今日の日本株|2026年8月21日の市場資金フロー|日経反落もTOPIXは逆行高、海運業が+4.92%

今日の日本株|2026年8月21日の市場資金フロー|日経反落もTOPIXは逆行高、海運業が+4.92%

今日の日本株|2026年8月21日の市場資金フロー|日経反落もTOPIXは逆行高、海運業が+4.92%

📉 日経 -0.30%(3日ぶり反落) 🏆 総合判定 中立・様子見 -1/±11 🌡 体温計 +2 ☀微熱 🎯 新規◎0・継続◎1
今日米株安を受けた売り先行から下げ幅を縮め、日経平均は200.43円安の66,016.36円。下げの約329円分はファーストリテイリングとソフトバンクグループの2銘柄で、TOPIXは+0.19%と逆行高です
中身値上がり884・値下がり622と下げた日なのに過半の銘柄は上昇。海運+4.92%を先頭に原油高と金利上昇で買われる業種が上位に並び、年初来安値更新は1銘柄だけです
明日ただしキオクシア1銘柄が売買代金の27.3%とエヌビディア決算(26日)前の一極集中が進みました。買い候補の業種シグナルも新規◎ゼロで、無理をしない日が続きます

今日の日本株は、米国株の下落と長期金利の上昇を受けた売り先行の1日でした。日経平均は66,016.36円(-0.30%・200.43円安)と3日ぶりに反落しましたが、安値は寄り付き直後の65,260.22円で、引けにかけて下げ幅を縮めています。一方でTOPIXは4,067.29(+0.19%)と小幅に逆行高、グロース250は768.47(-1.10%)と前日の+4.67%急伸の反動安でした。

8/20 に私が立てたシナリオが、今日どうなったかを最初に振り返っておきます。指数はレンジ内に収まり、広げた幅の読みも当たりましたが、「戻り2日目」というメインの方向は外しました

自己採点 3.0 / 5.0 🟡 ①指数は65,300〜67,300円のレンジ内も、方向は反落で半分(1.0/2.0) 🟢 ②値上がり業種8〜26の読みは18で的中(1.0/1.0) 🔴 ③継続性試金石は3つとも不成立(0.0/1.0) 🟢 ④警戒トリガーA・Bはいずれも不発で、線引きは機能(1.0/1.0)
  • ❌ 外れ「金利低下を支えにした戻りが2日目に入り、上値を試す」は外しました。支えにしていた金利低下そのものが1日で巻き戻され、米10年金利は4.657%から4.688%へ、日本10年債も2.886%へ上昇。分岐Bに置いた「金利低下の巻き戻し」の方向へ進んだものの、トリガー水準(米4.75%・日2.95%)の手前で止まった、という中間の1日です。
  • ⭕ 的中値上がり業種8〜26は18業種で的中しました。前日までの反省で「急落・急伸の翌日は幅のレンジを広く取る」に運用を変えた初日です。指数が下げても幅は崩れないという中間形をレンジがきちんと拾えました。
  • ❌ 外れ期待エリアの医薬品は-1.47%(相対-1.66pt)で33業種中32位と外しました。ただし前日に「継続2日目は翌日利確型。3日目に持ち越さない」と書いたとおりで、2日目の+2.87%で利確していれば今日の反落は食らっていません。期待エリアの選定は外し、出口のルールが救った形です。
  • ⭕ 的中底打ち待機に回した銀行業・保険業は、待った理由のほうが当たりました。「金利が反転しない限り戻りにくい」と書いた金利が今日反転し、保険業は+1.89%で33業種中4位、銀行業も+1.03%と反発しています。金利と金融をひとつなぎで見る枠組みは機能しました。
  • ➖ 不発警戒トリガーは2つとも不発でした。分岐Aの「キオクシア前日比-5%超」は+2.59%、「代金TOP10の上昇3社以下」も5社。分岐Bの「米10年4.75%超・日本10年2.95%超」も4.688%・2.886%で手前どまりです。

総括:メインの方向は外しましたが、①広げた幅レンジが初日で機能し、②医薬品は利確ルールが損失を防ぎ、③金利→金融の因果の読みが当たりました。なお前日の継続◎5件の翌日成績は卸売業+1.53pt・陸運業+1.00pt・パルプ紙+0.72pt・ゴム製品+0.23ptの4勝、医薬品-1.66ptの1敗です。

本日の市場サマリー

日経-0.30%・TOPIX+0.19%のねじれた1日。総合判定は+4から-1へ下がり「中立・様子見」です。

主要指標
日経平均
-0.30%
66,016 円(-200円・25日乖離 +0.61%)
TOPIX
+0.19%
4,067 pt(逆行高・25日乖離 +0.48%)
グロース250
-1.10%
768 pt(TOPIXを1.29pt下回る)
セクター・内部相場
最強業種
海運業
+4.92% / 相対 +4.73pt
最弱業種
その他製品
-1.78% / 相対 -1.97pt
上昇銘柄比率
57.4%
新高値81 / 新安値1(差+80)
為替・米10年
¥158.69 / 4.688%
ドル円 +0.26円 / 米10年 +0.031pt

今日の日本株の下げ幅の中身は、極端に偏っていました。ウォルマートの決算を受けた米消費株安の連想でファーストリテイリングが-3.63%、ソフトバンクグループが-2.45%となり、この2銘柄だけで日経平均を約329円分押し下げています。つまり200円安のほぼすべてが2銘柄で説明でき、プライムでは値上がり884・値下がり622と過半の銘柄が上昇しました。

一方で、売買代金は7兆9,134億円と前日から8%減り、そのうちキオクシアホールディングスが2兆1,606億円=全体の27.3%を1銘柄で占めました。代金TOP3の集中度は33.5%から34.4%へさらに上がっています。買い主導率は55%の「中立」で、指数の下げは軽くても、資金の偏りは一段と進んだ1日です。

業種別資金フロー分析

最強は海運業+4.92%、最弱はその他製品-1.78%。原油高と金利上昇で買われる業種が上位を独占しました。

値上がり業種 TOP5

まず先頭は海運業+4.92%(相対+4.73pt)です。川崎汽船+7.28%・商船三井+4.61%・日本郵船+4.50%と大手3社がそろって急伸し、川崎汽船と日本郵船は年初来高値を更新しました。ただし大型主導度は+1.12の🏢大型主導で、指数を大手3社が持ち上げている形です。なお、複数日シグナルでは点灯5日目に入っています。

2位の鉱業+2.18%と3位の石油・石炭製品+2.09%は、中東情勢の緊張でWTI原油が86.21ドルへ続伸したことが素直に効きました。また4位の保険業+1.89%は米10年金利の上昇が追い風で、東京海上ホールディングス+1.58%・T&Dホールディングス+2.26%と運用益期待の買いです。原油・金利・バリューという並びに、今日の主題が集約されています。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1海運業+4.92%+4.73pt川崎汽船+7.28%・商船三井+4.61%。25日累積+25.34ptで全業種トップだが点灯5日目
2鉱業+2.18%+1.99pt原油続伸が追い風。25日累積+14.63ptで点灯4日目
3石油・石炭製品+2.09%+1.90ptENEOSが業種代金の61%。こちらも点灯4日目
4保険業+1.89%+1.70pt金利上昇で反発。資金判定〈本物〉だが複数日では流出側の🔵のまま
5卸売業+1.72%+1.53pt三菱商事が業種代金の21%で〈本物〉。買い主導率83%と中身も良い

値下がり業種 TOP5

一方で最下位はその他製品-1.78%(相対-1.97pt)でした。アシックス-4.64%が重く、さらに任天堂も業種代金の55%を占めながら軟調です。大型主導度は-1.96の🐜中小型主導で、業種全体に売りが広がっています。

2位の医薬品-1.47%は、前日まで2日続けて買われた反動の利確売りです。また4位の小売業-0.89%はウォルマートの既存店売上が約6年ぶりの低成長となった連想で、ファーストリテイリング-3.63%が業種を押し下げました。米国発の消費減速懸念が、内需消費の売りに直結した形ですね。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1その他製品-1.78%-1.97ptアシックス-4.64%。🐜中小型主導で業種全体が軟調
2医薬品-1.47%-1.66pt2日連続高の利確。点灯3日目入りで検証どおりの反落
3精密機器-1.04%-1.23ptセイコーグループ-4.88%・HOYAが業種代金の54%
4小売業-0.89%-1.08ptファーストリテイリング-3.63%。ウォルマート決算の連想売り
5ガラス・土石製品-0.89%-1.08pt日東紡績-3.31%。25日累積-11.86ptと中期でも弱い

さらに複数日ベースの方向シグナルは流入16業種 対 流出11業種(中立6)でした。ただし前日の25対8からは絞られたものの、TOPIXがプラスの日の16業種なので割り引かずに読めます。なお★の新規点灯は建設業の1業種だけで、実践判定は×見送りでした。

テーマ別資金フロー

エネルギー+1.95ptが首位。前日🆘脱落した輸送・物流が1日で2位に戻り、内需消費が最下位へ転落しました。

1エネルギー+1.95pt🔥🔥 ⤴ +1日
2輸送・物流+1.62pt🔥🔥 ⤴ +1日
3商社+1.53pt🔥🔥 🆙 +1日
4金融+1.22pt🔥 🆙 +1日
5生活防衛+0.34pt→ ⤴ +4日
6製造業サイクル-0.03pt→ ◐ -1日
7不動産・建設-0.20pt→ ◐ -1日
8素材-0.69pt💧 ↘ -3日
9テクノロジー-0.83pt💧 ↘ -5日
10内需消費-0.97pt💧 🆘 -1日

今日の主役交代は極端でした。首位のエネルギー+1.95ptは原油続伸を受けた⤴継続強への復帰で、2位の輸送・物流+1.62ptは前日に🆘脱落と判定されたテーマが1日で戻った形です。さらに商社+1.53ptと金融+1.22ptがそろって🆙主役化し、金融は代金上位9銘柄の買い主導率が100%でした。資源・金利系の4テーマに、実際の買いを伴った資金が入っています

一方で内需消費は-0.97ptの🆘脱落です。ウォルマートの決算を受けた消費減速の連想が小売業を直撃し、サービス業も市場平均に負けました。またテクノロジーは-0.83ptで5日連続のマイナスながら、代金シェアは58.5%と市場の主戦場であり続けています。値動きの主役は資源・金利系へ移っても、資金量の主役は依然として半導体まわりという、ねじれた構図です。

3対立軸でみるマクロ文脈

金利軸+1.42ptで「金利上昇局面」へ反転。資源高が2日目に入り、リスク軸は4日連続のリスクオフです。

対立軸本日値連続10日累計ひとこと
金利軸+1.42pt+1日-0.70pt金融−不動産建設。日米金利の上昇で前日の「金利低下」から1日で反転
資源軸+0.60pt+2日-2.04ptWTI86.21ドルへの続伸で「資源高」が2日目
リスク軸-0.86pt-4日-3.88pt製サイ・テクノ・素材−生活防衛。4日連続の「リスクオフ」判定

3軸をまとめると「金利上昇×資源高×リスクオフ」です。テーマ層で金融が🆙主役化したのは金利軸の反転が背景で、エネルギーと商社の強さは資源軸2日目の動きそのものです。一方でリスクオフが4日続くなかでは、グロース250だけが-1.10%と売られました。つまり金利に振らされる相場の形は前日と同じで、向きだけが逆になった1日と言えます。

本日の注目銘柄

掲載は「値上がり率」「最強モメンタム」「勝ち組セクター中核」の3枠。海運と食品・電力に顔ぶれが集まりました。

値上がり率 TOP3(東証プライム)

首位は川崎汽船+7.28%で、売買代金319億円を伴った年初来高値更新です。また2位の住友化学+7.18%も代金143億円と厚みがあります。ただし化学は業種として複数日シグナルが↓系のままで、個別の急騰と業種の資金の流れは別物という点は押さえておきたいところです。

順位銘柄(コード)業種騰落率コメント
1川崎汽船(9107)海運業+7.28%代金319億円で年初来高値更新。RSI81.61・乖離率+17.5%で過熱スコア+5
2住友化学(4005)化学+7.18%代金143億円。業種の化学は複数日シグナルが↓系のまま
3藤田観光(9722)サービス業+6.17%信用倍率0.97倍の踏み上げ。RSI82.36・乖離率+24.5%で過熱スコア+4

最強モメンタム(RSI60以上 × 乖離率+5%以上 × 相対+1pt以上)

15銘柄が該当し、顔ぶれは商船三井(RSI84.77・乖離率+18.4%)を筆頭に、日本甜菜製糖・ヨシムラ・フード・蝶理と食品・食品商社系が並びました。加えて前日に続いて東北電力も残っています。海運・食品・電力という内需と資源のディフェンシブ寄りの組み合わせで、半導体系がモメンタム上位に1社もいない点が今の相場を象徴していますね。

銘柄(コード)業種RSI25日乖離率本日騰落過熱スコア
蝶理(8014)卸売業90.80+5.9%+1.79%+5 ⚠過熱
日本甜菜製糖(2108)食料品88.12+12.8%+4.12%+6 ⚠過熱
商船三井(9104)海運業84.77+18.4%+4.61%+6 ⚠過熱
東北電力(9506)電気・ガス業85.89+10.4%+1.41%+5 ⚠過熱
藤田観光(9722)サービス業82.36+24.5%+6.17%+4 ⚠過熱

勝ち組セクター中核(業種累積+2pt以上 × RSI50以上 × 乖離率0以上 × PER業種中央以下)

ここに今日のねじれがあります。上位に商船三井と日本郵船が入り、海運が業種として中核の条件をすべて満たしました。しかし複数日シグナルでは海運は点灯5日目で、検証上は追いかけると分の悪い位置です。指標の顔と検証の答えが逆を向いている、典型的な「強いから買えない」日ですね。

そのほかは東北電力・四国電力の電力勢と、藤田観光・エン・ヨシムラ・フードの内需系が並びました。なお売られすぎ反転候補は4銘柄から3銘柄へ減り、踏み上げ候補も15銘柄から8銘柄へ減っています。

市場体温計

日々の体温は+4から+2「微熱」へ後退。前日触れていた騰落レシオの過熱は1日で解除されました。

Layer 1 日々の体温 +2/±5 ☀微熱 Layer 2 高温シグナル 0/4 点灯(騰落レシオ25日116.81で125に未達) Layer 3 低温シグナル 0/4 点灯(RSI30以下は1.6%) 相場の質:中立|集中度34.4%・買い主導55%

Layer1の内訳は、上昇比率57.4%で+1、新高安スプレッド+80(高値81・安値1)で+1の2項目が点灯しました。一方で値上がり業種18/33、日経マイナス・TOPIXプラスのねじれ、代金TOP10の上昇5社の3項目は±0です。指数が下げた日に安値更新が山九1銘柄というのは、下値を叩く売りが出ていないことを示しています。

高温側では、前日に閾値120へ触れた騰落レシオ25日が116.81へ低下し、過熱の点灯が1日で外れました。ただし信用評価損益率-3.29%は高温閾値-3%の目前に居座ったままで、RSI70超も12.5%から16.9%へ上がっています。つまり冷めたというより、過熱の入口で足踏みしている状態です。

本日のマクロ環境

ウォルマートの決算ショックで米国株は3指数そろって下落。金利上昇と原油続伸が重なりました。

📊 マクロ指標スナップショット
国内株式
日経平均
-0.30%
66,016円・200円安
TOPIX
+0.19%
4,067pt・逆行高
グロース250
-1.10%
768pt・急伸の反動
海外株式(前日終値)
NYダウ
-1.32%
52,759・703ドル安
ナスダック
-1.00%
26,067・反落
S&P500
-0.87%
7,641・反落
為替・金利
ドル円
158.69
+0.26円・方向感乏しい
米10年金利
4.688%
+0.031pt・再び上昇
VIX恐怖指数
15.83
+0.77・なお低位
資源・需給
WTI原油
$86.21
+0.82%・続伸
騰落25日
116.81
120割れで過熱圏から後退
信用評価損益率
-3.29%
週次・据え置き
ウォルマート決算ショックで米消費に減速懸念
米国内の既存店売上の伸びが約6年ぶりの低水準となり、株価は8%急落。ダウは-1.32%と703ドル下げました。東京でもファーストリテイリング-3.63%と小売業-0.89%へ連想が波及し、日経平均の下げのほぼすべてがこの構図で説明できます。米国の個人消費は相場全体の前提なので、単発の決算要因で終わるかを注視します。
中東緊張で原油が続伸、24日に米国のイラン制裁詳細
トランプ米大統領のイランへの強硬発言を受けてWTIは86.21ドルへ続伸しました。今日の東京では鉱業+2.18%・石油・石炭製品+2.09%の追い風になった一方、インフレ再燃と金利上昇の火種でもあります。来週24日に公表予定の制裁の詳細が、資源高の持続力を測る次の材料です。
日米長期金利が再び上昇、グロースの逆風に
米財政への懸念から米10年金利は4.688%へ、日本10年債利回りも2.886%へ上がりました。前日の反発を支えた金利低下が1日で巻き戻された形で、グロース250の-1.10%と保険業+1.89%は同じ金利の表裏です。26日の米エヌビディア決算までは、金利と半導体の2つに振らされる地合いが続きそうです。

明日の注目ポイント

軸はエヌビディア決算前のキオクシア一極集中が保つか、金利上昇がもう一段進むかの2点です。

本日の優位シグナル(◎○△×)

新規の買いシグナルはゼロ。乗ってよいのは継続◎の食料品1件だけで、回避リストが12業種まで膨らみました。

◎ 最優先 0 ○ 監視 0 △ 単騎 0 × 見送り 1
  • ★ 新規点灯は建設業のみ、判定は×見送り ── 25日累積-5.86ptの↓系での点灯で、5日前比+3.94ptと加速はしていても水準が足りません。資金判定も〈単騎〉(東洋エンジニアリングが業種代金の41%)で、当日も-0.52%(相対-0.71pt)と負けています。検証では×見送りは翌日-0.28pt・勝率38.1%の区分です。
  • ◎ 継続2日目:食料品 ── 資金判定〈本物〉(日本たばこ産業でも40%)、25日累積+5.77pt・5日前比+6.28ptで、当日も+0.79%(相対+0.60pt)と市場平均に勝ちました。米消費不安で小売業が売られた日に、内需ディフェンシブの食料品に資金が残った形は筋が通っています。検証では継続2日目は翌日+0.36pt・勝率55%の翌日利確型で、明日には3日目へ降格します。取るなら明日1日で完結です。
  • × 見送り(継続):化学 ── 継続2日目ですが25日累積-6.18ptの↓系で採用条件を満たしません。住友化学+7.18%という個別の急騰があっても、業種として乗る場面ではないと見ています。
  • ⏳ 深追い注意:12業種 ── 海運業(5日目)、鉱業・石油・石炭製品・輸送用機器(4日目)、医薬品・卸売業・陸運業・サービス業・証券・商品先物業・ゴム製品・パルプ・紙(3日目)、電気・ガス業(6日目)。とくに海運業は本日+4.92%で業種別トップですが、検証では点灯4日目以降は翌日-0.72pt・勝率34%と明確に分が悪い位置です。今日3日目に入った医薬品が-1.47%と反落したのが、そのままの実例ですね。
  • 🔻 空売り候補:なし ── 体温計Layer1が+2とプラスのため、売りサイドの条件は今日も成立していません。

※◎○の判定は2026/4/23〜8/3の61営業日で事後検証済みです(採用分32件:翌日平均+0.74pt・勝率65.6%)。継続2日目も4/24〜8/3の679業種日で検証し翌日+0.36pt・勝率55%でした。サンプルは小さく検証は継続中で、有効射程は翌日〜3日です。

3層構造でみる明日のシナリオ

🔍 3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 3対立軸は金利軸+1.42pt(+1日)・資源軸+0.60pt(+2日)、リスク軸は-0.86pt(-4日)
  • 体温計は+4から+2へ後退も「微熱」を維持。高温0/4・低温0/4
  • 外部は米3指数が下落(合算-1.87%)。ただしSOXは+0.53%と半導体だけ逆行高
主役は金利と原油へ交代。過熱は入口で足踏み
層2:テーマ10テーマの動き
  • 上位はエネルギー+1.95pt・輸送・物流+1.62pt・商社+1.53ptの強流入
  • 金融+1.22ptが🆙主役化。代金上位9銘柄の買い主導率100%
  • 内需消費-0.97ptが🆘脱落。ウォルマート連想が直撃
  • テクノロジーは-0.83ptで5日連続マイナスながら代金シェア58.5%
値動きの主役は資源・金利系、資金量の主役は半導体のまま
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 方向シグナルは流入16対流出11。TOPIXプラスの日なので素直に読める
  • ★新規点灯は建設業1件で×見送り。新規の買い札はゼロ
  • 継続◎は食料品1件のみ。⏳深追い注意が12業種に膨張
  • 勝ち組中核に海運2社が並ぶが点灯5日目の深追い圏
強く見える業種ほど検証上は追えない、見送り優位の日
3層の見立ては「崩れてはいないが、新しく乗る札がない」です:マクロ層は金利と原油の逆風混じり、テーマ層は主役交代の初日、業種層は買いシグナルが枯れています。方向を当てにいくより、様子見の位置取りが3層に共通する答えです。
📊 メインシナリオ:材料待ちのもみ合い。指数は65,000〜67,000円、値上がり業種は10〜26と広めに置く

米消費不安と金利上昇が上値を抑える一方、値上がり884・安値更新1銘柄と下値を売る動きもありません。エヌビディア決算(26日)とイラン制裁詳細(24日)を前に、方向を決めにいく材料が乏しい局面です。

  • 期待エリア:継続◎の食料品(〈本物〉・相対+0.60pt。ただし翌日利確型で、明日1日で完結させる前提です)
  • 継続性試金石:金融の🆙主役化が2日目に続くか/エネルギー・輸送・物流・商社の強流入が続くか
  • 底打ち待機:グロース250(金利上昇が止まるまで)/医薬品(利確一巡後に流入シグナルが残るかを確認してから)
  • マクロ材料注視:ウォルマート余波の米消費関連指標/米10年金利4.7%台に乗せるか/WTI原油と24日のイラン制裁詳細

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:キオクシア一極の代金集中が崩れ、指数が値がさ主導で下押しする

キオクシア1銘柄で代金の27.3%、TOP3で34.4%と集中は前日からさらに進みました。エヌビディア決算前にこの一極が崩れると、TOPIXの逆行高では支えきれません。

警戒トリガー:キオクシアが前日比-5%超、または代金TOP10の上昇が2社以下

⚡ 最弱気分岐B:金利上昇と消費不安が重なり、リスクオフが全面化する

リスク軸は既に4日連続のリスクオフです。米財政懸念の金利上昇にウォルマート発の消費減速が重なると、内需・グロース・小売と逃げ場が狭くなります。

警戒トリガー:米10年金利が4.75%超、または日本10年債利回りが2.95%超
🎯 シナリオ信頼度
中。3層は「様子見」で一致していますが、これは方向の一致ではなく、決め手の不在の一致です。米消費・金利・エヌビディアと外部材料に振られやすく、メインは「もみ合い」以上に踏み込めません。キオクシアが前日比-5%超なら分岐Aへ、米10年金利が4.75%超なら分岐Bへ切り替えます。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:-1/±11)

  • A トレンド:-1 グロース-TOPIX差-1.29ptで-1、TOPIX+0.19%と日経-TOPIX差-0.49ptはともに±0
  • B 幅・需給:+1 新高安差+80(高値81・安値1)で+1、値上がり業種18/33と上昇銘柄比率57.4%は±0
  • C 勢い:+1 RSI健全度(50超71.1%・70超16.9%)で+1、シクリカル-ディフェンシブ差+0.24%と急増top30平均+1.43%は±0
  • D 過熱調整:-1 ⚠代金TOP3集中度34.4%が30%超で-1。騰落レシオ25日116.81は120を割り点灯解除
  • E マクロ:-1 米国株合算-1.87%で-1、VIX15.83は15〜25レンジで±0

判定根拠:前日の+4から5ポイント低下しましたが、悪化6項目の大半は前日の全面反発が一服した反動で、B・C群の中身(安値更新1銘柄・RSI健全度維持)は崩れていません。警戒はD2の資金集中が唯一の継続点灯で、総合判定はあくまで今日の要約であり、明日の予測ではありません。

11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法

※本記事は、私が独自に集計・分析した市場データをもとにした情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。記載の数値は作成時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

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