今週の日本株|2026年6月1日〜5日の市場資金フロー|雇用統計ショックで乱高下

【6/1-5週次】今週の日本株は日経+0.39%でも中身は弱気・乱高下、水曜に最高値更新も週末の雇用統計ショックでハイテク急落

今週の日本株は、指数だけ見れば日経平均+0.39%とわずかに上昇しましたが、中身はかなり荒れた一週間でした。月曜は値がさ株が指数を押し上げる一方でTOPIXはマイナス、値上がり業種はわずか7/33という極端に狭い物色からのスタートです。火曜には新高安差-330と需給が急激に悪化して全面安になったものの、水曜は一転、日経・TOPIXがそろって史上最高値を更新する急反発を見せました。ところが木曜は半導体と情報・通信業の急落で再び全面安に逆戻りし、金曜は値がさ半導体こそ安いものの、海運・銀行など裾野は広く回復しています。そして金曜の取引終了後、米雇用統計が市場予想を大きく上回る強い内容となり、米ハイテク株とVIXが急変。日経平均先物は63,820円(-4.16%)まで沈み、来週は外部発の地合い悪化を消化するところからのスタートになりそうです。

日経平均 週間
+0.39%
TOPIX 週間
-0.20%
グロース250 週間
-6.47%
勝ち組セクター首位
銀行業
負け組セクター首位
医薬品
週間値上がり銘柄TOP3
テラスカイ +63.60%
日本電波工業 +45.85%
FIXSTARS +34.43%
週間値下がり銘柄TOP3
FIG -23.64%
横浜冷凍 -20.58%
ブイキューブ -18.52%
📌 今週3行まとめ
  • 週の流れ:指数は小幅高でも内部は弱気・乱高下。月曜の値がさ主導の「中身安」→火曜の全面安→水曜に日経・TOPIX最高値更新の急反発→木曜の全面安→金曜は半導体安でも裾野は広範回復、という日替わりのジグザグ展開でした。
  • 勝ち組セクター:銀行業/海運業/証券・商品先物業の金融・海運が上位。米長期金利の上昇と週末の資金回帰で、グロース・ディフェンシブから金融・海運へのローテーション(バリュー回帰)が鮮明でした。
  • 来週の焦点:金曜引け後の米雇用統計ショック(日経先物-4.16%)の消化が最大のテーマ。6/11(木)のECB・6/12(金)のメジャーSQも控え、半導体・グロースの下げ止まりとVIXの落ち着きが鍵になりそうです。

今週の日本株:週間マーケットサマリー

指標週初値週末値週間変化コメント
日経平均66,329.2066,587.90+0.39%水曜に68,401円で史上最高値も、日替わりで乱高下
TOPIX3,957.173,949.09-0.20%水曜に最高値タッチも小幅マイナスで着地
グロース250818.37765.45-6.47%高PER小型グロースが嫌気され独歩安
騰落レシオ25日89.29101.05中立圏へ過熱でも底でもない、方向感の出にくい水準
ドル円159.90+0.67円円安方向。雇用統計後は一段の振れも
米10年金利4.46%4.532%+0.067pt強い雇用でFRBタカ派観測→金利上昇
VIX15.9521.50+5.55週中は16前後も金曜引け後に+39.7%へ急騰

※ ドル円を除く米国市場・VIX・米10年金利は、金曜引け後=米雇用統計後の終値ベースです。週初値は前週末(5/29)終値を基準にしています。

業種別 週間資金フロー概況

週間累積対TOPIX相対騰落とは
今週5日間の各業種の相対騰落(pt)を合計したものが「週間累積相対騰落」です。プラスの値が大きいほど「今週は市場平均より強く買われた」、マイナスの値が大きいほど「今週は売られた」ことを示します。+5pt以上=圧倒的勝ち組、+2〜5pt=強い、-2〜-5pt=弱い、-5pt以下=圧倒的負け組と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

今週の業種別の資金フローを見ると、勝ち組の中心はバリュー・金融でした。首位は銀行業(+5.80pt)で、米長期金利の上昇と利回り改善を背景に、資金回帰の中心になっています。2位の海運業(+5.68pt)は運賃高に加えて週末の資金回帰で金曜に+4.01%と急伸し、証券・商品先物業(+3.39pt)も売買代金の活況を映して堅調でした。電気機器(+2.59pt)は週前半の半導体高で上位に入ったものの、金曜は半導体安に押されたという、やや不安定な強さだった印象です。

一方、負け組の最弱は医薬品(-5.54pt)で、中外製薬などが重しとなり、ディフェンシブの弱さがそのまま出た格好でした。輸送用機器(-4.93pt)は円高警戒と日産自動車-12.35%の急落、建設業(-3.77pt)は金利上昇観測での利益確定売りが背景にあるように見えます。全体としては、グロース・ディフェンシブから金融・海運へと資金が移る「バリュー回帰」が、今週いちばん大きな流れだったと言えそうです。

業種週間ランキング 2026/06/01-06/05 週間累積相対騰落 今週の日本株 業種別 週間累積対TOPIX相対騰落ランキング。勝ち組は銀行業+5.80pt・海運業+5.68pt・証券商品先物業+3.39pt・電気機器+2.59pt・ガラス土石製品+2.40pt。負け組は医薬品-5.54pt・輸送用機器-4.93pt・建設業-3.77pt・空運業-3.73pt・繊維製品-3.35pt。 業種 週間累積相対騰落ランキング(勝ち組5・負け組5) 2026/06/01(月)〜06/05(金) / 単位:pt(プラス=市場平均より強い) 0 銀行業 +5.80 海運業 +5.68 証券・商品先物業 +3.39 電気機器 +2.59 ガラス・土石製品 +2.40 繊維製品 -3.35 空運業 -3.73 建設業 -3.77 輸送用機器 -4.93 医薬品 -5.54
グラフ:業種 週間累積相対騰落ランキング(勝ち組5・負け組5)

業種別 週間累積ランキング

週間累積対TOPIX相対騰落とは
今週5日間の各業種の相対騰落(pt)を合計したものが「週間累積相対騰落」です。プラスの値が大きいほど「今週は市場平均より強く買われた」、マイナスの値が大きいほど「今週は売られた」ことを示します。+5pt以上=圧倒的勝ち組、+2〜5pt=強い、-2〜-5pt=弱い、-5pt以下=圧倒的負け組と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

勝ち組セクター TOP5

順位業種10テーマ週間累積相対騰落一言コメント
1銀行業金融+5.80pt米長期金利上昇・利回り改善で資金回帰の中心
2海運業輸送・物流+5.68pt運賃高+週末の資金回帰で金曜+4.01%と急伸
3証券・商品先物業金融+3.39pt売買代金の活況・金融買いで堅調
4電気機器テクノロジー+2.59pt週前半は半導体高で牽引も、金曜は急落
5ガラス・土石製品テーマ外+2.40pt半導体部材・データセンター関連を物色

負け組セクター TOP5

順位業種10テーマ週間累積相対騰落一言コメント
1医薬品生活防衛-5.54pt中外製薬などが重しでディフェンシブ最弱
2輸送用機器製造業サイクル-4.93pt円高警戒・自動車安で軟調(日産-12.35%)
3建設業不動産・建設-3.77pt金利上昇観測で利益確定売り
4空運業輸送・物流-3.73pt原油一服も出遅れが続く
5繊維製品テーマ外-3.35pt個別材料に乏しく手仕舞い優勢

今週は「バリュー/金融・海運 ← グロース・ディフェンシブ」というローテーションが、はっきりと出た一週間でした。週間累積で銀行+5.80・海運+5.68・証券+3.39が上位を占め、米長期金利の上昇と週末の資金回帰が金融を押し上げています。電気機器は週前半の半導体高で累積+2.59ptを確保しましたが、金曜は半導体が急落しているので、最後まで強かったわけではないんですよね。一方でグロース250は週-6.47%と独歩安となり、医薬-5.54・輸送用機器-4.93・建設-3.77が最弱でした。高PERの小型グロースと、自動車・建設といった金利敏感セクターが揃って嫌気された格好です。金曜引け後の米雇用統計(強い結果→FRBのタカ派観測)はハイテクに逆風となるため、来週はこのバリュー優位がさらに強まるのか、それとも金利低下を伴う調整でディフェンシブが見直されるのかが、ひとつの分岐点になりそうです。

今週の日本株で主役となった個別銘柄ハイライト

週間騰落率の見方
週間騰落率は「前週末終値」から「今週末終値」までの変動率です。みんかぶ/Yahoo!ファイナンスのデータベースから東証プライム全銘柄のランキングを算出しています。TOP10には中小型株も含まれますが、記事では主要な材料が判明している銘柄を中心に紹介しています。
過熱スコアとは
過熱スコアは本ブログ独自の5指標(RSI・サイコロジカルライン・25日乖離率・出来高倍率・信用倍率)を-2〜+2点で採点し、合計-10〜+10点で個別銘柄の買われすぎ/売られすぎを機械的に判定する手法です。+5以上で過熱(買われすぎ)、-5以下で過冷(売られすぎ)と判定。週次では金曜終値時点のスコアを基準値として記載します。

※ 今週の個別銘柄データには過熱スコア列がないため、TOP10テーブルでは省略しています。

週間値上がり率 TOP10

順位コード銘柄名週間騰落率値動きセクター主な材料
13915テラスカイ+63.60%急騰・年初来高値更新情報・通信業クラウド/Salesforce・AI関連の中小型成長株、出来高急増
26779日本電波工業+45.85%乱高下しつつ年初来高値電気機器水晶デバイス世界2位(NDK)、AIデータセンター向け需要期待
33687FIXSTARS+34.43%モメンタム継続情報・通信業並列処理・AI高速化ソフト、中小型物色の代表格
49552クオンツ総研+33.75%値動き軽い小型高情報・通信業システム開発、AI・DX関連
56742京三製作所+26.13%見直し買い電気機器鉄道信号大手、低PBR・インフラ関連
66387サムコ+25.79%上昇電気機器化合物半導体製造装置、6/12決算期待
76584三桜工業+25.36%上昇輸送用機器自動車配管、低PBR・個別材料
8285AキオクシアHD+18.66%主力モメンタム継続電気機器NAND専業・AI eSSD逼迫で完売状態、売買代金5日連続首位
96298ワイエイシイHD+18.15%見直し買い電気機器半導体・FPD製造装置、割安成長
108362福井銀行+17.43%金融物色銀行業地銀、金利上昇・低PBR是正の地域金融物色

週間値下がり率 TOP10

順位コード銘柄名週間騰落率値動きセクター主な材料
14392FIG-23.64%急騰の反動安(一時S安)情報・通信業IoT/ペイメント・ロボット小型株、過熱モメンタムの剥落
22874横浜冷凍-20.58%急落倉庫・運輸関連業冷蔵倉庫、需給悪化で売り
33681ブイキューブ-18.52%低位株の値幅変動情報・通信業Web会議
49412スカパーJSAT-18.46%急騰の反動情報・通信業衛星通信・宇宙関連、利益確定売り
54062イビデン-18.43%金曜の雇用統計後に急落電気機器ICパッケージ基板、高PER半導体の調整
66966三井ハイテック-18.40%半導体連れ安電気機器リードフレーム・モーターコア
73853アステリア-17.10%反動安情報・通信業ソフトウェア、急騰の反動
89519レノバ-14.71%金利逆風で下落電気・ガス業再生可能エネルギー、金利上昇逆風・需給悪化
96480トムソン-14.68%利益確定売り機械産業機械
105706三井金属-13.83%高値警戒で反落非鉄金属銅箔・触媒、非鉄安と高値警戒、売買代金は5日連続上位

値上がり上位は「AI/電子部品・水晶デバイス」と「半導体材料」の中小型モメンタムが中心でした(テラスカイ+63.6%・日本電波工業+45.85%・サムコ+25.79%)。主力ではキオクシアが週+18.66%で売買代金5日連続首位と、引き続き相場の主役だった印象です。一方の値下がりは、大きく二つの系統に分かれています。ひとつは過熱した小型成長株の反落(FIG-23.64%・スカパーJSAT-18.46%・アステリア-17.10%)、もうひとつは金曜の米雇用統計後に効いた半導体・非鉄の調整(イビデン-18.43%・三井ハイテック-18.40%・三井金属-13.83%)です。週末にかけて半導体まわりが崩れ始めていたのが、数字にもはっきり出ているように見えます。

今週の主役銘柄

主役銘柄の抽出ロジック
今週の「主役銘柄」は、各営業日の値上がり率TOP20・値下がり率TOP20・売買代金TOP20に2日以上登場した銘柄を、出現パターン別に分類したものです。単純な週間騰落率ランキングでは見えない「売買代金首位に居座った主力株」「連日値動きTOPに名を連ねた銘柄」を可視化することで、今週の物色の中心を立体的に把握できます。

🟢 主力値上がり組(3銘柄)

売買代金で連日上位に居続けながら、値上がり率にも顔を出した主力が3社ありました。キオクシアHD(285A)はNAND市況の逼迫とAI向けeSSDの完売状態を背景に、売買代金5日連続首位・週+18.66%と、まさに今週の主役です。村田製作所(6981)はMLCC主力として売買代金上位の常連でしたが、週前半は高く、金曜は半導体安に連れ安しました。フジクラ(5803)はAIデータセンターの光関連として5日連続で売買代金上位に入り、値動きの荒さが目立ちました。

🔴 主力値下がり組(5銘柄)

売買代金上位に居ながら、週後半に値下がり率ランキングへ転落した主力が5社です。ソフトバンクグループ(9984)はAI・半導体の象徴的な値がさ株として指数を主導しましたが、木曜の全面安では震源地になりました。東京エレクトロン(8035)は半導体前工程装置の代表として金曜に-6.61%と急落し、週末の半導体売りの中心です。イビデン(4062)も木金で急落して週間下落率上位(-18.43%)に入り、アドバンテスト(6857)は金曜-4.99%、三井金属(5706)は週間-13.83%と、半導体・非鉄まわりがそろって崩れました。

⚪ 資金集中組(売買代金は連日上位だが方向感は乏しい)

値上がりにも値下がりにもランクインしないまま、5日連続で売買代金TOP20に居続けた銘柄も目立ちました。太陽誘電(6976)・住友電気工業(5802)・古河電気工業(5801)といった電子部品・電線勢、レーザーテック(6920)・ディスコ(6146)の半導体装置、そして三菱重工業(7011)・三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)といった主力に、連日まとまった資金が集まっていました。三菱UFJは金利上昇を受けた買いで、週末の資金回帰の中心になっています。

📈 値上がり常連(中小型モメンタム)

中小型では、テラスカイ(3915)・日本電波工業(6779)・FIXSTARS(3687)が、週を通じて何度も値上がり率上位に顔を出しました。いずれもAI・クラウド・水晶デバイスといったテーマ性の強い銘柄で、テラスカイは週+63.6%と突出しています。なお、武蔵精密工業(7220)はAI半導体検査の思惑で値上がり・値下がり両方のランキングを行き来した末に週間-13.42%と反落、堺化学工業(4078)やラサ工業(4022)も日替わりで上下動を繰り返す「ボラ高」銘柄でした。半導体材料まわりは、上昇テーマでありながら値動きがかなり荒かったのが今週の特徴です。

主役銘柄を並べてみると、今週の物色は「キオクシアを筆頭とする半導体・電子部品の主力」と「AI・水晶デバイスの中小型モメンタム」の二本柱だったことが分かります。ただ、その半導体主力が週後半に「主力値下がり組」へと転落していった点は見逃せません。週末の地合い悪化を、主役そのものが象徴している格好だったと言えそうです。

今週のテーマ別資金フロー

テーマ別フローとは
本ブログ独自の10テーマは、東証33業種から24業種を集約してまとめたグループ分類です(カバー24業種+除外9業種)。今週5日間の各テーマの平均相対騰落(pt)を合計した「週間累積テーマ別相対騰落」を表示します。プラス側上位は「今週、市場全体より強く資金が入ったテーマ」、マイナス側下位は「資金が抜けたテーマ」を示し、業種単独では見えにくい資金の大きな流れを把握できます。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

※ テーマ別pt値は、各テーマを構成する業種の週間累積相対騰落の平均です(テーマ平均)。

強かったテーマ TOP3

順位テーマ週間累積pt(テーマ平均)主要構成業種牽引役/材料
1金融+3.08pt銀行業・証券・商品先物業・保険業米長期金利上昇・週末の資金回帰で銀行が牽引
2輸送・物流+0.88pt海運業・倉庫運輸・空運業海運の急伸が押し上げ(空運は出遅れ)
3テクノロジー+0.75pt電気機器・精密機器週前半は半導体高も、金曜の急落で失速

弱かったテーマ TOP3

順位テーマ週間累積pt(テーマ平均)主要構成業種弱含みの背景
1商社-3.33pt卸売業原油は一服も、資源安が重し
2不動産・建設-3.09pt不動産業・建設業金利上昇観測が逆風
3生活防衛-2.84pt医薬品・食料品・陸運業・電気ガス業ディフェンシブが最弱、医薬-5.54ptが象徴

今週はバリュー回帰を映して、金融が唯一はっきりとプラスのテーマになりました。輸送・物流とテクノロジーがかろうじてプラス圏に残ったものの、全体に元気のないテーマ分布です。下位は商社・不動産建設・生活防衛と、金利上昇に弱いセクターとディフェンシブが揃って沈んでいます。グロース・ディフェンシブから金融へ、というローテーションが、テーマのレベルでも確認できる形ですね。なお、10テーマに含まれない除外9業種では、ガラス・土石製品(+2.40pt)と金属製品(+1.59pt)が半導体部材・素材物色で相対的に堅調だった一方、繊維製品(-3.35pt)や情報・通信業(-0.58pt)は手仕舞い優勢で、全体としては大きな方向性は出ていません。

年初来高値・安値更新 週間集計

5日累積の見方
各業種の「年初来高値を更新した銘柄数 − 年初来安値を更新した銘柄数」を、今週5日分まとめて合計した値です。プラスが大きいほど、その業種では高値更新が優勢でモメンタムが強い、マイナスが大きいほど安値更新が多く弱い、と読めます。週間累積相対騰落(資金の強弱)とあわせて見ると、業種の「勢い」と「資金の向き」を別々の角度から確認できます。

高値更新が多かった業種 TOP5

順位業種5日合計傾向コメント
1電気機器+72改善 ↗半導体・電子部品で高値更新が突出、週後半も持続
2ガラス・土石製品+13改善 ↗半導体部材まわりの物色
3銀行業+12改善 ↗金曜に高値が急増、金融へ資金回帰
4精密機器+12改善 ↗週前半に高値更新が集中
5化学+12改善 ↗半導体材料中心に高値更新が回復

安値更新が多かった業種 TOP5

順位業種5日合計傾向コメント
1サービス業-123悪化 ↘週を通じ安値更新が最多、内需グロースに逆風
2小売業-82悪化 ↘安値更新が続き内需が弱い
3建設業-67悪化 ↘金利上昇観測で安値更新が増加
4食料品-64悪化 ↘ディフェンシブだが安値更新が多い
5情報・通信業-55悪化 ↘木曜まで安値更新が増えるも金曜はやや改善

高値更新の強さは電気機器(5日合計+72)が突出し、ガラス・土石+13・銀行+12・精密+12・化学+12が続きました。半導体/電子部品と金融が、高値更新の中心だったことが見て取れます。一方、安値更新が多いのはサービス業(-123)・小売(-82)・建設(-67)・食料品(-64)・情報通信(-55)で、内需グロースとディフェンシブ・金利敏感セクターの弱さが目立ちました。週前半(特に火曜)に安値更新が集中し(火曜の新安値364銘柄)、水曜以降は電機・銀行を中心に高値更新がやや回復しています。ただし金曜の高値急増は引け後の米雇用統計より前の数値である点には注意が必要で、来週はこの高値モメンタムが半導体安で剥落するのかどうかが見どころになりそうです。

今週の3対立軸の動き

3対立軸とは
3対立軸は本ブログ独自の集約フレームで、10テーマ集約からさらに3つの基本対立構造を取り出したものです。金利軸(金融−不動産建設)/資源軸(エネルギー+素材+商社−輸送物流+内需消費)/リスク軸(製造業サイクル+テクノロジー+素材−生活防衛)の3つの差分pt値で、市場の主軸テーマを把握します。週次では各軸の5日累積pt値で「今週はどの軸が動いたか」を読み取り、テーマ別フローよりも一段抽象度の高いレンズで相場全体の構造を捉えます。
→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む
軸名構成(プラス側 − マイナス側)週間累積解釈
金利軸金融 − 不動産・建設+6.17pt金利上昇で金融が大きく優位
資源軸(エネルギー+素材+商社)−(輸送物流+内需消費)-5.66pt資源・商社が弱く、海運・内需が相対的に強い
リスク軸(製造業サイクル+テクノロジー+素材)− 生活防衛-0.87ptリスクオン群とディフェンシブがほぼ拮抗

※ 3対立軸の週間累積は、今週は10テーマ集約のテーマ平均ptから算出しています(金利軸=金融+3.08−不動産建設-3.09 など)。日別(月〜金)の推移は週次Excelに3対立軸の日次行が未整備のため、今回は省略しています(次回のExcel更新で日別表示に対応予定)。

今週もっとも大きく動いたのは金利軸(+6.17pt)で、金融が不動産・建設を大きく上回る「金利上昇=金融優位」の構図がはっきり出ました。米長期金利の上昇と週末の資金回帰が、銀行・証券を押し上げた形です。資源軸は-5.66ptと大きくマイナスで、原油の一服や非鉄安で資源・商社が弱含む一方、海運(輸送物流)と内需消費が相対的に強かったことを映しています。リスク軸は-0.87ptとほぼ中立で、製造業サイクル・テクノロジー・素材といったリスクオン群が、生活防衛をわずかに下回る程度にとどまりました。週半ばは水曜の最高値更新でリスクオンに振れる場面もありましたが、木曜の全面安で押し戻され、週を通してはリスクが続かなかったわけですね。本文②のテーマ別フローで金融が突出していた事実と、この金利軸+6.17ptは、同じ現象を別の解像度で捉えたものだと言えそうです。

週間スコア推移(11因子モデル)

11因子モデル
11因子モデルは相場を5つの群(A:トレンド、B:幅・需給、C:勢い、D:過熱調整、E:マクロ)に分類して採点する手法です。各日の総合スコアは -9 〜 +11 の範囲を取り、+7以上で「強気・全面リスクオン」、-7以下で「全面安・警戒」と判定します。週次では5日分を合計して週全体の流れを見ます。
→ もっと詳しく知りたい方は:11因子モデルの詳細解説を読む

月曜は値がさ主導の指数高・中身安で、値上がり業種がわずか7/33。B群(幅・需給)が-3と重く、総合-3のやや弱気スタートでした。火曜は新高安差-330と需給が急激に悪化して全面安となり、A群・B群がともにマイナスで総合-6の弱気。ところが水曜は一転、日経・TOPIXがそろって最高値を更新する急反発で、C群(勢い)が+2へ改善し総合+3まで持ち直します。しかし木曜は半導体と情報・通信業主導の全面安でA-2/B-3と崩れ、総合-7と今週の最弱に。金曜は半導体こそ安いものの裾野は広範に回復し、B群が+3へ急改善して総合+3まで戻しました。月-3→火-6→水+3→木-7→金+3と、日替わりで大きく上下したジグザグの一週間でしたね。

日付総合スコアA トレンドB 幅・需給C 勢いD 過熱E マクロ判定
月 06/01-3+0-3+1-1+0やや弱気
火 06/02-6-1-3-1-1+0弱気
水 06/03+3+1+1+2-1+0やや強気
木 06/04-7-2-3+0-1-1全面安・警戒
金 06/05+3+0+3+1-1+0やや強気
週合計-10-2-5+3-5-1弱気・乱高下
📌 週次スコア総括

週合計は-10で「弱気・乱高下」。最大の重しはB群(幅・需給)-5とD群(資金集中)-5で、値がさ・半導体に資金が偏った極端な物色と、内部の需給悪化が連日マイナスに効きました。プラスはC群(勢い)+3のみで、これは水曜の急反発が押し上げたものです。指数は最高値圏にありながら内部はむしろ弱い、という「ねじれ」が今週ずっと続いた印象です。そして金曜の引け後に米雇用統計ショックが重なり、週内に積み上げた「やや強気の引け」も実質的に帳消しとなりました。

週間スコア推移 2026/06/01-06/05 11因子モデル総合スコア 今週の日本株 11因子モデル総合スコアの週間推移。月-3、火-6、水+3、木-7、金+3。月曜のやや弱気から火曜に弱気、水曜に最高値更新で急反発するも木曜に今週最弱、金曜に再び急反発というジグザグ展開。週合計-10で弱気・乱高下。 週間スコア推移(11因子モデル 総合スコア) 2026/06/01(月)〜06/05(金) / レンジ -9〜+11 / 週合計 -10(弱気・乱高下) +11 +6 0 -5 -9 -3 -6 +3 -7 +3
グラフ:週間スコア推移(11因子モデル 総合スコア)

市場体温計(先行指標)週間推移

市場体温計とは
本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。
→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む

今週の体温(Layer 1)は -4 → -4 → +3 → -4 → +1 と、冷たい日が多いなかで水曜だけ一時的に温まる乱高下でした。週平均は-1.6で、指数は高値圏にありながら、内部の体温はむしろ冷えていた一週間です。高温シグナル(Layer 2)は週平均1.2/4で過熱は限定的、低温シグナル(Layer 3)も週平均0.6/4と、底打ち感もまだ乏しい状態でした。

Layer 1:日々の体温(5項目・-5〜+5)

指標
上昇銘柄比率-1-1+1-1+1
プラスサイド業種数-1-1+1-1+1
新高安差-1-1-1-1+1
日経−TOPIX差-1-1+1-1-1
TOP10集中度+0+0+1+0-1
Layer 1 合計-4
❄凍結
-4
❄凍結
+3
☀微熱
-4
❄凍結
+1
やや暖

高安差が木曜まで4日連続でマイナスと、需給の冷え込みが続いたのが今週の特徴です。日経−TOPIX差も月〜火・金とマイナスが多く、値がさ偏重の物色が体温を押し下げました。水曜だけは全項目がプラス側に振れ、唯一の「暖かい日」となっています。

Layer 2/Layer 3:高温・低温シグナル(点灯数)

シグナル週平均
Layer 2 高温シグナル(/4)1/41/42/41/41/41.2/4
Layer 3 低温シグナル(/4)1/41/40/41/40/40.6/4

高温シグナルは水曜の急反発時に2/4まで点灯しましたが、それ以外は1/4にとどまり、過熱は限定的でした。低温シグナルも1点前後で、明確な底打ちサイン(2点以上の点灯)には届いていません。「過熱でも底でもない、中間ゾーンでの乱高下」という体温の状態がよく表れています。

※ 今週のデータは、Layer 2/Layer 3を項目別ではなく点灯数(〇/4)の形で集計しています。個別シグナルの内訳は次回のExcel更新で項目別表示に対応予定です。

補助指標と相場の質

補助指標週平均
売買代金 TOP3集中度44.1%48.9%45.3%44.2%45.9%45.7%
買い主導率60%45%85%45%45%56%
相場の質微熱微熱中立中立中立中立

同じ体温でも中身の質が違う相場を見分けるのが、この補助指標の役割です。TOP3集中度は週平均45.7%と「極端集中」の水準が続き、少数の値がさ・半導体に資金が偏っていたことが分かります。買い主導率は水曜の85%(強い反発)と、火・木の45%(売り優勢)の差が大きく、地合いの不安定さを裏付けています。

今週の市場体温を総合すると、Layer 1は週平均-1.6と冷たく、指数が最高値圏にあるわりに内部はむしろ冷えていた一週間でした。集中度45.7%の極端集中が続き、少数の値がさ・半導体への資金偏在が体温を歪めています。高温シグナルは断続的に1〜2点の点灯にとどまって過熱は限定的、低温シグナルも1点前後で底打ち感は乏しく、相場の質は「微熱→中立」へと移りました。総じて「過熱でも底でもない、方向感の定まらない中立・乱高下」の体温で週を終えています。なお、こうした体温の数値はいずれも金曜引け後の米雇用統計より前のものなので、来週はこの中立ゾーンから外部ショックを受けてどちらに振れるか、という見方が必要になりそうです。Layer 3の点灯はあくまで「下げ止まりを警戒し始めるタイミング」のサインであり、すぐの押し目買いを勧めるものではない、という位置づけも改めて押さえておきたいところです。

週間マクロ環境の変化

【★★★ 最重要】金曜引け後の米雇用統計ショック:非農業部門雇用者数が+17.2万人(市場予想+8.9万人)と想定を大きく上回り、FRBのタカ派転換・利下げ後退観測が一気に台頭しました。過熱していた米ハイテクが急落し、ナスダック-4.18%・S&P500-2.64%・NYダウ-1.35%、VIXは+39.70%の21.50へ急騰。米10年金利は4.532%へ上昇し、日経平均先物は63,820円(-4.16%)まで沈みました。
【★★ 注目】原油・金の動き:WTI原油は6/2に95ドル台へ急伸した後に反落し、週はほぼ横ばいの90.54ドル。資源・商社の重し要因はやや後退しました。一方、金は週-3.49%(金曜-3.10%)と、金利上昇・ドル高観測を受けて調整しています。
【警戒】月曜は大幅ギャップダウン発進の公算:金曜先物-4.16%を起点に、来週前半は外部発の地合い悪化を消化する展開になりやすい状況です。半導体・グロースの連鎖安とVIXの高止まりが最大のリスクになります。
指標週初(US5/29)週末(US6/5・雇用統計後)週間変化コメント
NYダウ51,03750,872-0.32%最高値圏から金曜の雇用統計で反落
ナスダック総合26,97325,709-4.68%週前半は27,000台維持も金曜-4.18%急落
S&P5007,5807,384-2.59%最高値圏から金曜-2.64%
VIX(恐怖指数)15.9521.50+5.55週中は15〜16の小動き→金曜+39.7%で急騰
米10年金利4.46%4.532%+0.067pt強い雇用でFRBタカ派観測→金利上昇
WTI原油90.7890.54-0.26%6/2に95ドル台へ急伸後に反落、週ほぼ横ばい
金($/oz)4,523.304,365.30-3.49%金利上昇・ドル高観測で金曜-3.10%
日経平均先物63,820-4.16%雇用統計後に急落、月曜のギャップダウンを示唆

3軸のフレームで整理すると、まず【金利軸】では、強い米雇用統計でFRBのタカ派傾斜・利下げ後退観測が台頭し、米10年が4.5%台へ上昇しました。高PERグロースや不動産には逆風、バリュー/金融には追い風という構図です。日本側も日銀の利上げ余地が意識されやすくなります。【資源軸】はWTIが週半ばの急伸後に反落し週ほぼ横ばいで、資源・商社の重しはやや後退したものの、金が-3.1%と調整しました。【リスク軸】は週前半こそVIX16前後の楽観が続きましたが、金曜の指標一発でVIX+39.7%の21.50へ急騰し、ナス-4.18%・日経先物-4.16%とリスクオフが連鎖しています。「原油と株が綱引きする地政学体制」から「金利・グロース調整体制」へと局面が移りつつあり、来週はVIXの落ち着きと米ハイテクの下げ止まりが最大の焦点になりそうです。

来週の日本株で注目したい重要イベント(6/8〜6/12)

重要度の凡例
今週は決算スケジュールのデータが揃っていないため、経済指標・金融政策・需給イベントを中心に整理しています。★★★=世界の金利・需給に直結(日本株全体に波及)、★★=中規模(特定セクター・テーマに影響)、★=その他参考、という基準で重要度を付けています。

主要経済指標・金融政策・需給イベント

日付時刻イベント重要度注目ポイント
6/9(火)日本 GDP改定値(1-3月期)内需の方向感を確認、波及は限定的
6/11(木)21:15ユーロ圏 ECB政策金利発表・ラガルド総裁会見★★★世界の金利・為替に波及。日本株のグロース/金融にも影響
6/12(金)09:00頃メジャーSQ(先物・オプション特別清算指数算出)★★★需給イベント。SQ前後は値がさ・指数寄与株の振れが拡大しやすい
6/12(金)サムコ(6387)第3四半期決算★★化合物半導体製造装置。データセンター需要の確認材料
米CPI・FOMC等の大型指標来週の米主要指標日程は要確認(本パッケージでは経済指標のみ反映)
来週の要注意日:6/11(木)のECB政策金利・ラガルド総裁会見(世界の金利・為替を左右)と、6/12(金)のメジャーSQ(先物・オプション清算で値がさ・指数寄与株の振れが拡大)が二大イベントです。ただし最大の波乱要因は「来週の予定」ではなく、すでに金曜引け後に起きた米雇用統計ショックの消化である点に注意が必要です。

※ 今週のパッケージには決算スケジュールのデータが含まれていないため、決算はWeb確認できたサムコ(6/12)など判明分のみ掲載しています。

来週の日本株で注目したいシナリオ分析

金曜引け後の米雇用統計ショックで日経先物が-4.16%(63,820円)まで沈んでいるため、月曜は大幅なギャップダウンからのスタートが濃厚です。まずは外部ショックの消化が主題になるという前提で、来週を3つのシナリオに分けて見ておきます。日経の想定レンジは62,500〜66,000円です。

🟢 シナリオA:強気継続(20%)
  • 条件:米ハイテクが月曜寄り後に下げ止まり、VIXが20以下へ低下
  • 展開:ショックを織り込み済みとして値ごろ感の押し目買い。半導体の自律反発で日経65,000円台を回復、バリュー+ハイテクの両輪で底堅い
  • 注目:VIX・SOX・米10年金利
🟡 シナリオB:調整(メイン・45%)
  • 条件:金曜先物-4.16%を引き継ぎ月曜ギャップダウン後、戻りを試すも上値重い
  • 展開:日経63,500〜65,500での荒い揉み合い。バリュー/金融・海運が相対的に底堅く、半導体・グロースは不安定。6/12メジャーSQ前後で需給要因の乱高下
  • 注目:25日乖離率・騰落レシオ・SQ
🔴 シナリオC:弱気転換(35%)
  • 条件:米ハイテク続落でVIX25超え、米10年が4.6%超へ上昇しリスクオフが連鎖
  • 展開:半導体・グロース総崩れで日経62,000円割れ、新安値急増。グロース250はさらに下値模索。円高進行なら輸出株にも波及
  • 注目:VIX・米10年金利・グロース250

来週の注目セクター

判定セクター今週累積ptシナリオ別の見通し
🟢銀行業+5.80A:継続買い/B:相対的に底堅い/C:金利低下なら反落
🟢海運業+5.68A:運賃高で続伸/B:ディフェンシブ買い/C:世界景気懸念で反落
🟢証券・商品先物業+3.39A:売買代金活況/B:中立/C:リスクオフで取引減
🟢電気機器+2.59A:半導体反発で主役回帰/B:選別物色/C:総崩れ
非鉄金属-1.69A:銅需要・AI関連で反発/B:荒い値動き/C:資源安で一段安
情報・通信業-0.58A:SBG反発で主導/B:値がさ次第/C:グロース総崩れ
🔴医薬品-5.54A:出遅れ買い/B:ディフェンシブ妙味/C:逃避先として相対高
🔴輸送用機器-4.93A:円安なら反発/B:上値重い/C:円高で一段安
🔴建設業-3.77A:出遅れ修正/B:金利動向次第/C:金利上昇で軟調

🏆 今週の総合判定:弱気・乱高下(週合計:-10pt)

週次スコア推移:月-3 → 火-6 → 水+3 → 木-7(最弱) → 金+3

A〜E群 週次合計:

  • A トレンド:-2(値がさ偏重で指数と中身がねじれ)
  • B 幅・需給:-5(今週最大の重し。広がりの乏しい物色)
  • C 勢い:+3(唯一のプラス。水曜の急反発が寄与)
  • D 過熱・調整:-5(少数銘柄への資金集中が連日マイナス)
  • E マクロ:-1(週末の雇用統計ショックでマイナス方向)

今週の総括:指数は日経+0.39%とわずかに上昇し、水曜には日経・TOPIXが史上最高値を更新しましたが、内部はむしろ弱く、月→火→水→木→金と日替わりで大きく上下するジグザグの一週間でした。値がさ・半導体の上下動が日経を揺らす一方、内部ではバリュー/金融・海運への資金回帰が進んでいます。金曜は内部が広範に回復して「やや強気の引け」となりましたが、引け後の米雇用統計(強い結果)で外部環境が急変し、その回復も実質的に帳消しとなりました。来週は地合いのリセットからの再評価局面、という見方で臨みたいところです。

来週の焦点:① 米雇用統計ショックの消化(月曜の大幅ギャップダウン) / ② 6/11(木)ECB・6/12(金)メジャーSQ / ③ 半導体・グロースの下げ止まりとVIXの落ち着き / ④ バリュー(金融・海運)の底堅さが続くか

📊 スラッグ:japan-stock-weekly-20260605

今週の個別日レポート: 6/1(月) / 6/2(火) / 6/3(水) / 6/4(木) / 6/5(金)

本記事は私自身の分析・記録を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載しているスコアや判定は独自の指標に基づく見解であって、将来の値動きを保証するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。数値は各種データソースをもとに作成していますが、正確性・完全性を保証するものではありません。

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