今日の日本株|2026年5月7日の市場資金フロー|米イラン和平期待で日経爆騰3320円高、過去最大の上昇幅
- 日経+5.58%/TOPIX+3.00%/グロース+2.58%、上昇幅3,320円・売買代金10兆円超でいずれも過去最大級
- 値上がり業種30/33・上昇銘柄比率76.1%と裾野は広いが、上昇率20位以下=過去の歴史的急騰には見劣り
- 日経25日乖離率+10.05%は2020年6月以来の高水準。さすがに急過ぎ感ありで短期調整は意識
マーケットサマリー
| 指標 | 本日値 | 前日比 | 水準評価 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 62,833.77 | +5.58% | 史上最高値(過去最大上昇幅3,320.87円) |
| TOPIX | 3,840.49 | +3.00% | 大幅高 |
| グロース250 | 791.12 | +2.58% | 続伸 |
| ドル円 | 156.27 | -0.40円 | 円安基調維持 |
| 米10年金利 | 4.334% | -0.050pt | やや低下(原油安受け) |
| VIX | 17.49 | -0.50 | 低位安定(リスクオン) |
| NYダウ | 49,910.59 | +1.24% | 最高値更新(4万9千ドル超) |
| ナスダック | 25,838.94 | +2.02% | 最高値更新 |
| WTI原油 | $93.33 | -12.00% | 急落(米イラン和平期待) |
| 騰落レシオ25日 | 90.90 | – | 中立(過熱には未到達) |
業種別資金フロー分析
本日は値上がり業種30/33・上昇銘柄比率76.1%と幅広い銘柄に資金が流入した一方、対TOPIX相対騰落で見ると主役と脇役の差がハッキリしています。非鉄金属+11.62%(+8.62pt)が圧倒的トップで、銅・レアアース関連の急騰を反映。次いで金属製品+6.24%・情報通信+5.88%・電気機器+5.27%と、半導体・AI・素材といったシクリカル系のグロース銘柄が主役の構図です。
シクリカル7業種平均は+2.24%、ディフェンシブ6業種平均は+1.54%とともに大幅上昇していますが、シクリカル−ディフェンシブ差は+0.71%、グロース−バリュー差は+2.85%でグロース選好がやや強めの内容となりました。業界標準の2軸対比だけでは「全面高で方向感は強気だが、その中身は何か」までは見えづらいので、詳しくは本文後半の「資金ローテーション分析」セクションで3対立軸(金利軸/資源軸/リスク軸)を使って整理しますね。
下落側で目を引くのは、米イラン和平期待でWTI原油が-12%急落した煽りを受けた鉱業-6.04%(-9.04pt)・石油・石炭製品-0.88%(-3.88pt)。値上がり業種30/33の中で、独り負けしたエネルギー2業種は明日以降の動向に注目したいところです。
値上がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 非鉄金属 | +11.62% | +8.62pt | 圧倒的トップ。銅・レアアース関連の急騰、フジクラ+11.88%・古河電工+12.41%が牽引 |
| 2位 | 金属製品 | +6.24% | +3.24pt | SUMCO+19.74%S高、半導体材料連動で急騰 |
| 3位 | 情報・通信業 | +5.88% | +2.88pt | ソフトバンクG+18.44%、AI関連投資の追い風 |
| 4位 | 電気機器 | +5.27% | +2.27pt | キオクシア+19.22%S高、東京エレクトロン+9.00%、メモリー超サイクル思惑 |
| 5位 | 化学 | +4.86% | +1.86pt | 半導体材料・電池材料関連が買われた |
値下がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 鉱業 | -6.04% | -9.04pt | WTI原油-12%急落で独り負け、INPEX急落 |
| 2位 | 石油・石炭製品 | -0.88% | -3.88pt | 米イラン和平期待で資源関連は逆風 |
| 3位 | 輸送用機器 | -0.04% | -3.04pt | タダノ-13.76%、トヨタ自動車も足踏み |
| 4位 | 精密機器 | +0.03% | -2.97pt | 名目はプラスだがTOPIX比3pt遅れ。電気機器との二極化進行 |
| 5位 | 倉庫・運輸関連業 | +0.32% | -2.68pt | 原油安は燃料コスト改善要因だが買いは限定的 |
値上がり業種30/33で全面高に見える1日でしたが、業種別ヒートマップでは「対TOPIX相対騰落」で見ることで、本当に資金が集まった業種と、見かけだけ上がった業種の違いがクッキリ浮かび上がります。下のヒートマップで主役(半導体・素材)と脇役(資源・自動車)の温度差を確認してください。
テーマ別資金フロー
本日の最強テーマは素材+3.06pt(鉄鋼+0.21・非鉄金属+8.62・化学+1.86の3業種平均)で、唯一の◎大量流入認定。最弱はエネルギー-6.46pt(鉱業-9.04・石油石炭-3.88)で、米イラン和平期待→WTI原油-12%急落の影響を直撃しています。テーマ間の格差は実に9.5ptと、全面高でも資金の流れには明確な選別が見られた1日でした。
非鉄金属が圧倒的牽引、SUMCO・フジクラ・古河電工など半導体材料・電線株が急騰。連続+1日。
電気機器+2.27pt × 精密機器-2.97ptで平均は中立。ただし代金シェア31.9%・買主率92%で実質的な主役テーマ。キオクシア・東京エレクトロン・SBGがS高またはそれに準ずる急騰。
銀行業+0.03pt・保険業-1.11pt・証券-1.60ptと地味だが、TOPIX+3%の中ではマイナス幅は小さく、米10年金利4.33%維持で底堅さ。
海運業-0.84 ↔ 空運業+0.59でまちまち。陸運業もプラス。連続-1日。
機械-0.66 ↔ 輸送用機器-3.04でまちまち。タダノ-13.76%・自動車関連の足踏みが響いた。
不動産業-1.47・建設業-1.62で揃って下落。米10年金利4.33%維持の中、金利感応セクターは出遅れ。
食料品-1.43・医薬品-2.36・電気ガス-2.32でディフェンシブ系全般が出遅れ。リスクオン局面で資金が逃げた典型的な動き。
小売業-2.03・サービス業-2.04で揃って下落。連続-1日。
卸売業のみで構成。ITホールディング系・専門商社の動向にバラツキ。
鉱業-9.04・石油石炭-3.88で2業種揃って大幅安。WTI急落の直撃。連続-2日。
資金ローテーション分析
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
本日の主題は素材主導のリスクオン × 金利上昇局面相場です。リスク軸が+2.39ptと急進、金利軸も+0.69ptで連続+1日のプラス転換。資源軸のみ-0.27ptで微マイナスですが、これは素材+3.06pt主導でエネルギー-6.46ptが沈むという内訳上の入れ替わりが反映された結果です。
| 対立軸 | 計算式 | 本日値 | 3日平均 | 10日累計 | 連続日数 | 解釈 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | 金融 − 不動産・建設 | +0.69pt | +0.36pt | -2.06pt | +1日 | 金利上昇局面 |
| 資源軸 | (エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2 | -0.27pt | +0.18pt | +3.66pt | -2日 | 資源中立(素材高×エネ安の入れ替わり) |
| リスク軸 | (製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛 | +2.39pt | +0.52pt | +4.51pt | +1日 | 強リスクオン |
10日累計でリスク軸+4.51pt・資源軸+3.66ptとプラスを維持しているのに対し、金利軸は10日累計-2.06ptながら本日プラス転換。連休前のリスクオフ局面から、本日一気にリスクオン×グロース選好に切り替わった構図がクッキリ出ています。
本日の注目銘柄
値上がり率 TOP3
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | サムコ | 6387 | 機械 | +25.28% | +22.28pt |
| 2位 | イビデン | 4062 | 電気機器 | +22.43% | +19.43pt |
| 3位 | SUMCO | 3436 | 金属製品 | +19.74% | +16.74pt |
売買代金集中 TOP3
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| ソフトバンクグループ | 情報・通信業 | +18.44% | 7,408億円 | AI関連投資の追い風、Anthropic GoogleクラウドAI半導体採用報道 |
| アドバンテスト | 電気機器 | +6.83% | 3,296億円 | 半導体検査装置、メモリー超サイクル思惑 |
| フジクラ | 非鉄金属 | +11.88% | 3,126億円 | AI/データセンター用電線需要、レーザーテック+4.64%とともに買われた |
最強モメンタム上位(RSI≥65 × 25日乖離率≥+5%)
| 銘柄名 | コード | 業種 | RSI | 25日乖離 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| オーエスジー | 6136 | 機械 | 93.77 | +16.2% | +5 | ⚠ 過熱 |
| 東海カーボン | 5301 | ガラス・土石製品 | 92.33 | +13.7% | +4 | △ やや強 |
| オムロン | 6645 | 電気機器 | 91.77 | +23.0% | +5 | ⚠ 過熱 |
| 広済堂HLDG | 7868 | – | 89.12 | +18.6% | +4 | △ やや強 |
| トーメンデバイス | 2737 | 卸売業 | 88.99 | +30.8% | +4 | △ やや強 |
本日の急騰でRSIが90超の極端な過熱領域に入った銘柄が並びます。トレンドフォロー候補とは言えますが、追加買いはリスク高め。個人的には、こういう「みんな知ってる花形」より、次に紹介するC条件(高値更新×業種強し)のほうが押し目狙いの参考になりやすいと思います。
高値更新×業種強し(年初来高値更新×業種累積pt≥+2.0pt)
| 銘柄名 | コード | 業種 | RSI | 25日乖離 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| オーエスジー | 6136 | 機械 | 93.77 | +16.2% | +5 ⚠過熱 |
| 東海カーボン | 5301 | ガラス・土石製品 | 92.33 | +13.7% | +4 △やや強 |
| オムロン | 6645 | 電気機器 | 91.77 | +23.0% | +5 ⚠過熱 |
業種全体の累積パフォーマンスが+2.0pt以上の強業種に属し、本日年初来高値を更新した銘柄。業種トレンドと個別株の両方が揃っているため確度の高いシグナルですが、ご覧の通りRSIが90超で、明日の押し目を待つほうが現実的です。
売られすぎ反転候補(RSI≤25・極端売られ)
| 銘柄名 | コード | 業種 | RSI | 25日乖離 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 共英製鋼 | 5440 | – | 4.44 | -19.4% | -6 ◎冷え |
| ピー・シー・エー | 9629 | – | 5.05 | -18.1% | -7 ◎冷え |
| 松屋 | 8237 | – | 6.81 | -15.4% | -5 ◎冷え |
本日の派手な急騰相場の真逆で、RSI一桁台・25日乖離-15%超の極端な売られすぎ領域に沈んだ銘柄です。逆張り好きにとっては、明日のローテーションでリバウンドが入る可能性のある面白いゾーン。ただし、「下げ続けるには下げ続けるだけの理由がある」のが普通なので、業績悪化や需給悪化の確認は必須です。
勝ち組セクターの中核株(業種累積W≥+2.0pt × 時価総額≥3000億)
| 銘柄名 | コード | 業種 | RSI | 25日乖離 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンクグループ | 9984 | 情報・通信業 | 79.97 | +40.9% | +5 ⚠過熱 |
| 東京エレクトロン | 8035 | 電気機器 | 73.99 | +19.8% | +4 △やや強 |
| キオクシアHLDG | 285A | 電気機器 | 71.73 | +43.6% | +3 △やや強 |
| 日立製作所 | 6501 | 電気機器 | 50.06 | -1.8% | -2 ○やや冷 |
| アドバンテスト | 6857 | 電気機器 | 65.85 | +14.6% | +3 △やや強 |
本日のS高銘柄キオクシアが勝ち組中核に登場しているのは興味深いですね。25日乖離率+43.6%は明らかに過熱領域なのに、過熱スコア自体は+3(△やや強)に留まっているのは、信用倍率が7.02倍と高めでマイナス要素として効いているためです。SBGも乖離+40.9%でモメンタム最高潮、過熱スコア+5でいよいよ警戒ゾーン。同じ電気機器でも日立製作所はRSI50・乖離-1.8%・過熱-2と冷えており、明日からのリスクは小さい一方で押し目買いが入ったときの戻り余地は十分あるかもしれません。
負け組セクターの中核株(業種累積W≤-2.0pt × 時価総額≥3000億)
| 銘柄名 | コード | 業種 | RSI | 25日乖離 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| トヨタ自動車 | 7203 | 輸送用機器 | 24.59 | -7.8% | -4 ◎冷え |
| ファーストリテイリング | 9983 | 小売業 | 52.23 | +7.9% | +1 →中立 |
| 中外製薬 | 4519 | 医薬品 | 43.58 | -5.8% | -3 ◎冷え |
輸送用機器・医薬品など本日の出遅れセクターの中核銘柄。トヨタはRSI24・25日乖離-7.8%・過熱スコア-4と完全に売られすぎ領域。資金がメモリー・半導体に偏った反動が出ている形なので、ローテーションで戻りを狙う逆張り視点はアリですが、明日の動きを見極めてから判断したいところです。
市場体温計
本日のLayer 1合計は+5/±5(🔥灼熱)で5項目すべてプラス点灯、Layer 2過熱シグナルは1/4点灯、Layer 3低温シグナルも1/4点灯と、極端な強気と二極化が同居する複雑な内容となりました。
Layer 1:日々の体温(合計 +5/±5 → 🔥灼熱)
5項目すべてが+1点灯の満点。広範な買い・幅広い業種上昇・新高値優勢・主力株の主導性・全方位プラスと、日々の体温として最強レベルの暖かさです。
| 項目 | 本日値 | +1閾値 | -1閾値 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 上昇銘柄比率 | 76.1% | ≥55% | ≤35% | +1 |
| 値上がり業種数 | 30/33 | ≥20 | ≤11 | +1 |
| 新高値−新安値スプレッド | +42 | ≥+30 | ≤-30 | +1 |
| 日経・TOPIX方向 | 両方+ | 両方+ | 両方- | +1 |
| TOP10売買代金上昇数 | 10/10 | ≥8社 | ≤3社 | +1 |
| Layer 1 合計 | +5/±5 | 🔥灼熱 | ||
Layer 2:高温シグナル(1/4点灯)
注目すべきは②「日経225 25日乖離率」が+10.05%で点灯している点。これは2020年6月以来の水準で、さすがに上昇のスピードが急すぎる感は否めません。他のRSI70超銘柄比率9.6%・騰落レシオ25日90.90・信用評価損益率-4.46%は、まだ過熱には未到達。②単独点灯=「指数だけが先行している局面」というイメージです。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI70超銘柄比率 | 9.6% | ≥25% | 38% | 未達 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +10.05% | ≥+8% | 100% | ⚠点灯 |
| ③ | 騰落レシオ25日 | 90.90 | ≥125 | 73% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.46% | ≥-3% | 88% | 未達 |
| Layer 2 合計 | 1/4点灯 | 軽微な過熱 | |||
Layer 3:低温シグナル(1/4点灯)
意外にもLayer 3で①「RSI30以下銘柄比率」が16.3%で点灯。日経が史上最高値を更新した日に、全1,534銘柄のうち16%が売られすぎ領域というのは、明らかに二極化シグナルです。「派手な日経最高値の裏で小型株は静かに沈下している」局面と読み取れます。Layer 2/3の併存は、上昇は続くが内部分化が進んでいることを示しているので、銘柄選択の難易度が上がっていると考えたほうが良さそうです。
なお、Layer 2と異なり3つ目に騰落レシオ6日を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しています。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI30以下銘柄比率 | 16.3% | ≥15% | 100% | ⚠点灯 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +10.05% | ≤-6% | 0% | 未達 |
| ③ | 騰落レシオ6日 | 106.34 | ≤60 | 0% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.46% | ≤-15% | 30% | 未達 |
| Layer 3 合計 | 1/4点灯 | 二極化サイン | |||
補助指標と相場の質
| 補助指標 | 本日値 | 判定 |
|---|---|---|
| 資金集中度(TOP3売買代金シェア) | 17.7% | 通常(30%未満) |
| 買い主導率(TOP20内) | 90% | 強い買い主導圏(70%以上) |
| TOPIX 25日乖離率 | +3.38% | 中立圏内だが強気寄り |
| 日経−TOPIX乖離率差 | +6.67pt | 値嵩偏重警戒(4pt超) |
| 騰落レシオ6日(参考値) | 106.34 | 通常範囲 |
本日の総合解釈:Layer 1=🔥灼熱で5項目満点・広範な買い×資金分散×強い買い主導と、日々の体温は文句なしの強気。一方でLayer 2の②(日経乖離+10.05%)とLayer 3の①(RSI30以下16.3%)が同時点灯したのは、「指数は急騰しているのに小型株は静かに売られている」という二極化サインです。日経−TOPIX乖離率差+6.67ptが値嵩偏重を示しており、明日以降は半導体・メモリーへの過度な集中の反動として、出遅れ業種への資金ローテーションが期待できる局面とも読めます。なお、Layer 3の点灯はあくまで「下げ止まりを警戒し始めるタイミング」のサインで、反転確定ではない点はご注意ください。
本日のマクロ環境
明日の注目ポイント
翌日のシナリオ分析
米株決算が引き続き好調で、AI/メモリー需要への期待が再評価される展開。本日の主役(電気機器・情報通信・素材)への押し目買いが入り、出遅れ業種(金融・建設)にもローテーションが拡大。日経63,000円台定着を試す動き。
※ 米株決算次第で、短期調整を挟みながらも基調的な上昇は続きそう、というのが個人的な見立てです。
日経乖離率+10.05%は2020年6月以来の極端水準で、利益確定売り優勢に。キオクシア+19%後の高値圏整理、サムコ+25%・イビデン+22%などストップ高銘柄の反落が指数の足を引っ張る。短期トレーダーの売り圧力で日経61,000円台までの調整も。
🟢 新規流入期待:金融(銀行・保険)。米10年金利4.33%維持で底堅さ、本日リバウンドが入った後の継続性を確認したい。
🔴 警戒(流出継続):エネルギー。WTI急落-12%・連続-2日で底打ち未確認。米イラン和平交渉の進展次第で原油はさらに下押しの可能性。
🟡 翌日の注目点:5/8(金)の米経済指標(小売売上高・PPIなど)と日本の信用評価損益率公表(前回-4.46%→改善か悪化か)。
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):強気(スコア:+6/11)
スコア内訳:
- A トレンド:+2/3(日経+5.58%・TOPIX+3.00%でA1点灯、A2日経-TOPIX差+2.58ptでA2点灯、A3グロース-TOPIX差-0.42pt僅差で0判定)
- B 幅・需給:+3/3(値上がり業種30/33・新高安スプレッド+42・上昇銘柄比率76.1%で全項目点灯)
- C 内部エネルギー:+0/3(cd差+0.71%は中立圏、急増銘柄の勢い・RSI健全度は中立)
- D 過熱調整:+0/-3(RSI70超9.6%・TOP3集中度17.7%でいずれも基準未達、警戒シグナル未点灯)
- E マクロ:+1/2(VIX17.49中立、米国株合算+3.48%で+1判定)
判定根拠:A・B・E群のプラスで本物の上昇構造が確認できます。特にB群が3/3満点で「値上がり業種30/33・新高安スプレッド+42・上昇銘柄76.1%」と需給環境は最高レベル。一方でC群(内部エネルギー)は0と勢いの加速感には欠け、グロース選好の偏りが残る内容。D群はまだ過熱・集中リスクが点灯しておらず、上昇余地は残っているとも読めますが、Layer 2の②(日経乖離+10.05%)が単独点灯した点は明日以降の調整リスクとして留意してください。
一言まとめ:🏆 GW明け初日に日経+5.58%(上昇幅+3,320円)・東証プライム売買代金10兆円超のいずれも過去最大級という歴史的な日。上昇率では20位以下なので「過去最強の1日」とまでは言えませんが、半導体・メモリー全面高(キオクシアS高・SUMCO+19.74%)に米イラン和平期待での原油急落が重なり、リスクオン×グロース選好の典型的な構造が出ました。正直、連休前にポジションを減らした方も多かったでしょうし、私自身もこの爆上げの恩恵をフルに受けられた組ではないので、ここから無理に追いかけるよりは、米株決算が続く中で短期調整を挟みながらも基調的な上昇が続く、という前提で押し目を待つほうが現実的かなと思います。
翌日注目:素材(非鉄金属・金属製品。連続流入の主役)/ 金融(銀行・保険。米10年金利4.33%維持で底堅さ確認)/ エネルギー(WTI反発があれば鉱業の自律反発も)







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