今日の日本株|2026年8月19日の市場資金フロー|米半導体の急落と金利上昇で2,134円安、上がった業種は2つだけ

今日の日本株|2026年8月19日の市場資金フロー|米半導体の急落と金利上昇で2,134円安、上がった業種は2つだけ

今日の日本株|2026年8月19日の市場資金フロー|米半導体の急落と金利上昇で2,134円安、上がった業種は2つだけ

📉 日経 -3.16%(続落) 🏆 総合判定 弱気 -5/±11 🌡 体温計 -4 ❄❄低温 🎯 新規◎2・○1
今日前夜の米国でフィラデルフィア半導体指数が-4.98%と崩れ、その売りが東京へ直撃しました。日経平均は2,134.31円安の65,326.42円で、2日間の下げ幅は3,894円です
中身前日と違い、今日は逃げ場がありません。上がった業種は33のうち2つだけで、値上がり363・値下がり1,155。非鉄金属-8.33%を筆頭に31業種が下げました
明日その一方で過熱はこの2日で完全に抜けました。騰落レシオ25日は118.44と120を割り、日経25日乖離率も-0.70%とマイナス圏です

今日の日本株は、逃げ場のない全面安の1日でした。日経平均は65,326.42円(-3.16%・2,134.31円安)と続落し、2営業日で3,894円下げています。値上がりは33業種のうち医薬品と海運業の2つだけ、東証プライムの値上がりは363銘柄に対して値下がり1,155銘柄。前日は半導体だけが売られた日でしたが、今日は市場全体が売られました。

8/18 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。指数レンジも値上がり業種の読みも、今日は両方とも大きく外しました。置いておいた警戒トリガーBのほうは日経66,800円割れで発動し、線引きとしては機能しています。

自己採点 2.2 / 5.0 🔴 ①指数レンジ66,800〜68,500円は下抜けで2日連続の大外し(0.2/2.0) 🔴 ②値上がり業種12〜22の読みは2業種で大外し(0.0/1.0) 🟡 ③継続性試金石は3つ中2つ成立(0.7/1.0) 🟢 ④警戒トリガーBが発動し、下値の線引きは機能した(1.0/1.0)
  • ❌ 外れ「66,800〜68,500円のもみ合い」を2日続けて下抜けで外しました。日経は65,326.42円で想定下限から1,470円下です。前夜のフィラデルフィア半導体指数-4.98%を織り込めていませんでした。前日に「SOXの流れが東京へ波及するか」と書きましたが、波及したのは急落のほうです。
  • ❌ 外れ「値上がり業種は12〜22程度」も2業種で大外しです。前日に「内部の幅は崩れていない」と判断した根拠がそのまま消えました。上昇銘柄比率も46.4%から23.2%へ半減しています。
  • 🔔 発動警戒トリガーBの「日経66,800円割れ」が発動。もう一方の日本10年債3.0%超は2.899%と逆に低下しました。引き金は金利ではなく半導体でしたが、下値の線引き自体は機能しています。
  • ➖ 不発警戒トリガーAは、あと0.05ポイントのところで不発でした。キオクシアは始値52,550円に対し終値49,950円で、寄り付きから-4.95%。条件の-5%超にわずかに届きません。前日比では-12.60%も下げているのに判定は「不発」で、この線引きは見直しが要りそうです。
  • ⭕ 的中継続性試金石は3つのうち2つが成立しました。輸送・物流は+2.80ptで4日連続の🔥🔥強流入、エネルギーも+1.00ptで4日目です。3つ目は商社・生活防衛が継続した一方、金融が-0.08ptで途切れました。期待エリアに置いた海運業は+0.23%で、33業種に2つしかない上昇組に入っています。

総括:2日続けてレンジを外し、幅の読みまで外した1日でした。反省点は、前日の「内部の幅は改善している」をそのまま翌日の前提に置いたことです。値上がり業種14は原油高で資源株が浮いた結果で、支えが外れれば一気に細るものでした。

本日の市場サマリー

日経-3.16%・TOPIX-3.09%。総合判定は-5/±11の「弱気」で、2営業日連続のマイナス圏です。

主要指標
日経平均
-3.16%
65,326 円(-2,134円・25日乖離 -0.70%)
TOPIX
-3.09%
4,012 pt(3日続落・25日乖離 -0.88%)
グロース250
-2.10%
742 pt(TOPIXを0.99pt上回る)
セクター・内部相場
最強業種
医薬品
+0.78% / 相対 +3.87pt
最弱業種
非鉄金属
-8.33% / 相対 -5.24pt
上昇銘柄比率
23.2%
新高値34 / 新安値15(差+19)
為替・米10年
¥159.10 / 4.683%
ドル円 -0.55円 / 米10年 -0.053pt

下げ幅の内訳は数銘柄に寄っています。ソフトバンクグループ-10.34%が単独で日経を485円分、アドバンテスト-2.34%が203円分、東京エレクトロン-3.05%が173円分、キオクシア-12.60%が169円分。上位6銘柄で下げ幅2,134円の57%を説明します。同時に残る27業種も一緒に下げた点が前日との違いです。

東証プライムの売買代金は10兆1,152億円で前営業日からほぼ横ばい。キオクシア1銘柄が2兆4,685億円=全体の24.4%を占め、代金TOP3の集中度は39.0%から32.0%へ7.0ポイント下がりました。一方で代金TOP20はすべて下落し、買い主導率は0%です。大型株に買い手が1社も見当たらない以上、集中が薄まったことは救いになっていません。

業種別資金フロー分析

最強は医薬品+0.78%、最弱は非鉄金属-8.33%。上位8業種のうち6つも下げた、逃げ場のない並びでした。

値上がり業種 TOP5

先頭は医薬品+0.78%(相対+3.87pt)です。武田薬品工業+1.18%・エーザイ+1.21%・アステラス製薬+1.15%・第一三共+1.07%・中外製薬+0.55%と、主要どころが1社も欠けずにプラスでした。資金判定も〈本物〉で、最大銘柄の武田薬品工業でも業種代金の32%です。2位の海運業+0.23%は商船三井+1.24%・川崎汽船+0.51%が支えましたが、日本郵船は-0.75%と足並みはそろっていません。

3位以下は事情が違います。不動産業-0.11%・水産・農林業-0.25%・空運業-0.44%はいずれも絶対値でマイナスで、「下げ方が小さかっただけ」で相対プラスの上位に入っています。上位5業種のうち実際に上がったのは2つだけ、という点は押さえておきたいところです。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1医薬品+0.78%+3.87pt武田薬品工業+1.18%・エーザイ+1.21%。資金判定〈本物〉で最大銘柄も32%
2海運業+0.23%+3.32pt商船三井+1.24%・川崎汽船+0.51%。25日累積+24.55ptで全業種最大
3不動産業-0.11%+2.98pt三菱地所+0.36%・三井不動産+0.17%。金利低下が効いた側で〈大型主導〉
4水産・農林業-0.25%+2.84ptホクト+1.33%。25日累積+2.03ptで点灯3日目
5空運業-0.44%+2.65pt日本航空-0.42%・ANAHD-0.46%。代金が薄く判定は「-」

値下がり業種 TOP5

最下位は非鉄金属-8.33%(相対-5.24pt)で、2位以下を3ポイント近く引き離しました。古河電気工業-13.69%・フジクラ-9.73%・住友電気工業-8.66%・三井金属-8.50%・JX金属-6.63%と、AIデータセンター向けの電線・部材が軒並み二桁近く売られています。8月17日に★が点灯した業種が、18日-2.11%・19日-8.33%と2日続けて崩れた形です。

2位以下も重い内容です。ガラス・土石製品-5.40%、機械-5.10%はどちらも幅広い下げ。4位の銀行業-4.64%は主要行がそろって下げました。前日まで金利上昇を好感していた銀行が、金利の下がった日に大きく売られたのは、金利要因ではなく換金売りが主導したことを示していそうです。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属-8.33%-5.24pt古河電気工業-13.69%・住友電気工業-8.66%。フジクラが代金の50%
2ガラス・土石製品-5.40%-2.31pt日本電気硝子-5.85%・日東紡績-6.67%。資金判定〈本物〉の売り
3機械-5.10%-2.01pt住友重機械工業-7.97%・ディスコ-4.15%。最大銘柄でも19%と幅広い下げ
4銀行業-4.64%-1.55ptみずほ-4.96%・りそな-5.74%。三菱UFJが代金の37%
5電気機器-3.97%-0.88ptキオクシア-12.60%・ルネサス-9.06%。キオクシアが代金の55%

複数日ベースの方向シグナルは流入23業種 対 流出7業種でした。ただしTOPIXが3%下げれば「下げ方が小さいだけ」で流入判定が出るので、今日の23はそのまま強さとは読めません。★の新規点灯は10業種、実践判定は◎2件・○1件・△0件・×7件です。

テーマ別資金フロー

輸送・物流+2.80ptが4日連続の首位。プラスは6テーマで、最下位は素材-1.47ptでした。

1輸送・物流+2.80pt🔥🔥 ⤴ +4日
2生活防衛+2.64pt🔥🔥 ⤴ +2日
3内需消費+2.24pt🔥🔥 ⤴ +2日
4不動産・建設+1.63pt🔥🔥 ⤴ +3日
5エネルギー+1.00pt🔥 ⤴ +4日
6商社+0.50pt🔥 ⤴ +2日
7金融-0.08pt→ ◐ -1日
8テクノロジー-0.35pt→ ◐ -3日
9製造業サイクル-0.90pt💧 🆘 -1日
10素材-1.47pt💧 🆘 -1日

プラスは6テーマで、前日の9つから減りました。上位4つが🔥🔥強流入で並びますが、前日と違うのは上位テーマの絶対騰落がほとんどマイナスだという点です。輸送・物流+2.80ptの中身は海運業+0.23%・空運業-0.44%・倉庫・運輸関連業-0.65%で、相対でプラスなだけの状態でした。

最下位は素材-1.47ptで、非鉄金属-8.33%が効いて前日6位から脱落しました。テクノロジーは-0.35ptで3日連続のマイナスですが、順位は8位まで戻っています。代金シェアは62.3%から57.3%へ下がり、買い主導率は12%。代金の6割弱を持つテーマの買い主導率が12%という状態が3日続いており、指数が戻るにはここが変わる必要がありそうです。

3対立軸でみるマクロ文脈

3軸そろってマイナス。金利軸-1.71ptは「金利低下局面」へ反転し、資源軸も-2.51ptで資源安に転じました。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸-1.71pt-1日+1.28pt金融−不動産建設。日本10年債2.899%への低下を受けて「金利低下局面」へ反転
資源軸-2.51pt-1日-1.59pt素材の-1.47ptが重く「資源安」へ。原油高が効いたのはエネルギーだけ
リスク軸-3.54pt-2日-2.03pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。2日続けて「リスクオフ」

3軸をまとめると「金利は下がる・資源も下がる・リスクは落とす」です。前日は「金利上昇・資源高・リスクオフ」でしたから、金利軸と資源軸がひっくり返りました。金利が下がったのにリスクオフというのは通常の組み合わせではありません。金利低下は景気警戒からの資金の逃避であって、株への追い風ではなかったと読むのが自然でしょう。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「売買代金の集中」「負け組セクター中核」の3枠。集中度が7.0ポイント動いた日でした。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位は弁護士ドットコム+18.18%で、売買代金58億円を伴っています。2位はリンクアンドモチベーション+10.27%、3位は松屋+6.90%。全面安の日に2桁上昇が2銘柄出るのは、個別材料が指数と無関係に動いた結果でしょう。ただし弁護士ドットコムは25日乖離率+69.2%・過熱スコア+7の「⚠⚠強過熱」で、今から追いかける位置ではありません。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1弁護士ドットコム(6027)サービス業+18.18%代金58億円・増加率+801.53%。RSI84.66・過熱スコア+7
2リンクアンドモチベーション(2170)サービス業+10.27%信用倍率0.88倍の踏み上げ。年初来高値更新
3松屋(8237)小売業+6.90%信用倍率0.39倍。予想PER119.89倍と高め

売買代金の集中(TOP3シェア 32.0%・前日比-7.0pt)

集中度が7.0ポイント下がり掲載条件の±5ポイントを超えたので、この枠を出しておきます。ただし下がった理由はキオクシアの代金が3兆1,707億円から2兆4,685億円へ縮んだことで、他へ資金が回ったからではありません。

順位銘柄(コード)業種売買代金本日騰落
1キオクシアホールディングス(285A)電気機器2兆4,685億円(24.4%)-12.60%
2フジクラ(5803)非鉄金属3,878億円(3.8%)-9.73%
3アドバンテスト(6857)電気機器3,848億円(3.8%)-2.34%

負け組セクター中核(業種累積-2pt以下 × RSI50以下 × 乖離率0以下 × PER業種中央以上)

継続売り警戒の枠ですが、今日はここに物語があります。東京海上HDのRSI14.15、鹿島建設16.38と、売られすぎの水準まで来た銘柄が並びました。しかも三菱地所+0.36%・三井不動産+0.17%と、この2社は全面安のなかでプラスです。売り継続の候補として抽出されながら値動きは逆を向いており、逆張りで拾うかは体温計Layer1がプラスへ戻るのを待ってからでも遅くないでしょう。

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
東京海上HD(8766)保険業14.15-7.4%-1.76%-3 △やや弱
鹿島建設(1812)建設業16.38-11.2%-3.86%-3 △やや弱
三菱地所(8802)不動産業19.71-7.8%+0.36%-3 △やや弱
三井不動産(8801)不動産業20.03-4.9%+0.17%-2 △やや弱

なお売られすぎ反転候補は11から9銘柄へ減少。先頭はサイバーエージェントのRSI16.70で、株価は+1.27%と逆行高でした。

市場体温計

日々の体温は-1から-4「低温」へ急落し、相場の質も「極寒(広範な売り)」に変わりました。

Layer 1 日々の体温 -4/±5 ❄❄低温 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日118.44で125に未達) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は10.1%) 相場の質:極寒(広範な売り)|集中度32.0%・買い主導0%

Layer1は5項目のうち4項目がマイナスに点灯しました。上昇比率23.2%で-1、値上がり業種2/33で-1、日経・TOPIXとも下落で-1、代金TOP10の上昇が0社で-1。プラス項目はゼロで、新高安+19が±0で踏みとどまっているだけです。8月に入って最も低い水準になりました。

その一方で、高温・低温シグナルはどちらも0/4のままです。騰落レシオ25日は121.13から118.44へ下がって120の閾値を割り、RSI70超は18.8%から9.2%へ半減。7月末から積み上がっていた過熱は、この2営業日で完全に抜けています。日経25日乖離率も+2.43%から-0.70%へ沈みました。

低温側もまだ点灯していません。RSI30以下は10.1%で閾値15%に届かず、信用評価損益率も-3.29%と前週の-6.19%から改善しました。「熱は抜けたが、まだ冷え切ってもいない」というのが今の位置でしょう。

本日のマクロ環境

前夜のフィラデルフィア半導体指数-4.98%が今日の主因。ダウ-0.22%と指数の下げは限定的でした。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
-3.16%
65,326円・2,134円安
TOPIX
-3.09%
4,012pt・3日続落
グロース250
-2.10%
742pt・3指数で最小の下げ
海外株式(前日終値)
NYダウ
-0.22%
53,343・3日続落
ナスダック
-1.33%
26,290・3日続落
S&P500
-0.69%
7,692・3日続落
為替・金利
ドル円
159.10
-0.55円・やや円高へ
米10年金利
4.683%
-0.053pt・低下
VIX恐怖指数
15.81
+0.62・15台を維持
資源・需給
WTI原油
$84.54
+0.58%・3日続伸
騰落25日
118.44
120を割り込み過熱圏を脱した
信用評価損益率
-3.29%
週次・-6.19%から改善

米国市場はダウ-0.22%・ナスダック-1.33%・S&P500-0.69%と、指数だけなら穏やかな下げでした。ところがその下でフィラデルフィア半導体指数は-4.98%と急落し、売りがAI・半導体に一点集中しています。前日の東京は国内要因主導でしたが、今日はこの米国発の売りが直撃した形です。

アジアの連鎖も激しいものでした。韓国KOSPIは-5.80%と売り側のサイドカーが発動する急落で、SKハイニックス-9.75%・サムスン電子-7.82%。台湾加権も-1.30%です。一方で香港ハンセンは+0.09%とほぼ横ばいで、売りは半導体サプライチェーンを抱える日韓台に集中しています。

金利は前日に置いた読みと逆に動きました。日本10年債利回りは2.935%から2.899%へ、米10年金利も4.683%へ低下しています。ただし前夜の米国では30年債利回りが2007年以来の水準付近まで上昇しており、高PER銘柄を直撃したのはこちらでした。WTI原油は84.54ドルと3営業日続伸です。日経ボラティリティー指数は30.51から32.44へ上がった一方、VIXは15.81にとどまり、米国側にパニックの兆候は出ていません

明日の注目ポイント

軸は過熱が抜けたことを買い戻しの理由にできるか、それとも半導体の売りが3日目に入るかの二択です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

新規◎は2件。ただし質は割れており、素直に条件を満たすのは医薬品だけです。

◎ 最優先 2 ○ 監視 1 △ 単騎 0 × 見送り 7
  • ◎ 最優先:医薬品 ── 25日累積+4.66pt・5日前比+4.32pt・大型主導度+0.78の⚖中立、当日も+0.78%(相対+3.87pt)とプラス。資金判定が〈本物〉で最大銘柄の武田薬品工業でも32%という点が、この2日の◎とは決定的に違います。検証では◎は翌日+0.19pt・3日後+0.91pt・勝率60.0%と、唯一「翌日で終わらない」区分です。ただし今日の上昇は3つの逆風からの避難という側面が強く、相場が反発すれば真っ先に売られる側でもあります。
  • ◎ 最優先:倉庫・運輸関連業(記号は◎ですが扱いは慎重に) ── 当日の絶対騰落は-0.65%で、相対+2.44ptは「下げ方が小さかった」だけ。25日累積も-2.44ptとマイナス圏で、資金判定は「-」です。同じ◎でも医薬品と同格には扱えないと見ています。
  • ○ 監視:鉄鋼 ── 25日累積+11.27ptは上位ですが5日前比+0.97ptと加速は弱く、当日は主力3社そろって下落での点灯(-2.47%)です。○は翌日+1.65pt・勝率75%の一方、3日後は-0.10ptと伸びない翌日利確型で、金利低下も中国景気も鉄鋼には向かい風です。
  • ◎ 継続2日目:輸送用機器/鉱業/石油・石炭製品/繊維製品 ── 4件と厚いのですが、うち3件は当日-2.8%以上の下げで、繊維製品は相対でもマイナスです。検証では2日目まで優位が残ります(翌日+0.36pt・勝率55%)が、輸送用機器(〈本物〉・トヨタ自動車44%)以外は資金判定が「-」。4件拾う場面ではなく、翌日の寄り付きを見てから1件が妥当でしょう。
  • 🔻 空売り候補:海運業/電気・ガス業/水産・農林業/情報・通信業 ── 体温計Layer1が-4のため、⏳3日目以降の4業種が空売り候補へ切り替わりました(検証では翌日相対-0.73pt・下落率63%)。ただしLayer1がマイナスの日にだけ有効な条件付きで、海運業は今日も相対+3.32ptと強く、時間軸のルールから機械的に出た表示です。
  • × 見送り:7件 ── 陸運業、サービス業(5日前比-4.52ptの失速・単騎)、証券・商品先物業(同-5.28pt)、不動産業(25日累積-5.91ptの↓系)、ゴム製品、パルプ・紙、卸売業。★は付いても加速か水準のどちらかが欠けています。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目の枠も4/24〜8/3の679業種日で検証し、翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルはまだ小さく検証は継続中です(次回再検証は2026年11月中旬を予定)。有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸は3つそろってマイナス。金利軸-1.71ptと資源軸-2.51ptが同時に反転
  • 体温計は-1から-4へ急落し「極寒」。高温0/4・低温0/4は動かず
  • 外部はSOX-4.98%・KOSPI-5.80%。一方でVIX15.81と広がりは限定的
売りは半導体に限定。過熱のほうは2日で完全に抜けた
層2:テーマ10テーマの動き
  • プラスは6テーマ。輸送・物流+2.80ptが4日連続の首位
  • ただし上位テーマの絶対騰落はほぼマイナス。相対で浮いているだけ
  • テクノロジーは3日連続マイナス。代金シェア57.3%で買い主導率12%
資金の移動ではなく全体の現金化。相対プラスの意味が前日と違う
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入23対流出7。TOPIXが3%下げたことによる見かけの流入を含む
  • ★新規点灯10業種の実践判定は◎2・○1・△0・×7。条件を素直に満たすのは医薬品のみ
  • 代金TOP20は全銘柄が下落し、買い主導率0%
選択肢は数だけ増えたが、中身は1件に絞られる
3層の見立ては「熱は抜けたが、買い手はまだ戻っていない」です:マクロ層では騰落レシオも乖離率も過熱圏を脱した一方、テーマ層・業種層のどちらにも実際に買われている場所が見当たりません。
📊 メインシナリオ:2日で3,900円下げた反動の買い戻しが入り、指数は64,500〜66,800円で下げ止まりを探る展開

騰落レシオ25日118.44・日経25日乖離率-0.70%と過熱は完全に抜け、VIX15.81・信用評価損益率-3.29%と需給の余裕も残ります。連日の急落が続く可能性は前日より下がったと見ていますが、買い主導率0%からの反発は一度下値を試してからになることが多いはずです。値上がり業種は8〜22と幅を広めに置きます。

  • 期待エリア:◎最優先の医薬品。〈本物〉・最大銘柄32%と、今日の◎2件で条件を素直に満たす唯一の枠です
  • 継続性試金石:輸送・物流の🔥🔥強流入が5日目に入るか/生活防衛・内需消費の⤴継続強が続くか/テクノロジーの買い主導率が12%から改善するか
  • 底打ち待機:非鉄金属と電気機器。どちらも◐中立以上が2日続くのを待って十分です
  • マクロ材料注視:SOXが下げ止まるか/KOSPIの戻り/WTI84ドル台の維持/ドル円159円台の維持

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:半導体の売りが3日目に入り、買い主導率0%が続く

代金TOP20が全銘柄下落・買い主導率0%は、大型株に買い手が1社も見当たらない状態です。この状態が続くと値ごろ感での買いも入りにくくなります。

警戒トリガー:キオクシアが前日比-5%超、または代金TOP10の上昇が2社以下で3日連続

⚡ 最弱気分岐B:値上がり業種2という状態が2日続き、幅の消失が定着する

上昇比率23.2%・値上がり業種2/33は8月で最も悪い数字です。1日だけなら急落の反動で戻りますが、2日続くと需給そのものが傷みます。年初来高値更新も102から34へ減りました。

警戒トリガー:値上がり業種が2日連続で10未満、または新高安スプレッドがマイナス転換
🎯 シナリオ信頼度
中の下。2日続けて指数レンジを外しているので、レンジ幅は前日より広めに置きました。下げの理由が海外の半導体売りという読みにくい外部要因である点も変わりません。ただし過熱が抜けたこととVIXが15台にとどまることは、前日にはなかった支えです。値上がり業種が2日連続で10未満なら分岐Bへ、キオクシアが前日比-5%超なら分岐Aへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):弱気(スコア:-5/±11)

  • A トレンド:±0 TOPIX-3.09%が-0.5%以下で-1、日経-TOPIX差-0.07ptは±0、グロース-TOPIX差+0.99ptは+1
  • B 幅・需給:-2 値上がり業種2/33が10以下で-1、上昇銘柄比率23.2%も35%以下で-1、新高安差+19は±0
  • C 勢い:-1 シクリカル-ディフェンシブ差-2.73%が-1.0%以下で-1、RSI健全度と急増top30平均+0.16%は±0
  • D 過熱調整:-1 騰落レシオ25日118.44で過熱ブレーキは±0へ改善、代金TOP3集中度32.0%が30%超で-1
  • E マクロ:-1 米国株合算-2.02%が-1%以下で-1、VIX15.81は15〜25レンジで±0

判定根拠:前日の-3から-5へ2ポイント下がりましたが、内訳は入れ替わっています。悪化したのはB群(+1→-2)とC群(+1→-1)で、幅と勢いが同時に失われました。逆にA群は-2から±0へ、D群は-3から-1へ改善しています。スコアが下がった日に、過熱と二極化はむしろ解消したという形です。総合判定はあくまで今日の要約であって、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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