楽天銀行の口座開設をする際に悩むことがあります。
キャッシュカードは、デビット機能付きのカードを選ぶべきか?
ということ。
楽天銀行キャッシュカードには
- 楽天銀行キャッシュカード(キャッシュ機能のみ)
- 楽天銀行デビットカード(デビット機能付き)
- 楽天銀行カード(クレジット機能付き)
この3種類がありまして、すでに楽天カードを持っていると、デビット機能付きカードを選ぶべきか迷っちゃいますよね。
今回は、楽天カードと楽天銀行デビットカードを併用するメリットを紹介していきます。
目次
クレジットカードとデビットカードの違い
メリットの説明の前に、デビットカードとクレジットカードの違いを簡単に表にまとめてみました。
クレジットカード | デビットカード | |
利用上限額 | 利用上限の設定あり | 口座残高の範囲内ならいくらでも |
引き落としのタイミング | 翌月 | 即時 |
支払い方法 | 1回払い、分割払い、リボ払い | 1回払いのみ |
審査の有無 | 審査あり | 審査なし |
ひとつづつ解説していきます。
利用上限
クレジットカードでは、基本的に利用上限額が決められていますが、デビットカードでは口座残高の範囲であればいくらでも使うことが出来ます。
つまり、デビットカードの利用上限額は口座残高ともいえますね。
引き落としのタイミング
クレジットカードは1か月の利用額が、翌月に引き落とされますが、デビットカードは即口座から引き落とされます。
支払い方法
クレジットカードの場合1回払い以外だと、分割払い、リボ払いなどの支払い方法を選べますが、デビットカードは1回払いのみ。
審査の有無
クレジットカードでは、カード会社が利用額を立て替えます。これは利息のない借金のようなもの。当然、カード利用者に返済能力があるかが審査されます。しかし、デビットカードは即時口座から引き落としされるため、利用金額の立て替えが発生しないので、審査がないというわけです。
楽天銀行デビットカードのメリット
クレジットカードとデビットカードの違いが分かったところで、ここからは楽天銀行デビットカードのメリットについて説明していきます。
還元率が1%と高還元
クレジットカードと比べ、デビットカードはポイント還元率が低めに設定されていることがほとんどなんですよ。
他の銀行のデビットカードと比較すると
銀行とデビットカード | 還元率 |
楽天銀行デビットカード | 1% |
住信SBIネット銀行(ミライノデビット) | 0.8% |
イオン銀行デビットカード | 0.5% |
ソニー銀行(Sony Bank WALLET) | 0.5% (優遇プログラムで最大2%) |
こんな感じで楽天銀行が高還元であることが分かると思います。ソニー銀行の Sony Bank WALLET は最大2%にすることが出来ますが、優遇プログラムの条件を達成する必要があります。
楽天銀行デビットカードは、無条件で1%の還元を受けることが出来ますよ。
買い物での使いすぎのリスクが減る
これはデビットカードとしてのメリットになるのですが、デビットカードは口座残高の範囲内での利用になるため、使いすぎのメリットを減らすことが出来ます。
クレジットカードで怖いのは、やはり「使いすぎ」ですよね。翌月にまとめて引き落とすシステムのクレジットカードは、現金での買い物と違い、お金を使っているという感覚が麻痺してきます。
デビットカードなら、口座残高以上の利用は出来ませんし、楽天銀行アプリをチェックすればすぐに口座残高を確認することが出来ますよ。
審査がない
こちらもデビットカードのメリットになるのですが、楽天銀行デビットカードの発行条件は、16歳以上であることのみ。
即時引き落とされるデビットカードは、クレジットカードと違い、カード会社の「立て替え」が発生しません。
立て替えた分の返済が必要がないので、当然審査が不要になります。
学生、クレカ審査がなかなか通らない…といった人でも簡単に作れます。
デビット支払いに楽天ポイントが使える
意外とよく聞くのが、「楽天ポイント使い道ない」問題。
ザクザク貯まる楽天ポイントですが、ポイントの使い道がない…という人は結構いるようです。
普段の買い物でデビットカードを利用すれば、楽天ポイントを無駄なく消費出来ますね。
ただし!デビット支払いで使えるポイントは通常ポイントのみです。期間限定ポイント使えないので注意してください。
期間限定ポイントの使い方は以下の記事を参考にしてみて下さい。
事前チャージがいらない
クレジットカードでの使いすぎ防止策として、プリペイドカードの利用がありますよね。楽天Edyがそれに当たります。
プリペイドカードは事前にチャージしていないと利用することが出来ないんですが、デビットカードはチャージすることなく利用出来ます。
使いすぎを防止するといった意味では、毎回チャージしなくてはならないプリペイドカードの方が効果は高いかもしれませんが、やはり面倒だし、チャージし忘れてたなんてこともあって不便ですよね。
その点デビットカードなら口座残高のチェックのみで済むので手間がかかりません。
楽天銀行デビットカードのデメリット
ここまでメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。
楽天市場での買い物は楽天カードの方が還元率がいい
楽天銀行デビットカードはSPU対象外なんですよ。楽天カードの利用であれば
楽天カード +2倍
楽天銀行+楽天カード +1倍
と、楽天市場での買い物で、ポイント還元率を+3倍増やすことが出来るんですが、デビットカードの利用ではSPUによる還元率アップはありません。
さらに、楽天市場では、楽天カード決済を条件にした、さまざまなキャンペーンを多く開催しています。それらのキャンペーンも利用できなくなってしまうのは、デメリットとして知っておいた方がいいかもしれません。
⇒楽天カードをチェックするまとめ
今まで見てきた楽天銀行デビットカードのメリット・デメリットをまとめます。
- 還元率1%
- 口座残高から即時引き落とされ、使いすぎ防止になる
- 審査がない(16歳以上であれば誰でも)
- 支払いにポイントが使える
- 事前のチャージがいらない
- 楽天市場での買い物は、楽天カードの方が還元率がいい
これらをふまえた上で、楽天カードと楽天銀行デビットカードの2枚持ちがおススメなのは
楽天ポイントは欲しい!けど使いすぎが怖い……
という方ですかね。
使いすぎを防止するために、普段の買い物は楽天銀行デビットカードを利用して、楽天市場での買い物は、SPUアップを狙って楽天カードを利用する。
この利用方法なら、楽天銀行デビットカードのデメリットを補いつつ、メリットを受けることが出来ますよ。
楽天銀行キャッシュカードを、デビット機能付きにするかお悩みの方は、よしなにどうぞ。
こちらからは以上です。