今日の日本株|2026年7月14日の市場資金フロー|イラン緊迫・米半導体安を跳ね返し反発、資源・景気敏感中心に30/33業種高

今日の日本株|2026年7月14日の市場資金フロー|イラン緊迫・米半導体安を跳ね返し反発、資源・景気敏感中心に30/33業種高

今日の日本株|2026年7月14日の市場資金フロー|イラン緊迫・米半導体安を跳ね返し反発、資源・景気敏感中心に30/33業種高

📈 日経 +0.74%(反発) 🏆 総合判定 ⚖中立 +0/±11 🌡 体温計 +4 ☀☀熱気
今日イランのホルムズ再封鎖観測でWTI+9%・80ドル乗せ、米半導体株安も重なり売り先行。一時900円超下げ6万7000円割れの後に切り返し、日経+0.74%・30/33業種高の広い反発
中身主役は資源・景気敏感(鉱業+3.97%・海運+3.54%)。半導体はキオクシア+2.98%が切り返す一方、安川電機-8.98%は崩れて二極
明日TOPIXは25日線を回復(乖離+0.93%)、日経はまだ25日線下(-1.71%)。最大の分岐は今晩の米CPI・FRB議長証言・米銀決算

今日の日本株は、日経平均が+0.74%(67,743円)と反発しました。前夜の米国市場は半導体主導でナスダック-1.55%と下げ、イランのホルムズ海峡再封鎖観測でWTIが+9%・80ドル台へ急騰——外部環境は「また下げ材料がそろった」ように見えた朝でした。ところが東京は一時900円超下げて6万7000円を割り込んだ後に切り返し、値上がり業種は30/33。売り先行を跳ね返した、地力を感じる反発でした。

7/13 に私が立てたシナリオが、本日どうなったかを最初に振り返っておきます。当たった点も外した点も、隠さず並べます。

自己採点 2.5 / 5.0 🔶 ①方向:25日線の攻防という論点は的中/「戻り売り優勢」の弱気バイアスは外し(1.0/2.0) 🔶 ②個別コール:銀行の継続と半導体の見送りは的中/主役の資源は拾えず(0.5/1.0) 🔶 ③警戒トリガー:全て不発・誤発報なしだが「重い地合い」想定が逆(0.5/1.0) 🔶 ④信頼度「中〜やや低」は弱気に置きすぎ(0.5/1.0)
  • ❌ 外れメインシナリオ「半導体の投げ止まり待ち・戻り売り優勢、25日線回復か下ヒゲか」のうち”戻り売り優勢”は外しました。実際は30/33業種高の広い反発で、TOPIXは25日線を回復(乖離+0.93%)。ただし「25日線の攻防」という論点設定自体は的中で、日経はまだ25日線下(-1.71%)と足並みはそろっていません。
  • ⭕ 的中期待エリアに置いた銀行・金融は継続高でした。三菱UFJ+1.67%が上場来高値を更新し続け、銀行の高値更新は18本。金利軸は連続+7日で、想定どおり地力を保っています。
  • ⭕ 的中底打ち待機に置いた半導体・電機の「TSMC通過まで逆張り見送り」が奏功しました。安川電機-8.98%・フジクラ-4.13%・イビデン-3.80%の続落を、手を出さずに踏まずに済んでいます。
  • ➖ 不発弱気分岐A(米10年4.65%超・ドル円163円超・上昇比率35%割れ)も最弱気分岐B(米SOX-3%超・キオクシア-5%超・VIX20超)も、どのトリガーも点灯しませんでした。上昇比率は77.0%と、むしろ逆方向へ強く振れています。

総括:弱気に構えたのは、イラン悪化・WTI+9%・米半導体安という材料からは無理のない判断でした。実際、置いておいた警戒トリガーは一つも点灯せず、半導体の底打ち待機で安川-8.98%も踏まずに済んでいます。守りは正しく置けました。ただ、日本株はその弱気材料を跳ね返した——反発の強さと、主役に躍り出た資源・景気敏感を取り逃したのが反省点です。「材料が弱気でも、値動きが強ければ値動きに従う」を、次はもう一段素直に。

本日の市場サマリー

売り先行を跳ね返した広い反発。資源・景気敏感が主役で、半導体はキオクシアの切り返しと安川の崩れの二極です。

主要指標
日経平均
+0.74%
67,743 円(25日線乖離 -1.71%)
TOPIX
+0.79%
4,039 pt(25日線を回復 +0.93%)
グロース250
+0.66%
722 pt
セクター・内部相場
最強業種
鉱業
+3.97% / 相対 +3.18pt
最弱業種
非鉄金属
-1.31% / 相対 -2.10pt
上昇銘柄比率
77.0%
新高値53 / 新安値5(差+48)
為替・米10年
¥162.38 / 4.63%
ドル円 +0.32円 / 米10年 +0.057pt

業種別資金フロー分析

上位は資源・景気敏感(鉱業・海運)と内需サービス。半導体・非鉄の一角だけが取り残されました

値上がり業種 TOP5

値上がりは33業種のうち30業種。前日の15から一気に広がり、上位の顔ぶれは資源・景気敏感が席巻しました。先頭は鉱業+3.97%(日鉄鉱業+7.31%、WTI80ドル乗せ・イラン情勢が追い風)、続いて海運業+3.54%、化学+1.96%です。前夜の米半導体安を横目に、資金は原油高で潤う資源と、逆行高が続く内需サービスへ、きれいに向かいました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1鉱業+3.97%+3.18pt日鉄鉱業+7.31%。WTI80ドル乗せ・イラン情勢で資源全面高。10日累計対TOPIX+6.73ptの地力
2海運業+3.54%+2.75pt資源・景気敏感の代表。輸送・物流テーマを牽引、10日累計+5.02pt
3化学+1.96%+1.17pt資生堂+5.11%・第一工業製薬+5.26%。素材テーマに反転兆候(🆕)
4サービス業+1.84%+1.05ptカーブスHD+8.35%・ラウンドワン+5.14%。内需の逆行高が継続
5鉄鋼+1.80%+1.01pt景気敏感の一角。素材テーマの反転を後押し

値下がり業種 TOP5

下落したのは非鉄金属-1.31%・機械-0.17%・ガラス土石-0.07%のわずか3業種で、あとは小幅高。それでも相対(対TOPIX)では、半導体・電線の一角が明確に取り残されました。フジクラ-4.13%・古河電工-1.92%・三井金属-2.52%と、非鉄金属=電線の巻き戻しが続いています。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属-1.31%-2.10ptフジクラ-4.13%・古河電工-1.92%・三井金属-2.52%。10日累計-18.97ptで独歩安
2機械-0.17%-0.96pt不二越+7.33%はあるがDMG森精機-2.78%・アマダ-2.73%が重し
3ガラス・土石製品-0.07%-0.86pt日本特殊陶業-2.39%・ニチアス-1.36%。半導体関連の連れ安
4その他製品+0.02%-0.77ptTOPPAN-4.64%が重し。ほぼ横ばいで相対劣後
5電気機器+0.18%-0.61pt安川-8.98%・イビデン-3.80%が重し。ただしキオクシア+2.98%・アドバンテスト+3.31%は切り返す二極

方向シグナル(5項目スコア)では流入25業種 vs 流出7業種と買いが明確に優勢で、地合いそのものが強い1日でした。流出シグナルは電気機器・非鉄金属・機械など半導体・非鉄の一角にとどまり、あとは広く資金が入りました。ただし、上昇銘柄比率77.0%と裾野が広いのに、売買代金TOP3の約4割をキオクシア1銘柄(約33%)が占める——広い買いと、半導体への大型集中が同居した1日でもあります。

テーマ別資金フロー

エネルギーが首位。半導体一極から資源・景気敏感へ、資金の回転が2日続いています。

1エネルギー+1.75pt🔥🔥 +2日
2輸送・物流+0.73pt🔥 +2日
3商社+0.53pt🔥 +2日
4金融+0.35pt⤵ +2日
5内需消費+0.26pt⤵ +2日
6生活防衛+0.17pt⤵ +2日
7不動産・建設+0.10pt◐ +1日
8素材+0.03pt🆕 +1日
9テクノロジー-0.43pt🔄 -2日
10製造業サイクル-0.48pt◐ -2日

首位のエネルギー+1.75ptは鉱業+3.18ptが牽引し、🔥🔥強流入で連続+2日。2位の輸送・物流は海運+2.75ptが押し上げました。金融は10日累計+7.28ptと10テーマ最大の地力を保つものの、本日は失速(⤵)気味です。半導体のテクノロジー(-0.43pt・10日累計-4.61pt)は🔄底打ち兆候が点きましたが、まだ主役復帰には遠い位置。資源・景気敏感中心の回転が、2日続いた格好です。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸は連続+7日で地力を保ちつつ、資源軸がプラスへ転換。リスク軸だけがマイナスで、半導体の重さが残ります。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+0.25pt+7日+8.40pt金融−不動産建設。連続+7日・累積+8.40ptで地力は健在。本日値は中立圏
資源軸+0.27pt+1日-2.89pt資源高で反転初日。鉱業・エネルギーの逆行高が効いた
リスク軸-0.46pt-2日-4.17ptリスクオフ。製造業サイクル・テクノロジーの半導体が生活防衛に負けた

本日の注目銘柄

今日シグナルが出たのは「値上がり率」「売買代金集中」「勝ち組中核」の3枠。急騰の中身と、半導体の二極がよく見えます。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はデジタルガレージ+12.07%(情報・通信)、2位は東光高岳+9.74%(電機の中の逆行高)、3位Sansan+9.14%です。値上がり率TOP20には日鉄鉱業+7.31%・大阪チタニウム+8.02%など資源、カーブスHD+8.35%・ラウンドワン+5.14%など内需が並び、逃避先がはっきり資源と内需だったことが分かります。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1デジタルガレージ(4819)情報・通信業+12.07%RSI88.9・乖離+24.2%。情報通信の急騰上位
2東光高岳(6617)電気機器+9.74%電機が売られる中の逆行高。電力インフラ関連
3Sansan(4443)情報・通信業+9.14%売買代金114億円まで膨らみ、情報通信の強さを象徴

売買代金集中 TOP3(本日シェア約40%)

売買代金TOP3はキオクシア+2.98%・SBG+3.30%・太陽誘電-0.38%。キオクシア1社で3兆5,578億円=市場全体の約33%を占め、半導体は切り返しました。ただし同じ電機でも安川電機-8.98%・イビデン-3.80%は続落し、半導体の中は二極。TOP3集中40%の大型集中は、11因子のD群-3を押し下げる重石になっています。

順位銘柄(コード)業種騰落率売買代金
1キオクシア(285A)電気機器+2.98%3兆5,578億円(市場の約33%)
2ソフトバンクG(9984)情報・通信業+3.30%3,980億円
3太陽誘電(6976)電気機器-0.38%3,459億円

勝ち組セクターの中核株(業種累積≥+2pt × RSI≥50 × 割安)

広い反発の内側で、継続して買われているのが情報・通信、サービス、銀行です。勝ち組中核はJBCC+3.06%・三菱UFJ+1.67%・群馬銀行+2.03%と、情報通信と銀行が上位を占めました。三菱UFJは上場来高値を更新し続け、銀行の高値更新は18本。金融テーマは10日累計+7.28ptと10テーマ最大の地力です。ただしRSI85〜97・過熱スコア+5〜+8の強過熱ゾーンが多く、追随は利確優先で考えたい局面です。

コード銘柄名業種RSI騰落率過熱スコア
9889JBCC HLDG情報・通信業96.62+3.06%+8 ⚠⚠強過熱
8306三菱UFJ FG銀行業86.92+1.67%+5 ⚠過熱
8334群馬銀行銀行業85.68+2.03%+6 ⚠過熱
4432ウイングアーク1st情報・通信業92.73+8.21%+6 ⚠過熱

市場体温計

日々の体温は-1→+4「☀☀熱気」へ急改善。ただし高温シグナルは2点灯で、過熱と強気が同居しています。

Layer 1 日々の体温 +4/±5 ☀☀熱気 Layer 2 高温シグナル 2/4 点灯(RSI70超35.5%・信用評価-2.78%) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯 相場の質:広い反発 × 半導体の大型集中(集中度40.0%・買い主導60%)

加点はLayer1の4項目——上昇比率77.0%(+1)・値上がり業種30/33(+1)・新高安+48(+1)・日経TOPIX方向一致(+1)。TOP10売買代金の上昇はやや及ばず0点でした。前日の-1から+4へ急回復しています。高温シグナルはRSI70超35.5%(閾値25%超)と信用評価損益率-2.78%(同-3%手前)の2点灯で、過熱を抱えたまま強く上げた格好です。買い主導率60%・集中度40.0%で、相場の質は「広い買いと、半導体への大型集中が同居した反発」と読めます。

本日のマクロ環境

前夜の米国市場は半導体主導でナスダック-1.55%。それでも東京が上げたのは、売り先行を国内の押し目買いが吸収したからです。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.74%
67,743円・反発
TOPIX
+0.79%
4,039pt・25日線回復
グロース250
+0.66%
722pt
海外株式(前日終値)
NYダウ
-0.60%
52,321・反落
ナスダック
-1.55%
25,874・半導体安で大幅安
S&P500
-0.79%
7,516・反落
為替・金利
ドル円
162.38
+0.32円・39年ぶり円安水準の言及
米10年金利
4.630%
+0.057pt・上昇
VIX恐怖指数
17.35
+1.07・警戒上昇
資源・需給
WTI原油
$80.2
+9.15%・ホルムズ再封鎖観測
騰落25日
117.77
過熱ゾーン手前
信用評価損益率
-2.78%
高温シグナル点灯中

前夜の米国株は半導体売りでナスダック-1.55%と4日ぶりの大幅安、VIXは17.35へ上昇しました。イランのホルムズ海峡再封鎖観測でWTIは+9.15%・80ドル台へ急騰し、リスクオフと資源高が同居する神経質な朝でした。ところが東京は、一時900円超安から資源・内需の押し目買いで切り返し。売り材料を国内の買いが吸収した1日です。今晩(14日夜・日本時間)は米6月CPI・ウォーシュFRB議長の議会証言・米主要金融機関の4-6月期決算が集中し、7/16にはTSMC決算が控えます。

明日の注目ポイント

25日線を回復したTOPIXに、資源・景気敏感の勢いが続くか。最大の分岐は、今晩の米CPI・FRB議長証言です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 金利軸+0.25pt・連続+7日・10日累計+8.40ptで地力健在、資源軸+0.27ptがプラス転換。リスク軸-0.46ptのみマイナス
  • 日経25日乖離-1.71%でまだ25日線下、TOPIXは+0.93%で25日線を回復。ドル円162.38の円安・米10年4.63%上昇・WTI80ドル
環境は「資源・金融に順風、半導体に逆風」。なお本日夜(14日)の米国市場ではナスダック+1.30%・S&P500+0.81%と反発し、VIX15.98へ低下・ドル円161.84へ円高・米10年4.541%へ低下——翌15日東京にはプラス材料がそろった
層2:テーマ10テーマの動き
  • 上位:エネルギー+1.75pt(🔥🔥強流入)・輸送物流+0.73pt(🔥)・商社+0.53pt(🔥)。資源・景気敏感が連続+2日
  • 金融は10日累計+7.28ptの地力だが本日は失速(⤵)。テクノロジー-0.43pt(10日累計-4.61pt)は🔄底打ち兆候だがまだ主役復帰前
資金は資源・景気敏感へ回転、2日連続。半導体はまだ底打ち確認前
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入25 > 流出7業種で買い優勢。F勝ち組中核は情報通信・サービス・銀行(三菱UFJ上場来高値・銀行高値更新18本)
  • G負け組中核は半導体・非鉄(安川-8.98%・フジクラ・古河電工・イビデン)。新高値53本は資源・内需・銀行中心の積み上がり
個別も広く買い。半導体・非鉄だけが継続売り警戒
3層の方向は一致:マクロ・テーマ・業種の3層とも「資源・景気敏感・金融への広い買い」を支持しています。方向がそろう日は、その回転を素直にトレンドとして扱う——これが私の読み方です。ただしリスク軸だけがマイナスで半導体の重さは残り、日経はまだ25日線下(-1.71%)。TOPIXは25日線を回復しましたが、指数の足並みは完全にはそろっていません。
📊 メインシナリオ:反発の勢いは続くとみるが、分岐は「今晩の米CPI・FRB議長証言」。TOPIXの25日線回復が本物か

明日は、本日夜の米国株反発(ナスダック+1.30%)とVIX低下を追い風に、資源・景気敏感・金融中心の上昇が続くとみています。ただし最大の変数は今晩(14日夜・日本時間)の米6月CPI、ウォーシュFRB議長の議会証言、米銀決算です。CPIが上振れて米金利がさらに上がれば、グロース・半導体の重さが残ります。ドル円は161.84円へ円高に振れており、輸出株にはやや逆風。TOPIXの25日線回復(+0.93%)が本物なら、日経の25日線回復(乖離-1.71%)も視野に入ります。

  • 期待エリア:資源・エネルギー(WTI80ドル・イラン情勢、鉱業+3.97%・INPEXなど。ただしRSI過熱圏は高値を追わず押し目待ち)、金融(金利軸連続+7日・銀行高値更新18本・三菱UFJ上場来高値)=地力と勢いがそろうゾーン
  • 継続性試金石:エネルギー・輸送物流の🔥流入が連続+3日に伸びるか/日経25日乖離のマイナス縮小(-1.71%→回復)/上昇銘柄比率77.0%の維持/値上がり業種30の維持
  • 底打ち待機:半導体・電機(安川-8.98%・フジクラ・イビデンのG負け組中核、テクノロジーは🔄底打ち兆候)。キオクシアは切り返しましたが、TSMC決算(7/16)通過までは逆張り見送りが基本です
  • マクロ材料注視:今晩(14日夜)の米6月CPI・ウォーシュFRB議長証言・米銀決算=翌15日東京の最大材料、7/16 TSMC決算、ドル円161.84円への円高、WTI80ドルとイラン情勢、VIX15.98の低下

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:米CPI上振れ×米金利高止まりでグロース・半導体続落、円高が輸出株を圧迫

今晩の米CPIが上振れて米金利が高止まりすると、グロース・半導体の反発が遅れます。加えてドル円161.84円への円高が輸出株の重石になり、資源・内需だけでは指数を支えきれないリスク。RSI70超35.5%の広範な過熱の反動も出やすい局面です。

警戒トリガー:米10年4.70%超 or 米6月CPI上振れ or ドル円160円割れの円高加速

⚡ 最弱気分岐B:TSMC見送り観測×半導体二番底で電機総崩れ再燃

TSMC決算(7/16)を前に半導体が二番底を探ると、安川電機-8.98%のような投げが電機全体へ波及し、広い反発も止まるリスクがあります。イラン情勢の一段の悪化でリスクオフが強まる場合も要警戒です。

警戒トリガー:米SOX-3%超 or 安川・フジクラのストップ安級続落 or VIX20超へ上昇

🎯 シナリオ信頼度:中。資源・景気敏感・金融への回転は3層が一致していて明確で、本日夜の米国株反発・VIX低下も追い風です。ただし信頼度を上げきれないのは、今晩の米CPI・FRB議長証言・米銀決算という大型イベントを控えていること、RSI70超35.5%の広範な過熱、ドル円の円高転換という3点です。私は資源・金融のロング目線は維持しつつ、警戒トリガー(米10年4.70%超・CPI上振れ)が出れば守りへ切り替えるつもりです。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:+0/±11)

  • A トレンド:+1 TOPIX+0.79%(≥+0.5%)の明確な上昇。日経+0.74%とほぼ同歩調で値がさ偏重なし
  • B 幅・需給:+3 値上がり業種30/33・上昇比率77.0%・新高安+48の圧倒的な幅。3群で最強
  • C 勢い:+0 急増銘柄の上昇率平均+2.93%は強いが、RSI70超35.5%の過熱でモメンタムが相殺
  • ⚠ D 過熱調整:-3 RSI70超35.5%が過熱閾値25%を大きく超過+TOP3代金シェア40%(キオクシア1銘柄で約33%)の極端な大型集中
  • E マクロ:-1 前夜の米ナスダック-1.55%の半導体株安、今晩の米CPI・FRB議長証言・米決算を前にした慎重

判定根拠:幅は極めて強く(B+3・体温計L1+4「熱気」)、広範な買いを示す一方で、過熱(D-3)・大型集中・外部イベント待ち(E-1)が拮抗し、総合は中立に着地しました。前日の-4から+4改善しています。体温計が「熱気」でも11因子が中立という乖離が、上昇は広いが持続性の確証は持ちにくい局面を映しています。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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