クレジットカードの決済方法の1つであるリボ払い。
とにかく利用しちゃダメ!とはよく聞くものの、なぜ利用してはいけないのか、その理由が分からない人も多いのではないでしょうか?
今回は、リボ払いを利用してはいけない理由について解説していきます。
リボ払いとは?
クレジットカードには主に、一回払い、分割払い、リボ払いなどの支払い方法があります。それぞれの特徴と手数料(利息)をまとめてみました。
特徴 | 手数料(利息) | |
1回払い | 翌月1回で支払う | 0% |
分割払い | 支払い回数指定して支払う | 12%~15% |
リボ払い | 支払い額を指定して支払う | 15% |
分割払いと、リボ払いには、手数料という名の利息が必ずかかります。つまりは借金ということです。
ショッピングの時に支払い方法を店員さんに聞かれたら、「1回で!」と快活に答えましょう。
支払い回数を固定する分割払いは、返済の終わりが分かりやすいですよね。指定した回数支払えば終わりなので。
しかし、支払い金額を固定するリボ払いは、返済の終わりが分かりにくいんですよ。
リボ払いで、30万円を毎月1万円支払う設定にしたとします。これ、いつ返済終わるかわかりますか?
答えは3年と2カ月後です。
これだけ長期化してしまうのは、年率15%という、あまりに高すぎる利息のせいです。
借金の利息の相場はどれくらい?
利息15%といわれても、あまりピンとこない人も多いかもしれません。
利息の相場を理解するため、他の借金・ローンの利息と比較してみます。
借金・ローン | 利息 |
奨学金 | 1%以下 |
住宅ローン | 1%以下 |
カーローン(銀行系) | 1~3% |
教育ローン | 1~3% |
リボ払い | 15% |
消費者金融 | 18% |
カウカウファイナンス (闇金ウシジマくん) | トゴ (10日で5割) |
こんな感じで、リボ払いの利息は消費者金融とほとんど変わりませんね。
いかに恐ろしい利息なのかよくわかってもらえると思います。
リボ払い元金が大きいほど、当然それにかかる利息の額は膨らみます。返済額を固定するリボ払いでは、毎月の返済のほとんどが利息になり、元金がまったく減らないなんてことにもなりかねません。
ちなみに「トゴ」の年利は1825%(違法金利)。カウカウファイナンスでお金を借りるのはやめておきましょう。
リボ払いの利息の計算方法
リボ払いの利息は、利用しているカード会社によって少し異なりますが、
リボ残高(利用額)×15%÷12カ月
これで1か月の利息が計算できます。
リボ残高30万円を毎月10000円支払う場合の利息と返済期間は
1か月目利息 3750円
2か月目利息 3672円
3か月目利息 3593円
~
38か月目利息 103円
利息を合計すると、78,357円。返済期間は3年2カ月になります。(計算あってる?)
78,000円もあったら、旅行行けますよ!
3年2カ月もあったら、生まれたての赤ちゃんでも言葉しゃべっちゃいますよ!
それだけ利息と返済期間がかかるんです!と私は言いたいわけです。
リボの沼から抜け出すには
リボの沼から抜け出すには、とにかく1日でも早く返済するしかありません。
一括で返済出来るなら、一括で返済してしまいましょう。
長引くほど、15%という高すぎる利息がかかってしまいます。
本当に苦しければ、親に事情を説明して、返済を助けてもらいましょう。それくらいリボの沼から抜け出すのは大変です。
まとめ
まとめです。
リボ払いを使ってはいけないのは、
- 15%という消費者金融レベルの利息。
- 定額返済のため、返済の終わりが見えにくく、返済期間が長期化しやすい。
- 長期化するせいで、利息の支払いが増える。
- 返済のほとんどが利息になり、元金が減らない
といった理由から。
「こんな誰も得しないシステムなんであるの?」と思うじゃないですか。
カード会社が得をするからです。
カード会社から、やたらリボ払いを進められません?リボ払い利用でポイント〇倍!のような謳い文句に騙されてはいけません。利息を払う時点で私たちの損が確定します。すべて無視しましょう。
人生詰む可能性もあるリボ払いですが、それでも、どうしても利用したいのであれば、今回解説した、リボ払いの仕組みを完全に理解した上での利用をおすすめします。(おすすめしないけど。)
こちらからは以上です。
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