今日の日本株|2026年4月23日の市場資金フロー|60000円タッチも広範売りで弱気

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年4月23日 弱気-5/11 鉱業最強 空運業最弱 米株3指数史上最高値

今日の日本株|2026年4月23日の市場資金フロー|日経60000円タッチも反落、広範な売りで弱気-5/11

今日の日本株は、ザラ場で日経平均が60,000円にタッチしたあと、達成感からか1,000円以上下落する荒い展開でした。後場にかけてやや値を戻したものの、昨晩の米国株の強い上昇(ナスダック+1.64%・S&P500+1.05%でともに史上最高値)には結局ついていけず、日経-0.75%・TOPIX-0.76%の下落で取引を終えています。値上がり業種はわずか6/33で安値更新244銘柄、グロース250は-2.99%の急落と、相場全体が売り優勢に染まった一日になりました。
📌 本日の3行まとめ
  • 日経平均がザラ場で60,000円にタッチ後、達成感から1,000円超の急落。米株史上最高値の追い風も国内連動せず、値上がり業種わずか6/33の広範な売り相場になりました。
  • 鉱業+4.35%が孤立した逆行高でトップ。WTI原油が+6.10%で95ドルに急伸し、米イラン協議の進展なしで原油高止まりが資源株を押し上げています。
  • グロース250が-2.99%の急落で中小型株が崩壊、安値更新244銘柄と、高値更新銘柄との差は-222の内部崩壊シグナル。総合判定は昨日に続き弱気判定で、需給の悪化が目立っています。

マーケットサマリー

指標本日値前日比状況
日経平均59,140.23-0.75%ザラ場60,000円タッチ後に反落
TOPIX3,716.38-0.76%ほぼ日経と同率で軟調
グロース250777.87-2.99%中小型が急落、リスクオフ鮮明
ドル円159.68円+0.27%(円安)米金利上昇でドル高進行
米10年金利4.319%+2.5bp不動産・グロースに逆風
VIX19.73+3.0%中立圏維持も20接近で警戒色
NYダウ49,490.03+0.69%米株3指数プラス
ナスダック24,657.56+1.64%🏆 史上最高値
S&P5007,137.90+1.05%🏆 史上最高値
WTI原油95.00$+6.10%95ドル到達、地政学警戒
騰落レシオ25日89.69中立圏、6日は52.13で超過冷

業種別の資金フロー分析

対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(-0.76%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことを示します。本日のようにTOPIXがマイナスの局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

今日の業種分布を見ていくと、プラスで終わったのは鉱業・不動産業・機械・情報・通信業・卸売業・食料品のわずか6業種にとどまりました。33業種中27業種がマイナスという広範な売り相場で、シクリカル・ディフェンシブ・グロース・バリューのどの切り口でも全般軟調という1日です。

主役は間違いなく鉱業+4.35%(相対+5.11pt)で、33業種中ダントツのトップ。WTI原油が+6.10%で95ドルに急伸したことに連動した逆行高で、石油資源開発+8.84%・INPEX+4.26%といった中核が素直に買われています。米イラン協議の進展なしで原油高が長引くとの思惑が、資源・エネルギーテーマを押し上げた形です。一方、ディフェンシブの食料品・医薬品も相対ではプラス圏に残っており、リスクオフの地合いでディフェンシブへの逃避的な買いが部分的に入っているのが分かります。

逆に最も弱かったのは空運業-3.14%(相対-2.38pt)で、原油高の逆風を真正面から受ける形でANAホールディングスなど大型株が売られました。非鉄金属-3.08%は前日+1.27%の上昇からの急反落、サービス業-2.83%はグロース250-2.99%と歩調を合わせた中小型の売りです。シクリカル-ディフェンシブ差は-0.28%と中立圏に収まっていますが、中身を見るとシクリカルもディフェンシブも揃って弱含み、「どこにも逃げ場がない」展開と読み取れます。

業種別騰落率・相対騰落 33業種 2026/04/23 鉱業+4.35%最強 空運業-3.14%最弱 紫帯で相対騰落表示

値上がり業種 TOP5

順位業種騰落率相対騰落コメント
1鉱業+4.35%+5.11ptWTI95$急伸に連動した孤立高。INPEX・石油資源開発が主導
2不動産業+0.69%+1.45pt米金利上昇(+25bp)の逆風下でも小幅買い、ディフェンシブ受け皿
3機械+0.49%+1.25pt三菱重工+5.46%・サムコ+6.67%など半導体製造装置関連が堅調
4情報・通信業+0.40%+1.16ptソフトバンクG+3.86%がけん引、累積1位を維持
5卸売業(商社)+0.34%+1.10pt資源高連動、逆行力のある商社に買い継続

値下がり業種 TOP5

順位業種騰落率相対騰落コメント
1空運業-3.14%-2.38ptWTI95$の燃料費高騰が直撃、ANAホールディングス-3.83%
2非鉄金属-3.08%-2.32pt前日高値圏からの急反落、フジクラ-1.54%・住友電工-4.63%
3サービス業-2.83%-2.07ptベイカレント-9.73%・オリエンタルランド-4.08%など中小型売り
4小売業-2.16%-1.40ptイオン-4.86%・ファーストリテイリング-3.37%の下げが重い
5その他製品-1.97%-1.21pt任天堂-2.29%・バンダイナムコ-3.51%とゲーム株が軟調

値下がりTOP5の顔ぶれを見ると、空運・非鉄・サービスが上位に並ぶのが印象的ですね。原油高の逆風を受ける空運、前日までの急騰からの反落となった非鉄、そしてグロース250-2.99%急落の流れを映したサービス業と、性質の違う売りが複合的に重なった一日でした。小売業・その他製品も下げ幅が大きく、銀行業-1.33%や米10年金利上昇を材料にしたはずの銘柄も反応が鈍く、上昇理由より下落理由のほうが圧倒的に強いという典型的なリスクオフ相場と言えます。

ちなみに補足として、この日の日本市場では米イラン協議の進展がなかったことも意識されました。原油高止まりの背景はここにあって、鉱業の逆行高はこの地政学リスクを映したものです。なお米株は昨晩、S&P500とナスダックが揃って史上最高値を更新した絶好のお膳立てでしたが、日本株は結局その追い風にほとんど乗れずに終わった形です。

それでは、下のヒートマップで各業種の過去9営業日の資金フローの流れをご確認ください。04/16のピークから、17日の反落・20日の戻り・そして本日の総崩れと、シクリカル・グロース・内需どのラインでも資金が広く漏れ出していることが、縦方向(業種ごと)・横方向(時系列)の両方で見えてきます。特に情報・通信業(累積1位)と電気機器(累積2位)は連続プラスを維持しているので、トレンドが残っている数少ない業種として覚えておきたいところです。

業種別対TOPIX相対騰落ヒートマップ 04/13〜04/23 9日分 情報・通信業が累積1位

テーマ別 資金フロー

テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した業種の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(-0.76%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかを示します。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。

10テーマのランキングを見ていくと、今日の主題は非常にはっきりしています。エネルギー+2.03pt・商社+1.10pt・不動産・建設+0.99ptのトップ3が資金の受け皿となり、内需消費-1.74pt・素材-1.06pt・輸送・物流-0.88ptの下位3テーマが大幅流出。WTI原油95$連動の資源軸優位と、グロース250急落を映したリスクオフの合成相場といった構図になっています。

💎 エネルギー / +2.03pt(強流入)
連続日数 +1日 / 10日累計 +5.07pt
鉱業+5.11pt vs 石油・石炭製品-1.05ptで拮抗。中身は鉱業の単独勝ち。
💎 商社 / +1.10pt(強流入)
連続日数 +1日 / 10日累計 +2.75pt
卸売業+1.10pt単独。資源高連動で逆行高、大手商社の粘り強さが光る1日でした。
📈 不動産・建設 / +0.99pt(流入)
連続日数 +1日 / 10日累計 +2.49pt
不動産業+1.45ptが主導。米10年金利+25bpの逆風下でも全業種プラスは健闘。
📈 生活防衛 / +0.32pt(流入)
連続日数 +1日 / 10日累計 +0.80pt
食料品+1.06pt vs 陸運業-0.35ptで拮抗。リスクオフ時のディフェンシブ買いが効きました。
→ 製造業サイクル / +0.21pt(中立)
連続日数 +1日 / 10日累計 +0.54pt
機械+1.25pt vs 輸送用機器-0.82ptで拮抗。機械は三菱重工が牽引、輸送はトヨタ-2.13%が足枷に。
→ テクノロジー / -0.16pt(中立)
連続日数 -1日 / 10日累計 -0.39pt
電気機器+0.21pt vs 精密機器-0.52ptで拮抗。ソフトバンクG+3.86%・SBG頼みの下支え。
→ 金融 / -0.21pt(中立)
連続日数 -1日 / 10日累計 -0.53pt
証券・商品先物業+0.60pt vs 保険業-0.66ptで拮抗。銀行業も-0.57ptで米金利上昇も買い材料にならず。
💧 輸送・物流 / -0.88pt(流出)
連続日数 -1日 / 10日累計 -2.20pt
海運業+0.11pt vs 空運業-2.38ptで拮抗。WTI95$の燃料費負担が空運を直撃しました。
🔻 素材 / -1.06pt(強流出)
連続日数 -1日 / 10日累計 -2.64pt
化学-0.40pt軟調、非鉄金属-2.32ptも足枷。全業種マイナスで逃げ場なし。
🔻 内需消費 / -1.74pt(強流出)
連続日数 -1日 / 10日累計 -4.34pt
小売業-1.40pt軟調。全業種マイナス、グロース250急落の流れを直撃し最弱テーマに。

対立軸で整理すると、資源軸が+2.00pt((エネ+素材+商社)/3 −(輸送+内需)/2)で資源軸優位がクッキリ出ています。一方、リスク軸は-0.65pt(製サイ+テクノ+素材の平均 − 生活防衛)でリスクオフ。つまり「原油高で資源は買われるが、他は全般にリスクオフ」という見立てで、エネルギー・商社のプラスがあるからといってリスクオン転換と解釈するのは早計、というのがこのデータから読み取れる話です。

テーマ別資金フロー相対騰落 2026/04/23 エネルギー+2.03ptが最強 内需消費-1.74ptが最弱

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1カカクコム2371サービス業+23.57%+24.33pt
2デジタルガレージ4819情報・通信業+21.95%+22.71pt
3カーリット4275化学+11.06%+11.82pt

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率売買代金(千円)注目ポイント
キオクシアHD電気機器+1.67%1,324,172,577🔹 市場シェア18.7%、本日も代金トップを維持
ソフトバンクG情報・通信業+3.86%803,987,711🔹 市場シェア13.9%、指数牽引の中核
フジクラ非鉄金属-1.54%340,366,833市場シェア4.1%、非鉄全体の調整に巻き込まれました

代金TOP3の市場シェアは27.5%で、前日(04/22)の大型集中度から幾分分散しています。TOP20の買い主導率は25%と売り主導が明確で、代金上位銘柄でも売り圧力が優勢だったことが分かります。

最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)

過熱スコア
RSI・サイコロジカルライン・乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。0以下(→中立・○やや冷)は過熱感がなく、追いかけやすい局面といえます。

広範な売り相場の中でも、RSI・乖離率・業種相対の3条件を満たしたモメンタム維持銘柄です。トレンドフォロー戦略の参考にどうぞ。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
オーエスジー6136+1.21%+1.25pt⚠ 過熱(RSI89.9)
ソフトバンクG9984+3.86%+1.16pt⚠ 過熱(RSI89.7・乖離率+43%)
オプトラン6235+8.40%+1.25pt⚠ 過熱(RSI83.1)
野村総合研究所4307-1.55%+1.16pt△ やや強(業種サポートあり)
デジタルガレージ4819+21.95%+1.16pt⚠ 過熱(急騰・RSI80.2)

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)

高値更新×業種強し
本日に年初来高値を更新した銘柄のうち、所属業種の相対騰落が+1pt以上の業種に属するものを抽出しています。個別銘柄の上昇と業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。

本日は年初来高値がわずか22銘柄と低調でしたが、その中でも情報・通信業・機械の強い業種に属する銘柄は、逆風下でも買われています。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落
ソフトバンクG9984情報・通信業+3.86%+1.16pt
オプトラン6235機械+8.40%+1.25pt
デジタルガレージ4819情報・通信業+21.95%+1.16pt
サムコ6387機械+6.67%+1.25pt
インターネットイニシアティブ3774情報・通信業+1.29%+1.16pt

売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)

売られすぎ反転候補
売られすぎの状態(RSI≤35・移動平均からの乖離率が-5%以下)にありながら、出来高が急増(25日平均の1.5倍以上)している銘柄を抽出しています。底値圏で大口の買いが入り始めているサインとして注目します。逆張り・底値拾い向けの参考情報です。

今日のような広範な売り相場では、売られすぎ水準での出来高増加が反転の手がかりになります。ただし市場全体の弱気局面では反発が遅れるケースもあるので、複数日の値動きを追っての判断が安全です。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率騰落率
メディアドゥ36789.88-16.2%1.67倍-2.45%
東急900511.03-8.3%1.34倍-0.73%
プリマハム228112.00-7.6%1.21倍-0.60%
神戸物産303812.97-15.4%1.23倍-3.35%
東宝960215.96-8.8%1.58倍+1.28%

踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)

踏み上げ候補
信用倍率が1.0倍以下(空売りが買い残を上回る)の状態で、株価が前日比+2%以上の上昇となっている銘柄を抽出しています。空売り残高が多い中での株価上昇は、売り方の損切り(ショートカバー)を誘発しやすく、急騰に発展しやすいパターンです。

本日は全面安で踏み上げ候補が極端に少なく、辛うじて滋賀銀行のみが条件に適合しました。

銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落
滋賀銀行83660.92倍+3.36%-0.57pt

勝ち組セクターの中核株(上昇業種×時価総額×割安)

勝ち組セクターの中核株
相場全体のトレンドが強い業種(業種の累積相対騰落が+2pt以上)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の上昇基調も確認でき(RSI≥50・乖離率≥0%)、予想PERが同業種内で割安(中央値以下)の銘柄を抽出しています。中長期順張り戦略の参考情報です。

業種累積相対+2pt以上は情報・通信業(+14.36pt)・電気機器(+6.09pt)・サービス業(+1.71pt)の3業種。この中の中核銘柄から割安条件を満たしたものを拾っています。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落
オーエスジー6136機械*+1.21%+1.25pt
ソフトバンクG9984情報・通信業+3.86%+1.16pt
オプトラン6235機械*+8.40%+1.25pt
野村総合研究所4307情報・通信業-1.55%+1.16pt
デジタルガレージ4819情報・通信業+21.95%+1.16pt

負け組セクターの中核株(下落業種×時価総額×割高)

負け組セクターの中核株
相場全体のトレンドが弱い業種(業種の累積相対騰落が-2pt以下)の中から、時価総額が大きく、個別株の下落基調も確認でき(RSI≤50・乖離率≤0%)、予想PERが同業種内で割高(中央値以上)の銘柄を抽出しています。ポジション縮小や警戒の参考情報です。

業種累積相対-2pt以下は石油・石炭製品・電気・ガス業・水産農林業・卸売業・海運業・空運業・小売業・倉庫運輸関連・建設業・サービス業・鉄鋼・銀行業・その他製品と、実に13業種にのぼります。ここから抽出された中核株は、相場の底入れを確認してから再検討する候補になります。卸売業・鉄鋼・金属製品に該当する銘柄には「※関連市況確認要」の注記をつけています。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落
イオン8267小売業-4.86%-1.40pt
パソナグループ2168サービス業-3.75%-2.07pt
スギHD7649小売業-3.93%-1.40pt
オリエンタルランド4661サービス業-4.08%-2.07pt
ブロンコビリー3091小売業-3.80%-1.40pt

市場体温計

市場体温計とは
東証プライム全銘柄のRSI分布・乖離率分布・新高値/新安値比・騰落レシオ25日などから相場全体の過熱・底値度を測る指標群です。個別銘柄の過熱スコアが「1銘柄の買われすぎ」を見るのに対し、市場体温計は「市場全体がどれくらい熱いか」を捉えます。3層スコア設計では、Layer1(日々の体温 -5〜+5)で当日の温度を測り、Layer2(高温シグナル 0〜4)とLayer3(低温シグナル 0〜4)で稀な過熱・底値の極端値を捉えます。
→ もっと詳しく知りたい方は:騰落レシオ25日と天底スコアの読み方を読む

東証プライム全銘柄の温度感を測る8指標ですが、今日はLayer1の日々の体温が-5(満点マイナス)で🥶 極寒判定。Layer1は5項目すべてが-1という、これ以上は下がらない値になっています。

指標本日値警戒水準状態
上昇銘柄比率21.7%≤35%で弱気-1(弱気)
値上がり業種数6 / 33≤11で弱気-1(弱気)
新高値-新安値スプレッド-222≤-30で弱気-1(内部崩壊)
日経・TOPIX方向両方マイナス両方+で強気-1(同時下落)
TOP10売買代金上昇数3 / 10≤3社で弱気-1(大型株も弱い)
騰落レシオ25日89.69≤70=過冷 / ≥120=過熱中立(ただし6日は52.13で超過冷)
日経25日乖離率+7.22%±5%で中立やや過熱(高値警戒の痕跡)
信用評価損益率-4.46%-15%以下で底値通常圏(底までは遠い)

高温・低温シグナル(極端値検出)

Layer2(高温=過熱)とLayer3(低温=底値)の点灯状況です。2点以上の点灯で転換点接近と判定しています。本日は高温シグナル0/4で過熱リスクは完全にゼロ、低温シグナルは1/4で「売られすぎ初動」の第一歩が灯っています。

🔺 高温シグナル 0/4 □□□□ 未点灯
  • ☐ RSI70超銘柄比率:7.4%(閾値≥25% / 29%)
  • ☐ 日経225 25日乖離率:+7.22%(閾値≥+8% / 90%)
  • ☐ 騰落レシオ25日:89.69(閾値≥125 / 71%)
  • ☐ 信用評価損益率:-4.46%(閾値≥-3% / 42%)

→ 過熱ゼロ、これ以上の調整圧はほぼ出尽くしのサイン。

🔻 低温シグナル 1/4 ■□□□ 売られすぎ初動
  • ☑ RSI30以下銘柄比率:19.6%(閾値≥15% / 100%)★点灯
  • ☐ 日経225 25日乖離率:+7.22%(閾値≤-6% / 0%)
  • ☐ 信用評価損益率:-4.46%(閾値≤-15% / 29%)
  • ☐ 弱気パーフェクトオーダー比率:34.0%(閾値≥35% / 97%)

→ 売られすぎ銘柄の数が閾値突破、逆張り初期段階に入っています。

総合的には「Layer1=-5の極値 × 高温ゼロ × 低温1点灯」という組み合わせで、過熱リスクはほぼ消え、逆張り候補の萌芽が出た局面と読み取れます。ただし低温シグナルは1/4にとどまり本格的な底値圏には未達なので、追加売りは慎重に、既存ポジションは縮小、新規買いは条件待ちというのが素直な解釈になります。補助指標では代金集中度27.5%で分散相場(過度な集中はなし)、買い主導率25%で売り主導が明確、騰落レシオ6日52.13で超過冷とのシグナルも出ており、自律反発の芽は残っています。

年初来高値安値更新業種別 2026/04/23 高値22銘柄 安値244銘柄 内部崩壊-222銘柄で広範な売り

本日のマクロ環境

【値上がり業種わずか6/33の広範売り相場】
鉱業+4.35%・不動産業+0.69%の2業種牽引だが、値下がり27業種で安値更新244銘柄の総崩れ。グロース250-2.99%急落でリスクオフ鮮明。米株3指数プラスの絶好のお膳立てでも国内連動せず、日本独自の崩れ方となりました。
📈
【米S&P500・ナスダックが揃って史上最高値更新】
S&P500+1.05%で7,137.90、ナスダック+1.64%で24,657.56と、米株3指数はいずれも強含み。ハイテク主導で買いが継続しているのに対し、日本株は追随できず米国との温度差が鮮明化しています。円安159.68円の追い風も、国内売り圧力に押されました。
🛢
【WTI原油95.00ドル+6.10%急伸、米イラン協議進展なし】
米国とイランの協議に目立った進展は見られず、原油高止まりが続いています。WTI95$到達で地政学警戒感が強まり、鉱業+4.35%の連動買いが入りました。資源・エネルギーテーマは相対+2.03ptで首位、商社も+1.10ptと逆行高です。
📉
【空運-3.14%・非鉄-3.08%・サービス-2.83%の急落】
非鉄は前日高値圏からの急反落、空運は原油高逆風を直撃、サービス業はグロース250連動の中小型売りが直撃。代金TOP3集中度は27.5%で前日より分散、TOP20の買い主導率は25%と売り主導が明確でした。
🚨
【米10年金利4.319%・VIX19.73上昇の二重圧力】
米10年金利は前日から+2.5bp上昇、VIXは+3.0%で19.73。いずれも中立圏内だが上昇方向は警戒色を強めます。グロース・不動産への逆風は持続、特に信用評価損益率-4.46%(前週から継続)で個人投資家の含み損拡大が懸念されます。

明日の日本株で注目したいポイント

先回りチェックリスト

3軸連携フォーマットの説明
「代金TOP100(大型株の主戦場)× 代金急増TOP100(中小型の初動)× テーマ別値動き(結果)」の3軸を組み合わせることで、表面の騰落率だけでは見えない資金の入り方を立体的に把握します。大型が買われ中小型も初動が出始めているテーマは翌日以降の継続性が高く、大型は売られているが中小型に買い主導が多いテーマは銘柄入替のサインになります。

今日の3軸連携で浮かび上がったのは、以下の2つの特筆シグナルでした。値上がり業種わずか6/33の広範売り相場でしたが、資金の中身を見ると全面売りというよりは、明確な選別が進行しているのが分かります。

【一極集中】テクノロジーに資金集中も買主率23%の売り主導
代金TOP100でテクノロジーは26銘柄・28,816億円・シェア41.3%と圧倒的な集中度。ただし買い主導率は23%と売り主導で、代金急増TOP100も18銘柄・2,205億円ながら買い主導率39%にとどまります。大型は集中して売られ、中小型初動も限定的という「一極集中+売り主導」の警戒パターンです。注目銘柄:ソシオネクスト・ルネサスエレクトロニクス・正興電機製作所。
【銘柄入替】素材は大型売り/中小型買いの入替サイン
素材テーマは代金TOP100で11銘柄・買い主導率わずか9%と売り一色。一方、代金急増TOP100は7銘柄・買い主導率43%と中小型には買いが入っています。大型株は売却・中小型には初動買い、という典型的な銘柄入替のパターンです。注目銘柄:未来工業・森六・カーリット・石原産業。

テーマ別の統合判定を総括すると、◎全体流入は0テーマ、📈資金流入は3テーマ(テーマ外・素材・製造業サイクル)、⚡一極集中1・⚠銘柄入替1、→通常4、💧枯れ2という内訳。いわゆる「本物の流入」がゼロで、明日以降も資金の受け皿を探る展開が続きそうです。

順位テーマ代金シェア急増買主率値動き統合判定
1テクノロジー41.3%39%-0.16pt⚡ 一極集中
2テーマ外(情通含む)15.8%36%📈 資金流入
3素材14.1%43%-1.06pt📈 資金流入(中小型)
4製造業サイクル12.5%50%+0.21pt📈 資金流入(買主導)
8商社2.5%67%+1.10pt→ 通常(買主率高)
6内需消費3.3%12%-1.74pt⚠ 銘柄入替(売り優勢)

翌日のシナリオ分析

🟢 シナリオA(自律反発)

市場体温計の極値+低温シグナルが1つ点灯+騰落レシオ6日52.13(超過冷)の組み合わせで、2〜3日以内の自律反発が出る可能性があります。米株3指数が史上最高値を更新している追い風も大きく、円安159.68円の下支えも健在。きっかけがあれば、テクノロジー・情報・通信業が中心となった戻り相場に入る展開です。

条件:値上がり業種が15以上に回復、グロース250が前日比プラス、米株の上昇が継続

🔴 シナリオB(弱気継続)

値下がり27業種・安値244銘柄の広範売りが明日も続く可能性。需給悪化が解消せず、売り主導率75%の地合いが継続するケースです。原油高の副作用(空運・陸運への逆風)・グロース250の下落継続・信用評価損益率-4.46%からの投げ売りといった構造的な売り要因が残っており、総合スコアが-7〜-9の「全面安・警戒」ゾーンに落ち込むリスクもあります。

条件:安値更新がさらに増加(>250)、値上がり業種が本日を下回る、WTIが98ドル超え

🔔 翌日の注目セクター(エクセル④先回りアラート/⑤マクロ環境から)
  • 🟢 最注目セクター(逆行高2テーマ):資源(エネルギー+2.03pt)・商社(+1.10pt)。鉱業+4.35%孤立高・WTI95$急伸連動で、INPEX・鉱業中核・商社(卸売業)は逆行力を維持。短期的に少量保有可。
  • 🟢 新規流入期待:不動産・建設(+0.99pt)・生活防衛(+0.32pt)。リスクオフ時の受け皿として買われ始めたテーマで、明日以降の継続が注目です。
  • 🔴 警戒(流出継続):空運-3.14%・非鉄-3.08%・サービス-2.83%。特にG条件(負け組セクター中核)の売りが続きそうで、グロース250-2.99%急落の中小型は回避が無難です。
  • 🟡 翌日の注目点:WTI95$到達で地政学警戒/米10年4.319%の継続上昇で金融緊張・不動産逆風/VIX19.73で警戒色/米株は史上最高値だが国内連動せず温度差継続/信用-4.46%継続で個人含み損拡大、底値まだ。

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):弱気(スコア:-5/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:-2(TOPIX-0.76%・日経-TOPIX+0.01pt中立・グロース-TOPIX-2.23ptで急落)
  • B 幅・需給:-3(値上がり6/33・新高値-新安値-222・上昇銘柄21.7%、全項目マイナス)
  • C 内部エネルギー:-1(シクリカル-ディフェンシブ差-0.28%で中立・急増銘柄平均+0.69%で中立・RSI健全度-1でモメンタム崩壊)
  • D 過熱調整:+0(警戒シグナル未点灯、代金集中度27.5%で30%未満)
  • E マクロ:+1(米国株合算+2.69%のリスクオン援護・VIX19.73は中立圏)

判定根拠:A・B・C群すべてマイナスで、本物の売りの構造が確認できます。特にB群-3は値上がり業種・新高安スプレッド・上昇銘柄比率の全項目が閾値以下という厳しい内容で、内部需給の悪化が明確です。下支えはE群マクロの+1(米株史上最高値・円安)のみで、国内材料にはほぼプラスがありません。昨日(-5)から横ばいの弱気圏継続です。

一言まとめ:日経60,000円タッチから1,000円超の急落・後場戻しきれず-0.75%、米S&P500とナスダックが揃って史上最高値を更新した絶好のお膳立てでも国内株は独自要因で崩れました。値上がり業種わずか6/33・安値244銘柄・グロース250-2.99%急落という広範売りの中、鉱業+4.35%のWTI連動だけが孤立した逆行高です。市場体温計は満点マイナスの極値に到達したことで、次はどこで反発の芽が出るかを確認したい局面になっています。

翌日注目:資源・エネルギー(WTI95$維持で続伸継続か)/ 情報・通信業・電気機器(累積1位・2位の強い業種がサポートを維持できるか)/ グロース250(-2.99%急落からの自律反発可能性)

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
※本記事は市場データの分析記録であり、投資を推奨・勧誘するものではありません。記事中の数値・判定は記事作成時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。私は投資助言業者ではなく、記事の内容によって生じた損害等について一切責任を負いません。

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