今日の日本株|2026年5月13日の市場資金フロー|非鉄金属+5.34%・日経史上最高値
- 非鉄金属(+5.34%)・卸売業(+3.84%)・輸送用機器(+2.79%)が主導し、値上がり業種26/33の裾野広い上昇。日経は史上最高値63,271円を更新
- シクリカル-ディフェンシブ差+1.44%でリスクオン継続、商社・金融・製造業サイクルが揃って買い基調。一方で金属製品(-1.78%)・建設業(-1.73%)・石油・石炭製品(-1.49%)は下落
- 11因子モデルの総合判定は+1/11(やや強気)。ただしD群-2で過熱ブレーキ点灯(騰落レシオ25日=122.90)、上値は要警戒
マーケットサマリー
| 指標 | 本日値 | 前日比 | メモ |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 63,271.89 | +0.84% | 🏆 史上最高値更新 |
| TOPIX | 3,919.35 | +1.20% | 幅広い循環物色 |
| グロース250 | 827.65 | +1.10% | 追随も限定的 |
| NT倍率 | 16.143 | -0.057 | TOPIX優位継続 |
| ドル円 | 157.79 | +0.15円 | 円安継続、輸出株追い風 |
| 米10年金利 | 4.461% | +0.026pt | 金融逆風継続 |
| VIX | 17.90 | -1.01 | 警戒感後退 |
| NYダウ | 49,756.97 | +0.10% | 最高値圏で続伸 |
| ナスダック | 26,088.20 | -0.71% | ハイテク反落 |
| 騰落レシオ25日 | 122.90 | — | ⚠ 過熱閾値120超え |
今日の日本株:業種別の資金フロー
今日はTOPIXが+1.20%と大幅高のなかで、シクリカル系がきれいに買われた循環色の強い1日でした。非鉄金属+5.34%(古河電工+15.27%・住友電気+9.66%・三井金属+7.96%が牽引)を筆頭に、卸売業+3.84%(三菱商事+6.62%・住友商事+3.65%)、輸送用機器+2.79%(武蔵精密工業+19.19%・トヨタ自動車+3.39%)、保険業+2.75%、精密機器+2.61%と、製造業/資源/バリュー系がそろって市場平均を上回ったのが目につきます。背景にはWTI原油$101.20で資源株支援、円安157.79円で輸出株追い風という外部環境の組み合わせがありそうです。
一方でディフェンシブ・グロースは伸びにくく、電気・ガス業-0.77%、空運業-0.56%、その他製品-0.33%が市場平均から離されました。鉱業-1.18%・石油・石炭製品-1.49%もマイナス圏で、エネルギー本体は売られているのに「資源高×バリュー復活」のテーマでシクリカルへ資金が流れる、いわゆる循環色の強い構図ですね。最弱は金属製品-1.78%(SUMCO-6.78%・川田テクノロジーズ-17.11%)と建設業-1.73%で、こちらは個別の悪材料が業種全体を引きずる展開でした。
業界標準のシクリカル-ディフェンシブ差+1.44%・グロース-バリュー差+0.10%を見ると、リスクオン色は明確だけれどグロース/バリューの優劣はほぼ五分。2軸対比だけでは方向感がつかみきれない、混戦寄りの1日でした。本ブログでは10テーマ+3対立軸でもう一段解像度を上げて見ているので、本日の主題は本文後半の「3対立軸でみるマクロ文脈」セクションで改めて整理してみますね。
本日の日本株で強かった業種・弱かった業種
値上がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 非鉄金属 | +5.34% | +4.14pt | 古河電工+15.27%・住友電気+9.66%・三井金属+7.96%が牽引、累積1位 |
| 2 | 卸売業 | +3.84% | +2.64pt | 三菱商事+6.62%・住友商事+3.65%、商社テーマ連続+3日で継続強 |
| 3 | 輸送用機器 | +2.79% | +1.59pt | 武蔵精密工業+19.19%急騰、トヨタ+3.39%もしっかり |
| 4 | 保険業 | +2.75% | +1.55pt | 金利上昇恩恵、金融テーマ全体の主導役 |
| 5 | 精密機器 | +2.61% | +1.41pt | オリンパス+19.83%急騰、半導体製造装置系も持ち直し |
値下がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 金属製品 | -1.78% | -2.98pt | SUMCO-6.78%・川田テクノロジーズ-17.11%で個別悪材料が業種を引きずる |
| 2 | 建設業 | -1.73% | -2.93pt | 大林組-5.54%、不動産・建設テーマは脱落判定 |
| 3 | 石油・石炭製品 | -1.49% | -2.69pt | WTI高止まりでも国内エネルギー本体は売られる |
| 4 | 鉱業 | -1.18% | -2.38pt | INPEX-0.35%、エネルギーテーマ全体が弱い |
| 5 | 電気・ガス業 | -0.77% | -1.97pt | イーレックス-11.12%が重し、ディフェンシブ全般軟調 |
こうして上下を並べてみると、買われた業種はシクリカル+バリューの組み合わせ、売られた業種はエネルギー本体+ディフェンシブで、「資源高でシクリカルに資金が向かう一方、エネルギー株自体は素直に上昇しない」というねじれた構図がよく見えます。下のヒートマップで直近5営業日のテーマ別の動きをご確認ください。
テーマ別資金フロー
本日の主役は商社(+2.64pt/⤴継続強)・素材(+0.86pt/◐中立)・金融(+0.80pt/⤴継続強)で、ここに製造業サイクル(+0.70pt/🆙主役化)が新規で加わって4テーマが買い基調。一方、生活防衛・輸送・物流が↘継続弱、不動産・建設は🆘脱落判定で、エネルギーも継続弱と流出側が地合いとしてはっきり残っています。「商社・金融の継続強+製造業サイクルの主役化」という資源高×バリュー優位の組み合わせが、本日のテーマ別フローの主題ですね。
構成業種は卸売業のみ。三菱商事+6.62%・住友商事+3.65%・伊藤忠商事+2.10%と総合商社の上位5社が揃って買われ、テーマとして3日連続プラスの強さを維持。連続+3日・短長スプレッド+1.04で⤴継続強判定、資源高×円安の追い風を素直に取り込んでいる構図です。
鉄鋼・非鉄金属・化学で構成。非鉄金属+5.34%が圧倒的に強い一方、鉄鋼+0.30%・化学+0.55%は控えめで、テーマ内のバラつきが大きめ。連続+2日・短長スプレッド+0.08と勢いはあるものの方向確定一歩手前で◐中立判定。明日も非鉄金属が独走するかが焦点になります。
銀行業+1.15%・保険業+2.75%・証券業+2.11%でバリュー優位の流れが続いています。連続+3日・短長スプレッド+0.76で⤴継続強判定。米10年金利4.461%(+0.026pt)の上昇継続が金融の追い風として効いており、保険・証券が特に強い動きでした。
機械+1.00%・輸送用機器+2.79%で構成。10日累計はまだ-4.34ptと劣勢ながら、連続+1日・本日pt+0.70・10日累計マイナス圏で🆙主役化判定。トヨタ自動車+3.39%・三菱重工+2.47%が動き出しており、新規の主役候補として明日の継続性に注目したいテーマです。
電気機器+0.22%・精密機器+2.61%でまちまち。精密機器はオリンパス+19.83%で底上げされていますが、電気機器はキオクシア+9.54%・ソニー+5.05%が上昇する一方でニデック-13.93%・KOKUSAI ELECTRIC-12.83%が足を引っ張り、二極化が継続。連続+1日・短長スプレッド-0.24で◐中立判定です。
小売業+0.52%・サービス業+2.23%。サービス業はカカクコム+17.09%急騰が押し上げる一方、小売業はゼンショーホールディングス-10.99%が重しで、テーマ内のばらつきが大きい1日。連続+1日・短長スプレッド-0.30で◐中立判定、方向確定待ちの局面です。
食料品+0.94%・医薬品+0.53%・電気・ガス業-0.77%・陸運業+0.81%で構成。TOPIX+1.20%に届かず軒並み市場平均を下回って、連続-2日・短長スプレッド+0.06で↘継続弱判定。リスクオン局面ではディフェンシブから資金が抜けやすい典型的な動きです。
海運業+0.57%・空運業-0.56%・倉庫運輸関連業+0.11%でまちまち。連続-5日と長期の流出が続き、↘継続弱判定。原油$101.20で燃料コスト高、為替・運賃市況の重みも残ったままで、新規の押し目買いはまだ早そうな局面です。
不動産業+0.25%・建設業-1.73%でまちまち。建設業は大林組-5.54%が重く、テーマとしてTOPIXから大きく離されました。連続-1日ながら本日pt-1.94pt・短長スプレッド+0.11で🆘脱落判定、米10年金利4.461%上昇が逆風として効いていそうです。
鉱業-1.18%・石油・石炭製品-1.49%とそろって下落。WTI原油$101.20で原油価格は高止まりしているのに、なぜか国内エネルギー株が買われない構図が続いています。連続-1日・短長スプレッド+0.74で↘継続弱判定、本日の最弱テーマで他テーマ(特にシクリカル)に資金を取られた格好です。
3対立軸でみるマクロ文脈
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
本日の主題は「リスクオン×金利上昇×資源高」のトリプル成立で、シクリカル/バリュー優位の地合いがはっきり数値に表れた1日でした。
| 対立軸 | 計算式 | 本日値 | 3日平均 | 10日累計 | 連続 | 解釈 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | 金融 − 不動産・建設 | +2.74pt | +0.78pt | +1.23pt | +1日 | 金利上昇局面 |
| 資源軸 | (エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2 | +0.82pt | +1.77pt | +7.07pt | +3日 | 資源高 |
| リスク軸 | (製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛 | +1.41pt | +0.36pt | +5.18pt | +2日 | リスクオン |
本文③で見えた「商社⤴継続強・金融⤴継続強・製造業サイクル🆙主役化」という強いテーマ群が同時に立ち上がったのは、3対立軸のマクロ文脈で見ると自然な動きです。資源軸+0.82pt(連続+3日/10日累計+7.07pt)の資源高局面が背景にあるからこそ、商社(卸売業)が3日連続買われ続け、素材(鉄鋼・非鉄金属・化学)にも資金が回っているわけですね。同時にリスク軸+1.41pt(連続+2日)のリスクオン継続が、製造業サイクル(機械・輸送用機器)の主役化を後押ししていて、武蔵精密工業+19.19%・トヨタ自動車+3.39%といった輸送用機器の急騰につながっています。
そして本日の最大の特徴は、金利軸が+2.74pt(連続+1日)と大きく跳ねたこと。これは米10年金利4.461%(+0.026pt)の上昇継続を素直に映した動きで、金融⤴継続強の3日連続買いと表裏一体です。一方で不動産・建設🆘脱落(-1.94pt)が長引いているのも、まさに金利上昇局面が逆風として効き続けているからで、テーマ単位の盛衰がマクロドライバー1本(金利)でしっかり説明できる珍しい組み合わせの日になっています。輸送・物流↘継続弱が連続-5日と長期化しているのも、原油$101.20の燃料コスト高というマクロ材料が継続して効いている表れと読めますね。
本日の注目銘柄
値上がり率 TOP3
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京エネシス | 1945 | 建設業 | +22.54% | +21.34pt |
| 2 | 日本化薬 | 4272 | 化学 | +22.47% | +21.27pt |
| 3 | 日本ビジネスシステムズ | 5036 | 情報・通信業 | +21.06% | +19.86pt |
売買代金集中 TOP3
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシアホールディングス | 電気機器 | +9.54% | 1兆4,378億円 | 本日の代金1位。半導体メモリー人気継続、過熱スコア+5⚠ |
| 古河電気工業 | 非鉄金属 | +15.27% | 6,799億円 | 非鉄金属の最強業種をけん引、年初来高値更新 |
| フジクラ | 非鉄金属 | +3.03% | 4,823億円 | 古河電工と並ぶ電線株、3日連続買い |
最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)
上昇トレンドが強く維持されている銘柄を、トレンドフォロー向けに抽出しています。本日はキオクシアHDが代金1位×RSI91×過熱スコア+5の典型的な「主役の過熱状態」で、東京エネシスはRSI91・乖離+33%と急騰過熱です。
| 銘柄名 | コード | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| キオクシアHD | 285A | +9.54% | +8.34pt | +5 | ⚠ 過熱 |
| ソリトンシステムズ | 3040 | +7.33% | +6.13pt | +3 | △ やや強 |
| 東京エネシス | 1945 | +22.54% | +21.34pt | +5 | ⚠ 過熱 |
| 丸文 | 7537 | +3.82% | +2.62pt | +3 | △ やや強 |
| マクニカHD | 3132 | +4.34% | +3.14pt | +5 | ⚠ 過熱 |
高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)
個別×業種の両方が強いので、押し目買い候補や継続保有候補として確度が高めの並びです。本日は非鉄金属・卸売業・製造業サイクル銘柄が中心で、シクリカル軸の強さを反映しています。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| JCU | 4975 | 化学 | +2.97% | +1.77pt | +7 | ⚠⚠ 強過熱 |
| オムロン | 6645 | 電気機器 | +2.92% | +1.72pt | +6 | ⚠ 過熱 |
| 佐藤商事 | 8065 | 卸売業 | +1.24% | +0.04pt | +6 | ⚠ 過熱 |
| スタンレー電気 | 6923 | 電気機器 | +10.51% | +9.31pt | +5 | ⚠ 過熱 |
| キオクシアHD | 285A | 電気機器 | +9.54% | +8.34pt | +5 | ⚠ 過熱 |
売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)
逆張り・底値拾い向けの参考情報です。本日はRSI4〜18の極端な売られすぎ水準の銘柄が並んでおり、個別ファンダ確認の上で押し目買いを検討したい局面です。
| 銘柄名 | コード | RSI | 乖離率 | 出来高倍率 | 騰落率 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 共英製鋼 | 5440 | 4.83 | -16.3% | 2.36倍 | +0.05% | -4 |
| ライフネット生命保険 | 7157 | 6.57 | -18.7% | 1.57倍 | -0.18% | -4 |
| シーティーエス | 4345 | 11.01 | -6.7% | 1.65倍 | +0.24% | -4 |
| アイティメディア | 2148 | 12.04 | -16.4% | 1.53倍 | -0.23% | -6 |
| コロプラ | 3668 | 13.13 | -11.5% | 1.91倍 | +1.89% | -5 |
踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)
売り方の踏み上げ相場で短期急騰候補です。本日は信用倍率0.5〜0.9倍の銘柄で+10%超の急騰が複数あり、ショートカバー主導の動きが活発でした。
| 銘柄名 | コード | 信用倍率 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 武蔵精密工業 | 7220 | 0.70 | +19.19% | +17.99pt | +6 | ⚠ 過熱 |
| ヨコオ | 6800 | 0.73 | +15.79% | +14.59pt | +3 | △ やや強 |
| 東和銀行 | 8558 | 0.85 | +11.79% | +10.59pt | +2 | △ やや強 |
| ニプロ | 8086 | 0.50 | +11.64% | +10.44pt | +0 | → 中立 |
| 早稲田アカデミー | 4718 | 0.89 | +10.17% | +8.97pt | +2 | △ やや強 |
勝ち組セクターの中核株(上昇業種×時価総額×割安)
中長期の順張り戦略の参考情報です。本日はやはり累積1位の非鉄金属に該当が多く、ガラス・土石製品の累積3位も上位に並んでいます。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 予想PER | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| SWCC | 5805 | 非鉄金属※ | +3.76% | — | +3 |
| 住友電気工業 | 5802 | 非鉄金属※ | +9.66% | 31.13 | +1 |
| 住友金属鉱山 | 5713 | 非鉄金属※ | +0.89% | — | -1 |
| NGK | 5333 | ガラス・土石製品 | +2.08% | 12.28 | +5 |
| 太平洋セメント | 5233 | ガラス・土石製品 | +11.43% | 17.44 | +1 |
※非鉄金属銘柄は商品市況(銅・LME・WTI等)の動向にも影響を受けます。関連市況の確認をおすすめします。
負け組セクターの中核株(下落業種×時価総額×割高)
ポジション縮小や空売り戦略の参考情報です。本日は医薬品の累積30位が中心で、その他製品(任天堂)・輸送用機器・不動産業も並んでいます。
| 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 予想PER | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| 任天堂 | 7974 | その他製品 | -0.53% | 21.14 | -6 |
| 杏林製薬 | 4569 | 医薬品 | -10.96% | — | -5 |
| 武田薬品工業 | 4502 | 医薬品 | +0.46% | — | -2 |
| 富士製薬工業 | 4554 | 医薬品 | -14.59% | 23.91 | -3 |
| 第一三共 | 4568 | 医薬品 | -0.46% | — | -2 |
市場体温計
本日の総合体温はLayer 1=+4で「☀☀ 熱気(強気)」、高温シグナル0/4・低温シグナル1/4で、健全な強気状態のなかに底値示唆が1つ残っているという珍しい組み合わせの相場です。相場の質は分散×買い基調と判定されています。
Layer 1:日々の体温(合計 +4 / ±5 → ☀☀ 熱気(強気))
5項目中4項目が+1点を取り、新高値-新安値スプレッドのみが中立。値上がり業種26/33・上昇銘柄比率59.5%・大型株TOP10の8社上昇と、上昇の裾野は十分に広いです。
| 項目 | 本日値 | +1の閾値 | -1の閾値 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 上昇銘柄比率 | 59.5% | ≥55% | ≤35% | +1 |
| 値上がり業種数 | 26/33 | ≥20 | ≤11 | +1 |
| 新高値−新安値スプレッド | +8 | ≥+30 | ≤-30 | 0 |
| 日経・TOPIX方向 | 両方+ | 両方+ | 両方- or 値嵩偏重 | +1 |
| TOP10売買代金上昇数 | 8/10 | ≥8社 | ≤3社 | +1 |
| Layer 1 合計 | +4 | ☀☀ 熱気(強気) | ||
Layer 2:高温シグナル(0 / 4 点灯)
過熱は未点灯ながら、②(日経225 25日乖離率)が+7.65%・進捗100%、③(騰落レシオ25日)が122.90・進捗100%とそれぞれ閾値一歩手前まで来ています。あと1日相場がもう一段上がれば②③が同時点灯する可能性が高く、ここから先は上値追いより利確優先で意識しておきたい局面です。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI70超銘柄比率 | 12.2% | ≥25% | 50% | 未達 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +7.65% | ≥+8% | 100% | 未達(惜しい) |
| ③ | 騰落レシオ25日 | 122.90 | ≥125 | 100% | 未達(極めて惜しい) |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.82% | ≥-3% | 0% | 未達 |
| 合計 0/4 点灯 | 過熱なし(ただし②③が閾値一歩手前) | ||||
Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)
①(RSI30以下銘柄比率)が20.7%で点灯しています。Layer 2と異なり3つ目に騰落レシオ6日を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しているわけですね。指数全体が史上最高値圏にもかかわらず、個別では2割の銘柄がRSI30以下まで売られているのは、強い循環物色の裏で「主役の影に隠れた負け組」が確実に存在することを示しています。あくまで底値接近のサインで、反転確定ではない点には注意しておきたいところです。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI30以下銘柄比率 | 20.7% | ≥15% | 100% | ✅ 点灯 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +7.65% | ≤-6% | 0% | 未達 |
| ③ | 騰落レシオ6日 | 79.53 | ≤60 | 50% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.82% | ≤-15% | 30% | 未達 |
| 合計 1/4 点灯 | 底値接近サイン1つ(反転確定ではない) | ||||
補助指標と相場の質
補助指標は、同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を識別する補助線です。本日は資金集中度24.8%(分散)・買い主導率65%(中立)で、極端な集中も売り偏重もない健全な構造。日経-TOPIX乖離率差は+3.43ptで値嵩偏重一歩手前、騰落レシオ6日は79.53で過冷判定が残っていて、相場の質としては「分散×買い基調×短期過冷の残り」という、Layer 1+4の熱気のなかに底値の余韻が同居する複合的な状態です。
| 補助指標 | 本日値 | 判定 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 資金集中度(TOP3売買代金シェア) | 24.8% | 分散 | ≥30%で集中、≥40%で極端集中 |
| 買い主導率(TOP20内) | 65.0% | 中立 | ≥70%で買い主導/≤30%で売り主導 |
| TOPIX 25日乖離率 | +4.22% | 中立 | ±5%で中立圏 |
| 日経−TOPIX乖離率差 | +3.43pt | 正常 | ≥+4ptで値嵩偏重 |
| 騰落レシオ6日(参考値) | 79.53 | 過冷 | ≤60で超過冷/≤80で過冷 |
本日の総合解釈:総合体温+4(熱気・強気)/高温シグナル0/4/低温シグナル1/4/相場の質は分散×買い基調で、健全な強気状態のなかに「個別銘柄レベルの売られすぎ余韻」が残る相場です。日経+0.84%・TOPIX+1.20%で値上業種26/33の全面高、上昇銘柄比率59.5%と裾野は広く、非鉄金属+5.34%・卸売業+3.84%・輸送用機器+2.79%でシクリカル/バリュー主導の構図。資源軸+0.82pt(連続+3日)・リスク軸+1.41pt(連続+2日)でリスクオン継続。一方で、騰落レシオ25日が122.9で過熱閾値(120)超え、日経25日乖離率+7.65%で高温シグナル②③が閾値一歩手前まで来ているため、上値追いより利確中心の運用に切り替えていきたい局面ですね。Layer 3点灯はあくまで「下げ止まりを警戒し始めるタイミング」のサインで、反転確定ではない点も合わせて頭に入れておきたいです。
本日のマクロ環境
明日の日本株で注目したいポイント
翌日のシナリオ分析
米株が反発して資源価格も維持されれば、商社・素材・金融・製造業サイクルの4テーマの買い基調がそのまま続き、日経・TOPIXとも続伸の可能性。ただし騰落レシオ25日が125を超えるとLayer 2が点灯するため、上値は限定的になりやすく、新規よりは持ち株継続が無難な戦略です。
高温シグナル②③が同時点灯すると、過熱ブレーキが本格的に効きはじめて、急騰銘柄から利確売りが先行する展開もありえます。特に値上がり率TOP(東京エネシス・日本化薬・日本ビジネスシステムズ)といった+20%超の銘柄群はRSI91台の極端な過熱状態で、急騰反動のリスクが高い水準です。
- 🟢 最注目セクター(連続流入):商社・金融・製造業サイクル — 連続+3日(商社・金融)と🆙主役化(製造業サイクル)が揃っており、トレンド継続の確度が高い組み合わせです
- 🟢 新規流入期待:素材(◐中立)・テクノロジー(◐中立)・内需消費(◐中立) — 連続+1〜2日で方向確定待ち。明日プラスを継続できれば主役化判定への昇格候補です
- 🔴 警戒(流出継続):不動産・建設(🆘脱落)・輸送・物流(連続-5日↘継続弱)・エネルギー(↘継続弱) — 米10年金利上昇継続の逆風が残り、新規エントリーは見送りで様子見が無難
- 🟡 翌日の注目点:米株(ナスダック反発の有無)・VIX動向・米10年金利の方向感・WTI原油の100ドル維持。市場体温計のLayer 2②③点灯リスクと、判定スコアカードD群-2の過熱ブレーキを意識した運用に切り替えていきたい局面です
→ セクター別の動きの局面判定をどう投資判断に落とし込むかは:セクターローテーションで勝つ3つの原則で詳しく解説しています
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+1/11)
スコア内訳:
- A トレンド:+1/3(TOPIX+1.20%で大幅高、日経-TOPIX差は-0.36pt・グロース-TOPIX差-0.10ptで中立)
- B 幅・需給:+1/3(値上がり業種26/33で広範な買い、新高値-新安値スプレッド+8銘柄は均衡、上昇銘柄比率59.5%は中立)
- C 内部エネルギー:+1/3(シクリカル-ディフェンシブ差+1.44%でリスクオン、急増銘柄平均+5.79%で勢いあり、ただしRSI50+=39.4%で健全レンジ未達)
- D 過熱調整:-2(⚠騰落レシオ25日=122.90で過熱閾値超え、過熱ブレーキ点灯)
- E マクロ:+0/2(VIX18.91で中立、米国株合算-0.87%で中立)
判定根拠:A・B・C群すべて+1点を確保し、市場の方向性・裾野・勢いが揃った本物の上昇局面が確認できます。ただしD群では騰落レシオ25日が過熱閾値の120を超えてきて、過熱ブレーキが2点分のマイナスで効いてきたのが今日の特徴です。E群マクロは米株まちまちで中立、加点も減点もない静かな環境でした。
一言まとめ:🏆 日経が史上最高値63,271円を更新する歴史的な節目の1日。非鉄金属+5.34%・卸売業+3.84%・輸送用機器+2.79%で循環色の強い裾野広い上昇が確認できました。資源軸(連続+3日)・リスク軸(連続+2日)の継続性も健全で、商社・金融・製造業サイクルの主役交代も自然な流れです。ただし市場体温計のLayer 2②③が閾値一歩手前まで来ており、上値追いより利確中心の運用に切り替えていきたいタイミングですね。
翌日注目:商社・金融(連続流入の継続性)/製造業サイクル(🆙主役化からの上昇加速)/不動産・建設(🆘脱落からの反転余地)/米株反発の有無



コメントを残す