今日の日本株|2026年4月28日の市場資金フロー|銀行・建設急騰でセクターローテーション本格化

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年4月28日 やや強気+2/11 その他金融業+6.56%最強 情報・通信業-2.54%最弱

今日の日本株|2026年4月28日の市場資金フロー|銀行・建設急騰でセクターローテーション本格化

今日の日本株は、ひと言で言うと「主役交代」がはっきり見えた1日でした。日経平均は-1.02%と3営業日ぶりの下落で60,000円台を割り込んだものの、TOPIXは+0.99%と逆行高。これまで日経をけん引してきたソフトバンクグループ(-9.86%)・アドバンテスト(-5.56%)など値嵩半導体・大型ハイテクが大きく崩れた一方、これまで弱さが目立っていた銀行業(+4.78%)・建設業(+5.81%)が一気に買い直された格好です。本日は日銀金融政策決定会合があり、事前予想どおり政策金利は据え置き。出尽くしを背景に、銀行株は後場から一段高となりました。
📌 3行まとめ
  • その他金融業(+6.56%)・建設業(+5.81%)・鉱業(+4.91%)・銀行業(+4.78%)の金融・建設・資源主導で、TOPIX+0.99%・上昇業種30/33のブロード上昇
  • 日経-1.02%は値嵩テック逆行安が主因。ソフトバンクグループ-9.86%・アドバンテスト-5.56%・日東電工-9.06%で大型ハイテクが急落
  • 日銀は金利据え置き、出尽くしで銀行株は後場一段高。値がさ半導体一極相場から幅広い物色への転換が見えてきました

マーケットサマリー

指標本日値前日比状態
日経平均59,917.24-1.02%3日ぶり反落・60,000円割れ
TOPIX3,772.19+0.99%逆行高・幅広く買われる
グロース250774.22+1.53%中小型グロースも逆行高
ドル円159.60円+0.23円円安方向・輸出株軽度追風
米10年金利4.336%+1.4bp4.3%台維持
VIX18.44-0.26中立圏(15-25)維持
NYダウ49,167.79-0.13%最高値圏で利益確定
ナスダック24,887.10+0.20%最高値圏で踊り場
WTI原油99.06+3.01%100ドル台目前・資源株支援
騰落レシオ25日99.35中立(120以上で過熱)

業種別資金フロー分析

対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(+0.99%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことを示します。本日のようにTOPIXが+0.99%の局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

業種別では、これまで弱かった金融・建設セクターが一気に主役に躍り出ました。最強はその他金融業(+6.56%)で、オリックス+9.83%が指数を押し上げ。次いで建設業(+5.81%)・鉱業(+4.91%)・銀行業(+4.78%)・電気・ガス業(+3.45%)とバリュー系が上位を占めます。一方で、シクリカル-ディフェンシブ差は-0.13%と拮抗しており、リスクオン/オフの方向感は明確には出ていません。むしろ「これまで動いていなかったセクターを買う」という需給主導のローテーションが起きた印象です。

下位を見ると、情報・通信業-2.54%・電気機器-2.09%が逆行安。ソフトバンクグループや東京エレクトロン、アドバンテストなど日経をけん引してきた値嵩株がまとめて売られました。日経-TOPIX乖離差は-2.01ptで、これは20年ぶり水準の二極化です。とはいえ全1,540銘柄の82.6%が上昇し、上昇業種は30/33。広範な買いの中で値嵩テックだけが取り残された、というのが今日の構図ですね。

業種別騰落率・相対騰落 33業種 2026年4月28日 その他金融業+6.56%最強 情報・通信業-2.54%最弱 紫帯で相対騰落表示

値上がり業種 TOP5

順位業種名騰落率相対騰落コメント
1その他金融業+6.56%+5.57ptオリックス+9.83%・日本取引所G+5.94%。最強セクター
2建設業+5.81%+4.82pt清水建設+9.42%・鹿島建設+9.15%・大成建設+7.91%でゼネコン総買い
3鉱業+4.91%+3.92ptWTI原油+3.01%が支え。INPEX等が物色
4銀行業+4.78%+3.79ptりそなHD+9.14%・ふくおかFG+8.00%・千葉銀+7.87%。日銀据え置きの出尽くし買い
5電気・ガス業+3.45%+2.46pt東京瓦斯+7.17%・東京電力+5.27%。ディフェンシブにも資金が回る

値下がり業種 TOP5

順位業種名騰落率相対騰落コメント
1情報・通信業-2.54%-3.53ptソフトバンクG-9.86%が直撃。野村総研-2.18%も下落
2電気機器-2.09%-3.08ptアドバンテスト-5.56%・日立-5.77%・東京エレク-4.14%・ファナック-4.07%で半導体総崩れ
3空運業-0.40%-1.39ptANA HD-1.42%。年初来安値更新2銘柄で需給悪化
4非鉄金属+0.41%-0.58pt三井金属+5.27%は健闘するも、フジクラ-1.04%が重し
5パルプ・紙+0.46%-0.53pt絶対値はプラスだが市場平均には届かず

値下がりTOP5はちょっと特徴的で、空運業以外は絶対値ではプラスなんですよね。本日のTOPIXが+0.99%と強かったため、「上昇したけれど市場平均より弱い」業種が下位に並びました。実質的なマイナス業種は情報・通信業・電気機器・空運業の3業種だけで、いわゆる「全面安」とは正反対の様相です。中でも電気機器は半導体・産業ロボットの主力銘柄が軒並み売られ、これまでの主役が一斉に降板した格好。銀行・建設に資金がローテーションした分の原資が、ここから抜けたと考えると分かりやすいです。

補足:日銀の政策金利動向
政策金利の判断:本日の日銀金融政策決定会合では、事前予想どおり政策金利は据え置きが決定されました。
市場の予測:市場は据え置きを織り込んでいたため、出尽くし感から銀行株は後場にかけて一段高となりました(りそなHD+9.14%・三井住友FG+4.52%・三菱UFJ+3.12%)。

下のヒートマップで、ここ10営業日の業種別パワーバランスがどう動いているかをご確認ください。電気機器・情報・通信業がここまで累積1〜2位を維持してきた構図が、本日になって一気に崩れた様子が見て取れます。

業種別相対騰落ヒートマップ 04/15-04/28 10営業日分 情報・通信業が累積1位

テーマ別資金フロー

テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(+0.99%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかを示します。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。

10テーマでは、本日の主題は「金融主導のリスクオフ(ディフェンシブ優位)相場 × テクノロジー下落」となりました。資源軸+0.92pt・金利軸+0.23ptで資源とバリューに資金がシフトする一方、リスク軸-1.55ptでテクノロジー・素材・製造業サイクル群はディフェンシブに対して劣後。これまで6営業日続いていた資源優位(インフレ期待)の流れに加えて、本日は金融軸も加わってきた点が特徴的です。

1位 金融 🔥流入
+2.78pt(3日平均+0.50pt/6日累計+0.27pt)
銀行業・証券業・その他金融業が3拍子そろって上昇。その他金融業+5.57 vs 保険業+0.85で内部の温度差はあるものの、テーマ全体では1位
2位 不動産・建設 🔥流入
+2.56pt(3日平均+0.42pt/6日累計-0.59pt)
建設業+4.82 vs 不動産業+0.29で建設が独走。清水・鹿島・大成のゼネコン3社が9%超の急騰
3位 エネルギー 🔥流入
+2.28pt(3日平均+0.11pt/6日累計-6.48pt)
WTI原油+3.01%を背景に鉱業+3.92 vs 石油・石炭製品+0.64で温度差あるが、6営業日連続の流出からの反発局面
4位 生活防衛 🔥流入
+1.18pt(3日平均-0.45pt/6日累計-4.63pt)
医薬品+1.02・電気・ガス業+2.46などディフェンシブも買われ、急増銘柄数も2→8に増加傾向
5位 商社 🔥流入
+1.04pt(3日平均+0.18pt/6日累計-3.41pt)
卸売業+1.04ptが単独で底堅く。買主率100%とTOP100銘柄は全銘柄が買い主導
6位 製造業サイクル ○微流入
+0.30pt(3日平均-0.09pt/6日累計-1.88pt)
機械+0.30・輸送用機器+0.31で揃って小幅プラス。住友重機+6.10%・ジェイテクト+8.09%は強い
7位 輸送・物流 →中立
+0.27pt(3日平均-0.63pt/6日累計-5.29pt)
海運業+1.27 vs 空運業-1.39で拮抗。NIPPON EXPRESS+8.30%が物流側を支える
8位 内需消費 →中立
+0.14pt(3日平均-0.34pt/6日累計-1.73pt)
サービス業+0.87・小売業+0.21・食料品+0.52で揃って上昇。急増銘柄も4→12に増加傾向
9位 素材 →中立
+0.06pt(3日平均+0.15pt/6日累計-1.26pt)
鉄鋼+0.73・非鉄金属-0.58・化学+0.04で揃って上昇するも、市場平均並み
10位 テクノロジー 💧流出
-1.46pt(3日平均+0.14pt/6日累計+1.46pt)
精密機器+0.16 vs 電気機器-3.08で大型半導体が崩れる。買主率33%と売り主導

個人的には、これまでテクノロジーが累積1位を維持してきた中で、本日突然10位に転落したのが印象的でした。連続日数も「-1日」となっており、流出は本日始まったばかり。明日以降に流出が続くのか、それとも値嵩テックの押し目買いで反発するのかが翌日の最大の焦点です。一方で、金融・不動産建設・エネルギーの上位3テーマは「+1日目」の流入なので、こちらも継続性はこれから検証されることになります。

テーマ別資金フロー相対騰落 2026年4月28日 金融+2.78ptが最強 テクノロジー-1.46ptが最弱

資金ローテーション分析

ローテーション軸の差分
各カテゴリは複数の東証業種を束ねたグループです。グループ内の業種騰落率を単純平均し、2つのグループの差を取っています。差分がプラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示します。±1%以上の開きがあるときは、ローテーションのトレンドとして信頼度が高くなります。
・シクリカル vs ディフェンシブ:非鉄・機械・電気機器・化学の平均 ー 医薬品・食料品・電気ガスの平均
・グロース vs バリュー:情報通信・サービス・精密機器の平均 ー 銀行・保険・証券の平均
ローテーション軸差分本日値判定
シクリカル(+0.83%) − ディフェンシブ(+0.96%)-0.13%拮抗中立(両方ほぼ均等)
グロース(IT)(+0.08%) − バリュー(金融)(+2.38%)-2.30%バリュー優位明確なバリュー選好

2軸を並べると、本日の主役がバリュー(金融)であることがはっきり分かります。特にグロース-バリュー差-2.30%は閾値±1.0%を大きく超えていて、「グロース→バリューへの資金移動」のシグナルとしては信頼度が高い1日でした。一方でシクリカル-ディフェンシブ差は-0.13%とほぼゼロpt。「景気拡大か後退か」というマクロの方向性ではなく、純粋に「これまで動かなかった金融・建設を物色する」需給主導の動きだったということが読み取れます。

33業種の流入・流出シグナル

流入・流出シグナルの判定方法
直近2日の平均と過去5日の平均を比較し、5項目(①短期>長期 ②直近2日プラス圏 ③加速度 ④3日中2日以上の連続性 ⑤10日累積の地力)でスコア化して、各業種の資金の動きを判定しています。本日のスコアが2日連続で高い業種は🔥本格流入(買い継続候補)、初動段階は🟢兆し、本日だけ高いのは○本日のみ(一過性の可能性)。流出側は❄️本格流出🔵兆し○本日のみの3段階で、空売り候補や避けたい業種を識別します。

本日のシグナル判定をまとめると、流入10業種 vs 流出20業種(差:-10業種)/中立3業種。表面のTOPIX+0.99%・30/33業種上昇というブロード相場とは裏腹に、2日トレンドベースで見ると流出側が圧倒的に多い「⚡資金集中相場」と診断されます。直近のシグナル蓄積で見れば、上昇の裾野はまだ十分に広がっていない、という結果になりました。

💰 資金流入 計10業種
🔥 本格流入(6業種):機械 / 精密機器 / 化学 / 銀行業 / 金属製品 / ガラス・土石製品
🟢 兆し(1業種):非鉄金属
本日のみ(3業種):電気・ガス業 / その他金融業 / 建設業
⚠ 資金流出 計20業種
❄️ 本格流出(12業種):海運業 / 食料品 / 医薬品 / 陸運業 / 水産・農林業 / 保険業 / 証券・商品先物業 / 不動産業 / 石油・石炭製品 / パルプ・紙 など12業種
🔵 兆し(8業種):情報・通信業 / 鉱業 / 鉄鋼 / 輸送用機器 / 空運業 / 繊維製品 / ゴム製品 / その他製品
本日のみ:該当なし

個人的に注目したいのが、本日急騰した業種の中での「本格流入」と「本日のみ」の違いです。銀行業(+4.78%)は2日連続のトレンドとして🔥本格流入ですが、その他金融業(+6.56%)・建設業(+5.81%)は○本日のみ止まり。同じ大幅高でも、銀行業のリレーティングは継続性が期待できる一方、建設・その他金融はまだ突発的な動きで、明日も買われ続けるかが本物のローテーションへの分岐点になります。機械・精密機器・化学なども🔥本格流入で、製造業の一部にはコツコツ資金が積み上がっていることが分かります。

流出側を見ると、本日上昇したはずの鉱業(+4.91%)・鉄鋼(+1.72%)・輸送用機器(+1.30%)が🔵兆し(流出)に分類されているのが面白いところ。本日は買われたものの、2日トレンドではまだ流出基調が抜けていない、ということですね。逆に言えば、これらの業種は「明日も買われれば兆し→本格流入のトレンド転換が確認できる」候補とも言えます。情報・通信業の流出兆しは、SBG-9.86%の影響でこのまま❄️本格流出に進むリスクがあり、警戒したいところです。

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1オリックス8591その他金融業+9.83%+8.84pt
2清水建設1803建設業+9.42%+8.43pt
3鹿島建設1812建設業+9.15%+8.16pt

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率売買代金注目ポイント
キオクシアホールディングス電気機器+2.40%9,504億円テック逆行安の中で唯一プラス、半導体の中では強さを維持
アドバンテスト電気機器-5.56%5,964億円日経寄与度トップ級が大幅安、相場の主役交代を象徴
ソフトバンクグループ情報・通信業-9.86%5,271億円本日の値下がり率1位、日経-1.02%の最大寄与

注目銘柄を見ると、本日は「売買代金TOP3が日経下落の主犯」という構図でした。キオクシアこそ+2.40%でしたが、SBG-9.86%・アドバンテスト-5.56%の2銘柄だけで日経平均を100円以上押し下げた計算です。一方で値上がり率TOP3はオリックスと建設大手2社が独占し、本日のセクターローテーションを最も体現する顔ぶれとなりました。

最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)

過熱スコア
RSI・サイコロジカルライン・乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面です。

急騰銘柄の中から「過熱はあるが地合いも強い」候補を抽出した結果、本日も山洋電気・アンリツ・ミライト・ワン・住友重機械工業など製造業の中堅銘柄が目立ちました。電気機器がセクターとしては-2.09%と大きく崩れる中で、個別では年初来高値を更新する銘柄も残っていることが分かります。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
山洋電気6516+5.72%+4.73pt+3⚠ やや過熱
アンリツ6754+5.83%+4.84pt+2◐ 中立
ミライト・ワン1417+4.63%+3.64pt+3⚠ やや過熱
住友重機械工業6302+6.10%+5.11pt+2🔥 強上げ
有沢製作所5208+2.28%+1.29pt+2◐ 中立

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)

高値更新×業種強しの抽出条件
本日に年初来高値を更新した銘柄のうち、所属業種の相対騰落が+1pt以上の業種に属するものを抽出しています。個別銘柄の上昇と業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。

本日は年初来高値更新が12銘柄。電気機器セクターでも内部に新高値が5銘柄あるのが面白いですね。テック全体は逆行安でも、選別された個別株は逆風下でも上値を取ってきている、という構図です。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア
NIPPON EXPRESS9147陸運業+8.30%+7.31pt+2
SMC6273機械+2.01%+1.02pt+2
信越化学工業4063化学+1.90%+0.91pt+2
NGK5333ガラス・土石製品+1.24%+0.25pt+0

売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-8%)

売られすぎ反転候補の抽出条件
売られすぎの状態(RSI≤35・移動平均からの乖離率が-8%以下)にある銘柄を抽出しています。底値圏で大口の買いが入り始めているサインとして注目します。RSIの低い順(最も売られすぎ順)に並べています。逆張り・底値拾い向けの参考情報です。

RSI30以下銘柄比率が31.5%(市場体温計の低温シグナル1つ目)と高めで、極端に売られた銘柄が増えています。ただし、本日点灯した低温シグナルは1/4止まり。逆張り狙いの方は、複数のシグナルが揃ってからの方が安全です。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率騰落率
ヨシムラ・フード・HD28843.95-20.6%1.52倍+0.15%
ピー・シー・エー96295.73-17.1%0.68倍-13.02%
パソナグループ21685.76-10.3%1.47倍-0.54%
東急900510.37-8.3%1.52倍+1.05%
サイゼリヤ758112.02-12.6%0.67倍-0.19%

踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)

踏み上げ候補の抽出条件
信用倍率が1.0倍以下(空売りが買い残を上回る)の状態で、株価が前日比+2%以上の上昇となっている銘柄を抽出しています。空売り残高が多い中での株価上昇は、売り方の損切り(ショートカバー)を誘発しやすく、急騰に発展しやすいパターンです。信用倍率の低い順(空売り比率が高い順)に並べています。
銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア
東和銀行85580.87+5.73%+4.74pt+1
山洋電気65160.91+5.72%+4.73pt+3
バリューHR60780.49+5.51%+4.52pt+0
日阪製作所62470.90+5.19%+4.20pt+0
いちよし証券86240.56+5.19%+4.20pt-1

勝ち組セクターの中核株(業種相対騰落≥+1.0pt × RSI≥50 × 売買代金TOP50)

勝ち組セクターの中核株の抽出条件
相場全体のトレンドが強い業種(業種の相対騰落が+1pt以上)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の上昇基調も確認できる(RSI≥50)銘柄を抽出しています。業種トレンド・規模が揃った、中長期順張り戦略の参考情報です。

本日は、これまで弱かった金融セクターに勝ち組の中核株が一気に登場してきました。オリックスは値上がり率1位、りそなHD・三井住友FGは銀行業の中核です。日銀据え置きを契機に銀行株のリレーティングが始まったとすると、もうしばらく続伸継続かに注目です。

銘柄名コード業種騰落率過熱スコア
オリックス8591その他金融業+9.83%+1
りそなHD8308銀行業+9.14%+0
三井住友FG8316銀行業+4.52%-1

負け組セクターの中核株(業種相対騰落≤-1.0pt × RSI≤50 × 売買代金TOP100)

負け組セクターの中核株の抽出条件
相場全体のトレンドが弱い業種(業種の相対騰落が-1pt以下)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の下落基調も確認できる(RSI≤50)銘柄を抽出しています。中長期の順張りでは避けたい銘柄群、逆張り派には待機リストの参考になります。
銘柄名コード業種騰落率過熱スコア
NTT9432情報・通信業-0.07%-3
KDDI9433情報・通信業+2.44%+0
野村総合研究所4307情報・通信業-2.18%+0
キヤノン7751電気機器+3.00%-1
ソニーグループ6758電気機器+1.44%-2

先行指標分析(市場体温計)

市場体温計とは
東証プライム全銘柄のRSI分布・乖離率分布・新高値/新安値比・騰落レシオ25日などから相場全体の過熱・底値度を測る指標群です。個別銘柄の過熱スコアが「1銘柄の買われすぎ」を見るのに対し、市場体温計は「市場全体がどれくらい熱いか」を捉えます。天底スコアは4項目の複合シグナルで0〜4点の範囲を取り、3/4以上で転換点接近と判定します。
→ もっと詳しく知りたい方は:騰落レシオ25日と天底スコアの読み方を読む

東証プライム全銘柄ベースで見た本日の体温は、Layer1合計+2(☀微熱・やや強気)。中身は「広範な上昇」を示す3項目(上昇銘柄比率・値上がり業種数・新高値-新安値スプレッド)が+判定で、需給は確かに改善しました。ただ「日経・TOPIX方向」「TOP10売買代金上昇数」が0判定にとどまり、大型株の中身は二極化したまま、というのが今日の特徴です。

指標本日値警戒水準状態
上昇銘柄比率82.6%≤35%+1(広範な買い)
値上がり業種数30 / 33≤11+1(30業種上昇)
新高値-新安値スプレッド+7≥+30で強気0(やや改善)
日経・TOPIX方向日経- TOPIX+両方+で+10(値嵩偏重)
TOP10売買代金上昇数4 / 10≥8で+10(半数のみ)
RSI70超銘柄比率4.2%≥25%で過熱未達(17%)
日経225 25日乖離率+6.50%≥+8%で過熱未達(81%)
騰落レシオ25日99.35≥125で過熱未達(中立)

天底スコア(複合シグナル)

天井・底値の転換点接近を捉える複合シグナルでは、本日は底値スコア1/4のみが点灯。過熱はゼロですが、RSI30以下の極端売られゾーンが31.5%と高く、内部で売られすぎ銘柄が増えていることが分かります。日経-25日乖離率+6.50%は閾値+8%まで残り1.5ポイントで、過熱予兆として頭に入れておきたいところです。

🔺 天井スコア 0/4 □□□□ 未点灯
  • ☐ RSI70超銘柄比率:4.2%(基準25% / 進捗17%)
  • ☐ 日経225 25日乖離率:+6.50%(基準+8% / 進捗81%)
  • ☐ 騰落レシオ25日:99.35(基準125 / 進捗79%)
  • ☐ 信用評価損益率:-4.46%(基準-3% / N/A)
🔻 底値スコア 1/4 ■□□□ 弱い兆し
  • ☑ RSI30以下銘柄比率:31.5%(基準15% / 進捗200%)✅点灯
  • ☐ 日経225 25日乖離率:+6.50%(基準-6% / 進捗0%)
  • ☐ 信用評価損益率:-4.46%(基準-15% / 進捗30%)
  • ☐ 弱気パーフェクトオーダー比率:15.8%(基準35% / 進捗45%)

天井スコアは未点灯で短期過熱は確認されず、底値スコアも1点だけなので転換点というほどでもない、文字どおりの「中立・微熱」です。ただし日経の25日乖離率+6.50%はじわじわ警戒水準に近づいてきているので、今後さらに日経が上値を取ると過熱シグナル点灯の可能性が高まります。本日の調整がむしろ過熱手前で一服したという見方もできますね。

年初来高値安値更新業種別 2026年4月28日 高値12銘柄 安値5銘柄 電気機器に新高値5銘柄が逆行高で出現

本日のマクロ環境

★★★ 重要:セクターローテーション・金融/建設/鉱業急騰
その他金融+6.56%・建設+5.81%・鉱業+4.91%・銀行+4.78%が牽引。これまでの値嵩半導体一極相場から、幅広い業種への物色変化が鮮明になりました。日銀の据え置き決定もタイミング的に銀行株を後押しした格好です。
★★★ 重要:日経-1.02%・テクノロジー逆行安
電気機器-2.09%・情報通信-2.54%で値嵩半導体・大型ハイテクが急落。SBG-9.86%・キオクシア+2.40%・アドバンテスト-5.56%。日経-TOPIX乖離差-2.01ptは20年ぶり水準の二極化です。
★★ 注目:グロース250+1.53%逆行高
中小型グロースは堅調で、テクノロジー大型株からの資金流出を吸収する動き。情報通信を除けば全業種上昇のブロード相場で、需給の裾野が広がっています。
★★ 注目:高安比率70.6%・需給改善
高値12銘柄・安値5銘柄で高安比率70.6%(強気圏)。広範な上昇相場の裏付け。前日の14.9%から大幅に改善し、新規の強気銘柄が増えています。

明日の注目ポイント

先回りチェックリスト

3軸連携フォーマットの説明
「代金TOP100(大型株の主戦場)× 代金急増TOP100(中小型の初動)× テーマ別値動き(結果)」の3軸を組み合わせることで、表面の騰落率だけでは見えない資金の入り方を立体的に把握します。大型が買われ中小型も初動が出始めているテーマは翌日以降の継続性が高く、大型は売られているが中小型に買い主導が多いテーマは銘柄入替のサインになります。

今日の3軸連携で浮かび上がったのは、以下の3つの特筆シグナルでした。

💥 テクノロジー一極集中・売り主導
代金TOP100のうち24銘柄がテクノロジーで、合計29,322億円・市場シェア43.7%という極端な集中。しかも買主率33%と売り主導です。SBG-9.86%・アドバンテスト-5.56%が市場の現金を吸い込みつつ売られているという、本日の最大の流出シグナルになります。
🔥 素材は大型主導の買い
代金TOP100は10銘柄・買主率80%、急増CSVも5銘柄・買主率60%で、大型主導で素材セクターに資金が入っています。トクヤマ-4.62%・日東電工-9.06%が含まれる一方で、ガラス・土石製品+1.44%・鉄鋼+1.72%が下支えする展開です。
◎ 金融セクターは全体流入で買主率91%
金融テーマは代金TOP100で11銘柄・買主率91%、急増CSVも15銘柄・買主率87%と、大型・中小型ともに買い主導が圧倒的。テーマpt+2.78と本日の流入1位です。明日以降の継続性も期待できる構造ですね。

テーマ別の統合判定を見ると、◎全体流入が金融1テーマ、🔥大型主導が素材・テーマ外の2テーマ、🌱初動が内需消費1テーマ、💧流出がテクノロジー1テーマ、残りは→中立。注目すべきは、テクノロジーが代金シェア43.7%を占めながら売り主導という構造で、市場の主役交代が一過性なのか持続的なのかを今後数日でじっくり見極めたいところです。

順位テーマ代金シェア急増買主率統合判定
1テクノロジー43.7%45%💧 流出
2素材11.5%60%🔥 大型主導
4テーマ外11.2%38%🔥 大型主導
5金融8.2%87%◎ 全体流入
6内需消費4.0%83%🌱 初動
9不動産・建設1.7%100%→ 中立

翌日のシナリオ分析

シナリオA(強気):ローテーション継続
  • 金融・建設・鉱業のバリュー3兄弟が続伸し、TOPIX高値更新へ
  • 米株最高値圏停滞でも、日本独自のローテーション需給で底堅い展開
  • WTI100ドル台乗せで鉱業がさらに加速、円安維持で輸出株も復調
  • 日銀据え置き継続で銀行株のリレーティング進行
シナリオB(弱気):テック調整波及・過熱警戒
  • SBG・アドバンテスト売りが続き、テクノロジー一極集中の解消が他セクターにも波及
  • 米テック決算ウィークで悪材料が出ると、半導体グローバルに連鎖安
  • 日経25日乖離+6.50%が+8%閾値に到達、過熱シグナル点灯リスク
  • VIX18台は楽観過ぎで、リスクイベントへの感応度が高まりやすい
📌 翌日の注目セクター
  • 🟢 最注目セクター(連続流入):その他金融業(+6.56%)・建設業(+5.81%)・銀行業(+4.78%)。明日も継続流入なら本物のローテーション
  • 🟢 新規流入期待:内需消費(急増銘柄数4→12に増加傾向)・生活防衛(同2→8に増加傾向)。買主率80%超で底堅さ確認
  • 🔴 警戒(流出継続):情報・通信業(-2.54%)・電気機器(-2.09%)。SBG・アドバンテスト・日東電工に売り圧力残存
  • 🟡 翌日の注目点:米テック決算ウィーク・米株最高値圏での反落リスク・WTI原油100ドル乗せの可否

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):やや強気(スコア:+2/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:+1/3(TOPIX+0.99%は強いが、日経-TOPIX差-2.01pt・グロース-TOPIX差-2.30ptで二極化)
  • B 幅・需給:+2/3(30/33業種上昇・上昇銘柄比率82.6%でブロード上昇、新高値-新安値+7銘柄は中立)
  • C 内部エネルギー:+0/3(シクリカル-ディフェンシブ差-0.13%で拮抗、急増銘柄+2.18%は強いがRSI50+が25.6%で勢い不足)
  • D 過熱調整:-1(⚠売買代金TOP3集中度30.9%が警戒シグナル発動。SBG・アドバンテスト・キオクシアの寡占)
  • E マクロ:+0/2(ナス+0.20%・S&P+0.12%で米株合算+0.32%は中立、VIX18.44も中立圏)

判定根拠:A群のトレンドは指数間で割れていますが、B群の幅・需給は明確にプラス。30/33業種が上昇したブロード相場で、これまでの値嵩テック一極から幅広い物色への転換が見えた1日でした。一方でD群はTOP3集中度30.9%で警戒シグナルが発動。日経-1.02%の主因は売買代金TOP3に偏った大型ハイテク売りで、構造的な集中リスクは依然として残っています。

一言まとめ:🔄 セクターローテーション本格化の1日でした。日経-1.02%でもTOPIX+0.99%・上昇業種30/33・上昇銘柄比率82.6%と、相場の中身は健全。日銀据え置き×出尽くしで銀行株が後場一段高となり、これまで弱かったバリュー系に資金が戻る展開です。値がさ半導体一極相場からの転換が定着するかは、明日以降の金融・建設の続伸継続にかかっています。

翌日注目:金融・建設・鉱業(続伸継続か)/ 電気機器・情報通信業(売り一巡か追撃売りか)/ 内需消費・生活防衛(新規流入の本格化)

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や個別銘柄の売買推奨を行うものではありません。記載されている内容は、特定の時点における筆者個人の分析・見解にもとづくものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。投資にあたっては、ご自身の判断と責任のもとで実施いただくようお願いします。最終的な投資判断は必ず公的な情報源・証券会社の情報や、必要に応じて専門家のアドバイスを参考にしてください。

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