今日の日本株|2026年6月1日の市場資金フロー|指数高・中身安の二極化

今日の日本株|2026年6月1日の市場資金フロー|指数高・中身安の二極化

今日の日本株|2026年6月1日の市場資金フロー|指数高・中身安の二極化

今日の日本株は、日経平均+0.91%(66,934円)で史上最高値圏を回復した一方、TOPIX-0.42%・グロース250-4.25%と市場の大半はむしろ下げる、はっきりした二極化の1日でした。上昇したのは値上がり業種7/33・上昇銘柄比率27.0%と裾野はかなり狭く、ソフトバンクG・半導体など値がさ少数が指数を押し上げた格好です。強い銘柄はとことん強く、弱い銘柄はとことん弱い、そんな相場でしたね。

📝 今日のポイント(3行まとめ)
  • 🟢 強い側:情報・通信業(SBG+14.02%急騰)と電気機器(キオクシア+10.10%・村田+8.99%)、決算・材料株のテラスカイ+24.24%まで、買われる銘柄は徹底的に買われた。
  • 🔴 弱い側:鉱業-4.69%を筆頭に資源安が進み、輸送用機器・医薬品・建設・卸売まで広く売られ、新安値は228銘柄に膨らんだ。
  • 🟡 総合:日経は最高値でも中身は脆弱。売買代金TOP3シェア44.1%の一極集中で、総合判定はやや弱気(-3/11)。
主要指標
日経平均
+0.91%
66,934 円
TOPIX
-0.42%
3,940.7 pt
グロース250
-4.25%
783.6 pt
セクター・内部相場
最強業種
情報・通信業
+5.57% / フロー +5.99pt
最弱業種
鉱業
-4.69% / フロー -4.27pt
上昇銘柄比率
27.0%
新高値83 / 新安値228(差-145)
為替・米10年
¥159.45 / 4.47%
ドル円 +0.22円 / 米10年
📡 今日の主役・主役交代シグナル
内需消費+0.08pt / 連続+5日・継続強
テクノロジー+0.30pt / 連続+4日
金融+0.38pt / 首位浮上
エネルギー-3.40pt / 連続-2日
商社-2.70pt / 連続-10日
不動産・建設-2.65pt / 連続-2日
継続強:5日以上の連続上昇 / 連続日数:同符号で続いた日数 / 主役交代:流入・流出の反転シグナル

今日の日本株:業種別の資金フロー分析

値上がり業種 TOP5

本日プラスで終えた業種はわずか7つで、その中でも上位は情報・通信業+5.57%(相対騰落+5.99pt)が群を抜きました。ソフトバンクG+14.02%が指数ごと引っ張った格好です。

続く金属製品+2.10%・サービス業+1.36%、そして電気機器+0.96%と、半導体・MLCC関連と一部内需に資金が集まりました。買われた業種は「情報通信+テクノロジー+一部内需」に限られていますね。

業種騰落率相対騰落コメント
情報・通信業+5.57%+5.99ptSBG+14.02%・テラスカイ+24.24%が牽引
金属製品+2.10%+2.52ptSUMCO+9.46%など半導体素材が堅調
サービス業+1.36%+1.78ptリクルートHD+3.12%・内需の逃避先
ガラス・土石製品+1.11%+1.53ptノリタケ+12.33%が押し上げ
電気機器+0.96%+1.38ptキオクシア+10.10%・村田+8.99%の半導体・MLCC

値下がり業種 TOP5

下げ側は広く、鉱業-4.69%(相対騰落-4.27pt)を筆頭に資源・エネルギーが最弱でした。WTIは反発したものの、国内の資源株売りは止まりませんでした。

さらに輸送用機器-3.76%・医薬品-3.66%、建設業-3.35%・卸売業-3.12%と、シクリカルからディフェンシブ、商社まで満遍なく売られています。下げの主役は「資源安+大型バリューの総崩れ」でしたね。

業種騰落率相対騰落コメント
鉱業-4.69%-4.27ptINPEX-5.22%など資源安が直撃
輸送用機器-3.76%-3.34ptトヨタ-4.49%・三櫻工業を除き総崩れ
医薬品-3.66%-3.24pt栄研化学-9.43%などディフェンシブ売り
建設業-3.35%-2.93ptトーエネック-7.92%・ダイダン-7.55%
卸売業-3.12%-2.70pt三菱商事-5.97%・商社株の連続安続く

まとめると、買われたのは情報通信・半導体・MLCC・一部内需のごく一部で、資源・輸送用機器・医薬品・建設・商社は広く売られました。日経の最高値という見出しとは裏腹に、相場全体でみると正直かなり弱い1日です。

💡 「対TOPIX相対騰落」って何?(初めての方向け)
対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(-0.42%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことを示します。本日のようにTOPIXが-0.42%の局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

業種フロー詳細と主役交代シグナル

資金流入
9 業種
🔥 本格 6 🟢 兆し 2 ○ 本日 1
中立
3 業種
様子見ゾーン
資金流出
21 業種
❄ 本格 11 🔵 兆し 5 ○ 本日 5

ヒートマップで5日間のptの推移が見えたところで、もう一段踏み込んで「明日以降のフローの方向」を5項目シグナル+判定で機械的に整理した一覧を続けて掲載します。短期2日平均と長期5日平均の比較、プラス圏連続、加速度、3日中2日以上+、累積10日地力の5項目が点灯すれば本日4点以上、前日も4点以上なら🔥本格流入、3点以上が2日連続なら🟢兆し、本日のみ4点以上なら○本日のみ、という3段階で買い候補の確度を見極めるものです。本日は流入9業種(🔥6/🟢2/○1)に対して流出21業種・中立3業種となり、ヒートマップ上の強弱とは別の「方向(増えているか減っているか)」の軸が見えてきます。

📌 主役交代シグナルのポイント:🔥本格流入は電気機器・金属製品・ガラス土石・サービス業・空運業・証券先物業の6業種で、半導体・MLCC・素材まわりが軸。一方、流出21業種のうち鉱業・卸売業・建設業など11業種が❄本格流出で、資源・商社・建設の弱さが地合いとして根強く残っています。

業種別 対TOPIX相対騰落ヒートマップ(直近5営業日)

直近5営業日を並べると、電気機器が連続して緑(プラス)を維持している一方、鉱業・卸売業・建設業は赤が続いていることが分かります。情報・通信業は本日いきなり+5.99ptの濃緑で1位に飛び出しました。

年初来高値・安値更新の業種別分布

本日は新高値83銘柄に対して新安値228銘柄と、新高安差は-145まで悪化しました。需給はかなり弱含みです。

高値更新は電気機器(+18)・精密機器・化学・ガラス土石の半導体・素材まわりに集中。一方、安値更新は小売業(-31)・サービス業・建設業・卸売業など内需と素材周辺に広がりました。ここでも二極化がくっきり表れていますね。

スタイル面では、シクリカル-ディフェンシブ差は-0.06%とほぼ中立で、リスクオン・オフの主軸は不在。一方でグロース-バリュー差は+2.05%とグロースが優位で、値がさハイテク偏重の相場だったことが分かります。

本日の日本株で強かったテーマ

1金融+0.38pt◐ +1日
2テクノロジー+0.30pt◐ +4日
3内需消費+0.08pt⤴ +5日
4素材-0.42pt🆖 -1日
5輸送・物流-0.59pt🔄 -2日
6生活防衛-1.57pt↘ -3日
7製造業サイクル-2.34pt↘ -2日
8不動産・建設-2.65pt↘ -2日
9商社-2.70pt↘ -10日
10エネルギー-3.40pt↘ -2日
💡 「テーマ別平均騰落率」って何?(初めての方向け)
テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(-0.42%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかを示します。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む
💡 「ローテーション9カテゴリ判定」って何?(初めての方向け)
ローテーション9カテゴリ判定とは
本日pt・連続日数・短長スプレッド(直近3日平均と長期10日平均の差分)を組み合わせて、各テーマの「動きの局面」を9カテゴリに機械分類しています。🆙主役化/🆕反転兆候/⤴継続強/⤵失速/🆘脱落/🆖弱含み/↘継続弱/🔄底打ち兆候/◐中立の9種類で、流入強度(今この瞬間の強弱)と組み合わせると、明日以降の動きの予兆まで読み取れる設計になっています。

10テーマの並びを見ると、プラス圏は金融・テクノロジー・内需消費の3テーマだけで、残り7テーマはすべてマイナス。買われるテーマがごく一部に絞られた、典型的な物色細りの局面です。判定の分布でみると、内需消費が⤴継続強、輸送・物流が🔄底打ち兆候、エネルギー・商社・生活防衛・製造業サイクル・不動産建設の5テーマが↘継続弱と、流出側が地合いとして根強く残っています。

→ ① 金融 +0.38pt ◐ 中立
証券・商品先物業+0.66pt・銀行業+0.24ptと小幅プラス。連続+1日で首位に浮上しましたが、本日pt+0.38で判定は◐中立。金利軸+3.03ptの追い風はあるものの、地力はまだ浅い状態です。
→ ② テクノロジー +0.30pt ◐ 中立
電気機器+1.38pt ↔ 精密機器-0.79ptと中で割れていますが、連続+4日とプラス継続中。キオクシア・村田・太陽誘電など半導体・MLCCが市場平均をしっかり上回りました。
→ ③ 内需消費 +0.08pt ⤴ 継続強
サービス業+1.78pt ↔ 小売業-1.61ptと中身は分かれましたが、連続+5日・短長スプレッド+0.35で⤴継続強判定。地味ながら粘り強い物色が続いています。
→ ④ 素材 -0.42pt 🆖 弱含み
非鉄金属+1.23pt ↔ 鉄鋼-2.27ptと割れ、連続-1日・本日-0.42で🆖弱含み判定。非鉄が踏ん張る一方、鉄鋼・化学は重く、テーマ全体ではやや流出に転じました。
→ ⑤ 輸送・物流 -0.59pt 🔄 底打ち兆候
海運業-0.09pt ↔ 空運業-1.38pt。連続-2日ながら短長スプレッド+0.17で🔄底打ち兆候判定。明日以降の反発候補として、3日トレンドが上向いている点は要チェックです。
→ ⑥ 生活防衛 -1.57pt ↘ 継続弱
食料品+0.04pt ↔ 医薬品-3.24pt。連続-3日・本日-1.57で↘継続弱。ディフェンシブにも逃避先としての買いが回らず、強流出となりました。
→ ⑦ 製造業サイクル -2.34pt ↘ 継続弱
機械-1.34pt ↔ 輸送用機器-3.34pt。連続-2日で↘継続弱。トヨタ・三菱重工など大型が崩れ、テーマ全体が強流出に沈みました。
→ ⑧ 不動産・建設 -2.65pt ↘ 継続弱
不動産業-2.37pt ↔ 建設業-2.93pt。連続-2日で↘継続弱。金利軸の上昇局面では逆風を受けやすく、強流出が続いています。
→ ⑨ 商社 -2.70pt ↘ 継続弱
卸売業のみで構成され-2.70pt。連続-10日と流出が長期化、三菱商事-5.97%など大型が重く、10日累計-11.6ptと地力も大きく削られています。
→ ⑩ エネルギー -3.40pt ↘ 継続弱
石油・石炭製品-2.52pt ↔ 鉱業-4.27pt。連続-2日・本日最弱の-3.40で↘継続弱。WTI反発でも国内資源株には買いが戻らず、本日のワーストテーマでした。

テーマ全体としては、金融・テクノロジー・内需に資金が集まる一方資源・商社・建設・ディフェンシブからの流出が止まらない構図。明日以降も、買われる側と売られる側がはっきり分かれる選別色の強い相場が続きそうですね。

3対立軸でみるマクロ文脈

💡 「3対立軸」って何?(初めての方向け)
3対立軸とは
10テーマを意味的に対立する2グループずつぶつけて差分を取った指標です。プラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示し、相場の主題を機械的に浮かび上がらせます。
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

本日の主題は、3対立軸の符号でみると「リスクオン×資源安×金利上昇」。リスク軸と金利軸はプラス、資源軸だけが大きくマイナス、という組み合わせです。

対立軸計算式本日値3日平均10日累計連続日数解釈
金利軸金融 − 不動産・建設+3.03pt+0.70pt+3.01pt+2日金利上昇
資源軸(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2-1.92pt-1.38pt-8.35pt-5日資源安
リスク軸(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛+0.75pt+0.54pt+4.77pt+4日リスクオン

本文で見たテーマの動きを、このマクロドライバーで裏返してみます。金融が首位に浮上し不動産・建設が沈んだのは、金利軸+3.03pt・連続+2日が示すとおり、米10年4.465%水準の高止まりが金融に追い風、金利敏感の不動産・建設に逆風という構図が背景です。

一方で、エネルギー・商社・素材がそろって弱いのは、資源軸-1.92pt・連続-5日にあるように、WTIが反発しても国内の資源・商社株には買いが戻らない、資源安テーマの根強さがあるためです。リスク軸+0.75ptでテクノロジーは買われましたが、資源安が全体の重しになり、リスクオンが相場全体には波及しなかったのが今日の本質ですね。

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1テラスカイ3915情報・通信業+24.24%+24.66pt
2日本電波工業6779電気機器+19.41%+19.83pt
3山一電機6941電気機器+15.60%+16.02pt

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率売買代金注目ポイント
キオクシアHD電気機器+10.10%2兆6,289億円本日の売買代金トップ。半導体メモリーの主役
ソフトバンクG情報・通信業+14.02%8,289億円指数を1社で押し上げた値がさの象徴
村田製作所電気機器+8.99%6,777億円MLCC関連の中核。過熱スコア+7と過熱気味

値上がり率も売買代金も、情報通信・電気機器(半導体・MLCC)にきれいに集中しました。テラスカイ+24.24%のように、トレンド銘柄だけでなく決算後のモメンタムで買われた材料株も上位に顔を出しています。資金は「指数を動かせる値がさ」と「短期で跳ねる材料株」の両極に向かい、中間が薄い状態ですね。

💡 「過熱スコア」って何?(初めての方向け)
過熱スコアとは
RSI・サイコロジカルライン・25日移動平均乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面といえます。

最強モメンタム上位

RSI≥60・乖離率≥+5%・対TOPIX相対+1pt以上をすべて満たす、トレンドが強く維持されている銘柄です。トレンドフォロー向けの参考情報ですが、上位はほぼ過熱スコア+4〜+7の過熱ゾーンに入っており、追いかけるなら押し目狙いが無難です。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
日本ケミコン6997+10.63%+11.05pt+5⚠ 過熱
村田製作所6981+8.99%+9.41pt+7⚠⚠ 強過熱
日本電波工業6779+19.41%+19.83pt+4⚠ 過熱
堺化学工業4078+14.17%+14.59pt+6⚠ 過熱
ニチコン6996+5.31%+5.73pt+7⚠⚠ 強過熱
テラスカイ3915+24.24%+24.66pt+5⚠ 過熱

高値更新×業種強し

本日に年初来高値を更新した銘柄のうち、所属業種の累積相対騰落が+1pt以上の業種に属するものを抽出しています。個別とテーマの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。電気機器・化学・情報通信の銘柄が中心に並びます。

銘柄名コード業種騰落率過熱スコア判定
日本ケミコン6997電気機器+10.63%+5⚠ 過熱
村田製作所6981電気機器+8.99%+7⚠⚠ 強過熱
フィックスターズ3687情報・通信業-4.96%+8⚠⚠ 強過熱
堺化学工業4078化学+14.17%+6⚠ 過熱
TDK6762電気機器-0.10%+5⚠ 過熱
📉 売られすぎ反転候補(D条件・15銘柄)

RSI≤35 × 乖離率≤-5% × 出来高倍率≥1.5倍。投げ売り後の逆張り・底値拾い向け。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率騰落率過熱スコア
オオバ97659.3-8.1%1.87倍-3.57%-3
SUMINOE350112.6-11.2%1.65倍-5.18%-2
タマホーム141913.3-17.7%1.98倍-4.89%-6
シンクロ・フード396315.4-16.9%1.78倍-3.89%-3
日本国土開発188715.6-6.7%1.63倍-1.85%-2
🚀 踏み上げ候補(E条件・15銘柄)

信用倍率≤1.0 × 前日比+2%以上。売り方の踏み上げ(ショートカバー)で急騰しやすいパターン。

銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア
日置電機68660.75+8.03%+8.45pt+1
帝国繊維33020.25+6.85%+7.27pt-2
ユーザーローカル39840.92+5.35%+5.77pt+3
ネクステージ31860.31+4.51%+4.93pt-1
四国化成HD40990.77+4.48%+4.90pt+3
💎 勝ち組セクター中核株(F条件・15銘柄)

業種累積≥+2pt × RSI≥50 × 乖離率≥0 × PER≤業種中央。トップダウン買い候補。本日は情報・通信業に集中。

銘柄名コード業種騰落率過熱スコア
TIS3626情報・通信業+5.00%+2
大塚商会4768情報・通信業+6.02%+2
三菱総合研究所3636情報・通信業+4.42%+2
アカツキ3932情報・通信業+3.80%+3
日本電気6701電気機器+6.48%+3
⚠ 負け組セクター中核株(G条件・15銘柄)

業種累積≤-2pt × RSI≤50 × 乖離率≤0 × PER≥業種中央。継続売り警戒・空売り候補。本日は卸売業(商社)に集中。

銘柄名コード業種騰落率過熱スコア注記
INPEX1605鉱業-5.22%-2※関連市況確認要
三菱商事8058卸売業-2.84%-2※関連市況確認要
伊藤忠商事8001卸売業-2.89%-1※関連市況確認要
丸紅8002卸売業-5.35%-2※関連市況確認要
三井物産8031卸売業-4.86%-4※関連市況確認要

市場体温計

💡 「市場体温計」って何?(初めての方向け)
市場体温計とは
本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。
→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む

本日の総合体温はLayer 1 合計 -4/±5「❄ 寒気」。高温シグナルは1点、低温シグナルも1点の点灯にとどまり、過熱でも底値でもないものの、内部は寒気が漂う弱い相場でした。相場の質は「微熱(天井形成パターン)」と判定されています。

Layer 1:日々の体温(合計 -4 / ±5 → ❄ 寒気)

5項目のうち4項目がマイナス。上昇銘柄比率・値上がり業種数・新高安差・指数のねじれが揃ってマイナスで、裾野の狭さがそのまま体温の低さに出ています。

項目本日値+1の閾値-1の閾値スコア
上昇銘柄比率27.0%≥55%≤35%-1
値上がり業種数7 / 33≥20≤11-1
新高値−新安値スプレッド-145≥+30≤-30-1
日経・TOPIX方向日経+/TOPIX-両方+両方- or 値がさ偏重-1
TOP10売買代金上昇数6 / 10≥8社≤3社±0
Layer 1 合計-4 / ±5❄ 寒気

Layer 2:高温シグナル(1 / 4 点灯)

高温側は④(信用評価損益率)のみ点灯。信用評価損益率-1.38%は天井警戒ゾーンに入っており、需給の過熱が芽生え始めています。②(日経225 25日乖離率)も進捗95%と点灯目前で、値がさ主導の上昇が指数を押し上げている裏返しといえます。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI70超銘柄比率9.4%≥25%38%未達
日経225 25日乖離率+7.61%≥+8%95%未達
騰落レシオ25日88.39≥12571%未達
信用評価損益率-1.38%≥-3%100%✅ 点灯
合計1 / 4 点灯

Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)

低温側は①(RSI30以下銘柄比率16.7%)が点灯。売られすぎ銘柄が一定数たまり始めているサインです。なお、Layer 2と違って3つ目に騰落レシオ6日を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しています。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI30以下銘柄比率16.7%≥15%100%✅ 点灯
日経225 25日乖離率+7.61%≤-6%0%未達
騰落レシオ6日86.30≤6070%未達
信用評価損益率-1.38%≤-15%9%未達
合計1 / 4 点灯
📊 補助指標で相場の質を確認する(5項目)

Layerには含まないが、同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を識別する補助線です。

補助指標本日値判定目安
資金集中度(TOP3売買代金シェア)44.1%極端集中≥30%で集中、≥40%で極端集中
買い主導率(TOP20内)60%中立≥70%で買い主導/≤30%で売り主導
TOPIX 25日乖離率+2.62%中立±5%で中立圏
日経−TOPIX乖離率差+4.99pt値がさ偏重≥+4ptで値がさ偏重
騰落レシオ6日(参考値)86.30中立≤60で超過冷/≤80で過冷

総合すると、本日は体温-4の寒気圏に沈み、上昇比率27.0%・値上がり業種7/33・新高安差-145と内部はかなり弱含み。高温1/4・底値1/4でいずれの極にも振れていませんが、資金集中度44.1%・日経−TOPIX乖離差+4.99ptが示すとおり、大型・値がさに極端に偏重した裾野の狭い相場でした。信用評価損益率の高温点灯(天井警戒)とRSI30以下の低温点灯が同居する「微熱(天井形成パターン)」で、安易な押し目買いより、強い銘柄を確認しながらの選別が向く局面ですね。なお、Layer 3点灯はあくまで下げ止まりを警戒し始めるタイミングのサインで、反転確定ではない点には注意です。

本日の日本株を取り巻くマクロ環境

本日のマクロは、米株の高値圏継続・円安・原油反発と、国内の内部弱さがそれぞれ別々のシグナルを出しています。海外発のリスクオンと、国内の二極化が綱引きする1日でした。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.91%
66,934円
TOPIX
-0.42%
3,940.7pt
グロース250
-4.25%
783.6pt
海外株式(前日)
NYダウ
+0.72%
51,037
ナスダック
+0.21%
26,973
S&P500
+0.22%
7,580
為替・金利
ドル円
159.45
+0.22円・円安継続
米10年金利
4.465%
+0.004pt・横ばい
VIX恐怖指数
15.95
+0.14・低位安定
資源・需給
WTI原油
$90.78
+2.21%・反発
騰落25日
88.39
中立ゾーン
信用評価損益率
-1.38%
天井警戒ゾーン
指数高・内部弱の二極化が鮮明
日経66,934円(+0.91%)が史上最高値を更新する一方、TOPIX-0.42%・値上業種7/33・上昇比率27%と裾野は極端に狭い相場でした。指数の見出しと中身が真逆になっており、日経だけ見ていると相場の弱さを見落としやすい点に注意です。
グロース250 -4.25%急落、値がさ偏重が加速
小型・新興株に断続的な売りが出て、グロース250は-4.25%と大きく下げました。情報・通信業+5.57%(SBG主導)の値がさ偏重で指数だけが押し上げられた形で、大型と小型の体力差がくっきり表れています。
資金集中が極端化、TOP3シェア44.1%
売買代金上位TOP3シェアは44.1%と極端集中、買い主導率は60%でした。キオクシア・SBG・村田に資金が偏在しており、この一極集中が崩れると反動が大きくなりやすい点は警戒したいところです。
エネルギー-3.40ptが最弱、資源安が継続
鉱業-4.69%を中心に資源株が急落しました。WTI原油は$90.78(+2.21%)と反発したものの、資源軸-1.92ptで資源安テーマは継続。国内資源株には買いが戻っていません。
為替・金利:円安継続・米金利横ばい・VIX低位
ドル円159.45円の円安が継続し輸出株には追い風、米10年は4.465%で横ばい、VIX15.95と低位安定。外部環境は静かなリスクオンで、悪材料は出ていません。
内部指標:新高安-145・騰落レシオは中立
新高値83・新安値228で新高安差-145と需給は悪化、騰落レシオ25日88.39・6日86.30はともに中立でした。総合判定はやや弱気(-3/11)で、内部の弱さが数字に表れています。

明日の日本株で注目したいポイント

3層構造でみる明日のシナリオ

本日の市場を「マクロ → テーマ → 個別業種」の3つの層に分けて、それぞれが何を示しているかを確認してから明日のシナリオを組み立てます。3層が同じ方向を示していれば、それは偶然ではなく構造的な動きとして信頼できる、という考え方です。

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 金利軸 +3.03pt(連続+2日) 金利上昇
  • リスク軸 +0.75pt(連続+4日) リスクオン
  • 資源軸 -1.92pt(連続-5日) 資源安
  • 市場体温計:L1 -4「寒気」/ L2 1/4 / L3 1/4(信用評価損益率・RSI30以下が点灯)
リスクオンと金利上昇でも、体温は寒気。海外は強いが国内の裾野が弱いねじれ。
層2:テーマ10テーマの動き
  • 最強:金融+0.38pt(◐中立・連続+1日・首位浮上)
  • 次点:テクノロジー+0.30pt(連続+4日・電機主導)
  • 地力:内需消費+0.08pt(⤴継続強・連続+5日)
  • 最弱:エネルギー-3.40pt(↘継続弱・連続-2日)
買われるのは金融・テクノロジー・内需の3テーマだけに絞られている。
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 🔥本格流入6業種に 電気機器(5→5)・金属製品(5→5)・サービス業(4→5) が並ぶ
  • F勝ち組セクター中核は 情報・通信業に集中(TIS・大塚商会ほか)
  • 鉱業は累積-15.77ptで底が見えず、エネルギー・商社の流出が継続
  • A最強モメンタム上位は過熱スコア+4〜+7で 短期は伸び切った位置
強い業種はさらに強く、弱い業種は底が見えない、業種レベルでも二極化。
3層の一致:マクロ層の「裾野は寒気」、テーマ層の「3テーマへの集中」、業種層の「強弱の二極化」が、3層すべてで 物色の極端な集中(二極化) という同じ方向を示しています。これは1層だけのノイズではなく、構造的なシグナルとして読める1日でした。
📊 メインシナリオ:テクノロジー・金融中心の選別高継続、裾野は依然寒気

明日も、半導体・MLCCと金融に資金が集まる選別高が続く一方、相場全体の裾野は狭いままの公算が高いとみています。

  • 期待エリア:電気機器・情報・通信業・金融(半導体/MLCC・SBG・金利軸+3.03ptの追い風)
  • 継続性試金石:キオクシア・村田など値がさ半導体(過熱スコア+4〜+7、上値追いが続くか)
  • 底打ち待機:エネルギー・商社(資源安の一服とWTI反発の定着を確認できるか)
  • マクロ材料注視:米株最高値圏の調整有無・ドル円159円台の維持・原油動向

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:値がさ半導体の利確で指数も崩れる

指数を支えているのは値がさ半導体・SBGのごく一部。ここに利益確定が入ると、薄い裾野では受け皿がなく、日経も一気に崩れやすい状態です。

警戒トリガー:キオクシア・村田が寄り付き-3%超、またはグロース250が続落-2%超

⚡ 最弱気分岐B:資源安×円高反転で全面安に波及

資源安が続くなか、円高反転や米金利の急騰が重なると、輸出・資源・金融まで一斉に逆風となり、弱い裾野ごと全面安に波及するリスクがあります。

警戒トリガー:米10年4.6%超×ドル円158円割れの円高反転、または日経先物が夜間-2%超
🎯 シナリオ信頼度:中
3層が「二極化」という方向では一致しており、メインシナリオの軸(テクノロジー・金融への集中)は1つに絞れる状態です。ただし最強テーマの金融が◐中立・連続+1日と地力が浅く、相場全体は値がさ依存。警戒トリガーが出れば即座にサブシナリオへ切り替える前提で見ています。
📖 もっと詳しく:3層構造の論理プロセスを最初から追う

層1:マクロ層 ─ リスクオンと寒気のねじれ

マクロ環境だけを見れば、決して悪くありません。前日の米国株はNYダウ+0.72%・ナスダック+0.21%・S&P500+0.22%と高値圏で堅調、VIXは15.95と低位安定でした。為替もドル円159.45円の円安が続き、輸出株には追い風が吹いています。

3対立軸でも、リスク軸+0.75pt(連続+4日)でリスクオン、金利軸+3.03pt(連続+2日)で金利上昇が確認できます。米10年4.465%の高止まりは金融に追い風、金利敏感の不動産・建設には逆風という、教科書どおりの動きです。

ところが、市場体温計はLayer 1=-4の「寒気」。上昇比率27.0%・値上がり業種7/33・新高安差-145と、内部の体温はむしろ冷えています。海外発のリスクオンと、国内の裾野の弱さがねじれているのが層1の結論です。資源軸-1.92pt(連続-5日)の資源安が、このリスクオンを相場全体に波及させない重しになっています。

層2:テーマ層 ─ 3テーマだけに絞られた物色

10テーマのうち、プラスは金融・テクノロジー・内需消費の3つだけ。残り7テーマはすべてマイナスで、買われるテーマが極端に絞られています。

最強の金融は+0.38ptで首位に浮上したものの、判定は◐中立・連続+1日とまだ地力は浅い段階。証券・商品先物業+0.66pt、銀行業+0.24ptと金利上昇の恩恵を受けつつあります。次点のテクノロジーは+0.30pt・連続+4日で、電気機器+1.38ptが牽引役です。

地力という意味で注目は内需消費。+0.08ptと小幅ながら連続+5日・⤴継続強で、サービス業+1.78ptが軸。地味でも粘り強い物色が続いています。

一方、最弱はエネルギー-3.40pt(↘継続弱)、次いで商社-2.70pt(連続-10日)、不動産・建設-2.65pt。資源・商社・建設・ディフェンシブからの流出が長期化しており、テーマ層も「買われる側と売られる側がはっきり分かれている」のが結論です。

層3:業種・銘柄層 ─ 強弱の二極化が個別まで貫通

33業種の資金流入シグナルでは、🔥本格流入が6業種。電気機器(前日5→本日5)、金属製品(5→5)、サービス業(4→5)、ガラス・土石製品(4→5)、空運業(4→4)、証券・商品先物業(4→4)と、半導体・MLCC・素材まわりが軸です。情報・通信業も本日いきなりスコア5に跳ね、○本日のみ流入に登場しました。

逆に流出は21業種で、うち11業種が❄本格流出。鉱業・建設業・卸売業・医薬品など、テーマ層の弱い側がそのまま個別シグナルでも流出側に並んでいます。鉱業の累積相対騰落は-15.77ptと底が見えません。

個別では、F勝ち組セクター中核株が情報・通信業(TIS・大塚商会・三菱総研・アカツキほか)に集中する一方、G負け組中核は卸売業(三菱商事・伊藤忠・丸紅・三井物産)にずらりと並びました。業種から個別まで、強い側と弱い側がきれいに分かれているのが層3の結論です。

ただし、A最強モメンタム上位は村田+7・ニチコン+7など過熱スコア+4〜+7の過熱ゾーン。短期では伸び切った位置にある銘柄も多く、追いかけ買いには注意が要ります。

3層統合の読み方

層1の「裾野は寒気」、層2の「3テーマへの集中」、層3の「強弱の二極化」は、いずれも同じ方向を指しています。すなわち、資金が一部の強い業種・銘柄に極端に集中し、それ以外は広く売られる「二極化」相場です。

これは指数チャートだけを見ていては組み立てられない読み方です。日経は史上最高値圏ですが、3層を重ねると相場の体力はむしろ落ちていることが分かります。明日も、テクノロジー・金融への選別高が続く一方で裾野は狭いまま、というメインシナリオが最も自然です。

ただし、集中の対象が値がさ半導体・SBGに偏っているため、ここが崩れると受け皿がなく指数ごと崩れやすい。これが信頼度を「中」にとどめている理由であり、警戒トリガーを置いている根拠でもあります。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや弱気(スコア:-3/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:+0/3(TOPIX-0.42%は中立、日経-TOPIX+1.33ptで大型主導+1、グロース-TOPIX-3.83ptで小型劣後-1)
  • B 幅・需給:-3/3(値上がり7業種・新高安-145・上昇比率27.0%、3項目すべて-1)
  • C 内部エネルギー:+1/3(売買代金急増30銘柄平均+3.2%で+1、シ-デ差-0.06%は中立)
  • D 過熱調整:-1(⚠ 売買代金TOP3集中度44.1%で-1、過熱ブレーキは未点灯)
  • E マクロ:+0/2(VIX15.95は中立、米株合算+0.43%も±1%内で中立)

判定根拠:A群中立・C群とE群が下支えするものの、B群-3の需給の弱さが重しとなり合計-3でやや弱気に着地しました。日経は史上最高値圏でも、上昇比率27.0%・値上がり7業種と中身は脆弱で、売買代金TOP3集中度44.1%の一極集中が崩れた際の反動には警戒が必要です。

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
本記事は、市場データをもとにした個人的な分析・所感の記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の数値は独自集計に基づくもので、正確性を保証するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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