今週の日本株|2026年8月24日〜28日の市場資金フロー|TOPIX7日続伸・グロース急伸

今週の日本株 市場資金フロー週次レポート 2026年8月24日〜28日 日経平均+0.59% TOPIX7日続伸・グロース250は+7.12%と急伸 値上がりトップ第一稀元素化学工業+45.36%・東洋エンジニアリング+19.47%・インフォマート+17.27% 最強サービス業 最弱水産・農林業

今週の日本株:TOPIXは7日続伸・グロース250が+7.1%と急伸、半導体は日替わりの乱高下(2026年8月24日〜28日)

今週(8/24-28)の日本株は、月曜こそサムスン電子-8.7%・KOSPI-3.12%という韓国株急落の波及で半導体が総崩れとなり、日経平均は-0.74%の軟調スタートになりました。しかし火曜は一時900円超安から1,295円幅の切り返しを見せ、水曜は金融主導で続伸。注目のエヌビディア決算は好内容だったものの、木曜の東京市場は「材料出尽くし」で反応薄と、半導体が日替わりで主役と重石を入れ替わる展開でしたね。そして金曜はTOPIXが7日続伸、グロース250は+3.16%と約3カ月ぶりの高値で締めています。結果、日経平均は週間+0.59%と小幅高にとどまった一方、TOPIXは+1.95%、グロース250は+7.12%と、指数の強さがはっきり分かれた1週間でした。ただし金曜夜には米FRB議長の講演を受けて米金利が上昇し、ドル円は160円台、半導体株指数SOXは-3.47%と波乱含みの週末になっています。来週は9/4(金)の米雇用統計が最大の焦点です。
日経平均 週間
+0.59%
TOPIX 週間
+1.95%
グロース250 週間
+7.12%
勝ち組セクター首位
サービス業
負け組セクター首位
水産・農林業
週間値上がり銘柄TOP3
第一稀元素 +45.36%
東洋エンジ +19.47%
インフォマート +17.27%
週間値下がり銘柄TOP3
シナネンHD -11.79%
キオクシア -11.34%
イワキポンプ -8.95%
📌 今週3行まとめ
  • 週の流れ:サムスン電子急落の波及で軟調に始まった週。日経平均は+0.59%の小幅高どまりでしたが、TOPIXは7日続伸グロース250は+7.12%と約3カ月ぶり高値まで買われ、半導体が日替わりで乱高下する裏で銀行・サービスに静かに資金が積み上がった1週間
  • 勝ち組セクター:サービス業/証券・商品先物業/銀行業の内需・金融3強。リクルートHDが週間+11%と牽引し、地銀には週間2桁高が続出
  • 来週の焦点:金曜夜のFRB議長講演を受けて米9月利上げ観測が急上昇。SOX-3.47%・ドル円160円台を月曜にどう消化するか、そして9/4(金)の米雇用統計

今週の日本株:週間マーケットサマリー

指標前週末(8/21)週末(8/28)週間変化コメント
日経平均66,016.3666,405.56+0.59%火曜に一時64,609円まで下げたあと切り返し
TOPIX4,067.294,146.71+1.95%7日続伸で週を締める
グロース250768.47823.16+7.12%5日続伸、約3カ月ぶり高値
ドル円158.69円159.55円円安金曜夜のNYでは約1カ月ぶりの160円台に
米10年金利4.688%4.679%ほぼ横ばい金曜夜の講演後は4.724%へ上昇
VIX15.8314.54-8.1%低位で一段と低下
日経VI28.3823.25-18.1%イベント通過で警戒感が急低下
WTI原油86.21ドル82.95ドル-3.8%80ドル台前半へ続落、資源系の重石に
騰落レシオ25日116.81125.31+8.5pt125超えで過熱ゾーン入り

今週の日本株:業種別の資金フロー総括

週間累積対TOPIX相対騰落とは
今週5日間の各業種の相対騰落(pt)を合計したものが「週間累積相対騰落」です。プラスの値が大きいほど「今週は市場平均より強く買われた」、マイナスの値が大きいほど「今週は売られた」ことを示します。+5pt以上=圧倒的勝ち組、+2〜5pt=強い、-2〜-5pt=弱い、-5pt以下=圧倒的負け組と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

今週の業種別資金フローは、勝ち組の顔ぶれが先週から一変しました。首位はサービス業(+4.92pt)で、リクルートホールディングスが週間+11.13%と力強く牽引しています。そして2位に証券・商品先物業(+4.13pt)、3位に銀行業(+2.47pt)、4位に保険業(+1.39pt)と、金融系が上位を固めました。米金利の上昇観測に加えて、阿波銀行+13.33%・岩手銀行+10.54%など地銀の週間2桁高が相次いだのが印象的でしたね。

一方の負け組は水産・農林業(-3.61pt)を最下位に、ガラス・土石製品(-3.37pt)鉱業(-3.17pt)精密機器(-2.83pt)海運業(-2.82pt)が並びます。WTI原油が80ドル台前半へ続落したことで、先週まで資金の逃げ場になっていた海運・エネルギー系がそろって利益確定に押された形です。資金が資源系から金融・内需サービスへ移り始めているように見えます。

今週の日本株:業種別の週間累積ランキング

週間累積対TOPIX相対騰落とは
今週5日間の各業種の相対騰落(pt)を合計したものが「週間累積相対騰落」です。プラスの値が大きいほど「今週は市場平均より強く買われた」、マイナスの値が大きいほど「今週は売られた」ことを示します。+5pt以上=圧倒的勝ち組、+2〜5pt=強い、-2〜-5pt=弱い、-5pt以下=圧倒的負け組と判定しています。あわせて「25日累積」でトレンドの持続、「勢い(5日前比)」で加速・失速を確認します。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

勝ち組セクター TOP5

順位業種週間累積相対騰落週間騰落率25日累積勢い(5日前比)一言コメント
1サービス業+4.92pt+7.01%+18.38pt↗加速リクルートHD週間+11%が牽引
2証券・商品先物業+4.13pt+6.20%+2.71pt↗加速SBI・野村など、最高値圏の商い期待
3銀行業+2.47pt+4.47%-2.58pt↗加速地銀に週間2桁高が続出
4保険業+1.39pt+3.35%-3.81pt↘失速東京海上の実質増配修正が号砲に
5非鉄金属+0.76pt+2.65%+5.51pt↗加速電線は乱高下、住友鉱山など地金側が支え

負け組セクター TOP5

順位業種週間累積相対騰落週間騰落率25日累積勢い(5日前比)一言コメント
1水産・農林業-3.61pt-1.67%-1.08pt↘失速ディフェンシブ系がそろって見送られる
2ガラス・土石製品-3.37pt-1.43%-11.64pt↗加速日本特殊陶業-6.10%が重石、25日累積は最下位圏
3鉱業-3.17pt-1.23%+4.08pt↘失速WTI80ドル台前半への続落が直撃
4精密機器-2.83pt-0.89%+3.25pt↘失速HOYA・朝日インテックなど主力に売り
5海運業-2.82pt-0.95%+18.24pt↘失速先週首位からの利益確定、25日累積はなお2位

セクター総括です。まず目を引くのは、サービス業が週間+4.92ptで首位に立ち、25日累積でも+18.38ptと33業種トップに躍り出たことです(勢い↗加速)。約1カ月にわたる資金流入が今週さらに加速した形で、単発の物色ではないところがあります。

一方、先週まで3週間近く相場を引っ張った海運業は週間-2.82ptと負け組に転落しました。ただし25日累積は+18.24ptとなお2位で、トレンドが壊れたというより高値圏の一服という見え方です。また銀行業は25日累積-2.58ptとまだ水面下ながら勢いは↗加速で、今週初めて浮上してきた「新顔」と言えそうです。逆にガラス・土石製品は25日累積-11.64ptと売られ続きの最下位圏が続いており、こちらは弱さの継続性がはっきりしています。

今週の日本株:個別銘柄 週間ハイライト

週間騰落率とは
週間騰落率は「前週末終値」から「今週末終値」までの変動率です。東証プライム全銘柄の日次データベースからランキングを算出しています(株式分割は調整済み)。TOP10には中小型株も含まれますが、記事では主要材料が判明している銘柄を中心に紹介しています。
過熱スコアとは
過熱スコアは本ブログ独自の5指標(RSI・サイコロジカルライン・25日乖離率・出来高倍率・信用倍率)を-2〜+2点で採点し、合計-10〜+10点で個別銘柄の買われすぎ/売られすぎを機械的に判定する手法です。+5以上で過熱(買われすぎ)、-5以下で過冷(売られすぎ)と判定。週次では金曜終値時点のスコアを基準値として記載します。

週間値上がり率 TOP10

順位コード銘柄名週間騰落率過熱スコア値動きセクター主な材料
14082第一稀元素化学工業+45.36%+5(やや過熱)水+23.9%→木+15.8%→金反落化学水木と2日連続で値上がり率首位。短期資金の集中による急騰で、金曜は-5.67%と反落
26330東洋エンジニアリング+19.47%+5(やや過熱)週4日値上がり上位建設業値上がり率TOP20に4日登場、モメンタム資金の回転が継続
32492インフォマート+17.27%+3(中立〜やや高)金曜+13.22%で年初来高値サービス業金曜のSaaS一斉高で値上がり率首位に
46440JUKI+14.93%+2(中立)火水に連騰機械水曜に値上がり率上位、低位株の循環物色
56027弁護士ドットコム+13.97%+5(やや過熱)火-8.2%→水+16.0%サービス業週内で急落と急騰を往復する荒い値動き
62737トーメンデバイス+13.39%+3(中立〜やや高)月火水と3連騰卸売業サムスン系半導体商社。メモリー価格上昇の思惑
78388阿波銀行+13.33%+4(中立〜やや高)火曜から4連騰銀行業金利上昇観測を背景にした地銀高の象徴
89722藤田観光+13.27%+4(中立〜やや高)5日続伸サービス業インバウンド関連。RSIは92と高水準に
96376日機装+11.47%+2(中立)水木に急伸精密機器先週の週間値下がり率1位(-21.32%)からの自律反発
108237松屋+11.23%+4(中立〜やや高)月+10.3%→金-9.0%小売業週前半に急騰、金曜は反動安と往って来い気味

週間値下がり率 TOP10

順位コード銘柄名週間騰落率過熱スコア値動きセクター主な材料
18132シナネンHD-11.79%-1(中立)5日続落卸売業エネルギー商社。原油続落と重なり売りが継続
2285AキオクシアHD-11.34%0(中立)月-6.2%→木+5.0%→金-8.8%電気機器サムスン急落の波及で始まり、週末も急落。連日売買代金首位の乱高下
36237イワキポンプ-8.95%-6(やや過冷)じり安5日機械RSI19まで低下、売られすぎ圏に
43763プロシップ-8.16%+4(中立〜やや高)じり安情報・通信業先週の週間値上がり2位(+22%)からの反動
56533Orchestra HD-6.98%-1(中立)水曜以降軟調サービス業グロース系ソフトウェアの売りに巻き込まれる
65726大阪チタニウム-6.78%-1(中立)火水に急落非鉄金属新株発行と売出しによる短期的な需給悪化を警戒
72108日本甜菜製糖-6.40%+3(中立〜やや高)じり安食料品ディフェンシブ系の手仕舞い売り
87513コジマ-6.37%-2(中立)金曜-5.1%小売業金曜に下げが加速、小売の中で弱さが目立つ
95334日本特殊陶業-6.10%-4(中立〜やや低)5日続落ガラス・土石製品時価総額1.6兆円の主力もRSI7.5と売られすぎ圏
107725インターアクション-5.72%0(中立)水曜以降軟調精密機器半導体検査関連の手仕舞い

銘柄の傾向を整理すると、値上がり側はサービス業3銘柄(インフォマート・弁護士ドットコム・藤田観光)と銀行(阿波銀行)が入り、業種ランキングの構図がそのまま個別にも現れました。もっとも、TOP10のうち4銘柄が過熱スコア+5の「やや過熱」圏に達しており、来週も同じ勢いが続くかは分からないところです。値下がり側はキオクシアHDと日本特殊陶業という時価総額1兆円超の主力2銘柄が入ったのが特徴で、さらに先週の急騰銘柄(プロシップ)と急落銘柄(日機装)が今週はそっくり入れ替わるなど、短期資金の回転の速さが目立つ週でした。

今週の日本株で主役となった銘柄

主役銘柄の抽出ロジック
今週の「主役銘柄」は4つの切り口で機械的に抽出しています。①主力値上がり組・主力値下がり組は時価総額1兆円以上の主力株を週間騰落率で並べた上位・下位5銘柄(主力の週間の勝ち負けそのもの)、②資金集中組は売買代金TOP20に3日以上登場した銘柄(値動きに関係なく資金が集まり続けた場所)、③乱高下組は値上がり率と値下がり率の両方の日次ランキングに登場した銘柄、④値上がり常連は値上がり率TOP20に2日以上登場した中小型です。単純な週間騰落率ランキングでは見えない物色の中心を立体的に把握できます。

🟢 主力値上がり組(時価総額1兆円以上・週間騰落率TOP5)

コード銘柄名週間騰落率業種時価総額ひとこと
6098リクルートHD+11.13%サービス業約26.2兆円金曜+4.89%で今週のサービス業高の主役
6532ベイカレント+9.22%サービス業約1.2兆円コンサル大手、じり高で続伸
2413エムスリー+8.94%サービス業約1.3兆円グロース系大型の代表格が復調
3563FOOD & LIFE+7.87%小売業約1.4兆円スシロー。インバウンド・内需消費の買い
8136サンリオ+7.73%卸売業約1.6兆円キャラクターIP関連が堅調

主力の値上がり上位はサービス業3社を筆頭に内需・サービス系が独占しました。6位にも日立製作所+7.46%が続いており、ハイテク一辺倒ではない大型株の買われ方が今週の特徴です。

⚪ 資金集中組(売買代金TOP20に3日以上登場)

コード銘柄名登場日数週間騰落率ひとこと
285AキオクシアHD5日-11.34%連日売買代金首位、金曜も市場全体の約2割を占有
6857アドバンテスト5日-1.71%日経を1銘柄で上下に振り回した週
8035東京エレクトロン5日+3.38%半導体の中では底堅い動き
9984ソフトバンクグループ5日-1.31%月曜-5.33%のあと持ち直すも週間では小幅安
5803フジクラ5日+0.97%AI電線、急落と急騰を往復
5801古河電気工業5日+1.58%火曜+10.34%など振れ幅最大級
4062イビデン5日+4.71%AI基板、押し目買いが厚い
6976太陽誘電5日-0.43%電子部品の主力として売買が交錯
6981村田製作所5日+3.99%電子部品では買いが優勢
6098リクルートHD5日+11.13%値上がり組と両属の真の主役
7203トヨタ自動車5日-0.51%自動車は方向感なく、資金だけ集まる
7974任天堂5日+4.39%内需・IP系の代表として堅調
8306三菱UFJ FG5日+4.05%金融買いの中核、時価総額最大級で+4%

5日連続で売買代金TOP20に居続けたのは上の13銘柄でした。ほかにディスコ・レーザーテック・みずほFG・三井住友FGが4日、JX金属・KOKUSAI ELECTRIC・三菱重工業が3日登場しています。顔ぶれを見ると、AI・半導体の常連に加えてメガバンク3行がそろって登場したのが今週らしいところです。

⚡ 乱高下組(値上がり・値下がり両ランキングに登場した主力)

コード銘柄名急騰日の動き急落日の動き週間騰落率今週の動き
285AキオクシアHD木 +5.00%月 -6.24% / 金 -8.76%-11.34%サムスン急落波及→エヌビディア決算で反発→週末に再急落
5801古河電気工業火 +10.34% / 木 +4.71%月 -5.06% / 金 -4.55%+1.58%1日おきに買いと売りが入れ替わるジグザグ
5803フジクラ火 +5.50%月 -5.00%+0.97%月曜急落を火曜の押し目買いで即回復

中小型でも第一稀元素化学工業・松屋・弁護士ドットコム・マネーフォワード・東洋エンジニアリング・トーメンデバイスなどが両ランキングに登場しており、急騰銘柄ほど反動も大きい週でした。テーブルの主力3銘柄はいずれもAI・半導体系で、同じテーマの中で買われる銘柄と売られる銘柄が日替わりで入れ替わる、回転の速い資金の動きが見て取れます。

📈 値上がり常連(値上がり率TOP20に2日以上登場した中小型)

コード銘柄名登場日数週間騰落率ひとこと
6330東洋エンジニアリング4日+19.47%今週最多登場。モメンタム資金の中心
2737トーメンデバイス3日+13.39%メモリー関連の思惑で月〜水3連騰
8237松屋3日+11.23%週前半の急騰と金曜の反動安
4082第一稀元素化学工業2日+45.36%水木と値上がり率首位の連続
6440JUKI2日+14.93%低位株循環の代表格
6027弁護士ドットコム2日+13.97%急落を挟みながらの荒い上げ
6376日機装2日+11.47%先週の急落からの自律反発
3994マネーフォワード2日+9.11%金曜のSaaS高の流れに乗る

まとめです。今週の物色の構図は、「AI・半導体の主力に資金は集まり続けるが方向は日替わり、勝ちが積み上がったのは金融・サービスと中小型グロース」という二層構造でした。売買代金の上位は相変わらず半導体が占めるのに、週間騰落率で勝ったのはリクルートHDやメガバンク、そしてSaaS系だったというねじれが、この週の資金フローを一番よく表しているという気がします。

今週のテーマ別資金フローと3対立軸

テーマ別フローと3対立軸とは
本ブログ独自の10テーマは、東証33業種から24業種を集約したグループ分類です(カバー24業種+除外9業種)。今週5日間の各テーマの平均相対騰落(pt)を合計した「週間累積テーマ別相対騰落」で、業種単独では見えにくい資金の大きな流れを把握します。さらに10テーマから3つの基本対立構造を取り出したのが3対立軸で、金利軸(金融−不動産建設)/資源軸(エネルギー+素材+商社−輸送物流+内需消費)/リスク軸(製造業サイクル+テクノロジー+素材−生活防衛)の週間累積pt値から「今週はどの軸が動いたか」を一段抽象度の高いレンズで読み取ります。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

強かったテーマ TOP3

順位テーマ週間累積pt主要構成業種牽引役/材料
1金融+2.66pt銀行・保険・証券米利上げ観測・地銀高・東京海上の増配修正
2内需消費+1.29pt小売業・サービス業リクルートHD・インバウンド関連
3不動産・建設-0.22pt不動産業・建設業3位ながら小幅マイナス。東洋エンジなど個別高どまり

弱かったテーマ TOP3

順位テーマ週間累積pt主要構成業種牽引役/材料
1エネルギー-2.87pt鉱業・石油・石炭製品WTI原油86→83ドルの続落が直撃
2生活防衛-1.81pt食料品・医薬品・電気ガス・陸運リスク選好の週にディフェンシブは見送り
3製造業サイクル-1.54pt機械・輸送用機器自動車が軟調、輸出系に資金向かわず

3対立軸の週間推移

軸名週間累積解釈
金利軸-1.43+1.58+1.19+0.35+1.20+2.89pt火曜から4日連続プラスの金融優位
資源軸-0.47+0.16-0.61+0.85-1.03-1.10pt原油続落で資源系の資金流入が一服
リスク軸+0.33-0.07-0.11+0.50+0.19+0.84pt小幅ながらリスクオン寄り

ローテーション総括です。今週は金融テーマ(+2.66pt)の独走で、実は2位の内需消費以外はテーマ側もほぼマイナスという、かなり偏った週でした。この金融の強さがそのまま金利軸+2.89pt(火曜から4日連続プラス)に現れており、テーマと軸は同じ現象を別の解像度で捉えています。一方、先週まで相場を支えた資源軸は-1.10ptに転落し、エネルギー・商社系から金融・内需への資金シフトがデータの上でもはっきりしました。

リスク軸は+0.84ptと小幅プラスで、リスクオンというより「生活防衛だけが置いていかれた」形です。なお除外9業種では、情報・通信業が指数こそ+1.13%と上昇したもののTOPIX比では-0.80ptと平均負け、ガラス・土石製品(-3.37pt)や繊維製品(-1.72pt)など中間材系の弱さが目立ちました。

年初来高値・安値更新 週間集計

5日累積の見方
年初来高値・安値の更新銘柄数を月〜金の5日分集計したものです。高値更新が安値更新を大きく上回っている間は、個別株レベルの需給が健全であることを示す先行指標として使っています。
項目週合計
年初来高値 更新数9070726998399
年初来安値 更新数000022

今週は高値更新399銘柄に対して安値更新はわずか2銘柄で、日経平均が小動きだった割に個別の需給は極めて健全でした。月曜の下げた日ですら高値更新90・安値ゼロという中身で、指数と個別の乖離が続いています。高値更新の中身は情報・通信業(56)・サービス業(48)・卸売業(42)・証券・商品先物業(40)に集中しており、ここでも内需と金融への資金流入が確認できます。

今週の日本株:週間スコア推移(11因子モデル)

11因子モデル
11因子モデルは相場を5つの群(A:トレンド、B:幅・需給、C:勢い、D:過熱調整、E:マクロ)に分類して採点する手法です。各日の総合スコアは -9 〜 +11 の範囲を取り、+7以上で「強気・全面リスクオン」、-7以下で「全面安・警戒」と判定します。週次では5日分を合計して週全体の流れを見ます。
→ もっと詳しく知りたい方は:11因子モデルの詳細解説を読む
🔴 8/24(月) スコア-3 やや弱気
サムスン電子-8.7%・KOSPI-3.12%の韓国株急落が波及し、アドバンテスト・キオクシアHD・フジクラの3銘柄だけで日経を約470円押し下げる半導体総崩れの日でした。ただし日経-0.74%に対してTOPIXは+0.15%と逆行高、値上がり銘柄も過半を占め、下げは大型ハイテクに集中した「中身の良い下げ」でしたね。
🟡 8/25(火) スコア-1 中立・様子見
朝方は下げ幅900円超と崩れかけましたが、KOSPIの切り返しに歩調を合わせて反転し、振れ幅1,295円の往復で+328円高。古河電気工業+10.34%など電線株への押し目買いが主役でした。エヌビディア決算を翌日に控え、売買代金は7兆円ちょうどまで細っています。
🟡 8/26(水) スコア0 中立・様子見
日経+0.62%と続伸したものの、アドバンテスト1銘柄で上げ幅の74%を説明する偏った上昇でした。一方で証券・保険・銀行の金融3業種がそろって上位に入り、この週の主役交代が始まった日でもあります。売買代金は6.7兆円と約4カ月ぶりに7兆円を割り込みました。
🟡 8/27(木) スコア-1 中立・様子見
注目のエヌビディア決算は好内容だったのに、東京市場は朝高のあと「材料出尽くし」で失速し日経-0.20%。アドバンテスト-3.05%とキオクシア+5.00%が真逆に動くねじれた1日でした。半面、グロース250は+2.15%と大幅高で、TOPIXは6日続伸を継続しています。
🟢 8/28(金) スコア+3 やや強気(週間最高)
米半導体高を引き継いで日経+0.41%、TOPIXは7日続伸、グロース250は+3.16%と約3カ月ぶり高値で締めました。リクルートHD+4.89%インフォマート+13.22%などSaaS勢の急伸が象徴的で、前日急騰したキオクシアが-8.76%と逆回転するなど、ローテーションは最後まで日替わりでしたが、各群がそろって持ち直しスコアは週間最高の+3になりました。

週合計は-2ptで着地しました。内訳を見ると、B群(幅・需給)が+7、A群(トレンド)が+4と相場の土台はしっかりプラスだった一方、D群(過熱調整)が-13と5日間ずっと重石になっています。つまり「トレンドと需給は健全、ただし売買代金の集中と過熱シグナルが警告を出し続けた」という構図で、指数の小動きの裏で採点が割れた週でした。

日付総合スコアA トレンドB 幅・需給C 勢いD 過熱調整E マクロ判定
8/24(月)-3-1+10-30やや弱気
8/25(火)-1+2+2-1-3-1中立・様子見
8/26(水)00+20-20中立・様子見
8/27(木)-1+1+1-1-3+1中立・様子見
8/28(金)+3+2+10-2+2やや強気
週合計-2+4+7-2-13+2中立
📊 週次スコア総括:月曜-3で始まり金曜+3で終わる「尻上がり」の推移でした。週を通じてマイナス圏〜ゼロ近辺をさまよったのは、D群(過熱調整)の-13ptがほぼ全てで、高値更新399・安値2という需給の健全さとは対照的です。過熱の警告メーターが、振り切れてはいないものの5日間ずっと赤いゾーンを指し続けていた、という感じですね。

市場体温計

市場体温計とは
本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。
→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む

三層スコアの週間推移

項目週間の読み
Layer 1 合計+1 ☀微熱+4 ☀☀熱気+3 ☀☀熱気+2 ☀微熱+3 ☀☀熱気5日とも体温プラスの温かい週
Layer 2 点灯数0/42/41/41/41/4火曜以降、毎日どこかが点灯
Layer 3 点灯数0/40/40/40/40/4底値シグナルは皆無
相場の質中立中立中立中立中立集中型にも全面型にも振れず

今週の体温は5日間すべてプラス圏(+1〜+4)で、下げた月曜ですら微熱を保つ温かい週でした。気になるのは高温シグナルの中身です。火曜にRSI70超銘柄比率32.5%と騰落レシオ25日127.46の2つが同時点灯し、その後も水曜(RSI70超36.1%)・木曜(同27.3%)・金曜(騰落レシオ25日125.31)と、毎日どこかしらが点灯し続けました。買われすぎ銘柄が市場の3割前後を占める状態が常態化しつつある、ということなんですよね。

一方で低温シグナルはゼロ、相場の質も5日連続「中立」でした。まとめると「体温は高めだが熱狂ではない、ただし過熱の芽は毎日顔を出している」という週で、Layer 2が2点以上点灯する日が増えてくるようなら、一段の警戒が必要になりそうです。

今週の需給データ(信用残・海外投資家・裁定残)

需給ウィークリーとは
株価は業績や材料だけでなく「誰が買って誰が売っているか」の需給でも動きます。ここでは週次で公表される3つの需給データ――信用残(個人の買い方・売り方の建玉)、投資主体別売買動向(海外投資家・個人などの売買差額)、裁定取引残高(先物と現物の裁定ポジション)――をまとめて確認します。いずれも取引所等の公表が1週間前後遅れるため、掲載しているのは最新公表分(原則として前週分)です。方向感と継続性(何週連続か)を見るのに使います。

信用残と評価損益率(対象週:〜8/21週)

項目前回(〜8/14週)今回(〜8/21週)変化読み方
信用買い残6兆2,007億円6兆4,825億円+4.55%急落週に押し目の信用買いが積み上がる
信用売り残8,931億円8,962億円+0.35%売り方はほぼ横ばい
信用倍率6.94倍7.23倍上昇買い長がやや進む
信用評価損益率-3.29%-5.27%-1.98pt悪化急落の直撃。追証圏の目安-10%までは距離

対象週(8/17-21)は日経が週間-3.93%と急落した週です。その中で買い残が+4.55%増えて評価損益率が-5.27%へ悪化したということは、個人の買い方が下げの中でポジションを増やしながら含み損を抱えた形です。今週(8/24-28)の反発でいくらか改善しているとみられますが、買い残6.5兆円規模の高水準が続いている点は覚えておきたいところです。

投資主体別売買動向(対象週:〜8/21週)

主体今回(〜8/21週)前週(〜8/14週)傾向
海外投資家-4,378億円 売り越し+2,135億円 買い越し急落週に売り越しへ転換
個人(現金)+2,092億円 買い越し-6,123億円 売り越し下げたところで逆張りの買い
個人(信用)+4,886億円 買い越し-435億円 売り越し信用残の増加と整合的
信託銀行-5,083億円 売り越し-824億円 売り越し年金系とみられる売りが継続・拡大

急落週の構図は「海外勢と信託銀行が売り、個人が現金・信用の両輪で7,000億円近く買い向かう」というものでした。海外勢の売り越しは2週ぶりで、8月に入って買いと売りを週替わりで繰り返しており、方向感はまだ定まっていないように見えます。

裁定取引残高(対象週:〜8/21週)

項目前回(〜8/14週)今回(〜8/21週)変化
裁定買い残2兆4,359億円2兆2,080億円減少
裁定売り残2,092億円2,225億円小幅増加
差引(買い−売り)2兆2,267億円1兆9,855億円-2,412億円

裁定買い残は前週比-2,412億円と減少し、差引で2兆円を割り込みました。急落週に先物経由の買いポジションが整理された形で、需給の上ではしこりが一つ軽くなったと言えそうです。

需給の週間総括です。最新公表分(〜8/21週)が映すのは急落週の姿ですが、「海外勢・年金系の売りを個人の逆張りが受け止め、裁定買い残も整理された」という組み合わせは、今週(8/24-28)の反発の下地になったように見えます。一方で信用買い残6.5兆円と評価損益率-5.27%の組み合わせは、下げが再開した場合に投げ売りの燃料にもなり得るもので、需給は追い風と火種が同居している状態と読んでいます。

今週の日本株:週間マクロ環境の変化

⚠ 重要(★★★):金曜夜、FRB議長講演で米9月利上げ観測が急上昇
東京市場の引け後、ウォーシュFRB議長がジャクソンホール会議で「米国のインフレは高すぎるままだ」「基調的なインフレが2%へ戻らなければ、やるべき仕事がある」と述べ、利上げに含みを持たせました。これを受けて9月FOMCでの0.25%利上げ確率は前日の35%前後から57.5%へ急上昇(CME FedWatch)。米10年金利は4.724%へ上昇し、ドル円は約1カ月ぶりの160円台に乗せています。
🚨 警戒:週末の米市場で半導体株指数SOXが-3.47%
金曜の米国市場はダウ-0.02%・S&P500-0.30%・ナスダック-0.51%と小幅安にとどまったものの、SOX指数は-3.47%と大きく崩れました。シカゴの日経平均先物は大阪の終値比670円安の水準で戻ってきており、週明けの東京市場は半導体中心に売り先行で始まる公算が大きい状況です。
ℹ 注目(★★):国内のボラティリティ指標はイベント通過で急低下
日経VIは週初の28.38から週末23.25へ大きく低下し、VIXも14.54と低位です。エヌビディア決算という不確実性を一つ消化した安心感が数字に出ていますが、金曜夜の米金利上昇でこの落ち着きが週明けも続くかは見どころです。
指標週間変化
日経平均(前日比)-0.74%+0.50%+0.62%-0.20%+0.41%+0.59%
TOPIX(前日比)+0.15%+0.50%+0.42%+0.15%+0.72%+1.95%
グロース250(前日比)+0.38%+1.29%-0.02%+2.15%+3.16%+7.12%
ドル円159.19159.38159.01159.32159.55約0.9円の円安
米10年金利4.709%4.693%4.647%4.652%4.679%夜間に4.724%へ
VIX15.9315.8015.6714.9514.54-8.1%
日経VI28.1330.4130.4128.0323.25-18.1%
WTI原油85.6483.6380.1781.3582.95-3.8%
騰落レシオ25日121.90127.46124.28122.80125.31週間+8.5pt

来週の日本株で注目したいイベント

重要度の凡例
来週の決算は、時価総額1,000億円以下の小型銘柄を除外し、以下の基準で重要度を判定しています。★★★(最注目)= 時価総額1兆円超、または日経225採用+セクター代表銘柄。★★(注目)= 時価総額3,000億〜1兆円の中堅上位銘柄。※時価総額はスクリーナー実測値に基づき、大まかな桁感で示しています。

国内主要決算スケジュール

来週も国内の決算発表は閑散期が続きます。9月第1週は1月期・4月期決算企業の中間・第1四半期発表が中心で、主なところでは積水ハウス(1928・時価総額約2.2兆円・★★★)の中間決算や伊藤園(2593・約3,500億円・★★)の第1四半期決算が例年この週に発表されます。ただし正確な発表日は各社の開示ベースでご確認ください。指数を動かすような大型決算はなく、来週の主戦場はもっぱら米国の経済指標になりそうです。

主要経済指標・金融政策

日付時刻(日本)イベント地域影響度注目ポイント
9/1(火)4-6月期 法人企業統計日本★★GDP改定値の基礎データ。設備投資の強さ
9/1(火)23:008月ISM製造業景況指数米国★★★利上げ観測が強まる中、景況感の温度を確認
9/1(火)23:007月JOLTS求人件数米国★★雇用統計の前哨戦
9/2(水)21:158月ADP雇用統計米国★★民間版雇用統計。金曜への地ならし
9/3(木)23:008月ISM非製造業景況指数米国★★米経済の主役サービス業の景況感
9/4(金)21:308月米雇用統計米国★★★7月は非農業部門-2.3万人・失業率4.1%。利上げ観測の行方を決める最重要指標
⚠ 9/4(金)の米雇用統計が今回は特別に重い:ウォーシュ議長の講演で9月利上げ確率が57.5%まで上がった直後の雇用統計です。強い数字なら「9月利上げ」が本線になって金利・ドル円がさらに動き、弱い数字なら利上げ観測が巻き戻される――どちらに出ても値動きの起点になりやすく、週末持ち越しのポジション管理には注意しておきたいところです。

来週の日本株で注目したいシナリオ

前提を整理します。金曜夜の米国市場はダウ-0.02%・S&P500-0.30%・ナスダック-0.51%と小幅安でしたが、SOX指数が-3.47%と大きく崩れ、ウォーシュ議長のタカ派講演で9月利上げ確率が57.5%へ急上昇、米10年金利4.724%・ドル円160円台という組み合わせで帰ってきました。シカゴの日経平均先物は大阪終値比670円安です。月曜は半導体中心に売り先行がほぼ確実な情勢で、この前提で3つのシナリオを考えます。

🟢 シナリオA:早期切り返し(25%)
  • 条件:半導体安を月曜で消化 / 金融・内需への資金シフト継続 / 米指標が過熱でも失速でもない着地
  • 展開:TOPIX優位のまま66,500〜67,500円へ上値追い再開
  • 注目:銀行・サービスの続伸、グロース250の腰の強さ
指数より「勝ちセクターについていく」が効く局面
🟡 シナリオB:半導体調整と二極化(45%)
  • 条件:利上げ観測5〜6割で膠着 / ドル円159〜161円 / 雇用統計待ち
  • 展開:65,000〜66,500円のレンジ。半導体は重く、金融・内需が下支え
  • 注目:金利軸プラスの継続、日経とTOPIXの強弱差の拡大
今週の構図がもう1週続くとみる本命シナリオ
🔴 シナリオC:金利ショック調整(30%)
  • 条件:米金利が一段と上昇 / 円安加速で日銀の利上げ観測も再燃 / 雇用統計が強すぎる
  • 展開:火曜の安値64,609円を試し、25日線(6万5,600円近辺)割れなら64,000円台前半へ
  • 注目:信用買い残6.5兆円の投げ、グロース250の逆回転
キャッシュ比率と分散が効く局面

来週の注目セクター

判定セクター週間累積相対騰落シナリオ別見通し
継続注目サービス業+4.92pt25日累積+18.4ptで33業種首位。リクルートHD・SaaS勢の勢いは本物に見えるものの、個別には過熱スコア高めの銘柄も多く、押し目を待ちたい場所
継続注目銀行業+2.47pt金利軸+2.89ptの主役。米利上げ観測と日銀観測の両方が追い風になり得る一方、相場全体の調整には巻き込まれやすい
反転試金石電気機器+0.53ptSOX-3.47%を月曜にどう消化するか。アドバンテスト・キオクシアの下値の固さが相場全体の試金石に
警戒継続鉱業・石油・石炭製品-3.17pt / -2.55ptWTI80ドル台前半と資源軸-1.10ptで資金流出が継続。原油が反発しない限り戻りは鈍そう

シナリオ検証:先週の予想 vs 今週の実績

先週の記事では「A:反発継続(30%)/B:イベント待ちのレンジ(45%)/C:二段安(25%)」の3つを想定していました。結果は本命のシナリオBがほぼそのまま的中です。想定レンジ65,000〜67,000円に対して実際の値動きは64,609〜66,955円とわずかに下振れしたものの、「指数は動かず、セクター選別だけが進む」という読みどおり、日経は週間+0.59%の小動きの裏で海運・エネルギーから金融・サービスへの資金シフトが進みました。一方でシナリオAの条件だった「エヌビディア好決算」は実現したのに、株価の反応が「材料出尽くし」となった点は私の想定外で、好決算=半導体の買い戻しという単純な連想がもう効きにくくなっていることは、来週を考える上でも覚えておきたい教訓です。

🏆 今週の総合判定:中立(週合計:-2pt)

週次スコア推移:月-3 → 火-1 → 水0 → 木-1 → 金+3(最高)

A〜E群 週次合計:

  • A トレンド:+4(TOPIX7日続伸が支え、日経の小動きを補う)
  • B 幅・需給:+7(高値更新399vs安値2、個別需給は今週も健全)
  • C 勢い:-2(半導体の乱高下で勢いの因子はやや不安定)
  • D 過熱調整:-13(売買代金の集中と過熱シグナルが5日間ずっと重石)
  • E マクロ:+2(日経VI急低下とVIX低位が追い風)

今週の総括:サムスン急落で始まり、エヌビディア決算を「材料出尽くし」で消化し、TOPIX7日続伸とグロース250の3カ月ぶり高値で終えた1週間でした。日経平均の+0.59%だけを見ると動きのない週に見えますが、中身は海運・資源から金融・サービスへの主役交代が進んだローテーションの週です。週合計-2ptの「中立」は、健全な需給(B群+7)と過熱の警告(D群-13)が綱引きした結果で、方向を決めるのは来週の米金利ということになりそうです。

来週の焦点:SOX-3.47%と先物670円安の消化(月曜) / 米雇用統計(9/4金)と9月利上げ観測の行方 / ドル円160円台と日銀観測 / 銀行・サービスへの資金回転が続くか

今週の個別日レポート: 8/24(月) / 8/25(火) / 8/26(水) / 8/27(木) / 8/28(金)

本記事は私が独自に集計・分析した市場データをまとめたもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行っていただくようお願いいたします。記載の数値は記事作成時点のもので、その正確性・完全性を保証するものではありません。

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