今日の日本株|2026年9月10日の市場資金フロー|金利上昇で銀行・証券が全面高、売られたのは電線と建設

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年9月10日 総合判定はやや弱気 証券・商品先物業が最強 非鉄金属が最弱 日経平均は128円高の6万5270円で3営業日ぶりに反発 米10年国債利回りが4.847パーセントへ上昇したことで証券・商品先物業がプラス2.45パーセント 銀行業がプラス1.95パーセントと金融が買われ 四国銀行や山形銀行など地銀6行が年初来高値を更新 一方で前日急伸した電線が売られ非鉄金属はマイナス3.63パーセント 建設業もマイナス2.33パーセント プライムは値上がり723 値下がり784 市場体温計はマイナス1からプラス1へ 年初来高値更新は19銘柄 安値更新は23銘柄

今日の日本株|2026年9月10日の市場資金フロー|金利上昇で銀行・証券が全面高、売られたのは電線と建設

📈 日経 +0.20%(3営業日ぶり反発) 🏆 総合判定 やや弱気 -2/±11 🌡 体温計 +1 ☀微熱 🎯 ◎1・○0・△0/🔻0
今日日経平均は128.17円高の65,270.95円で3営業日ぶりに反発。朝方は956円安まで売られましたが、終値が当日の高値という戻り方でした
中身米10年金利4.847%への上昇を受けて証券+2.45%・サービス+2.14%・銀行+1.95%・保険+1.20%と金融がそろって上位。四国銀行+8.14%など地銀6行が年初来高値。逆に前日急伸した電線が丸ごと売られ非鉄金属-3.63%、建設業も-2.33%です
明日乗れる枠は◎最優先が1業種(パルプ・紙)だけ。資金判定が出ない薄い1件なので、実質は「枠が閉じた日」です

今日の日本株は、下から戻して終値が高値になった日でした。日経平均は65,270.95円(+0.20%)、TOPIXは4,054.58(+0.20%)、グロース250は782.24(-0.19%)。始値64,768.53円から安値64,186.68円まで956円ぶん売られたあと、後場にかけて切り返しています。

9/9 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返ります。レンジは3つとも的中し、警戒トリガーの分岐Aも予告どおり発動しました。ただし期待エリアに置いた建設業は-2.33%と下から3番目で、継続性試金石も成立しませんでした

自己採点 3.0 / 5.0 🟢 ①レンジは日経・TOPIX・値上がり業種の3つとも的中(2.0/2.0) 🟢 ②警戒トリガー分岐A「非鉄金属が翌日マイナス」は的中し、電線の急伸は1日で終わった(1.0/1.0) 🔴 ③期待エリアに置いた建設業が-2.33%で33業種の31位(0/1.0) 🔴 ④継続性試金石は3つのうち1つしか成立せず(0/1.0)
  • ⭕ 的中置いたレンジは3つとも中に収まりました。日経は65,270.95円(想定64,300〜66,300円)、TOPIXは4,054.58(同4,000〜4,110)、値上がり業種は16(同8〜24)です。
  • ⭕ 的中警戒トリガーの分岐Aは、置いた条件のとおり発動しました。「非鉄金属が翌日に対TOPIXでマイナス」に対して本日は-3.83pt。ただし書いた筋書きは「上げ側の支えが消えて指数だけが沈む」でしたが、実際は電線と資源から抜けた資金がそのまま金融へ移り、指数は上がりました。トリガーは当たり、その後の絵は外しています。
  • ❌ 外れ期待エリアに置いた建設業が、33業種の31位まで沈みました。「◎の中で唯一〈加速中×資金が本物〉を満たす」として厚めに置いた業種が-2.33%・相対-2.53ptで、清水建設-5.60%・大成建設-5.58%・鹿島建設-3.86%と大手が軒並み下げています。次点の卸売業も-1.03%でした。
  • ❌ 外れ継続性試金石は3つのうち1つしか成立しませんでした。①◎4業種で相対プラスを保てたのは鉄鋼+0.74ptの1つだけ(陸運業-0.34pt・倉庫運輸-0.40pt・建設業-2.53pt)で条件の「2つ以上」に未達、②非鉄金属の2日続けての相対プラスも不成立、③日経は前日の5日線65,209円を上回りましたが5日線自体が65,420.77円へ切り上がったため当日基準では未達です。なお分岐Bと底打ち待機は動かず、◎本命の金価格・貴金属は当日相対-2.49ptと売られました。

総括:2日続けて、いちばん動いた側をシグナルの外側に置いていたという同じ形が出ています。昨日は上げの主役(電線)を外し、今日は下げの主役(建設)を期待エリアに置きました。◎という区分は「乗ってよいか」の目盛りであって、翌日の方向を当てる道具ではないことが、2日連続で数字に出ています。明日は「金利上昇で買われた金融が2日目を持つか」と「継続◎の4業種が3日目でどうなるか」を軸に置きます。

本日の市場サマリー

日経・TOPIXともに+0.20%。上げた業種は16、上昇銘柄比率は42.4%まで戻りました。

主要指標
日経平均
+0.20%
65,271 円(+128円・25日乖離 -1.43%)
TOPIX
+0.20%
4,055 pt(25日乖離 -1.25%)
グロース250
-0.19%
782 pt(3市場で唯一のマイナス)
セクター・内部相場
最強業種
証券・商品先物業
+2.45% / 相対 +2.25pt
最弱業種
非鉄金属
-3.63% / 相対 -3.83pt
上昇銘柄比率
42.4%
新高値19 / 新安値23(差 -4)
為替・米10年
¥153.57 / 4.847%
ドル円 +0.33円 / 米10年 +0.042pt

朝方は売り先行でした。前日9日の米国市場はNYダウ-0.77%・ナスダック-0.64%・S&P500-0.48%とそろって下げ、米10年国債利回りが4.847%へ上昇。WTI原油も96ドル台へ上値を伸ばし、インフレ再燃と米金利上昇が嫌気されて日経平均は一時956円安の64,186.68円まで売られました。ただし64,000円台では押し目買いが入り、後場に台湾積体電路製造(TSMC)の8月売上高が好調と伝わって半導体センチメントが改善。終値65,270.95円は当日の高値です。

中身では、金利上昇の受益セクターが買われました。証券・商品先物業+2.45%・サービス業+2.14%・銀行業+1.95%・保険業+1.20%・その他金融業+0.87%と金融が上位を占め、四国銀行+8.14%・山形銀行+6.70%・秋田銀行+5.04%・岩手銀行+4.66%・あおぞら銀行+2.95%・北日本銀行+2.86%と地銀が軒並み年初来高値を更新しています。半導体も前日と逆に買われ、アドバンテスト+3.29%が1銘柄で日経を+260.67円押し上げました。

売られたのは前日に買われた側です。非鉄金属-3.63%・その他製品-2.81%・建設業-2.33%・機械-1.32%が下位に並びました。プライムの値上がりは723・値下がりは784とほぼ半々、売買代金は8兆3,803億円と前日の9兆2,303億円から8,500億円減っています。

業種別資金フロー分析

上位は金利上昇で買われた証券・銀行・保険。下位は前日急伸した電線の非鉄金属と、大手が急落した建設業です。

値上がり業種 TOP5

首位は証券・商品先物業+2.45%(相対+2.25pt)。SBIホールディングス・野村ホールディングス・大和証券グループと大手・ネット証券が広く買われ、大型株主導度は+1.80ptの🏢大型主導です。2位のサービス業+2.14%はリクルートホールディングス+3.56%(寄与度+54.81円)が業種売買代金の72%を占める形で、こちらも大型主導度+2.06ptです。

3位の銀行業+1.95%が、今日いちばん中身の濃い上げでした。買い越し比率+100%・ブレッドス97.1%で業種内のほぼ全銘柄が上げ、メガバンク3行に加えて地銀6行が年初来高値です。4位の保険業+1.20%も買い越し比率+100%・ブレッドス80.0%。5位の鉄鋼+0.94%は継続◎の2日目です。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1証券・商品先物業+2.45%+2.25pt○↑・25日累積+5.55・5日前比+3.10。大型主導度+1.80の🏢大型主導。★は付かず実践判定なし
2サービス業+2.14%+1.94ptリクルートHD72%で〈本物〉。25日累積+11.55と水準は上位。大型主導度+2.06
3銀行業+1.95%+1.75pt買い越し比率+100%・ブレッドス97.1%で〈本物〉。地銀6行が年初来高値。大型主導度-0.73の⚖中立
4保険業+1.20%+1.00pt東京海上HD40%で〈本物〉。買い越し比率+100%・ブレッドス80.0%。25日累積-1.01とまだ低位
5鉄鋼+0.94%+0.74pt🟢→・◎継続2日目。25日累積+0.87・5日前比+1.63とどちらもゼロ近辺

値下がり業種 TOP5

最下位は非鉄金属-3.63%(相対-3.83pt)で、前日+6.88%の急伸を1日で吐き出しました。フジクラ-5.17%・SWCC-5.39%・住友電気工業-3.56%・古河電気工業-2.54%・三井金属-5.71%と主力がそろって下げ、買い越し比率は-100%・ブレッドス-88.9%と業種内がほぼ全面安です。5日前比は-17.28ptで33業種の失速幅最大でした。

2位のその他製品-2.81%は任天堂-4.90%が業種売買代金の70%を占める1銘柄要因です。3位の建設業-2.33%は清水建設-5.60%・大成建設-5.58%・鹿島建設-3.86%とゼネコン大手が急落しました。前日の記事で期待エリアに置いた業種がここに来ています。4位の機械-1.32%は日本製鋼所-6.51%・三井E&S-5.35%・IHI-4.89%と重工・防衛が下げ、5位のガラス・土石製品-1.28%は日東紡績が押し下げました。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属-3.63%-3.83pt⏳深追い注意(3日目)。5日前比-17.28で33業種の失速幅最大。買い越し比率-100%・ブレッドス-88.9%
2その他製品-2.81%-3.01pt任天堂70%で〈本物〉。同社-4.90%・寄与度-13.81円。大型主導度-2.60の🐜中小型主導
3建設業-2.33%-2.53pt前日◎最優先。清水建設-5.60%・大成建設-5.58%。買い越し比率-79.3%・ブレッドス-84.1%
4機械-1.32%-1.52ptディスコ30%で〈本物〉。日本製鋼所-6.51%・IHI-4.89%。25日累積-8.40と低位
5ガラス・土石製品-1.28%-1.48pt日東紡績32%で〈本物〉。25日累積-11.91で33業種の最下位圏

複数日ベースの方向シグナルは流入11業種 対 流出12業種で、表示は前日の「🌧️ 全面安」から「⚖️ 中立・調整」へ変わりました。ただし★の新規点灯は1業種だけで、実践判定は◎最優先1件(パルプ・紙)のみ、○監視・△単騎・×見送りはいずれも0件です。前日の◎4・○3・△1から一転して枠が閉じました。

テーマ別資金フロー

金融+1.67ptが🆙主役化で首位。前日首位のエネルギーは-0.41ptへ落ち、不動産・建設-1.93ptが最下位です。

1金融+1.67pt🔥🔥 🆙 +1日
2内需消費+0.53pt🔥 🆙 +1日
3テクノロジー-0.07pt→ ◐ -3日
4輸送・物流-0.37pt→ ◐ -2日
5エネルギー-0.41pt→ ◐ -1日
6生活防衛-0.56pt💧 🔄 -2日
7製造業サイクル-0.64pt💧 🆘 -1日
8素材-1.06pt💧 🆘 -1日
9商社-1.23pt💧 🆘 -1日
10不動産・建設-1.93pt💧💧 🆘 -1日

首位の金融+1.67ptは🆙主役化で、10日累計も+2.43ptとプラス圏です。④先回りアラートでも代金TOP100に11銘柄・買い主導率100%・急増CSV9銘柄の平均+3.87%と「🔥 強流入×買い主導」の判定が出ており、大型でも初動でも買われた側でした。前日は買い主導率0%で最下位だったテーマなので、1日でそっくり反転しています。

下位は不動産・建設-1.93pt・商社-1.23pt・素材-1.06ptです。不動産・建設は代金TOP100の買い主導率0%・急増CSVも平均-1.41%で「🌧️強流出×売り主導」、商社も買い主導率0%でした。前日首位だったエネルギーは-0.41ptの中立へ落ち、10日累計+7.63ptの貯金が残るだけの形になっています。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸が-2.73ptから+3.60ptへ6.33pt反転。米金利4.847%への上昇が、そのまま業種の並びに出ました。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+3.60pt+1日+3.19pt金融−不動産建設。金融+1.67ptに対し不動産・建設-1.93ptで、金利上昇局面の並び
資源軸-0.97pt-1日+4.71ptエネルギー-0.41pt・素材-1.06pt・商社-1.23ptがそろってマイナスへ反落
リスク軸-0.03pt-1日-3.32pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。両側とも小幅マイナスで差が消えた

いちばん動いたのは金利軸で、前日の-2.73ptから+3.60ptへ6.33pt反転しました。3日続いたマイナスが1日で最大級のプラスに変わった形です。反対に資源軸は+3.74pt→-0.97ptと4.71pt落ち、前日と今日で金利軸と資源軸がきれいに入れ替わっています。リスク軸は-0.03ptで、シクリカルとディフェンシブのどちらにも寄っていません。11因子のC1(シクリカル−ディフェンシブ差)も-0.12%で±1.0%内に収まり、+1から±0へ戻りました。

本日の注目銘柄

掲載は3枠。値上がり率はTOBと中小型が上位を占め、モメンタム上位は地銀が半分を占めました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位はアルビス+23.33%で、前日のTOB発表を受けて連日の急伸です。ライフコーポレーションが1株3,780円で買い付けており、株価は3,700円まで届きました。2位のエアトリ+19.40%、3位のANYCOLOR+13.49%はいずれも中小型の材料株で、ANYCOLORは売買代金が前日比+634%と急増しています。

TOP20には四国銀行+8.14%・山形銀行+6.70%・山梨中央銀行+5.11%・秋田銀行+5.04%・京葉銀行+4.95%・岩手銀行+4.66%と地銀が6行入り、電気機器も大真空+8.94%・シャープ+6.29%・ニデック+5.63%・村田製作所+5.57%と広く上げました。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1アルビス(7475)小売業+23.33%TOBを受けて連日の急伸。買付価格3,780円に対し終値3,700円
2エアトリ(6191)サービス業+19.40%代金5.6億円・予想PER14.07倍。値幅制限いっぱいまで買われた
3ANYCOLOR(5032)情報・通信業+13.49%代金105億円で前日比+634%の急増。RSI72.58・25日乖離+12.0%

売買代金集中 TOP3(集中度30.2%・前日30.5%)

キオクシア・ソフトバンクグループ・アドバンテストの3銘柄で東証プライムの売買代金8兆3,803億円のうち30.2%を占めました。キオクシア1銘柄では19%です。売買代金は前日から8,500億円減っており、買い主導率はTOP20のうち上昇11銘柄の55%と「中立」でした。

順位銘柄(コード)売買代金騰落率コメント
1キオクシアホールディングス(285A)1兆6,319億円+1.91%5営業日連続の首位。単独で市場全体の19%
2ソフトバンクグループ(9984)5,664億円0.00%4日続伸のあと足踏み。情報・通信業の売買代金の83%を占める
3アドバンテスト(6857)3,319億円+3.29%日経寄与+260.67円で本日の押し上げ首位。RSI・乖離ともに戻り局面

最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 対TOPIX+1pt以上)

該当15銘柄のうち四国銀行(RSI83.01・25日乖離+13.4%)・プロクレアホールディングス・北日本銀行・秋田銀行・岩手銀行と地銀が5銘柄を占めました。ほかはエア・ウォーター(RSI81.32・+12.5%)、宝ホールディングス、インフォマート、ANYCOLOR、ネクセラファーマなど。前日まで並んでいた出光興産・フルヤ金属といった資源銘柄は、上位から姿を消しています

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
四国銀行(8387)銀行業83.01+13.4%+8.01%+5 ⚠過熱
エア・ウォーター(4088)化学81.32+12.5%+2.33%+4 ⚠過熱
宝HLDG(2531)食料品76.70+14.5%+1.78%±0 →中立
ANYCOLOR(5032)情報・通信業72.58+12.0%+12.43%+4 ⚠過熱
ネクセラファーマ(4565)医薬品70.14+12.9%+4.12%+5 ⚠過熱

サブ業種では、地力(過去1年の対TOPIXの強さ)が上位20%で走り出している◎本命が地銀(地力3位/124群)と総合商社(15位)の2群でした。地銀は当日相対+2.59pt・ブレッドス98.31%・代金レーダーも🔥本物で、③押し目レーダーの🔄押し目反転にも点灯しています。逆に地力が下位40%なのに直近1か月だけ強い⛔戻りは8群で、ヘルスケアIT(121位)・SaaS・クラウド(124位)・サイバーセキュリティ(123位)・人材サービス(109位)・ゲーム(116位)などIT系が並びました。②代金レーダーの🔥本物は家電・AV/完成車/ネット証券・中小証券、👀初動候補は保証・決済/インターネットサービス・広告/ヘルスケアサービス・介護など5群です。★の新規点灯は14群と多く、加工食品・調味料/菓子・乳業・パン/食品スーパー/食肉/中堅製薬/医薬品卸と内需・ディフェンシブに集中しました。

市場体温計

日々の体温は-1から+1へ2ポイント上がり、区分は「涼温」から「微熱」へ。売られすぎ側のシグナルは2/4から1/4へ減りました。

Layer 1 日々の体温 +1/±5 ☀微熱 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日112.57・閾値125) Layer 3 低温シグナル 1/4 点灯(RSI30以下19.2%・閾値15%) 相場の質:中立|集中度30.2%・買い主導55%

Layer1でプラスに点いたのは日経・TOPIXが両方プラスの1項目だけです。上昇比率42.4%・値上がり業種16/33・新高安-4・代金TOP10の上昇数6/10はいずれも中立の±0で、指数の方向が変わっただけで内部の状態は前日とほぼ同じという並びになっています。

低温シグナルは2/4から1/4へ減り、騰落レシオ6日が56.76→76.05と閾値60を上回って消灯しました。残るのはRSI30以下の銘柄比率19.2%(閾値15%)で、こちらは16.9%からさらに増えています。指数が上がった日にもかかわらず、下げ切った銘柄は増えました。

本日のマクロ環境

米長期金利4.847%への上昇が今日の主語です。WTIは96ドル台へ続伸し、ドル円は153.57円まで戻しました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
+0.20%
65,271円・128円高・終値が当日の高値
TOPIX
+0.20%
4,055pt・日経との差は±0.00pt
グロース250
-0.19%
782pt・3市場で唯一のマイナス
海外株式(前営業日終値)
NYダウ
-0.77%
52,381・金利上昇を警戒
ナスダック
-0.64%
26,253・S&P500は-0.48%
SOX半導体
+0.37%
主要指数の中で唯一の上昇
為替・金利
ドル円
153.57
+0.33円・前日の円高から戻す
米10年金利
4.847%
+0.042pt・4.85%目前まで上昇
日経VI
30.55
-1.00・31台から低下
資源・需給
WTI原油
$96.25
+1.82%・5日続伸で96ドル台へ
騰落6日
76.05
56.75から19.30pt回復・閾値60を上回る
空売り比率
42.4%
44.2%から1.8ポイント低下
米10年金利4.847%への上昇で、銀行株が業種ごと買われた
銀行業は買い越し比率+100%・ブレッドス97.1%で業種内のほぼ全銘柄が上昇。四国銀行+8.14%・山形銀行+6.70%・秋田銀行+5.04%・岩手銀行+4.66%・北日本銀行+2.86%・あおぞら銀行+2.95%の6行が年初来高値を更新しました。保険業も買い越し比率+100%で、金利上昇の受益セクターがそろって動いています。
前日急伸した電線が1日で剥落。非鉄金属-3.63%で33業種の最下位
フジクラ-5.17%・SWCC-5.39%・住友電気工業-3.56%・古河電気工業-2.54%と前日買われた銘柄がそろって下げ、三井金属-5.71%も値下がり率3位です。5日前比-17.28ptは33業種で最大の失速幅で、シグナル上は⏳深追い注意の3日目にあたります。米コーニングの契約報道という外部材料1本の連想買いは、2日目を持ちませんでした。
WTIは96.25ドルへ続伸したが、資源セクターは付いてこなかった
原油は+1.82%と上げ続けているのに、鉱業-0.99%・石油・石炭製品+0.57%と業種の反応は鈍く、テーマ別でもエネルギーは-0.41ptの中立へ落ちました。原油高が株価に効く局面が一巡した可能性があり、翌日は継続◎に入っている鉱業・石油・石炭製品の3日目が試金石になります。

明日の注目ポイント

軸は金融の総買いが2日目を持つかと、継続◎の4業種が3日目でどうなるかの2点です。今夜の米PPI、11日の米CPIとメジャーSQが控えます。

本日の優位シグナル(◎○△×)

★は1業種だけで、実践判定は◎1・○0・△0・×0。実質的には「枠が閉じた日」です。

◎ 最優先 1 ○ 監視 0 △ 単騎 0 × 見送り 0
  • ◎ 最優先:パルプ・紙 ── 🟢→・25日累積-1.14pt・5日前比+4.60ptで、当日は-0.17ptとわずかにマイナス。業種指数の騰落も+0.03%とほぼ横ばいです。資金判定は母数が薄く「-」、大型主導度-0.28ptの⚖中立、業種強弱は△中立↗加速中(初動?)。検証で成績のよい「加速中+資金が本物」(翌日+0.85pt・勝率65.9%)には入らない、◎の中でも根拠の薄い側です。0件の日と同じ扱いにする判断も十分に成り立ちます。
  • ◎ 継続2日目:鉄鋼/電気・ガス業/鉱業/石油・石炭製品 ── 点灯継続日の検証では2日目までが優位で、3日目以降は劣後します。中身は分かれていて、石油・石炭製品は25日累積+17.40・5日前比+13.65と数字が最も高く当日も+0.37ptとプラスを保った一方、鉱業は当日-1.19pt、電気・ガス業は最大銘柄の東京電力ホールディングス(業種代金の52%)が-5.01%で当日-0.97ptです。翌日はこの4業種がいずれも3日目に入るため、継続枠としては本日が最終日になります。
  • ⏳ 深追い注意:非鉄金属(3日目)/情報・通信業(4日目) ── 非鉄金属は5日前比-17.28ptと失速幅が33業種で最大、当日も-3.83ptで最下位です。3日目の⏳としては教科書どおりの展開で、ここから逆張りで拾う場面ではありません。情報・通信業は4日目で25日累積+8.83・5日前比+9.69と数字は強いままですが、最大銘柄ソフトバンクグループが業種代金の83%を占める単騎で、その同社は本日±0.00%と足踏みしています。
  • ★は付かなかったが数字が濃い枠:銀行業 ── ○↑・25日累積+4.10・5日前比+1.40・当日+1.75ptで、買い越し比率+100%・ブレッドス97.1%と業種内の広がりは本日いちばんです。★(新規点灯)が付いていないため実践判定は出ませんが、単騎や大型主導とは質が違います。サブ業種でも地銀が◎本命(地力3位/124群)で、🔄押し目反転にも点灯しました。★が付いた日に厚めに入る候補として置いておきます。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済み(採用分32件:翌日+0.74pt・勝率65.6%)。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 金利軸が-2.73pt→+3.60ptへ6.33pt反転。資源軸は+3.74pt→-0.97ptへ落ち、リスク軸-0.03ptは方向なしです
  • 体温計は-1→+1へ2ポイント上昇し区分は微熱へ。ただしプラスが点いたのは指数の方向1項目だけで、RSI30以下は16.9%→19.2%へ増加
  • 外部は米10年4.847%・WTI96.25ドル、日経VI30.55・空売り比率42.4%はともに低下しています
今日の主語は米長期金利です。指数が上がったのも上位に金融が並んだのも、同じ1本の理由から出ています
層2:テーマ10テーマの動き
  • 金融+1.67ptが🆙主役化。④先回りアラートでも代金TOP100の買い主導率100%・急増CSV平均+3.87%で「🔥強流入×買い主導」
  • 不動産・建設-1.93ptは買い主導率0%で「🌧️強流出×売り主導」、商社-1.23ptも買い主導率0%です
  • 前日首位のエネルギーは+3.68pt→-0.41ptへ落ち、素材も+2.70pt→-1.06ptと🆘脱落。資源系は2日連続では続きませんでした
金融と不動産・建設が両端に開いた1日。金利が主語である以上、この並びは金利が動くまで続きやすい形です
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入11対流出12で「⚖️中立・調整」へ。ただし★の新規点灯は1業種だけまで減りました
  • 実践判定は◎1・○0・△0・×0。継続◎が4業種(鉄鋼・電気ガス・鉱業・石油石炭)、⏳が2業種です
  • サブ業種の◎本命は地銀(地力3位)と総合商社(15位)⛔戻りはIT系を中心に8群。★新規点灯14群は内需・ディフェンシブに集中
枠は閉じました。数字が濃いのは★の付かない銀行業のほうで、シグナルと実際の強さが噛み合っていない日です
3層の見立ては「金利が主語の1日で、シグナルは追いついていない」です:買われた金融には買い越し比率+100%という裏付けがある一方、★の新規点灯は1業種まで減り、実践判定の◎はパルプ・紙という資金判定の出ない1件だけ。区分に従うと今日いちばん厚い枠を拾えません。
📊 メインシナリオ:5日線65,421円の回復を試す展開。上は25日線66,216円まで950円ぶん空いており、米PPI・米CPIを通過するまでは戻り待ち。日経は64,300〜66,300円、TOPIXは4,000〜4,110、値上がり業種は8〜24のレンジを軸に置く

終値65,270.95円は5日線65,420.77円をまだ150円ぶん下回り、25日線66,216.11円とは945円の開きがあります。地合い判定は日経が×(C1○・C2×・C3×)、TOPIXが△(C1○・C2×・C3○)で、翌営業日は日経基準では慎重側の目盛りです。今夜の米PPI、11日の米CPIとメジャーSQを控え、需給が荒れやすい位置と見ています。

  • 期待エリア:★は付いていませんが銀行業(○↑・買い越し比率+100%・ブレッドス97.1%・資金判定〈本物〉)。サブ業種でも地銀が◎本命(地力3位/124群)で、当日相対+2.59pt・ブレッドス98.31%と広がりがあります。◎最優先のパルプ・紙は資金判定が出ない薄い1件なので、乗るとしても小さくにとどめます
  • 継続性試金石:①銀行業が翌日も対TOPIXでプラスを保てるか ②継続◎の4業種(鉄鋼・電気ガス・鉱業・石油石炭)のうち2つ以上が3日目も相対プラスか ③日経が5日線65,421円を終値で上抜けるか。3つのうち2つ以上が成立すれば、今日の反発は続きとして扱えます
  • 底打ち待機:サブ業種の◎本命は地銀(地力3位・25日累積+9.40pt・🔄押し目反転)と総合商社(15位・+6.52pt)の2群。前者は代金レーダーでも🔥本物です。逆に⛔戻りは8群で、SaaS・クラウド(地力124位)・サイバーセキュリティ(123位)・ヘルスケアIT(121位)とIT系が下位に集中しており、戻りを売られやすい側にあります
  • マクロ材料注視:今夜の米PPIと11日の米CPI(上振れれば金利上昇が続き金融の追い風、ただしグロースには逆風)/11日のメジャーSQに絡む需給/WTIが96ドル台を保てるか(原油高に業種が反応しなくなっている点に注意)/18日の日銀会合をにらんだドル円153〜155円の攻防

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:金利上昇の受益買いが1日で終わり、金融が剥落する

今日の上げは米10年金利4.847%という材料1本に反応したもので、銀行業の25日累積は+4.10pt、保険業は-1.01ptとまだ水準が高いわけではありません。金利が反落すれば買いの根拠が消え、電線が1日で剥落したのと同じ形になります。上昇銘柄比率42.4%も半分に届いていません。

警戒トリガー:銀行業が翌日に対TOPIXでマイナス/または値上がり業種が10以下(本日16)

⚡ 最弱気分岐B:米CPIの上振れとメジャーSQの需給が重なる

11日は米CPIとメジャーSQが同じ日にあたります。CPIが上振れれば米金利がさらに上がり、値がさハイテクに逆風。同時にSQに絡む需給で値幅が出やすくなります。日経VIは30.55と低下しましたが、水準としてはまだ30台です。

警戒トリガー:日経VIが35超(本日30.55)/またはドル円が152円割れ(本日153.57円)
🎯 シナリオ信頼度
低め。2日続けて主役がシグナルの外側から来ており、区分だけでは翌日の絵を描けないためです。金融の買い越し比率+100%・ブレッドス97.1%・地銀の年初来高値6行は上向きの材料ですが、★新規点灯1業種・上昇銘柄比率42.4%・RSI30以下19.2%は幅の狭さを示しています。銀行業が翌日マイナスまたは値上がり業種10以下なら分岐Aへ、日経VI35超またはドル円152円割れなら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや弱気(スコア:-2/±11)

  • A トレンド:±0 TOPIX+0.20%は±0.5%内で±0、日経-TOPIX差±0.00ptも±0、グロース-TOPIX差-0.39ptも±0
  • B 幅・需給:±0 値上がり業種16/33が11〜21で±0、新高安差-4(高値19・安値23)も±0、上昇銘柄比率42.4%が35〜64%で±0
  • C 勢い:±0 シクリカル−ディフェンシブ-0.12%が±1.0%内で±0、急増top30平均+2.12%が+2.0%以上で+1、RSI50超30.0%は55%未満で-1
  • D 過熱調整:-1 RSI70超2.4%・騰落レシオ25日112.57でブレーキなし、代金TOP3集中度30.2%が30%超で-1
  • E マクロ:-1 米国株合算-1.12%が-1.0%以下で-1、VIX16.46は15-25レンジで±0

判定根拠:前営業日の±0(中立・様子見)から2ポイント下げ、判定区分は1段下がりました。下げたのはC群とE群で、C群はシクリカル−ディフェンシブ差が+1.54%→-0.12%と±1.0%内に戻って+1が消え、E群は米国株合算が-0.90%→-1.12%と-1.0%を割って-1が点きました。A群とB群は3項目ずつすべて±0で、前日から動いていません。指数はプラスに転じたのに総合スコアが下がったのは、11因子が「外部環境」と「業種の偏り」を見ているためで、今日の上げが国内の金利という1本の材料で起きたことの裏返しです。総合判定は今日の日本株を要約した数字であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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