今日の日本株|2026年5月18日の市場資金フロー|非鉄逆風と輸送用機器全面安

目次

今日の日本株|2026年5月18日の市場資金フロー|非鉄逆風と輸送用機器全面安

今日の日本株は、米株の前週末反落をきっかけにリスクオフが波及して全面安となった1日でした。日経平均は-0.97%(60,815.73円)、TOPIXも-0.97%、グロース250は-2.37%と揃って下げ、値上がり業種は5/33と極端な極狭物色になっています。
そんな中でもサービス業+6.23%(リクルートHD+16.58%)精密機器+1.91%(テルモ+18.57%)の2業種だけが主役として浮上し、決算・材料主導の局所物色が際立った形です。私の見立てでは、本日は11因子モデルで弱気-5/+11に着地、米株調整入りとVIX上昇のリスクオフ局面のなかで、金融軸の連続+4日継続だけが救いの1日でした。
📌 本日の3行まとめ
  • 日経平均-0.97%(60,815円)・TOPIX-0.97%・グロース-2.37%でほぼ全面安、値上がり業種は5/33と極端な極狭物色
  • サービス業+6.23%急騰(リクルートHD+16.58%)と精密機器+1.91%(テルモ+18.57%)の局所物色だけが浮上、輸送用機器-4.32%全面安(SUBARU-7.11%・本田-6.12%)が逆行安
  • 米株前週末反落(NYダウ-1.07%・ナスダック-1.54%)の波及でVIX18.97(+0.31)と上昇基調、総合判定は弱気-5/+11に着地

マーケットサマリー

本日の主要指標を一覧で確認しておきます。日経もTOPIXも揃って-0.97%と同じ下落率で、大型株主導感はほぼなしという1日でした。

指標本日値前日比状況メモ
日経平均60,815.73円-0.97%6万円台維持も全面安基調
TOPIX3,826.54-0.97%日経と同率の下落、25日乖離+1.08%で中立
グロース250798.12-2.37%中小型グロースが大型を1.40pt逆行
ドル円158.86円+0.44円円安継続も輸出株への追い風は限定的
米10年金利4.599%+0.055pt4.6%台へ上昇、円安継続を後押し
VIX(恐怖指数)18.97+0.3115-25レンジ内だが上昇基調
NYダウ(前週末)49,530.94-1.07%5万ドル割れで調整入り
ナスダック(前週末)26,225.14-1.54%最高値圏から反落
WTI原油$102.14+1.58%100ドル台で続伸
騰落レシオ25日84.68過熱閾値125までは進捗68%

業種別資金フロー分析

💡 対TOPIX相対騰落って何?(初めての方向け)
対TOPIX相対騰落とは

各業種の騰落率からTOPIX(-0.97%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことを示します。本日のようにTOPIXが-0.97%の局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。

→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

本日の業種別の動きを大まかに見ていきます。シクリカル(景気敏感)は-1.02%、ディフェンシブは-0.94%でほぼ同水準の下落、リスクオン・リスクオフの軸でははっきりした方向が出ていません。

ただし内訳を見ると様相が違っていて、シクリカルの中でも電気機器+0.11%・精密機器+1.91%・海運業+0.36%・保険業+0.19%という限られた業種だけが市場平均を上回り、輸送用機器-4.32%・卸売業-3.80%・機械-2.09%は逆に大きく沈むという、業種選別が極端に効いた1日でした。

業界標準のシクリカル-ディフェンシブ差は-0.08%とほぼ中立、グロース-バリュー差も+3.31%と数字上は強く見えますが、これはサービス業(リクルートHD)と精密機器(テルモ)の決算主導急騰に引っ張られたもので、グロース全体の地合いを反映しているわけではありません。2軸対比だけでは方向感がはっきりしない、混戦の1日です。本ブログでは10テーマ+3対立軸でもう一段解像度を上げて見ているので、本日の主題は本文後半の『3対立軸でみるマクロ文脈』セクションで改めて整理してみますね。

値上がり業種 TOP5

本日の値上がり業種はわずか5業種のみで、極端な極狭物色の1日でした。サービス業がTOPIXを+7.20ptも上回る独歩高で、他は精密機器以外は微増にとどまっています。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1サービス業+6.23%+7.20ptリクルートHD+16.58%・日本郵政+4.96%が牽引、独歩高
2精密機器+1.91%+2.88ptテルモ+18.57%の決算急騰が押し上げ役
3海運業+0.36%+1.33pt輸送・物流テーマ内の主役、ローテーション継続
4保険業+0.19%+1.16pt米10年4.6%台で運用益期待、東京海上+MS&AD揃って上昇
5電気機器+0.11%+1.08ptキオクシアHD+15.75%・太陽誘電+6.39%の半導体/材料系が牽引

値下がり業種 TOP5

一方、値下がり業種は27業種と圧倒的に多く、特に自動車関連が直撃を受けました。輸送用機器-4.32%は本田・SUBARU・トヨタの主要3社が揃って-4〜-7%安となる全面安です。

順位業種騰落率相対騰落コメント
1輸送用機器-4.32%-3.35pt本田-6.12%・SUBARU-7.11%・トヨタ-4.23%で主要3社全面安
2繊維製品-4.11%-3.14pt東レ-6.39%が中心、ディフェンシブの売り波及
3卸売業-3.80%-2.83pt商社テーマ唯一の構成業種、資源軸-3.01ptと連動安
4パルプ・紙-3.21%-2.24pt素材系の連れ安、リスクオフ局面の弱さが出る業種
5不動産業-2.96%-1.99pt金利上昇と相まって連続-4日継続、住友不動産-5.93%が象徴的

業種ごとの強弱は数字だけで見ているとピンと来にくいので、下のヒートマップで直近5営業日の対TOPIX相対騰落(pt)の推移をテーマ別にまとめてご確認ください。連休明けの5/7から本日5/18までの「どこに資金が流れ込み、どこから抜けたか」が一目で追えるようになっています。

📚 ヒートマップの見方ガイド: ヒートマップ左端のテーマ分類について詳しく知りたい方は、33業種セクターマップ|東証分類×代表銘柄×3対立軸の早見表で各テーマの構成業種・代表銘柄・性格を一覧でご確認いただけます。

ヒートマップで5日間のptの推移が見えたところで、もう一段踏み込んで「明日以降のフローの方向」を5項目シグナル+判定で機械的に整理した一覧を続けて掲載します。短期2日平均と長期5日平均の比較、プラス圏連続、加速度、3日中2日以上+、累積10日地力の5項目が点灯すれば本日4点以上、前日も4点以上なら🔥本格流入、3点以上が2日連続なら🟢兆し、本日のみ4点以上なら○本日のみ、という3段階で買い候補の確度を見極めるものです。

本日は流入17業種(🔥本格11/🟢兆し5/○本日のみ1)に対して流出13業種・中立3業種となり、ヒートマップ上の強弱とは別の「方向(増えているか減っているか)」の軸が見えてきます。値上がり業種は5/33でも、シグナル方向では流入17業種と意外に多い、この乖離が本日のおもしろいところです。

テーマ別資金フロー

💡 テーマ別平均騰落率って何?(初めての方向け)
テーマ別平均騰落率とは

各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(-0.97%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかを示します。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。

→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

💡 ローテーション9カテゴリ判定って何?(初めての方向け)
ローテーション9カテゴリ判定とは

本日pt・連続日数・短長スプレッド(直近3日平均と長期10日平均の差分)を組み合わせて、各テーマの「動きの局面」を9カテゴリに機械分類しています。🆙主役化/🆕反転兆候/⤴継続強/⤵失速/🆘脱落/🆖弱含み/↘継続弱/🔄底打ち兆候/◐中立の9種類で、流入強度(今この瞬間の強弱)と組み合わせると、明日以降の動きの予兆まで読み取れる設計になっています。

→ 実践への落とし込みは:セクターローテーションで勝つ3つの原則を読む

本日の最強テーマは内需消費+3.33pt、最弱は商社-2.83ptでした。ローテーション判定の分布で見ると、テクノロジーが🆙主役化、内需消費・金融・輸送・物流が⤴継続強、商社が🆘脱落、不動産・建設と製造業サイクルが↘継続弱という構図で、買われるテーマと売られるテーマが明確に分かれた1日です。

金融は連続+6日とこの中で最長の地力、内需消費は連続+4日でローテーション主軸として機能し続けています。一方で商社(卸売業のみ)は連続-1日ながら本日-2.83ptの脱落判定で、資源軸-3.01pt連続-3日のリスクオフ局面と整合する動きです。

🔥🔥 1位 内需消費 +3.33pt ⤴ 継続強

主要構成業種は小売業・サービス業。サービス業+6.23%(リクルートHD+16.58%・日本郵政+4.96%)の独歩高に対し、小売業-1.51%(丸井-8.53%・イオン-5.11%)はマイナスで、テーマ内では大きくまちまち。連続+4日・短長スプレッド+1.47で⤴継続強判定、連続日数では最長クラスの地力があるテーマです。

🔥🔥 2位 テクノロジー +1.98pt 🆙 主役化

電気機器+0.11%(キオクシアHD+15.75%・太陽誘電+6.39%)・精密機器+1.91%(テルモ+18.57%)と両業種揃って上昇。連続+1日・本日pt+1.98で🆙主役化判定、流出から流入への確実な反転で、明日以降の継続性に注目したいところです。

🔥 3位 金融 +0.50pt ⤴ 継続強

銀行業-0.12%(三菱UFJ+2.25%は逆行高)・保険業+0.19%・証券-1.49%でまちまち。連続+6日・短長スプレッド+0.72で⤴継続強判定、連続日数最長で金利軸+2.43pt連続+4日とリンクした地合いの強さがここで効いています。

→ 4位 輸送・物流 +0.22pt ⤴ 継続強

海運業+0.36%は強いものの、空運業-1.07%・倉庫運輸-1.53%でまちまち。連続+3日・短長スプレッド+0.74で⤴継続強判定、本日値は中立だが3日トレンドが上向きで地力あり

→ 5位 生活防衛 -0.14pt ◐ 中立

食料品-0.20%・医薬品-0.83%・電気ガス-2.27%・陸運-1.12%と揃って下落。リスクオフ局面では通常買われるはずのディフェンシブが伸びず、本日の物色が決算材料系に集中したことを物語っています。連続-1日・本日pt-0.14で中立判定。

→ 6位 素材 -0.41pt ◐ 中立

化学-0.73%・非鉄金属-1.11%・鉄鋼-2.30%と揃って下落。フジクラ-2.85%・住友金属鉱山-6.96%が象徴的で、銅価格一服感も重なって素材セクターには売り圧力。連続-3日・短長スプレッド-1.44で◐中立判定。

→ 7位 エネルギー -0.47pt ◐ 中立

鉱業-0.33%・石油石炭製品-2.55%で揃って下落。WTI原油$102.14(+1.58%)の上昇にも関わらず資源株は売られる展開で、資源軸-3.01pt連続-3日のリスクオフ波及が効いた1日。連続-1日で本日値弱く中立。

💧💧 8位 不動産・建設 -1.93pt ↘ 継続弱

不動産業-2.96%・建設業-2.83%で揃って下落。住友不動産-5.93%・大林組-2.81%など主要銘柄が軒並み売り込まれ、連続-4日・本日pt-1.93・10日累計-10.75ptで↘継続弱判定、金利上昇局面の典型的な被害セクターになっています。

💧💧 9位 製造業サイクル -2.24pt ↘ 継続弱

機械-2.09%・輸送用機器-4.32%で揃って下落。本日が連続-1日のリセットでも、本日pt-2.24・短長スプレッド+0.07で10日累計-5.54の安全装置発動の↘継続弱判定。本田-6.12%・SUBARU-7.11%・トヨタ-4.23%の自動車主要3社全面安が直撃しました。

💧💧 10位 商社 -2.83pt 🆘 脱落

卸売業-3.80%のみで構成。三菱商事・三井物産など主要総合商社が揃って大幅安、連続-1日・本日pt-2.83で🆘脱落判定、流入から流出への確実な反転。10日累計はまだ+3.69ptだが、本日値の重さが目立ちます。

3対立軸でみるマクロ文脈

💡 3対立軸って何?(初めての方向け)
3対立軸とは

10テーマを意味的に対立する2グループずつぶつけて差分を取った指標です。プラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示し、相場の主題を機械的に浮かび上がらせます。
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。

→ もっと詳しく知りたい方は:テーマ別資金フローと3対立軸の読み方を読む

本日の主題は「中立×資源安×金利上昇」の局面でした。リスク軸-0.08ptと中立寄り、資源軸-3.01ptで資源安、金利軸+2.43ptで金利上昇継続という組み合わせです。

対立軸計算式本日値3日平均10日累計連続日数解釈
金利軸金融 − 不動産・建設+2.43pt+3.15+11.60+4日金利上昇局面継続
資源軸(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2-3.01pt-1.53+0.29-3日資源安
リスク軸(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛-0.08pt-0.92+1.16-3日中立

本日の主題は本文③のローテーション判定(テクノロジー🆙主役化/内需消費・金融・輸送物流⤴継続強/不動産・建設・製造業サイクル↘継続弱/商社🆘脱落)と整合させて読み解けます。

たとえばテクノロジー🆙主役化と内需消費⤴継続強が同時発生しているのは、リスク軸が-0.08ptと中立帯にあり、生活防衛が弱含むなかでもグロース系の決算材料(リクルートHD・テルモ・キオクシアHD)が突発的に資金を集めた形です。一方で金融⤴継続強が長続きしている理由は、金利軸+2.43pt・10日累計+11.60ptが示すように、米10年金利4.6%台上昇と不動産・建設の連続-4日の弱さがセットで地合いを作っているためです。

商社🆘脱落と製造業サイクル↘継続弱はいずれも資源軸-3.01pt・連続-3日の資源安のなかで、本田-6.12%・SUBARU-7.11%・トヨタ-4.23%のような景気敏感大型株への売りが集中したという文脈に当てはまります。WTI原油$102.14(+1.58%)の続伸でも資源株が買われないのは、需要先細り懸念のほうが優位な、本日のリスクオフ波及の表れだと私は見ています。

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1テルモ4543精密機器+18.57%+19.54pt
2リクルートホールディングス6098サービス業+16.58%+17.55pt
3キオクシアホールディングス285A電気機器+15.75%+16.72pt

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率売買代金注目ポイント
フジクラ非鉄金属-2.85%4,952億円電線首位、銅価格・データセンター需要との連動が話題。本日は連休明けの売り継続でやや一服
古河電気工業非鉄金属+0.66%4,038億円電線中核、信用倍率低めで踏み上げ余地あり、フジクラ-2.85%との相対選好で逆行プラス
ソフトバンクグループ情報・通信業-2.65%2,700億円AI関連の主役だが米株安に連動、グロース系の利益確定の流れ

最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)

💡 過熱スコアって何?(初めての方向け)
過熱スコアとは

RSI・サイコロジカルライン・25日移動平均乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面といえます。

→ もっと詳しく知りたい方は:個別銘柄の過熱スコア|5指標で買われすぎを判定する手法を読む

本日はA条件で15銘柄が通過しました。全面安のなかでもRSI≥60+乖離≥+5%+対TOPIX≥+1ptの3条件を全て満たす個別株は意外と残っており、トレンドフォロー戦略の選別余地があります。ただし上位の過熱スコアは+4〜+7と過熱寄りなので、追いかけ買いには注意したい局面です。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
関東電化工業4047+24.39%+25.36pt+6⚠ 過熱
タツモ6266+21.91%+22.88pt+4⚠ 過熱
テルモ4543+18.57%+19.54pt+2△ やや強
テスHLDG5074+16.69%+17.66pt+6⚠ 過熱
リクルートHLDG6098+16.58%+17.55pt+4⚠ 過熱

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)

個別銘柄の上昇と業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。本日は精密機器・電気機器・化学・食料品・保険業など、本日上昇業種に属する銘柄が中心で、業種フローと整合した買い候補となります。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア判定
太陽誘電6976電気機器+6.39%+7.36pt+5⚠ 過熱
東海カーボン5301ガラス・土石製品+4.58%+5.55pt+7⚠⚠ 強過熱
日産化学4021化学+1.67%+2.64pt+4⚠ 過熱
セイコーエプソン6724電気機器+1.02%+1.99pt+3△ やや強
日本たばこ産業2914食料品+0.67%+1.64pt+4⚠ 過熱
📉 売られすぎ反転候補(D条件・5銘柄)

RSI≤35 × 乖離率≤-5% × 出来高倍率≥1.5倍。投げ売り後の反転候補、逆張り戦略向け。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率騰落率過熱スコア
イーエムシステムズ48203.52-16.9%1.69倍+0.37%-4
デジタルハーツHLDG36768.73-11.3%1.72倍-2.50%-1
極東開発工業722611.71-16.4%1.66倍-3.98%-3
大幸薬品457412.00-11.5%1.56倍-4.43%-3
TOKYO BASE341514.06-19.4%1.50倍±0.00%-4
🚀 踏み上げ候補(E条件・5銘柄)

信用倍率≤1.0 × 前日比+2%以上。空売り残高が多い中での上昇で踏み上げ誘発しやすい銘柄。

銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア
バルカー79950.52+13.41%+14.38pt+2
エン48490.47+7.99%+8.96pt+2
ミルボン49190.63+7.99%+8.96pt-1
シナネンHLDG81320.29+7.89%+8.86pt+2
横浜冷凍28740.58+7.82%+8.79pt+4
💎 勝ち組セクター中核株(F条件・5銘柄)

業種累積≥+2pt × RSI≥50 × 乖離率≥0 × PER≤業種中央値。トップダウン買い候補。

銘柄名コード業種騰落率予想PER過熱スコア
日本郵政6178サービス業+4.96%9.45+5 ⚠ 過熱
パナソニックHLDG6752電気機器+1.67%0.94 PBR+2 △ やや強
リコー7752電気機器+1.51%9.83+4 ⚠ 過熱
富士フイルムHLDG4901化学+1.22%49.34+3 △ やや強
セイコーエプソン6724電気機器+1.02%0.88 PBR+3 △ やや強
⚠ 負け組セクター中核株(G条件・5銘柄)

業種累積≤-2pt × RSI≤50 × 乖離率≤0 × PER≥業種中央値。継続売り警戒・空売り候補。

銘柄名コード業種騰落率予想PER過熱スコア
SUBARU7270輸送用機器-7.11%19.93+2 △ やや強
東レ3402繊維製品-6.39%7.98±0 → 中立
エーザイ4523医薬品-6.22%23.83-2 △ やや弱
住友不動産8830不動産業-5.93%3.82 PBR-3 △ やや弱
デンソー6902輸送用機器-5.43%14.25+1 → 中立

市場体温計

💡 市場体温計って何?(初めての方向け)
市場体温計とは

本ブログ独自の三層スコアで日本株の相場全体の温度を測る指標です。Layer 1(日々の体温・5項目)は当日データから-5〜+5の温度スコアで日々の相場の暖かさ/寒さを示し、Layer 2(高温シグナル・4項目)は稀な過熱の極端値(騰落レシオ25日 ≥125 など)、Layer 3(低温シグナル・4項目)は稀な底値の極端値(騰落レシオ6日 ≤60 など)を点灯式で捉えます。Layer 1の体温で日々の流れを把握しつつ、Layer 2/3のいずれかが2点以上点灯したら警戒(過熱)または逆張り検討(底値)のサインです。

→ もっと詳しく知りたい方は:市場体温計とは|三層スコアの読み方を読む

本日の総合体温はLayer 1合計 -3/±5(❄寒気・弱気)で、Layer 2高温シグナルは0/4点灯、Layer 3低温シグナルは1/4点灯です。米株安と全面安に引っ張られて体温は冷え込んでいるものの、底値圏(Layer 3で2点以上点灯)にはまだ届いていない、というのが現状です。

Layer 1:日々の体温(合計 -3 / ±5 → ❄ 寒気・弱気)

Layer 1は5項目のうち上昇銘柄比率と値上がり業種数と日経・TOPIX方向の3項目で-1判定、新高安スプレッドとTOP10売買代金上昇数は0判定。値上がり業種5/33・上昇銘柄比率27.5%・日経/TOPIX両方マイナスという、典型的なリスクオフ局面の構造を映しています。

項目本日値+1の閾値-1の閾値スコア
上昇銘柄比率27.5%≥55%≤35%-1
値上がり業種数5/33≥20≤11-1
新高値−新安値スプレッド-5≥+30≤-30±0
日経・TOPIX方向両方-両方+両方- or 値嵩偏重-1
TOP10売買代金上昇数4/10≥8社≤3社±0
Layer 1 合計-3 / ±5❄ 寒気(弱気)

Layer 2:高温シグナル(0 / 4 点灯)

本日は4項目とも未達で、過熱警戒のサインは点灯していません。騰落レシオ25日は84.68で閾値125までは進捗68%、RSI70超銘柄比率も12.8%と20%に届かず、過熱圏には全く至っていない状態です。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI70超銘柄比率12.8%≥25%51%未達
日経225 25日乖離率+1.74%≥+8%22%未達
騰落レシオ25日84.68≥12568%未達
信用評価損益率-4.82%≥-3%62%未達
合計0 / 4点灯過熱なし

Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)

本日は①(RSI30以下銘柄比率17.0% ≥15%)が点灯、底値接近の最初のサインが入りました。ただしLayer 3全体は1/4止まりで、底値圏(2点以上)にはまだ達していません。なおLayer 3で騰落レシオを6日(25日ではなく)で見ているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しているという背景です。

No.項目本日値点灯閾値進捗判定
RSI30以下銘柄比率17.0%≥15%100%✅ 点灯
日経225 25日乖離率+1.74%≤-6%0%未達
騰落レシオ6日93.50≤6016%未達
信用評価損益率-4.82%≤-15%32%未達
合計1 / 4点灯底値接近の初動
📊 補助指標で相場の質を確認する(5項目)

Layerには含まないものの、同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を識別する補助線。本日は集中なし・買い主導なし・乖離正常で、相場の質は「中立(集中・方向曖昧)」と判定されています。

補助指標本日値判定目安
資金集中度(TOP3売買代金シェア)14.4%集中なし≥30%で集中、≥40%で極端集中
買い主導率(TOP20内)50.0%中立≥70%で買い主導/≤30%で売り主導
TOPIX 25日乖離率+1.08%中立±5%で中立圏
日経−TOPIX乖離率差+0.66pt正常≥+4ptで値嵩偏重
騰落レシオ6日(参考値)93.50中立≤60で超過冷/≤80で過冷

本日の総合解釈:総合体温-3(❄寒気・弱気)/高温シグナル0/4/底値シグナル1/4という構図で、日経-0.97%・TOPIX-0.97%の全面安・値上がり業種5/33の極狭物色がLayer 1の冷え込みを生み、上昇銘柄比率27.5%でL1_1=-1まで進みました。Layer 3はRSI30以下17.0%≥15%でOS1が点灯し売られすぎの初動を示唆していますが、騰落レシオ6日93.50>60でOS3未達、Layer 3全体は1/4のみで底値圏(2点以上点灯)には未達というのが正直なところです。相場の質は中立(集中・方向曖昧)で、TOP3集中14.4%・買い主導率50.0%とどちらにも振れていません。Layer 3点灯はあくまで「下げ止まりを警戒し始めるタイミング」のサインで、反転確定ではない点に注意したいですね。

本日のマクロ環境

★★★ 米株が前週末に大幅反落
NYダウ-1.07%(49,530.94)・ナスダック-1.54%(26,225.14)・S&P500-1.24%(7,408.49)で揃って下落。最高値圏から調整入りでリスクオフが波及し、本日の日本株全面安につながった1日でした。
★★★ 日本株続落・極狭物色
日経-0.97%(60,815.73)・TOPIX-0.97%・グロース-2.37%で全面安、値上がり業種は5/33の極狭物色。サービス業+6.23%(リクルートHD+16.58%)・精密機器+1.91%(テルモ+18.57%)の2業種のみが主役、輸送用機器-4.32%(SUBARU-7.11%・本田-6.12%)が逆行安となりました。
★★ テルモ+18.57%・リクルートHD+16.58%急騰
決算・材料主導の局所物色が顕在化。キオクシアHD+15.75%も加わり、グロース系の材料株物色が集中する一方、大型株の循環物色は不調でした。
★★ 輸送用機器-4.32%全面安・円安効果不在
本田-6.12%・SUBARU-7.11%・トヨタ-4.23%。ドル円158円台後半の円安継続でも自動車買い無し、米株安と需要先細り懸念が優位な展開で、VIX18.97(+0.31)の上昇とともにリスクオフが鮮明になっています。

明日の注目ポイント

3層構造でみる明日のシナリオ

本日の市場を「マクロ → テーマ → 個別業種」の3つの層に分けて、それぞれが何を示しているかを確認してから明日のシナリオを組み立てます。3層が同じ方向を示していれば、それは偶然ではなく構造的な動きとして信頼できる、という考え方です。

🔍 本日の3層スナップショット
層1:マクロ環境・体温
  • 金利軸 +2.43pt(連続+4日・10日累計+11.60) 金利上昇継続
  • リスク軸 -0.08pt(連続-3日) 中立寄りだがリスクオフ波及中
  • 資源軸 -3.01pt(連続-3日) 資源安
  • 市場体温計:L1 -3「❄寒気」/ L2 0/4 / L3 1/4(RSI30以下17.0%点灯)
米株反落とVIX上昇でリスクオフが日本株に波及、寒気局面入り
層2:テーマ10テーマの動き
  • 最強:内需消費+3.33pt(連続+4日・🔥🔥強流入・⤴継続強)
  • 次点:テクノロジー+1.98pt(連続+1日で🆙主役化・反転)
  • 3位:金融+0.50pt(連続+6日と最長地力、金利上昇局面と整合)
  • 最弱:商社-2.83pt(🆘脱落判定、連続-1日のリセット)
勝ち組3テーマ+負け組3テーマで分散、ローテーション継続局面
層3:業種・銘柄33業種シグナル
  • 🔥本格流入11業種に 電気機器(前日4→本日5満点)・銀行業(3→5)・情報通信業(3→5) がスコア上昇
  • F勝ち組セクター中核に 電気機器系3社・サービス業・化学 が並ぶ
  • 輸送用機器(前日4→本日1) はスコア大幅低下、G負け組中核にSUBARU・デンソー
  • A最強モメンタム上位は過熱スコア+4〜+7で 短期は伸び切った位置、追いかけ買いには注意
流入17業種 vs 流出13業種、選別局面で買い候補は金融・電気機器系
3層の一致:マクロ層の「金利上昇+リスクオフ波及」、テーマ層の「金融⤴継続強・内需消費⤴継続強・テクノロジー🆙主役化」、業種層の「銀行業・電気機器・情報通信業のシグナルスコア上昇」が、3層すべてで 「金利上昇局面の金融追随+グロース材料株の局所物色」 という同じ方向を示しています。これは1層だけのノイズではなく、構造的なシグナルとして読める1日でした。
📊 メインシナリオ:金融軸追随+テクノロジー継続性試金石

明日は金利軸+4日継続を背景に金融が再び主役候補となる公算が高く、テクノロジー🆙主役化の継続性が試金石となる展開を見ています。

  • 期待エリア:銀行業・保険業・証券先物業(金利軸連続+4日・金融⤴継続強の地合い継続)
  • 継続性試金石:テクノロジー(電気機器・精密機器)(🆙主役化の翌日継続が試される、キオクシア・テルモの利確圧力次第)
  • 底打ち待機:輸送用機器・商社・不動産・建設(連続マイナス継続中、米株反発と円安進行の組合せ待ち)
  • マクロ材料注視:米株(NY時間)の反発有無・米10年金利4.6%台の動向・ドル円158円台の維持/反転

分岐リスクと警戒トリガー

🌧️ 弱気分岐A:テクノロジー🆙主役化が翌日リセット

テルモ・リクルートHD・キオクシアHDの急騰銘柄に利益確定売りが集中し、精密機器・電気機器が再びマイナス圏に戻る展開。テクノロジー1日かぎりの主役化で終わり、市場全体の主役不在となるパターンです。

警戒トリガー:テルモ寄り付き-5%超 or キオクシアHD寄り付き-8%超

⚡ 最弱気分岐B:米10年4.7%超×円高反転でリスクオフ全開

米10年金利4.7%超え+ドル円158円割れの円高反転が同時発生すれば、金融軸の追い風が消えると同時に輸出株への売り圧力が増し、Layer 3が2点以上点灯する底値圏入りの可能性。リスク軸-3日のリスクオフが本格化する分岐です。

警戒トリガー:米10年4.7%超 × ドル円158円割れ × VIX20超
🎯 シナリオ信頼度:中〜やや高
3層構造の方向は概ね一致(金利軸+金融⤴継続強+銀行業シグナル上昇)していますが、A群-2・B群-2の重い数字とテクノロジー🆙主役化の連続+1日の浅さがあり、メインシナリオの確度はやや絞られます。警戒トリガー(テルモ-5%超やドル円158円割れ)が朝方に出れば即座にサブシナリオへ切り替えという運用が現実的です。セクターローテーション3つの原則の観点では「連続日数が浅いテーマには寄り付き確認を入れる」が定石となります。
📖 もっと詳しく:3層構造の論理プロセスを最初から追う

層1:マクロ層 ─ 米株反落とVIX上昇で寒気入り

本日のマクロ環境は、米株の前週末反落(NYダウ-1.07%・ナスダック-1.54%・S&P500-1.24%)で起点となるリスクオフが日本株に波及した1日でした。米株は最高値圏からの調整入りで、まだ-1%強の下げに過ぎませんが、それでもVIXは18.66から18.97へと+0.31上昇し、15-25レンジ内だが上昇基調に転換しています。

米10年金利は4.544%から4.599%へと+0.055pt上昇し、4.6%台に乗せました。これによりドル円は158.42円から158.86円へと0.44円の円安進行となり、本来は輸出株への追い風になる動きですが、本日は輸送用機器-4.32%全面安(本田-6.12%・SUBARU-7.11%・トヨタ-4.23%)が示すように、米株安と需要先細り懸念のほうが優位で円安効果は不在でした。リスクオフ局面では円安効果が織り込みにくい、というセオリー通りの動きです。

市場体温計はLayer 1合計-3(❄寒気・弱気)まで冷え込みました。上昇銘柄比率27.5%・値上がり業種5/33・日経/TOPIX両方マイナスの3項目が-1判定となり、典型的なリスクオフ局面の構造を映しています。一方でLayer 2(高温シグナル)は0/4と全く過熱ゾーンには至っておらず、Layer 3(低温シグナル)は1/4のみで底値圏(2点以上)にも未達という、「冷えてきたが底ではない」中間的な位置取りです。

3対立軸で見ると本日の主題は「中立×資源安×金利上昇」で、特に金利軸+2.43pt連続+4日・10日累計+11.60ptは強い継続シグナル。金融が買われ不動産・建設が売られるという金利上昇局面の構造が4日間続いており、これがメインシナリオの基盤となります。

層2:テーマ層 ─ 内需消費+テクノロジー+金融の3テーマ追随

10テーマランキングでは、本日の最強が内需消費+3.33pt、最弱が商社-2.83ptと両端が明確です。ローテーション9カテゴリ判定で見ると、買い側にはテクノロジー🆙主役化(連続+1日・本日pt+1.98で流出から流入への確実な反転)、内需消費・金融・輸送物流⤴継続強(連続+4〜+6日の地力あり)が並びます。

売り側では商社🆘脱落(連続-1日・本日pt-2.83で流入から流出への確実な反転)、不動産・建設↘継続弱(連続-4日・10日累計-10.75ptで安全装置発動)、製造業サイクル↘継続弱(連続-1日リセットでも10日累計-5.54ptの安全装置)が並び、本日の弱さが構造的なものであることを示しています。

注目すべきは金融の連続+6日です。これはこの10テーマ中で最長の連続日数で、金利軸+2.43pt連続+4日のマクロ層と完全に整合しています。三菱UFJ+2.25%・MS&AD(保険業)の上昇・三井住友FG+0.53%など、金融大型株の底堅さが続いています。一方で内需消費は連続+4日と地力があるものの、構成業種のサービス業+6.23%と小売業-1.51%の極端な乖離で「テーマ内格差が広がっている」状態。リクルートHD+16.58%・日本郵政+4.96%の決算材料急騰がテーマを押し上げているだけで、内需全体への買いとは言い切れない側面があります。

テクノロジー🆙主役化の連続+1日はまだ浅く、ここが翌日に継続できるかがメインシナリオの試金石です。テルモ+18.57%・キオクシアHD+15.75%・太陽誘電+6.39%という決算・材料主導の急騰が利益確定圧力に晒される展開が一番のリスクで、寄り付きの動きを見極めたいところです。

層3:業種・銘柄層 ─ シグナル上位は金融・電気機器・情報通信業

33業種シグナル分布は流入17業種(🔥本格流入11/🟢兆し5/○本日のみ1)vs 流出13業種(❄本格流出4/🔵兆し2/○本日のみ6)/ 中立3業種でした。値上がり業種は5/33と極狭ですが、シグナル方向(増減)では流入17業種と多い、この乖離が本日のおもしろいポイントです。

本日スコアが大きく上昇した業種を見ると、銀行業(前日3→本日5満点)、情報・通信業(3→5)、電気機器(4→5)の3業種がフルスコアまで進みました。これは5項目(短2>長5・+圏・加速・連続性・地力)全てが点灯した状態で、明日以降の継続性に最も期待できる候補群です。F勝ち組セクター中核株では電気機器系3社(パナソニックHLDG・リコー・セイコーエプソン)・サービス業(日本郵政)・化学(富士フイルムHLDG)が並び、業種フローとも整合しています。

逆に輸送用機器は前日スコア4から本日1へ急落し、判定はリセット。G負け組セクター中核株にSUBARU-7.11%・デンソー-5.43%が並び、本日の連れ安が短期で終わるか継続するかは要見極めです。

A最強モメンタム条件を満たす個別株は15銘柄あり、選別余地はあります。ただし上位(関東電化工業・タツモ・テスHLDG・リクルートHD)の過熱スコアは+4〜+7と過熱寄りで、上値追いの追加買いには反落リスクが伴います。トレンドフォローを取るならば、出来高が伴っていて過熱スコアが+3以下の銘柄を選ぶか、押し目を待つ判断が現実的です。

3層統合の読み方

3層構造を統合すると、「マクロは金利上昇継続+リスクオフ波及、テーマは金融⤴継続強+内需消費⤴継続強+テクノロジー🆙主役化、業種では銀行業・電気機器・情報通信業のシグナルスコア上昇」と、3層すべてで金融追随+グロース材料株の局所物色という同じ方向を示しています。これは1層だけのノイズではなく、構造的なシグナルと読み取れる状態です。

ただし注意点が2つあります。1つは、テーマ層のテクノロジー🆙主役化が連続+1日と浅く、翌日に継続できないとシナリオが崩れる可能性。これがサブシナリオAの分岐ポイントです。もう1つは、リスク軸-0.08pt連続-3日が示すように、マクロ層には依然としてリスクオフの圧力が残っており、米10年金利の更なる上昇や円高反転があれば一気に底値圏入り(Layer 3で2点以上点灯)に向かう可能性も否定できません。これがサブシナリオBの分岐ポイントです。

メインシナリオの信頼度は「中〜やや高」で、A群-2・B群-2の重い数字とテクノロジーの連続日数の浅さが信頼度を抑えている要因です。月曜の朝、警戒トリガー(テルモ-5%超や米10年4.7%超など)が出れば即座にサブシナリオへ切り替える運用が現実的だと考えています。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):弱気(スコア:-5/+11)

スコア内訳:

  • A トレンド:-2(TOPIX-0.97%で-1・グロース-TOPIX-1.40ptで-1)
  • B 幅・需給:-2(値上がり業種5/33で-1・上昇銘柄比率27.5%で-1)
  • C 内部エネルギー:+0(シ-デ差-0.08%でリスクオン弱・急増銘柄平均-0.38%で勢い弱・RSI健全レンジ)
  • D 過熱調整:+0(騰落25=84.68・TOP3シェア14.4%とも閾値内、警戒シグナル未点灯)
  • E マクロ:-1(米株合算-2.78%で-1・VIX18.97は中立)

判定根拠:A群-2・B群-2の重い数字と、E群-1の米株反落が重なって-5まで沈み、弱気領域に着地しました。C群・D群は警戒シグナル未点灯で過熱や集中はないものの、市場全体の幅と需給がしっかり弱く、サービス業+6.23%・精密機器+1.91%の極狭物色だけが救いの1日です。

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
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