今日の日本株|2026年5月12日の市場資金フロー|資源高×円安でバリュー優位の循環相場
- その他金融業(+4.78%)・非鉄金属(+4.28%)・石油・石炭製品(+4.01%)のバリュー+資源主導の上昇。WTI原油+2.28%とドル円157円台の円安進行が下支え
- テーマ別ではエネルギー(連続+2日・継続強)・商社(強流入)・素材(主役化)が上位、内需消費(-2.08pt・強流出)が最弱
- 11因子総合判定はやや強気(+1/11)。低温シグナルでRSI30以下24.8%が点灯し、内部では底値示唆も残る
マーケットサマリー
| 指標 | 本日終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 62,742.50円 | +0.52% |
| TOPIX | 3,872.90 | +0.83%(4日続伸) |
| グロース250 | 818.64 | -2.85% |
| ドル円 | 157.64円 | +0.54円(円安) |
| 米10年金利 | 4.435% | +0.049pt |
| VIX | 18.91 | +0.70 |
| NYダウ | 49,708.98 | +0.19%(最高値圏) |
| ナスダック総合 | 26,274.13 | +0.10%(最高値) |
| WTI原油 | 101.06ドル | +2.28% |
| 騰落レシオ25日 | 91.24 | 中立 |
米株は最高値圏で続伸、VIX18.91とリスクオン環境が続いています。日本株は値がさハイテク売り(グロース-2.85%)とバリュー買いに二極化していて、内訳を1段深く見ていく価値のある1日でした。
今日の日本株:業種別の資金フロー分析
本日はシクリカル+バリュー優位の循環相場です。33業種のうち相対騰落プラスは20業種で、本格的な資金流入を示す「🔥本格流入」が3業種(その他金融業/ガラス・土石製品/建設業)、兆しが見えるのが7業種、本日のみの流入が3業種という分布になっています。一方で本格流出は5業種(鉄鋼/陸運業/空運業/情報・通信業/パルプ・紙)と限定的で、流出側にも極端な投げ売りはありません。
業界標準のシクリカル-ディフェンシブ差は+1.25%と1pt超でシクリカル優位、グロース-バリュー差は-1.58%でバリュー優位どまり。2軸対比だけでみると「リスクオン×バリュー」という珍しい組み合わせで、何が起きているのかが見えにくいんですよね。本ブログでは10テーマ+3対立軸でもう一段解像度を上げて見ているので、本日の主題は本文後半の「3対立軸でみるマクロ文脈」セクションで改めて整理してみます。
値上がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | その他金融業 | +4.78% | +3.95pt | 東京センチュリー+9.33%・オリックス+8.56%が主役。本格流入カテゴリで筆頭 |
| 2 | 非鉄金属 | +4.28% | +3.45pt | 古河電気工業+16.12%・フジクラ+11.59%。半導体周辺の電線・ケーブル銘柄が買われる |
| 3 | 石油・石炭製品 | +4.01% | +3.18pt | WTI原油+2.28%急騰の追い風。エネルギーテーマで連続+2日の継続強 |
| 4 | 卸売業 | +3.00% | +2.17pt | 商社テーマの唯一構成業種。連続+2日の強流入で代金主戦場でも買い主率86% |
| 5 | ガラス・土石製品 | +2.65% | +1.82pt | AGC+6.71%・太平洋セメント+4.05%。資源価格上昇との連動が効いた |
値下がり業種 TOP5
| 順位 | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 水産・農林業 | -2.34% | -3.17pt | Umios-8.02%が重し。ディフェンシブの中でも値持ちせず |
| 2 | 小売業 | -1.83% | -2.66pt | ファーストリテイリング-3.77%・内需消費テーマの主役不在で連日下落 |
| 3 | 食料品 | -1.29% | -2.12pt | 生活防衛テーマ全体が継続弱。前日の食料品+2.98%急騰の反動が出た格好 |
| 4 | 空運業 | -1.04% | -1.87pt | 輸送・物流テーマで連続-4日の継続弱が長引く |
| 5 | ゴム製品 | -0.89% | -1.72pt | 素材テーマだが、非鉄・化学に資金が偏り、こちらは取り残された |
下のヒートマップでは、過去5営業日分の対TOPIX相対騰落を10テーマ別に色分けして並べています。直近の流れと本日の入れ替わりが一目でわかるようになっているので、ぜひ確認してみてください。
テーマ別資金フロー
本日はエネルギー(+2.33pt)・商社(+2.17pt)の連続+2日強流入が主役で、最弱は内需消費(-2.08pt)です。ローテーション判定の俯瞰でみると、素材が🆙主役化、エネルギーと不動産・建設が⤴継続強、商社と金融が◐中立、テクノロジー以下4テーマが↘継続弱、内需消費が🔄底打ち兆候という分布。流入側に3テーマ・流出側に4テーマ集中している格好で、流出側がやや厚いものの、上位側の主役交代(前日のグロース系→本日の資源・素材・金融)がはっきり見える展開でした。
石油・石炭製品+4.01%・鉱業+2.31%が揃って買われ、テーマとして大きく市場平均を上回りました。連続+2日・短長スプレッド+0.77で⤴継続強判定。WTI原油101ドル乗せ(+2.28%)の追い風が継続中で、主役テーマとしての確度が高まっている局面です。
卸売業+3.00%のみで構成されるテーマですが、強流入の連続+2日。3日平均+0.40pt・短長スプレッド-0.04でほぼ均衡しているため◐中立判定になりました。代金TOP100では7銘柄・買い主導率86%と買いに偏った動きで、実態は強いです。
非鉄金属+4.28%が主役。鉄鋼-0.50%は弱いものの、化学+1.07%と全体としてはプラス。連続+1日・本日pt+0.79で🆙主役化判定です。新規の主役候補が浮上した形で、明日以降の継続性に注目したいところ。
建設業+2.36%・不動産業+0.45%が揃って上昇。連続+2日・短長スプレッド+0.27で⤴継続強判定。清水建設+10.67%・新日本建設+8.90%といった内需建設株が買われていて、円安と金利動向のはざまでバリュー株として評価され始めています。
銀行業+1.39%・保険業+1.17%・証券+0.23%とすべてプラスでしたが、テーマ全体の相対騰落は+0.10ptと辛うじてプラス。連続+2日も短長スプレッド-0.01でほぼ均衡なので◐中立判定。米10年金利4.435%の上昇とドル円157円台で金融株は買われやすい地合いです。
電気機器+0.60%は健闘していますが、精密機器-0.35%が重しで全体としてTOPIX未達。連続-2日・本日pt-0.70で↘継続弱判定。グロース250-2.85%の値がさ売りに連動した格好で、キオクシア+0.35%は横ばい、アドバンテスト-0.26%もさえません。
機械-0.25%・輸送用機器-0.13%でテーマ全体は流出。連続-2日・本日pt-1.02・短長スプレッド-0.26で↘継続弱判定。トヨタ-0.94%・本田技研+0.36%・川崎重工+6.97%とまちまちで、テーマとしての方向感は出ていません。
食料品-1.29%・医薬品-0.08%・陸運業-0.21%が並びました。電気・ガス業+0.52%だけが反発したものの、テーマ全体では流出。連続-1日・本日pt-1.09で↘継続弱判定です。前日の食料品+2.98%急騰の反動が出たのに加えて、リスクオン地合いでディフェンシブが敬遠されました。
空運業-1.04%・海運業-0.64%・倉庫運輸+0.16%でテーマとしては流出継続。連続-4日・短長スプレッド-0.42で↘継続弱判定。資源高で利益圧迫が懸念される業種でもあるので、原油100ドル超え環境下では押されやすい局面が続いています。
小売業-1.83%・サービス業-0.66%が揃って下落でテーマ全体は最弱。ただし連続-2日・短長スプレッド+0.22で🔄底打ち兆候判定。直近3日の平均が長期平均より上向きで、流出の勢いが緩んでいるサインです。LITALICO+25.21%のようなサービス業内の個別急騰もあり、「下げ止まり始めるかもしれない」段階に入っています。
3対立軸でみるマクロ文脈
・金利軸:金融 − 不動産・建設(+ 金利上昇/− 金利低下)
・資源軸:(エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2(+ 資源高/− 資源安)
・リスク軸:(製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛(+ リスクオン/− リスクオフ)
3軸の符号と大きさの組み合わせから「リスクオン×金利上昇×資源高」のように、本日の主題が読み取れる仕組みです。
本日の主題は「リスクオン × 金利低下 × 資源高」です。リスク軸+0.78pt(連続+1日)と資源軸+3.47pt(連続+2日)が同時にプラスで、金利軸だけが-0.47pt(連続-1日)のマイナス。資源高がはっきりした主役で、リスクオンが添える形のマクロ構造になっています。
| 対立軸 | 計算式 | 本日値 | 3日平均 | 10日累計 | 連続 | 解釈 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金利軸 | 金融 − 不動産・建設 | -0.47pt | -0.55pt | -2.72pt | -1日 | 金利低下局面 |
| 資源軸 | (エネ+素材+商社)/3 − (輸送物流+内需消費)/2 | +3.47pt | +1.18pt | +8.25pt | +2日 | 資源高 |
| リスク軸 | (製サイ+テクノ+素材)/3 − 生活防衛 | +0.78pt | +0.32pt | +3.11pt | +1日 | リスクオン |
本文③で素材🆙主役化・エネルギー⤴継続強・不動産・建設⤴継続強という流入側3テーマが同時に並んだのは、資源軸+3.47pt連続+2日の資源高局面がマクロドライバーになっているからです。WTI原油+2.28%急騰(101ドル乗せ)に加えて、ドル円157円台の円安進行が資源輸入企業よりも資源供給側に追い風となる構造で、非鉄金属(古河電工+16%・フジクラ+11%)と石油・石炭製品(+4.01%)に資金が集中しました。
一方でテクノロジー↘継続弱と製造業サイクル↘継続弱が同時発生している背景には、リスク軸+0.78pt連続+1日のリスクオン局面はあるのですが、それを上回るグロース反落の重しがあります。米10年金利4.435%(+0.049pt)と前日比でわずかに上昇していて、値がさハイテクには逆風の金利環境です。グロース250-2.85%の急落がテーマ単位の継続弱を後押ししている格好です。
そして金融が⤴継続強でなく◐中立にとどまったのは、金利軸が-0.47pt連続-1日と金利低下局面寄りに振れたためです。米10年金利は上昇しても国内不動産・建設のほうが買われる(建設業+2.36%・不動産業+0.45%)状態で、本来は金融が買われやすいはずのリスクオン環境でも、不動産・建設に押される構造的弱さが出ています。最後に内需消費が🔄底打ち兆候に到達できたのは、連続-2日でも短長スプレッド+0.22とトレンドが上向きに反転し始めたから。リスクオン環境が広範な裾野買いをもたらしている副次的な効果で、明日以降の反発候補として注目しておきたいテーマです。
本日の注目銘柄
値上がり率 TOP3
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | FIG | 4392 | 情報・通信業 | +70.92% | +70.09pt |
| 2 | 日本トムソン | 6480 | 機械 | +26.14% | +25.31pt |
| 3 | LITALICO | 7366 | サービス業 | +25.21% | +24.38pt |
売買代金集中 TOP3
| 銘柄名(コード) | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシアホールディングス(285A) | 電気機器 | +0.35% | 1兆3,077億円 | 連日代金首位だが本日は横ばい。半導体メモリーの主役だがグロース反落の影響を受けて伸び悩んだ |
| フジクラ(5803) | 非鉄金属 | +11.59% | 6,720億円 | 非鉄主役の中核株。電線・ケーブル需要拡大ストーリーが続く |
| イビデン(4062) | 電気機器 | +5.72% | 3,797億円 | 半導体パッケージ基板。電気機器テーマでは数少ない強い動き |
最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)
RSIが高水準を維持しつつ25日線からの乖離も+5%超え、業種としても市場平均を1pt以上上回っている銘柄を抽出しました。トレンドフォロー型の押し目買い候補です。ただし過熱スコアが+5以上の銘柄は短期的な反落リスクも高いので、ポジションサイズには注意しておきたいところ。
| 順位 | 銘柄名 | コード | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 広済堂HLDG | 7868 | +5.56% | +4.73pt | +7 | ⚠⚠ 強過熱 |
| 2 | 東海カーボン | 5301 | +5.58% | +4.75pt | +7 | ⚠⚠ 強過熱 |
| 3 | 日本トムソン | 6480 | +26.14% | +25.31pt | +7 | ⚠⚠ 強過熱 |
| 4 | テスHLDG | 5074 | +5.73% | +4.90pt | +7 | ⚠⚠ 強過熱 |
| 5 | THK | 6481 | +8.05% | +7.22pt | +6 | ⚠ 過熱 |
高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種累積pt+1pt以上)
本日に年初来高値を更新した銘柄のうち、所属業種の累積相対騰落が+1pt以上の業種に属するものを抽出しています。個別銘柄の上昇と業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東海カーボン | 5301 | 化学 | +5.58% | +4.75pt | +7 |
| 2 | 丸文 | 7537 | 卸売業 | +24.08% | +23.25pt | +5 |
| 3 | テスHLDG | 5074 | 機械 | +5.73% | +4.90pt | +7 |
| 4 | マクニカHLDG | 3132 | 卸売業 | -0.29% | -1.12pt | +6 |
| 5 | イビデン | 4062 | 電気機器 | +5.72% | +4.89pt | +5 |
売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)
売られすぎの状態(RSI≤35・移動平均からの乖離率が-5%以下)にありながら、出来高が急増(25日平均の1.5倍以上)している銘柄を抽出しています。底値圏で大口の買いが入り始めているサインとして注目します。逆張り・底値拾い向けの参考情報なので、トレンドが反転確定するまでは小さく入るのが基本ですね。
| 順位 | 銘柄名 | コード | RSI | 乖離率 | 出来高倍率 | 騰落率 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ピー・シー・エー | 9629 | 2.27 | -19.3% | 1.89倍 | -2.54% | -4 |
| 2 | 共英製鋼 | 5440 | 4.57 | -17.2% | 2.39倍 | -0.44% | -4 |
| 3 | 合同製鐵 | 5410 | 5.68 | -15.2% | 1.90倍 | +0.11% | -3 |
| 4 | ライフネット生命保険 | 7157 | 6.12 | -19.1% | 1.91倍 | -0.82% | -4 |
| 5 | 日本新薬 | 4516 | 11.75 | -17.1% | 1.56倍 | +1.16% | -2 |
踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)
信用倍率が1.0倍以下(空売りが買い残を上回る)の状態で、株価が前日比+2%以上の上昇となっている銘柄を抽出しています。空売り残高が多い中での株価上昇は、売り方の損切り(ショートカバー)を誘発しやすく、急騰に発展しやすいパターンです。空売り比率が高い順(信用倍率の低い順)に並べています。
| 順位 | 銘柄名 | コード | 信用倍率 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | アイネス | 9742 | 0.22 | +2.97% | +2.14pt | -2 |
| 2 | 帝国繊維 | 3302 | 0.29 | +2.00% | +1.17pt | +2 |
| 3 | ウシオ電機 | 6925 | 0.29 | +2.52% | +1.69pt | 0 |
| 4 | PALTAC | 8283 | 0.32 | +15.07% | +14.24pt | +1 |
| 5 | 東邦瓦斯 | 9533 | 0.45 | +2.96% | +2.13pt | -1 |
勝ち組セクターの中核株(業種累積≥+2pt × 時価総額 × 割安)
相場全体のトレンドが強い業種(業種の累積相対騰落が+2pt以上)の中から、時価総額が大きく、個別株の上昇基調も確認でき(RSI≥50・乖離率≥0%)、予想PERが同業種内で割安(中央値以下)の銘柄を抽出しています。業種トレンド・規模・割安度の3条件が揃った、トップダウン方式での買い候補です。中長期の順張り戦略の参考情報になります。
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | SUMCO ※関連市況確認要 | 3436 | 金属製品 | +4.07% | +3.24pt | +7 |
| 2 | 大紀アルミニウム工業所 ※関連市況確認要 | 5702 | 非鉄金属 | -0.56% | -1.39pt | +1 |
| 3 | SWCC ※関連市況確認要 | 5805 | 非鉄金属 | +6.44% | +5.61pt | +5 |
| 4 | 住友電気工業 ※関連市況確認要 | 5802 | 非鉄金属 | +3.93% | +3.10pt | +2 |
| 5 | 三井金属 ※関連市況確認要 | 5706 | 非鉄金属 | -0.78% | -1.61pt | +5 |
負け組セクターの中核株(業種累積≤-2pt × 時価総額 × 割高)
相場全体のトレンドが弱い業種(業種の累積相対騰落が-2pt以下)の中から、時価総額が大きく、個別株の下落基調も確認でき(RSI≤50・乖離率≤0%)、予想PERが同業種内で割高(中央値以上)の銘柄を抽出しています。業種トレンド・規模・割高度の3条件が揃った、トップダウン方式での警戒・売り候補です。ポジション縮小や空売り戦略の参考情報になります。
| 順位 | 銘柄名 | コード | 業種 | 騰落率 | 相対騰落 | 過熱スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 本田技研工業 | 7267 | 輸送用機器 | +0.36% | -0.47pt | -1 |
| 2 | マツダ | 7261 | 輸送用機器 | +4.07% | +3.24pt | -1 |
| 3 | 商船三井 | 9104 | 海運業 | +0.76% | -0.07pt | -3 |
| 4 | 川崎汽船 | 9107 | 海運業 | +1.71% | +0.88pt | +1 |
| 5 | Umios ※関連市況確認要 | 1333 | 水産・農林業 | -8.02% | -8.85pt | -3 |
市場体温計
本日の総合体温は+2/±5(☀微熱・やや強気)で、Layer 1は値上がり業種数20/33と日経・TOPIX両方プラスの2項目が+1点ずつ加算されました。Layer 2の高温シグナルは点灯ゼロ、Layer 3の低温シグナルは1点灯(RSI30以下24.8%)と、表面温度はやや暖かいのに内部では底値接近銘柄も増えている、ミックスした状態です。
Layer 1:日々の体温(合計 +2 / ±5 → ☀微熱)
5項目のうちプラス側に効いたのは「値上がり業種数20/33(≥20で+1)」と「日経・TOPIX両方+方向(+1)」の2項目で、残り3項目(上昇銘柄比率43.2%/新高安スプレッド+0/TOP10売買代金上昇数6/10)は中立圏の0点でした。マイナス点灯はゼロで、全体的にはやや暖かいゾーンです。
| 項目 | 本日値 | +1の閾値 | -1の閾値 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 上昇銘柄比率 | 43.2% | ≥55% | ≤35% | 0 |
| 値上がり業種数 | 20/33 | ≥20 | ≤11 | +1 |
| 新高値−新安値スプレッド | +0 | ≥+30 | ≤-30 | 0 |
| 日経・TOPIX方向 | 両方+ | 両方+ | 両方- or 値がさ偏重 | +1 |
| TOP10売買代金上昇数 | 6/10 | ≥8社 | ≤3社 | 0 |
| 合計 | +2 / ±5 | ☀微熱(やや強気) | ||
Layer 2:高温シグナル(0 / 4 点灯)
高温シグナルは現在ゼロ点灯で、過熱警戒は出ていません。ただし②(日経225 25日乖離率)が+7.54%で点灯閾値+8%まで進捗94%まで来ていて、もう一段の続伸があれば点灯する位置にあります。乖離率は本ブログのなかでも特に注意したい指標なので、明日の値動きで±0.5%以上日経が上昇するようなら点灯確認が必要になりそうですね。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI70超銘柄比率 | 10.3% | ≥25% | 41% | 未達 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +7.54% | ≥+8% | 94% | 未達(接近中) |
| ③ | 騰落レシオ25日 | 91.24 | ≥125 | 73% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.82% | ≥-3% | 74% | 未達 |
| 合計 | 0/4 → 過熱なし | ||||
Layer 3:低温シグナル(1 / 4 点灯)
低温シグナルは①(RSI30以下銘柄比率)が24.8%で✅点灯です。点灯閾値≥15%を大きく超えていて、相場の見かけはやや強気でも、内部では多くの銘柄が売られすぎ圏まで売り込まれていることを示しています。1点灯では「警戒し始めるタイミング」程度のサインで、反転確定ではない点には注意したいです。残り3項目(②日経乖離率/③騰落レシオ6日/④信用評価損益率)は未達なので、底値確定とは言えない段階です。
ちなみにLayer 2と異なって3つ目に「騰落レシオ6日」を採用しているのは意図的な非対称設計で、「上昇はじわじわ、下落は急激」という株式相場の特性に合わせています。業界標準の騰落レシオ25日≤70は近年の市場では事実上ほぼ点灯しないため、6日≤60で実用化しているんですよ。
| No. | 項目 | 本日値 | 点灯閾値 | 進捗 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | RSI30以下銘柄比率 | 24.8% | ≥15% | 100% | ✅ 点灯 |
| ② | 日経225 25日乖離率 | +7.54% | ≤-6% | 0% | 未達 |
| ③ | 騰落レシオ6日 | 94.86 | ≤60 | 13% | 未達 |
| ④ | 信用評価損益率 | -4.82% | ≤-15% | 32% | 未達 |
| 合計 | 1/4 → 一部底値示唆 | ||||
補助指標と相場の質
同じ体温スコアでも中身の質が違う相場を見分けるための補助線です。本日は資金集中度29.7%・買い主導率55.0%・TOPIX乖離率+3.32%とすべて中立圏で、極端な集中・極端な値がさ偏重も出ていません。相場の質としては「中立(集中・方向曖昧)」です。
| 補助指標 | 本日値 | 判定 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 資金集中度(TOP3売買代金シェア) | 29.7% | 分散 | ≥30%で集中、≥40%で極端集中 |
| 買い主導率(TOP20内) | 55.0% | 中立 | ≥70%で買い主導/≤30%で売り主導 |
| TOPIX 25日乖離率 | +3.32% | 中立 | ±5%で中立圏 |
| 日経−TOPIX乖離率差 | -0.31pt | 正常 | ≥+4ptで値がさ偏重 |
| 騰落レシオ6日(参考値) | 94.86 | 中立 | ≤60で超過冷/≤80で過冷 |
本日の総合解釈:資源高×円安が同時進行(資源軸+3.47pt)でTOPIX+0.83%がリーダーシップを取り、日経+0.52%・グロース-2.85%で二極化した1日でした。値上がり業種20/33で広めの上昇、業種別では非鉄+4.28%・石油石炭+4.01%・卸売+3.00%が主役。資金集中度29.7%(中程度)・買い主導率55%と相場の質は中立で、最強テーマはエネルギー+2.33pt・商社+2.17pt・素材+0.79pt。RSI30以下24.8%が点灯して底値示唆も残るものの、過熱は未点灯なのでまだ警戒モードに切り替える段階ではありません。明日に向けては、日経25日乖離率+7.54%が高温シグナル接近中(進捗94%)の位置にいる点と、低温シグナル1点灯の二面性に注意したいところです。
本日のマクロ環境
明日の日本株で注目したいポイント
翌日のシナリオ分析
資源軸+3.47pt連続+2日が示すように、WTI原油100ドル乗せ+ドル円157円台の追い風は当面続きそうな環境。エネルギー(⤴継続強)・素材(🆙主役化)・不動産・建設(⤴継続強)の3テーマが連続上昇するシナリオが基本線です。米株最高値圏×VIX18.91のリスクオン環境も援護射撃となり、TOPIX5日続伸も視野に入ります。注目銘柄は最強モメンタムTOP5(広済堂HD・東海カーボン・日本トムソン・テスHD・THK)の続伸継続と、勝ち組セクター中核株(SUMCO・SWCC・住友電工など非鉄勢)の機関買い接続です。
日経25日乖離率+7.54%は高温シグナル進捗94%でいつ点灯してもおかしくない位置。グロース250-2.85%の急落が継続するなら、テクノロジー↘継続弱・製造業サイクル↘継続弱がさらに加速して、値がさ売りが上昇テーマにも波及するシナリオです。米CPI/PPIで金利上昇が再加速するとバリュー金融も上値が重くなり、リスクオフ転換のリスクが出ます。負け組セクター中核株(本田技研・マツダ・商船三井・川崎汽船・任天堂)の下落加速には警戒したいですね。
- 🟢 最注目(連続流入):エネルギー(⤴継続強・連続+2日)・素材(🆙主役化・連続+1日)。WTI原油100ドル超え環境と非鉄主役相場が続くかを確認
- 🟢 新規流入期待:不動産・建設(⤴継続強・連続+2日)。建設業+2.36%・不動産業+0.45%の押し目買いが続くかが鍵
- 🔴 警戒(流出継続):テクノロジー・製造業サイクル・生活防衛・輸送物流の4テーマが↘継続弱判定。新規エントリーは回避し、保有はポジション縮小を検討
- 🟡 翌日の注目点:米CPI/PPIなど経済指標の発表動向/WTI原油100ドル維持/日経25日乖離率+8%接近の高温シグナル点灯有無/グロース250の底入れ確認
🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+1/11)
スコア内訳:
- A トレンド:+0/3(TOPIX+0.83%=+1・日経-TOPIX差-0.31=±0・グロース-TOPIX差-3.68=-1。グロース反落で1点相殺)
- B 幅・需給:+0/3(値上業種20/33=±0・新高安差±0=±0・上昇銘柄率43.2%=±0。中立圏3つで±0)
- C 内部エネルギー:+1/3(シクリカル-ディフェンシブ差+1.25%=+1・売買代金急増30銘柄平均+4.08%=+1・RSI50+=32.7%/RSI70+=10.3%=-1。健全レンジには届かず1点相殺)
- D 過熱調整:±0(過熱度ブレーキ・資金集中リスクとも基準未達。警戒シグナル未点灯)
- E マクロ:+0/2(VIX18.91=±0・米株合算+0.29%=±0。両方とも中立圏)
判定根拠:A・B・E群は中立圏に並び、C群のシクリカル-ディフェンシブ差+1.25%が唯一の加点要因となりました。A3グロース-TOPIX差-3.68ptとC3 RSI健全度の各-1点はリスクオフ要素として認識しつつも、全体としてはバリュー+資源の循環相場が成立している状態です。D群の過熱は未点灯で、まだ警戒モードに切り替える局面ではありません。
一言まとめ:資源高×円安主導の循環相場で、その他金融業+4.78%・非鉄金属+4.28%・石油石炭+4.01%のバリュー+資源勢が主役の1日でした。TOPIX4日続伸でリーダーシップが鮮明な一方、グロース250-2.85%の急落で内訳は二極化。Layer 1体温+2の微熱に対してLayer 3低温シグナル1点灯(RSI30以下24.8%)と、内部では売られすぎ銘柄も増えていて、表面の暖かさと内部の冷えがミックスする状態です。
翌日注目:エネルギー(継続強・WTI原油100ドル維持か)/素材(主役化・非鉄の連続性)/日経25日乖離率(+8%接近の高温シグナル点灯有無)




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