今日の日本株|2026年5月1日の市場資金フロー|連休前で小幅高、日銀の円買い介入で円急騰
- 日経+0.38%・TOPIX+0.04%でほぼ横ばい。値上がり業種は12/33(前日7/33→改善)。連休前で売買代金は7兆4,072億と最近の8〜10兆円台と比べると控えめでした。
- 空運業+3.63%・卸売業+2.50%・陸運業+1.46%が上位を占め、商社・物流が3日連続のプラス。一方で精密機器-2.29%・非鉄金属-1.96%が逆行安で続いています。
- ドル円は156.51円で前日比-3.37円の急速な円高。日銀の円買い介入(推定5.4兆円規模)が背景にあり、輸出株には逆風として効いた1日でした。
マーケットサマリー
| 指標 | 本日値 | 前日比 | 水準感 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 59,513.12 | +0.38% | 小幅高 |
| TOPIX | 3,728.73 | +0.04% | ほぼ横ばい |
| グロース250 | 771.25 | +0.60% | 新興堅調 |
| NT倍率 | 15.96 | +0.05 | 大型寄り |
| ドル円 | 156.51円 | -3.37円 | 急速な円高 |
| 米10年金利 | 4.394% | -0.016pt | 横ばい |
| VIX | 17.05 | -1.36 | 低位(警戒後退) |
| NYダウ | 49,652.14 | +1.62% | 反発 |
| ナスダック | 24,892.31 | +0.89% | 史上最高値更新 |
| WTI原油 | 105.49ドル | -2.54% | 反落(ただし高止まり) |
| 騰落レシオ25日 | 89.74 | − | 中立圏 |
| 東証プライム売買代金 | 7兆4,072億 | − | 連休前で控えめ |
今日の日本株:業種別の資金フロー分析
本日のローテーションは、ディフェンシブ寄りの色合いが濃い1日でした。シクリカル平均は-0.76%とマイナスに沈んだのに対し、ディフェンシブ平均は+0.46%とプラス。空運業+3.63%・陸運業+1.46%といった物流・運輸系のディフェンシブが上位を独占する一方、シクリカルでは精密機器-2.29%・輸送用機器-0.62%・海運業-0.80%と全体に弱く、リスクオフ寄りの景色になっています。グロース(情報・通信業+0.92%・サービス業+0.15%)はプラスを維持していて、グロース-バリュー差は+1.51%とグロース優位です。
業界標準のシクリカル-ディフェンシブ差は-1.22%でディフェンシブ寄り、グロース-バリュー差は+1.51%でグロース選好と、2軸対比だけでもリスクオフ気味の構図が見えてきます。ただ、本ブログでは10テーマ+3対立軸でもう一段解像度を上げて見ているので、本日の主題は本文後半の「資金ローテーション分析」セクションで改めて整理してみますね。
値上がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 空運業 | +3.63% | +3.59pt | JR各社や物流の決算評価+円高進行で内需国際路線の追い風。連休前の動きとしてこの強さは目を引きます。 |
| 2 | 卸売業 | +2.50% | +2.46pt | 住友商事+17%、豊田通商+12%など決算評価で総合商社が一斉買い。商社テーマは3日連続のプラス。 |
| 3 | 陸運業 | +1.46% | +1.42pt | JR東日本+9.21%が決算で急伸。陸運は前日まで弱い動きでしたが、ここで一気に持ち直しました。 |
| 4 | 情報・通信業 | +0.92% | +0.88pt | ソフトバンクグループ+3.93%が牽引。米株のリスク選好に素直に反応した1日です。 |
| 5 | 金属製品 | +0.76% | +0.72pt | 東洋製罐G+6.14%など個別の決算物色。資源軸が中立に振れる中、地味に上位入り。 |
値下がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 精密機器 | -2.29% | -2.33pt | 決算後の利食いで半導体検査関連が急落。HOYA-4.36%・北里-8.22%など。 |
| 2 | 非鉄金属 | -1.96% | -2.00pt | フジクラ-2.73%・古河電工-2.78%など電線御三家が軟調。原油反落で資源株の連れ安も重なりました。 |
| 3 | 証券・商品先物業 | -1.60% | -1.64pt | 円高進行で為替差損懸念。証券は本日のリスクオフ気味の地合いを最もストレートに反映する業種です。 |
| 4 | 保険業 | -1.21% | -1.25pt | 金利低下+円高で逆風2発。銀行業-0.24%は意外と粘りましたが、保険は調整色が強くなっています。 |
| 5 | ゴム製品 | -1.03% | -1.07pt | ブリヂストン-1.04%中心に弱め。タイヤ関連は素材・原油動向と連動しやすく、原油反落の影響もありそうです。 |
下のヒートマップで、過去10営業日における33業種の対TOPIX相対騰落の流れをご確認ください。鉱業(累積1位)、金属製品(2位)、ガラス・土石製品(3位)など、ここ2週間で資金が向かっている業種と、輸送用機器(32位)、証券・商品先物業(33位)といった出遅れ業種のコントラストが見えてきます。
本日の日本株:テーマ別資金フロー
本日の最強テーマは商社+2.46pt、最弱は金融-1.06ptでした。商社は卸売業単独で+2.46ptと、住友商事+17.12%・豊田通商+12.57%・三菱商事+4.59%といった顔ぶれが揃って買われた、決算ドリブンの強流入です。一方で金融は銀行・保険・証券3業種すべてマイナスで、円高と金利低下のダブルパンチを浴びた格好になっています。商社・輸送物流が3日連続でプラスを維持していて、資金がこの2テーマに継続して流れている流れがはっきりと出てきました。
1. 商社
2. 輸送・物流
3. 内需消費
4. 生活防衛
5. エネルギー
6. 製造業サイクル
7. 不動産・建設
8. 素材
9. テクノロジー
10. 金融
資金ローテーション分析
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みになっています。
本日の主題は「金利低下 × 資源中立 × リスクオフ」です。3軸そろってマイナス圏に沈み、ディフェンシブ寄りで内需・物流選好、製造業・テクノロジー逆風、という構図が浮かび上がってきます。リスク軸が-0.74で連続-3日となっていて、ここ数日のリスクオフ寄りの基調が継続している様子も見えてきます。
| 対立軸 | 計算式 | 本日値 | 3日平均 | 10日累計 | 連続日数 | 解釈 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | 金融 − 不動産・建設 | -0.30pt | -0.11pt | -2.84pt | -1日 | 金利低下局面 |
| 資源軸 | (エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2 | -0.19pt | +0.50pt | +2.83pt | -1日 | 資源中立 |
| リスク軸 | (製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛 | -0.74pt | -0.66pt | +1.50pt | -3日 | リスクオフ |
注目したいのは資源軸の動きです。10日累計では+2.83ptと依然プラスを維持していますが、本日値は-0.19でわずかにマイナス、連続-1日に転じました。3日平均でも+0.50と勢いが鈍化しています。鉱業-0.84%の下落+WTI-2.54%の反落が背景にあって、ここ数日続いていた資源高の流れがいったんクールダウンしてきた印象です。一方で金利軸は10日累計-2.84ptとマイナスが定着していて、金利低下+金融軟調の構図はしばらく続きそうな気配。リスク軸-0.74も含めて、製造業サイクル・テクノロジー・素材の3つが揃ってアンダーパフォームする日が増えてきています。
本日の注目銘柄
値上がり率 TOP3
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ティラド | 7236 | 輸送用機器 | +31.41% | +31.37pt |
| 2 | TOTO | 5332 | ガラス・土石製品 | +18.43% | +18.39pt |
| 3 | 住友商事 | 8053 | 卸売業 | +17.12% | +17.08pt |
ティラドはサーマルマネジメント大手の決算評価。TOTOは住宅設備の決算反応、住友商事は前述のとおり総合商社の決算ドリブン買い。連休前にしては個別の動きはダイナミックで、市場の関心が個別決算に向かっている様子が、この上位3銘柄の顔ぶれからも見て取れます。
売買代金集中 TOP3
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシアホールディングス(285A) | 電気機器 | -3.06% | 7,005億円 | 決算後の利益確定売り、TOP1の主戦場 |
| ソフトバンクグループ(9984) | 情報・通信業 | +3.93% | 3,877億円 | 情報・通信業を牽引する大型主導 |
| レーザーテック(6920) | 電気機器 | +0.56% | 3,237億円 | 半導体関連の動向観測。値動き穏やか |
本日の売買代金TOP3集中度は24.4%で「通常」レベル。前日の30%超えからは正常化していて、特定銘柄への極端な集中は和らいでいます。キオクシア-3.06%が出来高首位で逆行安、ソフトバンクグループ+3.93%が大型主導、レーザーテック+0.56%は様子見と、テクノロジー大手の中でも温度差が出ている1日でした。
最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5%)
最強モメンタム条件をクリアした銘柄のトップ5です。トレンドフォロー戦略の参考になるラインアップで、RSIと乖離率がともに高く、上昇トレンドが強く維持されている銘柄が並びます。過熱スコア+3以上は短期過熱に注意、+2以下は押し目狙いの候補として見ておくとよさそうです。
| 銘柄名 | コード | RSI | 乖離率 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| オーエスジー | 6136 | 93.47 | +13.5% | +3 | ⚠ やや過熱 |
| リオン | 6823 | 92.48 | +20.0% | +2 | ◐ 中立 |
| 東海カーボン | 5301 | 91.4 | +11.8% | +2 | ◐ 中立 |
| オムロン | 6645 | 89.21 | +15.2% | +3 | ⚠ やや過熱 |
| セレス | 3696 | 89.06 | +34.3% | +3 | ⚠ やや過熱 |
高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の累積相対騰落+1pt以上)
本日の最強条件で5銘柄。卸売業(累積+2.59pt)に属する商社株が4銘柄並ぶ結果になりました。住友商事+17.12%は決算後の急騰で過熱気味ですが、業種トレンドが強く、押し目があれば拾える銘柄群です。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 佐藤商事 | 8065 | 卸売業 | +1.13% | +1.09pt | +2 | ◐ 中立 |
| 新光商事 | 8141 | 卸売業 | +2.27% | +2.23pt | +3 | ⚠ やや過熱 |
| 住友商事 | 8053 | 卸売業 | +17.12% | +17.08pt | +3 | ⚠ やや過熱 |
| ダイトロン | 7609 | 卸売業 | +7.94% | +7.90pt | +3 | ⚠ やや過熱 |
| 近鉄グループHLDG | 9041 | 陸運業 | +3.60% | +3.56pt | +0 | ◐ 中立 |
売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-8%)
| 銘柄名 | コード | RSI | 乖離率 | 出来高倍率 | 騰落率 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 共英製鋼 | 5440 | 4.27 | -20.1% | 1.66倍 | -3.79% | -3 |
| ピー・シー・エー | 9629 | 5.53 | -18.9% | 1.32倍 | -1.57% | -3 |
| パソナグループ | 2168 | 5.69 | -12.1% | 1.51倍 | -1.72% | -3 |
| 松屋 | 8237 | 6.23 | -14.7% | 1.06倍 | -1.25% | -2 |
| アークス | 9948 | 6.8 | -8.0% | 1.02倍 | -0.44% | -1 |
踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)
三菱鉛筆+9.13%・マックス+6.08%が代表例。決算評価でショートカバー型の上昇に発展した銘柄群です。本日の踏み上げ候補は新規発生した銘柄が多いので、明日以降の継続性に注目したいところです。
| 銘柄名 | コード | 信用倍率 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 三菱鉛筆 | 7976 | 0.79倍 | +9.13% | +9.09pt | +1 | ◐ 中立 |
| マックス | 6454 | 0.55倍 | +6.08% | +6.04pt | +1 | ◐ 中立 |
| 西武HLDG | 9024 | 0.82倍 | +4.18% | +4.14pt | +1 | ◐ 中立 |
| 日本瓦斯 | 8174 | 0.83倍 | +4.16% | +4.12pt | +1 | ◐ 中立 |
| セントラル警備保障 | 9740 | 0.83倍 | +4.08% | +4.04pt | +1 | ◐ 中立 |
勝ち組セクターの中核株(上昇業種×時価総額×割安)
累積+2pt以上の勝ち組セクターは電気機器(+2.95pt・5位)・情報・通信業(+4.01pt・4位)・建設業(+2.47pt・7位)・卸売業(+2.59pt・6位)あたりです。電気機器は本日+0.40%でなんとかプラス維持、情報・通信業も+0.92%で堅調。中核株はキーエンス・村田製作所・SBGなど、決算が出尽くしたメガ株が中心となっています。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 予想PER | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| キーエンス | 6861 | 電気機器 | +7.24% | 39.46 | +2 |
| 村田製作所 | 6981 | 電気機器 | -0.35% | 42.50 | +2 |
| イビデン | 4062 | 電気機器 | -0.78% | 100.94 | +2 |
| ソフトバンクグループ | 9984 | 情報・通信業 | +3.93% | 5.52 | +2 |
| 太陽誘電 | 6976 | 電気機器 | -3.90% | − | +2 |
負け組セクターの中核株(下落業種×時価総額×割高)
累積-2pt以下の負け組は輸送用機器(-5.88pt・32位)・証券(-6.10pt・33位)・電気・ガス(-5.29pt・31位)・水産・農林(-5.22pt・30位)・石油・石炭製品(-4.53pt・29位)あたり。トヨタ・JR東海・武田・アステラスなど、ディフェンシブ系大型株がここに並ぶのは、円高+金利低下のマクロ環境を反映した結果と読み取れます。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 予想PER | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| アステラス製薬 | 4503 | 医薬品 | -1.12% | − | -3 |
| 武田薬品工業 | 4502 | 医薬品 | -0.59% | − | -1 |
| 西日本旅客鉄道 | 9021 | 陸運業 | +0.90% | − | +0 |
| 東海旅客鉄道 | 9022 | 陸運業 | -3.55% | − | -2 |
| トヨタ自動車 | 7203 | 輸送用機器 | -0.76% | − | -1 |
市場体温計
本日の総合体温は+0(☁ 常温・中立)。Layer 2の高温シグナルは0/4で過熱なし、Layer 3の低温シグナルは1/4でRSI30以下銘柄比率(25.9%)のみが点灯。総合的には「方向感がはっきりしない、ただし広がりが弱い」という中立コンディションが見えてきます。
Layer 1:日々の体温(合計 +0 / ±5 → ☁ 常温・中立)
Layer 1は5項目で-5〜+5の温度を計測する指標です。本日は[+0,+0,-1,+1,+0]で新高安差分のみマイナス、日経・TOPIX両方+で大型株の広がりは保たれている、という内訳になっています。
| 項目 | 本日値 | +1の閾値 | -1の閾値 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 上昇銘柄比率 | 42.6% | ≥55% | ≤35% | +0 |
| 値上がり業種数 | 12 / 33 | ≥20 | ≤11 | +0 |
| 新高値−新安値スプレッド | -151 | ≥+30 | ≤-30 | -1 |
| 日経・TOPIX方向 | 日経+ TOPIX+ | 両方+ | 両方- | +1 |
| TOP10売買代金上昇数 | 6 / 10 | ≥8社 | ≤3社 | +0 |
| Layer 1 合計 | +0 / ±5 ☁ 常温(中立) | |||
Layer 2:高温シグナル(0 / 4 点灯)
本日は4項目すべて未達で過熱シグナルゼロ。信用評価損益率は-4.46%まで悪化していて、+1の閾値(-3%)への到達まで進捗87%とかなり近づいているのですが、評価損益率は基本的に「悪化=高温に届かない」方向の指標なので、ここからの反発局面で初めて+1点灯の可能性が出てくる、という見方になります。
| 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| RSI70超銘柄比率 | 4.8% | ≥25% | 19% | 未達 |
| 日経225 25日乖離率 | +4.92% | ≥+8% | 61% | 未達 |
| 騰落レシオ25日 | 89.74 | ≥125 | 71% | 未達 |
| 信用評価損益率 | -4.46% | ≥-3% | 87% | 未達 |
| 合計 | 0/4点灯 → 過熱なし | |||
Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)
RSI30以下銘柄比率が25.9%で点灯(閾値15%を大きく超過、進捗100%)。底値圏に沈んでいる個別銘柄が一定数残っていることが見えてきます。一方で日経25日乖離率は+4.92%と高水準にあり、騰落レシオ6日は73.35で60を超えて過冷を脱出しています。なお、Layer 2と異なり3つ目に騰落レシオ6日を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しているという経緯です。
| 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| RSI30以下銘柄比率 | 25.9% | ≥15% | 100% | ✅ 点灯 |
| 日経225 25日乖離率 | +4.92% | ≤-6% | 0% | 未達 |
| 騰落レシオ6日 | 73.35 | ≤60 | 33% | 未達 |
| 信用評価損益率 | -4.46% | ≤-15% | 29% | 未達 |
| 合計 | 1/4点灯 → 一部底値圏(2点以上で逆張り検討) | |||
補助指標と相場の質
補助指標は同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を識別するための補助線です。本日は資金集中度24.4%で「通常」、買い主導率35.0%で中立圏。気になるのは日経−TOPIX乖離率差+4.35ptで「値嵩偏重警戒」となっている点で、大型ハイテクへの資金集中が進んでいる様子が見えてきます。
| 補助指標 | 本日値 | 判定 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 資金集中度(TOP3売買代金シェア) | 24.4% | 通常 | ≥30%で集中、≥40%で極端集中 |
| 買い主導率(TOP20内) | 35.0% | 中立 | ≥70%で買い主導/≤30%で売り主導 |
| TOPIX 25日乖離率 | +0.57% | 中立 | ±5%で中立圏 |
| 日経−TOPIX乖離率差 | +4.35pt | 値嵩偏重警戒 | ≥+4ptで値嵩偏重 |
| 騰落レシオ6日(参考値) | 73.35 | 過冷 | ≤60で超過冷/≤80で過冷 |
本日の総合解釈
総合体温+0(☁ 常温・中立)/高温シグナル0/4/低温シグナル1/4。日経+0.38%・TOPIX+0.04%でほぼ横ばい、上昇銘柄比率42.6%・値上がり業種12/33で中立。新高安差分(-151)のみマイナスですが、日経・TOPIX両方+で大型株の広がりは保たれていて、L1は[+0,+0,-1,+1,+0]とバランス型の中立になっています。Layer 3でRSI30以下25.9%が点灯し依然として底値圏の銘柄が残るものの、騰落レシオ6日=73.35は60超で過冷を脱出した状態。テーマ別では商社+2.46pt・輸送物流+1.12ptが連続+3日で継続流入、テクノロジー-0.99pt・素材-0.89pt・金融-1.06ptが流出。3対立軸は金利-0.30・資源-0.19・リスク-0.74でリスクオフ寄りの色合いです。米株反発(ナス+0.89%・S&P+1.02%最高値・VIX17.05)が下支えとなる中、明日に向けては無理に張らず、テーマの強い商社・輸送物流の押し目買いに絞ったポジション継続がよさそうな相場、というのが私の見立てです。
本日のマクロ環境
明日の注目ポイント
翌日のシナリオ分析
明日の相場展開を、強気と弱気の両シナリオで整理してみます。本日の地合いは中立・様子見の0/-1ですが、商社・輸送物流の継続流入とテクノロジー・金融のアンダーパフォームが両立している、二極化の構図です。連休を挟むので海外動向次第のところも大きいのですが、地合いとしてどちらに振れる可能性があるかを書いておきます。
🟢 強気シナリオ
商社・輸送物流が4日連続でプラスを維持し、決算評価から物色テーマが内需消費(+0.19pt・連続+1日)へ広がる展開。値上がり業種数は12→20超へ拡大、Layer 1の上昇銘柄比率や業種数で+1点灯し、総合体温が+2〜+3に乗ってくる流れ。連休明けの米株が継続して史上最高値圏で推移すれば、リスクオン回帰のシナリオ。
🔴 弱気シナリオ
テクノロジー(連続-1日)・金融(連続-1日)の流出がさらに進み、半導体関連の決算売りが拡大する展開。日銀の円買い介入で円高が一段と進行すれば、輸出株への重しが続いて、Layer 1の上昇銘柄比率や日経・TOPIX方向で-1点灯し総合体温が-3以下に沈むシナリオも考えられます。リスク軸-0.74からさらに深くなれば、本格リスクオフへの移行も視野に入ります。
明日の注目テーマ・銘柄
- 🟢 最注目セクター:商社(連続+3日・累積+2.59pt) 住友商事+17.12%・三菱商事+4.59%・豊田通商+12.57%が決算後の継続買いで強い動きです。卸売業単独で+2.46ptの強流入、4日連続での継続性に注目。
- 🟢 新規流入期待:輸送・物流(連続+3日・累積-2.33pt) 空運業+3.63%・陸運業+1.46%が物流系を一斉に押し上げました。10日累計はまだマイナスで、出遅れ修正余地は残っている状態です。
- 🔴 警戒セクター:テクノロジー(連続-1日・代金TOP100で42.2%占有) 代金TOP100で26銘柄・買主率50%。一極集中したまま下落していて、半導体関連(精密機器-2.29%・電気機器+0.40%でも内訳は分裂)の動向に要警戒。
- 🟡 翌日注目点:連休明けの米株反応とドル円水準 ナスダック・S&P500の最高値更新が続くか、日銀介入後にドル円が155円割れまで進むかどうか。連休中の海外材料次第で、寄り付きから大きくギャップが空く可能性もあります。
本日の総合判定
📊 総合判定:中立・様子見(11因子モデル合計 -1 / +11)
📌 判定根拠
04/30の-5から+4ポイント大幅改善。値上がり業種12/33で広がり中庸、商社+2.46pt・輸送物流+1.12ptが3日連続で牽引する一方、テクノロジー-0.99pt・素材-0.89pt・金融-1.06ptが流出して二極化が進行。シクリカル-ディフェンシブ差-1.22%でリスクオフ判定(C1=-1)、RSI50+が27.3%にとどまり勢い不足(C3=-1)。日銀の円買い介入で輸出株に逆風、新高安差分-151で需給は依然軟調(B2=-1)。一方、米株反発+1.91%(E2=+1)・グロース-TOPIX+0.56pt(A3=+1)は支えとなりました。
🗣️ 一言まとめ
連休前で売買代金も控えめな中、円買い介入が加わって輸出株には逆風。それでも商社・物流の3日連続プラスは継続していて、二極化の構図はそのまま。無理にリスクを取りに行くのではなく、テーマの強い銘柄の押し目を拾う構えで明日に臨む、というのが私の見立てです。
🎯 翌日注目
商社・輸送物流の4日連続プラスが続くか、テクノロジー(特に半導体・通信機器)の戻りが見られるか、ドル円155円割れ進行で輸出株がさらに押されるか、の3点。連休を挟むので、寄り付きの海外材料反映ぶりにも注意したいところです。







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