今日の日本株|2026年4月20日の市場資金フロー|機械+2.04%主導で反発も中立・様子見

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026/04/20 中立・様子見 機械最強 鉱業最弱

目次

今日の日本株|2026年4月20日の市場資金フロー|機械+2.04%主導で反発も中立・様子見

今日の日本株は、正直なところ大幅下落を覚悟していた1日でした。週末18日にイランが一転してホルムズ海峡の封鎖を通告し、それを受けてWTI原油は+5.48%と急騰、サンデーダウも下落で東京の寄り付きを迎えたので、地政学リスクが一気に日本株に波及してもおかしくない流れだったんです。ふたを開けてみると日経+0.60%・TOPIX+0.43%と反発で着地、値上がり業種も21/33と幅は戻って、米ナス・S&P両最高値更新の連れ高もあって底堅い展開になりました。機械+2.04%・空運+1.88%など前週末の弱気業種の買い戻しが主役で、RSI70超24.2%の過熱と売買代金TOP3集中32.9%が重しとして残るのが引き続き悩ましいところですね。
📌 本日の3行まとめ
  • 米ナス+1.52%・S&P+1.20%の両最高値更新と原油+5.48%急騰が混在する中、日経+0.60%・TOPIX+0.43%と意外な底堅さ。値上がり業種21/33まで幅は回復したものの、前週末の弱気業種の買い戻しが中心で新規トレンド形成にはまだ材料不足です。
  • 業種別では機械+2.04%・空運業+1.88%・繊維製品+1.63%・情報・通信業+1.54%・ゴム製品+1.47%が値上がり上位を占めた一方、鉱業-3.89%・海運業-3.27%・石油石炭-2.65%と資源・エネルギー関連は連日の最下位。WTI原油が+5.48%急騰した中での逆行安で、需給悪化が優勢になっています。
  • 11因子モデルの総合スコアは+0/11の「中立・様子見」。A(トレンド)+1・B(幅需給)+0・C(内部エネ)+1・E(マクロ)+1と加点は積み上がるものの、D(過熱)-3がすべてを相殺する展開で、RSI70超24.2%と売買代金TOP3集中32.9%が重しになっているのが現状です。

マーケットサマリー

指標終値 / 水準前日比コメント
日経平均58,824.67+0.60%反発。機械・空運主導
TOPIX3,777.02+0.43%日経-TOPIX差+0.17pt
グロース250802.63+1.56%TOPIX比+1.13pt優位
ドル円158.75円-0.41%やや円高進行
米10年金利4.266%-0.049%低下、グロースに追い風
VIX19.58+9.08%中立圏維持(15-25)
NYダウ49,447.43+1.79%リスクオン再燃
ナスダック24,468.48+1.52%🏆 史上最高値更新
WTI原油87.11$+5.48%ホルムズ海峡封鎖通告で急騰
騰落レシオ25日110.64やや過熱(120接近)

業種別 資金フロー分析

対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(+0.43%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことが分かります。本日のようにTOPIXが+0.43%の局面では、相対騰落がプラスの業種だけが「本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

今日の業種別の動きを眺めると、興味深いのはシクリカルとディフェンシブのどちらにも一方的な流れが見えないことなんですよね。シクリカル平均は-0.03%、ディフェンシブ平均は-0.09%とほぼゼロ近辺で並んでおり、資金ローテーションの方向感が定まらないままの1日でした。そのかわりに強さが際立ったのがグロース(IT・ハイテク)で、カテゴリ平均が+0.95%とTOPIXを大きく上回っています。情報・通信業+1.54%・精密機器+1.18%・サービス業+0.35%と、米金利低下と米ナス最高値更新の追い風を素直に受ける業種群が全体を引っ張った形です。

一方で資源・エネルギーカテゴリは-3.27%と突出して弱く、WTI原油が+5.48%急騰した中での鉱業-3.89%・石油石炭-2.65%・海運-3.27%は明らかな逆行安です。本来なら資源高が追い風になるはずの業種群が連日最下位というのは、需給悪化や決算懸念など個別要因が外部材料よりも強く効いているサインで、ここは頭に入れておきたいですね。

業種別騰落率・相対騰落 33業種 2026/04/20 機械最強 鉱業最弱 紫帯で相対騰落表示

今日の日本株:業種別の値上がり・値下がりTOP5

値上がり業種 TOP5

順位業種名騰落率相対騰落コメント
1機械+2.04%+1.61pt業種TOP。オーエスジー・ダイキン・THK等、製造装置系が幅広く物色
2空運業+1.88%+1.45ptドル円158.75円の円高・原油急騰も期待先行で反発
3繊維製品+1.63%+1.20ptワコールHD+16.12%が牽引。中小型選好の象徴
4情報・通信業+1.54%+1.11pt累積+6.73ptで7営業日の首位。SBG+5.46%が押し上げ
5ゴム製品+1.47%+1.04pt前日-1.94%からの反発。売られすぎ修正の色合い

今日の値上がり上位を見て気づくのは、前週末の木曜(4/17)に叩き売られた業種が軒並み戻している点です。機械は木曜-2.36%から今日+2.04%、空運業も-1.68%から+1.88%と、まさに買い戻し主導の反発になっています。一方、繊維製品+1.63%と情報・通信業+1.54%は累積でも3位・1位と継続的に資金が集まっており、こちらは地合いの強いトレンド継続組といえそうです。

値下がり業種 TOP5

順位業種名騰落率相対騰落コメント
1鉱業-3.89%-4.32pt累積-10.30ptで7営業日の最下位。WTI+5.48%でも逆行安
2海運業-3.27%-3.70pt川崎汽船-3.82%・NSユナイテッド-3.79%。需給悪化続く
3石油・石炭製品-2.65%-3.08pt累積-8.14ptで2番手の下位。資源セクター総崩れ
4電気・ガス業-2.54%-2.97pt東京ガス-3.91%・中部電力-3.89%。金利低下で逆風
5非鉄金属-2.15%-2.58ptフジクラ-4.04%・古河電工-4.20%。AIインフラの利確加速

値下がり上位は、資源・エネルギー関連で完全に占められました。WTI原油が+5.48%と大幅高になっている中での鉱業-3.89%・石油石炭-2.65%・海運-3.27%という並びは、素直に解釈しにくい動きです。原油価格という外部材料よりも、各業種の決算懸念や需給要因が優先されている1日だったと読み取れます。非鉄金属のフジクラ-4.04%・古河電工-4.20%は、AIデータセンター関連で先行していた銘柄の利益確定売りが重なった形で、ここはTOP3集中32.9%の調整局面とも連動しています。

下のヒートマップでは、この7営業日のうちに各業種がどのような累積で強弱を積み上げてきたのかが一目で確認できます。情報・通信業の累積+6.73ptという突出した強さと、鉱業の累積-10.30ptの突出した弱さが、今の相場の主題をそのまま映し出しているのが見えてきます。

業種別相対騰落ヒートマップ 04/10-04/20 7日分 情報・通信業が累積1位

本日の日本株で強かったテーマ別資金フロー

テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(+0.43%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかが分かります。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。

10テーマを相対騰落の高い順に並べると、本日は「製造業サイクル」+1.32ptが首位、続いて「テクノロジー」+0.64pt、「不動産・建設」+0.42ptという並びになりました。最下位は「エネルギー」-3.70ptで、3対立軸から機械的に判定した本日の主題は「リスクオン×資源安×金利低下」。製造業サイクルとテクノロジーが勝者、エネルギー・素材・輸送物流が敗者という、典型的な金利低下型のローテーションが機能した1日です。

🔥 製造業サイクル +1.32pt

機械+1.61pt・輸送用機器+1.03ptの全業種プラスで流入。機械+2.04%が牽引し、前週末の弱気業種の買い戻しが主導。7営業日累計も+0.16ptで中立圏から浮上。

🔥 テクノロジー +0.64pt

電気機器+0.53pt・精密機器+0.75ptの両業種プラス。米ナス最高値更新の追い風を受けて継続的に流入中で、7営業日累計は+2.39ptと厚みのある上昇基調。

→ 不動産・建設 +0.42pt

不動産業+0.52pt・建設業+0.31ptの両業種プラス。米10年金利4.266%低下で金利感応度の高い不動産が浮上。累計-3.42ptから底入れ気配。

→ 内需消費 -0.20pt

小売業-0.33pt・サービス業-0.08ptで両業種ともにわずかに市場平均未達。個別ではネクステージ+5.48%等は健闘したものの、業種平均では伸び悩み。

→ 金融 -0.33pt

保険業+0.60pt vs 銀行業-0.93ptで拮抗。米金利低下が銀行に逆風、保険は株高連想で底堅い動き。3日連続マイナスで弱い流れ。

→ 商社 -0.42pt

卸売業単独で-0.42pt。三菱商事-0.95%・伊藤忠など大型が軟調。7営業日累計-6.85ptと弱さが目立つ。

💧 生活防衛 -0.74pt

医薬品+0.78 vs 電気・ガス業-2.97ptで拮抗。金利低下で公益株が逆風を受け、ディフェンシブ全体として流出気味。

💧 輸送・物流 -1.05pt

空運業+1.45 vs 海運業-3.70ptで大きく拮抗。WTI原油+5.48%急騰も海運は急落で、需給悪化の色合いが濃い。

💧 素材 -1.30pt

非鉄金属-2.58pt中心に全業種マイナス。AI関連銘柄(フジクラ・古河電工)の利確売りが響いており、TOP3集中32.9%とも関連する流出。

💧💧 エネルギー -3.70pt

鉱業-4.32pt・石油石炭-3.08ptの両業種で全業種マイナス。原油+5.48%の大幅高でも逆行安で、需給・決算懸念が支配する局面が続いています。

テーマ別資金フロー相対騰落 2026/04/20 製造業サイクル+1.32ptが最強 エネルギー-3.70ptが最弱

資金ローテーション分析

ローテーション軸の差分
各カテゴリは複数の東証業種を束ねたグループです。グループ内の業種騰落率を単純平均し、2つのグループの差を取っています。差分がプラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いという見方です。±1%以上の開きがあるときは、ローテーションのトレンドとして信頼度が高くなります。

今日のローテーション軸を見ると、シクリカル vs ディフェンシブは-0.44%でほぼ中立、一方グロース(IT) vs バリュー(金融)は+2.01%と明確なグロース優勢の日でした。米10年金利4.266%低下・ドル円158.75円の円高進行という外部環境が、金融株にとっては逆風、グロース株にとっては追い風として働いた形です。累計7営業日で見てもグロース優位は+0.69%で継続しており、足元のスタイル基調はグロース寄りといえますね。

ローテーション軸差分(本日)累計差分判定
シクリカル vs ディフェンシブ-0.44%+0.06%中立→
グロース(IT) vs バリュー(金融)+2.01%+0.69%グロース強
シクリカル vs グロース(IT)-1.86%-0.97%グロース優勢
内需 vs 外需(商社)+0.85%+0.12%内需優勢

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1日本電波工業6779電気機器+19.16%+18.73pt
2ヨコオ6800電気機器+17.54%+17.11pt
3ワコールホールディングス3591繊維製品+16.12%+15.69pt

電気機器セクターから2銘柄、繊維製品から1銘柄がランクインしました。日本電波工業とヨコオは水晶デバイス・アンテナ系で、米ナス最高値更新を受けた電気機器セクター全体の盛り上がりの中で、個別材料も重なった形です。ワコールHDは年初来高値更新・踏み上げ候補・高値更新×業種強しの3条件重複ですが、繊維製品業種自体が小型株中心で銘柄数も少ないため、ワコール単体の+16.12%が業種平均+1.63%を大きく押し上げているという構造的な点も意識しておきたいですね。

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率売買代金(億円)注目ポイント
キオクシアホールディングス電気機器-0.07%1,064売買代金TOP1(市場シェア32.9%)。半導体に連動
ソフトバンクグループ情報・通信業+5.46%285グロース優勢の象徴。勝ち組中核株
フジクラ非鉄金属-4.04%280AIインフラ関連の利確続く。TOP3集中リスク

売買代金TOP3の合計シェアが32.9%と、市場全体の3割強がこの3銘柄に集中しているのが気になるところです。キオクシアはほぼ横ばい、SBGは大幅高、フジクラは大幅安とバラバラな動きで、半導体・AI関連の物色テーマが複雑に入り交じる局面になっているのが読み取れます。判定スコアカードでもD2(資金集中リスク)に-1が点灯しており、この集中度が解消するかが翌日以降の焦点になりそうですね。

最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)

過熱スコア
RSI・サイコロジカルライン・乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。目安として、+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意が必要です。+3〜4(△やや強)はトレンド継続の確認をしながらの押し目狙いに適しています。

トレンドフォロー戦略向けの最強モメンタム銘柄です。今日は機械セクターからの抽出が多く、業種全体の強さが個別銘柄にも波及している様子が見えます。ただし過熱スコアが+5以上の銘柄も多く、追いかけ買いよりは押し目確認が賢明な局面です。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
オーエスジー6136+2.05%+1.61pt5⚠過熱
タツモ6266+3.70%+1.61pt6⚠過熱
ツガミ6101+5.18%+1.61pt7⚠⚠強過熱
平田機工6258+2.61%+1.61pt8⚠⚠強過熱
ナブテスコ6268+4.36%+1.61pt6⚠過熱

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)

高値更新×業種強し
本日に年初来高値を更新した銘柄のうち、所属業種の相対騰落が+1pt以上の業種に属するものを抽出しています。個別銘柄の上昇と業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。

個別と業種の二重のバックアップがある、最も確度の高いシグナル群です。本日トップに入ったワコールHD(繊維製品)ですが、ここで1つ注意しておきたいのは、繊維製品業種の+1.20ptという強さ自体が、ワコールHDの+16.12%の大幅高によって押し上げられている構造だという点です。業種内の他銘柄が満遍なく買われた「面の強さ」ではなく、1銘柄の突出で業種平均が持ち上がる「点の強さ」なので、繊維製品の他銘柄にも同じ動きを期待できる状況ではない、と読んでおくのが安全です。これに対して機械セクターから入ったツガミ・野村マイクロ・THKは業種+1.61ptのベースがしっかりしているので、個別×業種の両輪が効いている本来の意味での二重シグナルといえますね。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア
ワコールHD3591繊維製品+16.12%+1.20pt4 ⚠過熱
武蔵精密工業7220輸送用機器+7.35%+1.03pt4 ⚠過熱
ツガミ6101機械+4.62%+1.61pt7 ⚠⚠強過熱
野村マイクロ・サイエンス6254機械+3.50%+1.61pt5 ⚠過熱
THK6481機械+2.23%+1.61pt5 ⚠過熱

売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)

売られすぎ反転候補
売られすぎの状態(RSI≤35・移動平均からの乖離率が-5%以下)にありながら、出来高が急増(25日平均の1.5倍以上)している銘柄を抽出しています。底値圏で大口の買いが入り始めているサインとして注目しています。逆張り・底値拾い向けの参考情報です。

逆張り派向けの参考情報です。ホットランドHDはRSI9.95×乖離-12.2%×出来高3.35倍と非常に極端な売られすぎ条件で、底値圏での大口の動きを示唆しています。ただし過熱スコアは-3と弱気継続中なので、あくまで反転を確認してからのエントリーが安全です。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率過熱スコア
ホットランドHD31969.95-12.2%3.35倍-3 △やや弱
ツルハHD339121.59-11.9%1.71倍-1 →中立
メディアドゥ367823.49-13.7%2.21倍0 →中立
東宝960225.98-9.4%1.55倍0 →中立
サイゼリヤ758125.99-15.8%1.88倍-1 →中立

踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)

踏み上げ候補
信用倍率が1.0倍以下(空売りが買い残を上回る)の状態で、株価が前日比+2%以上の上昇となっている銘柄を抽出しています。空売り残高が多い中での株価上昇は、売り方の損切り(ショートカバー)を誘発しやすく、急騰に発展しやすいパターンです。
銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア
宝HD25310.12+2.48%-0.57pt3 △やや強
江崎グリコ22060.37+2.59%-0.57pt-2 △やや弱
コーセル69050.39+2.58%+0.53pt0 →中立
ワコールHD35910.45+14.65%+1.20pt4 ⚠過熱

勝ち組セクターの中核株(上昇業種×時価総額×割安)

勝ち組セクターの中核株
相場全体のトレンドが強い業種(業種の累積相対騰落が+2pt以上)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の上昇基調も確認でき(RSI≥50・乖離率≥0%)、予想PERが同業種内で割安(中央値以下)の銘柄を抽出しています。業種トレンド・規模・割安度の3条件が揃った、トップダウン方式での買い候補です。中長期の順張り戦略の参考情報です。
銘柄名コード業種(累積)騰落率予想PER時価総額過熱スコア
ソフトバンクグループ9984情報・通信業(+6.73pt)+4.68%4.8627.3兆円7 ⚠⚠強過熱
日立製作所6501電気機器(+4.89pt)-0.58%30.5123.4兆円5 ⚠過熱
ソニーグループ6758電気機器(+4.89pt)-0.50%17.6920.8兆円3 △やや強
キオクシアHD285A電気機器(+4.89pt)+0.07%34.4216.6兆円6 ⚠過熱
ソフトバンク9434情報・通信業(+6.73pt)-0.18%19.5610.7兆円3 △やや強

負け組セクターの中核株(下落業種×時価総額×割高)

負け組セクターの中核株
相場全体のトレンドが弱い業種(業種の累積相対騰落が-2pt以下)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の下落基調も確認でき(RSI≤50・乖離率≤0%)、予想PERが同業種内で割高(中央値以上)の銘柄を抽出しています。ポジション縮小や空売り戦略の参考情報です。
銘柄名コード業種(累積)騰落率予想PER時価総額備考
三菱商事8058卸売業(-6.85pt)-0.95%24.9619.8兆円※関連市況確認要
日本たばこ産業2914食料品(-2.96pt)-0.03%18.0311.6兆円
武田薬品工業4502医薬品(-2.93pt)-0.32%55.758.9兆円
INPEX1605鉱業(-10.30pt)-3.56%13.544.8兆円※関連市況確認要
大成建設1801建設業(-4.54pt)+0.22%15.542.6兆円

先行指標分析(市場体温計)

市場体温計とは
東証プライム全銘柄のRSI分布・乖離率分布・新高値/新安値比・騰落レシオ25日などから相場全体の過熱・底値度を測る指標群です。個別銘柄の過熱スコアが「1銘柄の買われすぎ」を見るのに対し、市場体温計は「市場全体がどれくらい熱いか」を捉えます。天底スコアは4項目の複合シグナルで0〜4点の範囲を取り、3/4以上で転換点接近と判定しています。
→ もっと詳しく知りたい方は:騰落レシオ25日と天底スコアの読み方を読む

東証プライム全1,539銘柄のスクリーナー集計から、市場全体のセンチメントをチェックします。本日は天井スコア2/4(警戒)、底値スコア0/4(下値余地あり)という状態で、過熱警戒のシグナルがまだ点灯しているのが気になります。

指標名本日値警戒水準状態
RSI70超(過熱銘柄比率)24.2%20%超で天井警戒⚠ 過熱
RSI30以下(売られすぎ比率)1.8%15%超で底値警戒→ 正常
RSI50以上(上昇勢い維持比率)76.1%60%超で強気相場↑ 強気相場
乖離率+10%超7.8%15%超で過熱警戒→ 正常
上昇銘柄比率44.3%70%超で過熱→ 正常
新高値/新安値比率1.31以下=要注意→ 正常
騰落レシオ25日110.64120超=過熱→ 正常(120接近)

天底スコア(複合シグナル)

上の8指標のうち、転換点に関わる重要項目を4つずつ束ねたのが天底スコアです。複数が同時点灯するほど、相場の転換点が近づいているサインになります。

🔺 天井スコア:2/4 ■■□□ 警戒

  • ☑ RSI70超 > 20%(現在 24.2%)
  • ☐ 乖離+10% > 12%(現在 7.8%)
  • ☑ 新高値/安値比 < 2.0(現在 1.3)
  • ☐ 騰落レシオ > 120(現在 110.64)

🔻 底値スコア:0/4 □□□□ 下値余地あり

  • ☐ RSI30以下 > 15%(現在 1.8%)
  • ☐ 乖離-10% < 15%(現在 0.5%)
  • ☐ 新高値/安値比 < 0.5(現在 1.3)
  • ☐ 騰落レシオ < 70(現在 110.64)

天井スコアは2/4で、RSI70超が20%超(24.2%)と新高値/安値比が2.0未満(1.3)という2つのシグナルが点灯中。一方、騰落レシオは110.64で120の過熱ラインには届いておらず、全面的な天井圏というよりは「一部銘柄に過熱が集中している」状態と読み取れます。底値スコアは0/4で、下値余地は十分にある局面。上昇銘柄比率44.3%も、天井圏の70%超には程遠い数値なので、相場の幅としてはまだ拡大余地がある1日だったといえそうですね。

年初来高値安値更新業種別 2026/04/20 高値39銘柄 安値30銘柄 電気機器が高値12銘柄で首位

本日のマクロ環境

【ホルムズ海峡封鎖通告でWTI原油+5.48%急騰】★★★ 重要
週末18日にイランが、いったん全開放の方針を示していたホルムズ海峡を一転して封鎖通告。これを受けてWTI原油は+5.48%急騰しています。さらに米軍によるイランタンカー拿捕、イラン側が2回目協議を拒否という動きも重なり、先週まで広がっていた停戦ムードからの不透明感が一気に強まった週明けでした。日本株は大幅下落を覚悟する材料が揃っていたにもかかわらず、日経+0.60%・TOPIX+0.43%で着地したのは正直意外な底堅さです。
🏆
【米ナス・S&P両最高値更新連れ高】★★★ 重要
ナス+1.52%・S&P+1.20%の両最高値更新を受けて日経+0.60%反発。値上がり業種21/33と幅は広がったものの、リーダーシップは機械+2.04%・空運業+1.88%の前週末弱気業種の買い戻しが中心で、新規トレンド主導ではない印象です。
【WTI原油急騰も資源株は逆行安】★★★ 重要
原油87.11$と大幅反発したものの、鉱業-3.89%・石油石炭-2.65%・海運-3.27%と連日の負け組。本来は資源高が追い風になる業種群が逆行安で、地政学リスクよりも需給悪化・決算懸念が優勢な動きになっています。
📊
【RSI70超24.2%の過熱継続・TOP3集中32.9%】★★ 注目
スコア+0/11で中立・様子見。D群-3(過熱+集中リスク)が重しになっています。上昇銘柄比率44.3%で幅もやや狭く、個別過熱銘柄と相場全体の温度差が広がっているのが特徴的ですね。
💱
【米10年金利4.266%低下・ドル円158.75円の円高】★★ 注目
グロース株には追い風(情通+1.54%・繊維+1.63%・精密+1.18%)。一方、銀行-0.50%と金利低下で逆風を受ける業種もあり、ローテーションとしてはグロース優勢(+2.01%)が明確な1日でした。

明日の日本株で注目したいポイント

先回りチェックリスト

チェックリストの使い方
各項目は過去の相場パターンをもとに設定したしきい値です。複数の○が重なるほど、翌日の資金流入確率が高まる傾向があります。単独の項目では判断せず、複数項目の組み合わせで総合判断することをお勧めします。
チェック項目判断基準本日値点数
業種売買代金急増業種数3業種以上電気機器・機械・化学(4業種)
値上がり業種数20業種以上21/33
シクリカル-ディフェンシブ差+1%以上+0.06%
非鉄・機械・電気機器3業種同時上昇全て上昇非鉄-2.15% / 機械+2.04% / 電機+0.96%
IT・サービス業の売買代金増加売られすぎ反転情通+1.54%(+1.11pt) / サービス+0.35%(-0.08pt)
年初来高値更新銘柄数5銘柄以上業種電気機器12/機械5/サービス4/銀行4
年初来安値更新銘柄数30銘柄以下30銘柄
銀行・保険の騰落率プラス=金利上昇期待銀行-0.50%(-0.93pt) / 保険+1.03%(+0.60pt)
ドル円・原油動向円安=輸出↑ / 原油安=コスト減ドル円158.75円(円高転換) / WTI87.11$(+5.48%)
TOPIX-グロース差グロースがTOPIXをアウトパフォームグロース+1.13pt優位

翌日のシナリオ分析

🟢 シナリオA(強気)

米ナス・S&P最高値更新トレンドが継続し、キオクシア・フジクラ等の半導体大型銘柄が下げ止まることで、TOP3集中32.9%が解消。グロース・製造業サイクルに幅広く資金が戻り、シクリカル-ディフェンシブ差が+1%超へ拡大する展開。機械・空運・繊維製品・情通の続伸と、非鉄金属・電気機器の反転確認で総合スコアも+3〜+5のやや強気レンジへ。

🔴 シナリオB(弱気)

ホルムズ海峡封鎖の地政学リスクが本格的に織り込まれ、RSI70超24.2%の過熱解消が進まずに調整入り。キオクシア・フジクラの半導体大型が再度売られ、資源セクター(鉱業・石油石炭・海運)の流出が継続。米PCE発表等のマクロ材料がネガティブに働けば、D群の-3がさらに深まり、値上がり業種数が10台前半へ縮小で総合スコア-3〜-4のやや弱気圏へ落ちる可能性があります。

📍 翌日の注目セクター(継続・新規・警戒)
  • 🟢 最注目セクター(連続流入):機械・空運業・情報・通信業
    機械+2.04%/+1.61pt・空運業+1.88%/+1.45pt・情通+1.54%/+1.11ptと、前週末の弱気業種の買い戻しが主導した反発組。継続性の確認が焦点です。
  • 🟢 新規流入期待:繊維製品・ゴム製品
    繊維製品+1.63%/+1.20pt・ゴム製品+1.47%/+1.04ptと、中小型・グロース傾斜の流入が継続中。ただし繊維製品はワコールHD+16.12%の一点突破による業種押し上げ要素が大きいので、他銘柄への波及は個別で確認したいところです。
  • 🔴 警戒(流出継続):鉱業・石油石炭・海運 / 電気・ガス業
    鉱業-3.89%・石油石炭-2.65%・海運-3.27%・電気ガス-2.54%。ホルムズ海峡封鎖通告+WTI+5.48%急騰という本来なら資源株に追い風の材料が揃っても逆行安という内部売り圧が続いており、需給悪化の解消確認が必要そうです。
  • 🟡 翌日の注目点:RSI70超24.2%の過熱警戒水準継続 / 米ナス・S&P最高値更新のリスクオン持続性 / TOP3集中32.9%の解消可否 / ドル円158.75円の円高進行 / 米軍イラン拿捕・協議拒否で強まった地政学リスクの織り込み方

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:+0/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:+1/3(グロース250+1.56%でTOPIX比+1.13pt優位・日経-TOPIX差+0.17ptは0判定)
  • B 幅・需給:+0/3(値上がり21/33業種・スプレッド+9銘柄・上昇銘柄比率44.3%でいずれも中間帯)
  • C 内部エネルギー:+1/3(cd差+0.06%で中立・急増銘柄平均+2.90%でC2+1点灯・RSI健全度は0判定)
  • D 過熱調整:-3(⚠RSI70超24.2%でD1-2点灯 / ⚠売買代金TOP3集中32.9%でD2-1点灯)
  • E マクロ:+1/2(ナス+1.52%・S&P+1.20%で合算+2.72%・両最高値更新でE2+1点灯 / VIX19.58は中立圏)

判定根拠:A・C・E群がプラスで、米最高値更新とグロース優位という外部環境の追い風はしっかり入ってきています。ただしB群は値上がり業種数・スプレッド・上昇銘柄比率いずれも閾値に届かず0点、さらにD群では過熱度ブレーキ-2と資金集中リスク-1の合計-3が重しになり、合計で±0の中立レンジに着地しました。D群-3が解消されるか、B群の幅が広がるかのどちらかが、次のステージへ進む条件になりそうです。

一言まとめ:ホルムズ海峡封鎖通告+サンデーダウ下落という悪材料を受けて大幅下落を覚悟していたものの、米ナス・S&P両最高値更新の連れ高で日経+0.60%反発という意外な底堅さで着地した1日でした。ただし機械+2.04%・空運+1.88%主導の値上がり21/33は前週末弱気業種の買い戻し色が濃く、新規トレンドとはまだ言いづらい状況です。資源セクターは連日最下位、TOP3集中32.9%・RSI70超24.2%の過熱でD群-3が重石。先週まで広がっていた停戦ムードが米軍イラン拿捕・協議拒否で一気に不透明化した点も、米PCE等の次の材料待ちで再評価されることになりそうです。

翌日注目:機械・空運業(続伸継続か) / 情報・通信業・繊維製品(グロース優位の継続確認) / 鉱業・海運業(地政学リスク再燃下での反転あるか)

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
免責事項:本記事は情報提供を目的とした個人の分析記事であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。掲載しているデータ・分析は作成時点の情報に基づくもので、内容の正確性・完全性を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任と判断で行ってください。本記事の情報により生じたいかなる損害についても、筆者は一切の責任を負いません。

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