今日の日本株|2026年4月21日の市場資金フロー|非鉄・ハイテク主導で日経続伸、TOPIXは続落

今日の日本株 市場資金フローレポート 2026年4月21日 総合判定 中立・様子見 最強業種 非鉄金属+3.75% 最弱業種 輸送用機器-2.00%

今日の日本株|2026年4月21日の市場資金フロー|非鉄・ハイテク主導で日経続伸、TOPIXは続落

今日の日本株は、日経平均が+0.89%と続伸する一方、TOPIXは-0.18%と小幅安で引けた、かなり二極化した1日でした。非鉄金属+3.75%・情報通信業+1.93%という2業種が相場を引っ張る構図で、値上がり業種は9/33と物色の幅は狭め。個人的には、米イランの22日の停戦期限を前に、トランプ氏が「妥協はしない」と強硬姿勢を崩しておらず、軍事行動の再開か、それとも土壇場での合意に至るか、極めて予断を許さない状況です。そんな中、停戦を織り込みに行っているのか、ハイテク・非鉄を中心に日経は上昇、TOPIXもマイナスながら小幅安にとどまりました印象でした。
📌 今日の3行まとめ
  • 非鉄金属(+3.75%)・情報通信業(+1.93%)の2業種が牽引、値上がり業種は9/33と選別色が強い1日でした
  • シクリカル-ディフェンシブ差は+1.00%ちょうどでややリスクオン。グロース優勢(+1.88%)も継続中
  • 総合判定は中立・様子見(+0/11)で前日から横ばい、ただし大型3銘柄の売買代金がプライム市場の30%を占めており注意が必要

本日のマーケットサマリー

指標終値前日比メモ
日経平均59,348.95+0.89%半導体・非鉄主導で続伸
TOPIX3,770.38-0.18%広範囲では売り優勢
グロース250805.60+0.37%中小型も底堅い
ドル円159.16円+0.26%やや円安進行
米10年金利4.254%-0.012低下、グロース追い風
VIX19.08-2.55%中立圏で落ち着き
NYダウ49,442.56-0.01%高値圏で横ばい
ナスダック24,404.39-0.26%最高値圏で一服
WTI原油86.93ドル-0.21%安値圏膠着
騰落レシオ25日109.44やや過熱圏

業種別資金フロー分析

対TOPIX相対騰落とは
各業種の騰落率からTOPIX(-0.18%)を引いた値です。プラスなら市場平均より強い(資金が集まっている)、マイナスなら市場平均より弱い(資金が逃げている)ことを示します。本日のようにTOPIXが-0.18%と小幅安の局面では、相対騰落がプラスの業種は「マイナス地合いの中でも本当に買われた業種」といえます。
→ もっと詳しく知りたい方は:対TOPIX相対騰落・累積ptの読み方を読む

今日の業種別フローを見ていくと、シクリカル(景気敏感)の中でも非鉄金属と電気機器、そしてグロースの情報通信業という3業種が突出して強い1日でした。フジクラ・古河電工・住友電工といった電線御三家と、キオクシア・ソフトバンクグループの大型ハイテク株がそれぞれのセクターを押し上げた格好です。一方で、銀行業(-1.92%)や医薬品(-1.79%)、輸送用機器(-2.00%)といったディフェンシブ寄りの業種や金融、そしてトヨタ筆頭の自動車は軟調で、いわゆる「指数買い+広範囲売り」の構図が浮き彫りになっていますね。

シクリカル-ディフェンシブ差は+1.00%ちょうど。判定上は「ややリスクオン」に転換した1日で、前日の-0.44%から明確に改善しています。ただし、グロース-バリュー差は+1.88%とグロース優位がさらに進んでおり、半導体・電線など特定テーマへの資金偏在が強まっている点は気をつけたいところです。

業種別騰落率・相対騰落 33業種 2026年4月21日 非鉄金属最強 輸送用機器最弱 紫帯で相対騰落表示

値上がり業種 TOP5

順位業種名騰落率相対騰落コメント
1非鉄金属+3.75%+3.93pt電線御三家が急伸、AI関連の銅需要期待が再燃
2情報・通信業+1.93%+2.11ptSBG+8.53%・さくらインターネット+6.88%。累積1位を維持
3金属製品+1.81%+1.99ptSUMCO+5.50%・日本発條+8.10%が相場を牽引
4ガラス・土石製品+1.35%+1.53ptMARUWA+6.10%・日本電気硝子+5.13%と素材系が高い
5電気機器+1.00%+1.18ptキオクシア+7.31%・イビデン+10.29%・レーザーテック+5.70%

値下がり業種 TOP5

順位業種名騰落率相対騰落コメント
1輸送用機器-2.00%-1.82ptトヨタ-3.24%が重石、自動車株全般に売り
2銀行業-1.92%-1.74pt米長期金利低下で収益期待後退、地銀中心に売り
3医薬品-1.79%-1.61pt武田-4.2%圏内、ディフェンシブ離脱の動き
4繊維製品-1.52%-1.34pt前日までの上昇反動。累積では4位を維持
5精密機器-1.37%-1.19ptリガクHD+22.07%の急騰銘柄ありも業種全体は軟調

値下がり側を見ると、金利低下の恩恵を受けにくい銀行や、ディフェンシブ代表格の医薬品、そしてトヨタ主導の輸送用機器が沈んでいるのが分かります。特に銀行業の-1.92%は、ドル円が159円台に進行したにもかかわらず売られているのが印象的で、米10年金利が4.25%台に低下したことが重石になったと見ています。

補足:日銀の政策金利動向
政策金利の判断:政策金利を0.75%程度で据え置く可能性が高まっています。中東情勢(米国・イラン対立)による原油高や供給制約の影響を、もう少し慎重に見極める必要があるとの判断です。
市場の予測:市場が予想する今月の利上げ確率は、月初(70%超)から10%未満へと急低下しており、据え置きをほぼ織り込んでいます。

下のヒートマップでは、直近8営業日の業種別対TOPIX相対騰落の変遷を確認できます。情報・通信業が累積+8.84ptで1位、電気機器が+6.07ptで2位と、グロース・ハイテク勢が累計ではしっかり首位争いを繰り広げているのが見て取れますね。

業種別対TOPIX相対騰落ヒートマップ 2026年4月10日から4月21日 8日分 情報・通信業が累積1位(+8.84pt)

テーマ別資金フロー

テーマ別平均騰落率とは
各テーマに分類した銘柄の騰落率を単純平均したものが「平均騰落率」です(売買代金加重なし)。そこからTOPIX(-0.18%)を引いた値が「相対騰落」で、テーマとして市場平均より強いか弱いかを示します。相対騰落+2pt以上を◎大量流入、+0〜+2ptを○流入、-1pt以下を✕大幅流出と判定しています。

10テーマの中で明確にプラスを維持したのは素材(+1.16pt)だけで、残り9テーマがすべてマイナスという、やや偏った1日でした。ただし、テクノロジー(-0.01pt)・不動産建設(-0.01pt)はほぼTOPIX並みで踏みとどまっており、「素材+ハイテク」の2軸相場になっている印象です。一方、金融(-0.90pt)・製造業サイクル(-0.86pt)・生活防衛(-0.71pt)は流出が明確で、幅広いディフェンシブ・金融セクターから資金が抜けています。

🥇 素材 +1.16pt
鉄鋼・非鉄金属・化学

非鉄金属が単独で相対騰落+3.93ptと牽引。鉄鋼との強弱は分かれた格好で、中でも電線関連への資金流入が目立ちました。

テクノロジー -0.01pt
電気機器・精密機器

電気機器(+1.18pt)と精密機器(-1.19pt)が綺麗に打ち消し合い、結果ほぼゼロpt。ただし代金シェアは40.2%とテーマ内の主戦場であり続けています。

不動産・建設 -0.01pt
不動産業・建設業

金利低下の恩恵期待で不動産業(+0.25pt)がプラス、建設業(-0.27pt)は小幅軟調。

内需消費 -0.22pt
小売業・サービス業

サービス業(+0.40pt)は善戦しつつ、小売業(-0.84pt)が足を引っ張る構図。ノジマ+14.18%の急騰はあるものの、業種全体では軟調です。

商社 -0.25pt
卸売業

卸売業-0.25pt単独。累積では-7.10ptと累計31位まで後退しており、金利低下と原油安で商社ビジネスへの逆風が続いています。

輸送・物流 -0.35pt
海運・空運・倉庫運輸

空運業-0.88ptが軟調、倉庫運輸業は微プラス+0.10ptで踏みとどまりました。全体としては様子見ムードの強いテーマです。

エネルギー -0.69pt
鉱業・石油石炭製品

WTIが86ドル台に沈み、石油石炭製品-1.08pt軟調。イラン情勢次第ではここが最大の振れ幅を持つテーマになりそうです。

生活防衛 -0.71pt
食料品・医薬品・電気ガス・陸運

医薬品-1.61pt軟調で全業種マイナス。リスクオン転換局面ではディフェンシブから資金が抜けるお決まりのパターンが出ています。

製造業サイクル -0.86pt
機械・輸送用機器

機械+0.09pt vs 輸送用機器-1.82ptで完全に2極化。トヨタ売りが自動車全般に波及し、テーマ全体を押し下げた形です。

金融 -0.90pt
銀行・保険・証券

銀行業-1.74pt軟調で全業種マイナス、4日連続の流出継続中。米金利低下を嫌気する動きが明確になっています。

テーマ別資金フロー相対騰落 2026年4月21日 素材+1.16ptが最強 金融-0.90ptが最弱

資金ローテーション分析

ローテーション軸の差分
各カテゴリは複数の東証業種を束ねたグループです。グループ内の業種騰落率を単純平均し、2つのグループの差を取っています。差分がプラスなら前者が強い、マイナスなら後者が強いことを示します。±1%以上の開きがあるときは、ローテーションのトレンドとして信頼度が高くなります。

本日のローテーションは、「リスクオン+グロース優勢」という構図が明確に出た1日でした。シクリカル-ディフェンシブ差が+1.00%ちょうどまで改善し、ちょうど「ややリスクオン」の入口です。さらにグロース(IT)-バリュー(金融)差が+1.88%まで開き、グロース優位が3日連続で加速しているのが目立ちます。

ローテーション軸差分判定
シクリカル vs ディフェンシブ+1.00%シクリカル優勢(↑ 転換の入口)
グロース(IT) vs バリュー(金融)+1.88%グロース強(↑↑ 3日連続)
シクリカル vs グロース(IT)-1.07%グロース優勢
内需 vs 外需(商社)-0.09%中立→

本日の注目銘柄

値上がり率 TOP3

順位銘柄名コード業種騰落率相対騰落
1リガク・ホールディングス268A精密機器+22.07%+22.25pt
2ノジマ7419小売業+14.18%+14.36pt
3武蔵精密工業7220輸送用機器+13.24%+13.42pt

売買代金集中 TOP3

銘柄名業種騰落率売買代金注目ポイント
キオクシアホールディングス電気機器+7.31%8,146億円半導体需要継続、AI関連で買い優勢
ソフトバンクグループ情報・通信業+8.53%4,865億円グロース大型株のけん引役
フジクラ非鉄金属+6.51%2,856億円電線御三家の筆頭、AI関連の銅需要期待

この3銘柄で市場全体の売買代金シェアが31.2%に達しており、大型株集中の構図は前日からさらに強まった印象です。D群の資金集中リスクはマイナス判定となっています。

最強モメンタム上位(RSI≥60 かつ 乖離率≥+5% かつ 相対騰落+1pt以上)

過熱スコア
RSI・サイコロジカルライン・乖離率・出来高倍率・信用倍率の5指標をそれぞれ-2〜+2点で採点し、合計した値です(合計範囲:-10〜+10点)。スコアが高いほど短期的な買われすぎを示します。+5以上(⚠過熱)は急騰後の反落リスクに注意、+3〜4(△やや強)は押し目狙いに適した局面、0以下(→中立)は過熱感がなく追いかけやすい局面です。

今日の上位は完全に電線・半導体・ハイテクグロースの色で染まりました。JX金属・古河電工・フジクラ・三井金属・住友電工と電線関連が並び、続いてマネーフォワード・SBG・さくらインターネットといった情通グロースが並ぶ展開。ただし過熱スコアが+5以上の銘柄が多く、短期的な過熱感には気をつけたいところです。

銘柄名コード騰落率相対騰落過熱スコア判定
JX金属5016+0.06%+3.93pt7⚠⚠強過熱
古河電気工業5801+2.76%+3.93pt3△やや強
フジクラ5803+6.51%+3.93pt5⚠過熱
三井金属5706+5.38%+3.93pt3△やや強
住友電気工業5802+3.25%+3.93pt4⚠過熱
マネーフォワード3994+11.02%+2.11pt5⚠過熱
ソフトバンクグループ9984+8.53%+2.11pt6⚠過熱

高値更新×業種強し(本日年初来高値更新 かつ 業種の相対騰落+1pt以上)

抽出条件の説明
本日に年初来高値を更新した銘柄のうち、所属業種の相対騰落が+1pt以上の業種に属するものを抽出しています。個別銘柄の上昇と業種トレンドの両方が揃った、最も確度の高いシグナルです。前日比率の高い順に並べています。

業種トレンド+個別モメンタム双方が揃った、最も確度の高いシグナル群です。電気機器とグロース(情通・ガラス土石)から計6銘柄がリストアップされました。

銘柄名コード業種騰落率相対騰落過熱スコア
イビデン4062電気機器+10.29%+1.18pt6
ソフトバンクグループ9984情報・通信業+8.53%+2.11pt6
さくらインターネット3778情報・通信業+6.88%+2.11pt4
MARUWA5344ガラス・土石製品+6.10%+1.53pt6
アンリツ6754電気機器+5.65%+1.18pt7
日本電気硝子5214ガラス・土石製品+5.13%+1.53pt6

売られすぎ反転候補(RSI≤35 かつ 乖離率≤-5% かつ 出来高倍率≥1.5倍)

抽出条件の説明
売られすぎの状態(RSI≤35・移動平均からの乖離率が-5%以下)にありながら、出来高が急増(25日平均の1.5倍以上)している銘柄を抽出しています。底値圏で大口の買いが入り始めているサインとして注目します。逆張り・底値拾い向けの参考情報です。

業種全体が強い中でも、個別では逆張り候補がしっかり存在しています。メディアドゥやディップ、パソナといった人材・IT関連の逆張りが中心となっています。

銘柄名コードRSI乖離率出来高倍率騰落率
メディアドゥ367815.00-13.4%2.29倍-0.52%
東宝960217.24-9.9%1.59倍-0.75%
ラクト・ジャパン313919.78-6.8%1.66倍-2.32%
ディップ237922.93-10.3%2.12倍-1.25%
ヨシムラ・フード・HLDG288423.33-21.6%2.88倍-2.81%

踏み上げ候補(信用倍率≤1.0 かつ 前日比+2%以上)

抽出条件の説明
信用倍率が1.0倍以下(空売りが買い残を上回る)の状態で、株価が前日比+2%以上の上昇となっている銘柄を抽出しています。空売り残高が多い中での株価上昇は、売り方の損切り(ショートカバー)を誘発しやすく、急騰に発展しやすいパターンです。
銘柄名コード信用倍率騰落率相対騰落過熱スコア
吉野家HLDG98611.00倍+3.30%-2
ワコールHLDG35910.44倍+5.12%-1.34pt5
東京製鐵54230.82倍+2.64%1
大栄環境93361.11倍+3.20%-2
メガチップス68751.21倍+4.03%+1.18pt2

勝ち組セクターの中核株(上昇業種×時価総額×割安)

抽出条件の説明
相場全体のトレンドが強い業種(業種の累積相対騰落が+2pt以上)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の上昇基調も確認でき(RSI≥50・乖離率≥0%)、予想PERが同業種内で割安(中央値以下)の銘柄を抽出しています。業種トレンド・規模・割安度の3条件が揃った、中長期順張り戦略の参考情報です。

累積で強い情通・電気機器・非鉄金属の中から、時価総額と割安度でフィルタした銘柄がずらり並びました。SBG・日立・三菱電機・ソフトバンク(通信)・住友電工あたりが中核株群として浮上しています。

銘柄名コード業種騰落率予想PER過熱スコア
ソフトバンクグループ9984情報・通信業+8.53%5.276
日立製作所6501電気機器+0.70%30.725
三菱電機6503電気機器-0.99%34.276
ソフトバンク9434情報・通信業-0.45%19.473
住友電気工業 ※関連市況確認要5802非鉄金属+3.25%24.804

負け組セクターの中核株(下落業種×時価総額×割高)

抽出条件の説明
相場全体のトレンドが弱い業種(業種の累積相対騰落が-2pt以下)の中から、時価総額が大きく(業種の中核銘柄)、個別株の下落基調も確認でき(RSI≤50・乖離率≤0%)、予想PERが同業種内で割高(中央値以上)の銘柄を抽出しています。ポジション縮小や空売り戦略の参考情報です。

累計で弱い業種の中核株は、資源・金融・公益といったあたりが中心になっています。商社の三菱商事、医薬品の武田薬品、エネルギーのINPEXといった面々が並び、警戒継続のサインです。

銘柄名コード業種騰落率予想PER過熱スコア
三菱商事 ※関連市況確認要8058卸売業-1.34%24.63-3
日本たばこ産業2914食料品-0.57%17.93-2
武田薬品工業4502医薬品-1.56%54.88-3
MS&ADインシュアランスHD8725保険業-0.30%8.32-2
INPEX1605鉱業-0.34%13.49-3

先行指標分析(市場体温計)

市場体温計とは
東証プライム全銘柄のRSI分布・乖離率分布・新高値/新安値比・騰落レシオ25日などから相場全体の過熱・底値度を測る指標群です。個別銘柄の過熱スコアが「1銘柄の買われすぎ」を見るのに対し、市場体温計は「市場全体がどれくらい熱いか」を捉えます。天底スコアは4項目の複合シグナルで0〜4点の範囲を取り、3/4以上で転換点接近と判定します。
→ もっと詳しく知りたい方は:騰落レシオ25日と天底スコアの読み方を読む

市場全体のセンチメントを測る8指標は、ほぼすべて「正常」圏内に収まっています。東証プライム全銘柄ベースでは、指数こそ日経が+0.89%でも、上昇銘柄比率は32.9%と3分の1程度。広範囲ではやや売り優勢なのが可視化されています。

指標名本日値警戒水準状態
RSI70超(過熱銘柄比率)11.8%20%超で天井警戒→ 正常
RSI30以下(売られすぎ比率)11.0%15%超で底値警戒→ 正常
RSI50以上(上昇勢い維持)50.6%60%超で強気相場→ 正常
乖離率+10%超7.1%15%超で過熱警戒→ 正常
乖離率-10%以下0.9%15%超で底値警戒→ 正常
出来高1.5倍超の銘柄数72銘柄急増→転換の可能性→ 正常
上昇銘柄比率(前日比+)32.9%70%超で過熱、30%以下で底値→ 正常
新高値/新安値比0.8110以上=強気、1以下=要注意⚠ 要注意
騰落レシオ 25日109.44120超=過熱、70以下=底値→ 正常

天底スコア(複合シグナル)

天底スコアは、4つの複合条件のうち何点点灯しているかで相場の天井接近・底値接近を見る指標です。2/4以上で注意、3/4以上で転換点接近のサインとされています。

🔺 天井スコア 1/4 ■□□□ 軽警戒
  • ☐ RSI70超>20%(現在11.8%)
  • ☐ 乖離+10%>12%(現在7.1%)
  • ☑ 新高値/安値比<2.0(現在0.81)
  • ☐ 騰落レシオ>120(現在109.44)
🔻 底値スコア 0/4 □□□□ 下値余地あり
  • ☐ RSI30以下>15%(現在11.0%)
  • ☐ 乖離-10%<15%(現在0.9%)
  • ☐ 新高値/安値比<0.5(現在0.81)
  • ☐ 騰落レシオ<70(現在109.44)

天井スコア1/4は「軽警戒」水準ですが、新高値/安値比が0.81と要注意領域に入っているのは気になるところです。指数は日経主導で上がっているものの、広範囲のプライム銘柄では新安値を更新している銘柄の方が多いというのは、相場の底流では需給が重くなっているサインかもしれません。底値スコアは0/4でまだ下値を拾う局面ではありませんが、新高値/安値比の推移は明日以降も注視したいポイントです。

年初来高値安値更新業種別 2026年4月21日 高値47銘柄 安値58銘柄 電気機器が高値更新トップ 小売業で安値更新先行

本日のマクロ環境

🔥
【非鉄金属+3.75%・情通+1.93%の2業種牽引】値上がり業種9/33・急増銘柄平均+2.42%。日経+0.89%もTOPIX-0.18%と二極化した1日でした。キオクシア・SBG・フジクラの売買代金TOP3で市場シェア31.2%に達し、大型3銘柄依存の構造が鮮明になっています。★★★ 重要
📊
【シクリカル-ディフェンシブ差+1.00%でリスクオン転換の入口】前日の-0.44%から大幅改善で、シクリカル優勢に転じました。半導体(電気機器+1.00%)と非鉄金属が指数を牽引する構図で、リスクオン地合いが戻りつつあります。★★★ 重要
🌎
【米国株3指数マイナス・VIX19.08に低下】NYダウ-0.01%、ナスダック-0.26%、S&P500-0.24%と小反落。ただし米10年金利は4.254%に低下し、ドル円は159.16円と円安進行。グロース株への援護材料がそろっています。★★ 注目
🛢️
【WTI86.93ドルと続落・円高コストで追い風】WTIは87ドル割れで安値圏横ばい。鉱業-0.48%・石油石炭-1.26%と資源系は軟調ですが、逆に輸送物流・内需消費にはコスト減という追い風が吹いています。★★ 注目

明日の日本株で注目したいポイント

先回りチェックリスト

3軸連携フォーマットの説明
「代金TOP100(大型株の主戦場)× 代金急増TOP100(中小型の初動)× テーマ別値動き(結果)」の3軸を組み合わせることで、表面の騰落率だけでは見えない資金の入り方を立体的に把握します。大型が買われ中小型も初動が出始めているテーマは翌日以降の継続性が高く、大型は売られているが中小型に買い主導が多いテーマは銘柄入替のサインになります。

今日の3軸連携で浮かび上がったのは、以下の3つの特筆シグナルでした。

⚡ 【一極集中】テクノロジー
代金TOP100で28銘柄・20,427億円・市場シェア40.2%(異常値)×急増21銘柄・買い主導71%。電気機器+1.18pt/精密機器-1.19ptでネットはゼロでも、資金は半導体サブセクターに圧倒的に集中しています。
🔥 【大型主導】素材
代金TOP100で10銘柄・買い主導70% × 急増8銘柄・買い主導25%。フジクラなどの非鉄大型株が強く買われている構図で、中小型の初動はまだ限定的です。
⚠ 【銘柄入替】テーマ外(個別業種)
代金TOP100の16銘柄は買い主導44%にとどまる一方、急増26銘柄は買い主導65%。大型は売られつつも中小型に買いが集まっている、セクター内の銘柄入替が進んでいるシグナルです。

テーマ別の統合判定では、テクノロジーが「◎全体流入」、製造業サイクルが「○全体活況」と、ハイテク・製造業の2テーマが買いサインです。一方で金融・生活防衛・エネルギーは「→関心薄」が続いており、ディフェンシブ離脱の流れは変わっていません。

順位テーマ代金シェア急増買主率統合判定
1テクノロジー40.2%71%◎ 全体流入
2素材17.2%25%→ 関心薄(大型主導)
3製造業サイクル10.4%50%○ 全体活況
4金融5.4%0%→ 関心薄
10不動産・建設0.4%86%→ 関心薄(中小型に買い)
11テーマ外15.3%65%⚠ 銘柄入替

翌日のシナリオ分析

🟢 シナリオA(強気)

米イラン停戦が22日期限までに成立 → 原油下落とリスクオン継続で非鉄・ハイテクがさらに追随高。騰落レシオ109→120接近でも勢い先行で日経6万円台乗せが視野。シクリカル-ディフェンシブ差が+1.5%超に拡大すれば本格リスクオン相場へ

🔴 シナリオB(弱気)

停戦期限切れで軍事行動再開 → WTI急騰・VIX20超でリスクオフ。売買代金TOP3集中31.2%の過熱調整が顕在化し、キオクシア・SBG・フジクラの利確売りで日経-2%以上の反落も。TOPIXは金利上昇局面なら銀行株の反発で踏ん張る可能性もあり

🎯 翌日の注目セクター
  • 🟢 最注目(継続流入):非鉄金属・情報通信業 — 勝ち組セクターの2トップは続伸継続かに注目。特に非鉄の下落は相場全体の雰囲気悪化につながる可能性
  • 🟢 新規流入期待:ガラス・土石製品・金属製品 — 素材テーマの広がりで半導体素材系が追随の可能性
  • 🔴 警戒(流出継続):金融セクター(銀行業-1.92%・保険業-0.48%) — 4日連続マイナスで金利低下局面が続く限り軟調
  • 🟡 翌日の注目点:米イラン停戦期限(22日)の成否 — 合意なら原油続落でさらなるリスクオン、決裂なら全面リスクオフ。極めて予断を許さない状況

🏆 本日の総合判定(11因子モデル):中立・様子見(スコア:+0/11)

スコア内訳:

  • A トレンド:+2/3(日経-TOPIX差+1.07pt・グロース-TOPIX差+0.55ptで指数間スプレッド改善。TOPIX単独は-0.18%と中立)
  • B 幅・需給:-2/3(値上がり9/33業種の狭い物色・上昇銘柄比率32.9%で売り優勢・新高値-新安値スプレッド-11銘柄)
  • C 内部エネルギー:+1/3(cd差+1.00%でリスクオン境界・急増銘柄平均+2.42%でモメンタム健在・RSI50+=50.6%で健全度はやや不足)
  • D 過熱調整:-1(⚠ 売買代金TOP3の集中度31.2%が警戒シグナル。キオクシア・SBG・フジクラの大型3銘柄依存構造)
  • E マクロ:+0/2(米国株合算-0.50%で±1%圏内の中立・VIX19.08で中立圏)

判定根拠:A群とC群はプラスで指数主導のリスクオンが確認できますが、B群は値上がり9/33の狭い物色・上昇銘柄比率32.9%で幅・需給が明確に弱く、総合では相殺されて中立圏に着地しています。さらにD群では大型3銘柄依存が警戒シグナルを点灯させており、構造的なリスクが残る展開なんですよね。

一言まとめ:米イラン停戦の22日の期限を翌日に控えるなか、ハイテク・非鉄が指数を持ち上げる日経高/TOPIX安の二極化相場でした。シクリカル-ディフェンシブ差+1.00%でリスクオン転換の入口に足をかけた一方で、売買代金TOP3の31.2%集中は構造的な警戒シグナルです。停戦の成否次第で上下どちらにも振れる、極めて予断を許さない局面といえます。

翌日注目:非鉄金属・情報通信(続伸継続か)/ ガラス・土石製品・金属製品(素材テーマの広がり)/ 銀行業(金利低下局面の4日連続マイナスから反転なるか)

→ 11因子モデルの仕組みをもっと詳しく知りたい方は:11因子モデルとは ─ 日本株の強弱を客観的な数値で捉える独自スコアリング手法
【免責事項】本記事は市場情報の分析・紹介を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。記載されている内容は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。記載の数値は執筆時点のデータに基づいており、将来の値動きを保証するものではありません。

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