今日の日本株|2026年8月26日の市場資金フロー|続伸の74%はアドバンテスト1銘柄、金融4業種がそろい踏み

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年8月26日 総合判定は中立・様子見 証券・商品先物業が最強 海運業が最弱 日経平均は405円高と続伸したが上げ幅の74%はアドバンテスト1銘柄の寄与でプライムの売買代金は4カ月ぶりに7兆円を割り込んだ 値上がり業種は18業種で年初来安値の更新はゼロだった

今日の日本株|2026年8月26日の市場資金フロー|続伸の74%はアドバンテスト1銘柄、金融4業種がそろい踏み

📈 日経 +0.62%(続伸) 🏆 総合判定 中立・様子見 +0/±11 🌡 体温計 +3 ☀☀熱気 🎯 新規◎0・継続◎1
今日日経平均は405.73円高の66,262.16円と続伸しました。ただし上げ幅405円のうち301円=74%はアドバンテスト1銘柄の寄与です
中身業種は18/33が上昇。証券・保険・銀行・その他金融の4業種がそろって上位に並び、テーマも金融が10テーマ中1位でした
明日売買代金は6兆7,057億円と4カ月ぶりに7兆円割れ。現地26日引け後のエヌビディア決算を、東京は27日に受け止めます

今日の日本株は、指数だけ見れば素直な続伸でした。日経平均は66,262.16円(+0.62%・405.73円高)、TOPIXは4,111.02(+0.42%)で5日続伸です。ただしグロース250は781.15(-0.02%)と3営業日ぶりに小反落し、上げ幅の大半を1銘柄がつくった1日でもありました。

8/25 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返ります。「イベント待ち」という枠と、期待エリアに置いた2業種は当たりました。一方で警戒トリガーBは2日続けて同じ外し方をしています

自己採点 3.5 / 5.0 🟡 ①指数64,800〜67,000円・値上がり業種12〜28のレンジは的中も、もみ合いではなく素直な続伸(1.5/2.0) 🟢 ②期待エリアのその他金融業・非鉄金属はどちらも小幅プラス(1.0/1.0) 🟢 ③警戒トリガーA(半導体の崩れ)は不発で、線引きが機能(1.0/1.0) 🔴 ④警戒トリガーB(RSI70超35%超)は発動したが、相場はまた上げた(0.0/1.0)
  • ⭕ 的中メインシナリオの枠「指数は64,800〜67,000円、値上がり業種は12〜28」は的中しました。終値66,262.16円・値上がり業種18で、どちらもレンジの中です。「イベント待ちで参加者が動けない」という見立ても、売買代金6兆7,057億円と4カ月ぶりの7兆円割れで裏づけが取れました。ただし「振らされてから戻す」と書いた質感は外し、実際は寄り付きから素直に買われています。
  • ⭕ 的中期待エリアに置いたその他金融業と非鉄金属は、どちらもプラスで終わりました。その他金融業は+0.83%(相対+0.41pt)、非鉄金属は+0.81%(相対+0.39pt)です。非鉄金属は「継続2日目は翌日利確型」と書いたとおりの小幅な取り分でした。ただしその他金融業は5日前比が-0.49ptへ落ち、×見送りへ降格しています。
  • ➖ 不発弱気分岐Aの「キオクシアが前日比-4%超、またはイビデンと東京エレクトロンがそろって-3%超」は不発でした。キオクシア-2.46%・イビデン+0.50%・東京エレクトロン+0.16%で、代金の主戦場は崩れていません。半導体が持ちこたえたぶんが指数の続伸につながりました。
  • 🔔 発動最弱気分岐Bの「RSI70超銘柄比率が35%超」は発動しました。本日は36.1%です(もう一方の騰落レシオ25日135超は124.28で未達)。ところが相場はまた上げました。昨日も同じ形で外しており、過熱シグナルを「下げの合図」として書いた線引きが2日続けて機能していないことになります。

総括:枠と期待エリアは当たり、トリガーAの線引きも効きました。一方で過熱シグナルを弱気分岐の起点に置く書き方は2日連続で外しています。RSI70超は「明日下げる」の合図ではなく「押し目が深くなりやすい地合いになった」という背景条件です。明日以降の警戒トリガーは、値動きで観測できる条件(主力の下落幅・売買代金の水準)に置き直します。

本日の市場サマリー

日経+0.62%・TOPIX+0.42%で続伸。ただし上げ幅の74%はアドバンテスト1銘柄の寄与です。

主要指標
日経平均
+0.62%
66,262 円(+405円・25日乖離 +0.96%)
TOPIX
+0.42%
4,111 pt(5日続伸・25日乖離 +1.25%)
グロース250
-0.02%
781 pt(3日ぶり小反落)
セクター・内部相場
最強業種
証券・商品先物業
+2.05% / 相対 +1.63pt
最弱業種
海運業
-2.37% / 相対 -2.79pt
上昇銘柄比率
66.7%
新高値72 / 新安値0(差+72)
為替・米10年
¥159.01 / 4.647%
ドル円 -0.37円 / 米10年 -0.046pt

今日の指数を動かしたのは、ほぼアドバンテスト1銘柄です。同社は+3.63%で日経平均への寄与が+301.70円、上げ幅405.73円の74%にあたります。2位はソフトバンクグループの+61.14円、3位はリクルートホールディングスの+55.31円で、この3銘柄で418円分です。逆にファーストリテイリング-32.99円、キオクシアホールディングス-29.57円が押し下げに回りました。

ただし「値がさだけの上げ」とも言い切れません。プライムの値上がりは978・値下がり518で、上昇銘柄比率は66.7%と前日の54.8%から大きく広がりました。日経−TOPIX差も+0.20ptにとどまっています。つまり指数の見た目は1銘柄がつくったが、裾野そのものは前日より広いという、少しねじれた1日です。

そのうえで気になるのが商いの細さです。プライムの売買代金は6兆7,057億円で、4月21日(6兆8,522億円)以来4カ月ぶりに7兆円を割り込みました。8兆円割れは3営業日連続です。代金TOP3の集中度は26.6%と前日の31.4%から下がりましたが、資金の偏りは薄まったものの、そもそも参加している資金が減っているのが今日の需給です。

業種別資金フロー分析

最強は証券・商品先物業+2.05%、最弱は海運業-2.37%。上位は金融4業種が独占しました。

値上がり業種 TOP5

先頭は証券・商品先物業+2.05%(相対+1.63pt)です。SBIホールディングス+5.01%が売買代金253億円を伴って買われ、野村ホールディングス+2.04%が続きました。資金判定は〈本物〉で、最大銘柄SBIの占有率は45%です。

そのうえで注目したいのは、保険業+1.68%・銀行業+1.41%・その他金融業+0.83%と、金融4業種がすべて上位8番以内に入ったことです。東京海上ホールディングス+2.98%(日経寄与+11.11円)、三菱UFJ+1.42%、三井住友+1.49%、みずほ+1.29%、日本取引所グループ+1.15%、オリックス+0.73%と業態を問わず横並びでした。米10年金利は4.693%から4.647%へ下がった日なので、金利上昇を材料にした買いではありません。

2位のサービス業+1.85%はリクルートホールディングス+3.31%が牽引しましたが、同社が業種売買代金の76%を占め、大型主導度+1.52は33業種で最大です。業種として買われたというより、リクルート1社の話と見たほうが実態に近いですね。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1証券・商品先物業+2.05%+1.63ptSBI+5.01%・野村+2.04%。SBI45%で〈本物〉。点灯6日目
2サービス業+1.85%+1.43ptリクルートが業種代金の76%。🏢大型主導+1.52は33業種最大、点灯6日目
3保険業+1.68%+1.26pt東京海上+2.98%。〈本物〉だが5日前比-2.28ptで失速中
4銀行業+1.41%+0.99pt三菱UFJ+1.42%・三井住友+1.49%。三菱UFJ34%で〈本物〉
5医薬品+1.04%+0.62pt中外製薬+1.45%・第一三共+2.49%。武田23%で〈本物〉

値下がり業種 TOP5

最下位は海運業-2.37%(相対-2.79pt)でした。川崎汽船-3.36%、日本郵船-2.48%、商船三井-1.94%と3社そろって下げています。ただし25日累積は+18.34ptで33業種のトップクラスのままです。中期で最も買われてきた業種が、2日続けて資金の出し手にされている形ですね。

また2位の石油・石炭製品-1.84%は、ENEOS-2.12%・出光興産-1.52%が下げました。WTI原油の-4.14%が直接効いています。テーマ別でもエネルギーは-1.76ptで10テーマ最下位、④先回りアラートでも「🌧️強流出×売り主導」と、この日いちばん明確に売られた塊でした。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1海運業-2.37%-2.79pt川崎汽船-3.36%・郵船-2.48%。25日累積+18.34ptは維持
2石油・石炭製品-1.84%-2.26ptENEOS-2.12%・出光-1.52%。WTI-4.14%が直撃
3金属製品-0.88%-1.30ptSUMCO-3.90%。🐜中小型主導-1.56
4鉱業-0.84%-1.26ptINPEX-1.06%・石油資源開発-2.73%。日鉄鉱業+6.20%が逆行高
5陸運業-0.63%-1.05ptJR東-1.13%・東急-1.19%。JR東が業種代金の54%で〈本物〉

さらに複数日ベースの方向シグナルは流入8業種 対 流出20業種(中立5)で、前日の10対16から流出側が増えました。指数が続伸した日に内部の方向感はむしろ悪化しており、★の新規点灯も33業種すべてでゼロです。

テーマ別資金フロー

金融+1.29ptが2日続けて首位。10テーマ中プラスは4つだけで、上位以外は総じて売られました。

1金融+1.29pt🔥 ⤴ +2日
2内需消費+0.44pt→ 🆕 +1日
3不動産・建設+0.10pt→ ◐ +1日
4素材+0.05pt→ ⤴ +2日
5生活防衛-0.23pt→ ◐ -3日
6テクノロジー-0.40pt→ ◐ -8日
7製造業サイクル-0.68pt💧 ↘ -2日
8商社-0.70pt💧 ↘ -2日
9輸送・物流-0.83pt💧 ↘ -2日
10エネルギー-1.76pt💧💧 ↘ -3日

今日はようやく金融が2日連続で首位に残りました。前日「2日連続で上位に残ったテーマはゼロ」と書いた並びが1日で変わっています。3日平均+0.60pt・連続+2日で⤴継続強、④先回りアラートでも「🔥金融:代金TOP14銘柄・買主率100%」がこの日唯一の特筆シグナルでした。代金TOP100に14銘柄が並んで買い主導率100%は、めったに出ない揃い方です。

一方でプラスは4テーマだけで、内需消費+0.44pt・不動産建設+0.10pt・素材+0.05ptはほぼゼロ近辺です。エネルギーは-1.76ptで3日連続の流出、輸送・物流と商社と製造業サイクルも2日連続↘継続弱でした。テクノロジーは8日連続マイナスですが代金シェアは51.7%で、資金量の主役だけは半導体から動いていない構図は今日も同じですね。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸+1.19ptで2日連続の「金利上昇局面」。ただし米金利は2日続けて下がっています。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+1.19pt+2日-0.79pt金融−不動産建設。金融が2日続けて買われ、軸もプラスを維持
資源軸-0.61pt-1日-1.97ptWTIが-4.14%と急落し、エネルギー・素材・商社がそろって沈む
リスク軸-0.11pt-2日-4.53pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。ほぼゼロで方向感なし

3軸をまとめると「金利上昇×資源安×リスク中立」です。金利軸は+1.58ptから+1.19ptへ幅を縮めつつ、符号は2日連続でプラスを保ちました。ただし米10年金利は4.693%から4.647%へ、日本10年債も2.892%とほぼ横ばいで、金利が上がったのではなく金融が買われて不動産・建設が置いていかれた相対の動きにすぎません。

むしろ今日はっきりしていたのは資源軸-0.61ptです。WTI原油が80.17ドルへ4%超下げ、石油・石炭製品-1.84%・鉱業-0.84%・海運業-2.37%と資源とその輸送が一括で売られました。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「最強モメンタム」「勝ち組セクター中核」の3枠。今日は食品株と証券株が目立ちました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位は第一稀元素化学工業+23.91%です。売買代金8億円と小型で、値動きだけが突出しました。2位の弁護士ドットコム+16.23%は代金37億円を伴い、3位のJUKI+9.36%も代金が前日比+208.55%と急増しています。指数を動かした大型株とは、まったく別の顔ぶれです。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1第一稀元素化学工業(4082)化学+23.91%代金8億円と小型。値動きだけが先行
2弁護士ドットコム(6027)サービス業+16.23%代金37億円・急増率+192.44%。前日の値下がり率1位から急反発
3JUKI(6440)機械+9.36%代金7億円・急増率+208.55%

最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 相対+1pt以上)

該当は15銘柄で前日と同数ですが、顔ぶれにテーマ性が出ました。幸楽苑(RSI97.06)、J―オイルミルズ(同95.27)、明治HLDG(同94.38)、亀田製菓(同90.00)、理研ビタミン(同91.67)と食品株が5銘柄も並びます。業種としての食料品は今日-0.40%で下から6番目でしたから、業種平均と個別の強弱がここでも食い違っています。

なお該当15銘柄のうち11銘柄が過熱スコア「⚠過熱」以上で、アカツキは+7の「⚠⚠強過熱」です。RSI70超が36.1%の相場では、モメンタム上位はほぼ過熱圏に入ります。

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
NISSO HLDG(9332)サービス業97.30+6.1%+1.50%+5 ⚠過熱
幸楽苑(7554)小売業97.06+5.5%+1.69%+4 ⚠過熱
J―オイルミルズ(2613)食料品95.27+6.8%+1.75%+6 ⚠過熱
明治HLDG(2269)食料品94.38+11.1%+1.90%+5 ⚠過熱
コンドーテック(7438)卸売業93.99+7.5%+1.68%+5 ⚠過熱

勝ち組セクター中核(業種累積+2pt以上 × RSI50以上 × 乖離率0以上 × PER業種中央以下)

ここには今日のねじれが2つ写りました。ひとつは証券株で、極東証券(RSI85.02)・水戸証券(同82.18)・いちよし証券(同77.98)と中小型が並びます。最強業種の証券・商品先物業は、大型のSBIや野村だけでなく中小型まで一斉に買われたことが分かります。年初来高値更新72銘柄のうち8銘柄が同業種でした。

もうひとつは海運です。日本郵船(RSI82.52・乖離率+10.2%)と商船三井(同81.57・+11.6%)が上位に残る一方、今日の株価は郵船-2.45%・商船三井-1.90%、業種としては最下位の-2.37%でした。中期のトレンドは強いまま、今日だけ売られているという位置づけになります。

そのほか売られすぎ反転候補は2→1銘柄へ減り、踏み上げ候補は8→14銘柄へ増えました。踏み上げの筆頭は信用倍率1.00倍のアドバンテスト(+3.63%)で、今日の指数を74%押し上げた銘柄がここにも顔を出しています。

市場体温計

日々の体温は+4から+3へ小幅低下。高温シグナルは2/4から1/4へ減りました。

Layer 1 日々の体温 +3/±5 ☀☀熱気 Layer 2 高温シグナル 1/4 点灯(RSI70超36.1%) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は4.9%) 相場の質:中立|集中度26.6%・買い主導65%

Layer1は5項目中3つがプラスに点灯しました。上昇比率66.7%・新高安スプレッド+72・日経TOPIXそろってプラスで、それぞれ+1です。一方で値上がり業種は22から18へ、代金TOP10の上昇数は8社から6社へ後退していずれも±0でした。上昇の裾野は広がったのに、業種と主力株の広がりは縮んだという、少しちぐはぐな中身です。

高温シグナルは1つ消えました。騰落レシオ25日が127.46から124.28へ下がり、閾値125をわずかに割り込んだためです。ただしこれは需給が緩んだからではありません。信用評価損益率は8月14日の-3.29%から8月21日の-5.27%へ1.98ポイント悪化し、RSI70超も32.5%から36.1%へ上がっています。点灯数だけを見て「冷えた」と読むのは危ないところです。

本日のマクロ環境

米国はフィラデルフィア半導体指数が+1.44%と反発。原油は-4.14%と急落しました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.62%
66,262円・405円高
TOPIX
+0.42%
4,111pt・5日続伸
グロース250
-0.02%
781pt・3日ぶり小反落
海外株式(前日終値)
NYダウ
+0.30%
53,577・160ドル高
ナスダック
+0.66%
26,151・半導体高
S&P500
+0.32%
7,677・3指数そろって高い
為替・金利
ドル円
159.01
-0.37円・小幅円高
米10年金利
4.647%
-0.046pt・2日連続低下
VIX恐怖指数
15.67
-0.13・低位で安定
資源・需給
WTI原油
$80.17
-3.46ドル・-4.14%と急落
騰落25日
124.28
125を割り高温シグナル消灯
信用評価損益率
-5.27%
前週-3.29%から1.98pt悪化
プライム売買代金が4カ月ぶりに7兆円割れ
6兆7,057億円で、4月21日(6兆8,522億円)以来の低水準です。8兆円割れは3営業日連続で、細り方が加速しています。現地26日引け後のエヌビディア決算、27日からのジャクソンホール会議、28日のウォーシュFRB議長講演と大型イベントが3つ並び、動きたくても動けない状態がそのまま代金に出た形です。
信用評価損益率が-3.29%から-5.27%へ1.98ポイント悪化
8月21日時点の週次データです。買い残金額も6兆2,006億円から6兆4,825億円へ+4.55%増えており、高値圏で買い残が積み上がりながら含み損も広がるという良くない組み合わせです。騰落レシオが125を割って高温シグナルは1つ消えましたが、需給の緩みという意味では改善していません。
WTI原油が-4.14%と急落し、資源関連が一括で売られた
なお原油は83.63ドルから80.17ドルへ下げ、80ドル台前半まで水準を切り下げました。これを受けて石油・石炭製品-1.84%・鉱業-0.84%が下位に並び、海運業-2.37%とあわせて売られています。米10年金利は4.647%へ2日連続の低下、ドル円も159.01円と小幅な円高でした。

明日の注目ポイント

軸は現地26日のエヌビディア決算をアドバンテスト依存の指数がどう受け止めるか、金融の連騰が3日目に入るかの2点です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

★の新規点灯は33業種すべてでゼロ。買い枠は継続◎の銀行業1件だけです。

◎ 最優先 0 ○ 監視 0 △ 単騎 0 × 見送り 0
  • ★ 新規点灯:ゼロ ── 33業種すべてで新規点灯がなく、◎○△×のいずれも0件でした。「0件の日は無理に拾わない」が今日の基本線になります。
  • ◎ 継続2日目:銀行業 ── 🔥→で当日+1.41%(相対+0.99pt)。資金判定は〈本物〉で三菱UFJの占有率34%と分散しており、メガバンクから地銀まで横並びで買われた形です。ただし採用条件のAT(25日累積の5日前比)は+0.08と実質ゼロで、明日わずかに崩れれば×見送りへ落ちます。25日累積も-0.95ptとマイナス圏。継続2日目は翌日利確型なので3日目には持ち越しません。
  • × 見送り(継続):保険業・その他金融業 ── どちらも点灯2日目ですが、5日前比が保険業-2.28pt・その他金融業-0.49ptとマイナスで条件を満たしません。保険業は当日+1.68%と業種3位ですが、25日トレンドが失速中である以上ルールは曲げません(×見送りは翌日-0.28pt・勝率38.1%の区分)。
  • ⏳ 深追い注意:3業種 ── 非鉄金属(3日目)、サービス業(6日目)、証券・商品先物業(6日目)。とくに証券・商品先物業は本日+2.05%で33業種1位、5日前比も+1.93ptと加速していますが、点灯6日目なので買い候補からは除外です。検証では3日目以降の新規エントリーは翌日-0.72pt・勝率34%(p=0.0002)と明確に劣後します。
  • 🔻 空売り候補:なし ── 体温計Layer1が+3とプラスのため、売りサイドの条件は今日も成立していません。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目も4/24〜8/3の679業種日で検証し翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸は金利軸+1.19ptが2日連続プラス、資源軸-0.61ptはWTI急落で反転
  • 体温計は+4から+3へ低下。高温は2/4→1/4だが信用評価損益率は-5.27%へ悪化
  • 外部はSOX+1.44%・ナスダック+0.66%と反発も代金は4カ月ぶりの7兆円割れ
外部環境は良いが、国内の商いが4カ月ぶりの薄さまで細った
層2:テーマ10テーマの動き
  • 金融+1.29ptが2日連続首位。④でも代金TOP14銘柄・買主率100%
  • プラスは4テーマのみ。エネルギー-1.76ptは3日連続、商社・輸送物流も2日連続↘
  • テクノロジーは8日連続マイナスも代金シェア51.7%で主戦場のまま
主役は金融でようやく2日続いたが、それ以外は総じて流出
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入8対流出20。前日の10対16から流出側がさらに増加
  • ★新規点灯はゼロ。買い枠は継続◎の銀行業1件のみ(AT+0.08と薄い)
  • ⏳深追い注意が3業種。今日1位の証券・商品先物業がここに入る
指数は続伸したのに、業種の内部シグナルは前日より悪化した
3層の見立ては「外部は良い、内部は細っている、決算待ちの続伸」です:マクロ層は米株高と商いの細さが同居し、テーマ層は金融以外が総じて流出、業種層は新規点灯ゼロで買い枠が1件だけ。26日のエヌビディア決算を通過してから並びを見直すのが3層に共通する答えです。
📊 メインシナリオ:エヌビディア決算の結果次第で振れ幅が決まる。指数は64,500〜68,000円、値上がり業種は8〜28と広めに置く

今日の指数は上げ幅の74%をアドバンテスト1銘柄がつくりました。同社は半導体テスターの最大手で、エヌビディアの設備投資計画に最も素直に反応する銘柄のひとつです。決算の中身がそのまま指数の振れ幅になりやすいため、レンジは広めに置いています。

  • 期待エリア:銀行業(◎継続2日目・翌日利確型)。中身は分散していますが、5日前比+0.08と条件が薄いのでサイズは絞る
  • 継続性試金石:金融テーマの⤴継続強が3日目に入るか/証券・商品先物業が点灯7日目でも上昇を続けるか
  • 底打ち待機:海運業(25日累積+18.34ptで中期は最強のまま2日続落)/エネルギー(3日連続流出。原油が80ドルで下げ止まるか)
  • マクロ材料注視:現地26日引け後の米エヌビディア決算/27日からのジャクソンホール会議/28日のウォーシュFRB議長講演

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:エヌビディア決算を受けて、アドバンテストが今日の上げごと剥落する

今日の日経平均はアドバンテスト1銘柄で301.70円分=上げ幅の74%を稼ぎました。裏を返すと、同社が-3%動けば指数は250円前後押し下げられます。テクノロジーの代金シェアは51.7%と主戦場のままで、ここが崩れると金融だけでは支えきれません。

警戒トリガー:アドバンテストが前日比-3%超、またはキオクシアと東京エレクトロンがそろって前日比-3%超

⚡ 最弱気分岐B:商いが細ったまま、買い残の含み損が投げに変わる

信用評価損益率は-5.27%へ悪化し、買い残金額は+4.55%増えました。高値圏で買い残が積み上がったまま含み損が広がる形で、商いが薄いぶん投げが出ると値幅が出やすくなります。2日続けて「過熱シグナルの点灯」を弱気トリガーに置いて外したため、今回は値動きで観測できる条件に置き直しました

警戒トリガー:プライム売買代金が6兆円割れ、または年初来安値更新が20銘柄超(本日は0銘柄)
🎯 シナリオ信頼度
中〜やや低。3層は「外部は良いが内部は細い」で一致していますが、決め手がエヌビディア決算という外部イベントにあるため、明日の方向は指標からは決められません。加えて今日の指数は1銘柄依存で、内部シグナルは流入8対流出20と前日より悪化しています。アドバンテストが-3%超なら分岐Aへ、売買代金6兆円割れなら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:+0/±11)

  • A トレンド:+0 TOPIX+0.42%が閾値+0.5%に届かず±0、日経-TOPIX差+0.20pt・グロース-TOPIX差-0.44ptもいずれも±0.5pt以内で±0
  • B 幅・需給:+2 新高安差+72(高値72・安値0)で+1、上昇銘柄比率66.7%で+1、値上がり業種18/33は±0
  • C 勢い:+0 急増top30平均+2.07%で+1、⚠RSI70超36.1%で健全度が-1、シクリカル-ディフェンシブ差-0.59%は±0
  • D 過熱調整:-2 ⚠RSI70超36.1%・騰落レシオ124.28で過熱ブレーキ-2、代金TOP3集中度26.6%は30%以下で±0
  • E マクロ:+0 米国株合算+0.98%が+1%にわずかに届かず±0、VIX15.67は15〜25レンジで±0

判定根拠:前日の-1から1ポイント戻しましたが、判定区分は「中立・様子見」のままです。改善したC群・D群・E群はいずれも「閾値を1つ跨いだ」程度の動きで、逆にA群は+2から±0へ2ポイント下げました。TOPIX+0.42%・米国株合算+0.98%と閾値の手前で止まった項目が並んだ1日です。総合判定はあくまで今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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