→で25日累積+1.79pt・5日前比+1.35ptと採用条件を満たし、業種強弱も「○強い ↗加速中」です。ただし当日の業種指数は-0.25%(相対-0.40pt)とマイナスで、点灯と値動きが逆を向いています。構成銘柄が少なく資金判定は〈-〉(母数不足)のままです。検証では◎は翌日+0.19pt・勝率60%ですがサンプルは20件と小さく、乗るならサイズを絞る前提です。
  • △ 単騎:情報・通信業 ── 🔥→で5日前比+3.06ptと加速していますが、ソフトバンクグループが業種代金の52%を占めるため〈単騎〉です。業種として乗る形ではなく最大銘柄を個別に見る話になります。同社は+0.72%で、FIG+15.38%・サイボウズ+6.76%と中小型のほうが伸びました。
  • × 見送り:医薬品 ── 🟢→で点灯しましたが、5日前比が-4.19ptと大きく失速しています。当日も-0.72%で33業種31位でした。×見送りは翌日-0.28pt・勝率38.1%の区分ですから、点灯していても手は出しません。
  • ⏳ 深追い注意:6業種 ── 非鉄金属(4日目)、サービス業(7日目)、銀行業(3日目)、保険業(3日目)、証券・商品先物業(7日目)、その他金融業(3日目)。前日の3件から倍増しました。今日いちばん強かった非鉄金属+1.54%も点灯4日目なので、新規では追いません。検証では3日目以降の新規エントリーは翌日-0.72pt・勝率34%(p=0.0002)と明確に劣後します。
  • 🔻 空売り候補:なし ── 体温計Layer1が+2とプラスのため、売りサイドの条件は今日も成立していません。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目も4/24〜8/3の679業種日で検証し翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸は3軸そろってプラスだが、10日累計はいずれもマイナスのまま
  • 体温計は+3から+2へ低下VIX14.95で15割れ信用評価損益率-5.27%は据え置き
  • 外部は米主要3指数が小幅安、国内は上昇比率46.1%へ20.6pt低下
外部環境は中立、国内は過熱が緩む一方で裾野も細った
層2:テーマ10テーマの動き
  • エネルギー+0.73ptが最下位から首位へ反転。原油+1.47%の反発が直接効いた
  • プラスは3テーマのみ。内需消費-0.70ptは🆘脱落、生活防衛は4日連続マイナス
  • テクノロジーは9日連続マイナスも代金シェア60.2%へ上昇し主戦場のまま
エネルギーの反転は戻りの範囲。資金量の主役は動いていない
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入10対流出20。前日の8対20から流入側が2つ増加
  • ★新規点灯が3業種へ復活も、買い枠は空運業の◎1件のみ
  • ⏳深追い注意が3業種から6業種へ倍増。強い業種ほどここに入る
点灯は増えたが、乗れる枠は1件。多くが「強いが日数超過」
3層の見立ては「過熱は緩んだが、乗れる場所は減っている」です:マクロ層はVIX15割れと裾野の縮小が同居し、テーマ層はエネルギーの戻り以外に新しい流れがなく、業種層は⏳が倍増して採用枠が1件だけ。28日のジャクソンホール講演と国内指標を通過してから並びを見直すのが3層に共通する答えです。
📊 メインシナリオ:イベント前で方向は出にくい。指数は65,000〜67,500円、値上がり業種は10〜26のもみ合いを軸に置く

エヌビディア決算という最大のイベントを通過し、次は28日のウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演です。今日の値幅は1,172円ありましたが終値ベースでは-130円と小さく、方向を決めにいく参加者は少ないと見ています。レンジは前日より狭めに置きました。

  • 期待エリア:空運業(◎最優先)。ただし当日の値動きはマイナスで、資金判定も母数不足のためサイズは絞る
  • 継続性試金石:キオクシアの商いが2日続くか/エネルギーの首位が2日目に入り⤴継続強へ進むか
  • 底打ち待機:医薬品(★点灯も5日前比-4.19ptで失速中。反転すれば◎へ昇格)/機械・電気機器の設備投資関連(負け組中核に13銘柄が集中)
  • マクロ材料注視:28日のウォーシュFRB議長講演(ジャクソンホール)/同日朝の7月完全失業率・有効求人倍率・8月東京都区部CPI

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:キオクシアの商いが引いて、支えていた半導体側も崩れる

今日の指数はアドバンテストが-263円分を押し下げるなか、キオクシア+58.66円・東京エレクトロン+50.28円・イビデン+31.18円が支えました。キオクシアは市場代金の23.9%を1社で占めており、ここが引くと支え役がいなくなります。テクノロジーの代金シェアは60.2%まで上がり、依存度はむしろ高まりました。

警戒トリガー:キオクシアが前日比-4%超、または同社の売買代金が1兆円割れ(本日1兆8,797億円)

⚡ 最弱気分岐B:上位3銘柄を除いた商いが細り、裾野の縮小が続く

上昇銘柄比率は66.7%から46.1%へ20.6ポイント落ち、値上がり業種も18から15へ減りました。代金は増えましたが上位3銘柄で32.6%を占めるため、前日「商いが細ったまま」と書いた前提が総額では簡単にひっくり返ったことを踏まえ、今回は上位3銘柄を除いた実質的な商いで条件を置き直します

警戒トリガー:代金TOP3集中度が40%超(本日32.6%)、または年初来安値更新が20銘柄超(本日0銘柄)
🎯 シナリオ信頼度
中。3層は「過熱は緩んだが乗れる場所も減った」で一致しており、最大イベントのひとつを通過したぶん前日より見通しは立てやすくなっています。ただし採用枠が空運業1件しかなく、その1件も当日の値動きがマイナスという不安定な配置です。キオクシアが-4%超なら分岐Aへ、代金TOP3集中度40%超なら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:-1/±11)

  • A トレンド:+1 グロース-TOPIX差+2.00ptで+1、TOPIX+0.15%・日経-TOPIX差-0.35ptはいずれも閾値内で±0
  • B 幅・需給:+1 新高安差+69(高値69・安値0)で+1、⚠上昇銘柄比率46.1%は±0へ後退、値上がり業種15/33も±0
  • C 勢い:-1 ⚠RSI70超27.3%で健全度が-1、急増top30平均+0.83%とシクリカル-ディフェンシブ差+0.57%は±0
  • D 過熱調整:-3 ⚠RSI70超27.3%・騰落レシオ122.80で過熱ブレーキ-2、⚠代金TOP3集中度32.6%が30%超で-1
  • E マクロ:+1 VIX14.95が15未満で+1、米国株合算-0.10%は±1%以内で±0

判定根拠:前日の+0から1ポイント下げましたが、判定区分は「中立・様子見」のままです。A群とE群が改善する一方、B群・C群・D群が1ポイントずつ悪化しました。改善はグロース250の大幅高とVIXの15割れという2点に集中しており、悪化は上昇比率の低下・急増銘柄の勢い鈍化・資金集中度の再上昇という国内内部の3点です。外部環境が良くなり、国内の中身が薄くなった1日と読めます。総合判定はあくまで今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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