【2026/04/13】日本株 今日の相場まとめ|全面安・警戒
対TOPIX相対で見る業種別資金フロー・セクターローテーション
2026年4月13日(月)の日本株市場は、日経平均が前日比-0.74%(56,502円)、TOPIX-0.45%と全面安。 パキスタンでの米・イラン和平協議が決裂し、WTI原油が96→105ドルへ急騰。リスク回避ムードが広がりました。 ただし対TOPIX相対で見ると鉱業・情報通信・銀行が明確に優位で、相場テーマは「業種全体の物色」から「決算銘柄の個別物色」へと移行しています。
- 🔴 全面安・警戒。日経-0.74%/TOPIX-0.45%、値上がり業種は33業種中わずか7業種。年初来安値更新が65銘柄(先週末比2倍超)に急増。
- 🟢 決算銘柄に選別資金。TSIホールディングス+20.78%(売買代金+1,385%)、電通グループ+10.1%、安川電機+7.05%が個別急騰。
- ⚠️ 原油105ドル急騰が最大リスク。内需消費・ゴム・化学などコスト高関連セクターへの逆風が長期化する懸念。
マーケットサマリー(2026年4月13日)|日本株 本日の見通しと動向
本日の主要市場指標を確認します。先週末の4/10確定値(日経+1.84%)から週明けにかけて地政学リスクが急浮上した形です。
| 指標 | 終値 | 前日比 | 日本株への影響 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 56,502円 | ▼ -0.74% | 前引け-567円から下げ幅縮小 |
| TOPIX | 3,723 | ▼ -0.45% | 日経より下落小さく相対底堅い |
| グロース250 | 759.78 | ▼ -0.66% | 小型グロースも軟調 |
| ドル円 | 159.72円 | ▲ 円安継続 | 輸出株に追い風↑ |
| 米10年金利 | 4.38% | ▲ 上昇↑ | グロース・ハイテクに逆風↓ |
| VIX(恐怖指数) | 23.50 | ▲ +11.7% | 警戒水準。リスク意識上昇↑ |
| WTI原油 | $105 | ▲ +7.7% 急騰 | エネルギー株↑ / 内需消費↓ |
| NYダウ | 47,917ドル | ▼ -0.56% | やや軟調→ |
| 金(Gold) | $3,150 | ▲ +1.0% | 地政学リスク継続↑ |
パキスタン・イスラマバードでの米・イラン和平協議が4/12に物別れとなり、ホルムズ海峡の逆封鎖継続でWTI原油が一気に105ドルへ急騰。有事のドル買いで円安も進行し、日本株は前引けで-567円の大幅安となりましたが、決算銘柄への個別買いが下値を支え引けにかけて下げ幅を縮小しました。
業種別 資金フロー分析|対TOPIX相対で読む今日の相場
本日はTOPIX-0.45%という全体環境のもと、対TOPIX相対騰落(各業種の騰落率からTOPIX騰落率を差し引いた値)を使って「相場をけん引したセクター」と「足を引っ張ったセクター」を分析します。値上がり業種は33業種中わずか7業種と、明確な全面安相場でした。
値上がり業種 TOP5(対TOPIX相対で強かったセクター)
| 業種 | 騰落率 | 対TOPIX相対 | TOPIX比判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 鉱業 | +3.27% | +3.72pt ◎ | 市場大幅超 | 原油急騰(105ドル)の直接恩恵。INPEX・石油資源開発に資金流入 |
| 情報・通信業 | +0.59% | +1.04pt ○ | 市場超 | さくらインターネット+6.89%・電通+10.1%など決算銘柄が業種を牽引 |
| 陸運業 | +0.38% | +0.83pt ○ | 市場超 | ディフェンシブ性から相対的に底堅い。原油高の影響は限定的 |
| 銀行業 | +0.22% | +0.67pt ○ | 市場超 | 米金利4.38%上昇→利ざや期待継続。地銀で年初来高値更新9銘柄 |
| 機械 | +0.09% | +0.54pt ○ | 市場超 | 安川電機+7.05%(決算)が業種を支える。個別物色が主体 |
値下がり業種 TOP5(対TOPIX相対で弱かったセクター)
| 業種 | 騰落率 | 対TOPIX相対 | TOPIX比判定 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| ゴム製品 | -2.13% | -1.68pt ✕ | 最大の負け組 | 原油急騰→原材料コスト高。ブリヂストン-1.69%など全面安 |
| 空運業 | -1.84% | -1.39pt ✕ | 大幅劣位 | 原油高→燃料費急増懸念で売り優勢 |
| 電気・ガス業 | -1.70% | -1.25pt ✕ | 大幅劣位 | 原油高→LNG価格連動でコスト懸念。電力各社に売り |
| 非鉄金属 | -1.48% | -1.03pt ✕ | 先週の主役が反落 | 先週+3.49%の反動。フジクラ+1.21%も売買代金高水準で様子見 |
| 医薬品 | -1.36% | -0.91pt ▲ | 相対劣位 | ディフェンシブ離れ継続。持田製薬が年初来安値更新+急増 |
テーマ別 資金フロー|対TOPIX相対で見る「今日買われたテーマ・売られたテーマ」
本日の相場テーマは「業種全体の物色」から「決算銘柄の個別物色」へ明確に移行しました。対TOPIX相対でプラスのテーマはIT・SaaS(+6.79pt)と銀行・地銀(+4.30pt)に絞られています。
さくらインターネット +6.89%
決算上方修正銘柄に選別資金が集中
地銀で年初来高値更新9銘柄
米金利上昇→利ざや期待が下支え
ローツェ+2.24%も対TOPIX-3.14pt
先週の急騰からの利益確定売り
タマホーム-9.98%(急増+499%)
地政学リスクが逆に建設系を直撃
先週の急騰から一服。売買代金は高水準維持
長期トレンドは継続中と見る
年初来安値更新が小売業で最多
原油高→コスト高で圧迫継続
資金ローテーション分析|セクターローテーションの方向性を読む
- シクリカル vs ディフェンシブ:非鉄・機械・電気機器・化学の平均 ー 医薬品・食料品・電気ガスの平均
- グロース vs バリュー:情報通信・サービス・精密機器の平均 ー 銀行・保険・証券の平均
- 内需 vs 外需(商社):小売・建設・不動産の平均 ー 卸売業(商社)の平均
本日のローテーションは、シクリカル-ディフェンシブ差が+0.11%(先週+1.60%から大幅縮小)となり、リスクオンの勢いが失速しています。一方でグロース-バリュー差が+0.38%とグロース優勢に転じており、決算好業績のIT・グロース銘柄への選別が進んでいます。
| カテゴリ | 本日騰落率 | 対TOPIX相対 | ローテーション軸(差分) | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| シクリカル(景気敏感) | -0.48% | -0.03pt | シクリカル vs ディフェンシブ:+0.11% | → 勢い失速(先週+1.60%から縮小) |
| ディフェンシブ(安定) | -0.59% | -0.14pt | — | → 変わらず売られ |
| グロース(IT系) | -0.25% | +0.20pt | グロース vs バリュー:+0.38% | ✅ 決算銘柄中心にグロース優勢 |
| バリュー(金融) | -0.63% | -0.18pt | — | → やや弱い |
| 資源・エネルギー | +1.66% | +2.11pt | TOPIX比日経-TOPIX差:-0.29pt | ✅ 原油急騰で突出した強さ |
| 内需・インフラ | -1.09% | -0.64pt | 内需 vs 外需(商社):+1.41% | ❌ 原油高コストで急速に弱体化 |
| 総合商社 | -0.85% | -0.40pt | — | → 原油高恩恵より利確優勢 |
本日の注目銘柄|売買代金ランキング・値上がり率ランキング
値上がり率と売買代金(出来高)の両方で注目された銘柄を分析します。大商いを伴う値上がり銘柄は機関投資家の本格的な資金流入サインです。本日は決算発表銘柄への選別買いが目立ちました。
★★★ 値上がり+大商い(本物の資金流入)銘柄
| 注目度 | 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 対TOPIX相対 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| ★★★ | 電通グループ(4324) | サービス業 | +10.10% | +10.55pt | 決算上方修正。売買代金+711%急増で本日最注目 |
| ★★★ | 安川電機(6506) | 電気機器 | +7.05% | +7.50pt | 決算好感。売買代金771億円と高水準 |
| ★★★ | さくらインターネット(3778) | 情報・通信 | +6.89% | +7.34pt | AI・DC関連として継続物色。売買代金156億円 |
| ★★★ | SUMCO(3436) | 金属製品 | +5.93% | +6.38pt | 半導体ウェーハ。売買代金急増+127%で年初来高値 |
| ★★★ | 日東紡績(3110) | ガラス・土石 | +5.58% | +6.03pt | 売買代金1,058億円と突出。代金/時価総額比968%と異常高水準 |
| ★★★ | INPEX(1605) | 鉱業 | +3.13% | +3.58pt | 原油105ドル急騰の恩恵。売買代金427億円 |
★★★ 売買代金集中 TOP5(資金が最も集まっている銘柄)
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 売買代金 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| キオクシアHD(285A) | 電気機器 | +3.75% | 1兆528億円 | 売買代金断トツ1位。AI向けHBM需要継続 |
| 古河電気工業(5801) | 非鉄金属 | -1.07% | 4,691億円 | 下落しながら高商い。代金/時価総額1,465%と異常値 |
| フジクラ(5803) | 非鉄金属 | +1.21% | 3,883億円 | 先週の主役が一服。売買代金高水準維持で注目継続 |
| アドバンテスト(6857) | 電気機器 | -0.44% | 1,614億円 | 対TOPIX+0.01ptとほぼ中立。半導体テスタは下値堅い |
| 東京エレクトロン(8035) | 電気機器 | -3.59% | 1,387億円 | 決算銘柄の安川と明暗。半導体装置内で選別が進む |
先行指標分析|仕込み兆候・モメンタム銘柄・年初来安値急増警報
★ 最強モメンタム|年初来高値更新 かつ 本日+3%以上(15銘柄)
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 対TOPIX相対 | 売買代金増加率 | 診断 |
|---|---|---|---|---|---|
| TSIホールディングス(3608) | 繊維製品 | +20.78% | +21.23pt | +1,385% | ◎ 急増+急騰 最注目 |
| ジンズホールディングス(3046) | 小売業 | +18.62% | +19.07pt | +945% | ◎ 急増+急騰 |
| PILLAR(6490) | 機械 | +8.73% | +9.18pt | +389% | ○ 強いモメンタム |
| 四国銀行(8387) | 銀行業 | +5.73% | +6.18pt | +195% | ○ 強いモメンタム |
| 日東紡績(3110) | ガラス・土石 | +5.58% | +6.03pt | +162% | ○ 強いモメンタム |
| キオクシアHD(285A) | 電気機器 | +3.75% | +4.20pt | — | △ 高値更新 |
◎ 資金流入開始サイン|売買代金急増+値上がり(13銘柄)
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 代金増加率 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 電通グループ(4324) | サービス業 | +10.10% | +711% | ◎ 急増+急騰 決算物色最注目 |
| ローツェ(6323) | 機械 | +2.24% | +613% | △ 流入の兆し 先週に続き急増継続 |
| 持田製薬(4534) | 医薬品 | +1.58% | +789% | △ 年初来安値圏で急増→底打ち確認要 |
⚠ 年初来安値急増警報|投げ売り・反転候補
年初来安値更新銘柄が先週末の30銘柄から65銘柄へ急増(1週間で2倍超)。小売業15銘柄以上・サービス業9銘柄・IT6銘柄が中心です。これは相場の構造的弱さを示すシグナルであり、内需消費・IT系への投資は慎重な姿勢が必要です。
| 銘柄名 | 業種 | 騰落率 | 代金増加率 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 大黒天物産(2791) | 小売業 | -10.51% | — | ⚠ 年初来安値更新+大幅急落 |
| タマホーム | 建設業 | -9.98% | +499% | ⚠ 急増+急落→投げ売りサイン |
| 技研製作所 | 機械 | -9.42% | — | ▲ 大幅安→底打ち確認必要 |
| 持田製薬(4534) | 医薬品 | — | +789% | △ 安値更新圏で急増→反転観測 |
本日のマクロ環境|相場を動かした5つのニュース
明日の先回り候補|次に資金が流れるセクター・注目銘柄
- 🟢 最注目セクター(先回り候補):銀行(地銀)・工作機械・IT決算銘柄
銀行は金利上昇期待+対TOPIX相対優位が継続。工作機械はローツェが売買代金急増+613%で流入継続。IT決算好業績銘柄を事前スクリーニングして狙う戦略が有効。 - 🔴 資金流出警戒セクター:ゴム・空運・非鉄金属(先週の主役が反落)
ゴム-1.68pt・空運-1.39pt・非鉄-1.03ptと対TOPIX比で大幅負け。原油高コスト懸念が続く限り反発は困難。 - ⚠️ 年初来安値急増警戒:65銘柄(小売・IT・サービス中心)
先週比+35銘柄で急増。原油高コストが長期化するなら内需消費の低迷も長引く。安易な逆張りは禁物。
先回りチェックリスト(本日の判定)
- 値上がり業種数 20以上:全面高に近い相場では幅広いセクターに資金が入りやすい
- シクリカル-ディフェンシブ差 +1%以上:リスクオンの地合いが明確で景気敏感株が選好されやすい
- 非鉄・機械・電気機器の3業種同時上昇:製造業全体にサイクルが波及しているサイン
| チェック項目 | 判断基準 | 4/13の結果 | 4/10の結果 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 値上がり業種数 | 20以上=全面高 | 7 / 33業種 | 14 / 33業種 | ✕ 全面安・選別相場 |
| シクリカル-ディフェンシブ差 | +1%以上=リスクオン | +0.11% | +1.60% | → リスクオン勢い失速 |
| 非鉄・機械・電気機器 3業種同時上昇 | 全て上昇=製造業サイクル | 機械のみ(非鉄・電気↓) | ○全て上昇 | ✕ 先週の主役が反落 |
| IT決算銘柄への売買代金急増 | 急増+値上がり=反転サイン | 電通+711%・さくら | — | ✅ 決算銘柄に選別資金 |
| 銀行・保険の騰落率(対TOPIX相対) | プラスなら金利上昇期待 | 銀行+0.67pt | +0.65% | ✅ 金利上昇期待継続 |
| 年初来安値更新銘柄数 | 30以上=売り圧力強い | 65銘柄(警戒) | 30銘柄 | ✕ 構造的弱さ拡大中 |
翌日のシナリオ分析
非鉄・電線の戻し買い
リスクオン復活→先週のトレンド再開
→ 先週の主役セクターへの追加買い場
ゴム・空運・化学への逆風継続
資金は決算好業績銘柄のみに集中
→ 決算スクリーニング戦略が有効
🎯 本日の総合判定:全面安・警戒
日経-0.74% / TOPIX-0.45% / グロース-0.66%と全指数下落。しかし対TOPIX相対で見ると、鉱業(+3.72pt)・情報通信(+1.04pt)・銀行(+0.67pt)が明確に優位でした。
先週の主役・非鉄が-1.03ptと反落し、資金の受け皿が「業種全体の物色」から「決算銘柄の個別物色」へと明確に移行した一日でした。年初来安値65銘柄(先週比+35銘柄)は相場の構造的弱さを示すシグナルです。
和平協議決裂・原油105ドルという地政学リスクが長期化するなら内需消費の低迷も長引く可能性があります。戦略は明確:対TOPIX相対で強いセクター(銀行・情報通信)の中で好決算銘柄を事前スクリーニングして狙う。










コメントを残す